JPH0752419A - 熱記録装置 - Google Patents

熱記録装置

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Publication number
JPH0752419A
JPH0752419A JP20621193A JP20621193A JPH0752419A JP H0752419 A JPH0752419 A JP H0752419A JP 20621193 A JP20621193 A JP 20621193A JP 20621193 A JP20621193 A JP 20621193A JP H0752419 A JPH0752419 A JP H0752419A
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JP
Japan
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recording material
heat
laser beam
sensitive recording
thermal recording
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Pending
Application number
JP20621193A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshitaka Agano
俊孝 阿賀野
Takashi Shiyouji
たか志 荘司
Takao Kuwabara
孝夫 桑原
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP20621193A priority Critical patent/JPH0752419A/ja
Publication of JPH0752419A publication Critical patent/JPH0752419A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】画像等の記録前および/または記録後の感熱記
録材料自体を加熱する際に発生する不規則な対流に影響
されることがなく、所望の濃度を維持して高品質な画像
を容易かつ確実に形成することを可能にする。 【構成】感熱記録材料Sに熱エネルギを付与して前記感
熱記録材料Sを所定の発色温度に加熱させるレーザビー
ム発生手段12と、該感熱記録材料Sを、発色温度未満
の所定温度に予熱する予熱手段14と、前記レーザビー
ムLが照射される該感熱記録材料Sの照射面Saに対し
強制的に圧縮気体を送って前記照射面Saの近傍に不規
則な対流が発生することを阻止する送風手段16とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱記録材料にレーザ
ビームを照射することにより画像等の記録を行う熱記録
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感熱記録材料に対して熱エネルギを付与
し、画像等の記録を行う熱記録装置が普及している。例
えば、熱源としてレーザを用いることで高速記録を可能
としたものが出現している(特開昭50−23617
号、特開昭58−94494号、特開昭62−7798
3号、特開昭62−78964号等参照)。
【0003】本出願人は、このような熱記録装置に適用
され、良好な画像を高品位で記録することのできる感熱
記録材料として、支持体上に発色剤、顕色剤および光吸
収色素を備え、付加される熱エネルギに応じた濃度で発
色する材料を開発し、特許出願している(特願平3−6
2684号、特願平3−187494号参照)。
【0004】この感熱記録材料は、支持体に、少なくと
も塩基性染料前駆体を含有するマイクロカプセル、顕色
剤および光吸収色素を水に難溶または不溶の有機溶剤に
溶解せしめた後、乳化分散した乳化物を含有する塗布液
を塗布して形成せしめた感熱層を有する。
【0005】このような感熱記録材料は、安定した保存
状態を維持するために、低い熱エネルギでは発色しない
ように構成されている。従って、所望の発色状態を得る
ためには、かなりの熱エネルギが必要である。この結
果、発色までの熱エネルギの閾値分だけダイナミックレ
ンジが狭くなり、高階調の画像を得ることが困難となる
不都合がある。また、発色させるための装置側の負担も
相当に大きなものとなってしまう。
