JPH075074A - 光学性能評価測定装置 - Google Patents

光学性能評価測定装置

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JPH075074A
JPH075074A JP16964593A JP16964593A JPH075074A JP H075074 A JPH075074 A JP H075074A JP 16964593 A JP16964593 A JP 16964593A JP 16964593 A JP16964593 A JP 16964593A JP H075074 A JPH075074 A JP H075074A
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routine
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JP16964593A
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Kotaro Hosaka
光太郎 保坂
Masayuki Iino
正行 飯野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定光学系のMTF等の光学性能を高精度に
求めることができる光学性能評価測定装置を得ること。 【構成】 投影手段に設けたテストパターンを測定光学
系により受光手段に投影し、該受光手段で得られたテス
トパターン像を利用して演算手段により該測定光学系の
光学性能を評価する際、該投影手段は光源からの光束を
光ファイバーで導光し、該光ファイバーの射出面からの
光束により該テストパターンの一部又は全部を照明する
照明系を有していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学性能評価測定装置に
関し、特に投影手段に設けたテストパターンを撮影レン
ズ等の測定光学系により受光手段やスクリーン等の所定
面上に投影し、所定面上に投影したテストパターン像を
用いて測定光学系の解像力やMTFそしてOTF等の光
学性能を評価するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来より撮影レンズ等の測定光学系の光
学性能を評価する装置では、投影手段に設けたテストパ
ターンを測定光学系により受光手段やスクリーン面等の
所定面上に投影し、所定面上に投影したテストパターン
像を用いて行なっている。テストパターンは投影手段に
設けた照明系からの光束で照明している。照明系として
は、例えば図61に示すような構成より成っている。
【0003】図61においては、光源ランプ5101か
らの光束をコンデンサーレンズ5102,5103,5
104,5105で集光し、これによりテストパターン
5106全面を均一に照明している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の光学性能評価測
定装置において、テストパターン(チャート)5106
の面積が大きくなったときには、同じN.Aを維持しつ
つチャート全面を均一に所定の照度で照明する為にはコ
ンデンサーレンズの有効径を大きくする必要があった。
一般にコンデンサーレンズの有効径を大きくすると装置
全体が大型化し、又光源ランプからの光束を集光する能
力が同じ場合には、光量が低下してくるという問題点が
生じてくる。
【0005】本発明は投影手段に設けた照明系からの光
束で照明したテストパターンを測定光学系により受光手
段やスクリーン面等の所定面上に投影し、該所定面上の
テストパターン像を用いて該測定光学系の光学性能を評
価する際、テストパターンの面積が大きくなっても装置
全体の小型化を図りつつ、該テストパターンを効率的に
照明することのできる光学性能評価測定装置の提供を目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の光学性能評価測
定装置は、 (1−1)投影手段に設けたテストパターンを測定光学
系により受光手段に投影し、該受光手段で得られたテス
トパターン像を利用して演算手段により該測定光学系の
光学性能を評価する際、該投影手段は光源からの光束を
光ファイバーで導光し、該光ファイバーの射出面からの
光束により該テストパターンの一部又は全部を照明する
照明系を有していることを特徴としている。
【0007】特に、前記投影手段は前記光ファイバーの
射出面が前記テストパターン面と平行な面内において移
動可能となる移動機構を有していることや、前記移動機
構は前記光ファイバーへ射出面が複数の位置に移動可能
となる自動移動機構より成り、前記投影手段は該光ファ
イバーの射出面の複数の移動位置を記憶するティーチン
グ機構と、該光ファイバーの射出面を該複数の移動位置
に順に移動させる移動制御機構を有していることを特徴
としている。
【0008】(1−2)投影手段に設けたテストパター
ンを測定光学系により所定面上に投影し、該所定面上に
投影したテストパターン像を用いて該測定光学系の光学
性能を評価する際、該投影手段は光源からの光束を周囲
に少なくとも1つのリミットセンサーを設けた光ファイ
バーで導光し、該光ファイバーの射出面からの光束によ
り該テストパターンの一部又は全部を照明する照明系と
該光ファイバーの射出面が該テストパターン面と平行な
面内において移動可能な移動機構とを有していることを
特徴としている。
【0009】
【実施例】図1〜図53を用いて本発明をMTF(OT
F)測定装置に適用したときの実施例を例にとり説明す
る。図1は光学性能評価測定装置を構成する受光手段1
00の概略図、図2,図3は光学性能評価測定装置を構
成する投影手段200の概略図、図4,図9は光学性能
評価測定装置の概略図、図5,図6は受光手段100の
一部分の説明図、図7,図8は投影手段200の一部分
の説明図、図10は光学性能評価測定装置の要部ブロッ
ク図である。
【0010】図1において、101は被測定光学系(不
図示)によって投影された像(テストパターン像)をス
キャニングして受光素子に取り込む受光部、102は受
光部101を上下移動及び回転させる機構部、103は
受光部101を搭載した機構部102が移動するガイド
が設けられて左右に移動する支柱部、104は支持部1
03を左右に移動させるモーター、105は支持部10
3が移動するガイドが設けられたベース部、106と1
07は支持部103が移動する範囲に人及びその他のも
のが進入したときに全ての動きを停止させる光電スイッ
チを利用した安全装置、108はミラー回転用モーター
のドライバー、109は受光部101の電気配線用中継
BOX、110及び111はフォトマル用アンプBOX
である。
【0011】図2において、201は投影部本体を上下
に移動させるモーター、202は被測定光学系(不図
示)を設置するマウント、203は投影部の受光部に対
する光軸をだすためのレーザー、204は投影部の電気
配線用中継BOX及び投影台上下移動用モーターのドラ
イバーである。
【0012】図3において、301は光源BOX、30
2は投影部本体のベース、303は投影部本体を上下に
あおるハンドル、304は光源のランプ電圧を調整する
電源BOX、305は投影部全体を移動させる電動式の
自走移動機構、306は投影部本体を上下に移動させる
移動機構の起動スイッチ、307は投影部本体が上下に
移動するためのガイド、308は自走移動機構305に
よって投影部全体を移動させた後投影部全体を固定する
ための固定足、309は被測定光学系で測定する光学レ
ンズ等をここに装着する。
【0013】装着部310はステージ群であり、測定光
学系やテストパターン、そして照明用の光ファイバー等
のアライメントを行っている。
【0014】図5において、501は結像面に配置した
スリットで被測定光学系によって結像したスリット像を
