JPH0752811A - 遮断可能なサーボ操舵装置 - Google Patents

遮断可能なサーボ操舵装置

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JPH0752811A
JPH0752811A JP6121448A JP12144894A JPH0752811A JP H0752811 A JPH0752811 A JP H0752811A JP 6121448 A JP6121448 A JP 6121448A JP 12144894 A JP12144894 A JP 12144894A JP H0752811 A JPH0752811 A JP H0752811A
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JP
Japan
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clutch
steering device
lubricating oil
servo steering
circulation system
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Application number
JP6121448A
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English (en)
Inventor
Bernd Denfeld
デンフェルト ベルント
Hans-Juergen Lauth
ラウト ハンス・ユルゲン
Thomas Nied-Menninger
ニート・メニンガー トーマス
Gerhard Overdiek
オーヴァーディーク ゲルハルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Le-Ku Fuaarutsuoiku Hidorauriku & Co KG GmbH
LuK Fahrzeug Hydraulik GmbH and Co KG
Original Assignee
Le-Ku Fuaarutsuoiku Hidorauriku & Co KG GmbH
LuK Fahrzeug Hydraulik GmbH and Co KG
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C14/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations
    • F04C14/28Safety arrangements; Monitoring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle
    • B62D5/065Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle characterised by specially adapted means for varying pressurised fluid supply based on need, e.g. on-demand, variable assist
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C15/00Component parts, details or accessories of machines, pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C2/00 - F04C14/00
    • F04C15/0057Driving elements, brakes, couplings, transmission specially adapted for machines or pumps
    • F04C15/0061Means for transmitting movement from the prime mover to driven parts of the pump, e.g. clutches, couplings, transmissions

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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】操舵補助ポンプを一時的に確実に遮断させるこ
とができ、操舵補助ポンプの付加的な駆動を必要としな
いような、遮断可能なサーボ操舵装置を提供する。 【構成】操舵補助ポンプ(20)は、オイル循環系を介
して、有利には駆動機(10)の潤滑油循環系(14)
