JPH0752232Y2 - 合成樹脂製排水桝 - Google Patents

合成樹脂製排水桝

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JPH0752232Y2
JPH0752232Y2 JP4603490U JP4603490U JPH0752232Y2 JP H0752232 Y2 JPH0752232 Y2 JP H0752232Y2 JP 4603490 U JP4603490 U JP 4603490U JP 4603490 U JP4603490 U JP 4603490U JP H0752232 Y2 JPH0752232 Y2 JP H0752232Y2
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JP
Japan
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wall
basin
drainage
port
drainage basin
Prior art date
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JP4603490U
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JPH044981U (ja
Inventor
隆之 池田
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Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は洗面所や風呂場、台所等から流出される汚水の
流路に使用される排水桝であって、特に落水させる場所
に使用される所謂ドロップ桝に関する。
〔従来の技術〕
第6図は従来のドロップ桝100を示す斜視図であり、流
入管接続口3から入った汚水は排水流出管110に流出さ
れる。また、第7図はドロップ桝100周辺の配管例を示
す説明図であり、ドロップ桝100の上流路にはU字状ト
ラップ90などの防臭機能を有するトラップ桝91等も接続
されている。
このような配管に従来のドロップ桝を使用した場合、次
のような問題があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来のドロップ桝は、排水流入管から多量の汚水が一度
に流し込まれると、流出管内を汚水が満水に近い状態で
落下するため、一時的にドロップ桝100やトラップ桝91
及びU字状トラップ90等の連結管92の気圧が減圧状態と
なり、トラップ内に水封のために溜まっている水を吸引
してトラップ内の水が少量となり、防臭機能を破壊して
しまうという問題があった。
本考案は上記問題に鑑みてなされたもので、汚水を管内
壁面に沿わせながら渦巻き状に回転させて落下させるこ
とが可能な排水桝を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案の合成樹脂製排水桝
は、上部に掃除口用受口を有し且つ少なくとも1以上の
排水流入管接続口を側壁に有する桝本体の下部に、下方
に向く排水流出管口を設けるとともに、該流出管口を除
く桝本体下部の壁が、内側に突出する螺旋状の複数の突
条と外側に膨らむ複数の膨出部とを交互に連成した略筒
状の凹凸壁になっていることを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案の排水桝は、流出管が下方に向いているので、通
常、汚水の流出速度が該桝に入ると同時に速くなるが、
桝本体下部の壁が、内側に突出する螺旋状の複数の突条
と外側に膨らむ複数の膨出部とを交互に連成した略筒状
の凹凸壁になっているため、汚水は螺旋状の複数の突条
によって回転力が加わり、渦巻き状に落下する。そのた
め、汚水に遠心力が発生し、中央に空気の抜ける通路が
でき、汚水の落下により該桝の上方が減圧された場合で
も、ただちに空気が上昇して減圧状態が解除されるの
で、U字状トラップ等の水封破壊を起こすことがない。
また、桝本体下部の壁が前記のような略筒状の凹凸壁で
あると、汚水は壁面に沿って、しかも壁面全体を伝って
流下するため、管の壁面が流水によって洗い流されるた
め、管壁にカビなどの発生が起こりにくい。
また、本考案の桝の成形において、桝本体の下部壁が前
記のような略筒状の凹凸壁であると、射出成形やブロー
成形等で容易に成形できるという利点を有する。
〔実施例〕
以下に、本考案の一実施例について図面を参照しながら
説明する。
第1図は本考案の合成樹脂製排水桝の一実施例を示す正
面図、第2図は第1図の該排水桝の平面図、第3図は第
1図の排水桝をA−A線に沿って切断した断面図、第4
図は第2図におけるB−B線に沿って切断した断面図で
ある。
第1図において、1は排水桝本体であって、ポリ塩化ビ
ニル、ポリプロピレン等の合成樹脂により射出成形され
たものである。図中、2は掃除口用受口であって、該受
口に地表までの高さ調節用の短管(不図示)を接続し、
その上部に所定の蓋受枠、蓋が載置されて、配管の維持
点検のための掃除口となるものである。3は汚水導入の
