JPH0751095A - 生体成分測定試薬 - Google Patents
生体成分測定試薬Info
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- JPH0751095A JPH0751095A JP22208793A JP22208793A JPH0751095A JP H0751095 A JPH0751095 A JP H0751095A JP 22208793 A JP22208793 A JP 22208793A JP 22208793 A JP22208793 A JP 22208793A JP H0751095 A JPH0751095 A JP H0751095A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】酸化酵素の作用により生成した過酸化水素をペ
ルオキシダーゼの存在下、酸化性色素カップリング反応
で比色定量する試薬に非イオン界面活性剤又は両性界面
活性剤を0.01〜5%の濃度で含有させる。 【効果】各種生体成分測定用の試薬を変質させないで長
期間安定に液状で保存できる。
ルオキシダーゼの存在下、酸化性色素カップリング反応
で比色定量する試薬に非イオン界面活性剤又は両性界面
活性剤を0.01〜5%の濃度で含有させる。 【効果】各種生体成分測定用の試薬を変質させないで長
期間安定に液状で保存できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酸化酵素の反応を利用
した生体成分測定用試薬に関するもので、時間が経過し
ても常に安定した一定のブランク値を示す生体成分測定
用試薬に関する。
した生体成分測定用試薬に関するもので、時間が経過し
ても常に安定した一定のブランク値を示す生体成分測定
用試薬に関する。
【0002】
【従来の技術】現在まで、生体成分を測定する試薬、例
えば血清中の遊離脂肪酸、トリグリセライド、コレステ
ロール、尿酸、グルコース等を測定する様々な試薬が開
発されている。酵素法の開発によって、より短時間によ
り正確にこれらの物質の測定ができるようになった。酵
素法では主に測定しようとする生体成分そのものに作用
する、あるいはその生体成分から酵素により二次的に生
成した物質に作用する酸化酵素法が用いられる。すなわ
ち、酸化酵素の作用で生成する過酸化水素を、フエノー
ル系あるいはアニリン系の適当な水素供与体と4─アミ
ノアンチピリンあるいはメチルベンズチアゾロンヒドラ
ゾン等の適当な酸化色素カツプラーとでペルオキシダー
ゼの存在下で発色(酸化性色素カツプリング反応)さ
せ、その吸光度を測定することにより目的の生成物の測
定を行なう。
えば血清中の遊離脂肪酸、トリグリセライド、コレステ
ロール、尿酸、グルコース等を測定する様々な試薬が開
発されている。酵素法の開発によって、より短時間によ
り正確にこれらの物質の測定ができるようになった。酵
素法では主に測定しようとする生体成分そのものに作用
する、あるいはその生体成分から酵素により二次的に生
成した物質に作用する酸化酵素法が用いられる。すなわ
ち、酸化酵素の作用で生成する過酸化水素を、フエノー
ル系あるいはアニリン系の適当な水素供与体と4─アミ
ノアンチピリンあるいはメチルベンズチアゾロンヒドラ
ゾン等の適当な酸化色素カツプラーとでペルオキシダー
ゼの存在下で発色(酸化性色素カツプリング反応)さ
せ、その吸光度を測定することにより目的の生成物の測
定を行なう。
【0003】こうした酵素法は、測定試薬成分が凍結乾
燥試薬で溶解液を用いて溶かすもの及び測定試薬成分が
液状のものがある。
燥試薬で溶解液を用いて溶かすもの及び測定試薬成分が
液状のものがある。
【0004】最近の臨床検査薬の傾向としては、試薬調
剤の誤使用を防ぎ、操作の簡便さ、及び溶解時間の短縮
を図るといった市場からのニーズ、並びに包装形態の減
少、凍結乾燥工程の省略、製造時間の短縮、及び輸送や
製造面にかかるコストの削減といった製造面でのメリツ
トからも、あらかじめ測定試薬成分が混合された調剤不
要の液状試薬の開発が不可欠になってきている。しかし
ながら、試薬の安定性あるいは測定する試薬に含まれる
還元性物質の影響を受けないなどの理由で、現在用いら
れている試薬は、乾燥凍結試薬を溶解液で溶かすタイプ
のものが多い。
剤の誤使用を防ぎ、操作の簡便さ、及び溶解時間の短縮
