JPH0752276A - タイヤ用ベルトの成形装置 - Google Patents
タイヤ用ベルトの成形装置Info
- Publication number
- JPH0752276A JPH0752276A JP5218022A JP21802293A JPH0752276A JP H0752276 A JPH0752276 A JP H0752276A JP 5218022 A JP5218022 A JP 5218022A JP 21802293 A JP21802293 A JP 21802293A JP H0752276 A JPH0752276 A JP H0752276A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- drum
- segment
- cord
- inclined surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000000465 moulding Methods 0.000 title abstract description 6
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims abstract description 8
- 238000004804 winding Methods 0.000 abstract 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 3
- 229920006231 aramid fiber Polymers 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 239000011162 core material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Tyre Moulding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多数のベルトドラムセグメントからなるベル
ト成形用ドラムの表面にベルト用ゴム引きコードを巻付
けたのち、ピストンロッドを突出させることにより、ベ
ルト用ゴム引きコードのオーバーハング部をドラムの表
面側に折返すことができ、装置が小型化され、機構が簡
単になり、かつ取扱いが容易になる。 【構成】 ベルトドラムセグメント11の横断面が外表
面で幅の狭くなる台形となるようにセグメント11の両
側面を傾斜面13aに形成し、セグメント11の両側に
流体シリンダ15をピストンロッド16が傾斜面13a
の正面を通るように設置し、ピストンロッドの先端に揺
動自在に接続したアーム19の先端に押さえローラ21
を取付け、アーム19をスプリング22で傾斜面側に付
勢して押さえローラ21を傾斜面13aに圧接する。
ト成形用ドラムの表面にベルト用ゴム引きコードを巻付
けたのち、ピストンロッドを突出させることにより、ベ
ルト用ゴム引きコードのオーバーハング部をドラムの表
面側に折返すことができ、装置が小型化され、機構が簡
単になり、かつ取扱いが容易になる。 【構成】 ベルトドラムセグメント11の横断面が外表
面で幅の狭くなる台形となるようにセグメント11の両
側面を傾斜面13aに形成し、セグメント11の両側に
流体シリンダ15をピストンロッド16が傾斜面13a
の正面を通るように設置し、ピストンロッドの先端に揺
動自在に接続したアーム19の先端に押さえローラ21
を取付け、アーム19をスプリング22で傾斜面側に付
勢して押さえローラ21を傾斜面13aに圧接する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タイヤ用ベルトの成
形装置に関し、自動車用ラジアルタイヤのベルト(ブレ
ーカ)を成形する際、その両側縁を機械的に折曲げるよ
うにしたものである。
形装置に関し、自動車用ラジアルタイヤのベルト(ブレ
ーカ)を成形する際、その両側縁を機械的に折曲げるよ
うにしたものである。
【0002】
【従来の技術】自動車ラジアルタイヤとして、コードを
ラジアル方向に向けたカーカス層のクラウン部にコード
の方向を周方向に対して若干傾斜させたベルト(ブレー
カ)を設け、このベルト上にトレッドゴムを重ねたもの
