JPH0752295Y2 - プッシュラッチ付き引手 - Google Patents

プッシュラッチ付き引手

Info

Publication number
JPH0752295Y2
JPH0752295Y2 JP1046991U JP1046991U JPH0752295Y2 JP H0752295 Y2 JPH0752295 Y2 JP H0752295Y2 JP 1046991 U JP1046991 U JP 1046991U JP 1046991 U JP1046991 U JP 1046991U JP H0752295 Y2 JPH0752295 Y2 JP H0752295Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
pull tab
magnet
push latch
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1046991U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0498969U (ja
Inventor
良雄 柳原
Original Assignee
株式会社サヌキ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社サヌキ filed Critical 株式会社サヌキ
Priority to JP1046991U priority Critical patent/JPH0752295Y2/ja
Publication of JPH0498969U publication Critical patent/JPH0498969U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0752295Y2 publication Critical patent/JPH0752295Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、プッシュラッチ付き
引手に関し、詳しくは扉に対する引手の出没と扉の開閉
とを同時にワンタッチで行えるプッシュラッチ付き引手
に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のプッシュラッチ付き引手
を示す斜視図である。このプッシュラッチ付き引手は、
外筒部61と、この外筒部61に嵌合された内筒部62
とからなり、この外筒部61と内筒部62との嵌合間に
プッシュラッチ機構が配備してある(図示せず)。この
プッシュラッチ機構は、公知のもので、内筒部62を外
筒部61に対し押し込むと、この押し込み状態が保持さ
れる。つまり、内筒部62が外筒部61内に没入し、再
度、内筒部61を押し込むと没入保持状態が開放され、
内筒部61が外筒部62より外方向へ突出するようにな
っている。この外筒部61は、扉3の収容穴部に嵌着固
定されている。また、内筒部62の先端部には撮み状引
手部63が一体に取付けてある。
【0003】扉3を閉成すると、扉3の内面に設けた磁
気吸着プレート(金属板)4が、例えばボックス体7の
開放面に設けたマグネットキャッチ5に吸着し、扉3の
閉成状態が保持される。この状態で、内筒部62先端の
撮み状引手部63を、外筒部61側(扉3側)へ押し込
むと、内筒部62及び内筒部62と一体の撮み状引手部
63が外筒部(扉3)61内に没入し、撮み状引手部6
3の先端面のみが外筒部(扉3面)61の先端面より臨
出する。従って、この扉閉成状態において、引手が全く
外方へ突出せず、邪魔になることがない。扉3を開くと
きは、撮み状引手部63を外筒部(扉3)61側へ再び
押し込む。これにより、撮み状引手部(内筒部62)6
3が外筒部61より突出する。この撮み状引手部63を
把持して扉3を引くことで、磁気吸着プレート4とマグ
ネットキャッチ5との吸着が外れる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記、従来のプッシュ
ラッチ付き引手は、扉に対する引手の出没構造と、扉の
開閉構造が別構成となっている。つまり、この引手では
扉に対する出没のみが実現でき、引手の出没が扉の開閉
に直結していない。従って、扉の閉成手段として、例え
ばボックス側に取付けるマグネットキャッチと、扉側に
取付ける磁気吸着プレートとを必要とし、部品点数が多
くなる許かりでなく、これらマグネットキャッチや磁気
吸着プレートを取付ける作業、及び位置合わせ作業が手
間であり、製品原価が高騰する等の不利があった。
【0005】この考案は、以上のような課題を解消さ
せ、扉に対する引手の出没と扉の開閉とを同時にワンタ
ッチで行える使用がっての良い安価なプッシュラッチ付
き引手を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】この目的を達成
させるために、この考案のプッシュラッチ付き引手は、
次のような構成としている。プッシュラッチ付き引手
は、扉の引手収容部に対し出没可能に配備された引手本
体と、この引手本体の適所に一体に取付けられ、上記引
手収容部の扉貫通孔に挿通配備され、先端マグネット部
が磁気吸着プレートに脱着するマグネットプッシュラッ
チと、このマグネットプッシュラッチの適所に設けられ
扉を開放する突出部とから成ることを特徴としている。
【0007】このような構成を有するプッシュラッチ付
き引手では、例えば断面「コ」字状の引手本体の両屈曲
先端部に、マグネットプッシュラッチが一体に取付けて
ある。このマグネットプッシュラッチは、公知のもの
で、マグネットケース部(ラッチ本体部)より突出する
マグネット部を、マグネットケース部側へ一度押し込む
と、この押し込み状態が保持され、再度、押し込むとマ
グネット部が原状位置へ突出復帰する構造のものであ
る。この引手本体は、扉の引手収容穴部に嵌合され、マ
グネットプッシュラッチは扉引手収容穴部に設けた扉貫
通孔から扉内方向へ挿通配備されている。そして、この
マグネットプッシュラッチの先端マグネット部に対応し
て、ボックス側には磁気吸着プレートが取付けられる。
また、マグネットプッシュラッチ(マグネットケース
部)の適所には、扉の内面に脱着可能に係止し、引手収
容穴部から引手本体の脱落を防止すると共に、扉を開放
する扉開放用突出板部が突設してある。
【0008】扉を閉める場合は、引手収容穴部より外方
へ突出している引手本体を、扉側へ押し込む。これによ
り、引手本体が引手収容穴部に嵌入し、引手本体が引手
収容穴部の底面に当接すると、引手本体の押し込みと共
に扉がボックス本体側へ移動する。そして、マグネット
プッシュラッチの先端マグネット部が、磁気吸着プレー
トに接面する。この状態では、まだ扉は僅かに開いてい
る。この状態で、更に引手本体を押し込むと、磁気吸着
プレートの抵抗により先端マグネット部がプッシュラッ
チケース内に没入し扉が閉成される。従って、引手本体
が引手収容穴部に没入したまま、扉の閉成状態が吸着保
持される。扉を開く時は、引手本体を押し込む。これに
より、先端マグネット部が原状状態へ突出復帰する。こ
の時、引手本体が引手収容穴部より外方へ突出すると共
に、マグネットプッシュラッチの扉開放用突出部が扉内
面に衝突して扉も同時に開放する。かくして、扉の閉成
と引手本体の出没とをワンタッチで同時に実行し得る。
【0009】
【実施例】図1は、この考案に係るプッシュラッチ付き
引手の具体的な一実施例を示す斜視図である。この実施
例では、プッシュラッチ付き引手をレコード収納ボック
ス等の筺体の扉に取付けた例を示している。
【0010】プッシュラッチ付き引手は、引手本体1
と、この引手本体1に直接一体に取付けられたマグネッ
トプッシュラッチ2とからなる。引手本体1は、実施例
では断面「コ」字状に形成され、短尺な屈曲先端部に後
述するマグネットプッシュラッチ2が取付けてある。こ
の引手本体1は、扉3の引手収容穴部31に嵌合配備さ
れる。引手収容穴部31には、図2で示すように、マグ
ネットプッシュラッチ2が挿通する貫通孔32が形成さ
れている。引手本体1は、扉3に対し引手収容孔部31
に嵌合し、且つ、マグネットプッシュラッチ2が貫通孔
32に挿通した状態で、出没可能に取付けられる。
【0011】前記マグネットプッシュラッチ2は、図2
で示すように、引手本体1の屈曲先端部に一体に取付け
られる。マグネットプッシュラッチ2は、筒状のケース
部21と、このケース部21内にバネ(図示せず)を介
して外方向へ付勢配備されたマグネット部22と、この
マグネット部22に取付けられた突出ピン23と、ケー
ス部21の中板24に設けられ、上記突出ピン23に対
応するカム板25と、このカム板25の面内に設けられ
た切欠部26と、この切欠部26に設けられた立ち上が
りガイド片27と、カム板25の基端部に設けられた取
付け軸部28と、この取付け軸部28に巻回配備され、
カム板25を一方の壁側に付勢するバネ29とから成
る。
【0012】常態において、マグネット部22はバネ付
勢によりケース部21より前方へ突出している。この
時、突出ピン23はカム板25の湾曲先端部に対応位置
しており、カム板25はバネ29により一方方向へ付勢
されている。バネ29に抗してマグネット部22をケー
ス部21内へ押し込むと、この押し込み力により突出ピ
ン23がカム板25を、付勢バネ29に抗して他方方向
(付勢方向と反対方向)へ移動させながら、カム板25
の先端部に沿って突出ピン(マグネット部22)23が