を図るといった市場からのニーズ、並びに包装形態の減
少、凍結乾燥工程の省略、製造時間の短縮、及び輸送や
製造面にかかるコストの削減といった製造面でのメリツ
トからも、あらかじめ測定試薬成分が混合された調剤不
要の液状試薬の開発が不可欠になってきている。しかし
ながら、試薬の安定性あるいは測定する試薬に含まれる
還元性物質の影響を受けないなどの理由で、現在用いら
れている試薬は、乾燥凍結試薬を溶解液で溶かすタイプ
のものが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明では、測
定試薬成分を混合した液体試薬でも保存中に試薬の品質
変化がなく安定した生体成分測定試薬を提供することを
目的とする。
定試薬成分を混合した液体試薬でも保存中に試薬の品質
変化がなく安定した生体成分測定試薬を提供することを
目的とする。
【0006】すなわち、液体試薬では、,ペルオキシダ
ーゼ、4−アミノアンチピリン又はメチルベンズチアゾ
ロヒドン等の酸化色素カツプラー、及びフエノール系又
はアニリン系等の水素供与体などの発色系試薬が共存し
ているため、その試薬の保存中にこれらの色素が容易に
酸化縮合を起こして発色し、試薬が変質する傾向が強
い。そこで、本発明は上記試薬中の縮合反応を抑制しブ
ランクの測定値を安定させるためになされたものであ
る。
ーゼ、4−アミノアンチピリン又はメチルベンズチアゾ
ロヒドン等の酸化色素カツプラー、及びフエノール系又
はアニリン系等の水素供与体などの発色系試薬が共存し
ているため、その試薬の保存中にこれらの色素が容易に
酸化縮合を起こして発色し、試薬が変質する傾向が強
い。そこで、本発明は上記試薬中の縮合反応を抑制しブ
ランクの測定値を安定させるためになされたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、酸化酵素の作
用により生成した過酸化水素をペルオキシダーゼの存在
下、酸化性色素カツプリング反応で比色定量することに
より目的の生体成分を測定する試薬に、非イオン界面活
性剤又は両性界面活性剤が0.01〜5%の濃度で含有
されていることを特徴とする生体成分測定用試薬を要旨
とする。
用により生成した過酸化水素をペルオキシダーゼの存在
下、酸化性色素カツプリング反応で比色定量することに
より目的の生体成分を測定する試薬に、非イオン界面活
性剤又は両性界面活性剤が0.01〜5%の濃度で含有
されていることを特徴とする生体成分測定用試薬を要旨
とする。
【0008】本発明において界面活性剤は、非イオン界
面活性剤及び両性界面活性剤等から選ばれ、例えばアル
キルジメチルアミン酢酸ベタイン、アルキルジメチルア
ミンオキサイド、アルキルカルボキシメ0ルヒドロキシ
エチルイミダゾリウムベタイン、ポリオキシエチレン0
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル
フエニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンアルキルエーテルなどが用いられる。
面活性剤及び両性界面活性剤等から選ばれ、例えばアル
キルジメチルアミン酢酸ベタイン、アルキルジメチルア
ミンオキサイド、アルキルカルボキシメ0ルヒドロキシ
エチルイミダゾリウムベタイン、ポリオキシエチレン0
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル
フエニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンアルキルエーテルなどが用いられる。
【0009】本発明において、非イオン又は両性界面活
性剤は試薬中の0.01〜5%の濃度で添加する。これ
が0.01%未満であると著明な効果がみられないし、
5%を超えると気泡が生じ好ましくない。
性剤は試薬中の0.01〜5%の濃度で添加する。これ
が0.01%未満であると著明な効果がみられないし、
5%を超えると気泡が生じ好ましくない。
【0010】本発明において過酸化水素を生成させる酸
化酵素試薬とは、測定する生体成分に対応し、ウリカー
ゼ、アシルコエンザイムAオキシダーゼ、グルコースオ
キシダーゼ、コレステロールオキシダーゼ、グリセロ−
3−リン酸オキシダーゼなどを用いる試薬である。
化酵素試薬とは、測定する生体成分に対応し、ウリカー
ゼ、アシルコエンザイムAオキシダーゼ、グルコースオ