走査するための走査用の回転ミラー、502は回転ミラ
ー501を回転させるモーター、503はミラー回転用
モーター502と回転ミラー501を接続し回転力を伝
えるフレキシブルジョイント、504は被測定光学系に
よって結像された像を目視にて観察するためのスクリー
ン、505は回転ミラー501の回転時のバランスをと
るためのオモリ、506は迷光が受光素子に回りこまな
いようにするためのマスク、507は走査用の回転ミラ
ー501と対になって被測定光学系によって結像した像
を走査する走査スリット、508は投影部に搭載された
チャートの測定対象とするスリットと被測定光学系と走
査用スリット507との光軸を出すためのダブルスリッ
ト、509は光軸出し用ダブルスリット508を通った
光を受ける光軸アライメント用のフォトマル、510は
走査用スリット507を通った光を受ける測定用フォト
マル、511は回転ミラー501の回転角度を読み取り
被測定光学系による像をデータ処理系に取り込むタイミ
ングを取るためのアブソリュートエンコーダ、512は
アブソリュートエンコーダ511と回転ミラー501を
直結するカップリング、513は像観察用スクリーン5
04の位置を調整するステージ、514は光軸出し用ダ
ブルスリット508の位置を調整するステージ、515
は走査用スリット507の位置を調整するステージであ
る。
【0015】図6において、601,602は受光部内
部を保護し遮光するカバー、603は走査用スリットを
ワンタッチで交換するためのスリット押えレバー、60
4は投影部と受光部の光軸を出すために受光部から投光
されたレーザー光を反射するミラーで測定時は取り外
す。
【0016】図7において、701は被測定光学系によ
って投影されるスリットが切ってあるチャート、702
はチャート701を照明する光を光源BOXから導く為
の光ファイバー、703は光ファイバー702をチャー
ト701の面に対して上下に移動させるためのYステー
ジ、704は光ファイバー702を上下に移動させるY
軸用エンコーダ付のY軸のDCモーター、705は光フ
ァイバー702をチャート701の面に対して左右に移
動させるためのXステージ、706は光ファイバー70
2を左右に移動させるX軸用エンコーダ付のX軸DCモ
ーター、707はチャート701と光ファイバー702
とYステージ703とY軸DCモーター704とXステ
ージ705とX軸DCモーター706とを前後左右に傾
けるためのゴニオステージ、708はスぺーサであり、
それより上の構造物体の高さを調整している。
【0017】709はチャート701と光ファイバー7
02とYステージ703とY軸DCモーター704とX
ステージ705とX軸DCモーター706とゴニオステ
ージ707とを電動にて光軸方向に微調移動させる微動
Zステージ、710は微動Zステージ709を駆動する
エンコーダ付のDCモーター、711はチャート701
と光ファイバー702とYステージ703とY軸DCモ
ーター704とXステージ705とX軸DCモーター7
06とゴニオステージ707と微動Zステージ709と
微動ZDCモーター710とを鉛直方向に対して直交す
る平面内で回転移動させるためのθステージ、712は
ステージであり、それより上方の構造物体を水平面内で
光軸と垂直方向に移動させている。
【0018】713はチャート701と光ファイバー7
02とYステージ703とY軸DCモーター704とX
ステージ705とX軸DCモーター706とゴニオステ
ージ707と微動Zステージ709と微動ZDCモータ
ー710とθステージ711とを光軸方向に粗調移動さ
せるための粗動Zステージ、203は図2におけるレー
ザー203と同じで光軸調整をおこなうためのレーザ発
光装置、202は図2のマウント202と同じで被測定
光学系を搭載するマウント部、716はレーザ発光装置
203とマウント部202とを前後に傾けるゴニオステ
ージ、717はレーザ発光装置203とマウント部20
2とゴニオステージ716とを鉛直方向に対して直交す
る平面内で回転移動させるためのθステージ、718は
投影機構本体全体を鉛直方向に対して直交する平面内で
回転移動させるためのθステージである。
【0019】本実施例では以上のように、光ファイバー
702の射出面をチャート701面に平行な面内で移動
可能としている。これによりチャート701の面積が大
きくなっても装置全体の大型化を防止しつつ、チャート
面701を均一にしかも光量の損失を少なくしつつ効率
的に照明している。
【0020】図8において、801は光源ランプ、80
2,803,804,805は各々光学レンズで光源ラ
ンプ801の光を集めるコンデンサーレンズの役割を果
たす、702は図7における光ファイバー702と同じ
でレンズ802,803,804,805によって集め
た光をチャートに導くための光ファイバー、807はタ
ーレット式の光学フィルターホルダー、808はフィル
ターホルダー807を回転させてフィルターを交換する
ためのモーター、809はランプを冷却するためのファ
ン、810はランプの高さを調整するスライド、811
はランプの左右位置を調整するスライドである。
【0021】図9において、901は作業台兼用の電装
ラック、902は制御用コンピュータ、903は投影部
側の各種モーター用のモータードライバー、904は受
光部側の各種モーター用のモータードライバー、905
はデータ収集装置、906は被測定光学系の回転角度表
示及びチャートの微動Z軸移動量を有する表示装置、9
07はデータ処理用コンピュータ、908はデータ処理
用コンピュータ907の画面表示装置、909はデータ
処理用コンピュータ907の外部記憶装置、910は測
定結果等のグラフなどを描くプロッター、911は測定
結果等の数値を印字するプリンター、912は受光部に
投影された像をリアルタイムでモニターするためのオシ
ロスコープ(リアルタイム表示器)、913は操作盤、
914は各種インターフェイスボード及び各種パルス発
生ボード等の入ったラックである。
【0022】本実施例では各要素902,907,90
9等は演算手段の一要素を構成している。
【0023】図10において、1001は受光部の各部
分に搭載されている各種装置センサ、1002は投影部
の各部分に搭載されている各種装置センサ、1003は
投影台の上下用モーター、1004は受光部に搭載され
ている各種モーター、1005は投影部に搭載されてい
る投影台上下用モーター1003以外の各種モーター、
1006はデータ取り込み及び位置合わせ用の受光素子
であるフォトマル、1007は光源センサー、1008
はスキャニング用のミラーの回転角度を出力するエンコ
ーダー、1009は光源ランプ、1010はスキャニン
グ用ミラーを回転させるモーター、1011は操作盤、
1012は受光部の電気配線用中継BOX、1013は
投影部の電気配線用中継BOX、1014は投影台上下
用モーター1003のドライバー、1015はフォトマ
ル1006を動作させるためのフォトマルアンプBO
X、1016はミラー回転角検出用エンコーダー100
8の出力をつなぎこむエンコーダー用インターフェイス
ボード、1017はミラーモーター1010を駆動させ
るミラーモーター用ドライブユニット、1018は信号
配線の並び変えや電圧等の変換を行う変換ユニット、1
019は受光部の各種モーターを駆動するための受光部
モーター用ドライバー、1020は投影部の各種モータ
ーを駆動するための投影部モーター用ドライバー、10
21はフォトマルアンプBOX1015からの測定信号
をエンコーダーインターフェイスを介して取り込まれる
ミラーエンコーダー1008の信号に同期して取り込む
ためのデータ収集装置、1022は光源ランプ1009
の電源電圧を変化させるための光源用電源ユニット、1
023は操作盤用インターフェイスボード、1024は
制御用信号の入出力を行う制御用インターフェイスボー
ド、1025は受光部用各種モーターの駆動パルスを発
