JPH07508552A - イオノマー組成物,その調製法,用途及びその変換方法 - Google Patents

イオノマー組成物,その調製法,用途及びその変換方法

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JPH07508552A JP6502924A JP50292494A JPH07508552A JP H07508552 A JPH07508552 A JP H07508552A JP 6502924 A JP6502924 A JP 6502924A JP 50292494 A JP50292494 A JP 50292494A JP H07508552 A JPH07508552 A JP H07508552A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イオノマー組成物、その調製法、用途及びその変換方法発明の分野 本発明は、イオノマー組成物、その調製法、その用途及びこれらのイオノマーの 変換方法に関する。
発明の背景 イオノマー組成物は、個々のポリマー物質をブレンドすることにより調製しつる 。ブレンドにより新しい物性の組み合わせが得られる。イオノマーとその他のポ リマーとのブレンドにより得られるイオノマー組成物には、例えばヒートシール 組成物(例えばEP〜94991号参照)及び強化ポリアミド化合物(例え1f Us−4078014号参照)のような種々の分野における用途が見いだされた 。
イオノマーを含むブレンドを用いる包装材料はJP−3092−340−A号及 びJP−8205765−A号に開示されている。ゴルフボールに関連する先行 技術は、US−4274B37号、JP−1207−343−A号、LIS−4 323247号、GB−2134799A号、WO−87102039−A号、 AU−8930892A号=US−4990574号、JP−60090575 6号及n5−4984B04号に記載されテいるUS−3819768号には、 90乃至10%の不飽和モノカルボン酸のイオン性コポリマー及びIO乃至90 %のオレフィンと不飽和モノカルボン酸の亜鉛塩のイオン性コポリマーから誘導 されたゴルフボールカバーが開示されている。全ての実施例においてエチレン− メタクリル酸コポリマーである5urlyn (登録商標)のブレンドを使用す る。
JP−1987−63468号には、2価のカチオンによる中和度が低く、メル トインデックスの高い前駆物質を有する混合イオンゴルフボールブレンドが開示 されている。
US−4911451号には、エチレン−アクリル酸コポリマーを有する類似し たブレンドが開示されている。ナトリウムイオノマーは、11重量%のアクリル 酸を含み約40%中和されたコポリマーから誘導される。亜鉛イオノマーは、約 10乃至40%中和されたアクリル酸をII乃至16重量%含むコポリマーがら 誘導される。適するメルトインデックスを有する一連のEscor (登録商標 )材料が使用される。亜鉛による総中和度は23%未満である。押出方法は開示 されていない。
BP−443706号にも、ナトリウム及び亜鉛のカチオンを用いて調製された エチレン−アクリル酸イオノマーのブレンドが開示されている。総中和度は30 乃至60%であり、少な(とも10重量%が2価の金属カチオンにより中和され ている。EP−443706号においては、架橋イオノマーのメルトインデック スは0.5乃至5、0 g/10m1nである。中和前の前駆物質のメルトイン デックスは20乃至150g/10m1nである。個々のイオンによる中和は、 アルカリ金属イオンによるカルボキシル基の20乃至70%であると明記されて いる。2価の金属カチオンにより中和されているイオノマーの中和は、カルボキ シル基の25乃至70モル%である。幅広い範囲のブレンド比(80/20乃至 30/70)が開示されている。
剛性もまた重要な性能パラメータであると述べられている。実施例における亜鉛 /総力チオン比はFAAイオノマーブレンドについて0.3%以下である。押出 方法は開示されていない。
US−5120791号にもイオノマーブレンドが開示されている。実施例6. 20及び23は、有意量中和されているEAA又はE−MA−AAイオノマーを ブレンドする。メルトインデックスの向上又は程度に関しては言及されていない 。中和度はかなり低い。前駆物質のメルトインデックスはかなり高い。
イオノマーは含水率に敏感である。含水率が高すぎる場合にはメルトインデック スが増大して、一般的にはイオノマーの品質の低下を示し、実施例のフィルムに おいて気泡の形成のような表面の欠陥を引き起こす結果となりつる。
