JPH075272Y2 - 密閉形ロータリー圧縮機 - Google Patents

密閉形ロータリー圧縮機

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JPH075272Y2
JPH075272Y2 JP1988129662U JP12966288U JPH075272Y2 JP H075272 Y2 JPH075272 Y2 JP H075272Y2 JP 1988129662 U JP1988129662 U JP 1988129662U JP 12966288 U JP12966288 U JP 12966288U JP H075272 Y2 JPH075272 Y2 JP H075272Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、圧縮要素に2つの吐出孔を備え、これら各吐
出孔から前記圧縮要素で圧縮された圧縮流体を密閉ケー
シング内に吐出させるようにした密閉形ロータリー圧縮
機に関する。
(従来の技術) 従来、この種ロータリー圧縮機は、例えば実開昭57−15
3795号公報に記載され、かつ、第5図に示したごとく、
密閉ケーシング(K)の内方上部にモータ(M)を設
け、また、前記ケーシング(K)の下部側に、シリンダ
(Q)とフロント及びリヤヘッド(FH)(RH)とを備え
た圧縮要素(A)を設けて、前記シリンダ(Q)内に、
前記モータ(M)のロータ(R)から延びる駆動軸
(D)で偏心回転される偏心部(E)を配設すると共
に、前記各ヘッド(FH)(RH)にフロント及びリヤマフ
ラー(FM)(RM)を被嵌させる一方、前記各ヘッド(F
H)(RH)に、前記各マフラー(FM)(RM)内に開放さ
れるフロント及びリヤ吐出孔(FA)(RA)を形成してい
る。
また、前記リヤヘッド(RH)におけるリヤ吐出孔(RA)
の近くには、前記シリンダ(Q)と各ヘッド(FH)(R
H)とを貫通して、前記フロントマフラー(FM)内に開
放されるバイパス通路(B)を形成している。
斯くして、前記偏心部(E)の偏心回転により前記シリ
ンダ(Q)内で圧縮された圧縮流体を、前記フロント吐
出孔(FA)からフロントマフラー(FM)内に吐出させ、
また、前記リヤ吐出孔(RA)からリヤマフラー(RM)内
に吐出された流体は、前記バイパス通路(B)を経て前
記フロントマフラー(FM)内へと供給し、該フロントマ
フラー(FM)から開口部(W)を経て前記ケーシング
(K)の内部空間(S)へと吐出させるようにしてい
る。
(考案が解決しようとする課題) ところで、以上のロータリー圧縮機では、前記リヤヘッ
ド(RH)におけるリヤ吐出孔(RA)の近くに、前記バイ
パス通路(B)が設けられ、前記吐出孔(RA)から吐出
された流体の一部が、吐出後直ちに前記バイパス通路
(B)側に排出されることから、前記リヤマフラー(R
M)による充分な脈動低減並びに消音効果を発揮させる
ことができなかったのである。
また、以上のロータリー圧縮機では、前記バイパス通路
(B)が、前記シリンダ(Q)と各ヘッド(FH)(RH)
との間に直線状に貫通形成され、前記バイパス通路
(B)の全体長さが比較的短く形成されているため、次
のような問題があったのである。
即ち、以上のように、バイパス通路(B)を比較的短く
形成した場合には、前記フロント吐出孔(FA)からフロ
ントマフラー(FM)を経て前記内部空間(S)に吐出さ
れるフロント側の吐出流体による脈動波と、前記リヤ吐
出孔(RA)からリヤマフラー(RM)並びに前記バイパス
通路(B)及びフロントマフラー(FM)を経て、前記内
部空間(S)に吐出されるリヤ側の吐出流体による脈動
波とは、各吐出孔(FA)(RA)から前記内部空間(S)
に至るまで互いにごく僅かの時間遅れるだけにすぎず、
各脈動波のピークが互いに重なり合った状態で前記内部
空間(S)に開放されることになるため、該内部空間
(S)において、大きな脈動が発生し、この脈動の発生