を介して操作可能な液圧クラッチ(18)を有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の駆動機を介し
て駆動可能な操舵補助ポンプを備えた、遮断可能なサー
ボ操舵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の操舵を補助するために、いわゆ
るサーボ操舵装置を設けることは知られている。サーボ
操舵装置には、操舵補助ポンプにより、操舵補助のため
に必要なオイル流またはオイル圧が供給される。操舵補
助ポンプは、通常例えばVベルト等の駆動手段を介して
自動車の駆動機(例えばエンジン)に連結されており、
よって操舵補助ポンプは、自動車の駆動機が作動してい
るときには常に駆動される。この場合の欠点は、操舵補
助ポンプに接続されている消費装置、即ち操舵装置が補
助を必要としないときも常に操舵補助ポンプが作動して
いることである。例えば、ハンドル操作をあまりせずに
高速道路を走行しているような場合である。このような
場合、操舵補助ポンプは本来必要のないものであるが、
アイドリング状態で作動しており、自動車の駆動機の負
荷が2000ないし6000U/minとすると、ほぼ
0.3ないし2KWのロスエネルギーを消費している。
これは燃料の過剰消費の原因になる。
【0003】操舵補助ポンプを自動車の駆動機を介して
駆動させるのではなく、別個の電動機を介して駆動させ
ることが既に提案されている。しかしながら、この提案
の欠点は、操舵補助ポンプを駆動させるために、比較的
大型で重量のある電動機を付加的に設けねばならず、作
用効率のロスを招くことである。
【0004】さらに、操舵補助ポンプに電子クラッチを
付設することが知られている。この電子クラッチを用い
ると、操舵補助ポンプを必要としないときには操舵補助
ポンプを遮断させることができる。しかしこの構成の欠
点は、電子クラッチに付加的に電流を供給する必要があ
り、電子クラッチを操作する電磁石のために比較的大き
な取付け空間を必要とすることである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、この
種の遮断可能なサーボ操舵装置を次のように構成するこ
と、即ち操舵補助ポンプを一時的に確実に遮断させるこ
とができ、操舵補助ポンプの付加的な駆動を必要としな
いように構成することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、操舵補助ポンプが、オイル循環系を介し
て、有利には駆動機の潤滑油循環系を介して操作可能な
液圧クラッチを有していることを特徴とするものであ
る。
【0007】本発明の有利な構成によれば、潤滑油循環
系の、クラッチに通じている分岐管は、自動車の操舵装
置と協働する制御回路を介して操作可能な電磁弁を有し
ている。制御回路は、自動車の操舵装置の変更時に(操
作時に)反応するセンサ、特にトルクセンサにより作動
するのが有利である。この場合センサは、自動車の操舵
システムを設けた領域の適当な位置には位置される。本
発明の有利な構成によれば、トルクセンサは、自動車の
ハンドルに付設されている。この場合トルクセンサは、
ハンドルのトルクが一定の値を越えると作動する。これ
により、例えば高速道路での直線走行時に生じるような
低い車輪動力時に、もし手によってもたらされるハンド
ルのトルクがちょうど3N/mよりも小さいと、ハンド
ル内に設けたトルクセンサを介して制御回路が作動して
電磁弁が開弁し、よって潤滑油循環系のオイル圧が液圧
クラッチに作用し、これによって液圧クラッチが操舵補
助ポンプを遮断する。例えばカーブ走行時とか、タイヤ
がパンクしたときのように、手でもたらされるハンドル
のトルクがほぼ3N/mよりも大きくなった場合には、
ハンドル内に配置されているトルクセンサにより制御回
路が作動して、該制御回路が電磁弁を閉弁させ、同時
に、液圧クラッチに通じている、潤滑油循環系の分岐管
が、脱気される。その結果液圧クラッチは即座に操舵補
助ポンプを再び連結させ、よって操舵補助が機能する。
【0008】本発明の他の有利な構成によれば、クラッ
チは、潤滑油循環系の分岐管を介して圧力で付勢可能な
少なくとも1つの液圧シリンダを有し、有利には、液圧
シリンダを付勢するため、駆動機の最小回転数に依存す
る圧力、よって潤滑油ポンプの最小回転数に依存する圧
力を用いる。これにより、液圧クラッチが概して操作可
能である前に駆動機の高速回転が必要であること、よっ
て駆動機と協働する潤滑油ポンプ(潤滑油循環系を構成
している)の高速作動が必要であることが、達成され
る。この場合、潤滑油ポンプがエンジンの潤滑のために
確実に作用する潤滑油循環系を作り上げたときに初め
て、潤滑油ポンプが液圧クラッチの操作のために付加的
