JPH0753137A - 芯径可変型リール - Google Patents

芯径可変型リール

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JPH0753137A
JPH0753137A JP22657693A JP22657693A JPH0753137A JP H0753137 A JPH0753137 A JP H0753137A JP 22657693 A JP22657693 A JP 22657693A JP 22657693 A JP22657693 A JP 22657693A JP H0753137 A JPH0753137 A JP H0753137A
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JP
Japan
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flanges
holes
reel
segment
segments
Prior art date
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Pending
Application number
JP22657693A
Other languages
English (en)
Inventor
Kentaro Murata
賢太郎 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gold Industries Co Ltd
Original Assignee
Gold Industries Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0753137A publication Critical patent/JPH0753137A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】巻芯の直径を自在に変更できる合成樹脂製また
はアルミニウム合金等の各種材質製のリール。 【構成】このリールは、中心穴(1)の周りに複数の同心
円をなす数列の貫孔(2),(2)・・・,(3),(3)・・・,(4),(4)・
・・を穿設した1対のフランジ(5),(5)と、該貫孔へ挿入
されるべきスタッドボルト(6),(6)を両端に固着してな
る帯板状の複数のセグメント(7),(7)・・・とからなり、選
択された同心円の上にある前記フランジ(4),(4)の貫孔
へ各セグメント(6)の両端のスタッドボルト(5)を挿入
し、該ボルトを前記フランジの外面側でナット(9)によ
り締結し、若しくは前記貫孔へ両端を挿入された別体の
タイロッド(8)を該フランジの外面側でナット(9)により
締結して両フランジ間の間隔を固定することにより、略
円筒形に連なった複数のセグメント(7),(7)・・・が巻芯を
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻芯(即ちハブ部)の
中心穴へ支持軸を挿入し該軸の周りに回転させることに
より電線やロープ等の種々の可撓性長尺物を巻き付け、
或は引き出すためのリール、に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のリールとしては、電線をは
じめ種々の被巻回物の長さのみならず、その直径や「し
なやかさ」、つまり可撓性の度合、に応じて芯径やフラ
ンジ径を異にする種々のタイプのものが供給されてき
た。
【0003】したがって、一定サイズのものを量産する
場合もあるが、在庫のための経費などを考慮すれば、多
種多様なリールを見込み生産することは困難であった。
しかも、比較的少量の特定仕様のリールを一旦受注すれ
ば、そのつど設計しなおして材料を手配し行生産工程を
調整せねばならず、希望納期に間に合わない虞れもあっ
た。さらに、そのような少量の受注生産方式では製造コ
ストもいきおい高くならざるを得ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そのため本発明の課題
は、そのような多種少量生産に係る問題を解消すべく、
予め少種のパーツを多量に生産し備蓄しておくだけで、
殆どあらゆるタイプ及びサイズのものを極めて短期間の
うちにユーザへ供給できる新規な構造のリール、を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明の概要を、図中の符号を用い先ず説明すると、本発明
による芯径可変型リールは、中心穴(1)の周りに複数の
同心円をなす数列の貫孔(2),(2)・・・,(3),(3)・・・,(4),
(4)・・・を穿設した1対のフランジ(5),(5)と、該貫孔へ
挿入されるべきスタッドボルト(6),(6)を両端に固着し
てなる帯板状の複数のセグメント(7),(7)・・・とからな
り、選択された同心円の上にある前記フランジ(4),(4)
の貫孔へ各セグメント(6)の両端のスタッドボルト(5)を
挿入し、該ボルトを前記フランジの外面側でナット(9)
により締結し、若しくは前記貫孔へ両端を挿入された別
体のタイロッド(8)を該フランジの外面側でナット(9)に
より締結して両フランジ間の間隔を固定ことにより、略
円筒形に連なった複数のセグメント(7),(7)・・・が巻芯を
構成するものである。
【0006】本発明のリールを構成するセグメント及び
フランジは、射出成形等の可能な各種合成樹脂、または
切削やプレス等の種々の機械加工が可能なアルミニウム
合金等の各種金属材料、さらにはファイバーボード等の
各種複合素材、等々をもって形成されるものである。
【0007】本発明において、前記のスタッドボルトは
必ずしも雄ネジを刻設したものでなくともよく、その場
合には、前記のナット締結に代え、リベット状のカシ
メ、或は接着剤による貫孔内周面への接着、等々の手段
を取り得るものであり、これらも本発明の範囲に属す
る。
【0008】
【作用】本発明は、このような構成としたものであるか
ら、所望の巻芯径に相当した同心円を選び、該同心円上
にあるフランジの貫孔へ前記セグメントのスタッドボル
トを挿入し、これをナットで締結することにより簡単に
所望のリールを組み立てることができる。その際、許さ
れれば隣接セグメント間に隙間があってもよく、各セグ
メントの各端部に2本以上のスタッドボルトがある場合
