JPH0752801Y2 - ベランダ - Google Patents
ベランダInfo
- Publication number
- JPH0752801Y2 JPH0752801Y2 JP7485390U JP7485390U JPH0752801Y2 JP H0752801 Y2 JPH0752801 Y2 JP H0752801Y2 JP 7485390 U JP7485390 U JP 7485390U JP 7485390 U JP7485390 U JP 7485390U JP H0752801 Y2 JPH0752801 Y2 JP H0752801Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- veranda
- fitting
- building
- floor surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Floor Finish (AREA)
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は建築物の外壁部に配置するベランダに関する。
〈従来の技術〉 建築物の外壁部にベランダを配置することは多く行われ
る。そしてこのベランダの突出する幅に対応して外壁部
にベランダの重量、載置荷重に十分な安全係数を含んで
片持梁状断面として耐えるように設計することがほとん
どである。
る。そしてこのベランダの突出する幅に対応して外壁部
にベランダの重量、載置荷重に十分な安全係数を含んで
片持梁状断面として耐えるように設計することがほとん
どである。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら片持梁状断面として設計するとベランダ付
け根部分の強度、特に外壁側の面外方向応力に体する十
分な強度を持つ外壁にする必要があり、木質合板を使用
した中空パネルによる外壁の場合、たとえ突出幅の狭い
ベランダであっても大がかりな補強をすることになり、
簡単に配置することは考えられなかった。
け根部分の強度、特に外壁側の面外方向応力に体する十
分な強度を持つ外壁にする必要があり、木質合板を使用
した中空パネルによる外壁の場合、たとえ突出幅の狭い
ベランダであっても大がかりな補強をすることになり、
簡単に配置することは考えられなかった。
本考案は外壁にかける荷重をほとんど垂直荷重だけにし
て容易に設置できるようにしたベランダを提供すること
を目的とする。
て容易に設置できるようにしたベランダを提供すること
を目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本考案に係るベランダは、床面の幅を建築物の開口部の
外壁の厚さ方向中心部から屋内側に寄った建具の外側面
までの距離のほぼ２倍として、該床面の幅方向中心付近
を前記建築物の外壁の厚さ方向中心上に置き、前記建具
の取り付け枠に前記床面の一方の側縁を固定して構成し
た。
外壁の厚さ方向中心部から屋内側に寄った建具の外側面
までの距離のほぼ２倍として、該床面の幅方向中心付近
を前記建築物の外壁の厚さ方向中心上に置き、前記建具
の取り付け枠に前記床面の一方の側縁を固定して構成し
た。
〈作用〉 ベランダ床面の幅が建築物の開口部の外壁の厚さ方向中
心から屋内側に寄った建具の外側面までの距離のほぼ２
倍であり、その幅方向中心付近を前記外壁の厚さ方向中
心上に置き、建具の取り付け枠にこのベランダの一方の
側縁を固定していることでベランダの重量、及びベラン
ダの床面にかかる垂直荷重は建築物の開口部及び建具の
取り付け枠のいずれにも垂直荷重として加わり、面外方
向荷重はほとんど加わらない。ベランダ床面に加えられ
る垂直荷重は幅方向中心部以外では外壁厚さ方向中心部
を回動中心とするモーメント荷重として建具取り付け枠
へのベランダ床側縁固定部に加わるが、これも上向きか
下向きかの垂直荷重である。従って、建築物の外壁につ
いては従来の片持梁の付け根のようなモーメント荷重、
つまり面外荷重は付加されない。
心から屋内側に寄った建具の外側面までの距離のほぼ２
倍であり、その幅方向中心付近を前記外壁の厚さ方向中
心上に置き、建具の取り付け枠にこのベランダの一方の
側縁を固定していることでベランダの重量、及びベラン
ダの床面にかかる垂直荷重は建築物の開口部及び建具の
取り付け枠のいずれにも垂直荷重として加わり、面外方
向荷重はほとんど加わらない。ベランダ床面に加えられ
る垂直荷重は幅方向中心部以外では外壁厚さ方向中心部
を回動中心とするモーメント荷重として建具取り付け枠
へのベランダ床側縁固定部に加わるが、これも上向きか
下向きかの垂直荷重である。従って、建築物の外壁につ
いては従来の片持梁の付け根のようなモーメント荷重、
つまり面外荷重は付加されない。
〈実施例〉 図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第１図乃至第３図に示すように、本実施例に係るベラン
ダ１は建築物２の開口部３の外壁４に対して建具５が若
干屋内側に寄って配置されたものに適用する。そしてベ
ランダ１の床面６の幅を建築物２の外壁３の厚さ方向中
心部から屋内側に寄った建具５の外側面７までの距離の
約２倍の値にして、床面６の幅方向中心部８付近を建築
物２の外壁４の開口部３の下縁９に置いて配置した。更
にこのベランダ１の一方の側縁10である屋内側に向かう
側縁を前記屋内側に寄った建具の取り付け枠11に対して
コーチボルトで固定し配置した。
ダ１は建築物２の開口部３の外壁４に対して建具５が若
干屋内側に寄って配置されたものに適用する。そしてベ
ランダ１の床面６の幅を建築物２の外壁３の厚さ方向中
心部から屋内側に寄った建具５の外側面７までの距離の
約２倍の値にして、床面６の幅方向中心部８付近を建築
物２の外壁４の開口部３の下縁９に置いて配置した。更
にこのベランダ１の一方の側縁10である屋内側に向かう
側縁を前記屋内側に寄った建具の取り付け枠11に対して
コーチボルトで固定し配置した。
具体的には本実施例の場合外壁４の厚さ中心から建具５
の外側面７までの距離は約30センチメートルであり、ベ
ランダ１の木質床面６の幅を約60センチメートルとし
た。なお、このベランダ１の長さは360センチメートル
の細長いもので、縦格子12と組み合わせた手摺り13を付
属して、床面６の屋外側の側縁と左右側縁には幕板14を
装着した。
