JPH07509099A - 自動車用の前照灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 自動車用の前照灯 技術分野 本発明は、自動車用の投射形の前照灯であって、前照灯減光ビームまたは霧中照 明光ビームの明暗の境界より上方において増大された照明強度をもつものに関す る。

技術の状態 集積形の反射鏡、スクリーン、レンズ、および屈折器を具備する通常の楕円面式 屈折光学形の前照灯においては、レンズは反射鏡の光ビームを再分布させ、それ により光ビームはほとんど完全に水平面より下方に集中させられ、−力水平面よ り上方へは照明強度は最小にされ、ただ減光ビームの非対称的な遮断という例外 をともなうようにされる。その結果として、対向車の運転者は眩惑されることが より少なくなるが、その一方では不適切な照明は、そのような前照灯で照明され ると表面の輝度のレベルが相対的に低い垂直の交通標識の印象づけを低減させる 。明暗の境界の上方における低い照明強度はまた、運転者の作業空間の上方部分 における運転者の方向っけを不可能にする。これは、照明のない屈曲した僻地の 道路上を走行する場合、特に対向車の光に起因する輪郭ヴイジョンが欠如してい る場合に、望ましくない効果を生じさせる可能性がある。

発明の実施例 前記の欠点は、光源から到来する光を集積させる凹面反射鏡を具備する、本発明 による前照灯により除去される。反射鏡の前方には、減光ビームまたは霧中照明 光ビームの上方部分を制限し整形するスクリーン、および反射鏡の明るい背景に 対する暗いスクリーン陰影化された区域の明るさの対照を道路上に投影するレン ズが設けられる。レンズと屈折器の間の前照灯軸の下方に開口形の反射鏡が設け られ、該反射鏡の上縁は反射面であり、該反射面は垂直断面において、前照灯軸 とレンズの作動的直径の間に位置させられほぼ前照灯軸の方向に延びている。

もともと光源と反射鏡から到来する光ビームは、レンズにより下方へと投射され るが、開口形の反射鏡の反射面による反射ののち、水平面の上方へと上向きに指 向される。開口形の反射鏡の光ビームの映像は、開口形の反射鏡の反射面の長さ と傾斜により垂直に整形される。この光ビームの横方向の広がりは、横断方向に おける開口形の反射鏡の反射面の適切な放射状形態により、および／またはこの 反射面上における横断的光拡散をともなう反射要素の適用により遂行される。水 平面上における照明の光ビーム強度の垂直および横断の両方向における分布は、 前照灯屈折器の帯域において光学手段により修飾されることができ、該屈折器は 、正面図で見ると、レンズの下方部分を開口形の反射器で覆っており、開口形の 反射器から到来する光ビームに対する横断方向および／または垂直方向の偏向効 果を有している。このことは、眩惑および照明の両方に関し、明暗の境界の上の 最適の照明強度を保証する。垂直な交通標識、および存在する可能性のある障害 物および歩行者、の視認可能性、照明されていない道路の走行時における方向づ け、および、道路交通における他の走行車のための運転者自身の車の前方部分の 位置と運動の信号表示を行うことが改善されるのである。

図面の簡単な説明 本発明による前照灯の一例が添付の図面に示されるが、該図面において、 第１図は、前照灯の線Ａ−Ａに沿う垂直断面図、第２図は、屈折器を有しない前 照灯の方向Ｐにおける正面図、第３図は、第２図と同様であるが屈折器を有する ものを示す図である。

発明の好適な実施例 第１図は凹面反射鏡ｌを示し、該凹面反射鏡は前照灯軸を形成する凹面反射鏡の 軸１２に近接して置かれた光源２をともなう。光源２は、近似的に円筒形の横断 方向または軸方向に位置させられた物体、例えば電灯のらせん状フィラメントま たは放電灯のアーク、である。

反射鏡１の下流にスクリーン３が存在し、該スクリーンは前照灯軸１２に近接し て遮断縁部３１を有する。スクリーン３から距離Ｘ、をおいてレンズ４が位置さ せられ該レンズは直径りを有し反射器１から到来する光を平行にする。

レンズ４の前方で、軸１２の下方の距離ＨＨ＝（０，１５ないし０．６）・Ｄ　 ・・・（１）のところに開口形の反射鏡５の反射面５１が存在する。距離Ｈが減 少するにつれ、水平線より上方における照明のレベルおよび光映像の幅は減少し 、一方照明有効性の総計は減少する。開口形反射鏡５の反射面５１の傾斜αは、 水平面より上方における光映像の高さ位置を決定し、該高さ位置は可能な眩惑面 積の帯域をカバーするものであり、またαは、 α＝０±７°　・・・（２） である。

