JPH03146553A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPH03146553A
JPH03146553A JP28571789A JP28571789A JPH03146553A JP H03146553 A JPH03146553 A JP H03146553A JP 28571789 A JP28571789 A JP 28571789A JP 28571789 A JP28571789 A JP 28571789A JP H03146553 A JPH03146553 A JP H03146553A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、摺動特性と力学的性質、熱的性質及び寸法精
度が優れ、かつ比較的安価な摺動部材用樹脂組成物に関
する。さらに詳しくは、ポリアミド樹脂に特定のポリエ
チレンと、特定のマイカおよび/またはウオラスナイト
を必須成分として含有する耐摩耗性・耐摩擦性の優れた
摺動部材用樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
従来、摺動部品にはカーボンm、m、フッ素樹脂粉末、
オイル類等を配合した熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂が用
いられてきた。
一方、超高分子量ポリエチレンが優れた摺動特性を有す
ることは以前から知られており、超高分子量ポリエチレ
ンをポリアミド樹脂に配合してなる摩耗特性の優れたポ
リアミド樹脂組成物が報告されている(特公昭46−4
1456号公報、特公昭49−18782号公報参照)
。また近年、射出成形性と摺動特性を併せもったポリエ
チレンが開発されており(プラスチックス、 vol、
381.伍3゜P78〜81参照)%このポリエチレン
の弾性率、強度、熱変形温度等の力学的性質および熱的
性質を改良するためにマイカを配合した樹脂@酸物も開
発されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、カーボン繊維、フッ素樹脂粉末、オイル類等
を配合した熱可塑性樹脂や熱可塑性樹脂は優れた摺動特
性を有するもののコストが高く。
大型部品の成形に用いるためには経済上の問題があった
。また、これらの樹脂は摺動部品用としての配合がなさ
れている為、構造部品用の材料として用いる場合には、
弾性率、靭性(伸び、衝撃強さ)、強度等の性能が不満
足であった。
また超高分子量ポリエチレンとポリアミド樹脂ようなる
ポリアミド樹脂組成物は、耐摩擦性は改良されているが
耐摩耗性は十分に改良されていない。
さらに、上記のマイカを配合した樹脂組成物はポリエチ
レンをマトリックスとするため熱変形温度等の耐熱性及
び弾性率・強度等の力学的性質が不十分であること、お
よびマイカを強化材として用いるため成形品のウェルド
部強さが弱いという問題があった。この為、よシー層摩
擦、摩耗特性を改良すると共によシー層弾性率、強度特
にクエルド部強度等の力学的性質及び熱変形温度等の熱
的性質の改良が期待されている。
樹脂の弾性率、強度、熱変形温度等の改良のために最も
一般的に行なわれる方法として樹脂にガラス繊維を配合
し補強する方法があるが、ガラス繊維を配合した樹脂を
摺動部材として用いた場合、摺動部の相手金属を摩耗さ
せることおよび寸法精面して本発明の1つの目的は、摺
!I!l特性、力学的性質および熱的性質に優れた樹脂
組成物を提供することにある。
本発明の他の目的は摩擦・摩耗特性に優れた摺動部材を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、上記の目的は、ポリアミド樹脂30〜
93重量優、高密度ポリエチレン1〜22重量嘩および
マイカ、ウオラストナイトから選ばれる1種以上の無機
充填剤5〜60重量嘩からなる樹脂組成物を提供するこ
とによって遠戚され、筐た該樹脂組成物よシなる摺動部
