JPH0750751A - 画像情報の処理及び再生装置 - Google Patents

画像情報の処理及び再生装置

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JPH0750751A
JPH0750751A JP6121160A JP12116094A JPH0750751A JP H0750751 A JPH0750751 A JP H0750751A JP 6121160 A JP6121160 A JP 6121160A JP 12116094 A JP12116094 A JP 12116094A JP H0750751 A JPH0750751 A JP H0750751A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】調整された見え方の印刷を結果とする文書画像
の単純で高速な処理に適した複写または印刷装置を提供
する。 【構成】再生されるべき文書画像に対応するディジタル
画像ドットデータが本装置によって解析され、文書のレ
イアウトが決定されディスプレイに示される。操作者
は、テキストコラムのような特定のレイアウト要素を指
示することによって選択することができ、画像処理ユニ
ットにその要素だけを処理するよう指示する。処理操作
は、カラー印刷、グラデーション調整、移動、拡大/縮
小を含む。この応用に適したレイアウト解析は2つの段
階よりなり、第1の段階において、画像情報は情報を有
する画像ドットのそれぞれ文字、グラフィック要素、写
真等を形成するクラスタに対して探索される。第2の段
階において、クラスタの集合は、文字を表す対象のみ
が、テキストブロック、ライン、及びワードに繰り返し
処理で分割される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像を再生する装置に
関し、操作手段と、画像を表すディジタル画像ドット情
報を供給する手段と、画像ドット情報を格納するメモリ
と、供給された画像ドット情報を処理する手段と、画像
サポート上に処理された画像ドット情報を印刷する手段
とよりなる。本文中の用語「画像ドット情報」は、斜め
ラスタ内に置かれ画像に対応する画素(画像ドット)の
密度値を表す。
【0002】
【従来の技術】この種の装置は一般的に知られている。
それら既知の装置において、文書は光電気的スキャナに
よって走査され、文書画像に対応するディジタル画像ド
ットデータが生成される。それらの画像ドットデータは
メモリに格納され、処理され、印刷される。ディジタル
画像ドットデータはまた、他の装置から供給されても良
く、メモリに格納され、処理後に印刷される。上記の処
理は、例えば、グレイ値のデータをハーフトーンデー
タ、即ち各画像ドットに対してブラック値かホワイト値
かのみ有することができる画像データに変換するなど、
良好な印刷が得られるように画像データを調整すること
を目的とする。
【0003】更に、処理は、操作者の選択に応じて、文
書に印刷された画像の見え方を変えることを目的として
もよい。これは普通編集と呼ばれる。その場合、ディジ
タイジングペンや指示ペンなどの選択手段が、文書の一
領域を指し示すために用いられ、その後、その領域の見
え方を変えるために処理機能の指示が与えられる。従来
の装置の欠点は、処理されるべき領域が、非常に正確に
指示される必要があることである。処理される領域が不
注意に指示された場合、実際には処理されるべきであっ
た部分が容易に省略されることになる。
【0004】本発明の目的は、調整された見え方の印刷
を結果とする文書画像の単純で高速な処理に適した複写
または印刷装置を提供することである。このため、本装
置は、メモリに接続され、ディジタル画像ドット情報を
レイアウト要素に分割する分割手段を有し、操作手段
は、分割の結果をそこから受け取るよう分割手段に接続
され、 −操作者にその結果を表示する手段と −分割を行う間に見出された一つ或はそれ以上のレイア
ウト要素を選択する第1の選択手段と −処理操作を選択する第2の選択手段とを備え、 選択された処理操作に応じて選択されたレイアウト要素
を処理するために処理手段を制御するよう処理手段に接
続されていることを特徴とする。
【0005】分割手段は文書のレイアウトを解析する、
即ち、それらは文書中で、分離した文字、ワード、ライ
ン、テキストブロック、そしてまた写真、グラフィク
ス、などをサーチし、それらの相互の位相幾何的な関係
を決定する。選択手段がテキスト要素の文脈やレイアウ
ト要素間の相互の論理関係を決定することは必要ではな
い。
【0006】決定された文書のレイアウトは、例えば、
ディスプレイ上で操作者に示され、この上で操作者は、
ワードプロセッサ機のディスプレイ上でなされるように
レイアウト要素を選択することができる。この状況で、
獲得されたレイアウトの知識は、選択が適切に進行する
ことを助ける。例えば、操作者がワードを指示した場
合、第一の選択手段もまた、正確にそのワードを選択す
る。そして操作者は、与えられた処理操作を特定し、そ
の処理操作は選択されたレイアウト要素に対して処理手
段により実行される。そのような処理操作は、例えば、
選択されたレイアウトが印刷物上に再生されるグレイ値
スケールや色の調整である。他の処理操作は、よりワー
ドプロッセシングに関係するものであり、レイアウト要
