JPH0753282Y2 - 分岐回路装置 - Google Patents

分岐回路装置

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JPH0753282Y2
JPH0753282Y2 JP1988146949U JP14694988U JPH0753282Y2 JP H0753282 Y2 JPH0753282 Y2 JP H0753282Y2 JP 1988146949 U JP1988146949 U JP 1988146949U JP 14694988 U JP14694988 U JP 14694988U JP H0753282 Y2 JPH0753282 Y2 JP H0753282Y2
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JP
Japan
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coaxial line
branch
coupling hole
common
conductor
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博 畠中
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、例えば自動車電話の基地局における空中線共
用装置の構成素子等に好適な分岐回路装置に関するもの
である。
従来の技術 例えば自動車電話の基地局における空中線共用装置は、
共通空中線に分岐回路装置を介して通話路数に対応する
個数の共振器を分岐接続し、各共振器に送信機又は受信
機を接続して構成しているが、従来の分岐回路装置は、
第10図に示すように、共通空中線に接続される回路を形
成する同軸線路(以下、共通同軸線路と称する)11及び
分岐回路を形成する同軸線路(以下、分岐同軸線路と称
する)121及び122を各一体に固着結合して、即ち、共通
同軸線路11並びに分岐同軸線路121及び122の各外部導体
相互を一体に固着結合すると共に、各内部導体相互を一
体に固着結合して成るT字型の分岐回路装置が用いられ
ている。
第11図は、従来の分岐回路装置を用いて構成した2波共
用装置を示す概略図で、141及び142は互いに共振周波数
が異なると共に、各入出力結合素子をループで形成した
共振器、151及び152は共振器141及び142の入出力結合同
軸端子、161及び162は分岐同軸線路121及び122と入出力
結合同軸端子151及び152の接続用同軸コネクタで、この
共用装置においては分岐点13から共振器141及び142の入
出力結合ループの端末までの各長さが、電気長でλg/4
(λgは管内波長)となるように形成してある。
第12図も亦従来の分岐回路装置を用いて構成した2波共
用装置を示す概略図で、171及び172は互いに共振周波数
が異なると共に、入出力結合素子を容量素子で形成した
共振器、181及び182は入出力結合同軸端子で、この場合
には、分岐同軸線路121及び122と入出力結合同軸端子18
1及び182の各間に同軸線路191及び192を介在せしめて分
岐点13から共振器171及び172の入出力結合容量素子まで
の各長さが、電気長でλg/2となるように形成してあ
る。
尚、第12図において163及び164は同軸コネクタで、他の
符号は第11図と同様である。
第11図及び第12図には何れも図示していないが、共通同
軸線路11の上端部に共通空中線が接続され、共振器1
41,142,171及び172に送信機又は受信機が接続され
る。
考案が解決しようとする課題 第11図において何れか一方の共振器、例えば141のみを
分岐同軸線路121に接続し、分岐同軸線路122側は将来の
増設に備えて休止状態に保つ場合には、第13図に示すよ
うに、分岐同軸線路122に同軸コネクタ162を介して同軸
線路193を接続し、この同軸線路193の外端に短絡終端器
20を接続すると共に、分岐点13から短絡終端器20までの
長さを、電気長でλg/4に形成する必要がある。
第12図に示した共用装置においても、例えば共振器171
のみを分岐同軸線路121に接続し、分岐同軸線路122側を
休止状態に保つ場合には、第14図に示すように、分岐同
軸線路122に同軸コネクタ163及び164を介して同軸線路1
92及び194を接続し、分岐点13から同軸線路194の外端ま
での長さを、電気長でλg/2に形成すると共に、同軸線
路194の外端を開放状態に保つ必要がある。
このように、従来の分岐回路装置においては、共通同軸
線路と分岐同軸線路とを一体にしてT字型に形成してあ
るため、何れか一方の分岐同軸線路を休止状態に保つた
めには、この分岐回路長を、電気長でλg/4又はλg/2に
形成し、更に、この分岐回路の外端を短絡又は開放状態
に保つ必要があるので、比較的多数の休止処理部品を要
する。
共用波数が大となり、休止分岐回路数が増加すれば、極