【0006】そこで、本出願人は、前記感熱記録材料
を、発色温度未満の所定温度に予熱した後、該感熱記録
材料にレーザビームを照射させて発色させるように構成
された熱記録装置を提案している(特願平5−3888
8号参照)。これにより、高階調でしかも高精度な画像
を容易かつ高精度に得ることができるとともに、レーザ
ビーム発生手段に対する負担を軽減することが可能にな
るという効果が得られている。
【0007】一方、所定の熱エネルギが付与されて画像
が記録された感熱記録材料は、常温の保存状態において
画像濃度が経時的に高くなることが知られている。この
ため、記録直後と所定時間経過後とでは、画像濃度が異
なってしまうという不具合がある。そこで、本出願人
は、感熱記録材料にレーザビームを照射させて可視画像
を記録した後、この感熱記録材料を発色温度未満の温度
で再度加熱する熱記録方法および装置を提案している
(特願平5−205965号)。これにより、記録直後
に発色反応が促進されて安定した濃度の画像が得られる
という利点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この場合、感熱記録材
料が発色温度未満の温度に加熱されるため、この加熱さ
れた感熱記録材料から空気中に熱が発散される。従っ
て、感熱記録材料の周辺には、前記発散された熱による
不規則な対流が発生し、前記感熱記録材料に照射される
レーザビームの屈折率が前記不規則な対流により変化
し、記録画像に濃度むら等が惹起されるおそれがある。
【0009】本発明は、この種の問題を解決するための
ものであり、画像等の記録前および/または記録後の感
熱記録材料自体を加熱する際に発生する不規則な対流に
影響されることがなく、所望の濃度を維持して高品質な
画像を容易かつ確実に形成することが可能な熱記録装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、支持体上に発色剤、顕色剤および光吸
収色素を備えた感熱記録材料に、レーザビームを照射し
て前記感熱記録材料を所定の発色温度に加熱して記録を
行うレーザビーム発生手段と、前記感熱記録材料を、発
色温度未満の所定温度に加熱する加熱手段と、前記レー
ザビームが照射される該感熱記録材料の照射面に対し強
制的に圧縮気体を送給して前記照射面近傍に不規則な対
流が発生することを阻止する送風手段と、を備えること
を特徴とする。
【0011】また、前記加熱手段が、前記感熱記録材料
を保持して搬送するヒートローラを備え、前記ヒートロ
ーラと前記レーザビーム発生手段との間には、強制的に
圧縮気体を通過させるために該ヒートローラの外周面に
対応して湾曲するガイド部材が配設されるとともに、前
記ガイド部材には、前記レーザビームを該感熱記録材料
に照射させるための光透過部材が設けられ、かつ前記光
透過部材の内周面が前記ガイド部材の内周面と同一曲率
に設定されることが好ましい。
【0012】さらに、本発明は、支持体上に発色剤、顕
色剤および光吸収色素を備えた感熱記録材料に、レーザ
ビームを照射して前記感熱記録材料を所定の発色温度に
加熱して記録を行うレーザビーム発生手段と、前記感熱
記録材料を、発色温度未満の所定温度に加熱する加熱手
段と、を備え、前記レーザビーム発生手段は、前記感熱
記録材料に対して横方向乃至下方向から該レーザビーム
を照射するように構成されることを特徴とする。
【0013】さらにまた、本発明は、支持体上に発色
剤、顕色剤および光吸収色素を備えた感熱記録材料に、
レーザビームを照射して前記感熱記録材料を所定の発色
温度に加熱して記録を行うレーザビーム発生手段と、前
記感熱記録材料を、発色温度未満の所定温度に加熱する
加熱手段と、前記レーザビームが照射される該感熱記録
材料の照射面に対し強制的に圧縮気体を送給して前記照
射面近傍に不規則な対流が発生することを阻止する送風
手段と、を備え、前記レーザビーム発生手段は、前記感
熱記録材料に対して横方向乃至下方向から該レーザビー
ムを照射するように構成されることを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明に係る熱記録装置では、支持体上に発色
剤、顕色剤および光吸収色素を備えた感熱記録材料が、
加熱手段により発色温度未満の所定温度に加熱されるた
め、前記感熱記録材料自体から空気中に熱が発散され
る。その際、送風手段を介して感熱記録材料の照射面に
対し強制的に圧縮気体が送られるため、前記照射面付近
には、規則的な空気の流れが発生し、不規則な対流が生