イオノマーの使用においては、非中和前駆物質のメルトインデックスが中和され たイオノマーの加工性に影響を及ぼす。分子量が高すぎても加工性は限定される 。加工性が良好であるためには、たとえ望ましくなくても低分子量の前駆物質を 使用しなければならない。
所与の範囲のカチオン比の1価及び2価のカチオンの組み合わせ及び中和度を用 いることにより、通常2価又は1価のいずれかの中和カチオンで可能だと思われ るメルトインデックスの増大以上にメルトインデックスが有意に増大すること( 本明細書においては“メルトインデックスの向上”という用語で表現)がイオノ マーについて見いだされた。メルトインデックスの向上は、所与の架橋度のイオ ノマーにおいて加工性を改良するために、又は加工性を保持しながら高分子量の 前駆物質を加工したりあるいは多量のカチオンを加工したりして性質を改良する のに使用しつる。
メルトインデックスの向上は含水率には起因しない。
発明の要約 本発明は第一に、メルトインデックスの向上が少なくとも250%、好ましくは 少なくとも300%であるように、エチレン及び少な(とも5重量%のアクリル 酸から誘導され、2価のカチオン(D)及び1価のカチオン(M)によりモル比 D/ (D+M)が0.3乃至0.8の値で中和され、アクリル酸から誘導され た酸基の少なくとも23モル%が2価のカチオンにより中和されているポリマー を含むイオノマー組成物を提供する。
先行技術では中和度又はメルトインデックスの向上がこれらの程度であることは 教示されていない。
好ましくは、1価のカチオン又は2価のカチオンのいずれかにより当量が中和さ れた同一ポリマーは0.7以上のメルトインデックスを有しうる。中乃至低分子 量の物質においては、かなりのメルトインデックスの向上が達成されつる。
本発明は第二に、メルトインデックスの向上が少なくとも150%であるように 、エチレン及び少なくとも5重量%のアクリル酸から誘導され、2価のカチオン (D)及び1価のカチオン(M)によりモル比D/ (D+M)が0.1乃至0 .9の値で中和され、アクリル酸から誘導された酸基の少なくとも10モル%が 2価のカチオンにより中和されており、1価のカチオンのみにより当量が中和さ れたそのメルトインデックス及びコモノマー含量の当量ポリマー又は2価のカチ オンのみにより当量が中和された当量ポリマーのメルトインデックスが0.7未 満、好ましくは0.5未満であるポリマーを含むイオノマー組成物を提供する。
当量の中和は、(1価又は2価のいずれかの)カチオンの重量%が本発明の組成 物のポリマー中に存在する組成物中の1価及び2価のカチオンの重量%の合計の それである場合におこる。1価のカチオンにより中和された当量ポリマー又は2 価のカチオンにより中和された当量ポリマーのメルトインデックスが臨界値以下 の場合には本発明の目的には十分であり、もちろん両方の当量ポリマーのメルト インデックスが臨界値以下の場合も本発明の目的には十分である。良好な加工特 性を有するイオノマーを調製するのにそのような高度に架橋した酸ポリマーを使 用することは以前には公知ではなかった。
本発明の第−又は第二のいずれかの面においては、それぞれ中和したポリマーの 非中和前駆物質のメルトインデックスが少なくとも150 g/l0m1n程度 異なりうる。好ましくは、メルトインデックスが高いほうの成分が主として1価 のカチオンにより中和される。加工及び耐衝撃性に関して良好な物性を提供する のにメルトインデックスの高いナトリウムイオノマーを少量使用することは以前 には公知ではなかった。
これらのすでに開示された組成物は全て、高分子量の前駆物質を他の場合より加 工性の良いイオノマーに変換しうる及び/又は加工性及び物性を伸ばしうるメル トインデックスのかなりの向上という利点を有する。
メルトインデックスの向上は以下の式(1)で定義される。
式中、MIlessmm+はASTM−D2348条件Eに条件法定され、wf ractM−はM/(D+M)の重量分率であり、WfraCto+はD/(D 十M)の重量分率であり、wfractM。
及びWfraCto+は1価及び2価のカチオン含量より決定される。向上の効 果がなければ計算値は100である。記号△は指数演算子の開始を示す。
Mh−は、確立されている方法の−(例えば、J、 Polym、 Sci、  Part A;Po1ya Chem。
Vol、 29(1991)p585−589)にしたがって脱中和し、IR又 はNMRを用いて脱中和されたポリマーのアクリル酸含量を決定し、当量の1価 のカチオンで当量ポリマーを中和し、Mlを測定することにより決定する。
MIo、は同様に決定する。