な圧力で付勢されるのが非常に有利である。前記最小回
転数は次のように選定することができ、即ち、例えば回
転数が4000U/minを越えているような非常に高
速な走行時にだけ操舵補助ポンプが遮断されるように選
定することができる。しかしこの最小回転数をより低く
設定することもでき、その結果操舵補助ポンプは、操舵
の必要がない低回転数の走行の場合も遮断させることが
できる。
【0009】本発明の他の有利な構成によれば、クラッ
チは、液圧シリンダを介して且つばねの力に抗して操作
可能なクラッチ部分を有し、ばねを介して第1のクラッ
チ部分が、常時回転している第2のクラッチ部分と連結
可能、且つ連結解除可能である。これにより、第1のク
ラッチ部分の非操作時には、液圧クラッチは液圧シリン
ダを介して常時連結状態にあり、よって操舵補助ポンプ
が作動しているので、非常に有利である。従って、液圧
シリンダが潤滑油循環系からの圧力で付勢されなくなる
と、即座に操舵補助ポンプを自動的に連結させることが
でき、有利である。このように操舵補助ポンプが即座に
連結されるので、操舵補助ポンプが必要であればいつで
も即座に操舵補助ポンプが作動し、例えば事故破損時に
は安全性が向上する。
【0010】本発明の他の有利な構成は、他の従属項に
記載されている。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面を用いて
説明する。
【0012】図1には、例えば内燃機関として構成され
た、図示していない自動車の駆動機10が図示されてい
る。駆動機10は、特に潤滑油ポンプ12を駆動する。
潤滑油ポンプ12からは潤滑油循環系14が出ている。
潤滑油循環系14は、ここでは詳細に述べないが、駆動
機10の潤滑に用いる。潤滑油循環系14からは、分岐
管16が、液圧クラッチ18を備えた操舵補助ポンプ2
0へ通じている。操舵補助ポンプ20またはクラッチ1
8は、図の例ではベルトプーリ22を介して駆動され
る。ベルトプーリ22は、図示していないベルトを介し
て駆動機10と連結されている。分岐管16内には電磁
弁24が配置されている。電磁弁24は、制御回路26
を介して駆動可能である。電磁弁24は、切換え要素2
8を有している。切換え要素28は、クラッチ18を分
岐管16と連結させることができ、他方本実施例では、
クラッチ18を、図示していないタンクに通じている連
結管30と連結させることができる。切換え要素28
は、ばね29の力に抗して切換え可能である。制御回路
26は、例えば自動車のハンドル32内に設けたトルク
センサ34に連結されている。
【0013】図1に図示した装置は次のように作動す
る。
【0014】自動車の駆動機10をスタートさせると、
潤滑油ポンプ12を介して潤滑油循環系14内に圧力が
発生する。この圧力は、分岐管16を介して電磁弁24
にも作用する。同時に駆動機10を介してベルトプーリ
22が駆動され、且つ連結状態にあるクラッチ18を介
して操舵補助ポンプ20が駆動される。この場合操舵補
助ポンプ20は、図には図示していない消費装置、例え
ば操舵装置にオイル流またはオイル圧を供給する。ホー
ムポジションにおいてクラッチ18は連結状態にあり、
且つ切換え要素28とタンクに通じる連結管30とを介
して液圧的に除荷される。今、駆動機10が高回転数に
あるとすると、例えば高速道路を走行していて、自動車
の車輪の車輪動力が小さいとすると、ハンドル32には
低い手動トルクが生じる。この手動トルクはトルクセン
サ34を介して検出され、制御回路26に送られる。ハ
ンドル32に付設されているトルクセンサ34は単に一
例にすぎず、自動車の操舵装置に発生する動力の検出
は、自動車の操舵システム全体の適当な位置に配置され
るセンサであればどのようなセンサでもよい。
【0015】いま、手動トルクが所定の値以下にあると
すると、例えばちょうど3N/mよりも小さいとする
と、制御回路26を介して電磁弁26が操作され、その
結果切換え要素28は分岐管16とクラッチ18とを連
結させる。潤滑油ポンプ12の回転数がほぼ1000U
/min以上の場合には、潤滑油循環系14及び分岐管
16内のオイル圧の大きさは、クラッチ18を難なく操
作できる程度の大きさである。潤滑油ポンプ12から来
る圧力によってクラッチ18を付勢することにより、ク
ラッチ18は遮断され、従って操舵補助ポンプ20はベ
ルトプーリ22から遮断される。これにより、操舵補助
ポンプ20は、操舵にとって該操舵補助ポンプ20が必
要のない運転状態において駆動機から切り離され、よっ
て0.3ないし2kWの回転数に依存している操舵補助
ポンプ20のロスエネルギーが駆動機10を負荷させな
い。従って、例えば駆動機10を作動させるための燃料
を節約することができる。