が原因となって、前記モータ(M)のロータ(R)が上
下動したり、前記駆動軸(D)が上下動したりして、異
音が発生したり、また、信頼性や圧縮性能に悪影響を及
ぼすなどの問題があったのである。
本考案は以上のような各種問題に鑑みてなしたもので、
その目的は、リヤマフラーによる消音効果等を確実かつ
良好に発揮させることができ、しかも密閉ケーシング内
でも吐出流体による脈動を小さくして、異音の発生を招
くことなく、信頼性や圧縮性能を高めることができる密
閉形のロータリー圧縮機を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案では、偏心部(35)
を配設するシリンダ室(31a)を形成したシリンダ(3
1)と、前記シリンダ室(31a)を閉鎖するフロント及び
リヤヘッド(32)(33)とをもった圧縮要素(3)を備
え、該圧縮要素(3)を密閉ケーシング(1)に内装
し、前記各ヘッド(32)(33)にそれぞれフロント吐出
孔(32a)及びリヤ吐出孔(33a)と、該各吐出孔(32
a)(33a)を覆うフロント及びリヤマフラー(36)(3
7)とを設けた密閉形ロータリー圧縮機において、前記
リヤヘッド(33)の前記リヤ吐出孔(33a)の開口位置
に対しほぼ対称位置に、前記リヤマフラー(37)内に吐
出された吐出流体を導入する導入孔(5)を貫通形成す
ると共に、前記シリンダ(31)とリヤヘッド(33)との
対向端面間に、一端が前記導入孔(5)と連通し、該導
入孔(5)の連通部位を始端として前記偏心部(35)の
回転方向進行側の高圧側に延びる排出通路(6)を形成
する一方、前記シリンダ(31)及びフロントヘッド(3
2)に、前記排出通路(6)の終端部に連通する排出孔
(7)を貫通形成し、この排出孔(7)を前記フロント
マフラー(36)の外端において前記ケーシング(1)内
に開放したことを特徴とするものである。
(作用) 上記のロータリー圧縮機では、前記リヤマフラー(37)
内に吐出された吐出流体を前記ケーシング1内に導入さ
せる導入孔(5)が、前記リヤヘッド(33)の吐出孔
(33a)から離れたほぼ対称位置に形成されていること
から、前記リヤマフラー(37)内に吐出された吐出流体
が、直ちに前記導入孔(5)に導入されることなく、前
記リヤマフラー(37)で一旦整流化された後に、前記導
入孔(5)に導入させられるので、従って、前記リヤマ
フラー(37)による消音効果等が確実かつ充分に発揮さ
れることとなる。
また、前記リヤマフラー(37)内に吐出された流体を、
前記導入孔(5)に導入された後に、前記偏心部(35)
の回転方向前方側で高圧域へと周方向に延びる吐出通路
(6)を経て、前記排出孔(7)から前記ケーシング
(1)内に吐出するようにしたので、前記リヤマフラー
(37)内の吐出流体を前記ケーシング(1)の内部空間
に吐出する吐出通路を所定長さに形成でき、つまり、従
来のように軸方向に吐出通路を形成する場合には制約が
あるが、前記排出通路(6)のように周方向に形成する
場合、長さは自由に選択できるので、従って、前記フロ
ントマフラー(36)から前記ケーシング(1)の内部空
間に吐出される吐出流体の吐出サイクルに対し、前記リ
ヤマフラー(37)から前記ケーシング(1)の内部空間
に吐出される吐出流体の吐出サイクルとを、1/2ピッチ
ずらせ、前記ケーシング(1)の内部空間に吐出される
吐出流体の各脈動波のピークを大きくずらすことができ
るので、各脈動波のピークが合成して、ピークが非常に
大きくなるのを防止できるので、その結果、全体として
の前記ケーシング(1)内に発生する脈動を抑制して騒
音を軽減できるのである。
更に、前記排出通路(6)は、前記導入孔(5)から前
記偏心部(35)の回転方向前方側で高圧域に向けて形成
されているために、たとえ前記排出通路(6)で吐出流
体の漏れが発生しても、漏れた吐出流体は、該吐出流体
と同圧の高圧域の前記シリンダ室(31a)に漏れようと