ずることを阻止できる。
【0015】また、加熱手段であるヒートローラと湾曲
するガイド部材との間に、圧縮気体を強制的に通過させ
ると、この圧縮気体によって感熱記録材料をヒートロー
ラに保持させることができ、ニップローラ等が不要にな
る。しかも、光透過部材の内周面とガイド部材の内周面
とが同一曲率に設定されるため、乱流の発生を有効に阻
止することができる。
【0016】さらに、感熱記録材料自体から空気中に発
散される熱は、上方に向かって対流を発生させるため、
この感熱記録材料に対して横方向乃至下方向からレーザ
ビームを照射することにより、前記レーザビームを該対
流に影響されることなく前記感熱記録材料に対し有効に
照射させることが可能になる。
【0017】
【実施例】本発明に係る熱記録装置について実施例を挙
げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。な
お、以下の実施例では、レーザビーム発生手段は、感熱
記録材料に対して多階調記録を行うように制御されるも
のとする。
【0018】図1において、参照数字10は、本発明の
第1の実施例に係る熱記録装置を示す。この熱記録装置
10は、矢印B方向に副走査搬送される感熱記録材料S
をレーザビームLによって矢印A方向に走査し、画像等
を記録するものであり、この感熱記録材料Sに熱エネル
ギを付与して前記感熱記録材料Sを所定の発色温度に加
熱させるレーザビーム発生手段12と、該感熱記録材料
Sを、発色温度未満の所定温度に予熱する予熱手段(加
熱手段)14と、前記レーザビームLが照射される該感
熱記録材料Sの照射面Saに対し強制的に圧縮気体を送
って前記照射面Sa近傍に不規則な対流が発生すること
を阻止する送風手段16とを備える。
【0019】レーザビーム発生手段12は、レーザビー
ムLを出力するレーザダイオード18と、前記レーザビ
ームLを平行光束とするコリメータレンズ20と、シリ
ンドリカルレンズ22と、反射ミラー24と、レーザビ
ームLを偏向するポリゴンミラー26と、fθレンズ2
8と、前記シリンドリカルレンズ22と共動してポリゴ
ンミラー26の面倒れを補正するシリンドリカルミラー
30とを備える。このレーザダイオード18は、ドライ
バ32を介して制御部34によって制御される。
【0020】予熱手段14は、予熱光源36および反射
板38を備え、この予熱光源36および反射板38は、
感熱記録材料Sの照射面Saとは反対側の面から所定間
隔離間しかつ矢印A方向に向かって配設される。
【0021】送風手段16は、図示しない圧縮空気供給
源に連通する送風用ノズル40を備え、このノズル40
の導出口42は、感熱記録材料Sの照射面Saに沿って
長尺なスリット状を有しており、レーザビームLの照射
位置近傍に向かって配設される。
【0022】感熱記録材料Sは、支持体44とこの支持
体44上に形成された感熱層46(照射面Sa側)とを
備えており、この感熱層46は、発色剤、顕色剤および
レーザビームLを吸収してこれを熱エネルギに変換する
光吸収色素を含有した材料より構成される。この材料と
しては、前述した特願平3−62684号、特願平3−
187494号等に記載されたものを用いることができ
る。
【0023】次に、このように構成される第1の実施例
に係る熱記録装置10の動作について説明する。
【0024】制御部34の作用下に図示しない搬送機構
を介して感熱記録材料Sが矢印B方向に副走査搬送され
ながら、予熱手段14を構成する予熱光源36を介して
この感熱記録材料Sが輻射加熱される。これによって、
感熱記録材料Sが発色直前の温度まで予熱される。
【0025】前記予熱と略同時に、制御部34は、ドラ
イバ32を介してレーザダイオード18を駆動する。レ
ーザダイオード18は、感熱記録材料Sに記録される画
像の階調に応じて変調されたレーザビームLを出力す
る。このレーザビームLは、コリメータレンズ20によ
って平行光束とされた後、シリンドリカルレンズ22お
よび反射ミラー24を介してポリゴンミラー26に導か
れる。ポリゴンミラー26は、高速で回転しており、そ
の反射面によって反射されたレーザビームLは、fθレ
ンズ28およびシリンドリカルミラー30を介して感熱
記録材料Sに導かれ、矢印B方向に副走査搬送されてい
る前記感熱記録材料Sを矢印A方向に主走査する。その
際、感熱記録材料Sの感熱層46には、レーザビームL
によって発色温度に相当する所定の熱エネルギが付与さ
れ、階調画像が記録される。
【0026】この場合、感熱記録材料Sは、予熱手段1