Ml、、及びMl、、は、妥当であれば当量ポリマーの前駆物質の試験に関する 情報から予言しうる。
水含量は試験して、市販のイオノマーの規格書に記載されている値以下(一般的 にはsooppm未満)に保持すべきである。
Mlの向上は基本的な特性であるから、その方法について十分記載する。その方 法は以下の工程を含む。
IA、 1価のカチオン含量W%1.を決定する(AAS)。
1B、2価のカチオン含量W%。、を決定する(AAS)。
I C,wfractme=W%、、/ (W%1.+W%。υを計算する。
I D、wfracto+=W%o、/ (W%1.+W%。、)を計算する。
2A、イオノマー組成物のM Item@@@rを決定する。
2B、イオノマー組成物の水含量を決定する。
3、確立されている方法の−(例えば、J、 POI)IIL Sci、 Pa rt A;POIyIL ChelLV。
1.29(1991)p585−589)にしたがって金属イオンを脱離させる 。
4、未中和コポリマーのアクリル酸含量AA%1.Iを決定する(IR又はNM R)。
5.2価のカチオンについてW%。、及びAAS1.から中和度NDDIを計算 し、MMAが存在する場合にはその%をAAのそれに加える。
6、未中和コポリマーのM I et**mr*mtを決定する。
7.2価のカチオンのモル分率=Molfr o+=2価のカチオンのモル数/ (2価のカチオンのモル数+1価のカチオンのモル数)を計算する。
8、 Mlの向上を計算する。
A、 塩基イオノマーに使用したW%がイオノマー組成物中の1価のカチオンの 重量分率WfraCjvsに比例するとして、1価のカチオンが1価の“塩基。
イオノマーに起因すると考える。
B、 塩基イオノマーに使用したW%がイオノマー組成物中の2価のカチオンの 重量分率wfracto+に比例するとして、2僅のカチオンは2価の°塩基。
イオノマーに起因すると考える。
C,1価及び2価のカチオンを含む塩基イオノマー中に存在する1価及び2価の カチオンの量(W%、。、1ass + W%D1. lams )を計算する 。W%1.。
1ass=W%OL lams ”W%1.+W%Dl。
D、 未中和コポリマーをCで算出した計算量の1価のカチオンで中和すること により1価の塩基イオノマーのメルトインデックスM I m−を決定する。
E、 未中和コポリマーをCで算出した計算量の2価のカチオンで中和すること により2価の塩基イオノマーのメルトインデックスMID、を決定する。
F、 前述のMlの向上の式(1)からMlの向上を計算する。
実例は実施例に示す。
Mlの向上は、未中和の前駆物質を評価する場合には脱中和することなく計算し つる。
Mlの向上はFAA前駆物質を用いた先行技術においてもおこりうるが、向上は 低く、水含量に起因する変化はめったに検出できない。本発明は、顕著なこれま でにないMlの向上を示す種々の範囲を用いることにより組成物を最適化しうる 。
発明の詳細な説明 好ましいイオノマーには、2価のカチオンが亜鉛であって1価のカチオンがナト リウムであり、ポリマーが少なくとも7.5、特に10%のアクリル酸から誘導 され、モル比D/ (D+M)が0,4乃至0,7であり、及び/又はアクリル 酸から誘導された基の少なくとも25wt%、特に30モル%が2価のカチオン により中和されているイオノマーが含まれる。
酸コポリマーの調製は公知である。種々の中和方法が記載されている。おおむね 全ての調製及び中和方法が本発明において適用しうる。前駆物質は、アクリル酸 及びエチレン以外のモノマーから誘導された単位を含みつる。
組成物のメルトインデックスは好ましくは0.5以上20以下である。前駆物質 の酸コポリマーに関しては、メルトインデックスは好ましくは2乃至2000で あり、特に5乃至200である。場合によっては、少量の更にメルトインデック スの高い前駆物質も多量のメルトインデックスの低い前駆物質とともに使用しう る。
組成物は、2種類の別々に中和されたイオノマーをブレンドすることにより調製 しつる。1価又は2価のカチオンを、すでに調製された部分的に中和された一方 のカチオンを含むイオノマーに添加することも可能である。
しかしながら好ましくは少なくとも一方のポリマー成分を、任意にもう一方の成 分とブレンドした後、2価のカチオン及び1価のカチオンにより同一工程におい て中和して組成物を提供する。中和する化合物は、工程を実施する装置にブレン ドで又は別々に供給しうる。単一の前駆物質又は異なる前駆物質を、予め中和す ることなく単一工程で2つのカチオンで中和することができる。この直接的な有 利な調製経路はいずれの先行技術によっても示唆されていない。