素の方向の変更(回転)や移動などである。このよう
に、編集機能の使い勝手はかなり向上される。
【0007】分割手段で行われるこの種のレイアウト解
析は、様々な方法で遂行される。2つの方法がWill
iam Lamらの「Block Segmentat
ion of Document Images Us
ing the X−Y Tree Approac
h」、TR88−14、Dept of Comput
er Science、 SUNY Buffalo、
NY、June 1988と、Stephen W.L
amの「Reading NewspaperTex
t」Proc.of 10th Internatio
nal Conference on Pattern
Recognition、 New Jersey、
USA、 June 16−21、 1990、 p
p.703−705に説明される。更に、本発明による
装置の発明者らは、第3の異なった方法を開発し、それ
は以下に説明され本発明の一部分をなす。
【0008】William Lamらの文献におい
て、文書ページのレイアウト解析は、トップダウンアル
ゴリズムとボトムアップアルゴリズムの2つの分割アル
ゴリズムに関して説明される。トップダウンアルゴリズ
ムにおいては、x座標またはy座標各々に全ての画像ド
ットを投影し、関連する座標上の位置の関数としてそれ
らの数を数えることによって、垂直及び水平投影プロフ
ァイルが形成される。それらのプロファイルは、プレー
ンカットによって文書ページがレイアウト構造要素の集
合に分割され得るかを判定するために用いられる。プレ
ーンカットは、切断ラインや切断帯に全く或は実質的に
全く画像ドットが存在しないときにのみ行われ得る。
【0009】ある方向へのカットによって形成された文
書ページの各サブブロックが、更に次の操作でもう一方
の方向にカットされた場合、更なるカットが不可能にな
るまで、段階的に更に小さなサブブロックが形成され
る。テキストページの場合、これは個々の文字のレベル
にまで到達したことを意味する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このアルゴリズムの欠
点は、新しい各カットに対して、新しい投影プロファイ
ルを決定するために全ての画像ドットが処理される必要
があり、これはかなりの計算時間を必要とすることであ
る。一方、Stephen W.Lamによる文献で説
明されるボトムアップアルゴリズムの場合、隣接する画
像ドットはまずグループ化され、形成されたグループは
更に、それらが所定の距離より接近しているとき、より
大きな構造を形成するために結合される。問題の構造が
同一の情報特性、例えばテキスト情報、のものである場
合にのみ上記処理は行われる。
【0011】ボトムアップアルゴリズムの欠点は、その
詳細なアプローチのために、大きな構造を認識するのに
困難を伴うことである。例えば、同一の場所で連続した
ラインに発生する狭い境界は、全体として見たときは認
識し易いが、詳細な視点からは完全に見逃されるかも知
れない。そのようなアルゴリズムの他の欠点は、情報の
特性の型に関してグループ構造に割り当てられたラベル
は、分割処理の間、変更することができないことであ
る。例えば、写真中の広告文章は、経験的に写真の一部
として取り扱うのが良いことが分かっているが、変るこ
となく文章として見なされることになる。拡大や縮小、
グレイ値調整、圧縮等の画像処理操作は、当然文章部分
を含めた写真全体に対して行われるべきである。
【0012】
【課題を解決する手段】しかしながら本発明による分割
において、ディジタル画像ドット情報はまず、隣接の情
報を有する画像ドットのクラスタによって形成される対
象に対してサーチされ、その後、カッティング処理が、
ページ画像をブロックに分割するために対象の集合に対
して実行される。これは、処理されるデータ数のかなり
の削減を与え、文書ページの完全な分割処理は、従来技
術で既知の方法よりかなり高速に行われることができ
る。
【0013】ある実施例において、情報(例えば、文
字、写真、グラフィクス)の位置、大きさ、及びタイプ
に関するデータのみが各対象に対して決定される。カッ
トによるレイアウト解析は、文書中のテキスト領域に対
してのみ意味があり、カッティング操作に対して文字を
表す対象のみを用いることによって、文字に対してのみ
に自動的に制限されることができる。
【0014】カッティング操作において用いられる方向
に関して傾いた文書は、レイアウト要素が互いに重なり
合うために、うまくカットされない。従って、カッティ
ング操作の前に、まず対象の集合を傾きに関して検査す
ることが望ましく、傾きがある場合は、対象を移動する
ことによってこの傾きは取り除かれるべきである。本発
明は、添付の図面に関して説明される。
【0015】
【実施例】図1は、文書を電子的に走査するスキャナス
テージ101と、ディスプレイユニット102と、ディ
スプレイ上で位置を指し示す指示要素または光ペン10
3と、2つの部分104と105よりなる制御パネル
と、印刷物を受けとるトレイ106と、そして最後に、
処理ステージ107を備えたディジタル複写機・印刷機
100を示す。この機械は、一つまたはそれ以上の外部
ディジタル画像ドット情報源にケーブル(図示せず)を
介して接続される。当然、マウスのような、ディスプレ