生させるパルス発生ボード、1026は投影部用各種モ
ーターの駆動パルスを発生させるパルス発生ボード、1
027はデータ収集装置1021から測定データを入力
するデータ収集装置インターフェイス、1028は光源
用電源ユニットへ設定電圧を出力する光源電源用インタ
ーフェイス、1029は被測定光学系を搭載するマンウ
ントの回転角度を表示するレンズ回転表示ユニット、1
030はチャートが搭載している微動Z軸の位置を表示
するチャートZ軸表示ユニット、1031は操作盤をは
じめとする各種の信号や各種モーターの駆動さらには測
定データの取り込み等を制御する制御用コンピュータ、
1032はフォトマルでとらえた測定信号波形をリアル
タイムで表示するためのオシロスコープ、1033は測
定したデータを制御用コンピュータ1031を介して受
け取りMTFあるいはOTPをはじめとする各種の演算
をおこない結果をモニターやプロッターあるいは外部記
憶装置に出力するなどといった処理を行うためのデータ
処理用コンピュータ、1034は測定結果や計測用の設
定値等を表示するためのモニター、1035は装置のプ
ログラムや測定結果などを記憶しておくための外部記憶
装置、1036は測定結果のグラフを描くためのプロッ
ター、1037は測定結果等の数値を印字するためのプ
リンターである。
【0024】次に本実施例の各種の動作を図11〜図5
3のフローチャートを用いて説明する。
【0025】図11は制御コンピュータ処理フローのメ
インルーチンである。
【0026】図11において、1101は制御コンピュ
ータの初期データの読み込み及び制御対象を初期化する
初期化処理ルーチン(以下「処理ルーチン」を単に「処
理」ともいう。)、1102は操作盤の各スイッチ状態
を取り込んでスイッチ状態に従って各処理を行う操作盤
スイッチ取り込み処理ルーチン、1103はデータ処理
用コンピュータと設定データの送信及び受信を行う設定
データ通信ルーチン、1104はデータ処理用コンピュ
ータから受信した設定データの内容を調べ設定データに
従って各処理を行う設定データ処理ルーチンである。
【0027】図12,13,14,15は制御コンピュ
ータ処理フローの操作盤スイッチ取り込み処理ルーチン
で図11における処理1102の処理内容である。
【0028】図12,13,14,15において、12
01は線像強度分布のリアルタイム表示モニターにどの
受光素子からのデータが選択されているかを切り替える
スイッチが切り替わったかどうか判断するモニター切替
判断分岐処理、1202は切り替わった受光素子からの
波形データをモニターに表示するよう処理を行うモニタ
ー切替処理ルーチン、1203はフィルター選択のスイ
ッチが現在選択されているフィルターとは別のフィルタ
ーに切り替わったかどうか判断するフィルター切替判断
分岐処理、1204はフィルター切替機構を駆動して新
に選択されたフィルターに切り替える一連の処理を行う
フィルター切替処理ルーチン、1205は受光部を上あ
るいは下に移動させるスイッチが押されたかどうか判断
する受光部上下移動判断分岐処理、1206は受光部上
下移動用モーターのドライバーに対して加減速駆動を含
む一連の移動処理を行う受光部上下移動処理ルーチン、
1207は受光部を右あるいは左に移動させるスイッチ
が押されたかどうか判断する受光部左右移動判断分岐処
理、1208は受光部左右移動用モーターのドライバー
に対して加減速駆動を含む一連の移動処理を行う受光部
左右移動処理ルーチン、1209はファイバーをX軸方
向に前進あるいは後進させるスイッチが押されたかどう
か判断する受光部X軸方向移動判断分岐処理、1210
はファイバーX軸方向移動用モーターのドライバーに対
して加減速駆動を含む一連の移動処理を行うファイバー
X軸方向移動処理ルーチン、1211はファイバーをY
軸方向に前進あるいは後進させるスイッチが押されたか
どうか判断する受光部Y軸方向移動判断分岐処理、12
12はファイバーY軸方向移動用モーターのドライバー
に対して加減速駆動を含む一連の移動処理を行うファイ
バーY軸方向移動処理ルーチン、1213は受光部を時
計回りあるいは反時計回りに回転させるスイッチが押さ
れたかどうか判断する受光部θ軸移動判断分岐処理、1
214は受光部θ軸方向回転用モーターのドライバーに
対して加減速駆動を含む一連の回転移動処理を行う受光
部θ軸移動処理ルーチン、1215はチャートをZ軸方
向に前進あるいは後進させるスイッチが押されたかどう
か判断するチャートZ軸方向移動判断分岐処理、121
6はチャートZ軸方向移動用モーターのドライバーに対
して加減速駆動を含む一連の移動処理を行うチャートZ
軸方向移動処理ルーチン、1217は被検光学系を時計
回りあるいは反時計回りに回転させるスイッチが押され
たかどうか判断するレンズ回転判断分岐処理、1218
はレンズ回転用モーターのドライバーに対して加減速駆
動を含む一連の回転移動処理を行うレンズ回転駆動処理
ルーチン、1219は線像波形のサンプリングを始める
開始点を移動(開始時間を変更)するスイッチが押され
たかどうか判断するサンプリング開始点移動判断分岐処
理、1220は線像波形のサンプリング開始点(開始時
間)の変更処理を行うサンプリング開始点移動処理ルー
チン、1221はフォトマルに供給する電源の電圧値を
変更するスイッチが切り替わったかどうか判断するフォ
トマル高圧変更判断処理、1222はフォトマルに供給
する電源電圧の変更処理を行うフォトマル高圧変更処理
ルーチン、1223はフォトマルのゲインを自動的に決
めるオートゲイン動作開始スイッチが押されたかどうか
判断するフォトマルオートゲイン開始判断処理、122
4はフォトマルのゲインを線像波形の大きさでフィード
バックを掛ながら適正な値に自動的に決定する一連の処
理を行うフォトマルオートゲイン設定処理ルーチン、1
225は手動状態でデータを取り込んでデータ処理用コ
ンピュータに測定データを送り込む処理を行うスイッチ
が押されたかどうか判断するデータ転送開始判断処理、
1226はデータ取り込みフラグを立ててデータ処理用
コンピュータにデータを通信する準備をするデータ転送
処理ルーチン、1227はモーターの速度を変更するス
イッチが切り替わったかどうか判断するモーター速度変
更判断処理、1228はモーターの速度設定値を切り替
える処理を行うモーター速度変更処理ルーチン、122
9は原点出しスイッチが押されたかどうか判断する原点
出し判断処理、1230は一連の原点出し処理を行う原
点出し処理ルーチン、1231は自動測定開始スイッチ
が押されたかどうか判断する自動測定開始判断処理、1
232は自動測定フラグをセットして自動測定状態に入
る処理を行う自動測定フラグセット処理ルーチン、12
33は手動測定開始スイッチが押されたかどうか判断す
る手動測定開始判断処理、1234は手動測定フラグを
セットして手動測定状態に入る処理を行う手動測定フラ
グセット処理ルーチン、1235はティーチング開始ス
イッチが押されたかどうか判断するティーチング開始判
断処理、1236はティーチングフラグをセットしてテ
ィーチング状態に入る処理を行うティーチングフラグセ
ット処理ルーチンである。
【0029】図16は制御コンピュータのデータ処理用
コンピュータとの設定データの通信ルーチンで図11に
おける処理1103の処理内容である。
【0030】図16において、1301は設定データを
制御コンピュータがデータ処理用コンピュータから受け
取る通信ルーチン、1302は設定データを制御コンピ
ュータからデータ処理用コンピュータへ送る通信ルーチ
ン、1303は測定完了フラグがONかどうか判断する
フラグ判断処理、1304は測定データを制御コンピュ
ータからデータ処理用コンピュータへ送る通信ルーチン
である。
【0031】図17,18,19,20は制御コンピュ
ータにおいてデータ処理用コンピュータから受け取った
設定データを処理する設定データ処理ルーチンで図11