MIの向上は、比較的高いメルトインデックスが良好な流動性及び、押出法の場 合のような良好な加工又は薄層の適用を許容するコモノマーの変換工程の不可欠 な部分である技術要素を構成する。
本発明は又、メルトインデックスの向上が少なくとも250%、特に好ましくは 300%、特に少な(とも350%、又は400%で、任意に中和度が少なくと も23モル%であるイオノマー組成物を提供する。好ましくはイオノマーは、効 果が有意に利用されるように1価及び2価のカチオンのブレンドで中和されたア クリル酸から誘導された単位及びエチレンを含むポリマーから誘導される。
シーリング、コーティング又は積層工程のような押出工程が特に160℃以上の 温度で実施される場合が特に有利である。得られる層は更に非常に有利な最終用 途の特性、例えば良好な熱粘着性を示し、高いシール強度及び低いシール温度を 示しうる。
従って本発明は、シール層か組成物から成り、好ましくは90℃におけるシール 強度が12MPa以上である最終製品を提供する。
MIの向上はFAAイオノマーの使用に依存する。EMAAイオノマーは同様な 向上は示さない。
適する1価のカチオンの例は、Na+、K+、Li+、C3+、Ag+、Hg+ 、Cu1である。適する多価の、2価及び3価のカチオンの例は、Be”、Mg ”、Ca”、Sr”、Ba”、Cu”、Cd”、Ftgz +、Sn”、 Pb ”、Fe 2 +、Co1、Ni”、 In”、Zn”、41代30s+、Fe ”、Y3+である。本明細書においては、2価という用語には便宜上前述のよう な3価のイオンも含む。
本発明のイオノマー組成物の加工性は改良されているので、メルトインデックス を決定する際に使用する低い剪断速度に限定されず、流動学的装置により扱われ る全剪断速度範囲が可能である。加工性の改良は、インフレーション、フィルム キャスチング、パイプ押出又は射出成形のような多くの種類の押出方法で達成さ れうる。これら全ての方法において、加工性の改良はトルクの減少、線速度の増 加、サイクル時間の減少及び関連する経済上の利点という結果になる。
固体状態では、本発明のFAAを基剤とするイオノマーは、耐磨耗性の改良を含 めて、従来のイオノマーで達成される物性のバランスと同−又はそれ以上のバラ ンスを示す。
本発明の主な要件は、混合が十分に強められカチオンの均質分布が提供されるよ うに、FAAを含むポリマー混合物中に多価のカチオン(Zn)及び1価のカチ オン(Na)が同時に存在することである。イオノマー組成物のその他の成分は 、ターポリマー、エチレンコポリマー、エチレンホモポリマーのようなポリマー 、及び種々の添加剤及び安定剤である。
更に、ブレンドの加工性が改良された結果、イオノマー配合物は以前よりずっと 多量の亜鉛及びナトリウムカチオンを含んでもイオノマー物質が平滑に加工しう るようなブレンドのメルトインデックスを提供する。それにもかかわらず、イオ ノマーは製品の性質及び加工性の良好なバランスを示しつつ高度に中和しうる。
実施例 実施例には以下のポリマーを使用した。
表1:実施例に記載されているポリマーの特性ポリマー 前駆物質 カチオン  Ml 前駆物質 カチオン (M)AA記号 種類 種類 Ml wtX 総w t%A EAA Zn O,336315 B EM Zn O,8362,315CBAA Zn 2.5 36 1.7  15D [EMAA Zn 1.6 II 2 12E EMAA Zn O ,7233,715F EMA−AA” Zn O,8202,06G EAA  Na O,8362,315HEAA Na 2.8 3B 1.65 15 [EAA Na O,3362,69+5J EMAA Na 2.5 23  1.3 15K B!MA Na O,9232,115L EAA Na 1 .4 1640 3.1 13M BAA−880 −一一一一−−−−−−−−−−−−−−−一〜−−−−−−−−月一” 20 wt%MA 実施例1−13 ポリマーの組み合わせを、160/170℃の温度において60rpmのロール 速度及び+40%の摩擦で二本ロール機でブレンドした。
図面は使用した個々のイオノマー成分の重量%である。
これらのイオノマーブレンドのメルトインデックスを表3と図1に示す。メルト インデックスは、ASTM D 1238条件Eに従って190℃において測定 する。
