JPH0751427A - スキー板用ブレーキ - Google Patents

スキー板用ブレーキ

Info

Publication number
JPH0751427A
JPH0751427A JP6151875A JP15187594A JPH0751427A JP H0751427 A JPH0751427 A JP H0751427A JP 6151875 A JP6151875 A JP 6151875A JP 15187594 A JP15187594 A JP 15187594A JP H0751427 A JPH0751427 A JP H0751427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ski
braking
loop
brake
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6151875A
Other languages
English (en)
Inventor
Renaud Goud Gilles
ルノー − グー ジル
Pierre Szafranski
スザフランスキ ピエール
Jean-Francois Merino
− フランソワ メリノ ジャン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Salomon SAS
Original Assignee
Salomon SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Salomon SAS filed Critical Salomon SAS
Publication of JPH0751427A publication Critical patent/JPH0751427A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C7/00Devices preventing skis from slipping back; Ski-stoppers or ski-brakes
    • A63C7/10Hinged stoppage blades attachable to the skis in such manner that these blades can be moved out of the operative position
    • A63C7/1006Ski-stoppers
    • A63C7/1013Ski-stoppers actuated by the boot
    • A63C7/102Ski-stoppers actuated by the boot articulated about one transverse axis
    • A63C7/1026Ski-stoppers actuated by the boot articulated about one transverse axis laterally retractable above the ski surface

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Helmets And Other Head Coverings (AREA)
  • Springs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スキー板の動きを止めるためのスキー板用ブ
レーキを提供する。 【構成】 このブレーキは台座(20)によって担持さ
れるほぼ横断方向の軸(10、11)を中心として、制
動のための作動位置と休止のための非作動位置との間で
回動可能な2の制動用作動セグメント(4、5)を備え
た2の制動アームと;横断方向ヒンジ連結軸を越えて延
在する制動アームのための2の作動部(12、13)
と;戻しばね(35、85)とを含み、この制動アーム
(2、3)を互いに独立させ、また戻しばね(35、8
5)を該制動アームから独立させ、さらに、該戻しばね
の側方に、上記制動アームの作動部(12、13)に対
する2の嵌め込み手段を設け、かつ、その中央区域に、
上記台座の方向に下降するループ(40、88)を形成
し、その下方基部(41)が上記台座の上表面に対して
支承されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、スキー板用ブレーキに関するも
のである。このようなブレーキは、スキー靴を保持する