するため、前記シリンダ室(31a)の低圧域に悪影響を
与えることがなく、圧縮性能を損なったりすることはな
いのである。
(実施例) 実施例について、図面を参照して説明する。
第1図に示したロータリー圧縮機は、密閉ケーシング
(1)の内方上部に、ステータ(21)とロータ(22)と
から成るモータ(2)を配設すると共に、前記ケーシン
グ(1)の下部側に、シリンダ室(31a)をもったシリ
ンダ(31)と、前記シリンダ室(31a)の上下部位を閉
鎖するフロントヘッド(32)とリヤヘッド(33)とを備
えた圧縮要素(3)を配設する一方、前記シリンダ室
(31a)には、前記ロータ(22)から延びる駆動軸
(4)の偏心軸部(41)と、該偏心軸部(41)に嵌合さ
れたローラ(34)とから成る偏心部(35)を介装させ、
該偏心部(35)の偏心回転で前記シリンダ室(31a)に
吸入された流体を圧縮するようにしている。
また、前記フロントヘッド(32)とリヤヘッド(33)
に、前記シリンダ室(31a)で圧縮された圧縮流体を吐
出するフロント及びリヤ吐出孔(32a)(33a)を形成し
て、これら各吐出孔(32a)(33a)に、吐出弁(32b)
(33b)をそれぞれ配設すると共に、前記各ヘッド(3
2)(33)の外部側には、フロント及びリヤマフラー(3
6)(37)をそれぞれ被嵌させて、該各マフラー(36)
(57)の内部で前記各吐出孔(32a)(33a)からの吐出
流体を消音させるようにしている。
更に、前記各マフラー(36)(37)内の吐出流体を、前
記ケーシング(1)におけるモータ(2)の下部側に設
けた一次空間(S1)へと吐出させ、この一次空間(S1)
から前記ステータ(21)とロータ(22)との間に形成し
たエアギャップ(23)やロータ(22)に貫通形成したガ
ス抜孔(24)などを経て、前記モータ(2)の上部側二
次空間(S2)へと案内し、該二次空間(S2)に接続した
外部吐出管(1a)から外部に取出すようにしている。
しかして以上のようなロータリー圧縮機において、前記
リヤヘッド(33)の吐出孔(33a)から、前記リヤマフ
ラー(36)の内部に吐出された吐出流体を、前記ケーシ
ング(1)の一次空間(S1)に案内するにあたって、次
のような構造としたのである。
即ち、第2図乃至第4図でも明らかにしたごとく、前記
リヤヘッド(33)におけるリヤ吐出孔(33a)の開口位
置からほぼ180度離れた対称位置に、前記リヤマフラー
(37)内に吐出された吐出流体を導入する導入孔(5)
を貫通形成すると共に、前記シリンダ(31)におけるリ
ヤヘッド(33)側の端面に、一端が前記導入孔(5)と
連通し、この導入孔(5)の連通部位を始端として、前
記偏心部(35)の回転方向前方側で前記シリンダ室(31
a)の高圧域に向けて円弧状に延びる所定長さの凹溝を
形成して、該凹溝を前記リヤヘッド(33)の端面で閉鎖
して排出通路(6)を形成する。
また、前記シリンダ(31)とフロントヘッド(32)と
に、前記排出通路(6)の終端部位に連通する排出孔
(7)を連続して貫通形成すると共に、この排出孔
(7)の前記フロントヘッド(32)側に、前記フロント
マフラー(36)に開設した開口部(36a)に臨む案内管
(8)を設けて、この案内管(8)を介して前記排出孔
(7)を前記ケーシング(1)の一次空間(S1)に開放
させたのである。
更に、前記導入孔(5)と前記排出通路(6)及び排出
孔(7)の形成態様について、第3図に基づいて詳しく
説明する。
第3図は、前記シリンダ(31)のリヤヘッド側端面を示
すものであり、このシリンダ(31)に形成した流体の吸
入孔(31b)と吐出孔(31c)との間に、前記偏心部(3
5)を構成するローラ(34)に常時接触されるベーン(3
8)を進退自由に備え、該ベーン(38)により仕切られ
る前記シリンダ室(31a)の内部で、同図の矢印で示し
た前記偏心部(35)の回転方向前方側に、流体の高圧域
(A1)を、また、回転方向後方側に流体の低圧域(A2)
