JPH0752557Y2 - 多段式振動乾燥装置 - Google Patents
多段式振動乾燥装置Info
- Publication number
- JPH0752557Y2 JPH0752557Y2 JP1989026026U JP2602689U JPH0752557Y2 JP H0752557 Y2 JPH0752557 Y2 JP H0752557Y2 JP 1989026026 U JP1989026026 U JP 1989026026U JP 2602689 U JP2602689 U JP 2602689U JP H0752557 Y2 JPH0752557 Y2 JP H0752557Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- inclined plate
- stage vibration
- plates
- vibrator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、粉末を連続的に乾燥させるための多段式振動
乾燥装置に関する。
乾燥装置に関する。
従来、粉末を連続的に乾燥させる場合には、粉末を搬送
ベルト上に載置して移送しながら加熱装置によって加熱
して乾燥させていた。
ベルト上に載置して移送しながら加熱装置によって加熱
して乾燥させていた。
しかしながら、上記従来の搬送ベルトを用いるものにあ
っては、搬送ベルトが水平方向に延出するために面積を
とるという問題があると共に、粉末が搬送ベルトの側方
から落下し易いという問題がある。
っては、搬送ベルトが水平方向に延出するために面積を
とるという問題があると共に、粉末が搬送ベルトの側方
から落下し易いという問題がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、設置面積を従来のベルト方式に比べて
小さくでき、コンパクトにまとめることができると共
に、搬送路上から粉末が落下することを抑制できる上
に、効率的に連続乾燥を実施することができる多段式振
動乾燥装置を提供することにある。
とするところは、設置面積を従来のベルト方式に比べて
小さくでき、コンパクトにまとめることができると共
に、搬送路上から粉末が落下することを抑制できる上
に、効率的に連続乾燥を実施することができる多段式振
動乾燥装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本考案の多段式振動乾燥装
置は、それぞれ上下方向に回動調整可能であって上下に
互い違いに傾斜して配置されて粉体の搬送路を構成する
複数の傾斜板と、それぞれ上下方向に回動調整可能であ
って各傾斜板に対向してほぼ平行に傾斜してほぼ搬送路
全体に配置された複数の加熱パネルと、傾斜板及び加熱
パネルを振動させる振動機とが備えられて成るものであ
る。
置は、それぞれ上下方向に回動調整可能であって上下に
互い違いに傾斜して配置されて粉体の搬送路を構成する
複数の傾斜板と、それぞれ上下方向に回動調整可能であ
って各傾斜板に対向してほぼ平行に傾斜してほぼ搬送路
全体に配置された複数の加熱パネルと、傾斜板及び加熱
パネルを振動させる振動機とが備えられて成るものであ
る。
本考案の多段式振動乾燥装置にあっては、複数の傾斜板
をそれぞれ上下方向に回動し、かつ各傾斜板の傾斜角度
を調整すると共に、振動機によって上記各傾斜板を振動
させた状態で、最上部の傾斜板上に粉末を供給して粉末
を傾斜板の傾斜に沿って下方の導く一方、加熱パネルに
よって傾斜板上の粉末を乾燥させる。
をそれぞれ上下方向に回動し、かつ各傾斜板の傾斜角度
を調整すると共に、振動機によって上記各傾斜板を振動
させた状態で、最上部の傾斜板上に粉末を供給して粉末
を傾斜板の傾斜に沿って下方の導く一方、加熱パネルに
よって傾斜板上の粉末を乾燥させる。
以下、第1図と第2図に基づいて本考案の一実施例を説
明する。
明する。
第1図は本考案の多段式振動乾燥装置の一実施例を示す
斜視図、第2図は同正面図である。これらの図において
符号1は箱体であり、この箱体1の内部には、複数の傾
斜板2が上下に互い違いに配置されている。そして、こ
れらの傾斜板2の上方には、所定間隔離間して平行に遠
赤外ヒーターパネル3がそれぞれ設置されており、これ
らの傾斜板2と遠赤外ヒーターパネル3は、それぞれ支
持軸4を中心にして上下方向に回動調整可能に設けられ
ている。また、上記箱体1の上部には、粉末投入口1a及
び排気口1bがそれぞれ形成されており、かつ箱体1の下
部には粉末排出口1c及び入気口1dがそれぞれ形成されて
いる。そして、上記傾斜板2の上面は、粉末の搬送路5
とされている。さらに、上記箱体1の下部には、振動数
可変の振動機6が配設されている。
斜視図、第2図は同正面図である。これらの図において
符号1は箱体であり、この箱体1の内部には、複数の傾
斜板2が上下に互い違いに配置されている。そして、こ
れらの傾斜板2の上方には、所定間隔離間して平行に遠
赤外ヒーターパネル3がそれぞれ設置されており、これ
らの傾斜板2と遠赤外ヒーターパネル3は、それぞれ支
持軸4を中心にして上下方向に回動調整可能に設けられ
ている。また、上記箱体1の上部には、粉末投入口1a及
び排気口1bがそれぞれ形成されており、かつ箱体1の下
部には粉末排出口1c及び入気口1dがそれぞれ形成されて
いる。そして、上記傾斜板2の上面は、粉末の搬送路5
とされている。さらに、上記箱体1の下部には、振動数