が知られており、かかるタイヤの成形方法として、一次
成形機の円筒形ドラム上にカーカス用のゴム引きコード
を巻付けて円筒状に貼合わせ、この円筒状カーカスの端
部にリング状のビードワイヤーを取付け、得られた円筒
状の一次カーカスを二次成形機のシェーピングドラムに
取付ける一方、ベルト成形機の円筒形ドラムにベルト用
のゴム引きコードを巻付けて無端状のベルトを成形し、
このベルトを上記シェーピングドラム上の一次カーカス
の外側に同心円状に配置し、しかるのち上記の一次カー
カスをトロイダル状に変形してそのクラウン部をベルト
の内面に密着させ、該ベルトの表面にトレッドゴムを貼
付ける方法が知られている。
ラジアル方向に向けたカーカス層のクラウン部にコード
の方向を周方向に対して若干傾斜させたベルト(ブレー
カ)を設け、このベルト上にトレッドゴムを重ねたもの
が知られており、かかるタイヤの成形方法として、一次
成形機の円筒形ドラム上にカーカス用のゴム引きコード
を巻付けて円筒状に貼合わせ、この円筒状カーカスの端
部にリング状のビードワイヤーを取付け、得られた円筒
状の一次カーカスを二次成形機のシェーピングドラムに
取付ける一方、ベルト成形機の円筒形ドラムにベルト用
のゴム引きコードを巻付けて無端状のベルトを成形し、
このベルトを上記シェーピングドラム上の一次カーカス
の外側に同心円状に配置し、しかるのち上記の一次カー
カスをトロイダル状に変形してそのクラウン部をベルト
の内面に密着させ、該ベルトの表面にトレッドゴムを貼
付ける方法が知られている。
【0003】そして、上記ベルトの成形装置として、ド
ラム軸の周囲に多数個のベルトドラムセグメントをリン
グ状に、かつ半径方向摺動自在に配置して直径の拡張・
縮小が可能なベルト成形用ドラムを形成し、その直径を
拡張した状態でドラム表面にベルト用のゴム引きコード
を、その両側縁がドラムの縁からはみ出るように巻付け
て無端状に貼合わせ、しかるのち上記ゴム引きコードの
はみ出し部分(オーバーハング部)を揺動自在のレバー
や外向きに膨張するターンアップブラダ等で半径方向外
向きに折曲げてフランジ状に形成し、次いで軸方向に摺
動する円筒状部材によって上記フランジ状のオーバーハ
ング部を内側に押して折り畳み、ベルトの側縁の剛性を
高くするようにしたものが知られている。
ラム軸の周囲に多数個のベルトドラムセグメントをリン
グ状に、かつ半径方向摺動自在に配置して直径の拡張・
縮小が可能なベルト成形用ドラムを形成し、その直径を
拡張した状態でドラム表面にベルト用のゴム引きコード
を、その両側縁がドラムの縁からはみ出るように巻付け
て無端状に貼合わせ、しかるのち上記ゴム引きコードの
はみ出し部分(オーバーハング部)を揺動自在のレバー
や外向きに膨張するターンアップブラダ等で半径方向外
向きに折曲げてフランジ状に形成し、次いで軸方向に摺
動する円筒状部材によって上記フランジ状のオーバーハ
ング部を内側に押して折り畳み、ベルトの側縁の剛性を
高くするようにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ベルト成形装置は、ベルト用ゴム引きコードのオーバー
ハング部をフランジ状に広げるためのレバーやターンア
ップブラダ等の起立用部材と、起立したオーバーハング
部をドラム側に折り伏せるための円筒状部材とを有する
ため、装置が大型化して複雑になり、かつ起立用部材の
動作に円筒状部材の動作を連動させるため、そのタイミ
ング制御が必要であった。
ベルト成形装置は、ベルト用ゴム引きコードのオーバー
ハング部をフランジ状に広げるためのレバーやターンア
ップブラダ等の起立用部材と、起立したオーバーハング
部をドラム側に折り伏せるための円筒状部材とを有する
ため、装置が大型化して複雑になり、かつ起立用部材の
動作に円筒状部材の動作を連動させるため、そのタイミ
ング制御が必要であった。
【0005】この発明は、ベルト成形用ドラムに巻かれ
たベルト用ゴム引きコードのオーバーハング部をフラン
ジ状に起立させる動作および起立後にドラム側に折り伏
せる動作を1個の部材で連続的に行わせることにより、
装置全体の小型化と簡易化を可能にし、かつ従来必要と
したタイミング制御を不要にしたものである。
たベルト用ゴム引きコードのオーバーハング部をフラン