をそれぞれ形成し、この低圧域(A2)で吸入した流体
を、前記偏心部(35)の偏心回転で前記高圧域(A1)に
おいて圧縮させるようにしいる。
しかして、以上のようなシリンダ(31)において、前記
排出通路(6)を形成する凹溝を、前記吐出孔(31b)
に対しほぼ180度離れた対称位置から、前記高圧域(A
1)にかけて円弧形状に所定長さにわたって形成し、ま
た、前記リヤヘッド(33)における前記排出通路(6)
を形成する凹溝の長さ方向低圧域(A2)側端部との対向
部位に、前記導入孔(5)を貫通形成すると共に、前記
シリンダ(31)とフロントヘッド(32)における前記排
出通路(6)の高圧域(A1)側端部との対向部位に、前
記排出孔(7)を連続させて貫通形成する。
そして、前記導入孔(5)、前記排出通路(6)、排出
孔(7)及び案内管(8)とにより、リヤマフラー(3
6)内の吐出流体を前記一次空間(S1)に吐出するため
の吐出通路を形成するのである。
以上の構成とすることにより、前記リヤマフラー(36)
内の吐出流体が、前記吐出孔(33a)からの吐出後、直
ちに導入孔(5)から前記一次空間(S1)に吐出される
ことはなく、前記リヤマフラー(36)内で確実に消音等
が成されるのである。
また、前記吐出流体は、第4図からも明らかなごとく、
前記導入孔(5)、排出通路(6)、排出孔(7)及び
案内管(8)から成る長い経路の排出通路を経て前記一
次空間(S1)に案内されるのであって、前記リヤマフラ
ー(37)内の吐出流体を前記ケーシング(1)の内部空
間に吐出する吐出通路を所定長さに形成できるのであ
り、つまり、従来のように軸方向に吐出通路を形成する
場合には制約があるが、前記排出通路(6)のように周
方向に形成する場合、長さは自由に選択できるので、従
って、前記フロントマフラー(36)から前記ケーシング
(1)の内部空間に吐出される吐出流体の吐出サイクル
に対し、前記リヤマフラー(37)から前記ケーシング
(1)の内部空間に吐出される吐出流体の吐出サイクル
とを、1/2ピッチずらせ、前記ケーシング(1)の内部
空間に吐出される吐出流体の各脈動波のピークを大きく
ずらすことができるので、各脈動波のピークが合成し
て、ピークが非常に大きくなるのを防止できるので、そ
の結果、全体としての前記ケーシング(1)内に発生す
る脈動を抑制して騒音を軽減できるのである。
その上、前記シリンダ(31)に設ける前記排出通路
(6)は、前記偏心部(35)の回転方向前方側で前記シ
リンダ室(31a)の高圧域(A1)に向かって形成するた
め、たとえ前記排出通路(6)において、該排出通路
(6)を案内される吐出流体に漏れが発生しても、この
漏れは、吐出流体と同圧の前記シリンダ室(31a)にお
ける高圧域(A1)に漏れようとするので、前記シリンダ
室(31a)の低圧域(A2)に悪影響を与えることがな
く、圧縮性能の低下などを招く虞れはないのである。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のロータリー圧縮機では、
リヤヘッド(33)におけるリヤ吐出孔(33a)の開口位
置に対しほぼ対称位置に、リヤマフラー(37)内に吐出
された吐出流体を導入する導入孔(5)を貫通形成する
と共に、シリンダ(31)とリヤヘッド(33)との対向端
面間に、一端が前記導入孔(5)と連通し、該導入孔
(5)の連通部位を始端として偏心部(35)の回転方向
前方側で高圧側へと延びる排出通路(6)を形成する一
方、前記シリンダ(31)及びフロントヘッド(32)に、
前記排出通路(6)の終端部に連通する排出孔(7)を
貫通形成し、この排出孔(7)を前記フロントマフラー
(36)の外端において前記ケーシング(1)内に開放す
るようにしたから、前記リヤマフラー(37)による消音
効果等を確実かつ良好に発揮させることができ、また、
前記リヤマフラー(37)内に吐出された流体を、前記導
入孔(5)に導入された後に、前記偏心部(35)の回転
方向前方側で高圧域へと周方向に延びる排出通路(6)