における処理1104の処理内容である。
【0032】1401は受光部の上下方向移動データフ
ラグがONかOFFかを判断する受光部上下方向移動判
断処理、1402は設定データ中の受光部上下方向位置
データに従って受光部を現在位置から設定位置まで移動
させる一連の移動処理を行う受光部上下方向移動処理ル
ーチン、1403は受光部の左右方向移動データフラグ
がONかOFFかを判断する受光部左右方向移動判断処
理、1404は設定データ中の受光部左右方向位置デー
タに従って受光部を現在位置から設定位置まで移動させ
る一連の移動処理を行う受光部左右方向移動処理ルーチ
ン、1405はファイバーのX軸方向移動データフラグ
がONかOFFかを判断するファイバーX軸方向移動判
断処理、1406は設定データ中のファイバーX軸方向
位置データに従ってファイバーを現在位置から設定位置
まで移動させる一連の移動処理を行うファイバーX軸方
向移動処理ルーチン、1407はファイバーのY軸方向
移動データフラグがONかOFFかを判断するファイバ
ーY軸方向移動判断処理、1408は設定データ中のフ
ァイバーY軸方向位置データに従ってファイバーを現在
位置から設定位置まで移動させる一連の移動処理を行う
ファイバーY軸方向移動処理ルーチン、1409はチャ
ートのZ軸方向移動データフラグがONかOFFかを判
断するチャートZ軸方向移動判断処理、1410は設定
データ中のチャートZ軸方向位置データに従ってチャー
トを現在位置から設定位置まで移動させる一連の移動処
理を行うチャートZ軸方向移動処理ルーチン、1411
はフィルターの切替フラグがONかOFFかを判断する
フィルター切替判断処理、1412は設定データ中のフ
ィルター設定データに従ってフィルターを切り替えるフ
ィルター切替処理ルーチン、1413はサンプリング開
始点データが現在の設定値と設定データ中の値と異なっ
ているかどうか判断するサンプリング開始点データ変更
判断処理、1414は設定データ中のサンプリング開始
点データに従ってサンプリング開始点を変更するサンプ
リング開始点変更処理ルーチン、1415はサンプリン
グ間隔時間データが現在の設定値と設定データ中の値と
異なっているかどうか判断するサンプリング間隔時間デ
ータ変更判断処理、1416は設定データ中のサンプリ
ング間隔時間データに従ってサンプリング間隔時間を変
更するサンプリング間隔時間変更処理ルーチン、141
7はサンプリング分割数データが現在の設定値と設定デ
ータ中の値と異なっているかどうか判断するサンプリン
グ分割数データ変更判断処理、1418は設定データ中
のサンプリング分割数データに従ってサンプリング分割
数を変更するサンプリング分割数変更処理ルーチン、1
419はサンプリング回数データが現在の設定値と設定
データ中の値と異なっているかどうか判断するサンプリ
ング回数データ変更判断処理、1420は設定データ中
のサンプリング回数データに従ってサンプリング回数を
変更するサンプリング回数変更処理ルーチン、1421
は測定用フォトマルの設定電圧値が現在の設定値と設定
データ中の値と異なっているかどうか判断する測定用フ
ォトマル設定電圧変更判断処理、1422は設定データ
中の電圧値に従って測定用フォトマルの設定電圧を変更
する測定用フォトマル設定電圧変更処理ルーチン、14
23は軸合わせ用フォトマルの設定電圧値が現在の設定
値と設定データ中の値と異なっているかどうか判断する
軸合わせ用フォトマル設定電圧変更判断処理、1424
は設定データ中の電圧値に従って軸合わせ用フォトマル
の設定電圧を変更する軸合わせ用フォトマル設定電圧変
更処理ルーチン、1425は測定データの取り込みを開
始するフラグがONになっているかどうか判断する測定
データ取り込み判断処理、1426は測定データを取り
込んで加算等の一連の取り込み処理を行うデータ取り込
み処理ルーチン、1427はフォトマルオートゲインを
行うフラグがONになっているかどうか判断するフォト
マルオートゲインフラグ判断処理、1428はフォトマ
ルオートゲイン処理で図14の処理1224と同じ処理
である。
【0033】図21,22,23は制御コンピュータ処
理プログラムにおけるデータ取り込み処理ルーチンで図
20における処理1426の処理内容である。
【0034】図21,22,23において1501はデ
ータを取り込む回数のカウンター変数を1にリセットす
るカウンターリセット処理、1502はフォトマル10
06の信号をミラーエンコーダー1008の1回転分の
測定データとして数値配列に取り込む測定データ取り込
み処理ルーチン、1503は重心計算用に測定値を別の
配列にコピーする配列数値コピー処理、1504は重心
計算用配列データの高周波成分を除去するためのフィル
タリング処理ルーチン、1505は重心計算用配列デー
タの重心位置を計算する重心位置計算処理ルーチン、1
506はデータの取り込み回数が1回目かどうか判断す
る取り込み回数判断処理、1507はデータ取り込み1
回目の重心位置を記憶する重心位置記憶処理、1508
はデータ積算用配列に1回目の取り込みデータをコピー
する配列数値コピー処理、1509は取り込み1回目の
重心位置との差分を計算する重心位置差分計算処理、1
510は2回目以降に取り込んだデータ配列を重心位置
の差分だけ数値をずらして1回目のデータ配列の重心位
置に2回目以降の重心位置が重なるように足し込むデー
タ配列積算処理ルーチン、1511はデータ取り込み回
数のカウンターをカウントアップするカウントアップ処
理、1512はデータの取り込み回数が設定回数になっ
たかどうか判断するデータ取り込み終了判断処理、15
13は取り込み回数分重心位置を揃えて積算したデータ
配列をデータ転送用の配列にコピーする数値配列コピー
ルーチン、1514は測定完了フラグを立てるフラグ処
理ルーチンである。
【0035】図24,25はデータ処理用コンピュータ
のプログラムフローにおけるメイン処理ルーチンであ
る。
【0036】図24,25において、1601はデータ
処理用コンピュータ及び設定データの初期状態の読み込
みと設定を行う初期化処理ルーチン、1602は設定デ
ータをデータ処理用コンピュータから制御用コンピュー
タへ送るデータ通信ルーチン、1603は設定データを
データ処理用コンピュータが制御用コンピュータから受
け取るデータ通信ルーチン、1604は制御用コンピュ
ータから受信した設定データの内容を調べ設定データに
従って各処理を行う設定データ処理ルーチン、1605
は各パラメータの設定を変更するかしないかを判断する
設定パラメータ変更判断処理、1606は各パラメータ
の設定値を変更する設定パラメータ変更処理ルーチン、
1607は測定結果ファイルからデータを読み出し測定
データに処理を加えたりグラフ表示等を行う測定データ
編集処理をおこなうかどうか判断する測定データ編集判
断処理、1608は測定結果を測定結果ファイル等から
読み出してデータに各処理を加えグラフや表等にまとめ
プロッターやプリンター等の外部機器に出力する測定デ
ータ編集処理ルーチン、1609はデータ処理コンピュ
ータのプログラム処理ルーチンから抜けるかどうか判断
するプログラム終了判断処理である。
【0037】1610は終了処理である。
【0038】図26はデータ処理用コンピュータプログ
ラムフローの設定データ処理ルーチンで図24における
処理1604の処理内容である。
【0039】図26において1701は設定データ中に
ティーチング処理実行フラグが立っているかどうか判断
するティーチング処理実行判断処理、1702は受光部
及びファイバーの位置のティーチングや各設定値を記憶
させるティーチング処理ルーチン、1703は設定デー
タ中に手動測定実行フラグが立っているかどうか判断す
る手動測定実行判断処理、1704はデータの読み込み
からMTF(OTF)計算そして結果表示と一連の手動
測定を行う手動測定処理ルーチン、1705は設定デー
タ中に自動測定実行フラグが立っているかどうか判断す
る自動測定実行判断処理、1706はデータの読み込み
からMTF(OTF)計算そして結果表示とファイル書
き込みなど自動測定手順に従って一連の自動測定を行う
自動測定処理ルーチンである。
【0040】図27はデータ処理用コンピュータプログ
ラムフローのティーチング処理ルーチンで図26におけ
る処理1702の処理内容である。
【0041】図27において、1801は現在選択され
ているチャートに切られたスリットのティーチング順番
を1にリセットとするカウンターリセット処理、180
2は現在のカウンターが示すスリットに対応する測定フ
ラグがONになっているかどうか判断する測定フラグ判
断処理、1803は現在のカウンターが示すスリットに
対応する受光部及びファイバーの位置座標を始めとする
各種設定値の現在までのティーチングデータを制御コン
ピュータへ出力するデータ出力処理ルーチン、1804
は受光部及びファイバーの位置座標を始めとする各種設
定値を手動にて設定するルーチン、1805は設定した
ティーチングデータが良いかどうかデータ処理コンピュ
ータに指示するティーチング設定判断処理、1806は
ティーチング処理を終了するかどうか判断するティーチ
ング終了判断処理、1807は今ティーチングした受光
部及びファイバーの位置座標を始めとする各種設定値を
制御コンピュータを通してデータ処理用コンピュータに
読み込むデータ入力処理ルーチン、1808はチャート
のスリットナンバーカウンターを1カウントアップする
カウントアップ処理、1809は現在選択されているチ
ャートデータ上のスリットが全て終ったかどうか判断す
るチャートスリット終了判断処理、1810はティーチ
ング処理を終了するかどうか判断するティーチング終了
判断処理である。
【0042】図28,29はデータ処理用コンピュータ
プログラムフローの手動測定処理ルーチンで図26にお
ける処理1704の処理内容である。
【0043】図28,29において、1901は手動測
定を開始するかどうか判断する測定開始判断処理、19
02は制御コンピュータがデータの取り込み処理を完了
したかどうかを制御コンピュータのフラグ等を検知する
ことで判断する測定データ取り込み完了判断処理、19
03は制御コンピュータより測定データをデータ処理用
コンピュータに読み込む測定データ読み込み処理ルーチ
ン、1904は測定データをフーリエ変換を始めとする
一連の各種演算処理を行いMTF(OTF)を求めるM
TF(OTF)計算処理ルーチン、1905はMTF
(OTF)計算結果をモニターに表示する結果グラフ表
示処理ルーチン、1906は測定結果のグラフをプロッ
ターをはじめとする外部表示機器に出力するかどうか判
断する結果グラフ出力判断処理、1907は測定結果の
グラフ等をプロッターを始めとする外部表示機器に出力
処理を行うプロッターグラフ表示処理ルーチン、190
8は測定データを複数データ出力用メモリーに記憶する
かどうか判断するメモリー記憶判断処理、1909は測
定データを複数データ出力用メモリーに記憶するデータ
記憶処理ルーチン、1910は複数データを外部表示器
に出力するかしないか判断する出力判断処理、1911
は複数データを外部表示器例えばプロッターなどに出力
する外部表示出力処理ルーチン、1912は手動測定処
理ルーチンを終了するかどうか判断する手動測定終了判
断処理である。
【0044】図30はデータ処理用コンピュータプログ
ラムフローの自動測定処理ルーチンで図26における処
理1706の処理内容である。
【0045】図30において、2001はMTF画角特
性自動測定を行うかどうか判断するMTF画角特性自動
測定判断処理、2002は自動測定処理手順に従って一
連のMTF画角特性自動測定処理を行うMTF画角特性
自動測定処理ルーチン、2003は倍率色収差特性自動
測定を行うかどうか判断する倍率色収差特性自動測定判
断処理、2004は自動測定処理手順に従って一連の倍
率色収差特性自動測定処理を行う倍率色収差特性自動測
定処理ルーチン、2005はデフォーカス特性自動測定
を行うかどうか判断するデフォーカス特性自動測定判断
処理、2006は自動測定処理手順に従って一連のデフ
ォーカス特性自動測定処理を行うデフォーカス特性自動
測定処理ルーチンである。
【0046】図31,32,33はデータ処理用コンピ
ュータプログラムフローのMTF画角特性自動測定処理
ルーチンで図30における処理2002の処理内容であ
る。
【0047】図31,32,33において、2101は
測定データを保存するための外部記憶装置をMTF画角
特性自動測定の結果の書き込みが出来るようにファイル
の初期化やアドレスの割り振り等の処理を行う測定デー
タ書き込み用ファイル初期化処理ルーチン、2102は
MTF画角自動測定手順に従って切替て測定するフィル
ターの順序カウンターを1にリセットするカウンターリ
セット処理、2103はフォトマルのゲインを現在の入
力線像波形から適正値を自動的に決定する処理を行うフ
ラグがONかどうか判断するフォトマルオートゲインO
N判断処理、2104はフォトマルのゲインを現在の入
力線像波形の大きさを読み取ってフィードバックをかけ
ることによってゲインを適正値に設定するフォトマルオ
ートゲイン処理ルーチン、2105は測定開始のフラグ
をデータ処理用コンピュータから制御コンピュータに送
る測定開始フラグ通信処理ルーチン、2106は制御コ
ンピュータのデータ取り込み終了を待つデータ取り込み
終了判断処理、2107はデータ処理用コンピュータが
制御コンピュータから測定データを読み込む測定データ
通信処理ルーチン、2108はチャートのスリット番号
カウンターをカウントアップするカウンターカウントア
ップ処理、2109はチャートのスリット番号が完了し
たかどうか判断するスリット完了判断処理、2110は
フィルター切替のフィルター順序カウンターをカウント
アップするカウンターカウントアップ処理、2111は
フィルター切替の順番が完了したかどうか判断するフィ
ルター完了判断処理、2112は現在のフィルターカウ
ンター値に対応するフィルターでMTF画角自動測定を
行うかどうか判断する現フィルター測定判断処理、21
13はフィルター変更データを制御コンピュータに送る
フィルターデータ通信処理ルーチン、2114はMTF
画角自動測定手順に従って測定するチャートのスリット
順番カウンターを1にリセットするカウンターリセット
処理、2115は現在のスリットカウンターに対応する
測定フラグがONになっているかどうか判断する測定フ
ラグ判断処理、2116は現在のスリットカウンターに
対応する受光部及びファイバーのティーチング位置座標
をデータ処理用コンピュータから制御コンピュータに送
る移動位置通信処理ルーチン、2117は現在のスリッ
トカウンターに対応するサンプリング開始点を始めとす
る各種設定値をデータ処理用コンピュータから制御コン
ピュータに送る設定データ通信処理ルーチン、2118
は測定が1回目かどうか判断する判断処理、2119は
測定データをフーリエ変換を始めとする一連の各種演算
処理を行いMTF(OTF)を求めるMTF(OTF)
計算処理ルーチン、2120はMTF(OTF)計算結
果をモニターに表示する結果グラフ表示処理ルーチン、
2121は測定したチャートのスリットごとすなわち画
角毎のMTF(OTF)計算結果を外部記憶装置のファ
イルに書き込む結果ファイル書き込みルーチン、212
2は自動測定を終了するかしないか判断する自動測定終
了判断処理である。
【0048】図34,35,36はデータ処理用コンピ
ュータプログラムフローの倍率色収差特性自動測定処理
ルーチンで図30における処理2004の処理内容であ
る。
【0049】図34,35,36において、2201は
測定データを保存するための外部記憶装置を倍率色収差
特性自動測定の結果の書き込みが出来るようにファイル
の初期化やアドレスの割り振り等の処理を行う測定デー
タ書き込み用ファイル初期化処理ルーチン、2202は
倍率色収差特性自動測定手順に従って測定するチャート
のスリット順番カウンターを1にリセットするカウンタ
ーリセット処理、2203はフォトマルのゲインを現在
の入力線像波形から適正値を自動的に決定する処理を行
うフラグがONかどうか判断するフォトマルオートゲイ
ンON判断処理、2204はフォトマルのゲインを現在
の入力線像波形の大きさを読み取ってフィードバックを
かけることによってゲインを適正値に設定するフォトマ
ルオートゲイン処理ルーチン、2205は測定開始のフ
ラグをデータ処理用コンピュータから制御コンピュータ
に送る測定開始フラグ通信処理ルーチン、2206は制
御コンピュータのデータ取り込み終了を待つデータ取り
込み終了判断処理、2207はデータ処理用コンピュー
タが制御コンピュータから測定データを読み込む測定デ
ータ通信処理ルーチン、2208はフィルター切替のフ
ィルター順序カウンターをカウントアップするカウンタ
ーカウントアップ処理、2209はフィルター切替の順
番が完了したかどうか判断するフィルター完了判断処
理、2210はチャートのスリット番号カウンターをカ
ウントアップするカウンターカウントアップ処理、21
11はチャートのスリット番号が完了したかどうか判断
するスリット完了判断処理、2212は現在のスリット
カウンターに対応する測定フラグがONになっているか
どうか判断する測定フラグ判断処理、2213は現在の
スリットカウンターに対応する受光部及びファイバーの
ティーチング位置座標をデータ処理用コンピュータから
制御コンピュータに送る位置データ通信処理ルーチン、
2214は倍率色収差特性自動測定手順に従って切替て
測定するフィルターの順序カウンターを1にリセットす
るカウンターリセット処理、2215は現在のフィルタ
ーカウンター値に対応するフィルターで倍率色収差特性
自動測定を行うかどうか判断する現フィルター測定判断
処理、2216はフィルターの変更データをデータ処理
用コンピュータから制御用コンピュータへ送るフィルタ
ーデータ通信処理ルーチン、2217は現在のスリット
カウンターに対応するサンプリング開始点を始めとする
各種設定値をデータ処理用コンピュータから制御コンピ
ュータに送る設定データ通信処理ルーチン、2218は
測定が1回目かどうか判断する判断処理、2219は倍
率色収差計算処理ルーチン、2220は倍率色収差計算
結果をモニターに表示する結果グラフ表示処理ルーチ
ン、2221は測定したチャートのスリットごとすなわ
ち画角毎の倍率色収差計算結果を外部記憶装置のファイ
ルに書き込む結果ファイル書き込みルーチン、2222
は自動測定を終了するかしないか判断する自動測定終了
判断処理である。
【0050】図37,38,39はデータ処理用コンピ
ュータプログラムフローのデフォーカス特性自動測定処
理ルーチンで図30における処理2006の処理内容で
ある。
【0051】図37,38,39において、2301は
測定データを保存するための外部記憶装置をデフォーカ
ス特性自動測定の結果の書き込みが出来るようにファイ
ルの初期化やアドレスの割り振り等の処理を行う測定デ
ータ書き込み用ファイル初期化処理ルーチン、2302
はデフォーカス特性測定を行うチャートスリットに対応
する受光部及びファイバーのティーチング位置座標をデ
ータ処理用コンピュータから制御コンピュータに送り一
連の移動処理を行う位置移動処理ルーチン、2303は
デフォーカス特性測定を行うチャートスリットに対応す
るサンプリング開始点を始めとする各種設定値をデータ
処理用コンピュータから制御コンピュータに送り一連の
設定処理を行う設定処理ルーチン、2304はチャート
のフォーカス方向即ちZ軸方向の初期位置データをデー
タ処理用コンピュータから制御コンピュータに送るチャ
ートZ軸移動処理ルーチン、2305はフォトマルのゲ
インを現在の入力線像波形の大きさを読み取ってフィー
ドバックをかけることによってゲインを適正値に設定す
るフォトマルオートゲイン処理ルーチン、2306は測
定開始のフラグをデータ処理用コンピュータから制御コ
ンピュータに送る測定開始フラグ通信処理ルーチン、2
307は制御コンピュータのデータ取り込み終了を待つ
データ取り込み終了判断処理、2308はデータ処理用
コンピュータが制御コンピュータから測定データを読み
込む測定データ通信処理ルーチン、2309はフィルタ
ー切替のフィルター順序カウンターをカウントアップす
るカウンターカウントアップ処理、2310はフィルタ
ー切替の順番が完了したかどうか判断するフィルター完
了判断処理、2311はチャートのZ軸方向のステップ
カウンターを1カウントカウントアップするカウントア
ップ処理、2312はチャートのZ軸方向のステップ移
動がすべて完了したかどうか判断するチャートZ軸ステ
ップ完了判断処理、2313はチャートZ軸方向の1ス
テップに対応する移動量データをデータ処理用コンピュ
ータから制御コンピュータに送るチャートZ軸移動量出
力処理ルーチン、2314はデフォーカス特性自動測定
手順に従って切替て測定するフィルターの順序カウンタ
ーを1にリセットするカウンターリセット処理、231
5は現在のフィルターカウンター値に対応するフィルタ
ーで出フォーカス特性自動測定を行うかどうか判断する
現フィルター測定判断処理、2316はフィルターの変
更データをデータ処理用コンピュータから制御用コンピ
ュータに送るフィルターデータ通信処理ルーチン、22
17は測定が1回目かどうか判断する判断処理、231
8は測定データをフーリエ変換を始めとする一連の各種
演算処理を行いMTF(OTF)を求めるMTF(OT
F)計算処理ルーチン、2319はMTF(OTF)計
算結果をモニターに表示する結果グラフ表示処理ルーチ
ン、2320は測定したチャートのZ軸方向1ステップ
ごとすなわちデフォーカス毎のMTF(OTF)計算結
果を外部記憶装置のファイルに書き込む結果ファイル書
き込みルーチン、2321は自動測定を終了するかしな
いか判断する自動測定終了判断処理である。
【0052】図40はデータ処理用コンピュータプログ
ラムフローの倍率色収差特性計算処理ルーチンで図36
における処理2219の処理内容である。
【0053】図40において、2401は測定した線像
強度分布波形から波形の重心位置を求める重心位置計算
ルーチン、2402は倍率色収差特性の基準となるフィ
ルターの測定かどうかを判断する測定フィルター判断処
理、2403は基準フィルターで測定したときの線像波
形の重心位置を記憶する重心位置記憶処理ルーチン、2
404は基準フィルターで測定したときの重心位置と現
在のフィルターで測定したときの重心位置との差分を計
算する重心位置差分演算処理ルーチンである。
【0054】図41はデータ処理用コンピュータプログ
ラムフローの設定パラメータ変更処理ルーチンで図25
における処理1606の処理内容である。
【0055】図41において、2501は固定パラメー
タの変更を行うかどうか判断する変更判断処理、250
2は固定パラメータの各設定値を任意に変更する固定パ
ラメータ変更処理ルーチン、2503は自動測定手順の
変更を行うかどうか判断する変更判断処理、2504は
自動測定手順の各設定値を任意に変更する自動測定手順
変更処理ルーチン、2505はチャートデータの設定及
び変更を行うかどうか判断する変更判断処理、2506
はチャートデータの各設定値を任意に設定及び変更する
チャートデータ変更処理ルーチン、2507は設定パラ
メータ変更処理を終了するかどうか判断する終了判断処
理である。
【0056】図42,43,44はデータ処理用コンピ
ュータプログラムフローの測定データ編集処理ルーチン
で図25における処理1608の処理内容である。
【0057】図42,43,44において、2601は
MTF画角特性データの出力をおこなうかどうか判断す
るデータ出力判断処理、2602は測定し外部記憶装置
のファイルに書き込まれた測定データの中からMTF画
角特性データを選択的に読み出すファイルデータ読み出
