JPH0750873Y2 - インバータ電源回路 - Google Patents

インバータ電源回路

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JPH0750873Y2
JPH0750873Y2 JP10190189U JP10190189U JPH0750873Y2 JP H0750873 Y2 JPH0750873 Y2 JP H0750873Y2 JP 10190189 U JP10190189 U JP 10190189U JP 10190189 U JP10190189 U JP 10190189U JP H0750873 Y2 JPH0750873 Y2 JP H0750873Y2
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circuit
power supply
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transformer
switching transformer
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JP10190189U
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義幸 武安
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は直流電源から交流を得るインバータ電源回路に
関する。
〔従来の技術〕 従来、この種のインバータ電源回路として、プッシュプ
ル型インバータ電源回路が提案されている。第2図に従
来のプッシュ・プル型インバータ電源回路の一例を示
す。図において、1はスイッチングトランス、2は駆動
回路、3はカレントトランス、4は直流電源である。
この回路では、スイッチングトランス1に流れる直流電
源4からの電流を駆動回路2で切り換えることで、交流
を出力する。また、このとき駆動回路2を過大電流から
保護する目的或いはスイッチングトランス1を定電流で
駆動する目的のために、スイッチングトランス1の入力
に挿入したカレントトランス3によって、スッチングト
ランス1の入力電流が予め設定された電流値を越えたと
きに駆動回路2動作を停止させている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上述したインバータ電源回路に用いられるス
イッチングトランス1は、トランスの性質上その巻線に
自己共振がある。第3図は従来のプッシュプル型インバ
ータ電源回路において、駆動回路2からカレントトラン
ス3及びスイッチングトランス1を見たインピーダンス
の周波数特性の一例である。図において、周波数f0はス
イッチングトランス1の自己直列共振周波数である。
このような自己直列共振周波数では、インピーダンスが
低くなるため、スイッチングトランス1の駆動電流が他
の周波数の駆動電流よりも大きなものになり、これが駆
動電流における歪として発生する。この歪はスイッチン
グトランスの駆動素子を破壊し、或いは電源出力での雑
音発生という問題を生じる。
本考案の目的はスイッチングトランスにおける駆動電流
の歪を防止し、雑音を防止したインバータ電源回路を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のインバータ電源回路は、スイッチングトランス
に流れる電流を検出して駆動回路を制御するカレントト
ランスにコンデンサを接続して並列共振回路を構成し、
この並列共振回路の周波数を前記スイッチングトランス
の自己直列共振周波数に一致させている。
〔作用〕
この構成では、スイッチングトランスの自己共振による
インピーダンスの低下を、カレントトランスとコンデン
サからなる並列共振回路により補償し、駆動電流の歪発
生を防止する。
〔実施例〕
次に、本考案を図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例の回路図である。図におい
て、1はスイッチングトランス、2は駆動回路、3はカ
レントトランス,4は直流電源である。また、前記カレン
トトランス3には並列にコンデンサ5を接続している。
前記スイッチングトランス1は駆動回路2により駆動さ
れる。カレントトランス3はスイッチングトランス1の
駆動電流を検出し、駆動回路2へ検出値を送出する。駆
動回路2は検出された電流値を基に、スイッチングトラ
ンス1の駆動時間長或いは駆動時間比等の制御により出
力電圧安定化や駆動素子の保護動作を行う。
そして、前記カレントトランス3の巻線に挿入されたコ
ンデンサ5はカレントトランス巻線の自己インダクタン
スと共に並列共振回路を構成する。
第4図はカレントトランス3とコンデンサ5が形成する
並列共振回路の周波数特性の一例である。図示におい
て、f1は並列共振回路の共振周波数であり、ここではこ
の並列共振周波数f1がスイッチングトランス1の自己直
列共振周波数f0(第3図参照)と一致するようにコンデ
ンサ5の容量値を選定している。
この結果、スイッチングトランス1の自己直列共振によ
るインピーダンスの低下を、カレントトランス3とコン
デンサ5の並列共振回路が補償することになり、駆動回
路2からカレントトランス3及びスイッチングトランス
1を見たインピーダンスの周波数特性は、第5図に示す
ように、一様なものとなる。したがって、特定の周波数
においてスイッチングトランス1の駆動電流が大きくな
ることはなく、駆動電流に歪を生じることがない。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、カレントトランスにコン
デンサを接続して並列共振回路を構成し、この並列共振
回路の周波数をスイッチングトランスの自己直列共振周
波数に一致させているので、スイッチングトランスの自
己共振によるインピーダンスの低下を並列共振回路によ
り補償し、駆動電流の歪発生を防止し、駆動回路の破損
や、インバータ電源出力における雑音の発生を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のインバータ電源回路の一実施例の回路
図、第2図は従来のインバータ電源回路の回路図、第3
図は第2図の回路における周波数−インピーダンス特性
図、第4図はカレントトランスとコンデンサの並列回路
における周波数−インピーダンス特性図、第5図は第1
図の回路における周波数−インピーダンス特性図であ
る。 1……スイッチングトランス、2……駆動回路、3……
カレントトランス、4……直流電源、5……コンデン
サ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチングトランスと、このスイッチン
    グトランスに流れる直流電源からの電流を制御する駆動
    回路と、スイッチングトランスに流れる電流を検出して
    前記駆動回路を制御するカレントトランスとを備えるイ
    ンバータ電源回路において、前記カレントトランスにコ
    ンデンサを接続して並列共振回路を構成し、この並列共
    振回路の周波数を前記スイッチングトランスの自己直列
    共振周波数に一致させたことを特徴とするインバータ電
    源回路。
JP10190189U 1989-08-31 1989-08-31 インバータ電源回路 Expired - Lifetime JPH0750873Y2 (ja)

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JPH0340893U JPH0340893U (ja) 1991-04-19
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