4を介して発色直前の温度まで予熱されるため、この感
熱記録材料Sから空気中に熱が発散され、これにより前
記感熱記録材料Sから上方に向かって不規則な対流が発
生し易い。
【0027】しかしながら、第1の実施例では、送風手
段16を備えており、この送風手段16を構成するノズ
ル40の導出口42から感熱記録材料Sの照射面Saに
向かって圧縮空気が供給される。このため、図1中、矢
印Cに示すように、導出口42から感熱記録材料Sの照
射面Saに向かって強制的に圧縮気体が送給され、この
照射面Saの近傍では、規則的な対流が発生する。従っ
て、照射面Saに照射されるレーザビームLの屈折率が
変化することを阻止でき、感熱記録材料Sに対して濃度
むらのない高品質な画像を容易かつ確実に形成すること
が可能になるという効果が得られる。
【0028】なお、第1の実施例では、感熱記録材料S
の照射面Saに向かって圧縮気体を送る構成を採用した
が、この照射面Saに加え、該照射面Saとは反対側の
面(裏面)にも送風するように構成してもよい。
【0029】また、熱記録装置10は、加熱手段として
予熱手段14のみを備えているが、レーザビームLの照
射により画像記録後の感熱記録材料Sを、発色温度未満
の所定温度に再度加熱するための記録後加熱手段を設け
ることができる。その際、記録後加熱手段により再度加
熱された感熱記録材料Sから空気中に発散される熱を介
して照射面Saの近傍に不規則な対流が発生するおそれ
があるが、送風手段16を備えることにより前記照射面
Saの近傍に規則的な対流を積極的に生じさせることが
可能になる。
【0030】次に、第2の実施例に係る熱記録装置50
について、図2を参照しながら説明する。この熱記録装
置50は、レーザビーム発生手段52と予熱手段54と
を備え、この予熱手段54は、感熱記録材料Sを保持し
て矢印D方向に搬送するヒートローラ56を有する。こ
のヒートローラ56は、図示しないヒータを内装してお
り、ニップローラ58a、58bで感熱記録材料Sを挟
持して矢印D方向に回転しながら前記感熱記録材料Sを
発色温度未満の所定温度に予熱する。
【0031】レーザビーム発生手段52は、ヒートロー
ラ56に保持されている感熱記録材料Sに対して下方か
らレーザビームLを照射するように構成される。
【0032】このように、第2の実施例では、図示しな
い回転駆動源の作用下に矢印D方向に回転されるヒート
ローラ56とニップローラ58a、58bとを介し、感
熱記録材料Sが矢印D方向に搬送されながら発色直前の
温度に予熱される。そして、レーザビーム発生手段52
の作用下に下方から感熱記録材料Sの照射面Saにレー
ザビームLが照射され、所定の画像が記録される。
【0033】その際、感熱記録材料Sがヒートローラ5
6により加熱されるため、この感熱記録材料Sから上方
に向かって熱が発散され、前記感熱記録材料Sの下方に
不規則な対流が発生することがない。従って、第2の実
施例では、感熱記録材料Sに対して下方からレーザビー
ムLを照射することにより、極めて簡単な構成で、濃度
むらのない高品質な画像を記録することができるという
利点がある。
【0034】図3は、第3の実施例に係る熱記録装置6
0を示しており、この熱記録装置60は、図2に示す熱
記録装置50のヒートローラ56に代替して予熱光源6
2を有する予熱手段64を備える。この予熱手段64の
両側には、感熱記録材料Sを矢印E方向に搬送するため
のニップローラ対66a、66bが配設され、前記予熱
手段64の下方にレーザビーム発生手段68が設けられ
る。
【0035】図4および図5は、第4および第5の実施
例に係る熱記録装置70、80を示しており、熱記録装
置50および60と同一の構成要素には同一の参照数字
を付してその詳細な説明は省略する。この熱記録装置7
0、80は、感熱記録材料Sに対して横方向からレーザ
ビームLを照射するものであり、その他の構成は熱記録
装置50および60と同一である。
【0036】従って、このように構成される熱記録装置
60、70および80では、前述した熱記録装置50と
同様の効果を有することになる。
【0037】次いで、第6の実施例に係る熱記録装置9
0について、図6を参照しながら説明する。この熱記録
装置90は、感熱記録材料Sに対して横方向からレーザ
ビームLを照射するレーザビーム発生手段92と、予熱
手段94とを備え、この予熱手段94を構成するヒート
ローラ96と前記レーザビーム発生手段92との間に
は、該ヒートローラ96の外周面に対応して湾曲する円
