JPH0751522B2 - 光学活性シクロペンテノンエステル錯体およびその製造法 - Google Patents

光学活性シクロペンテノンエステル錯体およびその製造法

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JPH0751522B2
JPH0751522B2 JP4064286A JP4064286A JPH0751522B2 JP H0751522 B2 JPH0751522 B2 JP H0751522B2 JP 4064286 A JP4064286 A JP 4064286A JP 4064286 A JP4064286 A JP 4064286A JP H0751522 B2 JPH0751522 B2 JP H0751522B2
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芙三夫 戸田
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芙三夫 戸田
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式(I) (式中、Rはハロゲンで置換されていてもよい飽和もし
くは不飽和の脂肪族炭化水素基を、※印は不斉炭素原子
を示す) で示される光学活性な2−シクロペンテン−4−オン−
1−オールのエステル類と一般式(II) (式中、R′はハロゲン化フェニル基、低級アルキルフ
ェニル基、ナフチル基または第3級低級アルキル基を、
※印は不斉炭素原子を示す) で示される光学活性な1,6−ジフェニル−2,4−ヘキサジ
イン−1,6−ジオール誘導体とが結合してなる光学活性
シクロペンテノンエステル錯体およびその製造法に関す
る。
上記光学活性シクロペンテノンエステル錯体は従来全く
知られておらず、本発明者らが初めて見出した新規化合
物である。
また、上記一般式(II)で示される光学活性な1,6−ジ
フェニル−2,4−ヘキサジイン−1,6−ジオール誘導体が
一般式(III) (式中、Rはハロゲンで置換されていてもよい飽和もし
くは不飽和の脂肪族炭化水素基を示す) で示される2−シクロペンテン−4−オン−1−オール
のエステル類の光学活性体のいずれか一方のみを選択的
に取り込んで安定な錯体を形成することは従来より全く
知られていない。
ところで、上記一般式(I)で示される光学活性な2−
シクロペンテン−4−オン−1−オールのエステル類は
医薬、農薬等の中間体として重要な化合物であり、特に
R(+)−配位の該エステル類は多様な生理活性を有す
るプロスタグランディン誘導体の原料として極めて重要
であるが、本発明の上記光学活性シクロペンテノンエス
テル錯体は、これを分解することにより容易に上記一般
式(I)で示される光学活性な2−シクロペンテン−4
−オン−1−オールのエステル類を与えるため、その原
料化合物として非常に有用である。
本発明はかかる光学活性な2−シクロペンテン−4−オ
ン−1−オールのエステル類を与えるための有用な原料
化合物である上記光学活性シクロペンテノンエステル錯
体およびその製造法を提供するものである。
本発明の目的とする上記光学活性シクロペンテノンエス
テル錯体は、前記一般式(III)で示される2−シクロ
ペンテン−4−オン−1−オールのエステル類と一般式
(II)で示される光学活性な1,6−ジフェニル−2,4−ヘ
キサジイン−1,6−ジオール誘導体とを有機溶媒中で接
触させることにより容易に得ることができる。
ここで、原料となる2−シクロペンテン−4−オン−1
−オールのエステル類は、たとえば2−シクロペンテン
−4−オン−1−オールとハロゲンで置換されていても
よい飽和もしくは不飽和カルボン酸の酸ハライド(たと
えば酸クロライド)を、塩基の存在下に反応させること
により容易に製造することができる。
かかる2−シクロペンテン−4−オン−1−オールのエ
ステル類としては、たとえば酢酸エステル、プロピオン
酸エステル、n−酪酸エステル、イソ酪酸エステル、n
−吉草酸エステル、イソバレリアン酸エステル、ピバリ
ン酸エステル、メチルエチル酢酸エステル、n−カプロ
ン酸エステル、イソカプロン酸エステル、β−メチルバ
レリアン酸エステル、t−ブチル酢酸エステル、ジエチ
ル酢酸エステル、メチル−n−プロピル酢酸エステル、
メチルイソプロピル酢酸エステル、2−メチルブタン−
2−カルボン酸エステル、ヘプタン酸エステル、カプリ
ル酸エステル、クロル酢酸エステル、プロム酢酸エステ
ル、ジクロル酢酸エステル、β−クロルプロピオン酸エ
ステル、γ−クロルラク酸エステル、トリクロル酢酸エ
ステル、クロトン酸エステル、4−ペンテン酸エステ
ル、2−ペンテン酸エステル、アクリル酸エステル、4
−ペンテン酸エステル、メトキシ酢酸エステル、エトキ
シ酢酸エステル、メトキシプロピオン酸エステル、エト
キシプロピオン酸エステルなどが例示される。