イのカーソルに接続された他の指示要素が、光ペン10
3の代りに用いられても良い。タッチセンシティブディ
スプレイが用いられても良く、操作者は様々な要素を指
で指示することができる。
【0016】ディジタルグレイ値画像情報は、スキャナ
ステージ101で文書を走査することによって得られ、
内部メモリに格納される。必要なら、画像情報は、コン
ピュータやワークステーションなどの外部源から受け取
られ、内部メモリに格納される。ディジタル画像情報
は、ハーフトーン化をかけられ、白か黒かの画像ドット
のラスタパターンの形にされ、用紙に処理ステージ10
7において印刷され、その用紙はトレイ106に排出さ
れる。この種の処理ステージの構成と操作は周知のもの
であり、本発明の一部をなすのではなく、従ってこれ以
上は説明しない。
【0017】制御パネルは、通常の複写と印刷処理のた
めの部分104と、レイアウト解析とそれと一体となっ
た画像処理を操作する部分105とよりなる。この機能
は、図7のパネル105の制御手段に関して詳細に説明
される。制御パネルの部分105は、当然、ディスプレ
イ上に見える画像の形で与えられても良く、パネル上に
示される機能は指示要素で指し示すことによって選択さ
れることになる。
【0018】図2は、ブロック系統図の形での装置10
0の機能的構成を示す。例えば、スキャナ101に対応
する供給ユニット201が、画像メモリ208に接続さ
れる。更にメモリ208に接続されるのは、分割モジュ
ール209、処理モジュール212、及び印刷ユニット
207であり、それら3つの要素はまた操作ユニット2
11に接続される。操作ユニットはディスプレイユニッ
ト102に対応するディスプレイ202と、指示ユニッ
ト103に対応する第1の選択ユニット203と、制御
パネル105に対応する第2の選択ユニット204と、
制御パネル104に対応する装置操作ユニット204と
を有する。分割モジュール209はまた、メモリ210
に接続される。
【0019】分割モジュール209の操作をまず説明
し、装置の他の要素の機能と操作をそれに続いて説明す
る。図3は、文書ページを分割する方法を示すフローチ
ャートである。このフローチャートにおいて、段階2
は、文書ページのドット毎のスキャニングを表す。
【0020】スキャニングによって得られた情報は、段
階4で複数ビットの形の表現に離散化される。段階2と
4は、画像データの生成を示し、実際の分割処理の部分
ではない。これらは、このシステムを通して画像データ
によって占められる経路全体の全体像を与えるために加
えられてある。
【0021】ページ背景に関する明るさ情報は、段階6
で、このページ情報から削除され、情報を有する画像ド
ットやピクセルのみが残る。これは様々な方法によって
行われる。一つの可能な方法は、ページ全体(或いは一
部分)の情報のグレイ値ヒストグラムを作ることであ
る。このヒストグラムにおいて、ヒストグラムの明るい
側にある狭くて高いピークが背景の明るさを表し、これ
を参照してしきい値が決定され、画像情報はドット毎に
これと比較される。明るさがしきい値より低い画像ドッ
トは除去され、従って背景は削除される。
【0022】段階8で、画像情報は2値情報に変換さ
れ、メモリファイル(ビットマップ)に格納される。こ
の変換は、しきい値に参照して行われるが、段階6で得
られたしきい値がこれに用いられることができる。この
場合、段階6と段階8は結合されることができる。この
時点で、処理されるべきデータ数は削減され得る。多く
のスキャナは1ミリメートルあたり約6ドットの解像度
(400dpi)で作動するが、正確な分割のためには
この解像度はしばしば不必要である。実際には、1ミリ
メートル当り2ドットの解像度でさえ十分にしばしば、
良好な結果を与えるようである。この種の低減された解
像度は、例えば、全ての画像ドットからの規則的な選択
によって、例えば、8x8画像ドットの各ブロックから
単一の画像ドットのみを用いること、即ちそれをビット
マップに格納することによって得られる。以下に説明さ
れる更なる手順が、その後この低減された画像ドット集
合に対して遂行される。これが処理速度にかなりの向上
をもたらすことは明らかであろう。
【0023】段階10は次に、結合されたピクセル、即
ち、互いに隣接する画像ドット、または一つ或はそれ以
上の画像ドットを介して結合された画像ドットのクラス
タをサーチする。この種のクラスタを以下、「対象」
(オブジェクト)と呼ぶ。これは例えば、ある画像ドッ
トに3x3画像ドット近傍で隣接する画像ドットを各サ
ーチがカバーする繰り返し処理として実行され得る。
【0024】同時に、従って同一の段階で、長方形枠或
は対象ボックスが、結合された画像ドットの各対象に対
して、その対象を囲むように定義される。この枠の辺
は、水平及び垂直方向(それぞれ文書ページのX及びY
方向)に平行である。これにより作られた各ボックスの
位置は、左上隅と右下隅の点の座標として、メモリファ
イル(対象ファイル)に格納される。その内部にある情
報を有する画像ドットの数もまた、各ボックスに格納さ
れる。
【0025】次の段階12において、各ボックスにラベ
ルが割り当てられ、その大きさと内部に存在する画像ド
ットの数が、ボックス内のその対象が文字、写真、グラ
フィクス、ライン、或はノイズに関するものかどうかを
決定する。この分類法は、実際において適当であると思
