JPH0752609A - 高内圧重荷重用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
高内圧重荷重用空気入りラジアルタイヤInfo
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- JPH0752609A JPH0752609A JP5219173A JP21917393A JPH0752609A JP H0752609 A JPH0752609 A JP H0752609A JP 5219173 A JP5219173 A JP 5219173A JP 21917393 A JP21917393 A JP 21917393A JP H0752609 A JPH0752609 A JP H0752609A
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- JP
- Japan
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- tire
- side rubber
- rubber
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Abstract
ミニサイドゴムを高内圧重荷重用空気入りラジアルタイ
ヤに適用するにあたり、外観および耐久性の低下を回避
する。 【構成】 ミニサイドゴム近傍にてタイヤ断面外輪郭が
タイヤ外側に曲率中心をもつ円弧を有するとともに、タ
イヤ外表面に現れたミニサイドゴムとサイドゴムとの接
合部が上記円弧の中央部に位置する。
Description
ドゴムとの接合部を覆うミニサイドゴムを配置した高内
圧重荷重用空気入りラジアルタイヤに関するものであ
る。
は、トレッドゴムとサイドゴムとは要求性能が異なるも
のとなっている。すなわち、トレッドゴムにおいては、
主として路面と接触するため耐摩耗性が要求され、一方
サイドゴムにおいては屈曲変形しやすいため耐屈曲性が
要求されているのである。これらは現段階では両立させ
がたい要求特性であるので、両者は異なる配合のゴムが
用いられている。
レッドゴムとサイドゴムとの接合部がタイヤ外表面に現
れている場合、この部分に応力集中が生じやすく、上記
両ゴム間での剥離が生じやすいという問題点があった。
これを解決すべく、特公昭49-18790号公報には、上記接
合部を覆い、サイドゴムと同種または類似のゴムからな
るミニサイドゴムを予めトレッドゴム幅方向端部に接着
して成型に供する技術が開示されており、製造技術の簡
便さと相俟って広く使用されている。
アルタイヤの場合、ミニサイドゴム近傍のタイヤ断面外
輪郭は、通常タイヤ外側に曲率中心をもつ円弧が1つま
たは複数が組み合わされた、いわゆるデコレーションラ
インとなっている。ここがデコレーションラインと呼ば
れるのは、タイヤ性能上の理由というよりは外観上の理
由によるからである。一般に高内圧で使用される空気入
りラジアルタイヤでは、カーカスに埋設されたコード間
のゴムが内圧によってタイヤ外側に押し出されて、タイ
ヤ外表面がわずかではあるが波を打ち、使用者に不良感
を与えてしまう。これを回避するためにゴムを厚くする
必要があるが、全体に厚くしていたのではコスト等の問
題が生じるため、上記のように形状をデコレーションラ
インとして外観を損なわないようにするというわけであ
る。
ミニサイドゴムとサイドゴムとの接合部がデコレーショ
ンラインの円弧端または円弧同士の交点を型付ける加硫
モールドの該当部分に押し付けられた場合、ここがゴム
部材同士の接合部にあたるため空気溜りが生じやすく、
加硫後にこの部分があばた状、いわゆるベアーになりや
すい。また、空気溜りによって加硫モールドに十分に押
し付けられないため、タイヤ使用時に剥離が生じてしま
うのである。
重用空気入りラジアルタイヤに適用したときに生じる上
記課題の解決を図るものである。
ドコア間にわたりトロイド状をなして跨がるカーカス
と、カーカスのクラウン部に配置されたベルトおよびト
レッドゴムと、カーカスのサイドウォール部に配置され
たサイドゴムとを有するとともに、トレッドゴムとサイ
ドゴムとの接合部を覆うミニサイドゴムを有する高内圧
重荷重用空気入りラジアルタイヤにおいて、上記ミニサ
イドゴム近傍にてタイヤ断面外輪郭がタイヤ外側に曲率
中心をもつ円弧を有するとともに、タイヤ外表面に現れ
たミニサイドゴムとサイドゴムとの接合部が上記円弧の
中央部に位置することを特徴とする高内圧重荷重用空気
入りラジアルタイヤである。
mmとすること、円弧の深さを1.2〜5.0mmとするこ
と、円弧の曲率半径を20〜50mmとすること、タイヤ
外表面に現れたミニサイドゴムとサイドゴムとの接合部
が上記円弧の中心点から円弧の径方向幅に対して25%
の範囲内に位置することがより好適である。
ドゴムとサイドゴムとの接合部が、タイヤ外側に曲率中
心をもつ円弧の中央部に位置するよう位置決めされる。
したがって、加硫時において上記接合部で空気溜りがな
く、加硫後のベアー発生を抑制するとともに、またタイ
ヤ使用時における応力集中を抑えて剥離発生を有利に抑
制する。
た位置と加硫後の位置とでは若干のずれが生じやすく、
ある程度のばらつきを考慮しておくことが必要である。
そこで、上記円弧はある程度の大きさが必要になり、円
弧の径方向幅を20mm以上とすることが好ましく、また
径方向幅ばかりを大きくすると加硫モールドへの押し付
けによるミニサイドゴムの圧着は弱くなるため、この幅
は35mm以下が好ましい。
ムの圧着が弱くなるため1.2mm以上確保することが好
ましく、逆に深すぎると接合部の位置のばらつきが大き
くなるため5.0mm以下とすることが好ましい。
せるため円弧の曲率半径を20〜50mmとすることが好
ましい。
を発生させやすいため、接合部は円弧の中心点から円弧
の径方向幅に対して25%の範囲内に位置することが好
ましい。
16の空気入りラジアルタイヤ1を試作した。タイヤ内の
構造は、通常の空気入りラジアルタイヤと同様であっ
て、1対のビードコア(図示せず)と、これに跨がって
トロイド状に延びるカーカス2と、カーカス2のクラウ
ン部にベルト3とを有しており、カーカス2とベルト3
はスチールコードを補強材として埋設している。カーカ
ス2のクラウン部にはさらにトレッドゴム30が配置さ
れ、サイドウォール部にはサイドゴム20が配置されてお
