JP2003320695A - 感熱媒体への書込装置 - Google Patents

感熱媒体への書込装置

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JP2003320695A
JP2003320695A JP2002131864A JP2002131864A JP2003320695A JP 2003320695 A JP2003320695 A JP 2003320695A JP 2002131864 A JP2002131864 A JP 2002131864A JP 2002131864 A JP2002131864 A JP 2002131864A JP 2003320695 A JP2003320695 A JP 2003320695A
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writing device
heat
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JP2002131864A
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Munehiro Date
宗宏 伊達
Mitsuru Kaimai
満 開米
Kiminari Sekikawa
公成 関川
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KUROMIKKU KK
Rion Co Ltd
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KUROMIKKU KK
Rion Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 (1)対象物を書込器の固定された書込位置
まで移動させることなく、対象物に取付けられた感熱媒
体にバーコードや文字等の情報を書込むことができ、
(2)情報の書込みの過不足を無くし、常に最適な書込
みができる感熱媒体への書込装置を提供する。 【解決手段】 感熱媒体5に書込むための情報を含む画
像を結像する第1結像手段12と、第1結像手段で結像
した画像を間隔を隔てた先端面14aまで導く可撓性の
イメージファイバー14と、先端面の画像を前記媒体上
に結像する第2結像手段16とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱媒体へ情報を
書込むための書込装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感熱媒体(例えば感熱紙)に文字、図形
等を書き込む最も一般的な手段は、サーマルヘッド等を
感熱紙に接触させて既定速度で移動させながら紙表面を
加熱し、発色させる手段(以下、「ヘッド移動法」と呼
ぶ)である。又、別の手段としては、感熱紙に既定の距
離を置いた場所からミラー又は遮光マスクを通して加熱
用光線を感熱紙に照射し、図形等を書き込む手段(以
下、「光照射法」と呼ぶ)がある。
【0003】図5は光照射法による据え置き型の書込器
の模式図である。この据え置き型の書込器は、レーザー
発振器1、投影レンズ2、走査ミラー3等を備え、据え
置き型のレーザー発振器1からレーザー光4を照射し、
これを走査ミラー3で走査して、対象物5(感熱紙等)
の表面にレーザー光により情報を書き込んでいた。なお
この場合、投影レンズ2はレーザー光4を対象物上に集
光させる機能を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したヘッド移動法
では、サーマルヘッドを感熱紙に対して一定速度で移動
させる必要があるため、サーマルヘッドとその駆動系は
一体化して装置の中に納められている。従ってこの装置
では、感熱紙を装置の中に挿入する手段が一般に採用さ
れる。また光照射法では、光源(または集光レンズ)と
感熱紙との位置関係を常に一定に保つ必要があるため、
感熱紙は装置に対して常に既定の位置に固定する必要が
ある。
【0005】しかし、書込み装置に挿入できない物体
や、書込み装置の既定の位置に容易に設置できない対象
物に可逆感熱紙を張り付けて繰返し使用するような場合
には、上述した従来の書込み装置は使用することができ
ない問題点があった。このような対象物としては、たと
えば商品に取り付けたシール、タグ等や、移動の容易で
ないダンボール箱やコンテナ等に取り付けたシール等が