われる数多くの経験則に基づく。全ての可能性は、図4
に示される段階的拡張テスト手順において到達される。
連続的テストは丸で囲まれたTで示される。2つの矢印
が各テストから延びて、テストが肯定的回答を与えると
き左への矢印が適用され、否定的回答のときは右への矢
印が適用される。
【0026】このテストは、通常テキストに用いられる
フォント、即ち12ポイント、より幾分大きなフォント
(文字セット)の高さとして定義される基準大きさを用
いる。異常に大きなフォントのテキストが解析される場
合、基準大きさは調節されるべきであるが、実際におい
て、かなり多くの印刷物に対して同一のフォントサイズ
が用いられるので、選択されたこの基準大きさは殆どの
場合適切である。
【0027】テストT1は、検査中の対象ボックスの最
長と最短の辺の比率が大きいかどうか、また最短の辺が
基準大きさの半分より小さいかどうかを判定する。そう
である場合、対象ボックスはラベル「ライン」(l)を
与えられる。テストT2は、対象ボックスの覆いの度
合、即ち、対象ボックス内の情報を有する画像ドットの
数を画像ドットの総数で割ったものを決定する。これが
非常に低い場合、この対象ボックスは「グラフィクス」
(g)として分類される。基準大きさより明らかに大き
く、比較的低い覆いの度合を有する対象ボックスもま
た、「グラフィクス」として分類される。
【0028】テストT3において、残りの対象ボックス
は、小さな対象ボックス(基準大きさの半分の大きさ)
と、大きな対象ボックスに分割される。テストT4にお
いて、小さな対象ボックスは、「ノイズ」(n)(非常
に小さな場合)と、「文字」(k)に分割される。テス
トT3の大きな対象ボックスは、テストT5においてそ
れらの大きさをチェックされる。非常に大きな対象ボッ
クス(基準大きさの3倍より大きい)には、ラベル「写
真」(f)が割り当てられる。
【0029】テストT6において、一方向において基準
大きさより小さくもう一方向において基準大きさより幾
分大きな残りの大きな対象ボックスは、ラベル「文字」
(k)が与えられる。それらはたぶん2つの文字がくっ
ついて一緒になったものである。最後の残りの対象ボッ
クスは、テストT7において、覆いの度合が非常に大き
ければ(小さな)写真(f)に、それ以外は(大きな)
文字(k)に分割される。
【0030】次の段階14、16、及び18で、幾分の
補正がこの分類結果に対して行われる。 段階14:ボックスが写真対象のボックスと重なる文字
対象は、写真対象として再分類される。これは、写真中
のテキストが写真対象と異なった画像処理操作を受ける
ことを防ぐ。
【0031】段階16:文書ページが一つ或はそれ以上
のバーコードを含むとき、上記分類の最中に、あるライ
ンはライン対象として分類され、他のラインは文字対象
として分類されることがあり得る。水平或は垂直に位置
された、一方で文字タイプそして他方でラインタイプの
最低数の連続する対象のセットにおいて、少なくとも所
定の数のライン対象が存在する場合、再分類が行われ、
このセット内の各対象はライン対象として分類される。
【0032】段階18:非常に小さいが、テストT4で
ノイズとして除去されるには大きすぎる対象ボックス
は、重要な情報を含む小さな対象(文字の上のドットや
ダイアエレースなどや、パンクチュエーションマークの
部分としてのドット)と、ノイズのような意味のない小
さな対象とに分割される。ここでのテストの基準は、文
字ボックスがそのような小さな対象から所定の短い距離
内に見つかるかどうかであり、その場合、この小さな対
象と見つけられたその文字ボックスは結合され、新しい
文字ボックスを形成する。
【0033】段階20は次に、画像情報が傾きオリジナ
ルから得られたものであるかどうかをチェックする。こ
の用語は、画像情報が関係する文書ページが、ある角度
回転させられたことを示すために用いられる。この角度
は傾き角度と呼ばれる。文書ページのテキストの左マー
ジンの認識に基づいた傾き角度決定の正確な方法は、図
6を参照して後で説明される。
【0034】傾き角度の場合、次の段階22は、対象ボ
ックスのセットを再方向付けする。ボックスの再方向付
けは、ある固定点の周りで、各対象ボックスの左上隅の
点を傾き角度に反対の角度回転することで行われる。そ
のような対象ボックスの他の隅の点は、等しいずれを受
けるので、対象ボックスの方向はこの変換の間に変化し
ない。
【0035】段階22は、ビットマップからの関連対象
トラベルを有する正しく方向づけされた対象ボックスの
セットを構築するための方法の段階を完了する。文字と
して分類された対象が段階24で選択され、段階26が
テキスト部分のレイアウト構造を生成する際にテキスト
ブロック、ライン、及びワードを決定する。文字ボック
スのみの選択は、他のボックスはこの決定において単に
取り除かれ、レイアウト構造の決定を阻害する撹乱要因
として働くことができないことを意味する。
【0036】段階26において、文書ページはカットさ
れ、X方向とY方向へのカットを交互に適用することで
長方形に分割される。文字対象を全て含む最小の長方形
(ページブロック)から始めて、各ブロックは、X方向
かY方向にカットが行われ得る場所でより小さなブロッ
クに分割される。カットされるブロックにおけるX方向
のカットは、一つも文字対象が存在しない定義された幅
の水平領域の地点に位置される。
【0037】同様に、Y方向のカットは、ブロック内
で、一つも文字対象が存在しないある幅の垂直領域の存
在地点で行われる。X方向とY方向のカットは交互に遂
行される。従って水平カットの結果として形成されたブ
ロックは次に垂直にカットされる。ブロック内でX方向
及びY方向のカットが行われ得ない場合、終点ブロック
が見つかったことになる。カットが満足する幅を変える
ことによって、このような終点ブロックは、段落、テキ
ストのライン、ワード、或は文字を表すことができる。
カット遂行可能な場所の探索開始時に、例えばテキスト
がコラム配置された場合に起こり得るように、カットが
水平方向に行われ得ないときであっても、例えば水平な
どの所定の方向にまずサーチが行われ、次に垂直方向に
行われることが銘記されるべきである。
【0038】例えば、ブロックBの垂直カットの決定を
図5に参照して説明する。ブロックBが存在する文書ペ
ージPが、文字対象ボックスb(i)によって形成さ
れ、ここでiはゼロ(左上隅)からn(ページの右下
隅)まで含める。各ボックスの左上隅と右下隅の座標は
メモリの対象ファイルに格納される。ブロックBは、対
象ボックスb(j)によって形成され、ここでjはpか
らqまでであり、pとqはゼロからnの間である。
【0039】ブロックBの各対象はまず、左上隅からX
座標の増加順に従って、そして一定のX座標に対し左上
隅からY座標の増加順に従ってソートされる。標準アル
ゴリズムがこれに対して用いることができる。対象ボッ
クスが更にb’(i)で示される結果としてのシリーズ
は、従って、最も左に位置されるボックスで始まり、異
なったボックスが正確に同一のX座標を有する場合、そ
れらの内の最も上のボックスで始まる。
【0040】このシリーズの各後続する対象ボックスに
対して、このシリーズの最小のエンベロープ長方形O、
即ち、シリーズの全ての対象ボックスをちょうど含むx
座標とy座標に平行な辺を有した長方形が決定され、該
対象ボックスの左端とその前の対象ボックスに関連付け
られたエンベロープ長方形との水平距離wが計算され
る。
【0041】この距離wが所定の基準値Wより大きくな
い場合、エンベロープ長方形Oは新しい対象ボックスを
含むように拡張され、後続の対象ボックスが検討され
る。一方、距離wが基準値Wより大きい場合、前の対象
ボックスに関連付けられたエンベロープ長方形Oは閉じ
られ、新しいエンベロープ長方形O’が新しい対象ボッ
クスの周りに形成される。これは図5に示されており、
ここでb’(j)はエンベロープ長方形Oの最後の対象
ボックスであり、対象ボックスb’(j+1)はエンベ
ロープ長方形OからWより大きな水平距離w離れてい
る。閉じたエンベロープ長方形Oは、ブロックBのサブ
ブロックとして取り扱われる。
【0042】このようにして、ブロックBは一つ或はそ
れ以上のサブブロックに分割される。説明された前ソー
ティングの結果として、対象ボックス処理順は最適であ
り、サブブロックへの分割は非常に高速に行われる。垂
直カットによるブロックBのサブブロックへの分割の
後、各サブブロックは次に水平カットによってより小さ
なブロックに分割される。これは、垂直カットに関して
説明されたのと同様に、次のように進行する。
【0043】上述の分割操作からのサブブロックOの水
平カットの手順は、再び、今度は左上隅のY座標の増加
順に従った、そして一定のY座標に対して左上隅のX座
標の増加順に従ったサブブロックの対象ボックスのソー
ティングで始まる。結果としての対象ボックスのシリー
ズは上端のボックスで始まり、異なったボックスが全く
同一のY座標を有する場合は、それらのボックスの内の
最も左のボックスで始まる。
【0044】次に、このシリーズの最小のエンベロープ
長方形が、このシリーズの後続する各対象ボックスに対
して決定され、その対象ボックスの下端と前の対象ボッ
クスに関連付けられたエンベロープ長方形との間の垂直
距離hが計算される。距離hが所定の基準値Hより大き
くない場合、エンベロープ長方形は新しい対象ボックス
もまた含むように拡張され、後続の対象ボックスが検討
される。
【0045】一方、距離hが基準値Hより大きな場合、
前の対象ボックスに関連付けられるエンベロープ長方形
は閉じられ、新しいエンベロープ長方形が新しい対象ボ
ックスの周りに形成される。閉じられたエンベロープ長
方形は、サブブロックOのサブブロックとして取り扱わ
れる。基準値WとHとの選択はカットの結果を支配し、
カットのレベルと対象ボックスのサイズに対して調節さ
れるべきである。例えば、文書ページがテキストコラム
に分割されるとき、Wの値は対象ボックスの平均幅の3
倍として選択され、テキストラインのワードへの分割に
対しては、ライン内のボックス間平均距離の1.5倍と
される(処理の間これはライン毎に計算される)。それ
らの値は実験的に決定される。
【0046】X及びY方向へのカットはまた、段落、テ
キストコラム、ライン等の文書ページのレイアウト構造
の隅の点を支配する。結果としてのレイアウト構造は、
ツリー構造にしたがって階層的に表現される。画像デー
タが傾き文書から来ているかどうか、そして、その場合
には傾き角度の大きさを決定する方法が、図6に参照し
て詳細に説明される。この方法は図3で段階20におい
て用いられる。
【0047】この方法は左マージンの位置を決定し、そ
うする際に、対象ボックスファイルの文字タイプの対象