し処理ルーチン、2603は処理2602で読み出した
MTF画角特性ファイルの一覧をモニターに表示するモ
ニター表示処理ルーチン、2604はMTF画角特性デ
ータの出力処理を終了するかどうか判断するデータ出力
終了判断処理、2605はファイルより読み出されて処
理2603でモニターに表示されたデータの一覧表から
外部出力機器に出力したいMTF画角特性データを選択
するデータ選択処理ルーチン、2606はプロッターや
プリンター等の外部出力機器に処理2605で選択した
MTF画角特性データのグラフや数値を出力表示するデ
ータ出力表示処理ルーチン、2607は倍率色収差特性
データの出力をおこなうかどうか判断するデータ出力判
断処理、2608は測定し外部記憶装置のファイルに書
き込まれた測定データの中から倍率色収差特性データを
選択的に読み出すファイルデータ読み出し処理ルーチ
ン、2609は処理2608で読み出した倍率色収差特
性ファイルの一覧をモニターに表示するモニター表示処
理ルーチン、2610は倍率色収差特性データの出力処
理を終了するかどうか判断するデータ出力終了判断処
理、2611はファイルより読み出されて処理2609
でモニターに表示されたデータの一覧表から外部出力機
器に出力したい倍率色収差特性データを選択するデータ
選択処理ルーチン、2612はプロッターやプリンター
等の外部出力機器に処理2611で選択した倍率色収差
特性データのグラフや数値を出力表示するデータ出力表
示処理ルーチン、2613はデフォーカス特性データの
出力をおこなうかどうか判断するデータ出力判断処理、
2614は測定し外部記憶装置のファイルに書き込まれ
た測定データの中からデフォーカス特性データを選択的
に読み出すファイルデータ読み出し処理ルーチン、26
15は処理2614で読み出したデフォーカス特性ファ
イルの一覧をモニターに表示するモニター表示処理ルー
チン、2616はデフォーカス特性データの出力処理を
終了するかどうか判断するデータ出力終了判断処理、2
617はファイルより読み出されて処理2615でモニ
ターに表示されたデータの一覧表から外部出力機器に出
力したいデフォーカス特性データを選択するデータ選択
処理ルーチン、2618はプロッターやプリンター等の
外部出力機器に処理2617で選択したデフォーカス特
性データのグラフや数値を出力表示するデータ出力表示
処理ルーチン、2619は測定データ編集処理ルーチン
を終了するかどうか判断する終了判断処理である。
【0058】図45,46,47はデータ処理用コンピ
ュータプログラムフローの固定パラメータ変更処理ルー
チンで図41における処理2502の処理内容である。
【0059】図45,46,47において、2701は
外部記憶装置のファイルに測定データを書き込む際のフ
ァイル名を入力するかどうかを判断するファイル名入力
判断処理、2702は外部記憶装置のファイルに測定デ
ータを書き込む際のファイル名を入力するファイル名入
力処理ルーチン、2703は被測定光学系の各種パラメ
ータを入力するかどうかを判断するパラメータ入力判断
処理、2704は焦点距離や明るさ等の被測定光学系固
有のパラメータを入力するパラメータ入力処理ルーチ
ン、2705はサンプリング時間の入力をするかどうか
を判断するサンプリング時間入力判断処理、2706は
サンプリング時間を入力するサンプリング時間入力処理
ルーチン、2707はサンプリング分割数の入力をする
かどうかを判断するサンプリング分割数入力判断処理、
2708はサンプリング分割数を入力するサンプリング
分割数入力処理ルーチン、2709はサンプリング回数
の入力をするかどうかを判断するサンプリング回数入力
判断処理、2710はサンプリング回数を入力するサン
プリング回数入力処理ルーチン、2711は測定データ
のMTF(OTF)を計算する際の空間周波数の設定値
を入力するかどうか判断する空間周波数入力判断処理、
2712は測定データからMTF(OTF)を求める際
に演算する空間周波数の設定値を入力する空間周波数入
力処理ルーチン、2713は測定倍率の入力をするかど
うか判断する測定倍率入力判断処理、2714は測定倍
率の入力処理を行う測定倍率入力処理ルーチン、271
5は現在選択されているチャートのスリット座標と入力
した倍率から投影時のスリット投影位置座標を計算する
スリット投影座標計算処理ルーチン、2716は処理2
715で計算した各スリット投影座標を受光部のティー
チング初期データとして記憶させる受光部初期位置デー
タ記憶処理ルーチン、2717は測定対象のチャート選
択を行うかどうか判断するチャート選択判断処理、27
18はチャートデータ保存用ファイルより現在記録され
ているチャート名を読み出すチャート名読み出し処理ル
ーチン、2719は処理2718で読み出したチャート
名の一覧表をモニターに表示するモニター表示処理ルー
チン、2720は処理2719で表示したチャート名一
覧表から使用するチャートを選択しそのチャートのスリ
ット位置座標データを読み出すスリット座標位置データ
読み出し処理ルーチン、2721は処理2720で読み
出したチャートのスリット位置座標データと現在設定さ
れている倍率から投影時のスリット投影位置座標を計算
するスリット投影座標計算処理ルーチン、2722は処
理2721で計算した各スリット投影座標を受光部のテ
ィーチング初期データとして記憶させる受光部初期位置
データ記憶処理ルーチン、2723は固定パラメータの
変更処理を終了するかどうか判断する固定パラメータ変
更終了判断処理である。
【0060】図48,49,50,51はデータ処理用
コンピュータプログラムフローの自動測定手順変更処理
ルーチンで図41における処理2504の処理内容であ
る。
【0061】図48,49,50,51において、28
01は自動測定手順データ保存ファイルより自動測定手
順データを読み出す自動測定手順データ読み出し処理ル
ーチン、2802は処理2801で読み出した自動測定
手順データをモニターに表示する自動測定手順一覧表示
処理ルーチン、2803はMTF画角特性の自動測定手
順を変更するかどうか判断するMTF画角特性自動測定
手順変更判断処理、2851はMTF画角特性自動測定
を行うかどうかのフラグを変更するかどうかを判断する
MTF画角特性自動測定フラグ変更判断処理、2852
はMTF画角特性の自動測定をするかしないかのON”
“OFF”フラグを切り替えるMTF画角特性自動測定
フラグ切り替え処理ルーチン、2804は測定するスリ
ットを決める各スリットの測定“ON”“OFF”フラ
グを切り替えるかどうか判断する測定フラグ切替判断処
理、2805は各スリットを測定するかしないかを決め
る測定“ON”“OFF”フラグを切り替える測定フラ
グ切替処理ルーチン、2806はMTF画角特性自動測
定時に使用するフィルターを設定変更するかどうか判断
するフィルター変更判断処理、2807はMTF画角特
性自動測定時に使用するフィルターの設定変更を行うフ
ィルター設定変更処理ルーチン、2808は設定あるい
は変更したMTF画角特性の自動測定手順をファイルに
保存するかどうか判断する測定手順ファイル保存判断処
理、2809は設定あるいは変更したMTF画角特性の
自動測定手順を自動測定手順データ保存ファイルに書き
込み処理を行うMTF画角特性自動測定手順データファ
イル書き込み処理ルーチン、2810はMTF画角特性
自動測定手順の変更を終了するかどうかを判断する自動
測定手順変更終了判断処理、2811は倍率色収差特性
の自動測定手順を変更するかどうか判断する倍率色収差
特性自動測定手順変更判断処理、2853は倍率色収差
特性自動測定を行うかどうかのフラグを変更するかどう
かを判断する倍率色収差特性自動測定フラグ変更判断処
理、2854は倍率色収差特性の自動測定をするかしな
いかのON”“OFF”フラグを切り替える倍率色収差
特性自動測定フラグ切り替え処理ルーチン、2812は
