JPH0751726B2 - 連続式加熱炉の操業方法 - Google Patents
連続式加熱炉の操業方法Info
- Publication number
- JPH0751726B2 JPH0751726B2 JP63267568A JP26756888A JPH0751726B2 JP H0751726 B2 JPH0751726 B2 JP H0751726B2 JP 63267568 A JP63267568 A JP 63267568A JP 26756888 A JP26756888 A JP 26756888A JP H0751726 B2 JPH0751726 B2 JP H0751726B2
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- JP
- Japan
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- zone
- heating
- heating furnace
- heated
- slab
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- Expired - Lifetime
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- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、連続式加熱炉の操業方法に関し、特にウォー
キングビーム式加熱炉の移動炉床(ウォーキングビー
ム)がその搬送方法に複数に分割されている加熱炉の操
業方法に関する。
キングビーム式加熱炉の移動炉床(ウォーキングビー
ム)がその搬送方法に複数に分割されている加熱炉の操
業方法に関する。
ウォーキングビーム式連続加熱炉は、温度制御帯に応じ
て予熱帯、加熱帯および均熱帯に分けられており、被加
熱物は予熱帯に装入された後、ウォーキングビームによ
り順次前方へ搬送されて、所要の温度にまで高められた
後抽出される。
て予熱帯、加熱帯および均熱帯に分けられており、被加
熱物は予熱帯に装入された後、ウォーキングビームによ
り順次前方へ搬送されて、所要の温度にまで高められた
後抽出される。
かかる連続加熱炉において、被加熱物の搬送を停止し、
加熱帯と均熱帯の間に形成されたノーズ部に被加熱物が
停止した場合、そのノーズ部の被加熱物は他の部分の被
加熱物より入熱が少なく、また炉体側熱放散が大きい等
の理由により、他の被加熱物より降温してしまう。
加熱帯と均熱帯の間に形成されたノーズ部に被加熱物が
停止した場合、そのノーズ部の被加熱物は他の部分の被
加熱物より入熱が少なく、また炉体側熱放散が大きい等
の理由により、他の被加熱物より降温してしまう。
この状態で連続操業再開した場合には、被加熱物の加熱
炉から以後の抽出速度は、上記ノーズ部に停留していた
被加熱物の昇温速度に制約され、抽出ピッチは大幅に低
下する。連続加熱炉よりの抽出条件は、抽出する被加熱
物が所定の温度まで昇温した状態にあることだからであ
る。さらに抽出ピッチに低下は停留時間が長時間である
ほど大となる。
炉から以後の抽出速度は、上記ノーズ部に停留していた
被加熱物の昇温速度に制約され、抽出ピッチは大幅に低
下する。連続加熱炉よりの抽出条件は、抽出する被加熱
物が所定の温度まで昇温した状態にあることだからであ
る。さらに抽出ピッチに低下は停留時間が長時間である
ほど大となる。
従来、上記抽出ピッチ低下の対策として、ノーズ部での
入熱を補充するために、ノーズ部バーナを設置したり、
ノーズ部伝熱促進体を設置する方法が採られていた。
入熱を補充するために、ノーズ部バーナを設置したり、
ノーズ部伝熱促進体を設置する方法が採られていた。
しかし、両法とも降温防止効果は小さく、特に連続操業
の長時間の停止の対応策となり難い。
の長時間の停止の対応策となり難い。
そこで本発明の主目的は、搬送停止中における被加熱物
の不均一加熱を防止でき、もって被加熱物の在炉時間を
短縮できる加熱炉の操業方法を提供することにある。
の不均一加熱を防止でき、もって被加熱物の在炉時間を
短縮できる加熱炉の操業方法を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、 少くとも加熱帯と均熱帯との間にノーズ部を有し、かつ
少くとも加熱帯および均熱帯の移動炉床が搬送方向に分
割されかつ独立的に作動するウォーキングビーム式連続
加熱炉において、 下工程の要因による当該加熱炉の連続搬送停止時刻にお
いて、未抽出被加熱物群の先頭が前記ノーズ部を避けて
装入側に位置するよう加熱帯がわ移動炉床を停止させる
とともに、抽出被加熱物群は均熱帯がわ移動炉床を前記
停止後も作動させて抽出を行うことを特徴とするもので
ある。
少くとも加熱帯および均熱帯の移動炉床が搬送方向に分
割されかつ独立的に作動するウォーキングビーム式連続
加熱炉において、 下工程の要因による当該加熱炉の連続搬送停止時刻にお
いて、未抽出被加熱物群の先頭が前記ノーズ部を避けて
装入側に位置するよう加熱帯がわ移動炉床を停止させる
とともに、抽出被加熱物群は均熱帯がわ移動炉床を前記
停止後も作動させて抽出を行うことを特徴とするもので
ある。