を経て、前記排出孔(7)から前記ケーシング(1)内
に吐出するようにしたので、前記リヤマフラー(37)内
の吐出流体を前記ケーシング(1)の内部空間に吐出す
る吐出通路を所定長さに形成でき、つまり、従来のよう
に軸方向に吐出通路を形成する場合には制約があるが、
前記排出通路(6)のように周方向に形成する場合、長
さは自由に選択できるので、従って、前記フロントマフ
ラー(36)から前記ケーシング(1)の内部空間に吐出
される吐出流体の吐出サイクルに対し、前記リヤマフラ
ー(37)から前記ケーシング(1)の内部空間に吐出さ
れる吐出流体の吐出サイクルとを、1/2ピッチずらせ、
前記ケーシング(1)の内部空間に吐出される吐出流体
の各脈動波のピークを大きくずらすことができるので、
各脈動波のピークが合成して、ピークが非常に大きくな
るのを防止できるので、その結果、全体としての前記ケ
ーシング(1)内に発生する脈動を抑制して騒音を軽減
できるのである。
さらに、前記排出通路(6)を高圧側に向かって形成し
ているので、該排出通路(6)から漏れが生じても、前
記シリンダ室(31a)における低圧側への悪影響を排除
でき、良好な圧縮を行なえるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるロータリー圧縮機の縦断面図、
第2図はリヤヘッドの下面図、第3図はシリンダの下面
図、第4図は同圧縮機の要部を拡大した断面図、第5図
は従来例を示す断面図である。 (1)……密閉ケーシング (3)……圧縮要素 (31)……シリンダ (31a)……シリンダ室 (32)……フロントヘッド (32a)……フロント吐出孔 (33)……リヤヘッド (33a)……リヤ吐出孔 (35)……偏心部 (36)……フロントマフラー (37)……リヤマフラー (5)……導入孔 (6)……排出通路 (7)……排出孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏心部(35)を配設するシリンダ室(31
    a)を形成したシリンダ(31)と、前記シリンダ室(31
    a)を閉鎖するフロント及びリヤヘッド(32)(33)と
    をもった圧縮要素(3)を備え、該圧縮要素(3)を密
    閉ケーシング(1)に内装し、前記各ヘッド(32)(3
    3)にそれぞれフロント吐出孔(32a)及びリヤ吐出孔
    (33a)と、該各吐出孔(32a)(33a)を覆うフロント
    及びリヤマフラー(36)(37)とを設けた密閉形ロータ
    リー圧縮機において、前記リヤヘッド(33)の前記リヤ
    吐出孔(33a)の開口位置に対しほぼ対称位置に、前記
    リヤマフラー(37)内に吐出された吐出流体を導入する
    導入孔(5)を貫通形成すると共に、前記シリンダ(3
    1)とリヤヘッド(33)との対向端面間に、一端が前記
    導入孔(5)と連通し、該導入孔(5)の連通部位を始
    端として前記偏心部(35)の回転方向進行側の高圧側に
    延びる排出通路(6)を形成する一方、前記シリンダ
    (31)及びフロントヘッド(32)に、前記排出通路
    (6)の終端部に連通する排出孔(7)を貫通形成し、
    この排出孔(7)を前記フロントマフラー(36)の外端
    において前記ケーシング(1)内に開放していることを
    特徴とする密閉形ロータリー圧縮機。
JP1988129662U 1988-10-03 1988-10-03 密閉形ロータリー圧縮機 Expired - Lifetime JPH075272Y2 (ja)

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JPH0250194U JPH0250194U (ja) 1990-04-09
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