また、もう一方の原料である前記一般式(II)で示され
る光学活性な1,6−ジフェニル−2,4−ヘキサジイン−1,
6−ジオール誘導体は、たとえば特願昭59−22469号公報
に記載の方法により容易に合成することができる。
尚、該一般式(II)において、置換基R′として具体的
にはクロロフェニル基、ブロモフェニル基、フロロフェ
ニル基、ナフチル基、トルイル基、エチルフェニル基、
t−ブチル基、t−アミル基などが例示される。
光学活性シクロペンテノンエステル錯体の製造は、2−
シクロペンテン−4−オン−1−オールのエステル類と
光学活性1,6−ジフェニル−2,4−ヘキサジイン−1,6−
ジオール誘導体(以下、光学活性ジインジオールと称
す)とを有機溶媒中で接触させて2−シクロペンテン−
4−オン−1−オールの光学活性のいずれか一方と光学
活性ジインジオールとが結合してなる錯体を析出させ、
これを分離することにより行われる。
この反応において、2−シクロペンテン−4−オン−1
−オールのエステル類としてはラセミ体、光学活性ある
いはいずれか一方の光学活性体が過剰にある光学活性混
合物のいずれであってよいが、得られた錯体を分解して
光学活性な2−シクロペンテン−4−オン−1−オール
のエステル類を得るためには、原料エステル類としてラ
セミ体あるいはいずれか一方の光学活性体が過剰にある
光学活性混合物を使用するのが実用上有用である。
この反応における原料エステル類の使用量は、錯体を形
成せしめようとする光学活性2−シクロペンテン−4−
オン−1−オールのエステル類の原料エステル類中の含
量に応じて適宜選ばれるが、通常は光学活性ジインジオ
ールに対して錯体を形成せしめようとする光学活性2−
シクロペンテン−4−オン−1−オールのエステル類が
0.75〜2倍当量、好ましくは1〜2倍当量となる量であ
る。従って、原料エステル類としてラセミ体を使用する
場合は、光学活性ジインジオールに対して1.5〜4倍当
量、好ましくは2〜4倍当量である。
この錯体形成反応に使用される光学活性ジインジオール
としては、前記した如き置換基R′を有する化合物が使
用されるが、錯体形成能、収率、生成錯体の分解により
得られる光学活性2−シクロペンテン−4−オン−1−
オールのエステル類の光学純度等から考えて、置換基
R′がブロモフェニル基、クロロフェニル基、クロロフ
ェニル基を有する光学活性ジインジオールが好ましく使
用される。
また、2−シクロペンテン−4−オン−1−オールのエ
ステル類としては、効率よく錯体を形成し、収率的にも
良好なものとして、前記した如き2−シクロペンテン−
4−オン−1−オールのエステル類のうちでも、特にラ
ク酸エステル、イソラク酸エステル、吉草酸エステル、
イソバレリアン酸エステル、ピバリン酸エステル、カプ
ロン酸エステル、イソカプロン酸エステル、クロル酢酸
エステル、ブロム酢酸エステル、ジクロル酢酸エステ
ル、β−クロルプロピオン酸エステル、γ−クロルラク
酸エステル、メトキシ酢酸エステルが好ましく使用され
る。この錯体形成反応に使用される有機溶媒としてはエ
チルエーテル、ベンゼン、トルエン、アセトニトリル、
酢酸エチル、四塩化炭酸、クロロホルム、ジクロルメタ
ン、ジクロルエタン、ヘキサン、石油エーテル、リグロ
イン等の反応に不溶性な溶媒の単独あるいはそれらの混
合溶媒等が例示される。
反応温度は−20℃〜使用溶媒の沸点の範囲で任意である
が、通常0〜80℃の範囲である。
このような方法により、2−シクロペンテン−4−オン
−1−オールのエステル類と光学活性ジインジオールと
を有機溶媒中で接触せしめると、原料エステル類中のい
ずれか一方の光学活性体と光学活性ジインジオールとが
容易に結合して主として1:1錯体を生成する。
この反応液を冷却するか、反応液にヘキサン、石油エー
テルのような錯体不溶性の溶媒を加えると錯体が結晶と
して析出し、これを分離することにより、目的とする光
学活性2−シクロペンテン−4−オン−1−オールのエ
ステル類と光学活性ジインジオールとが結合した錯体を
光学純度よく、かつ好収率で得ることができ、必要なら
ば更に上記したような方法で再結晶等を行うことにより
精製することができる。
尚、本発明の方法においては、原料光学活性ジインジオ
ールの光学配位に応じて錯体を形成する2−シクロペン
テン−4−オン−1−オールのエステル類の光学活性体
が定まるため、原料光学活性ジインジオールの光学配位
を使い分けることにより、錯体分解後の2−シクロペン
テン−4−オン−1−オールのエステル類、光学活性体
としてS−配位、R−配位の任意のものを得ることがで
きる。
従って、この反応を利用することにより、原料エステル
類としてラセミ体あるいはいずれか一方の光学活性体が
光学的に過剰にある光学活性混合物を使用した場合に
は、錯体形成反応後の錯体を分離した反応液(たとえば
錯体別後の液)中に錯体形成に使用されたとは逆の
光学配位を有する2−シクロペンテン−4−オン−1−