あげられる。従来はこのような場合には、予めプリンタ
ーで書き込みを行ったシールを目的とする物体に貼り付
けていたため、シールは1回限りの使用となり、繰返し
て使用ができず不経済であった。
【0006】また、可逆感熱媒体を繰返し利用する際
に、可逆感熱紙の特性(表面状態、光の吸収率、媒体温
度、感熱材料の劣化の程度)の違いや操作手段(機械書
込みか手書きか)により、書込濃度にばらつきが生じや
すい問題点があった。すなわち、特に手書きの場合、書
込み速度がばらつくため、加熱不足や過剰加熱が起こり
やすい問題点があった。
【0007】本発明はかかる問題点を解決するために創
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、
(1)対象物を書込器の固定された書込位置まで移動さ
せることなく、対象物に取付けられた感熱媒体にバーコ
ードや文字等の情報を書込むことができ、(2)手書き
の場合でも、情報の書込みの過不足を無くし、常に最適
な書込みができる感熱媒体への書込装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、感熱媒
体(5)に書込むための情報を含む画像を結像する第1
結像手段(12)と、該第1結像手段で結像した画像を
間隔を隔てた先端面(14a)まで導く可撓性のイメー
ジファイバー(14)と、該先端面の画像を前記媒体上
に結像する第2結像手段(16)とを備えた、ことを特
徴とする感熱媒体への書込装置が提供される。
【0009】上記本発明の構成によれば、第1結像手段
(12)により感熱媒体(5)に書込むための情報を含
む画像を結像し、イメージファイバー(14)により結
像した画像を間隔を隔てた先端面(14a)まで導き、
第2結像手段(16)により先端面の画像を媒体上に結
像することができる。また、イメージファイバー(1
4)は可撓性を有するので、対象物(感熱媒体)を固定
された書込位置まで移動させることなく、対象物に取付
けられた感熱媒体にバーコードや文字等の情報を書込む
ことができる。
【0010】本発明の好ましい実施形態によれば、前記
第1結像手段(12)は、レーザー光(4)を走査する
スキャンミラー(12a)と、該スキャンミラーに向け
てレーザー光を発振するレーザー発振器(12b)とを
備え、レーザー光を走査して画像を結像するレーザー書
込装置である。
【0011】この構成により、レーザー光(4)をスキ
ャンミラー(12a)で走査して所望の位置に画像を結
像することができる。従って、書き込みたい文字や図形
の画像を、スキャンミラー(12a)によって形成し、
この光学像を3次元的に自在に動かすことのできるイメ
ージファイバー(14)に通し、光学像を任意の位置に
ある感熱紙上に導き、感熱紙に書き込むことができる。
【0012】また、別の好ましい実施形態によれば、前
記第1結像手段(12)は、パルス光で液晶パネル(1
3c)を照射しその面像を結像させるパルス書込装置で
ある。
【0013】この構成により、書き込みたい文字や図形
の像を、液晶パネル(13c)によって形成し、この光
学像を3次元的に自在に動かすことのできるイメージフ
ァイバー(14)に通し、光学像を任意の位置にある感
熱紙上に導き、感熱紙に書き込むことができる。
【0014】また、前記第2結像手段(16)は、レン
ズ系またはテーパーファイバー(17)である。
【0015】レンズ系を用いることにより、イメージフ
ァイバー(14)の先端面(14a)の画像を間隔を隔
てた媒体上に結像することができる。また、テーパーフ
ァイバー(17)を用いることにより、感熱紙とテーパ
ーファイバーを接触もしくは近接させて、感熱紙に押し
当てることにより、レンズ系を使わずに文字、図形を書
き込むこともできる。また、テーパーファイバーによ
り、書き込む図形の大きさを変えることができる。
【0016】また、本発明によれば、レーザー光(4)
を発振するレーザー発振器(12b)と、該レーザー光
を間隔を隔てた先端面(24a)まで導く可撓性の光フ
ァイバー(24)と、該光ファイバーの先端面を前記媒
体上に近接保持する書込みペン(26)とを備える。
【0017】本発明の構成によれば、レーザー発振器
(12b)によりレーザー光(4)を発振し、光ファイ
バー(24)によりレーザー光を間隔を隔てた先端面
(24a)まで導き、書込みペン(26)により光ファ
イバーの先端面を媒体上に近接保持して、媒体を発色さ
せることができる。また、光ファイバー(24)は可撓
性を有するので、対象物(感熱媒体)を固定された書込