ジ状に起立させる動作および起立後にドラム側に折り伏
せる動作を1個の部材で連続的に行わせることにより、
装置全体の小型化と簡易化を可能にし、かつ従来必要と
したタイミング制御を不要にしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るタイヤ用
ベルトの成形装置は、ドラム軸の周囲に多数個のベルト
ドラムセグメントをリング状に、かつ半径方向に摺動で
きるように配置して直径の拡張・縮小が可能なベルト成
形用ドラムを形成したタイヤ用ベルトの成形装置におい
て、上記ベルトドラムセグメントの横断面が外表面で幅
の狭くなる台形となるように上記セグメントの両側面を
傾斜面に形成し、該セグメントの両側に流体シリンダを
そのピストンロッドが上記傾斜面の正面を通るように設
置し、上記ピストンロッドの先端に揺動自在に接続した
アームの先端に押さえローラを取付け、上記のアームを
スプリングで上記傾斜面側に付勢して押さえローラを傾
斜面に圧接したことを特徴とする。
ベルトの成形装置は、ドラム軸の周囲に多数個のベルト
ドラムセグメントをリング状に、かつ半径方向に摺動で
きるように配置して直径の拡張・縮小が可能なベルト成
形用ドラムを形成したタイヤ用ベルトの成形装置におい
て、上記ベルトドラムセグメントの横断面が外表面で幅
の狭くなる台形となるように上記セグメントの両側面を
傾斜面に形成し、該セグメントの両側に流体シリンダを
そのピストンロッドが上記傾斜面の正面を通るように設
置し、上記ピストンロッドの先端に揺動自在に接続した
アームの先端に押さえローラを取付け、上記のアームを
スプリングで上記傾斜面側に付勢して押さえローラを傾
斜面に圧接したことを特徴とする。
【0007】
【作用】流体シリンダを作動させてピストンロッドを突
出させると、アーム先端の押さえローラが上記ベルトド
ラムセグメントの傾斜面上を転動しながら上昇し、該傾
斜面の頂部に達すると、次は上記セグメントの表面に接
してドラム軸と平行に転動する。したがって、上記セグ
メントを半径方向外向きに摺動させてベルト成形用ドラ
ムの直径を拡張した状態の下で該ドラムの表面にベルト
用ゴム引きコードを、その側縁部がドラム表面から側方
にはみ出るように巻付け、貼合わせて無端の円筒状と
し、しかるのち上記の流体シリンダを作動させてピスト
ンロッドを突出させると、上記ベルト用ゴム引きコード
のはみ出し部(オーバーハング部)が押さえローラで内
側から外向きに曲げられてフランジ状となり、さらにド
ラムの表面側に折曲げられてベルトが成形される。そし
て、上記のピストンロッドを引っ込めて押さえローラを
復帰させた後、常法にしたがって上記のベルト表面にス
テッチローラを圧接して整形し、次いでドラムの直径を
縮小し、ベルトを取り外して搬出する。
出させると、アーム先端の押さえローラが上記ベルトド
ラムセグメントの傾斜面上を転動しながら上昇し、該傾
斜面の頂部に達すると、次は上記セグメントの表面に接
してドラム軸と平行に転動する。したがって、上記セグ
メントを半径方向外向きに摺動させてベルト成形用ドラ
ムの直径を拡張した状態の下で該ドラムの表面にベルト
用ゴム引きコードを、その側縁部がドラム表面から側方
にはみ出るように巻付け、貼合わせて無端の円筒状と
し、しかるのち上記の流体シリンダを作動させてピスト
ンロッドを突出させると、上記ベルト用ゴム引きコード
のはみ出し部(オーバーハング部)が押さえローラで内
側から外向きに曲げられてフランジ状となり、さらにド
ラムの表面側に折曲げられてベルトが成形される。そし
て、上記のピストンロッドを引っ込めて押さえローラを
復帰させた後、常法にしたがって上記のベルト表面にス
テッチローラを圧接して整形し、次いでドラムの直径を
縮小し、ベルトを取り外して搬出する。
【0008】
【実施例】図1において、摺動アーム10は、その12
本が図の下方に設けられた左右方向のドラム軸(図示さ
れていない)の周囲に放射状に配置され、かつドラム軸
の半径方向に摺動自在に設けられたものであり、各摺動
アーム10の先端にベルトドラムセグメント11が固定
され、この12個のベルトドラムセグメント11が直径
の拡張・縮小が可能なベルト成形用ドラムを構成してい
る。上記のベルトドラムセグメント11は、中央のスペ
ーサ12と左右の側板とからなり、目的のベルト幅に応