オールのエステル類が反応残として光学的に過剰量存在
することになるため、たとえば液を濃縮し、その残渣
を減圧下に加熱蒸留して該エステル類を回収し、これを
先に使用したとは逆の光学配位を有する光学活性ジイン
ジオールを用いて前述したと同様の条件で接触処理する
ことにより錯体を形成せしめ、これを分解することによ
り先に得られたとは逆の光学配位を有する2−シクロペ
ンテン−4−オン−1−オールのエステル類を得ること
ができる。
かくして、本発明の方法により前記一般式(I)で示さ
れる光学活性な2−シクロペンテン−4−オン−1−オ
ールのエステル類と一般式(II)で示される光学活性ジ
インジオールとが結合してなる光学活性シクロペンテノ
ンエステル錯体が光学純度よく、好収率で得ることがで
き、該錯体は光学活性な2−シクロペンテン−4−オン
−1−オールのエステル類を得るための原料として極め
て有用であり、また本発明の方法は2−シクロペンテン
−4−オン−1−オールのエステル類を光学分割する方
法としても非常に有用である。
以下、実施例により本発明を説明する。
参考例1 ラセミ体の2−シクロペンテン−4−オン−1−オール
9.8gをベンゼン50mlに溶解した溶液に、塩化n−ブチリ
ル10.7gとピリジン7.9gを加え、室温で12時間放置した
後水50mlを加えて分離してくるベンゼン層を分取する。
このベンゼン層を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た後減圧蒸留して沸点134℃(23/mm Hg)を有するラセ
ミ体の2−シクロペンテン−4−オン−1−オールのn
−酪酸エステルが16.0g得られた。
実施例1 (−)−1,6−ジフェニル−1,6−ジ(o−クロロフェニ
ル)−2,4−ヘキサジイン−1,6−ジオール(▲〔α〕20
D▼−122°(メタノールc=1.0)4.83gをエーテル5ml
と石油エーテル10mlの混合溶媒に溶解した溶液に、ラセ
ミ体の2−シクロペンテン−4−オン−1−オールのn
−酪酸エステル3.36gを加え、室温で12時間放置した。
次いで、晶出した無色プリズム状の(−)−1,6−ジフ
ェニル−1,6−ジ(o−クロロフェニル)−2,4−ヘキサ
ジイン−1,6−ジオールと(−)−2−シクロペンテン
−4−オン−1−オールのn−酪酸エステルとの1:1粗
錯体4.69gを濾集した。この濾集物をエーテル5mlと石油
エーテル10mlとの混合溶媒から一回再結晶して錯体3.84
gを得た。
▲〔α〕20 D▼−121.4°(c=1、メタノール) m.p. 110〜112℃ 上記粗錯体を集した際得られた液を濃縮し、濃縮残
渣を減圧下に蒸留すると粗(+)−2−シクロペンテン
−4−オン−1−オールのn−酪酸エステル2.05gが得
られた。この粗エステル2.05gと(+)−1,6−ジフェニ
ル−1,6−ジ(o−クロロフェニル)−2,4−ヘキサジイ
ン−1,6−ジオール(▲〔α〕20 D▼+122°(メタノー
ルc=1.0)5.89gをエーテル5mlと石油エーテル10mlと
の混合溶媒に溶かし、室温で12時間放置した。
次いで、晶出した無色プリズム状の(+)−1,6−ジフ
ェニル−1,6−ジ(o−クロロフェニル)−2,4−ヘキサ
ジイン−1,6−ジオールと(+)−2−シクロペンテン
−4−オン−1−オールのn−酪酸エステルとの1:1粗
錯体4.95gを集した。この集物をエーテル5mlと石油
エーテル10mlとの混合溶媒から一回再結晶して錯体4.10
gが得られた。
▲〔α〕20 D▼+121.2°(c=1、メタノール) m.p. 111〜112℃ 実施例2〜4 実施例1で使用したラセミ体の2−シクロペンテン−4
−オン−1−オールのn−酪酸エステルに代えて表−1
に記載のラセミ体エステル類を等モル使用する以外は実
施例1と同様に反応、後処理して、表−1に示す結果を
得た。
実施例5 攪拌装置、温度計を装着した4ツ口フラスコに(+)−
1,6−ジフェニル−1,6−ジ(o−クロロフェニル)−2,
4−ヘキサジイン−1,6−ジオール12.6g、(±)−2−
シクロペンテン−4−オン−1−オールのn−酪酸エス
テル10.45gおよびジクロルメタン15mlを加え、40℃にて
加熱溶解する。次に同温度にてヘキサン35mlを加え、30
分保温後、20℃まで冷却し、2時間保温する。析出する
結晶を別する。白色結晶である(+)−1,6−ジフェ
ニル−1,6−ジ(o−クロロフェニル)−2,4−ヘキサジ
イン−1,6−ジオールと(+)−2−シクロペンテン−
4−オン−1−オールのn−酪酸エステルとの1:1錯体1
3.7gを得た。
融点 110〜112℃ ▲〔α〕20 D▼+121.5°(c=1、メタノール) 実施例6 実施例7で用いたと同様のフラスコに(+)−1,6−ジ
フェニル−1,6−ジ(o−クロロフェニル)−2,4−ヘキ
サジイン−1,6−ジオール4.83g、(±)−2−シクロペ
ンテン−4−オン−1−オールのクロル酢酸エステル3.