弧状ガイド部材98が配設される。このガイド部材98
とヒートローラ96との間には、強制的に圧縮気体を通
過させるための均一幅の間隙100が形成される。
【0038】ガイド部材98には、レーザビームLを感
熱記録材料Sに照射させるための耐熱ガラス(光透過部
材)102が設けられ、この耐熱ガラス102の内周面
が前記ガイド部材98の内周面と同一曲率に設定され
る。
【0039】このように構成される熱記録装置90で
は、感熱記録材料Sが間隙100の下方からこの間隙1
00に挿入されると、ヒートローラ96が矢印F方向に
回転されるとともに、図示しない送風手段を介して前記
間隙100の下方から圧縮気体が送られる(矢印G参
照)。このため、圧縮気体が層流となって間隙100内
を下方から上方に移動し、感熱記録材料Sがヒートロー
ラ96に押圧保持される。
【0040】この感熱記録材料Sは、ヒートローラ96
の回転作用下に矢印F方向に移動しながら発色温度未満
の温度に予熱され、さらにレーザビームLの照射によっ
て所定の画像が記録される。
【0041】この場合、第6の実施例では、ヒートロー
ラ96とガイド部材98との間に形成される間隙100
に圧縮気体が送られるため、この圧縮気体の押圧作用下
にヒートローラ96に感熱記録材料Sが確実に保持され
る。これにより、ニップローラ等が不要になるととも
に、感熱記録材料Sの全面記録が可能になるという効果
が得られる。
【0042】さらに、耐熱ガラス102の内周面がガイ
ド部材98の内周面と同一曲率に設定されるため、間隙
100を通過する圧縮空気に乱流が発生することがな
く、感熱記録材料Sに照射されるレーザビームLの屈折
率の変化を確実に阻止することができる。しかも、ヒー
トローラ96とレーザビーム発生手段92との間にガイ
ド部材98および耐熱ガラス102が配設されるため、
このヒートローラ96から発生する熱が、前記レーザビ
ーム発生手段92に伝わることを有効に防止することが
可能になる。
【0043】なお、第6の実施例では、感熱記録材料S
に対してレーザビームLを横方向から照射するように構
成しているが、図1に示す第1の実施例と同様にこのレ
ーザビームLを上方から照射する構成や、図2および図
3に示す第2および第3の実施例と同様に前記レーザビ
ームLを下方から照射する構成を採用することができ
る。また、耐熱ガラス102を用いているが、レーザ波
長の透過性が高ければこの耐熱ガラス102に代替して
耐熱性の低いガラスを使用することも可能であり、さら
にまた、ガイド部材98全体が耐熱ガラス102に相当
する部分を含めて一体の光透過性の部材であってもよ
い。
【0044】
【発明の効果】本発明に係る熱記録装置によれば、以下
の効果が得られる。
【0045】支持体上に発色剤、顕色剤および光吸収色
素を備えた感熱記録材料が、加熱手段により発色温度未
満の所定温度に加熱されるため、前記感熱記録材料自体
から空気中に熱が発散される。その際、送風手段を介し
て感熱記録材料の照射面に強制的に圧縮気体が送給され
るため、前記照射面の近傍には、規則的な空気の流れが
発生し、不規則な対流が生ずることを阻止できる。これ
により、感熱記録材料に照射されるレーザビームの屈折
率が変化することがなく、所望の濃度の画像を確実かつ
高精度に形成することが可能になる。
【0046】また、加熱手段であるヒートローラと湾曲
するガイド部材との間に、圧縮気体を強制的に通過させ
ると、この圧縮気体によって感熱記録材料をヒートロー
ラに保持させることができ、ニップローラ等が不要にな
る。しかも、光透過部材の内周面とガイド部材の内周面
とが同一曲率に設定されるため、乱流の発生を有効に阻
止することができ、高品質な画像を形成することが可能
になる。
【0047】さらに、感熱記録材料自体から空気中に発
散される熱は、上方に向かって対流を発生させるため、
この感熱記録材料に対して横方向乃至下方向からレーザ
ビームを照射することにより、該対流に影響されること
なく前記レーザビームを前記感熱記録材料に照射させる
ことができるとともに、構造が一挙に簡素化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る熱記録装置の構成
を説明する斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施例に係る熱記録装置の概略
正面説明図である。
【図3】本発明の第3の実施例に係る熱記録装置の概略
正面説明図である。
【図4】本発明の第4の実施例に係る熱記録装置の概略