【0016】例えば自動車の車輪の車輪動力を生じさせ
るカーブ走行またはタイヤのパンクにより、ハンドル3
2の手動トルクが所定の値よりも大きい場合には、トル
クセンサ34はこれに対応する信号を制御回路26へ送
る。制御回路26は即座に電磁弁24を操作し、その結
果切換え要素28はばね29の力によりクラッチ18と
タンクに通じている連結管30とを連結させ、クラッチ
18を液圧的に除荷する。同時にばね値からによりクラ
ッチ18が連結され、その結果操舵補助ポンプ20は再
びその駆動部と連結され、接続されている消費装置にオ
イル流を供給して操舵を補助する。この構成により、操
舵力が小さい場合エネルギーの節約が達成され、一方必
要な場合には即座に高い動力密度と操舵動力が液圧サー
ボ操舵装置に供給される。
【0017】ばね29の配置は故障防止、いわゆる“fa
il safe”のためでもある。制御回路26が故障する
と、ばね29の力によりクラッチ18と連結管30とが
連結され、よってクラッチ18が除荷され、従ってすで
に述べたようにクラッチ18が連結される。他の故障防
止は、クラッチ18が図1に図示していないばねの力だ
けで解除されるようにして達成される。潤滑油ポンプ1
2から来る圧力が例えば事故によって一定の値以下に低
下すると、前記ばねによりクラッチ18が連結される。
このように、いずれの場合にも、操舵補助ポンプ20に
よる操舵の補助が即座に提供される。
【0018】図2は、クラッチ18の構成を断面図にて
示すものである。図2には、クラッチ18をフランジ結
合した操舵補助ポンプ20が図示されている。クラッチ
18は、ベルトプーリ22と連結されている部分36を
有している。部分36は、拡大部38内に軸受40を収
容している。軸受40は、軸受シェル42で支持されて
いる。軸受シェル42は、同時に軸44をも支持してい
る。軸44は、その一端に操舵補助ポンプ20のロータ
46を有している。軸44には、回転対称な部分48に
固定されている。回転対称な部分48の外周は、U字状
の領域50で終わっている。領域50は、定置の脚部5
2と、独占方向に移動可能な脚部54とを有している。
脚部52と54によって形成される底部56には、図面
には図示していないが、半径方向に延在し、互いに間隔
をもって配置される薄板が設けられている。U字状の領
域50に対向するように、部分36に中間部材58が固
定されている。中間部材58は、互いに間隔をもって半
径方向に配置される薄板を有し、該薄板は、底部56に
配置されている薄板と領域60において交互にオーバー
ラップしている。さらにクラッチ18は、定置部分62
を有している。定置部分62は、操舵補助ポンプ20に
連結され、且つ軸44によって軸受64で案内されてい
る。定置部分62は、図1に図示した分岐管18と電磁
弁24を介して連結されるダクト66を有している。ダ
クト66は、環状室68に開口している。環状室68内
には、液圧シリンダ(シリンダピストン)70が配置さ
れている。液圧シリンダ70は、パッキン72を介して
部分62にたいして密封されている。液圧シリンダ70
は、操舵補助ポンプ20とは逆の側74に鼻状の突起7
6を有している。突起76は、皿ばね78のほうへ向け
られている。皿ばね78は、ガイド80で支持されてお
り、その端部82は脚部54に押圧されている。クラッ
チ18及び操舵補助ポンプ20の機械的な構成に関する
これ以上の説明は省略する。
【0019】図2に図示した装置は次のように作動す
る。
【0020】図示していない駆動機を介してベルトプー
リ22が回転し、よって部分36が回転する。部分36
と同時に、領域60において中間部材58に連結されて
いる薄板が回転する。皿ばね78の力により脚部54は
脚部52の方向へ押され、その結果、底部56に配置さ
れた薄板が、中間部材58に配置された薄板とのオーバ
ーラップ領域において圧縮される。これにより力の伝動
が行われ、その結果部分48が、よって軸44が部分3
6の回転数に対応して一緒に回転する。軸44の回転に
より、操舵補助ポンプ20のロータ46が回転し、ここ
では説明しないたいようでオイル流を、接続された消費
装置、特に操舵装置へ搬送させる。このとき、すでに図
1において説明したように小さな車輪動力が生じると、
液圧シリンダ70はダクト66と環状室68とを介し
て、潤滑油循環系14から来る圧力により付勢される。
この圧力のために液圧シリンダ70は操舵補助ポンプ2
0とは逆方向へ軸線方向に移動し、その突起76が皿ば
ね78を押す。これにより、皿ばね78はそのガイド8
0の回りに回動し、よって脚部54との係合が解除され
る。脚部54があらかじめ緊張しているので、皿ばね7
8による力の中断により、領域60でオーバーラップし
ている薄板にたいする押圧力は中断する。その結果、こ
れらの間にはこれ以上の力は作用しない。よって、ベル
