JPH0750924Y2 - イカ釣針 - Google Patents

イカ釣針

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Publication number
JPH0750924Y2
JPH0750924Y2 JP6744693U JP6744693U JPH0750924Y2 JP H0750924 Y2 JPH0750924 Y2 JP H0750924Y2 JP 6744693 U JP6744693 U JP 6744693U JP 6744693 U JP6744693 U JP 6744693U JP H0750924 Y2 JPH0750924 Y2 JP H0750924Y2
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JP
Japan
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connecting rod
coil spring
fitted
rod
core rod
Prior art date
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Application number
JP6744693U
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JPH0736648U (ja
Inventor
潜 浅利
Original Assignee
株式会社浅利研究所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は機械釣りに使用されるス
プリング内蔵式の分解可能タイプのイカ釣針の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に紡錘形をした擬餌体と、傘状針体
との組み合わせからなるイカ釣針は、擬餌体と傘状針体
との間にゴム製パッキンを介して屈折自在且つ分解・組
立て自在に構成されているが、そのパッキンの劣化(変
色)によってイカの食い(着き)が低下したり、弾発力
の低下によって釣針の組立て状態に遊びが生じ、同様に
イカの着きが悪くなるといったことが問題視され、それ
らの問題点を解決するものとして本件出願人はスプリン
グを内蔵したイカ釣針を開発し、実公昭57-12836号を最
初に多数の案件が既に提案済みである。このスプリング
内蔵式のイカ釣針は、図4に示すように擬餌体18の縦通
孔19にコイルスプリング20を装着し、そのスプリング20
の下端と傘状針体21の上端との間に筒体22を介在し、芯
杆23と連結杆24とが連結部で屈折するときは前記筒体が
スプリングを圧縮するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述したイ
カ釣針を連結した仕掛けが略菱形形状をした巻上げロー
ラの周面に巻き取られる時、該巻上げローラにおける長
軸側の角部付近にイカ釣針の擬餌体周面が引っ掛かって
動かなくなり、その状態で各イカ釣針を連結するテグス
が引っ張り巻き取られることがある。それにより、テグ
スが連結された連結杆はコイルスプリングを圧縮しなが
ら擬餌体の縦通孔内を上側に移動し、テグスを連結した
上部リングが係着された連結杆の上部は擬餌体の上端よ
り突出される。そして、上部リングが係着された連結杆
の上部は金属線材の両端を略U字型に折り曲げて形成さ
れているため、折り曲げられた下向きの端部が擬餌体の
上端より突出して縦通孔内を揺動し、連結杆の折り曲げ
端部が擬餌体の上端に引っ掛かり連結杆が擬餌体内に戻
らなくなることが起きる。(図5参照)
【0004】上記のような状態で釣り操作が行われ、イ
カ釣針の針体にイカが掛り、擬餌体に対して内部の連結
杆を下方向へ引き下げようとする力が作用すると、擬餌
体の上端に係着した連結杆の折り曲げ端部は徐々に拡開
され、折り曲げ端部から上部リングが外れるといったこ
とが生じる。この場合、イカ釣針とテグスとの連結が断
ち切られるため仕掛けは上下方向に二分割され、錘の着
いた下側の仕掛けは海底に置き去りになり、操業を中断
し仕掛けを交換しなければならないといった問題が生じ
る。
【0005】本考案は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、スプリング内蔵式のイカ釣針において、巻上げロ
ーラの角部付近等で擬餌体の動きが停止されて内部の連
結杆が軸方向に移動し得る状態となった場合に、連結杆
が必要以上に移動するのを阻止して該連結杆の折り曲げ
端部が擬餌体の上端に係着するといった事態の発生を確
実に防止することができるイカ釣針を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
に本考案が講じた技術的手段は、芯杆を巻装した芯棒に
傘状針体を装着し、且つ芯杆の上端に連結杆を屈折自在
に係合連結して該連結杆を擬餌体の縦通孔に挿通し、更
に傘状針体の上端と縦通孔の底面との間にコイルスプリ
ングを弾圧装着すると共に、擬餌体の上端より突出した
連結杆に上部リングを係着する。又、上記コイルスプリ
ングにおける外側には傘状針体の上端との当接側から少
なくとも擬餌体における縦通孔に嵌入する位置まで軟質
チューブを被嵌する。