正面説明図である。
【図5】本発明の第5の実施例に係る熱記録装置の概略
正面説明図である。
【図6】本発明の第6の実施例に係る熱記録装置の概略
正面説明図である。
【符号の説明】
10…熱記録装置 12…レーザビ
ーム発生手段 14…予熱手段 16…送風手段 18…レーザダイオード 34…制御部 36…予熱光源 40…ノズル 42…導出口 50…熱記録装
置 52…レーザビーム発生手段 54…予熱手段 56…ヒートローラ 60…熱記録装
置 62…予熱光源 64…予熱手段 66a、66b…ニップローラ対 70、80、9
0…熱記録装置 92…レーザビーム発生手段 94…予熱手段 96…ヒートローラ 98…ガイド部
材 100…間隙 102…耐熱ガ
ラス S…感熱記録材料

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に発色剤、顕色剤および光吸収色
    素を備えた感熱記録材料に、レーザビームを照射して前
    記感熱記録材料を所定の発色温度に加熱して記録を行う
    レーザビーム発生手段と、 前記感熱記録材料を、発色温度未満の所定温度に加熱す
    る加熱手段と、 前記レーザビームが照射される該感熱記録材料の照射面
    に対し強制的に圧縮気体を送給して前記照射面近傍に不
    規則な対流が発生することを阻止する送風手段と、 を備えることを特徴とする熱記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の熱記録装置において、前記
    加熱手段は、前記感熱記録材料を保持して搬送するヒー
    トローラを備え、 前記ヒートローラと前記レーザビーム発生手段との間に
    は、強制的に圧縮気体を通過させるために該ヒートロー
    ラの外周面に対応して湾曲するガイド部材が配設される
    とともに、 前記ガイド部材には、前記レーザビームを該感熱記録材
    料に照射させるための光透過部材が設けられ、かつ前記
    光透過部材の内周面が前記ガイド部材の内周面と同一曲
    率に設定されることを特徴とする熱記録装置。
  3. 【請求項3】支持体上に発色剤、顕色剤および光吸収色
    素を備えた感熱記録材料に、レーザビームを照射して前
    記感熱記録材料を所定の発色温度に加熱して記録を行う
    レーザビーム発生手段と、 前記感熱記録材料を、発色温度未満の所定温度に加熱す
    る加熱手段と、 を備え、 前記レーザビーム発生手段は、前記感熱記録材料に対し
    て横方向乃至下方向から該レーザビームを照射するよう
    に構成されることを特徴とする熱記録装置。
  4. 【請求項4】支持体上に発色剤、顕色剤および光吸収色
    素を備えた感熱記録材料に、レーザビームを照射して前
    記感熱記録材料を所定の発色温度に加熱して記録を行う
    レーザビーム発生手段と、 前記感熱記録材料を、発色温度未満の所定温度に加熱す
    る加熱手段と、 前記レーザビームが照射される該感熱記録材料の照射面
    に対し強制的に圧縮気体を送給して前記照射面近傍に不
    規則な対流が発生することを阻止する送風手段と、 を備え、 前記レーザビーム発生手段は、前記感熱記録材料に対し
    て横方向乃至下方向から該レーザビームを照射するよう
    に構成されることを特徴とする熱記録装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6371651B1 (en) 1998-12-09 2002-04-16 Koyo Seiko Co., Ltd. Thrust dynamic pressure bearing
US7834899B2 (en) 2003-11-14 2010-11-16 The Technology Partnership Plc Laser marking system
JP2011037271A (ja) * 2009-08-17 2011-02-24 Xerox Corp デュアルモード画像形成システム

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US7834899B2 (en) 2003-11-14 2010-11-16 The Technology Partnership Plc Laser marking system
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