可変の振動機6が配設されている。
上記のように構成された多段式振動乾燥装置にあって
は、まず、振動機6の振動数を設定し、かつ傾斜板2を
遠赤外ヒーターパネル3とともに支持軸4を中心にして
回動して傾斜角度を設定する。次いで、振動機6によっ
て箱体1を振動させると共に、粉末投入口1aから粉末を
投入すると、粉末は、傾斜板2の傾斜面(上面)に沿っ
て徐々に滑落していく。この際、傾斜面上の粉末は遠赤
外ヒーターパネル3で加熱され、かつ振動機6によって
振動させられることにより、まんべんなく乾燥させられ
る。そして、十分に乾燥させられた粉末は粉末排出口1c
から箱体1の外部に排出される。
は、まず、振動機6の振動数を設定し、かつ傾斜板2を
遠赤外ヒーターパネル3とともに支持軸4を中心にして
回動して傾斜角度を設定する。次いで、振動機6によっ
て箱体1を振動させると共に、粉末投入口1aから粉末を
投入すると、粉末は、傾斜板2の傾斜面(上面)に沿っ
て徐々に滑落していく。この際、傾斜面上の粉末は遠赤
外ヒーターパネル3で加熱され、かつ振動機6によって
振動させられることにより、まんべんなく乾燥させられ
る。そして、十分に乾燥させられた粉末は粉末排出口1c
から箱体1の外部に排出される。
また、箱体1の入気口1dから乾燥した空気を供給してお
くことにより、粉末から蒸発した水分は、この空気とと
もに円滑に排気口1bから排出される。
くことにより、粉末から蒸発した水分は、この空気とと
もに円滑に排気口1bから排出される。
さらに、粉末の粒子の大きさ、分布,含水率等粉末状態
に応じて、各段ごとの傾斜板1の傾斜角度を変更した
り、あるいは振動機6の振動数を変化させたりすること
により、粉末の滞留時間を円滑に制御でき、所定の乾燥
状態の粉末を得ることができる。また、遠赤外ヒーター
パネル3が反射板となるからダスティング(dusting)
が少なく抑制されると共に、遠赤外ヒーターパネル3と
傾斜板2とがたえず一定間隔をおいて平行に支持されて
いるから熱バランスが一定に保持される。
に応じて、各段ごとの傾斜板1の傾斜角度を変更した
り、あるいは振動機6の振動数を変化させたりすること
により、粉末の滞留時間を円滑に制御でき、所定の乾燥
状態の粉末を得ることができる。また、遠赤外ヒーター
パネル3が反射板となるからダスティング(dusting)
が少なく抑制されると共に、遠赤外ヒーターパネル3と
傾斜板2とがたえず一定間隔をおいて平行に支持されて
いるから熱バランスが一定に保持される。
以上説明したように、本考案の多段式振動乾燥装置は、
それぞれ上下方向に回動調整可能であって上下に互いに
傾斜して配置されて粉体の搬送路を構成する複数の傾斜
板と、それぞれ上下方向に回動調整可能であって各傾斜
板に対向してほぼ平行に傾斜してほぼ搬送路全体に配置
された複数の加熱パネルと、傾斜板及び加熱パネルを振
動させる振動機を設けたものであるから、各傾斜板を、
それぞれ上下に回動し、かつ各傾斜板の傾斜角度を調整
すると共に、振動機によって上記各傾斜板を振動させた
状態で、最上部の傾斜板上に粉末を供給して粉末を傾斜
板の傾斜に沿って下方に導く一方、加熱パネルによって
傾斜板上の粉末を乾燥させることにより、設置面積を従
来のベルト方式に比べて小さくでき、コンパクトにまと
めることができると共に、搬送路上から粉末が落下する
ことを抑制できる上に、効率的に連続乾燥を実施するこ
とができる。しかも、傾斜板の傾斜角度の調整位置に関
わらず、加熱パネルを傾斜板とほぼ平行に位置させて振
動させるから、搬送路全体に亘って搬送の際に舞い上が
り易い粉体の散乱(ダスティング)を加熱パネルによっ
て所定の高さ内に抑えることができると共に加熱パネル
への粉体の付着を防止でき、しかも、傾斜板と加熱パネ
ルは振動時に常時平行な所定間隔に保持されることで、
熱バランスがよく均一に乾燥された粉体を得ることがで
き、効率的な乾燥と搬送を同時に達成できるという利点
もある。
それぞれ上下方向に回動調整可能であって上下に互いに
傾斜して配置されて粉体の搬送路を構成する複数の傾斜
板と、それぞれ上下方向に回動調整可能であって各傾斜
板に対向してほぼ平行に傾斜してほぼ搬送路全体に配置
された複数の加熱パネルと、傾斜板及び加熱パネルを振
動させる振動機を設けたものであるから、各傾斜板を、
それぞれ上下に回動し、かつ各傾斜板の傾斜角度を調整
すると共に、振動機によって上記各傾斜板を振動させた
状態で、最上部の傾斜板上に粉末を供給して粉末を傾斜
板の傾斜に沿って下方に導く一方、加熱パネルによって
傾斜板上の粉末を乾燥させることにより、設置面積を従
来のベルト方式に比べて小さくでき、コンパクトにまと
めることができると共に、搬送路上から粉末が落下する
ことを抑制できる上に、効率的に連続乾燥を実施するこ
とができる。しかも、傾斜板の傾斜角度の調整位置に関
わらず、加熱パネルを傾斜板とほぼ平行に位置させて振
動させるから、搬送路全体に亘って搬送の際に舞い上が
り易い粉体の散乱(ダスティング)を加熱パネルによっ
て所定の高さ内に抑えることができると共に加熱パネル
への粉体の付着を防止でき、しかも、傾斜板と加熱パネ
ルは振動時に常時平行な所定間隔に保持されることで、
熱バランスがよく均一に乾燥された粉体を得ることがで
き、効率的な乾燥と搬送を同時に達成できるという利点
もある。
第1図と第2図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図は斜視図、第2図は正面図である。 2…傾斜板、3…遠赤外ヒーターパネル(加熱パネ