【0007】芯棒に対する傘状針体の装着形態として
は、独立完成された傘状針体を芯棒に回転可能に嵌合す
る今日周知の形態、又は芯杆を巻装した芯棒の外側に傘
状針体を固着する形態の何れでもよいものであり、後者
の場合は芯棒の外側に針杆を放射状に配置し、締付けリ
ング等で圧着固定する構造等が挙げられる
【0008】コイルスプリングに被嵌する軟質チューブ
は、芯杆と連結杆との連結部における屈折動作を妨げな
いと共に、その屈折時は屈折によって生じるひだ部分が
擬餌体の下側縁に引っ掛かって針体の移動(連結杆の移
動)を阻止する働きをするものである。又、上記の軟質
チューブは樹脂製チューブ、又はゴム製チューブで、そ
れらチューブは色彩が施された色チューブとした場合は
擬餌体との色の配色組み合わせにより集魚効果を高める
ことができる。
【0009】更に、傘状針体の上端と縦通孔の底面との
間に弾圧装着するコイルスプリングは、金属線材、又は
樹脂線材によって形成したコイルスプリングで、弾発力
が発揮されるようにピッチを粗く形成する。又、いか釣
針として全体の重量を重くしたいときは金属線材で形成
するスプリングのピッチを部分的に密にし、それによっ
て材料の使用量を多くして重量増を計る。
【0010】
【作用】上記の手段によれば、巻上げローラへの巻き取
り時、該ローラの周面においてイカ釣針の擬餌体の移動
が停止され、内部の連結杆が移動するような事態になっ
た場合、芯杆と連結杆との連結部で起きる屈折動作時コ
イルスプリングの外側に被嵌した軟質チューブは同様に
屈曲して擬餌体の下側縁に係着する。それによってテグ
スを巻き取る張力が作用してもコイルスプリングを圧縮
する動きが阻止されるため上部リングが係着された連結
杆の折り曲げ端部は該擬餌体の上端から突出することは
なくなる。因って、連結杆の折り曲げ端部が拡開して上
部リングが外れるのを防止できる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
すると、図中、1は紡錘形をなした合成樹脂製の擬餌
体、2は連結杆、3は芯杆、4は傘状針体、5はコイル
スプリング、6は軟質チューブであり、芯杆3は芯棒7
の軸芯に沿って外周面に形成した溝8に嵌め込んで巻装
固定すると共に、心棒7の一側端(図面では下側)より
突出する芯杆3には下部リング9を係着し、そうした心
棒7に座金10、傘状針体4の順で嵌合し、心棒7の上端
より突出する芯杆3には連結杆2が屈折可能に連結され
ている。そして、心棒7の上端より突出する芯杆3から
該芯杆3に連結した連結杆2に亘って外側にコイルスプ
リング5を被嵌すると共に、そのコイルスプリング5の
外側に軟質チューブ6を嵌合装着し、連結杆2は擬餌体
1の軸芯に沿って貫通開穿した縦通孔11に挿通し、擬餌
体1の上端より突出した連結杆3に上部リング12を係着
してイカ釣針が組み立て構成される。
【0012】擬餌体1の内部に貫通開穿した縦通孔11は
段付きの孔とし、下側の孔はコイルスプリング5の外側
に被せる軟質チューブの径より大径な孔とし、その孔の
底部と上側の傘状針体4の上部に配置したバネ受け皿13
との間にコイルスプリング5を弾圧装着して傘状針体4
を装着した心棒7を連結杆2を介して擬餌体1に連結す
る。コイルスプリング5は全長を一定のピッチとしたも
のに限られるものではなく、部分的にピッチを変えたも
のであってもよく、その場合は長さ方向の中間部分を密
な巻き状態として重量を増やし、いか釣針の全体重量を
重くすることができる。
【0013】心棒7に嵌合支持する傘状針体4は、内筒
14と外筒15とで針杆16を挟着した構成をなし、内筒14は
心棒7の外径より少し大径な筒体で、心棒7に嵌合装着
出来るように構成されている。尚、傘状針体を構成する
針杆16は内筒14と外筒15とで挟着するため、従来の「た
が構造」による傘状針体と比べて針杆の本数を少なくで
き、それによってイカに対する刺さりを確実にする傘状
針体を構成することができる。
【0014】コイルスプリング5の外側に被嵌する軟質
チューブ6は、連結杆2と芯杆3との連結部における屈
折動作を阻害しない柔軟性を有するものとし、連結杆2
と芯杆3との連結部で屈折する時該軟質チューブ6にひ
だが生じ、そのひだが擬餌体1の下端に係着してコイル
スプリング5の軸方向への圧縮動作がそれ以上行われな
いように作用する。又、上記の軟質チューブ6は透明の
樹脂製チューブでも良いが、色の付いたチューブとした
場合は擬餌体1の色彩との組み合わせを適宜変えること
で集魚効果を高めることができる。尚、軟質チューブ6
の長さは少なくとも擬餌体1の下端を越えて該擬餌体1
の縦通孔11内に嵌入する長さとする。
【0015】図3は他の実施例を示し、連結杆2と芯杆
3との連結部に樹脂パイプ17を嵌合したもので、その樹
脂パイプに着色パイプを用いた場合は擬餌体との配色を
考慮する事で集魚効果を高める事ができる。しかも、芯
杆と連結杆とに亘って被嵌される樹脂パイプは両杆を真
っ直ぐな状態に保持するため、傘状針体を装着した芯杆
と連結杆を擬餌体に組み付ける作業を容易に行うことが
できる。
【0016】
【考案の効果】本考案のイカ釣針は以上説明したよう
に、芯杆を巻装した芯棒に傘状針体を装着し、且つ芯杆
の上端に連結杆を屈折自在に係合連結せしめ、傘状針体
の上端より突出する芯杆から該芯杆に連結した連結杆に