ための流入管接続口であり、6は側壁であって、流入管
接続口は該側壁6に形成される。そして、4は下方に向
いている流出管口である。該流出管口4には、流出管を
該桝の下方に接続するための管受口と管差込み口(不図
示)との雌、雄構造のものがあり、第1図のものは、管
受口(雌構造)である。管差込み口は流出管に、これを
差込む構造のものである。また、同図において、5は桝
本体1の下部壁であり、該壁5は排水流出管口4に至る
まで第2図に示すような凹凸壁となっている。即ち、こ
の桝本体下端の壁5は、内側に突出する螺旋状の複数の
突条51と、穏やかに外側に膨らむ複数の膨出部52とを交
互に連成した略筒状の凹凸壁になっており、同図では5
個の突条51と膨出部52が表れている。該突条及び膨出部
の数は限定されるものではないが、2〜8個程度が機能
上及び成形上好ましい。
第3図は突条51及び膨出部52の形状を判りやすく示すも
のであるが、同図の該突条51及び膨出部52より更に大き
な凹凸を有していてもよい。また、第2図及び第4図に
おいて、本考案の桝の流出管口4の中心は、前記受口の
円の中心と一致しているが、必ずしもこのようにしなく
てもよく、桝本体下部の略筒状の凹凸壁が形成可能な範
囲内において流入管から離れた位置に偏心していてもよ
い。第5図は本考案の排水桝の他の実施例を示す正面図
であって、流出管口4が桝本体1の中心から外れた位置
にあるものを示す。
また、本考案において、流入管接続口は桝本体の下部の
略筒状の凹凸壁の上部であればどこでもよい。例えば2
〜3箇所に該接続口を設けた場合、それぞれの接続口の
位置は同じ高さでもよく、それぞれ異なった高さを有す
るものであってもよい。
尚、本考案の排水桝は第7図に使用されている従来のド
ロップ桝100と同様に配管されることは言うまでもな
い。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案の排水桝は桝本
体の下部に下方に向く排水流出口を設け、該流出管口を
除く桝本体下部の壁が、内側に突出する螺旋状の複数の
突条と外側に膨らむ複数の膨出部とを交互に連成した略
筒状の凹凸壁になっているため、汚水が流入すると、該
汚水は螺旋状の突条に沿って渦巻き状に回転して落流す
るので、汚水の中央に空気の通路が生じやすい。従っ
て、桝本体上部が減圧になりにくく、流入管側に設置さ
れているU字状トラップ等の水封を破壊することがない
という効果を奏する。また、汚水が流出管を回転しなが
ら流下するため、流出管内壁にカビなどが発生しにくい
という利点がある。また、桝本体下部の壁が前述した略
筒状の凹凸壁になっているため、桝本体下部の壁面の厚
みが薄くても、リブ効果があり、強度が大きくなるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の排水桝の一実施例を示す正面図、第2
図は第1図の排水桝の平面図、第3図は第1図における
該桝のA−A線に沿う切断面図、第4図は第2図におけ
る該桝のB−B線に沿う切断面図、第5図は本考案の排
水桝の他の実施例を示す正面図、第6図は従来のドロッ
プ桝を示す斜視図、第7図は従来のドロップ桝が使用さ
れた配管例を示す斜視図である。 1……排水桝本体、2……掃除口用受口、3……流入管
接続口、4……流出管口、5……桝本体下部の壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に掃除口用受口を有し且つ少なくとも
    1以上の排水流入管接続口を側壁に有する桝本体の下部
    に、下方に向く排水流出管口を設けるとともに、該流出
    管口を除く桝本体下部の壁が、内側に突出する螺旋状の
    複数の突条と外側に膨らむ複数の膨出部とを交互に連成
    した略筒状の凹凸壁になっていることを特徴とする合成
    樹脂製排水桝。
JP4603490U 1990-04-28 1990-04-28 合成樹脂製排水桝 Expired - Lifetime JPH0752232Y2 (ja)

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JP4603490U JPH0752232Y2 (ja) 1990-04-28 1990-04-28 合成樹脂製排水桝

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JP4603490U JPH0752232Y2 (ja) 1990-04-28 1990-04-28 合成樹脂製排水桝

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JPH044981U JPH044981U (ja) 1992-01-17
JPH0752232Y2 true JPH0752232Y2 (ja) 1995-11-29

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ID=31560754

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