材を提供することによって遠戚される。
本発明に用いられるポリアミド樹脂としては、例えばナ
イロン46.ナイロン6、ナイロン66、ナイロン61
0、ナイロン612.ナイロン11、ナイロン12等の
脂肪族ポリアミド、ポリへキサメチレンジアミンテレフ
タルアミド、ポリへキサメチレンジアミンインフタルア
ミド等の芳香族ポリアミドを使用することができ、これ
らの混合物!75:は共重合体を使用することもできる
。またこのポリアミド樹脂は、上述の脂肪族ボリアくド
、芳香族ポリアミドであれば、末端基の種類や濃度およ
び分子量等により制限されることなく、種々のものを使
用することができる。さらにポリアミドの重合時に残存
筐たは生成するモノマーやオリゴマー等の低分子量物が
混在しているポリアミドを用いることもできる。本発明
においては耐熱性、機械的強度の点でナイロン6、ナイ
ロン66が好ましい。
本発明において用いられるポリアミド樹脂の含量率は全
樹脂組放物に対し30〜93重量多である。含有率が3
0重量メ未満の場合、樹脂組成物から得られる成形品の
耐熱性、力学的性質特に靭性が低下する。また含有率が
93重重量上越える場合、樹脂組成物から得られる成形
品の力学的性質特に剛性、寸法精度などが低下する。
本発明において用いられる高密度ポリエチレンとは、分
子量が50万〜120万、密度が0.942/−以上の
ポリエチレンを意味する。分子量50万未満のポリエチ
レンを使用した場合、樹脂組放物の耐摩耗性が不十分で
あり、分子量が120万を越えるポリエチレンを使用し
た場合、樹脂組成物の射出成形、押出成形等の成形が困
離となる。
−万事発明において用いられるポリエチレンの密度が0
.94f/−未満の場合には、樹脂組成物の耐摩耗性が
不満足となる。本発明において用いられるポリエチレン
の密度の上限に関しては特に制限はないが、多量の共重
合上ツマ−を含まない領域において、ポリエチレンの密
度の上限は実質的に0.97f/CrAが好ましい。
本発明において用いられる高密度ポリエチレンは極性基
を有する七ツマ−の共重合による変性がなされているこ
とが好ましく、極性基はエチレン成分に対し0.01〜
20モル多、好1しくは0.1〜10モル多が共重合さ
れていることが望筐しい。
とによシ、摺動性、特に摩擦条鋏が改良される。
十分でなく、極性基な有する七ツマ−の共重合による変
性が20モル嘩を越える場合には力学的性質が不十分と
なる。
この極性基を有する七ツマ−としては、不飽和カルボン
酸またはその誘導体を使用することができ、不飽和カル
ボン酸としては炭素数が多くとも15個であう、少なく
とも1個の二重結合を有するアクリル酸、メタクリル酸
等のモノカルボン酸、マレイン酸等のジカルボン酸、無
水マレイン酸、無水ハイミック酸等のジカルボン酸の無
水物を使用することができる。好ましい不飽和カルボン
酸はマレイン酸、無水マレイン酸である。これらの極性
基を有するモノマーによるポリエチレンの変性は、公知
の方法、例えば液相法、懸濁法、溶融法等を用いて行う
ことができる。
本発明において用いられる高密度ポリエチレンは、その
性質を損わない範囲内で他のモノマー例えばプロピレン
、ブテン−1、ペンテン、4−メチルペンテン−1%ヘ
キセン、オクテン、デセン等のα−オレフィン類、ブタ
ジェン、イソプレン等のジオレフィン類、シクロペンテ
ン、シクロヘキセン、シクロペンタジェン等のシクロオ
レフィン類が共重合されていてもよい。
本発明において用いられる高密度ポリエチレンの含有量
は全樹脂組放物に対し1〜22重量多である。含有率が
1ffi量多未満の場合は、樹脂m放物から得られる成
形品の耐摩耗性が不十分であシ。
含有率が22重量予を越える場合は、樹脂組成物から得
られる成形品の剛性などの力学的性質が低下するととも
に耐熱性も低下する。
本発明において用いられるウオラストナイトは一般市販
のものを使用することができるが、成形品の表面の粗化
が過大と彦って摺動特性に悪影響を与えることを防ぐた
めに、平均粒径が10μm以下のものが好ましい。ここ
で平均粒径は沈降天秤法によって測定し、50%粒度中
央値で示したものである。!たウオラストナイトの重量
平均アスペクト比は3以上、特に10以上であることが
好ましい。重量平均アスペクト比が3未満の場合、十分
な力学的性質、熱的性質を有する樹脂組成物を得ること
ができない。重量アスペクト比の上限については特に制
限はない。
本発明において用いられるマイカとしては、白マイカ(
マスコバイト)、金マイカ(フロゴバイト)1合成マイ
カ、絹マイカ(セリサイト)から選択し使用することが
できる。
本発明において用いられるマイカのtfl平均フレーク
径は200μm以下%特に15〜100μmが好ましい
。重量平均フレーク径が200μmを越えるマイカを用
いた場合、樹脂組成物の耐摩耗性が不十分となる。重量
平均フレーク径の下限については特に制限はないが、経
済上の観点から10μm以上が好・ましい。ここで重量
平均フレーク径はマイカを各種の目開きのマイクロシー
プで分級しその結果をRo s in −Ramm1 
a r線図にプロットし、測定に供したマイカの全重量
の50重量メが通過するマイクロシープの目開きを示し
たものである。また、マイカの重量平均アスペクト比は
10以上。
特に15以上であることが好ましい。重量平均アスペク
ト比が、10未満のマイカを用いた樹脂組成物は1弾性
率、強度等の力学的性質、熱変形温度等の熱的性質が不
満足な上、成形品の寸法精度、例えば反すや真円度が不
満足となる。マイカの重量平均アスペクト比の上限につ
いては特に制限はない。
本発明において用いられるマイカおよびウオラストナイ
トから選ばれる1種以上の無機充填剤の含有量は全樹脂
組放物に対し5〜60重量メである。5重tS未滴の場
合は、力学的性質及び熱的性質が不十分となυ、60重
重量板上の場合は押小成形、射出成形が困難となり1筐
た表面平滑性の良い成形品が得難く、摺動特性が損なわ
れる。
好ましくはlO〜50重量修である。
本発明において無機充填剤としてマイカのみを用いる場
合には、樹脂組成物より得られる成形品のウェルド部の
強度が低下するためマイカの含有量は全樹脂組成物に対
し20重量多以下、特に10重重量板下が好ましい結果
を与える。
本発明の樹脂組成物においては、ポリアミド樹脂と高密
度ポリエチレン、無機充填剤の他にシランカップリング
剤またはチタネート系カップリング剤を使用することが
できる。シランカップリング剤噴たはチタネート系カッ
プリング剤の添加は、本発明の組成物の摺動特性を始め
1強度、弾性率等の力学的性質、および熱変形温度等の
熱的性質の改良に効果的である。このカップリング剤の
種類については特に制限はないが、シランカップリング
剤の場合、アミノ基、エポキシ基、二重結合を有するシ
ランカップリング剤、例えばγ−アζノグロビルトリエ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロビルトリメトキシ
シラン、γ−メタクリロキシグロビルトリメトキシシラ
ン等を使用することができる。
本発明の樹脂組成物におけるカップリング剤の添加率に
ついても特に制限はないが、一般的には組成物に配合さ
れる無機充填剤の0.2〜2創0、望ましくは0.3〜
li量多でらる。カップリング剤は予め無機充填剤の表
面に付着させ、カンプリング剤処理無機充填剤をポリア
ミド樹脂組成物に溶融混練する方法で用いてもよいし、
また無機充填剤をポリアミド樹脂組成物に溶融混練する
際に直接添加してもよい。
本発明の樹脂組成物においては、摺動特性すなわち摩擦
、摩耗特性のより一層の改良のためにポリアミド樹脂、
高密度ポリエチレン、無機充填剤の他に炭素繊維、フッ
素樹脂粉末、二硫化モリブデン、ガラスピーズ等の添加
剤を添加することができる。
また、樹脂組成物から得られる成形品の力学的性質、電
気的性質等の改良のためにガラス繊維等の補強材、メル
ク、炭酸カルシウム、硫酸パリクム等の充填材、チタン
酸カリ等のウィスカー カーボンブラック、炭素繊維、
金属粉末等の導電性改良充填材を樹脂組成物の摺1i!