の外側面７までの距離は約30センチメートルであり、ベ
ランダ１の木質床面６の幅を約60センチメートルとし
た。なお、このベランダ１の長さは360センチメートル
の細長いもので、縦格子12と組み合わせた手摺り13を付
属して、床面６の屋外側の側縁と左右側縁には幕板14を
装着した。
本実施例のベランダ１は以上のように構成していてベラ
ンダ１の床面６の幅が前記のように建築物２の外壁４の
厚さ方向中心部から建具５の外側面７までの距離に対し
て約２倍になっていて、その幅方向中心部８を外壁４の
開口部３の下縁９に置いている。更にベランダ１の床面
６の屋内側に向かう一方の側縁10が建具の取り付け枠11
に対して固定されていることでこのベランダ１の自重及
びベランダ１の床面６に加わる垂直荷重は建築物２の外
壁４及び建具の取り付け枠11のいずれにも垂直荷重とし
て加わる。そしてこれら外壁４、屋内側に寄った建具の
取り付け枠11ともに面外方向荷重はほとんど加わらな
い。
ンダ１の床面６の幅が前記のように建築物２の外壁４の
厚さ方向中心部から建具５の外側面７までの距離に対し
て約２倍になっていて、その幅方向中心部８を外壁４の
開口部３の下縁９に置いている。更にベランダ１の床面
６の屋内側に向かう一方の側縁10が建具の取り付け枠11
に対して固定されていることでこのベランダ１の自重及
びベランダ１の床面６に加わる垂直荷重は建築物２の外
壁４及び建具の取り付け枠11のいずれにも垂直荷重とし
て加わる。そしてこれら外壁４、屋内側に寄った建具の
取り付け枠11ともに面外方向荷重はほとんど加わらな
い。
なお、床面６の幅方向中心部８を外れた場所に加えられ
る垂直荷重は、外壁４の開口部３の下縁９を回動中心と
するモーメント荷重になるがこれも建具の取り付け枠11
に対する上向きか下向きの垂直荷重となる。その結果、
開口部３の下縁９には従来のベランダのような片持梁的
な面外荷重が付加されないために面外方向荷重に備えた
面倒な補強を要しない。従って外壁４はその厚さを局部
的にも厚くしたりする必要がなく、ベランダ１をきわめ
て容易に配置できる。また、前記建具の取り付け枠11に
も面外荷重が付加されないためベランダ１の一方の側縁
10の取り付けも容易，確実に実施できる。
る垂直荷重は、外壁４の開口部３の下縁９を回動中心と
するモーメント荷重になるがこれも建具の取り付け枠11
に対する上向きか下向きの垂直荷重となる。その結果、
開口部３の下縁９には従来のベランダのような片持梁的
な面外荷重が付加されないために面外方向荷重に備えた
面倒な補強を要しない。従って外壁４はその厚さを局部
的にも厚くしたりする必要がなく、ベランダ１をきわめ
て容易に配置できる。また、前記建具の取り付け枠11に
も面外荷重が付加されないためベランダ１の一方の側縁
10の取り付けも容易，確実に実施できる。
本考案に係るベランダは以上の実施例以外にも種々の変
形が可能である。例えば床面を前記木質材でなく金属製
やコンクリート製のものにしても同様に簡単に配置する
ことができる。また、このベランダの床面に敷居を配置
すれば外壁の開口部にも引き違い窓等の建具を配置する
ことも可能である。
形が可能である。例えば床面を前記木質材でなく金属製
やコンクリート製のものにしても同様に簡単に配置する
ことができる。また、このベランダの床面に敷居を配置
すれば外壁の開口部にも引き違い窓等の建具を配置する
ことも可能である。
〈考案の効果〉 本考案に係るベランダによれば、外壁に加わる荷重がほ
とんど垂直荷重すなわち面内方向荷重だけになり、面外
方向荷重に耐える補強が不要であり、非常に簡単な構造
でベランダが配置できる。
とんど垂直荷重すなわち面内方向荷重だけになり、面外
方向荷重に耐える補強が不要であり、非常に簡単な構造
でベランダが配置できる。
第１図は、一実施例によるベランダの正面図、 第２図は、その平面図、 第３図は、同じくその側面図である。 １…ベランダ,2…建築物,3…開口部,4…外壁,5…建具,6
…床面,7…外側面,10…一方の側縁,11…建具の取り付け
枠。
…床面,7…外側面,10…一方の側縁,11…建具の取り付け
枠。
Claims (1)
- 【請求項１】床面の幅を建築物の開口部外壁の厚さ方向
中心部から屋内側に寄った建具外側面までの距離のほぼ
２倍として、該床面の幅方向中心付近を前記建築物の外
壁の厚さ方向中心上に置き、前記建具の取り付け枠に前
記床面の一方の側縁を固定して配置したことを特徴とす
るベランダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7485390U JPH0752801Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | ベランダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7485390U JPH0752801Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | ベランダ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0431901U JPH0431901U (ja) | 1992-03-16 |
| JPH0752801Y2 true JPH0752801Y2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=31614913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7485390U Expired - Fee Related JPH0752801Y2 (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | ベランダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0752801Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-13 JP JP7485390U patent/JPH0752801Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0431901U (ja) | 1992-03-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |