JPH0753036Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH0753036Y2
JPH0753036Y2 JP1990035351U JP3535190U JPH0753036Y2 JP H0753036 Y2 JPH0753036 Y2 JP H0753036Y2 JP 1990035351 U JP1990035351 U JP 1990035351U JP 3535190 U JP3535190 U JP 3535190U JP H0753036 Y2 JPH0753036 Y2 JP H0753036Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
socket
polyvinyl chloride
receiving port
pipe joint
Prior art date
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JP1990035351U
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JPH03125993U (ja
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隆之 池田
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は合成樹脂製排水桝と管とを接続するための管継
手に関する。
〔従来の技術〕
従来から上水や下水等の配管にはポリ塩化ビニル樹脂
(以下PVCという)製の管が多量に使用されている。こ
れらの管には、通常、硬質の合成樹脂製継手としてPVC
製の継手が賞用されている。これは、ポリ塩化ビニル樹
脂が溶剤系の接着剤により容易に接着できることや、計
量でしかも腐食したりせず、長期間、強度を有している
ことなどの理由からである。
しかしながら、管接続を行う場合には、一見、簡単そう
に見える作業であっても意外と手間のかかることがよく
起こる。それは以下に述べる問題があるからである。
〔考案が解決しようとする課題〕
すなわち、排水桝のソケット部にPVC管を接続する場
合、ソケット部と管の角度が合わないときは両者をうま
く接続できない。そこで、両者の角度の差がきわめてわ
ずかなときには、バーナー等を用いてPVC管の管端を加
熱して軟化させ、その軟化した管端を曲げるようにして
ソケット部に嵌合するようにしていた。しかしながら、
このようにすることは、施工業者にとってきわめて煩雑
な作業を強いることになるという問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記施工時の煩わしい問題を解消したもので
ある。すなわち、排水桝のポリ塩化ビニル製のソケット
部に内嵌状に挿入される差込み口とポリ塩化ビニル製の
管の端部に外嵌状に挿入される受口を有する管継手にお
いて、差込み口を硬質ポリ塩化ビニル樹脂で、受口を軟
質又は半硬質のポリ塩化ビニル樹脂で一体的に形成した
ことを要旨とするものである。
〔作用〕
本考案の構成によると、差込み口が硬質のポリ塩化ビニ
ル樹脂で、受口が軟質又は半硬質のポリ塩化ビニル樹脂
で一体的に形成された継手であるため、排水桝等のソケ
ット部に対して、多少の角度差を有して臨むPVC管であ
っても、無理なく接続することができるものである。す
なわち、該桝のソケット部に本考案の管継手の差込み口
を嵌合させ、他方の受口にPVC管を嵌合すれば、受口の
方は軟質又は半硬質であるため、PVC管に沿って継手自
身が順応する。管と継手はどちらもPVC製であるため接
着剤を用いて密着すれば継手が少し曲がっていたとして
も水洩れ等は生じないものである。
本考案において、特に差込み口を硬質とし、受口を軟質
又は半硬質としたのは次の理由による。すなわち、排水
桝のソケット部に、そのソケット部に対する角度が少し
ずれている管を管継手を介して接続する場合、その角度
のずれを吸収する場所はソケット部からできるだけ離れ
た場所にすることが有効である。これは、角度のずれを
吸収することによりソケット部に加わるであろう負担が
軽減され、しかも管は上記ソケット部に比べて長いの
で、角度のずれを吸収することにより管に加わるであろ
う応力が広範囲に分散されて該管に対する負担はほとん
ど無視できるようになるためである。そこで、本考案の
ように、排水桝のソケット部に内嵌状に挿入される差込
み口を硬質とし、管の端部に外嵌状に挿入される受口を
軟質又は半硬質としておけば、ソケット部と管との角度
のずれを吸収する場所がソケット部から離れた受口部分
になり、差込み口を軟質又は半硬質とし受口を硬質とし
た場合よりもソケット部から離れる。このため、本考案
の管継手で排水桝のソケット部と管とを接続すると、ソ
ケット部に加わる負担が軽減され、また、管に加わる負
担もほとんど無視できるようになる。
また、本考案の管継手は、差込み口や受口がいずれもポ
リ塩化ビニル樹脂で形成されているので、それらを排水
桝のポリ塩化ビニル製のソケット部やポリ塩化ビニル製
の管の端部に接着剤を用いて容易かつ確実に密着接続す
ることができる。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す管継手の斜視図であっ
て、1は管継手、2は差込み口、3は受口である。管継
手1はPVC製であって管径は50〜300mm程度のものに採用
できる。管の差込み口2は硬質PVCであり、管の受口3
は軟質PVC又は半硬質PVCでつくられている。
本考案における硬質とは、一応の目安として可塑剤が樹
脂100部に対して数部から10部程度含有することを意味
し、又半硬質とは可塑剤が樹脂100部に対して10部以
上、30部以下程度含有することを意味し、また軟質とは
可塑剤が樹脂100部に対して30部以上含まれている場合
を言う。可塑剤の使用量は夏と冬との気温の差によって
異なるもので、冬は可塑剤を多く使用し、夏は少量でよ
い。
また、本考案におけるポリ塩化ビニル樹脂の表現は主た
る樹脂がポリ塩化ビニル樹脂であって、他の樹脂を全く
併用してはならないという意味ではなく、ポリ酢酸ビニ
ル樹脂等を併用して硬さをやわらげることも本考案の技
術思想を逸脱するものではない。
第2図は第1図の縦断面図であって、差込み口2及び受
口3のそれぞれの樹脂の領域がわかるようになってい
る。同図によると、硬質ポリ塩化ビニル樹脂は差込み口
2の左端から、管が拡径された位置まで延びており、大