じてスペーサ12を交換することににより、上記セグメ
ント11の全幅を変更できるようになっている。そし
て、このセグメント11は、その横断面が表面側(図の
上部)で幅の狭くなる台形となるように上記左右の側板
13の側面13aがドラム軸に対して60度傾斜する傾
斜面を形成している。
本が図の下方に設けられた左右方向のドラム軸(図示さ
れていない)の周囲に放射状に配置され、かつドラム軸
の半径方向に摺動自在に設けられたものであり、各摺動
アーム10の先端にベルトドラムセグメント11が固定
され、この12個のベルトドラムセグメント11が直径
の拡張・縮小が可能なベルト成形用ドラムを構成してい
る。上記のベルトドラムセグメント11は、中央のスペ
ーサ12と左右の側板とからなり、目的のベルト幅に応
じてスペーサ12を交換することににより、上記セグメ
ント11の全幅を変更できるようになっている。そし
て、このセグメント11は、その横断面が表面側(図の
上部)で幅の狭くなる台形となるように上記左右の側板
13の側面13aがドラム軸に対して60度傾斜する傾
斜面を形成している。
【0009】この側板13の側面(傾斜面)13aの下
部に支持金具14が側方へ張り出すように固定される。
この支持金具14は、その先端側に下向きに約45度傾
斜する傾斜端部14aを有し、この傾斜端部14a上に
エアシリンダ15がピストンロッド16を上向きにして
固定され、このピストンロッド16の先端に、図2に示
すように、U字形金具17および該U字形金具17の先
端部間に支持された連結軸18を介してアーム19が揺
動自在に連結され、このアーム19の先端を挟む両側に
ローラ軸20によってコーン形状の2個の押さえローラ
21が回転自在に取付けられ、この押さえローラ21が
U字形金具17およびアーム19に巻掛けた捩じりコイ
ルバネ22で付勢されて上記の傾斜面13aに圧接して
いる。
部に支持金具14が側方へ張り出すように固定される。
この支持金具14は、その先端側に下向きに約45度傾
斜する傾斜端部14aを有し、この傾斜端部14a上に
エアシリンダ15がピストンロッド16を上向きにして
固定され、このピストンロッド16の先端に、図2に示
すように、U字形金具17および該U字形金具17の先
端部間に支持された連結軸18を介してアーム19が揺
動自在に連結され、このアーム19の先端を挟む両側に
ローラ軸20によってコーン形状の2個の押さえローラ
21が回転自在に取付けられ、この押さえローラ21が
U字形金具17およびアーム19に巻掛けた捩じりコイ
ルバネ22で付勢されて上記の傾斜面13aに圧接して
いる。
【0010】上記の構造において、摺動アーム10(図
1参照)およびベルトドラムセグメント11を半径方向
外向きに摺動させて上記のセグメント11からなるベル
ト成形用ドラムの直径を拡張し、このドラムの表面にア
ラミド繊維コードからなり幅がドラム幅よりも広い第1
ベルト用ゴム引きコード31を、その側縁部がドラム表
面(セグメント11の表面)から側方にはみ出てセグメ
ント11の傾斜面13aの上にオーバーハングするよう
に巻付けて無端の円筒状とし、更にこの第1ベルト用ゴ
ム引きコード31の上にスチールコード、アラミド繊維
コード等の任意のコードからなり幅がドラム幅とほぼ等
しい第2ベルト用ゴム引きコード32を巻付けて無端の
円筒状に成形する。
1参照)およびベルトドラムセグメント11を半径方向
外向きに摺動させて上記のセグメント11からなるベル
ト成形用ドラムの直径を拡張し、このドラムの表面にア
ラミド繊維コードからなり幅がドラム幅よりも広い第1
ベルト用ゴム引きコード31を、その側縁部がドラム表
面(セグメント11の表面)から側方にはみ出てセグメ
ント11の傾斜面13aの上にオーバーハングするよう
に巻付けて無端の円筒状とし、更にこの第1ベルト用ゴ
ム引きコード31の上にスチールコード、アラミド繊維
コード等の任意のコードからなり幅がドラム幅とほぼ等
しい第2ベルト用ゴム引きコード32を巻付けて無端の
円筒状に成形する。
【0011】次いで、エアシリンダ15を作動させてピ
ストンロッド16を突出させると、上記第1ベルト用ゴ
ム引きコード31のオーバーハング部31aが第2ベル
ト用ゴム引きコード32の側縁を境界にして押さえロー