ボックスを用いる。このファイルは、全ての対象ボック
スをその左上隅と右下隅の座標と共に含む。以下の記述
がボックスと言うとき、それは文字対象ボックスを表
す。この方法は3つの段階で行われる: −各ライン内で最も左に位置されるボックスを探索、 −このセットから、マージンに実際に属するボックスを
選択、 −マージンの方向から傾き角度を計算。
【0048】傾き角度が決定されたなら、対象ボックス
ファイルは変換され、内部のデータは位置ぎめされた文
書に関連付く。この方法の第1の段階は、ボックスを、
それらの左上端のX座標の増加順に従って、そして一定
のX座標に対してY座標の増加順に従ってソートするこ
とで始まる。これは図6に示され、ここで傾いたテキス
トの一部は、反時計方向に回転されて示される。各文字
はボックスを備え、数多くのボックスが11から17ま
でソートされた順番に番号付けられている。
【0049】それらのボックスは読み出され、リストに
すでに含まれるボックスと、或はそのボックスと上のボ
ックスとの間のホワイトスペースと、重なりがない場合
に同一の順でリストに含まれる。これは、新しいボック
スによって占められるY座標上のセグメントと、既に含
まれる与えられたボックスの右下隅のY座標と、そのす
ぐ上に位置される既に含まれるボックスの右下隅のY座
標とによって常に制限されるY座標上のセグメントとを
比較することによって行われる。ラインの第2の及び後
続の文字は、傾き位置の場合でさえ常に第一の文字と重
なるので削除され、完成した時、リストは各ラインの第
1のボックスのみを含む。ボックス16はボックス11
と重なり合いそれ故リストに含まれないので、リストの
最初の要素は、図6において11、12、13、14、
15、17等によって形成される。
【0050】このリストのボックスは、次に、左上隅の
Y座標の値の増加順に従って再ソートされる。次にそれ
らはリストから一つずつ読み出され、それらの左上隅か
らリストの次のボックスの左上隅への方向ベクトルが、
それらのX及びY座標の差dx及びdyから計算され
る。これは図6に示されており、ここで矢印は常に方向
ベクトルを表す。この方向ベクトルが前のボックスのも
のと比較され、その方向が値Vより大きくはずれない場
合、マージンが見つけられた可能性がある。例えば、引
っ込められた段落の場合のように、一つのページにたま
たま一つ以上のマージンが存在する場合がある。連続す
る2つのテキストラインで一致する位置にある2文字間
のX方向の所定の最大許容ずれから始まり、方向ベクト
ルが計算される2つのボックス間のY座標の差の関数と
して、値Vは各ボックスに対して再計算される。
【0051】この背後にあるアイデアは次のようであ
る。テキストが完全に位置合わせされているときであっ
ても、上下に位置された2つの文字間で、Xの位置には
微妙な違いがある。それらの違いは、傾き位置によって
増加される。これは、形の違いによる。最大ずれは全て
のラインに対して同一、例えば3画像ドット、とされ
る。例えば35画像ドットのライン間隔に基づいて、最
大ずれは2連続ラインに対して4.9゜であるが、3ラ
インにわたっては1.6゜だけである。従って、方向ベ
クトルが計算される2つのボックスがY方向に互いから
離れるにしたがって、Vの値は比例的に小さくなる。
【0052】リストのボックスの解析の後、許容値V以
内で等しい方向ベクトルを有するボックスの最長の列の
探索が行われ、これがマージン(の一部)と見なされ
る。この列の2つの端点から、列の外にありマージン上
に位置する他のボックスの探索が行われる。これは、例
えば、引っ込められた段落がページの中間に存在する場
合に意味がある。そして、同一のマージン上、引っ込め
られた段落の上と下に、2つのページ部分が存在する。
列の最も下のボックスからその下のボックスへ方向ベク
トルがまず決定され、それが許容値V内でマージンボッ
クスの方向ベクトルに等しいかどうかチェックされる。
等しくない場合(検査された最初のボックスに対しては
確実にそうである)、その下のボックスが検査され、そ
の方向ベクトルが許容値V以内にくるボックスが見つけ
られるまで続けられる。このボックスは再びマージン上
に存在するのであり、マージンボックスの列に含められ
る。同様に、マージンボックスの列からもう一方の方向
に、他のマージンボックスの探索が行われる。
【0053】全てのマージンボックスが見つけられたと
き、それらの左上隅を通る直線が(最小自乗法によっ
て)引かれ、傾きはその直線の方向から計算される。実
際には、この方法で約0.2゜まで正確に傾きを決定す
ることができる。メモリ208(図2)の画像データの
処理は、レイアウト解析と関連付けて、制御パネル10
5を示す図7に参照してここに説明される。
【0054】文書のディジタル画像ドット情報は、装置
の内部メモリ208に格納された後、分割モジュールに
よって自動的に分割される。結果としてのレイアウト構
造はメモリ210に格納される。この構造は、全ての文
字対象ボックス及びブロック、ライン、ワードのような
テキスト対象ボックスによって形成されたより高い要素
の全ての位置を、他の全ての対象ボックスの位置とタイ
プに加えて更に保持する。
【0055】対象ボックスも描かれる文書画像は、必要
なら縮小され、ディスプレイユニット102のディスプ
レイに示される。光ペン103を用いて、操作者はディ