位置まで移動させることなく、対象物に取付けられた感
熱媒体に手書きで任意の情報を書込むことができる。
【0018】また、好ましい実施形態によれば、媒体の
発色濃度を検出する媒体濃度検出装置(20)を備え
る。
【0019】この構成により、媒体濃度検出装置(2
0)により媒体の発色濃度を検出し、媒体が未発色の状
態にあるうちはレーザー光を出力させ、発色状態に達し
たならレーザー光をOFFにして急冷させ、白紙部分に
書込み部がくるとまたレーザー光をON-OFFすると
いうことを繰返すことにより、機械書き込みの場合だけ
でなく、手書きの場合でも効率よく最適の発色を得るこ
とができる。
【0020】前記媒体濃度検出装置(20)は、媒体の
発色濃度を検出する反射光量センサー(20a)と、レ
ーザー光(4)に相当する細い入射可視光(6a)を照
射する可視光光源(20b)と、スキャンミラー(12
a)とレーザー発振器(12b)の間に位置し媒体から
の反射可視光(6b)を分離するダイクロイックミラー
(20c)と、分離した反射可視光を反射光量センサー
に導き可視光光源の入射可視光をダイクロイックミラー
に導くビームスプリッター(20d)とを備える。
【0021】この構成により、レーザー光を照射してい
る媒体の書込部分に、ビームスプリッター(20d)、
ダイクロイックミラー(20c)及びスキャンミラー
(12a)を介して入射可視光(6a)により照明する
ことができ、その反射可視光(6b)をスキャンミラー
(12a)、ダイクロイックミラー(20c)及びビー
ムスプリッター(20d)を介して反射光量センサー
(20a)に導き、媒体の発色濃度をリアルタイムに検
出して、レーザー発振器(12b)にフィードバックす
ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。なお、各図において共通す
る部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略す
る。
【0023】可逆性感熱記録材料を用いた可逆感熱紙と
して、例えば、電子供与性染料前駆体を用いたロイコ系
リライタブル感熱紙が開発されている。電子供与性染料
前駆体は、図6に示すように、酸性雰囲気下で分子内の
ラクトン環が開環することにより発色し、酸性雰囲気を
取り除くとラクトン環が閉環し無色の状態に戻るもので
ある。ロイコ系リライタブル感熱紙はこの電子供与性染
料前駆体と可逆顕色剤を組み合わせたものであり、可逆
顕色剤とは電子供与性染料前駆体と反応して発色・消色
の可逆性を発現するものである。可逆顕色剤には、例え
ば長鎖アルキル基をもつフェノール系化合物等が用いら
れる。
【0024】図7は発色・消色のモデル図である。この
図に示すように、消色状態(左下)の電子供与性染料前
駆体と可逆顕色剤を加熱すると両者は溶融して発色状態
(上)となり、これを急冷すると溶融状態に近い状態で
固化し固体発色状態(右下)が保持される。逆に溶融状
態から徐冷すると電子供与性染料前駆体と可逆顕色剤が
消色状態に戻る。従って、溶融後の急冷又は徐冷によ
り、発色又は消色を可逆的に行うことができる。また、
固体発色状態のものを溶融温度よりもやや低い温度領域
で一定時間保持することによた、元の消色状態に遷移さ
せることもできる。
【0025】図8は、可逆感熱紙の特性説明図である。
この図において、横軸は温度、縦軸は発色濃度を示して
いる。この図に矢印で示すように、消色状態(A)の可
逆感熱記録層(例えば電子供与性染料前駆体と可逆顕色
剤からなる)を加熱すると両者は溶融して発色状態
(B)となり、これを急冷すると溶融状態に近い状態で
固化し固体発色状態(C)が保持される。逆に溶融状態
(B)から徐冷すると電子供与性染料前駆体と可逆顕色
剤が相分離して元の消色状態(A)に戻る。また、固体
発色状態(C)において、溶融状態よりもやや低い温度
領域で一定時間保持すると、元の消色状態(A)に遷移
する性質がある。この温度領域(溶融温度よりもやや低
い温度領域)を「消色温度領域」と呼ぶ。
【0026】本発明の書込装置は、可逆感熱媒体を用
い、可逆感熱媒体には、図6〜8に例示した可逆感熱紙
を適用する。この例では可逆感熱紙は、消色状態(A)
の可逆感熱記録層を加熱すると発色状態(B)となり、
これを急冷すると固体発色状態(C)が保持され、逆に
溶融状態(B)から徐冷する元の消色状態(A)に戻る
特性を有する。従って、固体発色状態の可逆感熱記録層
が吸収しやすい波長(近赤外光)のレーザー光(例えば
YAGレーザー)を書込みに用いることができる。レー