ラ21で外向きに起こされてフランジ状となり、さらに
第2ベルト用ゴム引きコード32の上に折曲げられ、2
層構造で、縁部のみ3層のベルトが成形される。そし
て、上記のピストンロッド16を引っ込めて押さえロー
ラ21を元に戻した後、ステッチローラの圧接により上
記第1ベルト用ゴム引きコード31に対する第2ベルト
用ゴム引きコード32の貼合わせおよび第1ベルト用ゴ
ム引きコード31の折り目の整形が行われ、更にセグメ
ント11を半径方向内向きに摺動させてドラムの直径を
縮小した後、上記のベルトが取り外される。
ストンロッド16を突出させると、上記第1ベルト用ゴ
ム引きコード31のオーバーハング部31aが第2ベル
ト用ゴム引きコード32の側縁を境界にして押さえロー
ラ21で外向きに起こされてフランジ状となり、さらに
第2ベルト用ゴム引きコード32の上に折曲げられ、2
層構造で、縁部のみ3層のベルトが成形される。そし
て、上記のピストンロッド16を引っ込めて押さえロー
ラ21を元に戻した後、ステッチローラの圧接により上
記第1ベルト用ゴム引きコード31に対する第2ベルト
用ゴム引きコード32の貼合わせおよび第1ベルト用ゴ
ム引きコード31の折り目の整形が行われ、更にセグメ
ント11を半径方向内向きに摺動させてドラムの直径を
縮小した後、上記のベルトが取り外される。
【0012】なお、上記の説明は、比較的幅の広い第1
ベルト用ゴム引きコード31の上に比較的幅の狭い第2
ベルト用ゴム引きコード32を重ねた2層構造のベルト
についてのものであるが、この装置は、幅が広い第1ベ
ルト用ゴム引きコード31のみからなる1層構造のベル
トの成形にも使用することができ、この場合はオーバー
ハング部31aの基部にゴムで被覆したコードまたは裸
のコードからなる芯材をリング状に巻付けて折曲げ線の
精度を向上することができる。また、上記の実施例にお
いて、セグメント11の傾斜面13aおよびエアシリン
ダ15の傾斜角度は、ピストンロッド16の突出に伴っ
て押さえローラ21がセグメント11の傾斜面13aお
よび上面を連続して転動可能な範囲で任意に設定するこ
とができる。
ベルト用ゴム引きコード31の上に比較的幅の狭い第2
ベルト用ゴム引きコード32を重ねた2層構造のベルト
についてのものであるが、この装置は、幅が広い第1ベ
ルト用ゴム引きコード31のみからなる1層構造のベル
トの成形にも使用することができ、この場合はオーバー
ハング部31aの基部にゴムで被覆したコードまたは裸
のコードからなる芯材をリング状に巻付けて折曲げ線の
精度を向上することができる。また、上記の実施例にお
いて、セグメント11の傾斜面13aおよびエアシリン
ダ15の傾斜角度は、ピストンロッド16の突出に伴っ
て押さえローラ21がセグメント11の傾斜面13aお
よび上面を連続して転動可能な範囲で任意に設定するこ
とができる。
【0013】
【発明の効果】上記のように、本願発明のタイヤ用ベル
トの成形装置は、ベルトドラムセグメントの横断面が外
表面で幅の狭くなる台形となるように上記セグメントの
両側面を傾斜面に形成し、該セグメントの両側に流体シ
リンダをそのピストンロッドが上記傾斜面の外側を通る
ように配置し、上記ピストンロッドの先端に揺動自在に
接続したアームの先端に押さえローラを取付け、上記の
アームをスプリングで上記傾斜面側に付勢して押さえロ
ーラを傾斜面に圧接したものであるから、上記のセグメ
ントからなるベルト成形用ドラムの直径を拡張した状態
で該ドラムの表面にベルト用ゴム引きコードを巻付け、
しかるのち上記の流体シリンダを作動させてピストンロ
ッドを突出させることにより、上記の押さえローラがセ
グメントの傾斜面から表面まで圧接しながら転動し、そ
の際に上記ベルト用ゴム引きコードのオーバーハング部
をドラムの表面側に折返すことができる。
トの成形装置は、ベルトドラムセグメントの横断面が外
表面で幅の狭くなる台形となるように上記セグメントの
両側面を傾斜面に形成し、該セグメントの両側に流体シ
リンダをそのピストンロッドが上記傾斜面の外側を通る
ように配置し、上記ピストンロッドの先端に揺動自在に
接続したアームの先端に押さえローラを取付け、上記の
アームをスプリングで上記傾斜面側に付勢して押さえロ
ーラを傾斜面に圧接したものであるから、上記のセグメ
ントからなるベルト成形用ドラムの直径を拡張した状態