亘ってコイルスプリングを被嵌すると共に、傘状針体の
上端から少なくとも擬餌体の縦通孔に嵌入する位置まで
のコイルスプリングの外側に軟質の樹脂製チューブを被
嵌し、その樹脂製チューブを被嵌した連結杆を擬餌体の
縦通孔に前記コイルスプリングを弾圧して挿通し、擬餌
体の上端より突出した連結杆に上部リングを係着したも
のであるから、イカ釣針の屈曲時軟質チューブの周面が
擬餌体の下端縁に係着してコイルスプリングが必要以上
に軸方向に圧縮されるの阻止する。それにより連結杆と
上部リングとが係着されている折り曲げ端部が該擬餌体
の上端から突出するのを止め、テグスが連結された上部
リングが連結杆から外れるのを確実に防止することがで
きる。
【0017】又、芯杆と連結杆との外側に被嵌したコイ
ルスプリングに軟質チューブが被嵌されているため、芯
杆と連結杆との連結部が露出することはなく、従って該
連結部に釣糸が入り込み、絡み付くといった危険は無
く、安心して使用することができる。更に、上記の軟質
チューブに色付きのチューブを使用した場合は擬餌体と
の色の組み合わせを適宜変えることで集魚効果を高める
ことができる。
【0018】更にコイルスプリングの外側の軟質チュー
ブは、擬餌体の下端より突出するコイルスプリングの外
表面を略面一となり、凹凸面によって生じる違和感を解
消することができると共に、樹脂製チューブはコイルス
プリングの金属色をぼやかして、イカに与える恐怖感を
和らげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るイカ釣針の一実施例を示す正面図
で、その一部を拡大し縦断して示す。
【図2】イカ釣針の屈曲状態を示す部分拡大断面図であ
る。
【図3】他の実施例を示す部分拡大断面図である。
【図4】従来構造のイカ釣針を示す正面図である。
【図5】従来構造のイカ釣針において連結杆の移動によ
り折り曲げ端部が拡開する状態を示す同正面図である。
【符号の説明】
1…擬餌体 2…連結杆 3…芯杆 4…傘状針体 5…コイルスプリング 6…軟質チューブ 7…芯棒 11…縦通孔 12上部リング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯杆を巻装した芯棒に傘状針体を装着
    し、且つ芯杆の上端に連結杆を屈折自在に係合連結せし
    め、傘状針体の上端より突出する芯杆から該芯杆に連結
    した連結杆に亘ってコイルスプリングを被嵌すると共
    に、傘状針体の上端から少なくとも擬餌体の縦通孔に嵌
    入する位置までのコイルスプリングの外側に軟質チュー
    ブを被嵌し、その軟質チューブを被嵌した連結杆を擬餌
    体の縦通孔に前記コイルスプリングを弾圧して挿通し、
    擬餌体の上端より突出した連結杆に上部リングを係着し
    たイカ釣針。
JP6744693U 1993-12-17 1993-12-17 イカ釣針 Expired - Lifetime JPH0750924Y2 (ja)

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JP6744693U JPH0750924Y2 (ja) 1993-12-17 1993-12-17 イカ釣針

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JP6744693U JPH0750924Y2 (ja) 1993-12-17 1993-12-17 イカ釣針

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Publication Number Publication Date
JPH0736648U JPH0736648U (ja) 1995-07-11
JPH0750924Y2 true JPH0750924Y2 (ja) 1995-11-22

Family

ID=13345168

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JP6744693U Expired - Lifetime JPH0750924Y2 (ja) 1993-12-17 1993-12-17 イカ釣針

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JP (1) JPH0750924Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11172660B2 (en) * 2020-03-13 2021-11-16 Rmb Importing, Llc Spinner bait

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11172660B2 (en) * 2020-03-13 2021-11-16 Rmb Importing, Llc Spinner bait

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Publication number Publication date
JPH0736648U (ja) 1995-07-11

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