には、その中の1本のみにナットを螺着してもよく、或
は少数本の別体のタイロッドをフランジ間に差し渡して
ナットで固定してもよい。
【0009】外径の異なるフランジを数種用意してあれ
ば、リールの最大巻径も可変となり、更に、対向した1
対のフランジ間に差し渡されるセグメントとして長さの
異なるものを用意しておけば巻幅も可変となる。なお、
セグメントの幅が狭いほど巻芯外周面が円筒形に近くな
り好都合ではあるが、被巻回物の剛性との関係で許され
る限りセグメント幅は大きいほうが部品点数低減のため
には好ましい。なお、好ましい実施態様にあっては、各
セグメントの外面側を円弧形とすることにより、広幅セ
グメントであっても全体として円筒形に近付ける構成を
採用してある。
【0010】要するに、各セグメントの両端面は互いに
平行とされているから、該セグメントは両フランジ間に
円周方向で当間隔に介装された複数の「スペーサー」と
して機能し、従って両フランジ間の相対的姿勢が使用中
に変動する虞れはない。
【0011】
【実施例】図1〜図2に示した第1実施例にあっては、
一例として直径300▲▼の1対のフランジ(5),(5)
と、長さ100mm×幅30mmの12枚の帯板状セグメン
ト(7),(7)・・・が何れもポリスチロール樹脂で成形したも
のである。
【0012】各フランジ(5)には互いに同じ配置で貫孔
(2),(3),(4)を穿設してあり、本例では最外周の貫孔
(2),(2)・・・へ各セグメント(7)両端の2本のスタッドボ
ルト(6),(6)(図3参照)を挿入し、ナット(9)(図1に
は図示せず、図4参照)をフランジの外面側で螺着して
ある。なお、図3の(A)及び(B)は長さの異なるセグメン
トを用意しておくのがよいことを示し、同図(C)はスタ
ッドボルトが各端に1本ずつでもよいことを示す。そし
て、かかるスタッドボルトはインサート成形法によりセ
グメント成形と同時に取付けてもよく、又は一旦穴付き
の形に押出成形したのち挿入し適宜手段で固着してもよ
い。図3ではセグメント(7)の外面側を円弧面としてあ
るが、平板状であってもよいことは勿論である。
【0013】図1では最外周の貫孔(2),(2)・・・へスタッ
ドボルト(6),(6)・・・を挿入して固定してあるが、中間周
の貫孔(3),(3)・・・へ該ボルトを挿入固定すれば、巻芯径
は小となり、セグメント(7),(7)・・・の所要枚数も少なく
なる。更に、最内周の貫孔(4),(4)・・・へ該ボルトを挿入
固定すれば、巻芯径は一層小となり、セグメント(7),
(7)・・・の所要枚数も一層少なくなる。
【0014】図4に示した第2実施例では、各周の貫孔
の環状列を挟むフランジ外面部位と外周縁とにリブ(1
0),(10)・・・を突設してあるから、スタッドボルト(6)の
外端とナット(9)は突出することなく、したがって外物
と衝当する不都合も回避できる。
【0015】図5に示した第3実施例では、最内周環状
列の貫孔(4),(4)と中心穴(1)との間に貫孔を追加穿設
し、これにタイロッド(8)の外端部を通しナット(9)で螺
止してある。この場合には各セグメント(7)のスタッド
ボルト(6)に雄ネジを刻設する必要はなく、単なる短棒
状突起であってよいから製作が容易である。
【0016】図6に示した第4実施例では、各セグメン
ト(7)の長手方向の両側縁のうち一方の縁には上向き開
口の湾入凹条(11)を形成し、他方の縁には該凹部へ嵌合
して相対摺動が可能な下向き鈎状凸条(12)を形成してあ
る。従って、組立て完成したリールにおいて、隣接セグ
メント間に隙間はなく、各部間の一体性が向上し全体強
度の面からも好都合である。
【0017】以上本発明の代表的と思われる実施例につ
いて説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施例構造
のみに限定されるものではなく、本発明の構成要件を備
え、かつ本発明の目的を達成し、下記の効果を奏する範
囲内において適宜改変して実施できる。例えば、タイロ
ッド(8)とセグメント(7)とを同一周環状列の貫孔(2),
(2)・・・又は(3),(3)・・・等を利用して交互に取付けること
もできる。
【0018】
【発明の効果】本発明のリールは以上のように、フラン
ジ(5)と巻芯(ハブ部)とを別体とし、しかも該巻芯を
複数の帯板状セグメント(7)に分割した構成であるか
ら、製作が容易なうえ、巻芯径や巻幅の変更のみならず
フランジ外径(つまり最大巻径)の変更にも容易かつ迅
速に対応でき、したがって多品種少量生産のデメリット
を完全に解消することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るリールの斜視図。
【図2】同じく正面図。
【図3】同じく要部の斜視図。
【図4】本発明の第2実施例に係るリールの要部断面
図。
【図5】本発明の第3実施例に係るリールの斜視図。
【図6】本発明の第4実施例に係るリールの要部斜視
図。
【符号の説明】
(1) 中心穴 (2) 貫孔 (3) 貫孔 (4) 貫孔 (5) フランジ (6) スタッドボルト (7) セグメント (8) タイロッド (9) ナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心穴(1)の周りに複数の同心円をなす
    数列の貫孔(2),(2)・・・,(3),(3)・・・,(4),(4)・・・を穿設
    した1対のフランジ(5),(5)と、該貫孔へ挿入されるべ
    きスタッドボルト(6),(6)を両端に固着してなる帯板状
    の複数のセグメント(7),(7)・・・とからなり、選択された
    同心円の上にある前記フランジ(4),(4)の貫孔へ各セグ
    メント(6)の両端のスタッドボルト(5)を挿入し、該ボル
    トを前記フランジの外面側でナット(9)により締結し、
    若しくは前記貫孔へ両端を挿入された別体のタイロッド
    (8)を該フランジの外面側でナット(9)により締結して両
    フランジ間の間隔を固定することにより、略円筒形に連
    なった複数のセグメント(7),(7)・・・が巻芯を構成するこ
    とを特徴とする芯径可変型リール。
JP22657693A 1993-08-18 1993-08-18 芯径可変型リール Pending JPH0753137A (ja)

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