締め具からスキー靴が解放されたときに、運動中のスキ
ー板の走行速度をゆるめるために通常使用される。
【0002】スキー板用ブレーキは、公知の要領で、ス
キー板の下面よりも下方に突出する制動用作動位置とス
キー板の上面の上方に引っ込められる休止用非作動位置
との間を移動する1(好ましくは2)の制動アームを有
する。更に、非作動位置において、これらの制動アーム
は、スキー実施中に雪中で、あるいはもう一方のスキー
板に引っ掛かる恐れがないよう、スキー板の長手方向軸
の方へ戻されるのが有利である。
【0003】また、特にスキー靴の解放直後にアームを
作動位置に戻すため、弾性戻し手段が制動アームをそれ
らの制動用作動位置に戻す。
【0004】一般に、制動アームは、スキー板または締
め具の基板と一体の台座によって担持された横断方向軸
を中心としてヒンジ連結される。また、これらのアーム
は台座を越えて伸び出ており、ペダルまたはローラーの
ような装置がアームの延長部に接続される。この装置は
延長部および制動アームに作用し、スキー靴が保持部材
中に嵌入されるときこれら制動アームを強制的に上昇さ
せる。
【0005】或る種のブレーキの場合には、ばねが高弾
性の金属線ループで構成され、これが変形付勢(主とし
てねじり付勢)を受ける。このようなブレーキは、例え
ばドイツ公開特許出願第2412623号明細書に記載
されている。
【0006】このようなブレーキは良好な結果をもたら
すが、その構造があまり経済的なものでないことが欠点
である。実際、こうしたブレーキはばねが別個のもので
あり、その上、制動アームから離れているために、部品
点数が多くなる。
【0007】他のいくつかのブレーキの場合には、戻し
ばねがアームに使用される金属線と同じ金属線のループ
で構成される。すなわち、制動アームとばねとが唯一の
部材から成る。このようなブレーキは、例えばドイツ公
開特許出願第2554110号明細書(図1、図2およ
び図5の実施態様)に記載されている。このブレーキ
は、“M”字を形成するように折り曲げられた金属線を
有する。この“M”字形の脚部が制動アームを構成し、
かつ横断方向軸を中心として枢動可能に取り付けられ
る。側部から見ると、“M”字形脚部の中央部分は制動
アームの面と或る角度を成し、その下部は台座またはこ
の台座と一体のシム上に担持される。制動アームが非作
動位置に移動すると、“M”字形脚部の中央部分は制動
アームの面内に強制的に入れられ、この結果金属線の変
形による戻し力が発生する。
【0008】このブレーキは、構造が非常に単純で信頼
性が高いという長所を有する。しかしながら、このブレ
ーキの欠点は、制動アームに使われる金属線によって戻
しばねの堅さが決定されるか、あるいはその逆の関係に
なることである。
【0009】言い換えれば、制動アームは、制動作用段
階で生じるがたつきを緩和するように僅かな変形能力を
有するのが好ましい。
【0010】他方、戻しばねは、その弾性によって、制
動アームの上昇運動、次いで、場合により、スキー板の
長手方向軸の方へ制動アームを引っ込める運動に対して
弾性力で対抗する。
【0011】ドイツ公開特許出願第2554110号の
ブレーキのようなブレーキの場合、一方では、制動アー
ムの固有弾性を個別に制御することができず、また他方
では、戻しばねの堅さとアーム棒(beche)の引っ込み
運動の堅さを個別に制御することができない。これは、
ブレーキの3つの部材が同一の金属線で構成されている
ためである。
【0012】他の1つの欠点は、台座の設計ならびに台
座への“M”字形金属線の取り付けにある。すなわち、
ばねが制動アームと同じ金属線で構成され、かつ、この
ことにより、比較的剛性が高いため、台座に大きな応力
が加わるからである。更に、この台座は、“M”字形ル
ープ全体の取り付けを可能にするようなものでなければ
ならない。
【0013】本発明の目的の1つは、制動アームの上昇
のための堅さと制動アームの引っ込みのための堅さとが
制動アームの弾性と無関係であるような、単純な構造の
この種のブレーキを提案することによって、上記の諸欠
点を解消することである。
【0014】本発明の他の1つの目的は、台座に加わる
応力が比較的小さいブレーキを提案することである。
【0015】本発明の他の1つの目的は、取り付けのた
めに特殊な設計上の制約事項が課せられないようなブレ
ーキを提案することである。
【0016】本発明の他の目的および長所は、以下に続
く記載を読むことによって明らかとなろう。但し、この
記載は非限定的な例として示すものである。