本発明では、加熱炉より下工程、主に圧延工程における
圧延機のロール替、ロール点検または圧延トラベル等の
ために、連続加熱炉での連続搬送を停止しなければなら
ないとき、連続操業停止中に被加熱物(スラブ)がノー
ズ部にあることを避けてスラブの先端を加熱帯内に待機
させるものであるため、不均一加熱を防止できる。した
がつて、連続操業を再開したとき、従来のように、ノー
ズ部に存在していたスラブ温度に他のスラブの在炉時間
が規定されるといった事態がなく、もって全体としてス
ラブの在炉時間の短縮を図ることができる。
圧延機のロール替、ロール点検または圧延トラベル等の
ために、連続加熱炉での連続搬送を停止しなければなら
ないとき、連続操業停止中に被加熱物(スラブ)がノー
ズ部にあることを避けてスラブの先端を加熱帯内に待機
させるものであるため、不均一加熱を防止できる。した
がつて、連続操業を再開したとき、従来のように、ノー
ズ部に存在していたスラブ温度に他のスラブの在炉時間
が規定されるといった事態がなく、もって全体としてス
ラブの在炉時間の短縮を図ることができる。
以下本発明をさらに具体的に説明する。
第1図は本発明方法に係るウォーキングビーム式連続加
熱炉の模式図である。図中、1は予熱帯、2は第1加熱
帯、3は第2加熱帯、4は均熱帯であり、また、5は予
熱帯用第1移動ビーム、6は第1および第2加熱帯2,3
共用の加熱帯用第2移動ビーム、7は均熱帯用第3移動
ビームである。これら各移動ビーム5,6,7は各独立に搬
送タイミングが設定できるようになっている。
熱炉の模式図である。図中、1は予熱帯、2は第1加熱
帯、3は第2加熱帯、4は均熱帯であり、また、5は予
熱帯用第1移動ビーム、6は第1および第2加熱帯2,3
共用の加熱帯用第2移動ビーム、7は均熱帯用第3移動
ビームである。これら各移動ビーム5,6,7は各独立に搬
送タイミングが設定できるようになっている。
かかる加熱炉において、定常の操業中、被加熱物として
のスラブ8は装入テーブル9より第1移動ビーム5上に
装入され、予熱帯1において予熱された後、順次第1加
熱帯2、第2加熱帯3において加熱され、次いで均熱帯
4において均熱化が図られた後、加熱炉から抽出テーブ
ル8上に抽出され、熱間圧延機へ供給される。図中、各
矢印はバーナーの位置および吹出し方向を表わしてい
る。また、10はいわゆるノーズ部であり、各帯1〜4間
に形成されている。
のスラブ8は装入テーブル9より第1移動ビーム5上に
装入され、予熱帯1において予熱された後、順次第1加
熱帯2、第2加熱帯3において加熱され、次いで均熱帯
4において均熱化が図られた後、加熱炉から抽出テーブ
ル8上に抽出され、熱間圧延機へ供給される。図中、各
矢印はバーナーの位置および吹出し方向を表わしてい
る。また、10はいわゆるノーズ部であり、各帯1〜4間
に形成されている。
次に、本発明にかかる連続加熱炉の操業例を第2図によ
り説明する。まず、連続搬送中は、第2図(a)に示す
ように、各移動ビーム5,6,7によりスラブ8,8…を連続搬
送および抽出を行う。しかるに、下工程における要因、
たとえばロール替などによって、連続操業を停止しよう
とする際には、図示しないコンピュータに操業停止予定
時刻を入力し、これによって算出される停止までの残業
時間、刻々入力されているスラブの現抽出ピッチおよび
予め設定されたノーズ部10での所要の空送りスペース値
等に基いて、移動ビーム6上の先頭で停止することとな
るスラブ8Aを同コンピュータで選定する。続いて、
(b)図のように、そのスラブ8Aノーズ部10の直前に来
たら、移動ビーム5,6をスラブ8Aより上流がわの未抽出
スラブ群の搬送停止を続行し、その後、移動ビーム7だ
けを作動して、残存抽出スラブ8B,8b…の抽出を行う。
この抽出完了後、移動ビーム7も停止させる。
り説明する。まず、連続搬送中は、第2図(a)に示す
ように、各移動ビーム5,6,7によりスラブ8,8…を連続搬
送および抽出を行う。しかるに、下工程における要因、
たとえばロール替などによって、連続操業を停止しよう
とする際には、図示しないコンピュータに操業停止予定
時刻を入力し、これによって算出される停止までの残業
時間、刻々入力されているスラブの現抽出ピッチおよび
予め設定されたノーズ部10での所要の空送りスペース値
等に基いて、移動ビーム6上の先頭で停止することとな
るスラブ8Aを同コンピュータで選定する。続いて、
(b)図のように、そのスラブ8Aノーズ部10の直前に来
たら、移動ビーム5,6をスラブ8Aより上流がわの未抽出
スラブ群の搬送停止を続行し、その後、移動ビーム7だ
けを作動して、残存抽出スラブ8B,8b…の抽出を行う。
この抽出完了後、移動ビーム7も停止させる。
次に、本発明における加熱炉中のスラブの搬送に伴う温
度変化の実測値を従来法と比較して第3図に示す。この
場合、対象としたスラブは、220mm(厚)×1100(幅)
×7500mm(長さ)であり、加熱温度は1200℃であった。
第3図より、本発明法によれば従来法におけるようなノ
ーズ部でのスラブの降温といった事態は生じないことが
明らかとなった。
度変化の実測値を従来法と比較して第3図に示す。この
場合、対象としたスラブは、220mm(厚)×1100(幅)