キシダーゼ、コレステロールオキシダーゼ、グリセロ−
3−リン酸オキシダーゼなどを用いる試薬である。
【0011】本発明において発色系試薬の水素供与体と
しては、フエニール系化合物又はアニリン系化合物を用
い、特にN−スルホプロピルアニリン誘導体(PS
系)、N−ヒドロキシスルホプロピルアニリン誘導体
(OS系)は水溶性のため使いやすく、波長や感度の点
からも好ましい。
しては、フエニール系化合物又はアニリン系化合物を用
い、特にN−スルホプロピルアニリン誘導体(PS
系)、N−ヒドロキシスルホプロピルアニリン誘導体
(OS系)は水溶性のため使いやすく、波長や感度の点
からも好ましい。
【0012】本発明における酸化性色素カツプラーとし
ては、4−アミノアンチピリン又はメチルベンズチアゾ
ロンヒドラゾンなどを用いる。
ては、4−アミノアンチピリン又はメチルベンズチアゾ
ロンヒドラゾンなどを用いる。
【0013】本発明において、緩衝剤はリン酸塩、ビス
−トリス、ADA、PIPES、ACES、イミダゾー
ル、BES、MOPS、TES、HEPES等の物質を
用い、PH4〜9.5の範囲で維持できる緩衝液とす
る。
−トリス、ADA、PIPES、ACES、イミダゾー
ル、BES、MOPS、TES、HEPES等の物質を
用い、PH4〜9.5の範囲で維持できる緩衝液とす
る。
【0014】
【発明の効果】これまで各種生体成分測定用の試薬にお
いて、液状で保存中に酸化性色素カツプラーが水素供与
体やペルオキシダーゼと縮合をおこして発色し、測定試
薬のブランクが不明確であった。しかし、本発明のよう
に測定試薬中に界面活性剤を添加することにより、経時
的なブランク値の上昇を防止でき、水溶液の状態で長期
間安定に保存することが可能になった。
いて、液状で保存中に酸化性色素カツプラーが水素供与
体やペルオキシダーゼと縮合をおこして発色し、測定試
薬のブランクが不明確であった。しかし、本発明のよう
に測定試薬中に界面活性剤を添加することにより、経時
的なブランク値の上昇を防止でき、水溶液の状態で長期
間安定に保存することが可能になった。
【0015】
【実施例】次に本発明の効果を実施例で具体的に示す。 〔実施例1〕緩衝液にBES(N,N−ビス(2−ヒド
ロキシエチル)−2−アミノエタンスルフオン酸)が1
00mMの濃度でpHを7.0にしたものを用意した。
この緩衝液にN−エチル−N−スルホプロピル−3.5
−ジメチルアニリン(以下、MAPSと言う。)を1.
0mMの濃度に、4−アミノアンチピリン(以下、4−
AAと言う。)を1.0mMの濃度に、ペルオキシダー
ゼを1.0U/mlの濃度に調製した。
ロキシエチル)−2−アミノエタンスルフオン酸)が1
00mMの濃度でpHを7.0にしたものを用意した。
この緩衝液にN−エチル−N−スルホプロピル−3.5
−ジメチルアニリン(以下、MAPSと言う。)を1.
0mMの濃度に、4−アミノアンチピリン(以下、4−
AAと言う。)を1.0mMの濃度に、ペルオキシダー
ゼを1.0U/mlの濃度に調製した。
【0016】これをブランク(以下、実施例1−0.0
と言う。)として、これにポリオキシエチレン(11)
ノニルフエニルエーテルを0.50%添加したもの(以
下、実施例1−0.5と言う。)及び1.00%添加し
たもの(以下、実施例1−1.0と言う。)を調製し
た。
と言う。)として、これにポリオキシエチレン(11)
ノニルフエニルエーテルを0.50%添加したもの(以
下、実施例1−0.5と言う。)及び1.00%添加し
たもの(以下、実施例1−1.0と言う。)を調製し
た。
【0017】日立U−3210の分光光度計を用いて、
630nmの波長で吸光度(Abs)を測定した。
630nmの波長で吸光度(Abs)を測定した。
【0018】調製後、実施例1−0.0は5週間後まで
は0〜0.02Abs、7週間後に0.08Abs、9
週間後に0.13Abs、15週間後に0.55Abs
を示した。これに対し、実施例1−0.5も実施例1−
1.0も9週間後迄0〜0.02Absで、15週間後
に実施例1−0.5は0.08Abs、実施例1−1.
0は0.03Absを示すに止まった。
は0〜0.02Abs、7週間後に0.08Abs、9
週間後に0.13Abs、15週間後に0.55Abs
を示した。これに対し、実施例1−0.5も実施例1−
1.0も9週間後迄0〜0.02Absで、15週間後
に実施例1−0.5は0.08Abs、実施例1−1.
0は0.03Absを示すに止まった。
【0019】〔実施例2〕緩衝液に実施例1と同じもの
を用意した。ブランク(以下、実施例2−0.0と言
う。)も実施例1と同じものを調製した。実施例2−
0.0にポリオキシエチレン(9)オクチルフエニルエ
ーテルを0.50%添加したもの(以下、実施例2−
0.5と言う。)及び1.00%添加したもの(以下、
実施例2−1.0と言う。)を調製した。実施例1と同
様に吸光度を測定した。調製後、実施例2−0.0は5
週間後までは0〜0.03Abs、7週間後に0.08
Abs、9週間後に0.13Abs、15週間後に0.
54Absを示した。これに対し、実施例2−0.5も
実施例2−1.0も9週間後迄0〜0.02Absで、
15週間後に実施例2−0.5は0.07Abs、実施
例2−1.0は0.02Absを示すに止まった。
を用意した。ブランク(以下、実施例2−0.0と言
う。)も実施例1と同じものを調製した。実施例2−
0.0にポリオキシエチレン(9)オクチルフエニルエ
ーテルを0.50%添加したもの(以下、実施例2−
0.5と言う。)及び1.00%添加したもの(以下、
実施例2−1.0と言う。)を調製した。実施例1と同
様に吸光度を測定した。調製後、実施例2−0.0は5
週間後までは0〜0.03Abs、7週間後に0.08
Abs、9週間後に0.13Abs、15週間後に0.
54Absを示した。これに対し、実施例2−0.5も
実施例2−1.0も9週間後迄0〜0.02Absで、
15週間後に実施例2−0.5は0.07Abs、実施
例2−1.0は0.02Absを示すに止まった。
【0020】〔実施例3〕緩衝液に実施例1と同じもの
を用意した。ブランク(以下、実施例3−0.0と言
う。)も実施例1と同じものを調製した。実施例3−
0.0にモノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン
(22E.O)を0.50%添加したもの(以下、実施
例3−0.5と言う。)及び1.00%添加したもの
(以下、実施例3−1.0と言う。)を調製した。実施
例1と同様に吸光度を測定した。調製後、実施例3−
0.0は5週間後までは0〜0.03Abs、7週間後
に0.08Abs、9週間後に0.13Abs、15週
間後に0.54Absを示した。これに対し、実施例3
−0.5も実施例3−1.0も9週間後迄0〜0.01
Absで、15週間後に実施例3−0.5は0.06A
bs、実施例3−1.0は0.02Absを示すに止ま
った。
を用意した。ブランク(以下、実施例3−0.0と言
う。)も実施例1と同じものを調製した。実施例3−
0.0にモノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン
(22E.O)を0.50%添加したもの(以下、実施
例3−0.5と言う。)及び1.00%添加したもの
(以下、実施例3−1.0と言う。)を調製した。実施
例1と同様に吸光度を測定した。調製後、実施例3−
0.0は5週間後までは0〜0.03Abs、7週間後
に0.08Abs、9週間後に0.13Abs、15週
間後に0.54Absを示した。これに対し、実施例3
−0.5も実施例3−1.0も9週間後迄0〜0.01
Absで、15週間後に実施例3−0.5は0.06A
bs、実施例3−1.0は0.02Absを示すに止ま
った。
【0021】〔実施例4〕緩衝液に実施例1と同じもの
を用意した。ブランク(以下、実施例4−0.0と言
う。)も実施例1と同じものを調製した。実施例4−
0.0にラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインを0.5
0%添加したもの(以下、実施例4−0.5と言う。)
及び1.00%添加したもの(以下、実施例4−1.0
と言う。)を調製した。実施例1と同様に吸光度を測定
した。調製後、実施例4−0.0は5週間後までは0〜
0.03Abs、7週間後に0.08Abs、9週間後
に0.13Abs、15週間後に0.54Absを示し
た。これに対し、実施例4−0.5も実施例4−1.0
も15週間後迄0〜0.01Absであった。
を用意した。ブランク(以下、実施例4−0.0と言
う。)も実施例1と同じものを調製した。実施例4−
0.0にラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインを0.5
0%添加したもの(以下、実施例4−0.5と言う。)
及び1.00%添加したもの(以下、実施例4−1.0
と言う。)を調製した。実施例1と同様に吸光度を測定
した。調製後、実施例4−0.0は5週間後までは0〜
0.03Abs、7週間後に0.08Abs、9週間後
に0.13Abs、15週間後に0.54Absを示し
た。これに対し、実施例4−0.5も実施例4−1.0
も15週間後迄0〜0.01Absであった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明では、測
定試薬成分を混合した液状試薬でも保存中に試薬の品質
変化がなく安定した生体成分測定試薬を提供することを
目的とする。
定試薬成分を混合した液状試薬でも保存中に試薬の品質
変化がなく安定した生体成分測定試薬を提供することを
目的とする。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】すなわち、液状試薬では、ペルオキシダー
ゼ、4−アミノアンチピリン又はメチルベンズチアゾロ
ヒドン等の酸化色素カツプラー、及びフエノール系又は
アニリン系等の水素供与体などの発色系試薬が共存して
いるため、その試薬の保存中にこれらの色素が容易に酸
化縮合を起こして発色し、試薬が変質する傾向が強い。
そこで、本発明は上記試薬中の縮合反応を抑制しブラン
クの測定値を安定させるためになされたものである。
ゼ、4−アミノアンチピリン又はメチルベンズチアゾロ