72gおよびジクロルメタン12mlを仕込み、40℃に加温溶
解する。次に35〜40℃にて石油エーテル15mlを加える。
20℃まで冷却後、2時間保温する。析出する白色結晶を
別し、(+)−1,6−ジフェニル−1,6−ジ(o−クロ
ロフェニル)−2,4−ヘキサジイン−1,6−ジオールと
(+)−2−シクロペンテン−4−オン−1−オールの
クロル酢酸エステルの錯体4.61gを得た。融点 108〜11
0℃ ▲〔α〕20 D▼+110.8°(c=1、メタノール) 実施例7〜9 ラセミ体の2−シクロペンテン−4−オン−1−オール
のクロル酢酸エステルに代えて、表−2に記載のラセミ
体エステル類を使用する以外は実施例8と同様に反応、
後処理し、表−2に示す結果を得た。
実施例10 実施例8で用いたと同様のフラスコに、(+)−1,6−
ジフェニル−1,6−ジ(o−クロロフェニル)−2,4−ヘ
キサジイン−1,6−ジオール4.83g、(±)−2−シクロ
ペンテン−4−オン−1−オールのメトキシ酢酸エステ
ル3.40gおよびジクロルメタン12mlを加え、40℃に加温
溶解する。次に35〜40℃にて石油エーテル10mlを加え、
20℃まで冷却後同温度で、2時間保温する。
析出する白色結晶を別し、(+)−1,6−ジフェニル
−1,6−ジ(o−クロロフェニル)−2,4−ヘキサジイン
−1,6−ジオールと(+)−2−シクロペンテン−4−
オン−1−オールのメトキシ酢酸エステルの錯体5.55g
を得た。
m.p 120〜121℃ ▲〔α〕20 D▼+117.1°(c=1、メタノール)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 57/00 340 7419−4H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (式中、Rはハロゲンで置換されていてもよい飽和もし
    くは不飽和の脂肪族炭化水素基を、※印は不斉炭素原子
    を示す。) で示される光学活性な2−シクロペンテン−4−オン−
    1−オールのエステル類と一般式 (式中、R′はハロゲン化フェニル基を、※印は不斉炭
    素原子であることを示す。) で示される光学活性な1,6−ジフェニル−2,4−ヘキサジ
    イン−1,6−ジオール誘導体とが結合してなる光学活性
    シクロペンテノンエステル錯体。
  2. 【請求項2】一般式(III) (式中、Rはハロゲンで置換されていてもよい飽和もし
    くは不飽和の脂肪族炭化水素基を示す。) で示される2−シクロペンテン−4−オン−1−オール
    のエステル類と一般式(II) (式中、R′はハロゲン化フェニル基を、※印は不斉炭
    素原子であることを示す。) ジオール誘導体とを、有機溶媒中で接触させることを特
    徴とする一般式(I) (式中、Rはハロゲンで置換されていてもよい飽和もし
    くは不飽和の脂肪族炭化水素基を、※印は不斉炭素原子
    を示す) で示される光学活性な2−シクロペンテン−4−オン−
    1−オールのエステル類と上記一般式(II)で示される
    光学活性な1,6−ジフェニル−2,4−ヘキサジイン−1,6
    −ジオール誘導体とが結合してなる光学活性シクロペン
    テノンエステル錯体の製造法。
JP4064286A 1985-08-10 1986-02-26 光学活性シクロペンテノンエステル錯体およびその製造法 Expired - Lifetime JPH0751522B2 (ja)

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