スプレイ上で要素を指示することができる。操作者は、
制御パネル105(図5)のキーの内の一つの「セレク
ションレベル」と示されているキーによって、選択した
い要素を指示することができる。操作者が「ワード」キ
ーを押し、光ペンによって(テキスト)対象ボックスを
指示すると、メモリ210は、指示された対象ボックス
が部分を形成する「ワード」タイプの要素を探索する。
この要素は、ディスプレイに枠で囲まれた形で、或は目
立つように現れる。同様に、「ブロック」キーと「ライ
ン」キーは、それぞれ「ブロック」と「ライン」タイプ
の要素を意味し、一方「オブジェクト」と「ページ」
は、それぞれ単一の対象ボックスとページ全体を意味す
る。最後に、エリアキーは、光ペンの動きに追随する大
きさの長方形枠(パーソナルコンピュータ技術で「ラバ
ーバンディング」として知られる)を選択するために用
いられる。
【0056】レイアウト要素が選択されると、制御パネ
ルの右の「オペレーション」と示されるシリーズから、
処理モジュール212によって処理されることができ
る。「セットカラー」が選択されると、選択された要素
は異なった色で印刷される。「アップ」及び「ダウン」
キーは、数多くの利用可能な色から一つを選ぶために用
いられる。可能な選択に関する情報は、ディスプレイに
現れる。処理モジュール212は、印刷ユニット207
に画像の適切な部分を要求された色で印刷するよう指示
するため、選択されたレイアウト要素の画像ドットデー
タにメモリ208内でコードを付ける。
【0057】「セットコントラスト」は、選択された要
素に対して印刷の再生特性(グラデーション)を制御す
るために用いられ、「アップ」及び「ダウン」キーはそ
れぞれ再生をよりハード及びよりソフトにする。これ
は、例えば、元の画像が明確な画像を与えるのに十分な
コントラストを有していない場合に重要である。その場
合処理モジュール212は、ハーフトーン化操作の間
に、印刷目的のためにグレイ値画像データから2値(ホ
ワイト/ブラック)画像データへの異なった変換関数を
選択する。
【0058】選択された文書は、「リサイズ」操作で拡
大及び縮小されること(「アップ」及び「ダウン」キー
を用いて)ができ、一方、「インバート」はそれを反転
して印刷するために用いられ、「ローテイト」はそれを
画像中で回転(回転角は「アップ」及び「ダウン」キー
で選択できる)するために用いられる。「カット」&
「ペースト」の項は、選択された文書の位置で操作を実
行するキーを含む。「デュプリケート」の場合、選択さ
れた要素は、光ペンで指示された場所にコピーされる。
「ムーブ」で、選択された要素はディスプレイ上を移動
され(「ドラッグされ」)、一方選択された要素は、
「リムーブ」で画像から削除される。
【0059】最後に、「インクルード」の見出しは、外
部源から画像データをロードする「ロード」キーと、文
書ページを生成する「クリエートページ」キーとを含
み、ここで生成されたページに対しては「カット&ペー
スト」の見出しキーを使用することができる。この最後
の機能の場合、空のページ画像が、既に選択されたペー
ジの隣にディスプレイ上に表示され、例えば切抜きニュ
ースシートなどの新しい画像を生成するために、この選
択されたページからのレイアウト要素は空の画像に移さ
れることができる。
【0060】上述の機能は、再生装置を備えるコンピュ
ータによって遂行される。レイアウト要素の処理に要求
されるプログラミングは、コンピュータ及びPC技術に
良く知られており、従って、ここで詳細には説明されな
い。本発明は、実施例の上記記述に関して説明された
が、当業者にって、他の具体化が付記請求の範囲内でな
されることは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディジタル画像情報に関する再生
装置を示す図である。
【図2】図1の装置の機能的構成のブロック系統図であ
る。
【図3】文書ページを分割する方法の流れ図である。
【図4】対象ボックスの分類手順を示す系統図である。
【図5】分割されるページの部分を示す図である。
【図6】傾きテキストの部分を示す図である。
【図7】図1に示される再生装置の制御パネルを示す図
である。
【符号の説明】
100 ディジタル複写機/印刷機 101 スキャナステージ 102 ディスプレイユニット 103 光ペン 104,105 制御パネル部分 106 トレイ 107 処理ステージ 201 供給ユニット 202 ディスプレイ 203 第1の選択ユニット 204 装置操作ユニット 205 第2の選択ユニット 207 印刷ユニット 208 画像メモリ 209 分割モジュール 210 メモリ 211 操作ユニット 212 処理モジュール

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作手段と、画像を表わすディジタル画
    像ドット情報を供給する手段と、画像ドット情報を格納
    するメモリと、供給された画像ドット情報を処理する手
    段と、画像サポート上に処理された画像ドット情報を印
    刷する手段とよりなる画像再生装置であって、 メモリに接続され、ディジタル画像ドット情報をレイア
    ウト要素に分割する分割手段を有し、 前記操作手段は、 分割の結果を受け取るよう分割手段に接続され、 操作者に該結果を表示する手段と、 分割を行う間に見出された一つ或はそれ以上のレイアウ