ヒドン等の酸化色素カツプラー、及びフエノール系又は
アニリン系等の水素供与体などの発色系試薬が共存して
いるため、その試薬の保存中にこれらの色素が容易に酸
化縮合を起こして発色し、試薬が変質する傾向が強い。
そこで、本発明は上記試薬中の縮合反応を抑制しブラン
クの測定値を安定させるためになされたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本発明において界面活性剤は、非イオン界
面活性剤及び両性界面活性剤等から選ばれ、例えばアル
キルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルジメチルア
ミンオキサイド、アルキルカルボキシメチルヒドロキシ
エチルイミダゾリウムベタイン、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル
フエニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンアルキルエーテルなどが用いられる。 ─────────────────────────────────────────────────────
面活性剤及び両性界面活性剤等から選ばれ、例えばアル
キルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルジメチルア
ミンオキサイド、アルキルカルボキシメチルヒドロキシ
エチルイミダゾリウムベタイン、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキル
フエニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレングリコール、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンアルキルエーテルなどが用いられる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 生体成分測定試薬
Claims (1)
- 【請求項1】 酸化酵素の作用により生成した過酸化水
素をペルオキシダーゼの存在下、酸化性色素カツプリン
グ反応で比色定量することにより目的の生体成分を測定
する試薬に、非イオン界面活性剤又は両性界面活性剤が
0.01〜5%の濃度で含有されていることを特徴とす
る生体成分測定用試薬。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22208793A JPH0751095A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | 生体成分測定試薬 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22208793A JPH0751095A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | 生体成分測定試薬 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0751095A true JPH0751095A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=16776928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22208793A Pending JPH0751095A (ja) | 1993-08-13 | 1993-08-13 | 生体成分測定試薬 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0751095A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009069310A1 (ja) * | 2007-11-28 | 2009-06-04 | Sekisui Medical Co., Ltd. | フェノチアジン系酸化発色剤及びプロテアーゼ含有水溶液の安定化方法 |
WO2009069309A1 (ja) * | 2007-11-28 | 2009-06-04 | Sekisui Medical Co., Ltd. | フェノチアジン系酸化発色剤含有水溶液の安定化方法 |
WO2012020746A1 (ja) * | 2010-08-11 | 2012-02-16 | 協和メデックス株式会社 | ロイコ型色原体含有水溶液の保存方法 |
WO2013147309A1 (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-03 | 積水メディカル株式会社 | 血液試料中の物質の測定法 |
-
1993
- 1993-08-13 JP JP22208793A patent/JPH0751095A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009069310A1 (ja) * | 2007-11-28 | 2009-06-04 | Sekisui Medical Co., Ltd. | フェノチアジン系酸化発色剤及びプロテアーゼ含有水溶液の安定化方法 |
WO2009069309A1 (ja) * | 2007-11-28 | 2009-06-04 | Sekisui Medical Co., Ltd. | フェノチアジン系酸化発色剤含有水溶液の安定化方法 |
JPWO2009069310A1 (ja) * | 2007-11-28 | 2011-04-07 | 積水メディカル株式会社 | フェノチアジン系酸化発色剤及びプロテアーゼ含有水溶液の安定化方法 |
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