【0017】本発明に基づくブレーキは、台座によって
担持されるほぼ横断方向の軸を中心として制動用作動位
置と休止用非作動位置との間で回転移動する2の制動用
作動セグメントを備えた2の制動アームと;この横断方
向ヒンジ連結軸を越えて延在する制動アームの作動セグ
メントの2の作動部と;制動アームの延長部に作用して
弾性力によって制動アームを制動用作動位置に戻すため
の戻しばねとを含む。
【0018】このブレーキは、戻しばねが制動アームか
ら独立していること、このばねが側方に制動アームの延
長部上に2の嵌め込み手段を有し、かつその中央区域
に、制動アームの延長部によって形成される面に対して
角度的にずれた、台座の方向に下降するループを有し、
その下部分が台座の上面に支承されることを特徴とす
る。
【0019】本発明は、以下の説明ならびにその一部分
を成す図面を参照することにより、更に良く理解するこ
とができよう。
【0020】図1を見ると、ブレーキは2の制動アーム
2および3を含む。この制動アームは適宜な材料で製作
されるが、直径が約5mmの鋼線でできているのが有利
である。
【0021】各々の制動アームは制動用作動セグメント
4、5を有し、その下端は付加成形部6、7で終端して
いる。
【0022】制動用作動位置において、該アームは、通
常、スキー板に対して下方から上方に、また後方から前
方に傾斜している。
【0023】制動アームは、その中央部において、内側
へ曲げられ、水平横断方向に沿って配置される回転セグ
メント10、11を形成する。
【0024】この回転セグメントを越えた部分におい
て、アームは連続する作動部12、13を有する。これ
ら作動部の役割は制動アームの様々な運動(すなわち、
回転セグメントを中心とする回転運動ならびにスキー板
の長手方向軸の方へ制動アームを引っ込める運動)を制
御することである。
【0025】これら作動部12、13は、2の部分(す
なわち、接続セグメント14、15と、中間セグメント
16、17)で構成される。中間セグメントは回転セグ
メントの内側端からスキー板の外側へ向けて分岐してお
り、接続セグメントは互いにほぼ同一線上にある。
【0026】図示の例において、作動セグメント4、5
と作動部12、13とは同一面に内接している。これは
限定的なものではなく、該作動部が作動セグメントより
高くなっていてもよいであろう。
【0027】制動アーム2および3は、台座20によっ
て担持される。この台座は、主として、両側縁部に、制
動アームの各回転セグメント10、11のための軸受を
形成する横断方向開口部24、25を備えた部分22、
23を含む。
【0028】図示の実施態様において、これらの横断方
向開口部24、25は、台座の下面に嵌め込まれる対板
(contre-plaque)26の上面により、台座20の下面
において画定される。しかしながら、この構造態様は限
定的なものではない。
【0029】これらの軸受は、断面において、回転セグ
メントの寸法より大きな寸法を有し、比較的大きな作用
上の遊びが残るようになっている。更に、軸受22、2
3の幅は回転セグメント10、11の長さよりも狭い。
これは、制動アームの引っ込み運動に関連している。制
動アームが水平位置に上昇するとき、これらのアームは
軸受内で横断方向に移動して作動セグメントをスキー板
の上部に戻すことができる。これについては、後ほど更
に詳しく説明する。
【0030】開口部24、25の前方には、軸受を形成
する部分22および23が、上方から下方に、また外側
から内側に向けられる、互いに向き合った2の傾斜部2
8、29を有する。これらの傾斜部は、中間セグメント
16、17と共働する。作動セグメントの上昇運動の終
わりに、中間セグメント16および17は、これらの傾
斜部28、29に当接し、これにより、これら中間セグ
メントならびに作動セグメントがスキー板の中央長手方
向軸の方向に戻される。
【0031】1の好ましい実施態様によれば、付加成形
部6および7の端部がスキー板の底部の高さに到達する
と、中間セグメントが傾斜部28および29上に來る。
この結果、制動アームの引っ込みがアームの上昇運動の
最終部分と共に行われる。
【0032】これらの軸受は、内側に、前方を向いた水
平の小舌状部32、33により内方へ画定されたノッチ
30、31で縁取られるのが好ましい。これらのノッチ
はアーム2および3の金属線の直径よりもやや広い幅を
有し、前方へ向けて僅かに拡がっている。作動セグメン
トがスキー板の底部より下方にあるとき(すなわち、中
間セグメントが傾斜部28および29と接触していない