めて多数の休止処理部品を必要とし、処理に要する労力
及び時間も極めて大となるを免れることが出来ない。
尚、第13図及び第14図における他の符号は第11図及び第
12図と同様である。
課題を解決するための手段 本案分岐回路装置は、対向側壁の各々に中心の一致する
結合孔を穿った外部導体と、前記結合孔と軸心の一致す
る結合孔を穿った内部導体とより成る共通同軸線路と、 前記共通同軸線路の外部導体に穿った結合孔に端部が着
脱自在に挿入される外部導体と、この外部導体の端部か
ら突出せしめられ、その先端部が前記共通同軸線路の内
部導体に穿った結合孔に着脱自在に挿入される内部導体
とより成る分岐同軸線路とを備えて成ることを特徴とす
るものである。
作用 本案分岐回路装置は、共通同軸線路と分岐同軸線路との
着脱が可能であるから2個の分岐同軸線路を共通同軸線
路に結合せしめることによって、共通の回路を2回路に
分岐可能であり、何れか一方の分岐回路を休止状態に保
つためには、共通同軸線路における何れか一方の分岐同
軸線路の結合孔を金属板で遮蔽することによって目的を
達することが出来る。
実施例 第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2図は平面
図、第3図は左側面図、第4図は右側面図、第5図は第
2図のA−A断面図で、各図において、1は共通同軸線
路を形成する外部導体、2は外部導体1の下端壁、31
び32は外部導体1における対向側壁の下部に穿った円形
の結合孔で、各中心が一致するように設けてある。4は
共通同軸線路を形成する内部導体、5は内部導体4の下
部に穿った円形の結合孔で、その軸心が結合孔31及び32
の各中心と一致するように設けてある。
61及び62は補強用支持体で、弾性を有する金属体より成
り、内径が結合孔31及び32の各内径にほぼ等しく、円周
方向に適宜間隔を隔てて適宜数の切り込みを筒軸方向に
設けた筒状部分と、この筒状部分の端部に一体に突設さ
れ、螺子止め又は熔着等によって結合孔31及び32の各外
周縁に固着せしめたリング状の鍔部とより成る。
尚、第5図には、結合孔5が内部導体4を貫通するよう
に設けた場合を例示してあるが、図面に向って左側から
と右側からの2方向からそれぞれ適宜深さの結合孔を穿
ち、中間に隔壁が形成されるようにしてもよい。
第6図は分岐同軸線路の構成の一例を示す断面図で、7
は外部導体、8は内部導体で、何れか一方の端部を外部
導体7の端部より突出せしめ、その先端部を直径の小な
る部分81に形成してある。9は切り込み溝で、内部導体
8の突出部分のほぼ全軸長に等しい長さを有し、突出部
分の円周方向に適宜間隔を隔てて適宜数(例えば4個)
を軸方向に設けてある。
そして内部導体8のうち、外部導体7の端部に一致する
個所から直径の小なる部分81の基部までの機械的長さ
を、共通同軸線路を形成する外部導体1(第5図)の側
壁内表面から内部導体4の外表面までの機械的長さにほ
ぼ一致せしめ、直径の小なる部分81の外径を内部導体4
に穿った結合孔5の内径より適宜大ならしめると共に、
直径の小なる部分81の機械的軸長を結合孔5の機械的軸
長の1/2又は1/2より適宜短く形成し、更に、外部導体7
の外径を外部導体1に穿った結合孔31及び32の内径にほ
ぼ一致せしめてある。
第7図は、第1図乃至第5図に示した共通同軸線路と、
第6図に示した分岐同軸線路とを結合せしめた状態を示
す断面図で、符号は第1図乃至第6図と同様である。
第7図に示すように、分岐同軸線路を形成する内部導体
8の突出部を共通同軸線路を形成する外部導体1の側壁
に穿った結合孔31から共通同軸線路内に挿入し、内部導
体8の突出部の先端に設けた直径の小なる部分81を共通
同軸線路を形成する内部導体4の下部に穿った結合孔5
内に嵌入すると、内部導体4及び8相互が電気的機械的
に結合されると共に、分岐同軸線路を形成する外部導体
7の端部が結合孔31の内周縁及び補強用支持体61の内周
面に密着して外部導体1及び7相互が電気的機械的に結
合せしめられる。
必要に応じて補強用支持体61の筒状部分の外周に締め付
けバンドを装着して結合を更に強固ならしめてもよく、
本案分岐回路装置の設置環境に応じて補強用支持体61
省いてもよい。
共通同軸線路を形成する外部導体1の側壁に穿った結合
孔32側に、第6図に示した分岐同軸線路を結合せしめる
場合も上記と全く同様である。
尚、共通同軸線路を形成する外部導体1及び内部導体4
の各横断面における一辺の寸法の割合並びに分岐同軸線
路を形成する外部導体7及び内部導体8の各直径の割合
を適当ならしめて、共通同軸線路と分岐同軸線路との結
合点において特性インピーダンスの急変を生ずることの
ないように形成する。
このように構成した本案分岐回路装置においては、第7
図示のように共通同軸線路に分岐同軸線路を結合せし
め、各分岐同軸線路に共振器を接続すると共に、共振器
の入出力結合素子がループより成る場合には、分岐点、
即ち分岐同軸線路側の内部導体8の先端部81と共通同軸