表3 実施例 ブレンド %MAA Znの Znのモ Mlの Znイオノ 前駆  特許請求番号 のMl 中和度 小分率 向上 マーwt% 物質 の範囲1  3.3 15.0 8 0.14 161 25 8M −23,915,51 70,3326150EAA −34,615,0250,6042075BM  14 1.31 15.0 8 0.11 164 25 EM −51,9 715,01? 0.26 246 50 8AA −63,5215,025 0,5244075BAA 1? 0.62 15.0 1! 0.12 18 6 25 [iAA 58 1.01 15.0 22 0.28 290 5 0 EAA 59 1.93 15.0 33 0.54 530 75 BA A l+510 0.79 15.0 32 0.38 100 50 EMA A −112,3714,390,1510625胆M −121,813,5 190,359050EMAA −131,6512,8310,629275 EMAA −図1は、NaEAAを基剤とするイオノマーをZnEAAイオノマ ーと混合した場合にMlが増大することを明らかに示す(実施例1〜9)。比較 例のブレンドlO〜13は、EMAAを基剤とするイオノマーがこの予期せぬ挙 動を示さないことを示す。図1においては、右手の欄に前駆物質の組み合わせを 示す。
表4は、実施例6に関するメルトインデックスの向上の計算を詳細にみる。
IA 組成物中のNaのW% 0.581B 組成物中のZnのW% 1.73 1C組成物中のNaの重量分率 0.2511D 組成物中のZnの重量分率  0.7492A イオノマー組成物のM 1 3.522B イオノマー組成物 の水含量 <sooppm4 アクリル酸含量(AA%let ) 15.05  亜鉛の中和度(%) 25.2 6 前駆物質のMl 36 7 亜鉛のモル分率 0.51 8 MIの向上の決定: 8A Na塩基イオノマーの重量分率 0.2518B Zn塩基イオノマーの 重量分率 0.7498CNa塩基イオノマー中のNaのW% 2.318CZ n塩基イオノマー中のZnのW% 2.318D Na塩基イオノマーのM I  O,808E Zn塩基イオノマーのMI 0.818F Mlの向上 43 5 これらのデータは、NaEAAを基剤とするイオノマーをZn E A Aイオ ノマーと混合した場合にMl力琲常に増大することを明らかに示す(実施例3. 6.9)。
実施例1.2.4及び5はいくらかMlが向上するが、中和度及び/又はZnの モル分率が低いために本発明の範囲外である。実施例7.8及び9は、メルトイ ンデックスの低いNa及びZnイオノマーから誘導されたイオノマー組成物のメ ルトインデックスが有意に向上することを示す。
比較例のブレンド10〜13は、EMAAを基剤とするイオノマーがメルトイン デックスの向上を全く示さないことを示す。相互作用の不在下では、Mlの向上 は水分がいくらか影響するため100乃至120であろう。
実施例14 160〜170℃の温度において二本ロールミルで以下のブレンドを調製した。
55重量%のイオノマーAと30重量%のイオノマーG及び15重量%のイオノ ン−Do 得られたブレンドのメルトインデックスは、365%のメルトインデックスの向 上に対応する1、88である。メルトインデックスの増大は亜鉛及びナトリウム カチオン源とは関係なく、ブレンド中のEMAAイオノマーの存在下で保持され る。
実施例15 160〜170℃の温度において二本ロールミルで以下のブレンドを調製した。
30重量%のイオノマーG 30重量%のイオノマーC 40重量%のイオノマーF 得られたブレンドのメルトインデックスは、3.61であり、321%のメルト インデックスの向上に対応し、EMA−AAツタ−リマー(イオノマー)の存在 がメルトインデックスの増大に影響を及ぼさないことを示す。
実施例16A、B及びC 160〜170℃の温度において二本ロールミルで以下のブレンドを調製した。
ブレンド番号 イオノマーA イオノマーCイオノマーL16A 85重量%  15重量% 16B 75重量% 23重量% 16C95重量% 5重量% 低分子量成分を有するこれらのブレンドの特性を表5にまとめる。
IA 組成物中のNaのW% 0.47 0.78 0.161B 組成物中の ZnのW% 2.55 2.25 1.711C組成物中のNaの重量分率 0 .+56 0.257 0.0861D 組成物中のZnの重量分率 0.84 4 0.743 0.9142A イオノマー組成物のM ! 2.66 2. 72 6.212B イオノマー組成物の水含量 < 500ppIII4 ア クリル酸含量(AA%、。