とき)、該中間セグメントの基部がこれらのノッチ内に
収容される。これらのノッチは、作動部がこれらのノッ
チに嵌入されている限り(すなわち、作動セグメントが
スキー板の底から上方に上がっていない限り)、制動ア
ームの接近運動を妨げる。また、これらのノッチは、ブ
レーキがその作動位置へ向けて開くときの制動アームの
位置決めをも容易にする。
【0033】図1に示されているブレーキは、更に、そ
の制動用作動位置への弾性戻し手段を有する。この手段
はばね35によって構成される。このばね35は制動ア
ーム2および3の金属線よりも小さな直径のばね用鋼線
でできている。更に、このばねの機械的曲げ特性はアー
ム2および3の機械的曲げ特性とは無関係である。
【0034】ばね35は、両側部に、制動アーム2およ
び3への嵌め込み手段を有する。これらの手段は接続セ
グメント14、15に嵌め込まれる2のコイル36、3
7で構成される。これらのコイル36、37の内部寸法
は、断面で、接続セグメント14および15の外部寸法
よりも僅かに大きい。コイル36、37は対称となるよ
うに製作される。
【0035】コイル36、37は、外側に、フック形状
の端部38、39を有し、この端部が中間セグメント1
6、17の上部に引っ掛けられる。
【0036】ばねは、中央部付近に、台座20の方向に
延在するループ40を有する。このループは、軸受の開
口部25および26の前方で、台座20の上面42で支
承される直線状の下方基部41を有する。前部付近で
は、この基部41の移動は、後方へ開いたフック43に
よって制限される。図示の実施態様において、フック
は、台座20の前部分上方を通る対板26の前部分によ
り形成される。
【0037】側部から見ると、ループ41は、セグメン
ト16、17へばねを嵌め込み、かつ該セグメント1
6、17へフック38、39を設置したのち、ループ4
1が中間セグメントに対して前方へ方向づけられるよ
う、フック38、39に対して位置決めされる。言い換
えれば、ループは、側面から見て、水平線に対し、中間
セグメントの傾斜よりも大きいが垂線に達することのな
い傾斜を有するということである。しかしながら、ルー
プの傾斜は垂線を越えることはなく、かつ接続セグメン
ト14、15の箇所に加えられる垂直方向の押圧力によ
ってループ40の基部41を後方へ滑動させるのに十分
なだけ垂線から離れている。場合により、フックは基部
41の滑動の開始を容易にする小傾斜部を有する。
【0038】休止位置において、該基部41は、フック
43の前方に位置しようとする傾向があり、この結果と
して、該基部をフック内に設置することにより、ばねに
予応力が加わるようにするのが好ましい。コイル36お
よび37は、ループ41がセグメント16および17の
面へ向けて移動するとき、セグメント14および15上
で圧縮されようとする。
【0039】図2および図3を見るとわかるように、制
動アーム2および3がその制動用作動位置(図2)から
その非作動位置(図3)に移行すると、ループは、強制
的に、中間セグメント16および17と同一線上に來
る。この運動により、ループの基部41は台座上を滑動
し、回転セグメント10および11へ向けてフックから
離れる。この結果としての、コイル36および37の巻
きの再圧縮とループ40の屈曲とにより、アーム2およ
び3の制動用作動位置へ向けてばねの戻し力が発生す
る。この戻し力がばね35の初期予応力に加わる。
【0040】ばね35はまた、制動アームに対して、作
動セグメント4および5を互いに離そうとする制動アー
ムの面方向の予応力を加えるのが好ましい。
【0041】図1を見ると、初期状態では、コイル36
および37は、互いに中心線がずれている。これらのコ
イルの軸は、ループ41の反対側に延在する鈍角を形成
する。コイルが制動アームに嵌め込まれることにより、
該コイルを互いにほぼ軸内に引き戻し、これによりルー
プ40を強制的に開く。この結果、作動セグメント4、
5を互いに離そうとする予応力が生じる。
【0042】図4は、制動用作動位置における図1のブ
レーキを示す上面図である。この図において、中間セグ
メント16、17がノッチ30、31に嵌め込まれてい
るのがわかるが、これにより、作動セグメント4、5が
離間した状態に維持される。
【0043】図5は、非作動位置における同じブレーキ
を示す。この位置においては、ループ40の基部41が
後方に滑動してしまっている。中間セグメント16、1
7は、ノッチ30、31から出ており、傾斜部28、2
9との共働により、運動の終わりに作動セグメントが互
いに近づけられている。この引っ込み時に、回転セグメ