で該ドラムの表面にベルト用ゴム引きコードを巻付け、
しかるのち上記の流体シリンダを作動させてピストンロ
ッドを突出させることにより、上記の押さえローラがセ
グメントの傾斜面から表面まで圧接しながら転動し、そ
の際に上記ベルト用ゴム引きコードのオーバーハング部
をドラムの表面側に折返すことができる。
【0014】すなわち、ドラム上に巻付けたベルト用ゴ
ム引きコードのオーバーハング部をフランジ状に起立さ
せる作業およびこのフランジ状の起立部をドラムの表面
側に折り伏せる作業の2作業をピストンロッドの直進運
動の1動作で連続して行うことができ、従来に比較して
装置が小型化され、機構が簡単になると共に、上記2作
業の連携のためのタイミング制御が不要になって取扱い
が容易になる。
ム引きコードのオーバーハング部をフランジ状に起立さ
せる作業およびこのフランジ状の起立部をドラムの表面
側に折り伏せる作業の2作業をピストンロッドの直進運
動の1動作で連続して行うことができ、従来に比較して
装置が小型化され、機構が簡単になると共に、上記2作
業の連携のためのタイミング制御が不要になって取扱い
が容易になる。
【図1】実施例の要部の横断面図である。
【図2】図1のA−A線矢視側面図である。
10:摺動アーム 11:ベルトドラムセグメント 12:スペーサ 13:側板 13a:側面(傾斜面) 14:支持金具 15:エアシリンダ(流体シリンダ) 16:ピストンロッド 17:U字形金具 18:連結軸 19:アーム 20:ローラ軸 21:押さえローラ 22:捩じりコイルバネ(スプリング)
Claims (1)
- 【請求項1】 ドラム軸の周囲に多数個のベルトドラム
セグメントをリング状に、かつ半径方向に摺動できるよ
うに配置して直径の拡張・縮小が可能なベルト成形用ド
ラムを形成したタイヤ用ベルトの成形装置において、上
記ベルトドラムセグメントの横断面が外表面で幅の狭く
なる台形となるように上記セグメントの両側面を傾斜面
に形成し、該セグメントの両側に流体シリンダをそのピ
ストンロッドが上記傾斜面の正面を通るように設置し、
上記ピストンロッドの先端に揺動自在に接続したアーム
の先端に押さえローラを取付け、上記のアームをスプリ
ングで上記傾斜面側に付勢して押さえローラを傾斜面に
圧接したことを特徴とするタイヤ用ベルトの成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5218022A JPH0752276A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | タイヤ用ベルトの成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5218022A JPH0752276A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | タイヤ用ベルトの成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0752276A true JPH0752276A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16713408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5218022A Withdrawn JPH0752276A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | タイヤ用ベルトの成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0752276A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100897055B1 (ko) * | 2007-07-09 | 2009-05-14 | 금호타이어 주식회사 | 카카스 부착용 타이어 성형장치 |
US20100269976A1 (en) * | 2007-12-21 | 2010-10-28 | Pirelli Tyre S.Pa. | Process and plant for building tyres for vehicle wheels |