トプーリ22を介して駆動される部分36はさらに回転
し、一方部分48は停止し、よってロータ46も停止す
る。よって操舵補助ポンプ20の作動が停止され、ロス
エネルギーを消費しない。より高い車輪動力が生じる
と、すでに図1に関して述べたように、ダクト66は連
結管30を介して脱気され、その結果液圧シリンダ70
は皿ばね78を介してそのホームポジションへ戻され
る。同時に皿ばね78は再び脚部54を押圧し、その結
果部分48はすでに述べた態様で部分36と摩擦連結さ
れる。
【0021】図3は、クラッチ18の変形例である。図
2の部品と同一の部品には同一の符号を付し、その詳細
な説明は省略する。この実施例では、ダクト66は軸線
方向の穴84に開口している。軸線方向の穴84は、ダ
クト66をL字状の環状室86に連通させている。環状
室86内には、液圧シリンダ70が配置されている。液
圧シリンダ70には、円板状部材88が付設されてい
る。円板状部材88は、半径方向の向けられている突起
90を有している。突起90は、皿ばね78の端部92
に接している。U字状の領域50の脚部54は、鼻状の
突出部94を有している。突出部94には、皿ばね78
の端部82が接している。皿ばね78には保持リベット
96が付設されており、該保持リベット96により皿ば
ね78がクラッチに固定されている。
【0022】この実施例の作用は、既に図1で述べた実
施例とほぼ同一である。ダクト66が圧力で付勢され、
よって穴84と環状室86とが圧力で付勢されることに
より、液圧シリンダ70は円板状部材88のほうへ移動
する。円板状部材88は、その突起90により皿ばね7
8の端部92を回転対称な部分48の方向へ押し、その
結果皿ばね78の端部82はガイド80のまわりを液圧
シリンダ70の方向へ回動する。従って、ばね力はもは
や脚部54と図1の領域60において既に述べた薄板と
に作用しない。その結果クラッチ18は解除される。
【0023】図4は、クラッチ18の他の変形例であ
る。図2と図3に図示した実施例と同一の部品には同一
の符号を付し、その詳細な説明は省略する。この実施例
の場合、ダクト66は環状室98に開口している。環状
室98は、振動する壁100を有している。壁100
は、オイルを液圧シリンダ70へ好適に流動さることを
可能にする。液圧シリンダ70は、その側面74に円板
102を有している。円板102は、スリーブ104で
案内されている。スリーブ104上には、円板102に
隣接するようにリング106が配置されている。リング
106はカラーアーム108を有し、該カラーアーム1
08は、皿ばね78の端部92に接している鼻状の突起
110を有している。図4に図示したこの実施例の作用
は、図2と図3に図示した実施例の作用とほぼ同一であ
る。液圧シリンダ70を移動させることにより、円板1
02は、よってリング106は軸線方向へ移動し、その
結果突起110が皿ばね78の端部92を押圧し、皿ば
ね78が回動し、よってガイド80が回動する。
【0024】図2から図4までに図示した液圧クラッチ
の構成は単に例示にすぎず、少なくとも1つの液圧シリ
ンダを移動させることにより、操舵補助ポンプの駆動軸
に連結されているクラッチ部分が解除されるように構成
すれば、クラッチを他の任意のどのような構成にしても
よい。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、オイル循環系を介し
て、有利には駆動機の潤滑油循環系を介して操作可能な
液圧クラッチが設けられているので、本来駆動機のため
に設けられている潤滑油循環系を液圧クラッチの操作に
利用することができる。従って、操舵補助ポンプを駆動
するための付加的な駆動装置を設ける必要がなく、しか
も操舵補助ポンプを遮断させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遮断可能なサーボ操舵装置の全体
の構成を示す簡略図である。
【図2】液圧クラッチの第1実施例を備えた操舵補助ポ
ンプの縦断面図である。
【図3】液圧クラッチの第2実施例を備えた操舵補助ポ
ンプの縦断面図である。
【図4】液圧クラッチの第3実施例を備えた操舵補助ポ
ンプの縦断面図である。
【符号の説明】
10 駆動機 14 潤滑油循環系 18 液圧クラッチ 20 操舵補助ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス・ユルゲン ラウト ドイツ デー・61250 ウージンゲン フ ランツ・シューベルト・シュトラーセ 2 (72)発明者 トーマス ニート・メニンガー ドイツ デー・61250 ウージンゲン ラ ントラート・ベックマン・シュトラーセ 41 (72)発明者 ゲルハルト オーヴァーディーク ドイツ デー・61381 フリードリッヒス ドルフ グラディオーレンヴェーク 15