移動し、突出ピン23は切欠部26内へ嵌入する。この
時、付勢バネ29によりカム板25が原状へ復帰し、突
出ピン(マグネット部22)23の移動を阻止する。つ
まり、マグネット部22がケース部21内に没入した常
態が保持される。更に、もう一度マグネット部22をケ
ース部21側へ押し込むと、突出ピン23が少し移動
し、切欠部26との係合がはずれる。そして、突出ピン
23は立ち上りガイド片27の下方に位置し、立ち上り
ガイド片27を上方へ押しあげながら、バネ力により原
状位置へ突出する。つまり、マグネット部22がケース
部21より突出する。
【0013】前記マグネットプッシュラッチ2に形成さ
れる扉開放用突出部2aは、上記ケース部21の先端部
に鍔板状に形成される。この鍔状突出板部2aは、上記
貫通孔32より大きい径を有する。従って、この鍔板状
突出部2aはマグネットプッシュラッチ(引手本体1)
2が、貫通孔(引手収容穴部31)32より脱落するの
を防止すると共に、扉3内面に衝突することで扉3の開
放作用を発揮する。
【0014】図7は、プッシュラッチ付き引手の他の実
施例を示す断面図である。先の実施例では、引手本体1
の屈曲先端部にマグネットプッシュラッチ2を直接一体
に取付けた例を示したが、この実施例では引手本体1の
屈曲先端部に取付けプレート11を設け、この取付けプ
レート11の面内中央にマグネットプッシュラッチ2を
取付けた例を示している。この実施例では、マグネット
プッシュラッチ2が1個ですみ、一層構成が簡易とな
る。尚、図示はしないが、マグネットプッシュラッチ2
を、引手本体1の握り部中央部に直接取付けても良いこ
と勿論である。
【0015】このような構成を有するプッシュラッチ付
き引手は、図1で示すように、扉3の引手収容穴部31
に嵌合配備される。また、ボックス本体7の開口面側に
は磁気吸着プレート(金属板)4が取付けられる。扉3
を閉める場合は、図3で示すように、引手収容穴部31
より外方へ突出している引手本体1を、扉3側へ押し込
む。これにより、引手本体1が引手収容穴部31に嵌入
する。図4で示すように、引手本体1が引手収容穴部3
1の底面31aに当接した状態で、更に引手本体1を押
し続けると、引手本体1の押し込みと共に扉3がボック
ス本体7側へ移動する。そして、図4で示すように、マ
グネットプッシュラッチ2のマグネット部22の先端
が、磁気吸着プレート4に接面し吸着する。この状態で
は、まだ扉3は僅かに開いている。更に、引手本体1を
押し込むと、固定磁気吸着プレート4の抵抗によりマグ
ネット部22がケース部21内に没入し扉3が閉成され
る(図5参照)。従って、引手本体1が引手収容穴部3
1に没入したまま、扉3の閉成状態が吸着保持される。
次に、扉3を開く時は、引手本体1を押し込む。これに
より、マグネット部22が原状状態へ突出復帰する。こ
の時、引手本体1が引手収容穴部31より外方へ突出す
ると共に、この復帰状態の途中において、ケース部21
に取付けた扉開放用突出部2aが扉3内面に衝突し(図
6参照)、この反力によりマグネット部22と磁気吸着
プレート4との吸着状態が外れ、扉3も同時に開放す
る。かくして、扉3の開閉と引手本体1の出没とをワン
タッチで同時に実行し得る。
【0016】尚、この実施例では、プッシュラッチ付き
引手を筺体7の扉3に取付けた例を示したが、この考案
のプッシュラッチ付き引手はこれに限らず、例えば室内
の扉、家具の扉、事務用収納庫の扉等、各種扉に取付け
得ることは勿論である。
【0017】
【考案の効果】この考案では、以上のように、 扉の引
手収容部に対し出没可能に配備された引手本体に、マグ
ネットプッシュラッチを一体に取付け、このマグネット
プッシュラッチの適所に扉開放用突出部を配備すること
としたから、扉に配備する引手を押し操作するだけで扉
に対する引手の出没と、扉の開閉とを同時にワンタッチ
で実行できる。また、引手本体の押し操作でマグネット
部がマグネットケースに対し出没し、磁気吸着板に対し
脱着するため、従来のように別途、扉閉成用のマグネッ
トキャッチ等が不要となり、部品点数少なく、取付け簡
易であり使用便宜である等、考案目的を達成した優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例プッシュラッチ付き引手を扉に取付けた
状態を示す斜視図である。
【図2】実施例プッシュラッチ付き引手の要部を示す断
面図である。
【図3】扉が開いている状態のプッシュラッチ付き引手
を示す説明図である。
【図4】扉閉め動作中のプッシュラッチ付き引手を示す
説明図である。
【図5】扉を閉成した状態のプッシュラッチ付き引手を
示す説明図である。
【図6】扉が開放する少し前の状態のプッシュラッチ付