×7500mm(長さ)であり、加熱温度は1200℃であった。
第3図より、本発明法によれば従来法におけるようなノ
ーズ部でのスラブの降温といった事態は生じないことが
明らかとなった。
さらに、本発明法を適用した場合の在炉時間(均熱帯に
おける)を従来法と比較して第1表に示す。
おける)を従来法と比較して第1表に示す。
第1表より明らかなように、本発明により在炉時間は大
幅に短縮された。
幅に短縮された。
以上の通り、本発明によれば、連続操業停止時の被加熱
物の不均一加熱を防止でき、操業再開時の被加熱物の在
炉時間を大幅に短縮でき、連続加熱炉の操業の高能率化
を図ることができる。
物の不均一加熱を防止でき、操業再開時の被加熱物の在
炉時間を大幅に短縮でき、連続加熱炉の操業の高能率化
を図ることができる。
第1図は本発明法に係るウォーキングビーム式連続加熱
炉の模式図、第2図(a)〜(c)は本発明法の概略説
明図、第3図は連続搬送停止中の被加熱物(スラブ)の
温度を示すグラフである。 1……予熱帯、2……第1加熱帯、3……第2加熱帯、
4……均熱炉、5……第1移動ビーム、6……第2移動
ビーム、7……第3移動ビーム、8,11,12……被加熱物
(スラブ)、10……ノーズ部。
炉の模式図、第2図(a)〜(c)は本発明法の概略説
明図、第3図は連続搬送停止中の被加熱物(スラブ)の
温度を示すグラフである。 1……予熱帯、2……第1加熱帯、3……第2加熱帯、
4……均熱炉、5……第1移動ビーム、6……第2移動
ビーム、7……第3移動ビーム、8,11,12……被加熱物
(スラブ)、10……ノーズ部。
Claims (1)
- 【請求項1】少くとも加熱帯と均熱帯との間にノーズ部
を有し、かつ少くとも加熱帯および均熱帯の移動炉床が
搬送方向に分割されかつ独立的に作動するウォーキング
ビーム式連続加熱炉において、 下工程の要因による当該加熱炉の連続搬送停止時刻にお
いて、未抽出被加熱物群の先頭が前記ノーズ部を避けて
装入側に位置するよう加熱帯がわ移動炉床を停止させる
とともに、抽出被加熱物群は均熱帯がわ移動炉床を前記
停止後も作動させて抽出を行うことを特徴とする連続式
加熱炉の操業方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63267568A JPH0751726B2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | 連続式加熱炉の操業方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63267568A JPH0751726B2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | 連続式加熱炉の操業方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02115316A JPH02115316A (ja) | 1990-04-27 |
JPH0751726B2 true JPH0751726B2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=17446603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63267568A Expired - Lifetime JPH0751726B2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | 連続式加熱炉の操業方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0751726B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2179870C (en) | 1995-06-29 | 2003-12-02 | Toshiaki Suzuki | Multimedia communication system and communicating apparatus |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5326712A (en) * | 1976-08-26 | 1978-03-13 | Chugai Ro Kogyo Kaisha Ltd | Divided working beam furnace provided with preheated stock zone |
JPS57196152U (ja) * | 1981-06-09 | 1982-12-13 | ||
JPS6176610A (ja) * | 1984-09-25 | 1986-04-19 | Daido Steel Co Ltd | 連続熱処理炉の稼動方法 |
-
1988
- 1988-10-24 JP JP63267568A patent/JPH0751726B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02115316A (ja) | 1990-04-27 |
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