JPH0752844B2 - 雑音除去回路 - Google Patents

雑音除去回路

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JPH0752844B2
JPH0752844B2 JP60265097A JP26509785A JPH0752844B2 JP H0752844 B2 JPH0752844 B2 JP H0752844B2 JP 60265097 A JP60265097 A JP 60265097A JP 26509785 A JP26509785 A JP 26509785A JP H0752844 B2 JPH0752844 B2 JP H0752844B2
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JP
Japan
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adm
output
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waveform
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JP60265097A
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豪藏 鹿毛
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はADM(Adaptive Delta Modulation)符号化方式
における復号器についてのADM固有の量子化雑音を除去
する雑音除去回路に関するものである。
〔従来の技術〕 ADM符号化方式では、符号化するアナログ音声入力レべ
ルを高く選ぶと、高い入力に対して飽和するだけでな
く、周波数帯域が制限されるため、音声の高周波成分が
除かれ、音質を変えてしまう現象があり、また、逆に、
音声入力レべルを低く選んだときには、量子化雑音が無
視できなくなり、耳ざわりなものになつていた。
そして、従来、このような量子化雑音除去のため、復号
器出力側のフイルタについて、帯域を狭く選ぶか、減衰
特性を急峻なものにしていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来の量子化雑音の除去手段において、帯域を
狭くするには音声品質に影響を与え、また、減衰特性を
急峻にするには、フイルタの次数を高く選ぶ必要がある
と共に、結果として、回路構成が複雑になるばかりでな
く、抵抗,コンデンサなどの定数についても精度のよい
ものとする必要があるという問題点があつた。さらに、
フイルタの次数を増やして抵抗,コンデンサなど部品点
数を多く必要とすることは、回路の小形化をねらつてIC
化する際に不利な要因の一つとなつていた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の雑音除去回路は、ADM符号化されたデイジタル
音声信号を復号する第1のADM復号器と、上記デイジタ
ル音声信号を1ビツト遅延する遅延回路と、この遅延回
路の出力を復号する第2のADM復号器と、上記第1のADM
復号器の出力と上記第2のADM復号器の出力を合成する
手段とを備え、この手段によつて第1および第2のADM
復号器の各出力を合成することによりADM固有の量子化
雑音を除去し得るようにしたものである。
〔作 用〕
本発明においては、ADM符号化されたデイジタル音声信
号を第1のADM復号器で復号し、上記デイジタル音声信
号をフリツプフロツプ回路により1ビツト遅延した後に
第2のADM復号器で復号し、この第1および第2のADM復
号器の各出力を合成回路で加算し、この加算出力をフイ
ルタを通してアナログ音声信号として出力する。
〔実施例〕
以下、図面に基づき本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明による雑音除去回路の一実施例を示すブ
ロツク図である。
この第1図において、1はADM符号化されたデイジタル
音声信号が入力される入力端子、2はクロツク信号が供
給される制御端子、3は復号されたアナログ音声信号が
得られる出力端子である。
4は入力端子1からのADM符号化されたデイジタル音声
信号を復号する第1のADM復号器、5は上記デイジタル
音声信号を1ビツト遅延するフリツプフロツプ回路、6
はこのフリツプフロツプ回路5の出力を復号する第2の
ADM復号器、7は第1のADM復号器4の出力と第2のADM
復号器6の出力を合成する合成回路、8はこの合成回路
7の出力側に接続されたフイルタである。そして、制御
端子2からのクロツク信号CLKは第1および第2のADM復
号器4,6とフリツプフロツク回路5にそれぞれ供給され
るように構成されている。
つぎにこの第1図に示す実施例の動作を第2図を参照し
て説明する。
第2図は応答特性の例を示す波形図で、(a)は有音時
を示したものであり、(b)は無音時を示したものであ
る。そして、INは入力端子1に印加されるデイジタル音
声信号、x1はADM復調器4の出力、x2はフリツプフロツ
プ回路5の出力、x3はADM復調器6の出力、x4は合成回
路7の出力の各波形を示す。
まず、入力端子1にはADM符号化されたデイジタル音声
信号が入力されている。そして、このデイジタル音声信
号は一方においてはADM復号器4へ入力され、他方にお
いてはフリツプフロツプ回路5により1ビツト遅延され
た後にADM復号器6へ入力される。
つぎに、それぞれのADM復号器4,6の各出力x1,x3は合成
回路7で加算され、その加算出力はフイルタ8を通して
アナログ音声信号として出力端子3に得られる。
第2図において、フリツプフロツプ回路5の出力x2は入
力端子1に印加されるデイジタル音声信号INを1ビツト
遅延した波形である。そして、ADM復号器の場合、ADM復
号器4の出力x1の波形およびADM復号器6の出力x3の波
形は、それぞれ入力端子1に印加されるデジタル音声信
号INの波形およびフリツプフロツプ回路5で1ビツト遅
延した波形x2を積分した応答特性を持つている。
一方、合成回路7の出力x4は第2図に示すように、ADM
復調器4の出力x1とADM復調器6の出力x3の平均値とし
て表わされる。
そして、この合成回路7の出力x4は第2図(a)に示す
有信時では、ADM復調器4の出力x1の波形に比べて凸凹
の少ない波形になつている。また、第2図(b)に示す
無信時では、ADM符号化波形は1010・・・・の周期波形
となるが、合成回路7の出力x4の波形としては完全に振
幅零(0)の状態が実現される。
このように、合成回路7の出力x4の波形は、第2図
(b)に示す無信時に完全に振幅が零(0)になるた
め、出力端子3に得られるアナログ音声信号の出力に対
するダイナミツクレンジは理論的に無限大にまで拡がる
ことを意味する。
そして、第1図に示す実施例において、合成回路7の出
力x4の波形をフイルタ8に通すことにより、極めて量子
化雑音の少ないアナログ音声信号が得られる。
ここで、すでに、合成回路7の出力x4において量子化雑
音が軽減されているため、フイルタ8としては、特に帯
域を狭くしたり、次数を高くして特性を急峻にするよう
な特別なものを使う必要はない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、複雑な手段を用
いることなく簡単な構成によつて、ADM符号化方式にお
いて固有の量子化雑音を軽減,特に無音時には完全に零
にする効果があり、音声品質を向上することができ、ま
た、回路をIC化する際にも、フイルタについて次数を高
く選ぶ必要がなくなるため、このための不利はなくなる
ので、実用上の効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、第2図は
第1図の動作説明に供する応答特性の例を示す波形図で
ある。 4……ADM復号器、5……フリツプフロツプ回路、6…
…ADM復号器、7……合成回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ADM符号化されたデイジタル音声信号を復
    号する第1のADM復号器と、前記デイジタル音声信号を
    1ビツト遅延する遅延回路と、この遅延回路の出力を復
    号する第2のADM復号器と、前記第1のADM復号器の出力
    と前記第2のADM復号器の出力を合成する手段とを備
    え、この手段によつて第1および第2のADM復号器の各
    出力を合成することによりADM固有の量子化雑音を除去
    し得るようにしたことを特徴とする雑音除去回路。
JP60265097A 1985-11-27 1985-11-27 雑音除去回路 Expired - Lifetime JPH0752844B2 (ja)

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JPS62126716A JPS62126716A (ja) 1987-06-09
JPH0752844B2 true JPH0752844B2 (ja) 1995-06-05

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WO2009004225A1 (fr) * 2007-06-14 2009-01-08 France Telecom Post-traitement de reduction du bruit de quantification d'un codeur, au decodage

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