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の駆動機を介して駆動可能な操舵
    補助ポンプを備えた、遮断可能なサーボ操舵装置におい
    て、 操舵補助ポンプ(20)が、オイル循環系を介して、有
    利には駆動機(10)の潤滑油循環系(14)を介して
    操作可能な液圧クラッチ(18)を有していることを特
    徴とする遮断可能なサーボ操舵装置。
  2. 【請求項2】 潤滑油循環系(14)の、クラッチ(1
    8)に通じている分岐管(16)が、自動車の操舵装置
    と協働する制御回路(26)を介して操作可能な電磁弁
    (24)を有していることを特徴とする、請求項1に記
    載の遮断可能なサーボ操舵装置。
  3. 【請求項3】 制御回路(26)が、自動車の操舵装置
    の操作時に制御回路(26)を作動させるセンサに接続
    されていることを特徴とする、請求項1または2に記載
    の遮断可能なサーボ操舵装置。
  4. 【請求項4】 センサが、ハンドル(32)内に配置さ
    れるトルクセンサであり、該トルクセンサは、ハンドル
    (32)のトルクが一定の値を越えたときに制御回路
    (26)を作動させることを特徴とする、請求項3に記
    載の遮断可能なサーボ操舵装置。
  5. 【請求項5】 トルクが1ないし5Nm、有利にはほぼ
    3Nmであることを特徴とする、請求項4に記載の遮断
    可能なサーボ操舵装置。
  6. 【請求項6】 クラッチ(18)が、潤滑油循環系(1
    4)の分岐管(16)を介して圧力で付勢可能な少なく
    とも1つの液圧シリンダ(70)を有していることを特
    徴とする、請求項1から5までのいずれか1つに記載の
    遮断可能なサーボ操舵装置。
  7. 【請求項7】 液圧シリンダ(70)を付勢するため、
    駆動機(10)の最小回転数に依存する圧力、よって潤
    滑油ポンプ(12)の最小回転数に依存する圧力を用い
    ることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1
    つに記載の遮断可能なサーボ操舵装置。
  8. 【請求項8】 最小回転数が500ないし1500U/
    min、有利にはほぼ1000U/minであることを
    特徴とする、請求項1から7までのいずれか1つに記載
    の遮断可能なサーボ操舵装置。
  9. 【請求項9】 クラッチ(18)が、液圧シリンダ(7
    0)を介して且つばね(78)の力に抗して操作可能な
    クラッチ部分(76,88,102,106)を有し、
    ばね(78)を介して第1のクラッチ部分(48)が、
    常時回転している第2のクラッチ部分(36)と連結可
    能、且つ連結解除可能であることを特徴とする、請求項
    1から8までのいずれか1つに記載の遮断可能なサーボ
    操舵装置。
  10. 【請求項10】 第1のクラッチ部分(36)が、操舵
    補助ポンプ(20)のロータ(46)を担持している軸
    (44)に設けられていることを特徴とする、請求項1
    から9までのいずれか1つに記載の遮断可能なサーボ操
    舵装置。
  11. 【請求項11】 潤滑油循環系(14)の故障等により
    分岐管(16)内の圧力が降下したときに、ばね(7
    8)の力によりクラッチ(18)を連結可能であること
    を特徴とする、請求項1から10までのいずれか1つに
    記載の遮断可能なサーボ操舵装置。
  12. 【請求項12】 制御回路(26)の故障時に、電磁弁
    (24)が、ばね(29)の力により、クラッチ(1
    8)を例えばタンクに通じている連結管(30)と連結
    させる位置へ付勢可能であり、これによりクラッチ(1
    8)が連結可能であることを特徴とする、請求項1から
    11までのいずれか1つに記載の遮断可能なサーボ操舵
    装置。
JP6121448A 1993-06-03 1994-06-02 遮断可能なサーボ操舵装置 Pending JPH0752811A (ja)

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DE4318933.4 1993-06-03

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DE4318933C1 (de) 1994-07-07
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