ントは、軸受24、25内で、横断方向に沿って全体的
に行われるほぼ円形の運動に従って滑動する。
【0044】更に、作動セグメントのこの引っ込みによ
り、ループ40の開きが大きくなり、この結果、戻し力
が発生し、この戻し力は、コイル36および37の初期
の中心線のずれから生じる戻し力に加わる。この戻し力
は、制動アーム2および3が作動位置に戻るや否や、こ
れらのアームを離間させようとする。
【0045】この戻り時に、ループ40の基部41はフ
ック43内に再度位置する。このフックは、作動セグメ
ントが逆の付勢を受けた場合(すなわち、図2の場合で
左から右への付勢を受けた場合)のためにブレーキ用ス
トッパーを構成する。更に、このフックはばね35を予
応力状態に維持する。
【0046】図1のブレーキの組み付けは様々な方法で
実施することができる。例えば、台座が2の部分で構成
されている場合には、ばねを制動アームに嵌め込み、次
に、この組立体を台座の軸受内に設置し、最後に、台座
を取り付ける。もう1つの方法は、台座を取り付け、次
に各制動アームをそのそれぞれの軸受内に通し、最後に
ばねをアームに嵌め込む。台座自体は、通常の適宜な手
段により、スキー板あるいは前部または後部締め具要素
の基板に取り付けることができる。
【0047】上において説明したブレーキは、スキー板
上にスキー靴が存在することを感知できる適宜な手段に
連接することができる。
【0048】例えば、図6は、軸受24、25の後部に
位置する軸51を中心として台座52にヒンジ連結した
ペダル50に連接するブレーキ1を示す。
【0049】図7は、軸受24、25の前部に位置する
軸55を中心として台座56にヒンジ連結したペダル5
4を示す。
【0050】これら両方の場合において、ペダル50ま
たは54はばね35のコイル35および36上に支承さ
れる。
【0051】ばねは、場合により、フック38および3
9を越えた箇所に、突起58、59を有していてもよ
く、この突起はペダルの側溝(ペダル50については参
照番号60、ペダル54については参照番号61で略示
されている)内に収容されて摺動する。
【0052】図8は他の変形態様を示す。この変形態様
によれば、ペダル65は、その中央部において、ばね3
5のコイル36、37、あるいは、接続セグメント1
4、15に直接にヒンジ連結される。
【0053】図9はまた別の変形態様を示す。この変形
態様によれば、台座72は、下方対板73と上方基部7
4とを含む。下方対板は、前部に、ばねのループを保持
するためのフックを有する。ブレーキ作動用ペダル75
は、基部の対板連結部に収容された軸76を中心として
ヒンジ連結される。ペダル75は、その上部分に、一種
のガセットプレート77を有し、このガセットプレート
中にばねのコイルが収納される。コイルは、ブレーキの
操作中は、ガセットプレート77内を移動する。
【0054】この変形態様によれば、台座72は、中央
のねじ79によって、締め具のスライドガイド78の前
部に一体連結される。この組立体は、更に、スキー板に
締め具要素を取り付けるためのねじ孔80を少なくとも
1つ有し、この結果、ねじの頭はブレーキの台座上に支
承される。
【0055】図10は、ばねの一変形実施態様を示す。
この変形態様によれば、ばね67の基底66は著しく曲
げられ、この基底が台座上を滑動することにより、アー
ムが作動位置から非作動位置に移動するに従って、回転
を伴う。これにより、ばねの戻しモーメントを制動アー
ムに加えるてこの腕(つまり支点から力点までの距離)
を減らすことができる。
【0056】図11は、別の一変形態様を示す。この変
形態様によれば、ばね69のループ68は、後方の回転
セグメントの方向にではなく、前方に延在する。この場
合、ブレーキがその非作動位置に移行することにより、
ループの基底は回転セグメントから更に離れる。この場
合には、巻線方向は、ばねを構成する2のコイルについ
て逆になっており、この結果、ブレーキが非作動位置に
移行するのにともなって接続セグメント上でこれらのコ
イルが再圧縮される。
【0057】図12および図13は、他の一実施態様を
示す。この実施態様によれば、ペダルはばねのループな
らびに制動アームの中間セグメントに連結される。
【0058】この変形態様では、2のコイル86、87
および1の中央ループ88を備えた、上述のばね35と
同種のばね85を用いる。ここでは突起58および59
は不要である。
【0059】このブレーキもまた、上記のアーム2およ
び3と同種の制動アーム89および90を有する。