    ト要素を選択する第1の選択手段と、 処理操作を選択する第2の選択手段とを備え、選択され
    た処理操作に応じて選択されたレイアウト要素を処理す
    るために前記処理手段を制御するよう前記処理手段に接
    続されていることを特徴とする画像再生装置。
  2. 【請求項2】 前記処理操作はグレイ値スケールを変化
    させることよりなる請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記処理操作は前記画像サポートへの印
    刷の色を変化させることよりなる請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記処理操作は方向を変化させることよ
    りなる請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記処理操作は位置を変化させることよ
    りなる請求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記分割手段は、情報を有する隣接画像
    ドットのクラスタによって形成される対象に対するディ
    ジタル画像ドット情報をサーチするよう適合され、第1
    と第2の所定の方向に交互に行うカッティング操作によ
    って、連続的な操作で対象の組を限りなく小さなブロッ
    クに分割する請求項1記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記分割手段は、該方向に平行な辺を有
    する以後対象ボックスと呼ばれる枠を各対象に割り当
    て、各対象に対して前記対象ボックスの位置データをメ
    モリに格納する請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記分割手段は、対象ラベルを対象に割
    り当て、該対象ラベルは該対象の情報の型を表している
    請求項6或は7記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記分割手段は、該カッティング操作に
    おいて所定の対象ラベルを有する対象を用いる請求項8
    記載の装置。
  10. 【請求項10】 該所定の対象ラベルは、対象が文字を
    表すことを示すラベルである請求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記分割手段は、前記カッティング操
    作の前にまず、カッティング方向に関してページ画像が
    傾いているかどうか、傾いている場合どれだけ傾いてい
    るかを決定し、傾き角度の回転に応じて対象の位置デー
    タを適合させることで対象の組を整列させる請求項6乃
    至10のうちいずれか一項記載の装置。
  12. 【請求項12】 第1と第2の所定の方向に交互に行う
    カッティング操作によって、順次の操作でページ画像を
    限りなく小さなブロックに分割することよりなり、ディ
    ジタル画像ドット情報の形のページ画像をレイアウト要
    素に分割する方法であって、 情報を有する隣接画像ドットのクラスタによって各々形
    成される対象がまずディジタル画像ドット情報内でサー
    チされ、 前記対象が該カッティング操作において基本要素である
    と考えられることを特徴とする方法。
  13. 【請求項13】 各対象は、該方向に平行な辺を有する
    以後対象ボックスと呼ばれる枠を割り当てられ、該枠は
    ちょうど前記対象を囲み、ページ内の対象の位置を決定
    するために画像情報は該対象の対象ボックスの位置から
    取り出されることを特徴とする請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 対象は、その対象の情報の型を表す対
    象ラベルを割り当てられることを特徴とする請求項12
    或は13記載の方法。
  15. 【請求項15】 所定の対象ラベルを有する対象のみ
    が、該カッティング操作に用いられる請求項14記載の
    方法。
  16. 【請求項16】 該所定の対象ラベルは、対象が文字を
    表すことを示すラベルである請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 カッティング操作は、第1のサブブロ
    ックの対象が隣接するサブブロックから所定の距離より
    も離れていることを基準として、ブロックをサブブロッ
    クに分割することを特徴とする請求項12乃至16のう
    ちいずれか一項記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記カッティング操作の前にまず、カ
    ッティング方向に関してページ画像が傾いているかどう
    か、傾いている場合どれだけ傾いているかを決定し、傾
    き角度の回転に応じて対象を置き換えることでページ画
    像をまず位置合わせすることを特徴とする請求項12乃
    至17のうちいずれか一項記載の方法。
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