、 ) +4.7 14.5 14.95 亜鉛の中 和度(%) 37.6 33.7 24.96 前駆物質のM 1 64 94  43.57 亜鉛のモル分率 0.66 0.51 0.798 Mlの向上 の決定: 8ANa塩基イオノマーの重量分率 0.156 0.257 0.0868B Zn塩基イオノマーの重量分率 0.844 0.743 0.9148CNa 塩基イオノマー中のNaのW%3.020 3.030 1.8708CZn塩 基イオノマー中のZnのW%3.020 3.030 1.8708DNa塩基 イオノマーのM I O,070,090,618E2n塩基イオノマーのMl  O,590,862,40表6において、実施例6の粘度データを実施例13 のそれと比較する。その結果粘度の減少はメルトインデックスの測定の際の低剪 断速度に限定されず、高剪断速度でもおこることを示す。効果はメルトインデッ クスの測定中の温度ばかりでなく、230℃及び270℃のような更に高い温度 でも顕著である。
表6 40 1.262 1792 478 723 193 336100 879  +201 358 513 163 252170 704 939 297  4+4 141 211170〜200℃の温度においてインフレーション用 押出機により以下のイオノマー及びブレンドを調製した。
イオノマーG、イオノマーB、実施例4、実施例5及び実施例6゜表7から分か るように、増大したメルトインデックスにより特徴付けられた個々のイオノマー 成分以上に改良されたブレンドの加工性は、直接インフレーション作業中のスク リューのトルク量の低下に変換されうる。
押し出されたフィルムの厚さは、2.2/lのブローアツプ比で50μlである 。
イオノ 実施例 実施例 実施例 イオノマーG 4 5 6 マーB Znイオ/?−(7)W% 0 25 50 75 100Znノモル分率 0  0.11 0.26 0.51 1MI O,81,311,973,520 ,8M■の向上 too 164 246 440 190トルク(Nm) 8 50 830 770 700 85090℃におケルシール強度 4.2 8 .6 10.1 17.1 5.9(MPa) 最低シール温度(℃) 96.5 93 90 89 95表7から分かるよう に、加工性の改良の他に、フィルムはシール強度の鋭い増加及び最低シール温度 の低下により特徴付けられるシール特性の著しい改良を示す。
結果を、横軸がイオノマーGとの種々の割合のブレンド中のイオノマーBの百分 率を示す図2にまとめる。
実施例19 200〜250℃の温度の2軸スクリユ一反応器押出機において、押出機反応器 の連続工程で0.77重量%の亜鉛カチオン及び0.27重量%のナトリウムカ チオンをポリマーMに添加した。得られるイオノマー組成物の特性の詳細を表8 に示す。
PM実施例のMlの向上の決定 ブレンド実施例19IA 組成物中のNaのW % 0.271B 組成物中のZnのW% 0.7710 組成物中のNaの重 量分率 0.2601D 組成物中のZnの重量分率 0.7402A イオノ マー組成物のMl 3.22B イオノマー組成物の水含量 < sooppm 4 アクリル酸含量(AA%、。、) 115 亜鉛の中和度(%) 15.2 6 前駆物質のMI 8 7 亜鉛のモル分率 0.50 8 Mlの向上の決定。
8A Na塩基イオノマーの重量分率 0.2608B Zn塩基イオノマーの 重量分率 0.7408CNa塩基イオノマー中のNaのW% 1.0408C Zn塩基イオノマー中のZnのW% 1.0408D Na塩基イオノマーのM I 0.818E Zn塩基イオノマーのM I 2.138F Mlの向上  193 表からデータは、このイオノマー組成物が押出コーティングの用途に許容しうる 値よりずっと低いメルトインデックスを有する2種類の塩基イオノマーの組み合 わせに対応することを示す。得られるイオノマー組成物は、押出コーティングの 用途に最適なメルトインデックスを有する。
実施例20 Mlが非常に低い(<0.5又は<2.5)Zn及na塩基イオノマーを基剤と する亜鉛及びナトリウムコーティングイオノマーにおけるメルトインデ・ツクス の向上効果は2つの異なる方法で利用しうる。
A、従来のイオノマーでは達成できない性質を達成するのに新規効果を使用。
表9において、実施例7のイオノ7−のASThl D 638により決定され た引張強さを、匹敵するMl及び(M)AA含量の前駆物質を基剤とする、匹敵 するMlのNa及びZnEAA及びEMAAイオノマーの引張強さと比較する。
表9 実施例 イオノマー イオノマー イオノマー イオノマー7B E G K 引張強さくIJPa) 36 24.5 24 33 32前駆物質の種類 E AA BAA 服AA BAA 晩カチオン Na+Zn Zn Zn Na  Na引張強さは、AS’1lil 638に従って2mの厚さの圧縮成形ブラッ クについて測定した。