ザー光の強度は、使用する可逆感熱紙の特性に合わせて
適宜調節するのがよい。また、フラッシュランプ等のパ
ルス光源を消去に用いることができる。
【0027】図1は、本発明による感熱媒体への書込装
置10の第1実施形態図である。これらの図において、
本発明の書込装置10は、上述した可逆感熱媒体5(可
逆感熱紙)に書込むための情報を含む画像を結像する第
1結像手段12と、第1結像手段で結像した画像を間隔
を隔てた先端面14aまで導く可撓性のイメージファイ
バー14と、先端面14aの画像を媒体5上に結像する
第2結像手段16とを備える。
【0028】第1結像手段12は、この例ではレーザー
書込装置であり、レーザー光4を走査するスキャンミラ
ー12aと、スキャンミラー12aに向けてレーザー光
4を発振するレーザー発振器12bとを備え、レーザー
光を走査して画像を結像する。この画像の結像位置は、
イメージファイバー14の末端面14bに設定されてい
る。レーザー光4は、固体発色状態の可逆感熱記録層が
吸収しやすい近赤外光であるのがよい。
【0029】イメージファイバー14は、光ファイバー
の細い素線が束ねられたものであり、末端面14bの画
像をそのまま先端面14aまで導くようになっている。
イメージファイバー14は3次元的に自在に動かすこと
のできるように十分な可撓性と長さを有する。
【0030】第2結像手段16は、この例ではレンズ1
6aを有し、イメージファイバー14の先端面14aの
画像を間隔を隔てた媒体5上に結像する。
【0031】上述した本発明の構成によれば、第1結像
手段12により感熱媒体5に情報を書込むための情報を
含む画像を結像し、イメージファイバー14により結像
した画像を間隔を隔てた先端面14aまで導き、第2結
像手段16により先端面の画像を媒体上に結像すること
ができる。また、イメージファイバー14は可撓性を有
するので、対象物(感熱媒体)を固定された書込位置ま
で移動させることなく、対象物に取付けられた感熱媒体
にバーコードや文字等の情報を書込むことができる。
【0032】また、図1の構成により、レーザー光4を
スキャンミラー12aで走査して所望の位置に画像を結
像することができる。従って、書き込みたい文字や図形
の画像を、スキャンミラー12aによって形成し、この
光学像を3次元的に自在に動かすことのできるイメージ
ファイバー14に通し、光学像を任意の位置にある感熱
紙上に導き、感熱紙に書き込むことができる。さらに、
第2結像手段16に、レンズ系を用いることにより、イ
メージファイバー14の先端面14aの画像を間隔を隔
てた媒体上に結像することができる。
【0033】図2は、本発明の書込装置の第2実施形態
図である。この図において第1結像手段12はパルス書
込装置であり、光源13a、集光レンズ13b、液晶パ
ネル13c、プロジェクトレンズ13d等からなり、イ
メージファイバー14の末端面14bに情報を全面同時
に書き込むようになっている。
【0034】パルス書込装置に用いる光源13aには、
フラッシュランプ等のパルス光源を用いるのがよい。す
なわち、液晶パネル13c(露光マスク)を強力な光源
で照射し、適当な光学系を用い液晶パネル13cの像を
末端面14bに結像させることにより、希望する部分を
加熱して瞬時に二次元情報を同時書込みすることができ
る。
【0035】この例において、第2結像手段16は、テ
ーパーファイバー17である。このテーパーファイバー
17はイメージファイバー14と同様に光ファイバーの
細い素線が束ねられたものであり、末端面17bの画像
をそのまま先端面17aまで導くようになっている。ま
た、テーパーファイバー17を構成する光ファイバー
は、末端面側が細く先端面側が太いテーパであり、末端
面17bの画像を拡大して先端面17aまで導くように
なっている。
【0036】上述した本発明の構成によれば、書き込み
たい文字や図形の像を、液晶パネル13cによって形成
し、この光学像を3次元的に自在に動かすことのできる
イメージファイバー14に通し、光学像を任意の位置に
ある感熱紙上に導き、感熱紙に書き込むことができる。
また、第2結像手段16にテーパーファイバー17を用
いることにより、感熱紙とテーパーファイバーを接触も
しくは近接させて、感熱紙に押し当てることにより、レ
ンズ系を使わずに文字、図形を書き込むこともできる。
また、テーパーファイバーにより、書き込む図形の大き
さを変えることができる。
【0037】図3は本発明の書込装置の第3実施形態図
である。この図において、本発明の書込装置10は、媒