【0060】ここでは、アームは、対板93内に設けた
凹部91および92内で回転するよう取り付けられる。
対板は、金属製とするのが好ましい。この対板の上に
は、補強用の小板94と例えばプラスチック製の台座9
5が乗る。
【0061】この対板は、前方に、1の小舌状部材99
を有し、この小舌状部材の端部はばね85のループ88
の基底を受け入れるために折り曲げられている。
【0062】台座、小板、および対板を含む組立体が、
後部孔96a、96b、96c内に収容されるねじによ
って固定用スライドガイドに取り付けられ、また孔97
a、97bおよび98a、98bに収容されて更にスラ
イドガイドの対応する孔を貫通する2のねじによってス
キー板に取り付けられるようになっている。
【0063】小板94は不可欠なものではないが、対板
93を補強するためにこれが存在していることが好まし
い。ここで採用されている実施態様においては、該小板
には孔96a、96b、96cのねじだけが貫通してい
る。
【0064】台座95は、前方に、ブレーキ・アームの
上昇の終わりに、本体に沿った制動アームの引っ込みを
制御するノッチ108、109を有する。
【0065】このブレーキは、更に、靴装着用ペダル1
00を有する。このペダルは、制動アーム88、89と
ばねのコイル86、87が組み立てられるとき、該制動
アームの上部分と該ばねのコイルとにきっちりと嵌め込
まれるようになっている。
【0066】ペダルは、靴底の下部でのペダルの滑動と
回転を容易にする凸状の上部分101を有するのが好ま
しい。
【0067】更に、ペダルは、その上面に、ほぼ弦月状
をした広いくり抜き部103を有する。このくり抜き部
は、下部にペダルの下面と共にセパレータを形成する2
の突起部材105、106を備えた対応する形状の小板
104を収納するために設けられる。
【0068】小板104がペダル100に取り付けられ
るとき、これらの突起部材は、制動アーム89と90と
の間(すなわち、これらのアームの中間セグメントの
間)で、ペダルを貫通する。これらの突起部材105お
よび106は、ペダル100の下面の孔を貫通し、かつ
この箇所で溶かされて溶接により全体の組み付けを行う
突起105aおよび106aを介して伸び出ている。
【0069】ペダルとその小板は、この手段によって制
動アームに組み付けられる。これらはまた、制動アーム
に対するばねのコイル86および87の嵌め込みの保持
も行う。
【0070】ばね85は、制動アーム89および90を
自然に近づけるために設けるのが好ましい。ノッチ10
8および109自体は、制動アームがスキー板の上部に
十分高く上げられない限り、制動アームの接近を妨げる
ようになっている。
【0071】当然のことながら、以上の説明は参考とし
てのみ示したものであり、本発明の範囲を逸脱すること
なく本発明の他の実施態様を採用することができるであ
ろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の非限定的な実施態様に基づくブ
レーキを示す分解斜視図である。
【図2】制動用作動位置にある図1のブレーキを示す一
部断面側面図である。
【図3】非作動位置にある図1のブレーキを示す一部断
面側面図である。
【図4】制動用作動位置にある図1のブレーキを示す上
面図である。
【図5】非作動位置にある図1のブレーキを示す上面図
である。
【図6】靴装着ペダルを備えた図1のブレーキを示す一
部断面側面図である。
【図7】靴装着ペダルを備えた図1のブレーキを示す一
部断面側面図である。
【図8】靴装着ペダルを備えた図1のブレーキを示す一
部断面側面図である。
【図9】靴装着ペダルを備えた図1のブレーキを示す一
部断面側面図である。
【図10】図1のブレーキの一変形実施態様を示す一部
断面側面図である。
【図11】ブレーキの別の一変形実施態様を示す一部断
面側面図である。
【図12】他の一変形実施態様を示す分解斜視図であ
る。
【図13】図12のブレーキを示す一部断面側面図であ
る。
【符号の説明】
2,3,89,90 制動アーム 4,5 制動用作動セグメント 10,11 回転セグメント 12,13 作動部 14,15 接続セグメント 16,17 中間セグメント 20 台座 35,85 ばね 36,37 (ばねの)コイル 38,39,43 フック 40,88 ループ 41 下方基部 93 対板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピエール スザフランスキ フランス国.74370 プレンジー,メッツ − テッシー,リュ ド ラ グルネッ ト,61 (72)発明者 ジャン − フランソワ メリノ フランス国.74000 アネシー,リュ ビ ュルガ シャルヴィヨン,18 ビス

