JPH0753417Y2 - モータ組立装置 - Google Patents

モータ組立装置

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JPH0753417Y2
JPH0753417Y2 JP10279889U JP10279889U JPH0753417Y2 JP H0753417 Y2 JPH0753417 Y2 JP H0753417Y2 JP 10279889 U JP10279889 U JP 10279889U JP 10279889 U JP10279889 U JP 10279889U JP H0753417 Y2 JPH0753417 Y2 JP H0753417Y2
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JP
Japan
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shaft
motor
bearing
screw rod
reciprocating
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JP10279889U
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禎之 増田
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Nidec Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はモータ組立装置に関する。
〔従来の技術と考案が解決しようとする課題〕
一般に、円筒部と該円筒部内に軸受を介して挿入支持さ
れるシャフトとを備えたモータを組立てる場合、軸受の
スラスト方向の「ガタツキ」を無くす必要があり、その
ため従来では、予圧をかけた状態で内外輪を接着固定し
ていた。即ち、従来では、軸受の内輪又は外輪に、スラ
スト方向の荷重がかかる「重り」を使用していた。
従って、極めて作業性が悪く、しかも、その荷重の大き
さが不安定である等の欠点があった。
そこで、本考案では、簡単かつ確実に予圧をかけた状態
にて軸受をシャフトに固着することができ、軸受にはス
ラスト方向の「ガタツキ」が生じないモータ組立装置を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するために、本考案に係るモータ組立
装置は、円筒部と該円筒部内に一対の軸受を介して挿入
支持されるシャフトとを備えたモータのための組立装置
であって;回転操作が可能な回転操作用筒体と、該筒体
の回転により上記シャフトの一端面に設けられたねじ孔
に螺進退自在に螺合するねじ杆と、該ねじ杆の軸心方向
に沿って往復動すると共に上記一方の軸受の内輪外端面
への当接が可能な押圧部を有する往復動体と、上記筒体
内に内装されると共に該往復動体をモータ内方へ押圧し
て上記押圧部にて上記一方の軸受の内輪外端面をモータ
内方へ押圧させる弾発部材と、上記ねじ杆に一体に設け
られると共に上記往復動体に当接して該往復動体のモー
タ内方への移動を規制しかつ該ねじ杆の上記ねじ孔への
螺合状態にてシャフトに当接する規制部材と、を備えた
ものである。
〔作用〕
ねじ孔をシャフトのねじ孔に対応させて回転操作用筒体
を回転させれば、規制部材がシャフトの一端面に当接す
るまでねじ杆はねじ孔に対して螺進してゆく、その際、
往復動体の押圧部にて一方の軸受の内輪外端面はモータ
内方へ押圧される。
従って、このモータ組立装置を使用してモータを組み立
てる場合、両軸受の外輪外周面を円筒部に接着し、その
後、この装置にて一方の軸受の内輪外端面をモータ内方
へ押圧して、両軸受に予圧をかけ、その状態で両軸受の
内輪内周面をシャフトに接着すればよい。
〔実施例〕
以下、実施例について図面を参照して説明する。
第1図と第2図は本考案に係るモータ組立装置を示し、
この装置は、第3図に示す様に、円筒部1と該円筒部1
に一対の軸受2,3を介して挿入支持されるシャフト4
と、を備えたモータ22の組立に使用されるものであっ
て、片手での回転操作が可能な回転操作用筒体5と、シ
ャフト4の一端面6に設けられたねじ孔7に螺合するね
じ杆8と、ねじ杆8の軸心方向に沿って往復動体9と、
筒体5内に内装される弾発部材10と、ねじ杆8に一体に
設けられる規制部材11と、等を備えている。
しかして、回転操作用筒体5は有底円筒体からなり、底
壁12にはねじ孔13が貫設されている。そして、このねじ
孔13に軸部材14が挿通されている。なお、筒体5の外周
面にはローレット加工等が施され、回転操作を行いやす
くしている。また、この軸部材14には抜け止め用ナット
部材15,15が螺着されている。さらに、軸部材14の先端
が上記ねじ杆8とされる。そして、このねじ杆8より僅
か下方位置には、規制部材11が突設されている。ここに
規制部材11とは、軸部材14から外鍔状に突出されるリン
グ状体からなる。
次に、往復動体9とは、筒体5内を軸部材14の軸心に沿
って往復動する円盤部16と、円盤部16の表て面17に立設
される円筒部18と、該円筒部18の上面に立設される4つ
の押圧部19…と、からなり、そして、円盤部16の中央に
は貫通孔35が設けられ、この貫通孔35に軸部材14が往復
動自在に挿通され、円筒部18内に上記規制部材11が内有
される。なお、押圧部19は、上端外方には切欠20が形成
されている。
そして、この往復動体9は弾発部材10にて矢印A方向に
常時押圧されている。つまり、通常、規制部材11は往復
動体9の円筒部18底面21に当接している。
従って、筒体5を第2図に示す様に軸心廻りに矢印Bま
たはCの如く回転させれば、軸部材14は該筒体5と一体
状に各々矢印B′またはC′の如く回転する。つまり、
筒体5の回転によりねじ杆8は回転する。
そして、上述の如く構成されたモータ組立装置を使用し
て第3図に示す様なモータ22を組立てることができる。
ここで、モータ22の円筒部1とは、外鍔23と内鍔24を有
する本体25と、該本体25の内周面に取付けられるヨーク
26と、該ヨーク26に取付けられるロータマグネット27
と、を備え、また、他方の軸受3対応部にはスペーサ30