き引手を示す説明図である。
【図7】プッシュラッチ付き引手の他の実施例を示す要
部断面図である。
【図8】従来のプッシュラッチ付き引手を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 引手本体 2 マグネットプッシュラッチ 3 扉 2a 扉開放用突出部 31 引手収容穴部 32 貫通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面に貫通孔を有する引手収容穴部を備
    えた扉と、この引手収容穴部に出没可能に配備され、把
    持用垂直棒部の両端部を直角に折り曲げてなる引手本体
    と、この引手本体の折り曲げ先端部に基端部が固着さ
    れ、上記貫通孔を挿通するマグネットプッシュラッチと
    から成り、このマグネットプッシュラッチは、基端部が
    引手本体の折り曲げ先端部に固着され、先端部に貫通孔
    径より大きい鍔板状の扉開放用突出部を備えた筒状ケー
    ス部と、この筒状ケース部に内装され、外方向へバネ付
    勢されたマグネット部と、上記筒状ケース部内に配備さ
    れ、常態においてマグネット部基端に備える突出ピンに
    先端部が対応し、長さ中央部に突出ピンが嵌脱する切欠
    き部を備え、且つ基端部には先端側を一方方向へバネ付
    勢するバネ部が取付けられた板状カム部とから成ること
    を特徴とするプッシュラッチ付き引手。
JP1046991U 1991-02-05 1991-02-05 プッシュラッチ付き引手 Expired - Lifetime JPH0752295Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1046991U JPH0752295Y2 (ja) 1991-02-05 1991-02-05 プッシュラッチ付き引手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1046991U JPH0752295Y2 (ja) 1991-02-05 1991-02-05 プッシュラッチ付き引手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0498969U JPH0498969U (ja) 1992-08-26
JPH0752295Y2 true JPH0752295Y2 (ja) 1995-11-29

Family

ID=31743523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1046991U Expired - Lifetime JPH0752295Y2 (ja) 1991-02-05 1991-02-05 プッシュラッチ付き引手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0752295Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0498969U (ja) 1992-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5775748A (en) Latch device
JP3002829B2 (ja) ラッチ装置
JPH0752295Y2 (ja) プッシュラッチ付き引手
JP2756762B2 (ja) パイプ連結構造
JP4092063B2 (ja) テープカートリッジ
JPS5914147B2 (ja) 扉の把手装置
JPH0613976Y2 (ja) ラッチ装置
JPH049833Y2 (ja)
JP3098548B2 (ja) ラッチ装置のトレース部材取付構造
JP2596301B2 (ja) キャビネット
KR100246209B1 (ko) 문 개폐장치
JP2565432B2 (ja) 排煙窓開閉操作用ハンドルボツクス
JP3573302B2 (ja) キャビネット
JPS6233890Y2 (ja)
JPH08230571A (ja) 車輌用収納装置
JP2541982Y2 (ja) 家具、建具用の出没式把手
JP2656999B2 (ja) 突放しばねを備えた改良型反動掛合動作式ラッチ
JPH11166344A (ja) ラッチ
JPH0390770U (ja)
JPS5924783Y2 (ja) プッシュラッチの取付装置
JPH083646Y2 (ja) ワイヤー式ラッチ装置
JPH0624532Y2 (ja) 家具の摘み装置
JPH07233665A (ja) ドアのロック装置
JPH08199889A (ja) ドアのラッチ装置
JP2710101B2 (ja) ラッチ