J特性を損わない範囲内において添加することができる
。さらに酸化。
熱、紫外線等による劣化防止剤、安定剤、核剤、可塑剤
、難燃剤、帯電防止剤、着色剤、#1型剤等を樹脂組成
物の摺Lkb特性を損わない範囲内において添加するこ
とができる。
本発明における樹脂組成物は、各成分を単軸押出機、二
軸押出機、ニーダ−1二軸ロール等の装置を用いて混練
することにより製造される。用いられる混線機の種類や
混線条件についての制限は特にない。
本発明における樹脂組成物は射出成形、押出成形、圧縮
成形、プロー成形等の方法により、電機部品、電子部品
、機械部品、自動車部品、構造部品、シート、異型押出
品、棒、パイプ等任意の形状に成形して、種々の用途に
用いられるが、その優れた摩擦・摩耗特性と寸法精度、
剛性を活かして、摺m特性を要する成形品、例えば電気
機器用ローラーおよび軸、リール部品、電子機器用プー
リ一部品、ギヤスライドブツシュ、カード、紙葉類のガ
イドにおいて特に好ましく用いられる。
以下、実施例により本発明の詳細な説明するが、これに
より本発明は何ら限定されるものではない。
なお、以下の各側において得られたポリアミド樹脂組成
物の各物性は下記の試験方法に基づいて測定した。
摩擦摩耗試験:摩擦摩耗試験機(Model EFM 
−111−E、■オリエンチック製)を使用し、相手材
として機械構造用炭素鋼(54sC,$擦面積2 aA
 )を用い、摩擦速度50 an / see 、荷、
t 5 kf/JO条件で連続運転し、摩擦距離が2K
1mに達した時の比摩耗量および動摩擦係数を求めた。
また摩擦速度を一定に保ち荷重を段階的に増加し、それ
ぞれの荷重下で1時間運転し賦験片の溶融、摩擦力の急
増等を起こす限界の荷重を求め、このときの面圧力P 
()cp/ffl >と摩擦速度V (cm / se
a、 )との積で限界pv値を求めた。
引張試験、 JIS K−7113に従った。
曲げ試験 :  JIS  K−7203に従った。
熱変形温度 :  JIS  K−7207に従った。
実施例1 ナイロン66に分子量80万、密度0.965 f/a
Aの高密度ポリエチレン、*W平平均フレーク径90巾 アミノシランカップリング剤とを表1に示す配合で添加
、混合し、シリンダー温度290℃に設定した単軸押出
機にて溶融混練しペレット化した。
?8 ラれたベレットをインラインスクリュー式射出成
形機を用いて,シリンダー温度295℃、射出圧力8 
0 0 kf/ C’As全As度80℃の条件で、タ
テ9Qsm, ヨコ80■、厚さ3mの平板試験片(摩
擦摩耗試験用)、および長さ127■、幅12、7fi
、厚さ6.4flの角棒試験片(曲げ試験用および熱変
形温度測定用)、JIS K−7113に準拠した1号
ダンベル(引張試験用)を作製し、各物性を測定した。
結果を表1に示す。
実施例2 ナイロン66に分子量80万,密度0.9 6 5 f
/Aの高密度ポリエチレン、平均粒径7μm1重値平重
子平均アスペクト比ウオラストナイトおよびアミノシラ
ンカップリング剤とを表1に示す配合で添加,混合し、
実施例1と同様の方法で成形を行ない試験片を作製した
。実施例1と同様にして,この試験片の摺動特性、力学
的特性,熱的特性の各物性を測定した。結果を表1に示
す。
比較例1 ナイロン66、重量平均フレーク径90μm1重量平均
アスペクト比50の金マイカな表1に示す配合で添加、
混合した他は実施例1と同様の方法で成形を行ない試験
片を作製した。実施例1と同様にしてこの試験片の摺動
特性、力学的特性、熱? 的特性の各物性を測定した。結果を表1に示す。
この樹脂組成物は、実施例1および実施例2で得られた
樹脂組成物に比較して摺動特性、特に耐摩耗性に劣って
いた。
比較例2 ナイロン66、分子量8o万、密度0.965P/l:
rAの高密度ポリエチレンと繊維径9μのガラス繊維と
を表1に示す配合で添加,混合した他は実施例1と同様
の方法で成形を行ない試験片を作製した。
実施例1と同様にしてこの試験片の摺動特性、力学的特
性、熱的特性の各物性を測定した。結果を表1に示す。
この樹脂組成物は、実施例1および実施例2で得られた
樹脂組成物に比較して摺動特性,特に耐摩耗性に劣って
いた。
比較例3 分子量60万、密度0.965f/−の高密度ポリエチ
レンに重量平均7レーク径4 0 pm 、重量平均ア
スペクト比30の金マイカおよびアミノシランカップリ
ング剤舎を表1に示す配合で添加,混合し,シリンダー
温度を275℃に設定した単軸押出機にて溶融混練しペ
レット化した。得られたベレットをインラインスクリュ
ー式射出成形機を用いて、シリンダー温度275℃、射
出圧力5ookf/−1全型温度80℃の条件で、実施
例1と同様の試験片を作製した。実施例1と同様にして
この試験片の摺動特性、力学的特性、熱的特性の各物性
を測定した。結果を表1に示す。この樹脂組成物は実施
例1および実施例2で得られた樹脂組成物に比較して熱