体の発色濃度を検出する媒体濃度検出装置20を備えて
いる。
【0038】媒体濃度検出装置20は、媒体5の発色濃
度を検出する反射光量センサー20aと、レーザー光に
相当する細い入射可視光6aを照射する可視光光源20
bと、スキャンミラー12aとレーザー発振器12bの
間に位置し媒体5からの反射可視光6bを分離するダイ
クロイックミラー20cと、分離した反射可視光6bを
反射光量センサー20aに導き可視光光源20bの入射
可視光6aをダイクロイックミラーに導くビームスプリ
ッター20dとを備える。
【0039】この構成により、レーザー光4を照射して
いる媒体5の書込部分に、ビームスプリッター20d、
ダイクロイックミラー20c及びスキャンミラー12a
を介して入射可視光6aにより照明することができる。
また、その反射可視光6bをスキャンミラー12a、ダ
イクロイックミラー20c及びビームスプリッター20
dを介して反射光量センサー20aに導き、媒体5の発
色濃度をリアルタイムに検出して、レーザー発振器12
bにフィードバックすることができる。
【0040】従って、媒体濃度検出装置20により媒体
5の発色濃度をリアルタイムに検出し、媒体5が未発色
の状態にあるうちはレーザー光4を出力させ、発色状態
に達したならレーザー光2をOFFにして急冷させ、白
紙部分に書込み部がくるとまたレーザー光をON-OF
Fするということを繰返すことにより、効率よく最適の
発色を得ることができる。
【0041】図4は、本発明の書込装置の第4実施形態
図である。この図において、本発明の書込装置10は、
レーザー光4を発振するレーザー発振器12bと、レー
ザー光4を間隔を隔てた先端面24aまで導く可撓性の
光ファイバー24と、光ファイバーの先端面を媒体5上
に近接保持する書込みペン26とを備えた。光ファイバ
ー24は、上述したイメージファイバー14やテーパー
ファイバー17と同様に光ファイバーの細い素線が束ね
られたものであるが、レーザー光4を通すだけの直径を
有する。従って、光ファイバー24に入射したレーザー
光4は先端面24aからそのまま照射される。
【0042】この構成によれば、レーザー発振器12b
によりレーザー光4を発振し、光ファイバー24により
レーザー光を間隔を隔てた先端面24aまで導き、書込
みペン26により光ファイバーの先端面を媒体上に近接
保持して、媒体を発色させることができる。また、光フ
ァイバー24は可撓性を有するので、対象物(感熱媒
体)を固定された書込位置まで移動させることなく、対
象物に取付けられた感熱媒体に手書きで任意の情報を書
込むことができる。
【0043】また、図4の構成において、上述した媒体
濃度検出装置20を併用することにより、書込み速度が
常に変動する手書きの場合でも、媒体5の発色濃度をリ
アルタイムに検出し、媒体5が未発色の状態にあるうち
はレーザー光4を出力させ、発色状態に達したならレー
ザー光2をOFFにして急冷させ、白紙部分に書込み部
がくるとまたレーザー光をON-OFFするということ
を繰返すことにより、効率よく最適の発色を得ることが
できる。
【0044】更に、上述した媒体濃度検出装置30によ
り以下の効果も得られる。 1.レーザー光を穏やかにONさせることによって、発
色センサーが発色光量を検知してレーザーにフィードバ
ックをかける時間のうちに過剰加熱になってしまうのを
防ぐ。 2.発色センサーは、発色状態を検知するという本来の
目的以外に、紙からの反射光をとらえて紙の有無を検出
し、紙がない状態ではレーザー光が出力されないように
する。 3.光パワーの制御を行わずに、単に発色のモニターの
みを行わせることもできる。
【0045】更に、媒体濃度検出装置20の可視光光源
20bを用いて、可逆感熱紙の消去を行うこともでき
る。また、反射光量センサー20aを用いて可逆感熱紙
の読取りを行うこともできる。
【0046】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変更できることは勿論である。
【0047】
【発明の効果】上述したように、本発明の感熱媒体への
書込装置は、対象物を書込器の固定された書込位置まで
移動させることなく、対象物に取付けられた感熱媒体に
バーコードや文字等の情報を書込むことができ、手書き
の場合でも、情報の書込みの過不足を無くし、常に最適
な書込みができる、等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の書込装置の第1実施形態図である。
【図2】本発明の書込装置の第2実施形態図である。