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座(20)あるいは対板(93)によ
    って担持されるほぼ横断方向に伸びる軸(10、11)
    を中心として、制動のための作動位置と休止のための非
    作動位置との間で回動可能な2の制動用作動セグメント
    (4、5)を備えた2の制動アーム(2、3、89、9
    0)と;横断方向ヒンジ連結軸を越えて延在する制動ア
    ームの作動セグメントのための2の作動部(12、1
    3)と;前記制動アームの作動部に作用して前記制動用
    作動セグメントを前記制動のための作動位置に戻すため
    の戻しばね(35、85)とを含み、スキー靴がスキー
    板から外れたのち移動するスキー板の動きを止めるため
    のスキー板用ブレーキにおいて、 前記制動アーム(2、3)が独立していること;前記戻
    しばね(35、85)が前記制動アームから独立してい
    ること;前記戻しばねが、側方に、前記制動アームの作
    動部(12、13)に対する2の嵌め込み手段を有し、
    かつ、その中央区域に、前記台座の方向に下降するルー
    プ(40、88)を有し、その下方基部(41)が前記
    台座の上表面に対して支承されることを特徴とするスキ
    ー板用ブレーキ。
  2. 【請求項2】 前記嵌め込み手段が、ループ(40)の
    両側に延在するばねを構成する線材のコイル(36、3
    7)であることを特徴とする請求項1によるスキー板用
    ブレーキ。
  3. 【請求項3】 前記作動部(12、13)が、それらの
    上端部に、互いにほぼ同一線上にある2の横断方向接続
    セグメント(14、15)を有し、前記セグメント上に
    は前記ばね(35)のコイル(36、37)が嵌め込ま
    れることを特徴とする請求項2によるスキー板用ブレー
    キ。
  4. 【請求項4】 前記各コイル(36、37)が、外方
    に、前記制動アームの作動部(12、13)を緊締する
    フック型の端部(38、39)を有することを特徴とす
    る請求項3によるスキー板用ブレーキ。
  5. 【請求項5】 前記ループ(40)が前記作動部(1
    6、17)によって形成される面の傾斜よりも大きな傾
    斜を水平線に対して有することを特徴とする請求項4に
    よるスキー板用ブレーキ。
  6. 【請求項6】 前記ループ(40)が前記作動部(1
    2、13)の面内に引き戻されるとき、前記コイル(3
    6、37)を構成する線材が、前記作動部に対して前記
    コイルを再度緊締する方向に、前記作動部(38、3
    9)に巻き付けられることを特徴とする請求項5による
    スキー板用ブレーキ。
  7. 【請求項7】 休止の際、前記ばねのコイル(36、3
    7)の軸が両者間で鈍角を形成することを特徴とする請
    求項2によるスキー板用ブレーキ。
  8. 【請求項8】 組立後、前記ループ(40)が開放のた
    めの予応力を持つよう、該ループに対して前記鈍角を形
    成することを特徴とする請求項7によるスキー板用ブレ
    ーキ。
  9. 【請求項9】 前記台座が対板(26、93)を覆い、
    前記対板は、作動アームのヒンジ連結軸(10、11)
    の前方に、後方へ向けて開いたフック(43)を有し、
    前記フックには前記ループ(40)の基部(41)が前
    記制動アームの作動位置に嵌め込まれることを特徴とす
    る請求項1によるスキー板用ブレーキ。
  10. 【請求項10】 前記制動のための作動位置において、
    前記ループ(40)の基部(41)が、該ループを保持
    するフック(43)内で予応力を掛けられることを特徴
    とする請求項7によるスキー板用ブレーキ。
JP6151875A 1993-07-16 1994-07-04 スキー板用ブレーキ Withdrawn JPH0751427A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9308914 1993-07-16
FR9308914A FR2707512B1 (fr) 1993-07-16 1993-07-16 Frein de ski.