径部分は受口3となり、軟質又は半硬質のポリ塩化ビニ
ル樹脂で形成されている。硬質樹脂と軟質又は半硬質樹
脂との境界面は、前者が外側を包むように、後者が内側
に入るように成形することが望ましい。このように成形
すると、管を受口に挿入したとき、受口の大きな膨れを
抑えることができ、又、境界面での剥離が少なくなる。
本考案において、差込み口2と受口3とは1対1に限定
されるものではなく、受口3が2〜3ケ所あってもよく
差込み口2が2〜3ケ所あるような管継手であってもよ
い。また、差込み口が硬質ポリ塩化ビニル樹脂で、受口
が軟質又は半硬質のポリ塩化ビニル樹脂であれば、その
中央付近はどちらの樹脂であってもよいし、複雑に入り
混じっていてもよい。
第3図は本考案の管継手における別の実施例を示す管継
手の縦断面図である。同図において差込み口2及び受口
3は射出成形によってそれぞれ異なった位置から樹脂が
注入される。しかし、受口3は射出成形時には小径受口
4の大きさに成形され、射出成形用の金型から別の工程
に移して、温度が110℃付近で拡径され受口3の大きさ
で冷却される。
このようにして造られた管継手は、施工時に受口3に管
端を挿入し、バーナー等で受口3の外周を加熱するだけ
で受口3の元の大きさに戻ろうとするため、管との密着
性が良好となる。
第4図は本考案の管継手1を排水桝に接続した使用状態
を示す断面図である。10は排水桝であって、ソケット部
11を含めた全体がポリ塩化ビニル製である。該桝10のソ
ケット部11に管継手1の差込み口2を接着剤5をその外
周に塗布して内嵌状に挿入し、管継手のもう一方の端の
受口3に管6の端部を挿入する。言い換えると、受口3
が管6の端部に外嵌状に挿入される。該管の端部外周に
も接着剤5を塗っておくことが肝要である。管受口3は
軟らかさがあるため管6の角度が桝10のソケット部11と
同方向にぴったり合致していなくても、管6は管継手1
を介して良好に接続することができる。このようにして
ソケット部11と管6とを管継手1を介して接続すると、
ソケット部11と管6の端部との角度のずれを吸収する場
所がソケット部11から離れた場所、すなわち受口3と管
6との嵌合箇所になるので、ソケット部11に加わる負担
が軽減され、しかも管6は上記ソケット部11に比べて長
いので、管6に加わる応力が広範囲に分散されて該管6
に対する負担はほとんど無視できるようになり、ソケッ
ト部11と管6とが無理なく接続される。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案の管継手は差込
み口が硬質樹脂、受口が軟質又は半硬質樹脂であるた
め、接続しようとする管と管の角度、又は桝等のソケッ
トと管との角度が継手の角度にぴったり合っていなくて
も、受口の軟らかさでその接続が可能になるという優れ
た効果を奏するものである。特に、排水桝のソケット部
に挿入される差込み口を硬質とし、管の端部に挿入され
る受口を軟質又は半硬質としたことにより、この管継手
でソケット部と管とを接続すると、ソケット部と管の端
部との角度のずれを吸収する場所がソケット部から離れ
た場所、すなわち受口と管との嵌合箇所になるので、ソ
ケット部に加わる負担が軽減され、管に加わる応力が広
範囲に分散されて該管に対する負担はほとんど無視でき
るようになり、ソケット部と管とが無理なく接続される
ようになる、という卓越した効果が奏される。また、管
継手がポリ塩化ビニル樹脂を主たる樹脂として使用して
いるため、PVC管やPVC製の排水桝のソケット部に接着剤
を用いて容易に密着接続できるので、水洩れ等の心配も
ないという利点を有する。また、本考案の管継手によっ
て、管接続の時間が大幅に短縮できるので、経済的メリ
ットも頗る大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の管継手の一実施例を示す斜視図、第2
図は第1図の縦断面図、第3図は本考案の管継手の別の
実施例を示す縦断面図、第4図は本考案の管継手の使用
状態を示す断面図である。 1……管継手、2……差込み口、3……受口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】排水桝のポリ塩化ビニル製のソケット部に
    内嵌状に挿入される差込み口とポリ塩化ビニル製の管の
    端部に外嵌状に挿入される受口を有する管継手におい
    て、差込み口を硬質ポリ塩化ビニル樹脂で、受口を軟質
    又は半硬質のポリ塩化ビニル樹脂で一体的に形成したこ
    とを特徴とする管継手。
JP1990035351U 1990-03-30 1990-03-30 管継手 Expired - Lifetime JPH0753036Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990035351U JPH0753036Y2 (ja) 1990-03-30 1990-03-30 管継手

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JP1990035351U JPH0753036Y2 (ja) 1990-03-30 1990-03-30 管継手

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Publication Number Publication Date
JPH03125993U JPH03125993U (ja) 1991-12-19
JPH0753036Y2 true JPH0753036Y2 (ja) 1995-12-06

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ID=31540631

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990035351U Expired - Lifetime JPH0753036Y2 (ja) 1990-03-30 1990-03-30 管継手

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0537884Y2 (ja) * 1986-07-24 1993-09-24

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JPH03125993U (ja) 1991-12-19

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