ル)、5…搬送路、6…振動機。
図は斜視図、第2図は正面図である。 2…傾斜板、3…遠赤外ヒーターパネル(加熱パネ
ル)、5…搬送路、6…振動機。
Claims (1)
- 【請求項1】それぞれ上下方向に回動調整可能であって
上下に互い違いに傾斜して配置されて粉体の搬送路を構
成する複数の傾斜板と、それぞれ上下方向に回動調整可
能であって各傾斜板に対向してほぼ平行に傾斜してほぼ
搬送路全体に配置された複数の加熱パネルと、前記傾斜
板及び加熱パネルを振動させる振動機とが備えられて成
る多段式振動乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989026026U JPH0752557Y2 (ja) | 1989-03-07 | 1989-03-07 | 多段式振動乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989026026U JPH0752557Y2 (ja) | 1989-03-07 | 1989-03-07 | 多段式振動乾燥装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02116692U JPH02116692U (ja) | 1990-09-18 |
JPH0752557Y2 true JPH0752557Y2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=31247275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989026026U Expired - Lifetime JPH0752557Y2 (ja) | 1989-03-07 | 1989-03-07 | 多段式振動乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0752557Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101661302B1 (ko) * | 2015-03-31 | 2016-09-29 | 김애영 | 골재 또는 광물 건조 장치 |
KR101867714B1 (ko) * | 2016-12-12 | 2018-06-14 | 주식회사 포스코 | 환원용 가열로 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5230245B2 (ja) * | 2008-04-15 | 2013-07-10 | 株式会社イトウ精麥 | 加熱処理装置および穀物飼料製造装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5243662A (en) * | 1975-10-01 | 1977-04-05 | Shigeo Tamura | Grain dryer |
JPS56165884A (en) * | 1980-05-22 | 1981-12-19 | Ohira Shiyokuhin Kakou Kk | Dryer |
JPS6252392A (ja) * | 1985-08-30 | 1987-03-07 | 明治技研株式会社 | 乾燥機 |
JPS63163774A (ja) * | 1986-12-26 | 1988-07-07 | 日本車輌製造株式会社 | 穀粒処理装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5299572U (ja) * | 1976-01-26 | 1977-07-27 | ||
JPS60151090U (ja) * | 1984-03-16 | 1985-10-07 | 益田 昇 | 面発熱体による乾燥装置 |
-
1989
- 1989-03-07 JP JP1989026026U patent/JPH0752557Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5243662A (en) * | 1975-10-01 | 1977-04-05 | Shigeo Tamura | Grain dryer |
JPS56165884A (en) * | 1980-05-22 | 1981-12-19 | Ohira Shiyokuhin Kakou Kk | Dryer |
JPS6252392A (ja) * | 1985-08-30 | 1987-03-07 | 明治技研株式会社 | 乾燥機 |
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---|---|---|---|---|
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KR101867714B1 (ko) * | 2016-12-12 | 2018-06-14 | 주식회사 포스코 | 환원용 가열로 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02116692U (ja) | 1990-09-18 |
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