【図3】本発明の書込装置の第3実施形態図である。
【図4】本発明の書込装置の第4実施形態図である。
【図5】従来の書込装置の模式図である。
【図6】可逆性感熱記録材料の発色・消色説明図であ
る。
【図7】可逆性感熱記録材料の発色・消色のモデル図で
ある。
【図8】可逆感熱紙の特性説明図である。
【符号の説明】
1 レーザー発振器、2 投影レンズ、3 走査ミラ
ー、4 レーザー光、5 対象物(感熱媒体)、6a
入射可視光、6b 反射可視光、10 書込装置、12
第1結像手段、12a スキャンミラー、12b レ
ーザー発振器、13a 光源、13b 集光レンズ、1
3c 液晶パネル、13d プロジェクトレンズ、14
イメージファイバー、14a 先端面、14b 末端
面、16 第2結像手段、16a 先端面、16b 末
端面、17 テーパーファイバー、20 媒体濃度検出
装置、20a 反射光量センサー、20b 可視光光
源、20c ダイクロイックミラー、20d ビームス
プリッター、24 光ファイバー、24a 先端面、2
6 書込みペン、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊達 宗宏 東京都港区白金台2−12−24 (72)発明者 開米 満 東京都千代田区神田須田町1−26 株式会 社クロミック内 (72)発明者 関川 公成 東京都国分寺市東元町3−20−41 リオン 株式会社内 Fターム(参考) 2C065 AA01 AB01 AF01 CA03 CA07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感熱媒体(5)に書込むための情報を含
    む画像を結像する第1結像手段(12)と、該第1結像
    手段で結像した画像を間隔を隔てた先端面(14a)ま
    で導く可撓性のイメージファイバー(14)と、該先端
    面の画像を前記媒体上に結像する第2結像手段(16)
    とを備えた、ことを特徴とする感熱媒体への書込装置。
  2. 【請求項2】 前記第1結像手段(12)は、レーザー
    光(4)を走査するスキャンミラー(12a)と、該ス
    キャンミラーに向けてレーザー光を発振するレーザー発
    振器(12b)とを備え、レーザー光を走査して画像を
    結像するレーザー書込装置である、ことを特徴とする請
    求項1に記載の感熱媒体への書込装置。
  3. 【請求項3】 前記第1結像手段(12)は、パルス光
    で液晶パネル(13c)を照射しその面像を結像させる
    パルス書込装置である、ことを特徴とする請求項1に記
    載の感熱媒体への書込装置。
  4. 【請求項4】 前記第2結像手段(16)は、レンズ系
    またはテーパーファイバー(17)である、ことを特徴
    とする請求項1に記載の感熱媒体への書込装置。
  5. 【請求項5】 レーザー光(4)を発振するレーザー発
    振器(12b)と、該レーザー光を間隔を隔てた先端面
    (24a)まで導く可撓性の光ファイバー(24)と、
    該光ファイバーの先端面を前記媒体上に近接保持する書
    込みペン(26)とを備えた、ことを特徴とする感熱媒
    体への書込装置。
  6. 【請求項6】 媒体の発色濃度を検出する媒体濃度検出
    装置(20)を備える、ことを特徴とする請求項2又は
    4に記載の感熱媒体への書込装置。
  7. 【請求項7】 前記媒体濃度検出装置(20)は、媒体
    の発色濃度を検出する反射光量センサー(20a)と、
    レーザー光(4)に相当する細い入射可視光(6a)を
    照射する可視光光源(20b)と、スキャンミラー(1
    2a)とレーザー発振器(12b)の間に位置し媒体か
    らの反射可視光(6b)を分離するダイクロイックミラ
    ー(20c)と、分離した反射可視光を反射光量センサ
    ーに導き可視光光源の入射可視光をダイクロイックミラ
    ーに導くビームスプリッター(20d)とを備える、こ
    とを特徴とする請求項5に記載の感熱媒体への書込装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009039892A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Duplo Seiko Corp 画像記録装置
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