的特性に劣っていた。
実施例3および実施例4 ナイロン66s分子量80万、密度0.9 6 5 f
/CrAの高密度ポリエチレンを無水マレイン酸で変性
した変性ポリエチレン、平均粒径7μm1重量平均アス
ペクト比lOのウオラストナイト、アミノシランカップ
リング剤およびカーボンブラックを表1に示す配合で添
加,混合し、実施例1と同様の方法で成形を行ない試験
片を作製した。実施例1と同様にしてこの試験片の各物
性を測定した。結果を表1に示す。
比較例4 分子fi80万、密度0.965s+/−の高密度ポリ
エチレンを無水マレイン酸で変性した変性ポリエチレン
、平均粒径7μm1重量平均アスペクト比1。
のウオラストナイトおよびアミノシランカップリング剤
を表1に示す配合で添加,混合し、シリンダー温度27
5℃に設定した単軸押出機にて溶融混練しペレット化し
た。得られたベレットをインラインスクリュー式射出成
形機を用いて、シリンダー温度275℃、射出圧力5o
ob/cyL金型温度80℃の条件で%実施例1と同様
の試験片を作製した。実施例1と同様にしてこの試験片
の摺動特性、刀字的特性、熱的特性の各物性を測定した
。結果を表1に示す。この樹脂組成物は実施例1〜4で
得られた樹脂組成物に比較して熱的特性に劣っていた。
実施例5 ナイロン66、分子量100万、密度0.965 f/
lyAの高密度ポリエチレンを無水マレイン酸で変性し
た変性ポリエチレン、平均粒径7μm1重量平均アスペ
クト比10のウオラストナイト、アミノシランカップリ
ング剤およびカーボンブラックを表1に示す配合で添加
、混合した他は実施例1と同様の方法で成形を行ない、
試験片を作製した。実施例1と同様にしてこの試験片の
各物性を測定した。
結果を表1に示す。
実施例6 ナイロン6、分子量80万、密度0.965f/肩の高
密度ポリエチレンを無水マレイン酸で変性した変性ポリ
エチレンおよび平均粒径7μm、Mit平均アスペクト
比10のウオラストナイトを表1に示す配合で添加、混
合した他は実施例1と同様の方法で成形を行ない、試験
片を作製した。実施例1と同様にしてこの試験片の各物
性を測定した。
結果を表1に示す。
実施例7 す(’ ンb 6 m分子量80万、密度0.965 
?/CrAの高f!!j度ポリエチレンを無水マレイン
酸で変性した変性ポリエチレン、平均粒径7μm1重量
平均アスペクト比10のウオラストナイト、重量平均フ
レーク径90μm1重量平均アスペクト比50の白マイ
カおよびアミノシランカップリング剤を表1に示す配合
で添加、混合した他は実施例1と同様の方法で成形を行
ない、試験片を作製した。実施例1と同様にしてこの試
験片の各物性を測定した。
結果を表1に示す。
実施例8 ナイロン12に分子量80万、密度0.965P/cr
Aの高密度ポリエチレンおよび重量平均フレーク径20
 ph重量平均アスペクト比60の白マイカな表1に示
す配合で添加、混合した他は実施例1と同様の方法で成
形を行ない、試験片を作製した。
実施例1と同様にしてこの試験片の各物性を測定した。
結果を表1に示す。
以下余白 〔発明の効果〕 本発明により、摺動特性、力学的性質および熱的性質に
優れた樹脂組成物が提供され、該樹脂組成物は摺動部材
として有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリアミド樹脂30〜93重量%、高密度ポリエチ
    レン1〜22重量%ならびにマイカおよびウオラストナ
    イトから選ばれる1種以上の無機充填剤5〜60重量%
    からなる樹脂組成物。 2、高密度ポリエチレンが極性基を有するモノマーによ
    り変性されていることを特徴とする請求項1に記載の樹
    脂組成物。 3、シランカップリング剤またはチタネート系カップリ
    ング剤が含有されていることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の樹脂組成物。 4、請求項1〜3いずれか1つの項に記載のポリアミド
    樹脂組成物を用いてなる摺動部材。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07300491A (ja) * 1994-05-02 1995-11-14 Nippon Unicar Co Ltd シランカップリング剤組成物
JPH08157714A (ja) * 1994-12-12 1996-06-18 Toyobo Co Ltd ポリアミド樹脂成形物
JP2013056870A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Mitsubishi Chemicals Corp ビスフェノールaの製造方法

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