照明の強度および光ビームの垂直方向の幾何学的形状は反射面５１の長さしによ り与えられ、該長さしは、Ｌ　＝　（０，２ないし０．７）・Ｘ、　・・・（３ ）である。

レンズ４および開口形反射鏡５の底部を包含する帯域６１であって前照灯軸１２ から距離Ｈ６ Ｈ６＝（０，１ないし０．９）・Ｈ・・・（４）だけ離隔する帯域において、屈 折器６は光学手段を装備されることができるが、該光学手段は、前照灯底部にお ける光ビームを垂直方向へおよび／または側方へ再分布させそれにより上方半分 空間における光ビームの最適の照明強度および幾何学的形状を実現する。

第２図および第３図は直径りのレンズ４および前照灯軸１２から距離Ｈ６だけ離 隔した屈折器６の帯域６１の正面図を示す。開口形反射鏡５は幅Ｓ Ｓ　＝　（０，１ないし０．７）・　（３Ｄ−Ｈ）・・・（５）を有し、該幅は 、水平面より上方における光ビーム幅と同様に、距離Ｈの減少にともない増大す る。

開口形反射鏡５の反射面は、平面状であるか、または、水平面より上方における 光ビームの希望される横断方向（横方向）寸法を得るために、半径Ｒｘ Ｒｘ＝（２ないしｏｏ）−Ｓ　・（６）をもって半径方向に上反りになっており 、および／または、幅Ｔと半径Ｒをもつ反射性ストリップ要素５２を有しており 、その場合に前記の配置は上方半分空間における照明水準を、走行時における垂 直な交通標識および運転者の方向づけの認識の度合いおよび確率を改善するよう に向上させるか、照明は、対向車の運転者に、心理的ないし生理学的な眩惑によ り、不便を生じさせないような水準に保たれる。

産業上の利用 本発明による前照灯は、道路上を走行する車両に適用可能である。

ＦＩＧ、　２　ＦＩＧ、　３

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．自動車用の投射形の前照灯であって、該前照灯は、光集積用の凹面反射鏡、 前照灯内に置かれた光源、 光ビームの上方部分を制限するスクリーン、反射鏡の明るい背景内における暗い スクリーン区域の対照を投射するレンズ、および、 屈折器、 を有する自動車用の投射形の前照灯において、直径Ｄのレンズ（４）の前方にお いて該レンズの下側に反射面（５１）を有する開口形反射鏡（５）が設けられ、 該反射面は、前照灯軸（１２）から距離Ｈ Ｈ＝（０．１５ないし０．６）・Ｄ・・・（１）だけ離隔しており、前照灯軸（ １２）に対し角度αα＝０±７°・・・（２） だけ傾斜しており、長さＬ Ｌ＝（０．２ないし０．７）・ＸＦ・・・（３）を有する、 ことを特徴とする自動車用の投射形の前照灯。
2. ２．屈折器（６）は帯域（６１）を有し、該帯域は、開口形反射鏡（５）および レンズ（４）の底部を覆い、前照灯軸（１２）から距離Ｈ６ Ｈ６＝（０．１ないし０．９）・Ｈ・・・（４）だけ離隔しており、 屈折器（６）は横方向および／または垂直方向の偏向を有する光学手段を備えて いる、 ことを特徴とする請求の範囲１記載の装置。
3. ３．開口形反射鏡（５）の反射面（５１）は平面状である、ことを特徴とする請 求の範囲第１または２に記載の装置。
4. ４．反射面（５１）は幅Ｓ Ｓ＝（０．１ないし０．７）・（３Ｄ−Ｈ）・・・（５）を有し、半径Ｒｘ Ｒｘ＝（２ないし∞）・Ｓ・・・（６）をもって半径方向に上反りしている、こ とを特徴とする請求の範囲１または２記載の前照灯。
5. ５．開口反射鏡（５）の反射面（５１）には、幅Ｔおよび半径Ｒについて Ｔ／Ｒ＝０．０１ないし０．４・・・（７）である幅および半径をもつ反射性ス トリップ要素（５２）が備えられている、ことを特徴とする請求の範囲１〜４の いずれかに記載の前照灯。