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0751427A true JPH0751427A (ja) 1995-02-28

Family

ID=9449430

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6151875A Withdrawn JPH0751427A (ja) 1993-07-16 1994-07-04 スキー板用ブレーキ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5551721A (ja)
EP (1) EP0638341B1 (ja)
JP (1) JPH0751427A (ja)
AT (1) ATE144157T1 (ja)
DE (1) DE69400740T2 (ja)
FR (1) FR2707512B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020053180A (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 東芝ライテック株式会社 ばね装置および照明装置

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1295494B1 (it) * 1997-10-09 1999-05-12 Benetton Sportsystem Spa Struttura di pattino con ruote in linea
US6293576B1 (en) * 1999-05-19 2001-09-25 Mechanical Solutions, Inc. Downhill ski with traction device
US6390491B1 (en) 1999-05-19 2002-05-21 Lemna J. Hunter Downhill ski with integrated binding/traction device
EP1194193A1 (de) * 2000-03-16 2002-04-10 Sports Goods AG Einrichtung zum anschliessen eines sportgeräts an einen schuh
DE10024384A1 (de) * 2000-05-17 2001-11-29 Mack Gerd R Herstellung von dendritischen Zellen aus Rückenmarkstammzellen
US6877759B2 (en) * 2002-08-27 2005-04-12 Louis Dandurand Ski binding
FR2886863B1 (fr) * 2005-06-09 2008-05-23 Look Fixations Sa Sa Dispositif de freinage pour planche de glisse de largeur reglable
US7458598B2 (en) * 2005-12-05 2008-12-02 Jeffrey Giffin Telemark binding with releasable riser plate assembly
DE102016008482A1 (de) * 2016-07-14 2018-01-18 Martin Schmidseder Skibremse für die Vorderbacke einer Tourenskibindung
DE102019108350A1 (de) * 2019-03-29 2020-10-01 Marker Deutschland Gmbh Bremsvorrichtung
DE102019217999A1 (de) * 2019-11-21 2021-05-27 Salewa Sport Ag Bremsanordnung für eine Gleitbrettbindung

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH229624A (de) * 1942-09-11 1943-11-15 Bolli Max Steigeinrichtung an Skiern.
US4294459A (en) * 1977-04-18 1981-10-13 Tmc Corporation Ski brake
DE2900527C2 (de) * 1978-01-27 1985-05-30 TMC Corp., Baar, Zug Skibremse
FR2508325A2 (fr) * 1978-11-14 1982-12-31 Look Sa Frein a ski
FR2596287B2 (fr) * 1985-07-26 1988-11-04 Look Sa Frein a ski
AT384554B (de) * 1986-06-03 1987-12-10 Tyrolia Freizeitgeraete Skibremse
EP0264664A3 (en) * 1986-10-20 1989-03-15 Nordica S.P.A Stop device, particularly for skis
US4973072A (en) * 1987-05-18 1990-11-27 Tmc Corporation Ski brake
FR2671734B1 (fr) * 1991-01-18 1993-03-12 Rossignol Sa Frein a ski.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020053180A (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 東芝ライテック株式会社 ばね装置および照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE69400740D1 (de) 1996-11-21
FR2707512A1 (fr) 1995-01-20
DE69400740T2 (de) 1997-04-10
US5551721A (en) 1996-09-03
EP0638341A1 (fr) 1995-02-15
FR2707512B1 (fr) 1995-09-29
ATE144157T1 (de) 1996-11-15
EP0638341B1 (fr) 1996-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0751427A (ja) スキー板用ブレーキ
US3989271A (en) Automatic brake for ski
US5482243A (en) Seat adjuster slide arrangement
US20040144600A1 (en) Brake system
US5529149A (en) Drum-in-hat brake with reverse scissors actuator
US20040256183A1 (en) Disc brake having improved pad clip and pad return spring
JPS5910231B2 (ja) スキ−・ブレ−キ
US6820881B1 (en) Skateboard brake
US5816111A (en) Actuator for a hand brake of a motor vehicle
US20040154432A1 (en) Safety cycle pedal
US4216850A (en) Return spring retention for a vehicle drum brake
US6695323B2 (en) Snowboard accessory
JPS5825181A (ja) 靴底載着プレ−ト
US4277082A (en) Ski brake
JPH0355147B2 (ja)
JPH01501043A (ja) スキーブレーキ
CA1060495A (en) Ski brake with pedal and two brake prongs
US6254119B1 (en) Ski brake
JPS6216658B2 (ja)
US20050029759A1 (en) Brake mechanism for a ski
JPH02147078A (ja) スキー板用制動装置
US5579592A (en) Alpine ski boot with flexion control of upper
USRE33540E (en) Ski brake
US6443477B2 (en) Ski binding with a demountable brake
JPH0399682A (ja) スキーストツパ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010904