が嵌合されている。そして、シャフト4の他端側には鍔
部29が設けられ、該鍔部29にて他方の軸受3の内輪3a外
端面28が当接する当接面29aが形成されている。39はシ
ャフト4に固着されたステータである。
しかして、上述の如く構成されるモータを組立てる場
合、具体的には、軸受2,3を組付ける場合を説明する。
まず、両軸受2,3の外輪2b,3bの外周面31,32を接着剤に
て円筒部1の内周面に接着する。つまり、一方の軸受2
の外輪2bの外周面31とヨーク26の軸受2対応面33とを接
着し、他方の軸受3の外輪3bの外周面32とスペーサ内周
面34とを接着する。
次に、シャフト4及び/又は軸受2,3の内輪2a,3aの内周
面36,37に接着剤を塗布し、シャフト4を軸受2,3に挿入
し、回転操作用筒体5を回転させてシャフト4のねじ孔
7にねじ杆8を、規制部材11がシャフト4の一端面6に
当接するまで螺進させて螺合させる。
しかして、通常、軸受2は第4図(I)に示す様にボー
ル2cと内外輪2a,2bの凹溝との間には僅かな隙間があ
り、この隙間により「ガタ」が生じるが、第4図(II)
に示す様に、例えば、内輪2aを矢印の如く押圧すれば、
その「ガタ」がなくなる。従って、ねじ孔7にねじ杆8
が螺合された状態となれば、押圧部19…が一方の軸受2
の内輪2a外端面38を矢印の如く押圧する。この場合、シ
ャフト4と該内輪2aとはまだ接着状態ではないので、該
内輪2aは矢印方向、つまり、モータ内方へ僅かに摺動
し、この軸受2にはスラスト方向の「ガタツキ」が生じ
ない状態となり、この状態を保持させれば、接着剤が乾
燥し、その状態で、内輪2aはシャフト4に接着固定され
る。
また、一方の軸受2の内輪2aが矢印の方向(モータ内
方)へ押圧されれば、外輪2bはヨーク26に接着されてい
るので、その押圧力が該ヨーク26及びスペーサ30を介し
て他方の軸受3の外輪3bに伝達され、該外輪3bは矢印の
如く(つまり、モータ外方)へ押圧されるが、この場
合、この軸受3の内輪3aの外端面28は、シャフト4の当
接面29aに当接しているので、該内輪3aは矢印方向(つ
まり、モータ内方)へ押圧され、この軸受3にはスラス
ト方向の「ガタツキ」が生じない状態となっている。従
って、この軸受3もスラスト方向への「ガタツキ」が生
じない状態でその内輪3bはシャフトに接着固定される。
また、軸受固着後、磁性流体シール(図示省略)を円筒
部1に取付ける。
なお、本考案は上述の実施例に限定されず、本考案の要
旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例えば、押
圧部19の数の増減は自由であり、また、弾発部材10とし
てはコイルスプリングに限らない。さらに、弾発部材10
の弾発力、押圧部19の長さ寸法及びねじ杆8の長さ寸法
等を変更すれば、一方の軸受2の内輪2aへの押圧力を変
更することができ、軸受2,3に加える予圧力の大きさを
変更することができる。
〔考案の効果〕
本考案は上述の如く構成されているので次に記載する効
果を奏する。
軸受2,3にスラスト方向の所定の圧力の予圧をかけるに
は、単に、回転操作用筒体5を回転させて、規制部材11
がシャフト4の端面6に当接するまでねじ杆8をシャフ
ト4のねじ孔7に螺進させて螺合させればよいので、そ
の操作は極めて簡単であり、しかも、その状態を確実に
保持させることができるので、予圧をかけた状態で、軸
受2,3の内輪2a,3aとシャフト4とを簡単かつ確実に固着
することができ、該軸受2,3にはスラスト方向の「ガタ
ツキ」を生じさせない。また、安定した予圧をかけるこ
とができるので、接着不良が減少する利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る断面図、第2図は平面図、第3図
は使用状態の一部省略拡大断面図、第4図は軸受の簡略
断面図である。 1……円筒部、2,3……軸受、2a……内輪、4……シャ
フト、5……回転操作用筒体、6……一端面、7……ね
じ孔、8……ねじ杆、9……往復動体、10……弾発部
材、11……規制部材、19……押圧部、38……外端面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒部1と該円筒部1内に一対の軸受2,3
    を介して挿入支持されるシャフト4とを備えたモータの
    ための組立装置であって、 回転操作が可能な回転操作用筒体5と、該筒体5の回転
    により上記シャフト4の一端面6に設けられたねじ孔7
    に螺進退自在に螺合するねじ杆8と、該ねじ杆8の軸心
    方向に沿って往復動すると共に上記一方の軸受2の内輪
    2a外端面38への当接が可能な押圧部19を有する往復動体
    9と、上記筒体5内に内装されると共に該往復動体9を
    モータ内方へ押圧して上記押圧部19にて上記一方の軸受
    2の内輪2a外端面38をモータ内方へ押圧させる弾発部材
    10と、上記ねじ杆8に一体に設けられると共に上記往復
    動体9に当接して該往復動体9のモータ内方への移動を
    規制しかつ該ねじ杆8の上記ねじ孔7への螺合状態にて
    シャフト4に当接する規制部材11と、を備えたことを特
    徴とするモータ組立装置。
JP10279889U 1989-08-31 1989-08-31 モータ組立装置 Expired - Lifetime JPH0753417Y2 (ja)

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JP10279889U JPH0753417Y2 (ja) 1989-08-31 1989-08-31 モータ組立装置

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Publication Number Publication Date
JPH0340864U JPH0340864U (ja) 1991-04-19
JPH0753417Y2 true JPH0753417Y2 (ja) 1995-12-06

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