実施例7のイオノマーにより示される引張強さは、匹敵するメルトインデックス 及び匹敵する前駆物質特性のイオノマーのそれより明らかに高い。
B、効果は又、ずっと低いメルトインデックスで得られる特性を示すイオノマー を調製するのに使用しうる。
表IOは、実施例9のイオノマーの一連の性質とイオノマーGのそれとの比較を 示す。引張強さは、ASThl 638に従って決定し、ビカー軟化点はAST M D 1525に従って決定した。ショアーD硬度はASTM D 2240 に従って決定し、曲げ弾性率はASTM 0790に従って決定した。
曲げ弾性率以外の全ての物性は厚さ2mの圧縮成形ブラックについて決定した。
曲げ弾性率は厚さ3m+のブラックを用いて決定した。
表1O メルトインデックス (g/10m1n) 1.93 0.8引張強さ (MP a) 33.5 33降伏強さ (MPa) 19 19 破断点伸び (%) 360 370 1%割線モジュラス(IJPa) 280 280ビ力−軟化点 (℃) 56  54 シヨア−D硬度 6060 曲げ弾性率 (MPa) 320 320この表の結果は、実施例9のイオノマ ーがイオノマー〇と同一の性質を示すが、これらの性質はずっと高いメルトイン デックスの値で達成されることを示す。
実施例21 耐磨耗性は、前述の実施例20のメルトインデックスの向上の効果を利用する2 つの方法を非常に明らかに示す別の性質である。
表11は、Mlが36g/10m1nの、15重量%のAAを含むFAA前駆物 質を基剤とする一連のイオノマーについて得られた耐磨耗性データ(ASTM  D 1242)を示す。
ポリマーの実施例21A(亜鉛の中和度:32.6;亜鉛のモル分率:0.41 ;Mlの向上:590)及び実施例21B(亜鉛の中和度:25.2;亜鉛のモ ル分率:0.42;Mlの向上:430)を実施例19において詳細に説明した 方法にしたがって調製した。
イオノマーG 20.0 0.8 イオノマー8 21.5 0.8 実施例21A 10.0 0.8 実施例21B 19.5 2.2 単一カチオンのイオノマーと実施例21Aとの比較は第一の利用方法を説明する 。Mlの値が同一の場合には、実施例のポリマーは耐磨耗性が著しく改良される 。
単一カチオンのイオノマーと実施例21Bとの比較は第二の利用方法を説明する 。メルトインデックスの向上効果を示すポリマーは、ずっと高いメルトインデッ クスにおいて同一の耐磨耗性を示す。
実施例22 前述の改良は別として、メルトインデックスの向上の効果は又、イオノマーが加 工及び変換装置の金属部分に粘着する傾向に関連した問題を改良するのに使用し うる。金属への粘着は、中和度の増大にしたがって減少する。
表12の実施例のポリマーについて示されるように、メルトインデックスの向上 の効果により非常に高い中和度が得られる。
ポリマーは実施例19に記載した方法に従って調製した。
前駆物質Ml (g/10m1n) 100 415総AA (w%) 11  20 Znのモル分率 0.47 0.52 亜鉛の中和度 50% 43% MIの向上 2800 2795 総中和度 78% 63.5% Ml (g/IO+n1n) 1.0 1.2これらのポリマーは中和度が非常 に高(、メルトインツクスの値が良好である。
実施例23 実施例19のポリマーを、例えば穀物食用の簡単に剥離できる包装材料用のシー ル層としての特性について調べた。
したがって、適量の滑剤及び粘着防止剤及び着色剤を添加してHDPEとともに 同時押出(イオノマー/HDPEの厚さの割合:0.lO〜0.25)した。
表13は、純粋な亜鉛イオノ7− (Ml : 3g/min;AA 11%;  ZnO,7%)を基剤とする同様な構造物及び穀物食包装材料構造物の市販の 試料と比較したこの構造物のシール強度を示す。
90 4、7 2.6 2.1 95 4、7 3.9 2 100 4、3 2.6 1.8 105 3、8 2 1.7 110 2.9 1.8 1.4 実施例19に基づ(構造物は、優れた可剥性を保持しつつ完全な温度範囲で参考 の構造物より高いシール強度を示す。
それは又幅広い温度範囲でほぼ一定のシール強度を示す。
TmCDrt、r、44>qs、(に XIm’I(−’:

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.メルトインデックスの向上が少なくとも250%、好ましくは少なくとも3 00%であるように、エチレン及び少なくとも5重量%のアクリル酸から誘導さ れ、2価のカチオン(D)及び1価のカチオン(M)によりモル比D/(D+M )が0.3乃至0.8の値で中和され、アクリル酸から誘導された酸基の少なく とも26モル%が2価のカチオンにより中和されているポリマーを含むイオノマ ー組成物。 2.メルトインデックスの向上が少なくとも250%、好ましくは少なくとも3 00%であるように、エチレン及び少なくとも10重量%のアクリル酸から誘導 され、2価のカチオン(D)及び1価のカチオン(M)によりモル比D/(D+ M)が0.3乃至0.8の値で中和され、アクリル酸から誘導された酸基の少な くとも23モル%が2価のカチオンにより中和されているポリマーを含むイオノ マー組成物。 3.メルトインデックスの向上が少なくとも250%、好ましくは少なくとも3 00%であるように、エチレン及び少なくとも5重量%のアクリル酸から誘導さ れ、2価のカチオン(D)及び1価のカチオン(M)によりモル比D/(D+M )が0.3乃至0.8の値で中和され、アクリル酸から誘導された酸基の少なく とも26モル%が2価のカチオンにより中和されているポリマーを含むイオノマ ー組成物であり、10重量%未満、好ましくは8重量%未満のアクリル酸エステ ルを含む組成物。 4.前記1価のカチオン又は2価のカチオンにより当量が中和された同一ポリマ ーのメルトインデックスが0.7より大きい請求の範囲第1項記載のイオノマー 組成物。 5.メルトインデックスの向上が少なくとも150%であるように、エチレン及 び少なくとも5重量%のアクリル酸から誘導され、2価のカチオン(D)及び1 価のカチオン(M)によりモル比D/(D+M)が0.1乃至0.9の値で中和 され、アクリル酸から誘導された酸基の少なくとも10モル%が2価のカチオン により中和されており、1価のカチオンのみにより当量が中和されたそのメルト インデックス及びコモノマー含量の当量ポリマー又は2価のカチオンのみにより 当量が中和された当量ポリマーのメルトインデックスが2.5未満、好ましくは 0.7未満であるポリマーを含むイオノマー組成物。 6.ブレンドするためのそれぞれの中和されたポリマーの前駆物質のメルトイン デックスが少なくとも150g/min程度異なり、好ましくはメルトインデッ クスが高いほうの成分が主として1価のカチオンにより中和されている、エチレ ン及び少なくとも5重量%のアクリル酸から誘導されたポリマーをブレンドする ことにより得ることができる請求の範囲第1項乃至第5項のいずれかに記載のイ オノマー組成物。 7.前記2価のカチオンが亜鉛であり、1価のカチオンがナトリウムであり、前 記ポリマーが少なくとも10重量%のアクリル酸から誘導され、モル比D/(D +M)が0.4乃至0.7であり、及び/又はアクリル酸から誘導された酸基の 少なくとも25モル%、特に30モル%が2価のカチオンにより中和されている 請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかに記載のイオノマー組成物。 8.1価のカチオン又は2価のカチオンにより個々に又は一緒に中和された少な くとも2種類のポリマー成分を中和後ブレンドして組成物を提供する請求の範囲 第1項乃至第7項のいずれかに記載のイオノマー組成物を調製する方法。 9.少なくとも1種類のポリマー成分を、任意にもう一方のポリマー成分とブレ ンドしたのち2価のカチオン及び1価のカチオンにより同時に又は連続して中和 して組成物を提供し、メルトインデックスの向上が少なくとも150%であるよ うに、エチレン及び少なくとも5重量%のアクリル酸から誘導され、2価のカチ オン(D)及び1価のカチオン(M)によりモル比D/(D+M)が0.1乃至 0.9の値で中和され、アクリル酸から誘導された酸基の少なくとも10モル% が2価のカチオンにより中和されているイオノマー組成物を調製する方法。 10.メルトインデックスの向上が少なくとも300%、特に350%であり、 任意に中和度が少なくとも23%であるイオノマー組成物。 11.エチレン及び1価及び2価のカチオンにより中和されたアクリル酸から誘 導された単位を含むポリマーからイオノマーが誘導された請求の範囲第10項記 載の組成物。 12.少なくとも160℃の押出温度においてメルトインデックスの向上か少な くとも150%であるイオノマー組成物を用いた押出方法。 13.請求の範囲第12項記載のシーリング、コーティング又は積層方法。 14.シール層が好ましくは90℃において少なくとも12MPaのシール強度 を有する組成物からできている請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項又は 第10項のいずれかに記載のイオノマー組成物を含むフィルム。
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