線路側の内部導体4に穿った結合孔5との結合個所から
共振器の入出力結合ループの端末までの長さが、電気長
でλg/4となるように形成し、共振器の入出力結合素子
が容量素子で形成されている場合には、分岐点から入出
力結合容量素子までの長さが、電気長でλg/2となるよ
うに形成し、更に共通同軸線路に共通の空中線を接続す
ると共に、各共振器に送信機又は受信機を接続すること
によって2波共用装置を構成することが出来る。
2波以上の共用装置を構成する場合には、本案分岐回路
装置を多段に接続し、最終段又は中間における適宜段数
の本案分岐回路装置における分岐同軸線路に、共振器を
介して送信機又は受信機を接続することによって任意通
話路数の共用装置を構成することが出来る。
尚、第1図乃至第7図には、共通同軸線路を形成する外
部導体1及び内部導体4の横断面の形状を何れも角型に
形成し、分岐同軸線路側の外部導体7及び内部導体8の
横断面の形状を円形に形成した場合を例示したが、外部
導体1及び7並びに内部導体4及び8の横断面の形状を
何れも角型又は円形に形成し、外部導体1及び内部導体
4の横断面の形状を円形に、外部導体7及び内部導体8
の横断面の形状を角型に形成すると共に、各外部導体及
び内部導体の横断面の形状に応じて結合孔31及び32並び
に結合孔5の形状を定めることによって本考案を実施す
ることが出来る。
考案の効果 本案分岐回路装置においては、分岐同軸線路を共通同軸
線路に着脱自在に結合せしめ得るから、第8図に示すよ
うに1個の分岐同軸線路のみを共通同軸線路に結合せし
め、他の分岐回路側を休止状態に保って将来の増設に備
える場合には、例えば第9図に示すような椀型の金属性
遮蔽体10を第8図に示すように補強用支持体62内に嵌入
して結合孔32を塞ぐようにするか、補強用支持体62を取
り外し、結合孔32を金属板により覆うことによって目的
を達し得るから従来に比し少ない部品によって休止状態
となすことが出来、通話路数が多く、休止状態に保つ分
岐回路数の多い場合には特に有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例における共通同軸線路を示す
正面図、第2図は平面図、第3図及び第4図は側面図、
第5図は断面図、第6図は本考案の一実施例における分
岐同軸線路を示す断面図、第7図及び第8図は共通同軸
線路と分岐同軸線路の結合状態を示す図、第9図は分岐
回路を休止状態に保持せしめるための部品の一例を示す
図、第10図は従来の分岐回路装置を示す図、第11図、第
12図、第13図及び第14図は従来の分岐回路装置を用いて
構成した共用装置を示す図で、1及び7:外部導体、2:外
部導体の下端壁、31,32及び5:結合孔、4及び8:内部導
体、61及び62:補強用支持体、81:内部導体の先端部、
9:切り込み溝、10:結合孔の閉塞素子、11:共通同軸線
路、121及び122:分岐同軸線路、13:分岐点、141,142
171及び172:共振器、151,152,181及び182:共振器の
入出力結合同軸端子、161,162,163及び164:同軸コネ
クタ、191,192,193及び194:同軸線路、20:短絡終端
器である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−216602(JP,A) 特開 昭60−178702(JP,A) 実開 昭64−30906(JP,U) 実開 昭64−30905(JP,U) 実開 昭59−162791(JP,U) 実開 昭57−80092(JP,U) 実開 昭63−79063(JP,U) 実公 昭29−11601(JP,Y1) 実公 昭48−36195(JP,Y1) 実公 平7−20961(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向側壁の各々に中心の一致する結合孔を
    穿った外部導体と、前記結合孔と軸心の一致する結合孔
    を穿った内部導体とより成る共通同軸線路と、 前記共通同軸線路の外部導体に穿った結合孔に端部が着
    脱自在に挿入される外部導体と、この外部導体の端部か
    ら突出せしめられ、その先端部が前記共通同軸線路の内
    部導体に穿った結合孔に着脱自在に挿入される内部導体
    とより成る分岐同軸線路とを備えて成ることを特徴とす
    る分岐回路装置。
JP1988146949U 1988-11-09 1988-11-09 分岐回路装置 Expired - Lifetime JPH0753282Y2 (ja)

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JPH0266008U JPH0266008U (ja) 1990-05-18
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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