-
1993
- 1993-08-09 JP JP5218022A patent/JPH0752276A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100897055B1 (ko) * | 2007-07-09 | 2009-05-14 | 금호타이어 주식회사 | 카카스 부착용 타이어 성형장치 |
US20100269976A1 (en) * | 2007-12-21 | 2010-10-28 | Pirelli Tyre S.Pa. | Process and plant for building tyres for vehicle wheels |
CN101903164A (zh) * | 2007-12-21 | 2010-12-01 | 倍耐力轮胎股份公司 | 用于构造车辆车轮的轮胎的方法和设备 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4651885B2 (ja) | タイヤ成型ドラム | |
US6837292B2 (en) | Tire building drum provided with a turn-up device | |
KR100559114B1 (ko) | 턴업 장치를 구비한 타이어 성형용 드럼 | |
EP1674248A1 (en) | High crown single stage tire building drum | |
EP1674249A1 (en) | A method of making a tire using a high crown single stage tire building drum | |
US5268057A (en) | Tire building apparatus | |
US5181982A (en) | Tire forming drum including stitching supports | |
KR20100108538A (ko) | 타이어를 제조하기 위한 방법 및 타이어 제조 드럼 | |
RU2323091C2 (ru) | Барабан для изготовления шин с механизмом заворота, предназначенный для сборки невулканизированной шины | |
JP3091578B2 (ja) | タイヤの製造方法、それに用いるタイヤ成形装置、その製造方法により製造されたタイヤ | |
US3645828A (en) | Tire building-up drum | |
JPH0752276A (ja) | タイヤ用ベルトの成形装置 | |
CN109661309B (zh) | 充气轮胎的成形方法及装置 | |
JP2002052623A (ja) | タイヤ構築ドラム | |
EP0432993B1 (en) | Tyre building apparatus | |
JPS6249180B2 (ja) | ||
JP4593748B2 (ja) | タイヤ製造方法 | |
JP3217455B2 (ja) | タイヤ成形機におけるタイヤ構成材料の折り返し装置 | |
RU2312018C2 (ru) | Способ формования каркаса и барабан для изготовления шины для колес транспортных средств | |
US8251116B2 (en) | Device for turning up a tire-building component on a tire-building drum | |
JP2011161676A (ja) | 自動二輪車用の生タイヤの製造方法 | |
JPS6235389B2 (ja) | ||
JP2019077079A (ja) | 生タイヤの製造方法 | |
JPS6015136A (ja) | ポジティブ成形方式におけるカーカスプライバンド折り返し装置 | |
JP2003025461A (ja) | タイヤ成形装置及び空気入りラジアルタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001031 |