り、さらにこれらの接合部を覆うミニサイドゴム10が配
置されている。上記サイドゴム20とミニサイドゴム10と
は同種ゴムよりなっている。また、トレッド端32から径
方向内側に向けてのタイヤ外輪郭は、ほぼ同じ大きさの
円弧42、44、46、48を4個組み合わせることによって構
成されたデコレーションライン40をなしている。タイヤ
外表面に現れたミニサイドゴム10とトレッドゴム30との
接合部12は円弧42の中央部に位置し、ミニサイドゴム10
とサイドゴム20との接合部14は円弧46の中央部、しかも
円弧のほぼ中心点に位置している。なお、円弧46の径方
向幅Lは25mm、深さHは 3mm、曲率半径は27.5mmであ
る。
サイズのタイヤについても試作した。この比較タイヤは
接合部14の位置が発明タイヤと異なり、図2に示された
比較タイヤ1では接合部14が円弧44と円弧46との交点A
にほぼ位置し、図3に示された比較タイヤ2では接合部
14が円弧46と円弧48との交点Bにほぼ位置している。
て、加硫によるベアー発生率は発明タイヤでは0%、比
較タイヤ1および2では8%であった。この数値は製造
したタイヤに占めるベアー発生タイヤの割合を求めたも
のである。
に組み込み、内圧10kgf/cm2 を充填した状態で、径が1.
7mのドラム上を速度60km/h、荷重3650kgf の条件で、10
万km走行させて、ミニサイドゴムとサイドゴム間での剥
離を観察したところ、剥離発生のタイヤが全タイヤに占
める割合は、発明タイヤで0%、比較タイヤ1および2
では13%であった。
内圧重荷重用空気入りラジアルタイヤに適用したときに
生じるベアーや剥離の発生を抑制し、外観および耐久性
に優れたタイヤを供することができる。
サイドウォール部径方向外方のタイヤ幅方向断面図であ
る。
ール部径方向外方のタイヤ幅方向断面図である。
ール部径方向外方のタイヤ幅方向断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】左右のビードコア間にわたりトロイド状を
なして跨がるカーカスと、カーカスのクラウン部に配置
されたベルトおよびトレッドゴムと、カーカスのサイド
ウォール部に配置されたサイドゴムとを有するととも
に、トレッドゴムとサイドゴムとの接合部を覆うミニサ
イドゴムを有する高内圧重荷重用空気入りラジアルタイ
ヤにおいて、 上記ミニサイドゴム近傍にてタイヤ断面外輪郭がタイヤ
外側に曲率中心をもつ円弧を有するとともに、タイヤ外
表面に現れたミニサイドゴムとサイドゴムとの接合部が
上記円弧の中央部に位置することを特徴とする高内圧重
荷重用空気入りラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21917393A JP3366699B2 (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 高内圧重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21917393A JP3366699B2 (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 高内圧重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0752609A true JPH0752609A (ja) | 1995-02-28 |
JP3366699B2 JP3366699B2 (ja) | 2003-01-14 |
Family
ID=16731351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21917393A Expired - Lifetime JP3366699B2 (ja) | 1993-08-11 | 1993-08-11 | 高内圧重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3366699B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009083769A (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-23 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
WO2013125095A1 (ja) * | 2012-02-21 | 2013-08-29 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
-
1993
- 1993-08-11 JP JP21917393A patent/JP3366699B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009083769A (ja) * | 2007-10-02 | 2009-04-23 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
WO2013125095A1 (ja) * | 2012-02-21 | 2013-08-29 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP2013169882A (ja) * | 2012-02-21 | 2013-09-02 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
CN104114379A (zh) * | 2012-02-21 | 2014-10-22 | 住友橡胶工业株式会社 | 充气轮胎 |
KR20140132372A (ko) * | 2012-02-21 | 2014-11-17 | 스미토모 고무 고교 가부시키가이샤 | 공기 타이어 |
US10239351B2 (en) | 2012-02-21 | 2019-03-26 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3366699B2 (ja) | 2003-01-14 |
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Legal Events
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