測定するスリットを決める各スリットの測定“ON”
“OFF”フラグを切り替えるかどうか判断する測定フ
ラグ切替判断処理、2813は各スリットを測定するか
しないかを決める測定“ON”“OFF”フラグを切り
替える測定フラグ切替処理ルーチン、2814は倍率色
収差特性自動測定時に使用するフィルターを設定変更す
るかどうか判断するフィルター変更判断処理、2815
は倍率色収差特性自動測定時に使用するフィルターの設
定変更を行うフィルター設定変更処理ルーチン、281
6は設定あるいは変更した倍率色収差特性の自動測定手
順をファイルに保存するかどうか判断する測定手順ファ
イル保存判断処理、2817は設定あるいは変更した倍
率色収差特性の自動測定手順を自動測定手順データ保存
ファイルに書き込み処理を行う倍率色収差特性自動測定
手順データファイル書き込み処理ルーチン、2818は
倍率色収差特性自動測定手順の変更を終了するかどうか
を判断する自動測定手順変更終了判断処理、2819は
デフォーカス特性の自動測定手順を変更するかどうか判
断するデフォーカス特性自動測定手順変更判断処理、2
855はデフォーカス特性自動測定を行うかどうかのフ
ラグを変更するかどうかを判断するデフォーカス特性自
動測定フラグ変更判断処理、2856はデフォーカス特
性の自動測定をするかしないかのON”“OFF”フラ
グを切り替えるデフォーカス特性自動測定フラグ切り替
え処理ルーチン、2820はデフォーカス初期位置を変
更するかどうか判断するデフォーカス初期位置変更判断
処理、2821はデフォーカス特性自動測定時のチャー
トZ軸の初期位置を設定及び変更するチャートZ軸初期
位置変更処理ルーチン、2822はデフォーカスする量
を変更するかどうか判断するデフォーカス量変更判断処
理、2823はデフォーカス特性自動測定時のチャート
Z軸方向1ステップ毎の移動量を設定及び変更するチャ
ート1ステップ移動量変更処理ルーチン、2824はデ
フォーカスするステップ数を変更するかどうか判断する
デフォーカスステップ数変更判断処理、2825はデフ
ォーカス特性自動測定時のチャートZ軸方向のステップ
数を設定及び変更するチャートステップ数変更処理ルー
チン、2826はデフォーカス特性自動測定時に使用す
るフィルターを設定変更するかどうか判断するフィルタ
ー変更判断処理、2827はデフォーカス特性自動測定
時に使用するフィルターの設定変更を行うフィルター設
定変更処理ルーチン、2828は設定あるいは変更した
デフォーカス特性の自動測定手順をファイルに保存する
かどうか判断する測定手順ファイル保存判断処理、28
29は設定あるいは変更したデフォーカス特性の自動測
定手順を自動測定手順データ保存ファイルに書き込み処
理を行うデフォーカス特性自動測定手順データファイル
書き込み処理ルーチン、2830はデフォーカス特性自
動測定手順の変更を終了するかどうかを判断する自動測
定手順変更終了判断処理、2831は自動測定手順の全
ての設定及び変更処理を終了するかどうか判断する自動
測定処理変更終了判断処理である。
【0062】図52,53はデータ処理用コンピュータ
プログラムフローのチャートデータ設定変更処理ルーチ
ンで図41における処理2506の処理内容である。
【0063】図52,53において、2901はチャー
トデータ保存ファイルより現在登録されているチャート
データを読み出すチャートデータ読み込み処理ルーチ
ン、2902は処理2901で読み出したチャートデー
タのチャート名一覧表をモニターに表示するチャート名
一覧表示処理ルーチン、2903は処理2902で表示
されたチャート名の中からチャートを選択するかどうか
判断するチャート選択判断処理、2904は処理208
2で表示されたチャートのから選択したチャートのチャ
ートスリットデータを読み込むチャートスリット読み込
み処理ルーチン、2905は新しいチャートを設定する
ために新しいチャート名を入力するかどうか判断する新
チャート名入力判断処理、2906は新チャート名の入
力と同時にチャートスリットデータの初期値を自動的に
設定するチャートスリット初期データ設定ルーチン、2
907は現在選択されているチャートのスリットデータ
一覧表をモニターに表示するチャートスリットデータ一
覧表示処理ルーチン、2908はチャートの中の任意の
スリットについてスリット位置座標を変更するかどうか
判断するスリット位置座標変更判断処理、2909はチ
ャートの中の任意のスリットを指定しスリット位置座標
値の設定及び変更処理を行うスリット位置座標変更処理
ルーチン、2910はチャートの中の任意のスリットに
ついてスリット幅データを変更するかどうか判断するス
リット幅データ変更判断処理、2911はチャートの中
の任意のスリットを指定しスリット幅データの設定及び
変更処理を行うスリット幅データ変更処理ルーチン、2
912はチャートスリットデータをチャートデータ保存
ファイルに書き込むかどうか判断するチャートデータフ
ァイル書き込み判断処理、2913はチャートスリット
データをチャートデータ保存ファイルに書き込み処理を
行うチャートデータファイル書き込み処理ルーチン、2
914は現在選択しているチャートのスリットデータの
設定及び変更を終了するかどうか判断するスリットデー
タ変更終了判断処理、2915はチャートデータの設定
及び変更処理を終了するかどうか判断するチャートデー
タ変更終了判断処理である。
【0064】次に本実施例に係る各要素の構成上の特徴
について説明する。
【0065】図54はデータ取り込みのためのアライメ
ントが完了したときの線像リアルタイムモニター画面で
ある。
【0066】図54において、3001はモニター画
面、3002はフォトマルにより取り込まれた線像の波
形、3003はサンプリングエリア内かどうか判断する
ための線で3004の示す範囲がデータをサンプリング
するエリアとなる。
【0067】図55はチャートと光ファイバーの関係を
示す図である。
【0068】図55において、3101は円筒状のチャ
ートホルダー、702は光ファイバー、3103は障害
物検知用の光センサー(リミッタスイッチ)、701は
チャートである。
【0069】図56は光ファイバーを光の射出側正面か
ら見た図である。702が光ファイバー、3103が障
害物検知用の光センサーで矢印の方向がセンサーの検知
方向である。
【0070】本実施例では光ファイバー702の周囲に
複数のリミッタスイッチ3103を放射状に設けること
により、光ファイバーの移動限界を設定している。これ
により光ファイバーを移動させたときに他の障害物と接
触するのを効果的に防止している。
【0071】図57はチャートのスリットと光源の光照
射範囲の関係を図示したものである。
【0072】図57において、701はチャート、33
02は透明に抜けていて裏から光をあてて照明するスリ
ット、3303が光の照射範囲で図のようにスリットに
合わせて光照射範囲を移動させる。
【0073】図58は受光部内部を走査ミラー501の
回転軸方向から見たときの測定用フォトマル510と測
定走査用スリット507と走査ミラー501と光軸合わ
せ用スリット508と光軸合わせ用フォトマル509の
位置関係を示した図である。
【0074】図59は測定用フォトマル510に走査用
スリット507を通して迷光3502が入射しないよう
に迷光を遮蔽するマスク506を図示したものである。
【0075】図59において3502は迷光、3503
は回転ミラーにより走査されたスリット像光である。
【0076】次に本実施例において、本実施例の特徴で
ある自動測定について説明する。
【0077】まず図9のコンピュータ907及び図10
のコンピュータ1033が示すところのデータ処理用コ
ンピュータを使用して固定パラメータとチャートデータ
と自動測定手順の設定を行う。本MTF測定器の電源を
入れると、制御コンピュータには図11に示すメインル
ーチンが起動し、データ処理用コンピュータには図2
4,25に示すメインルーチンが起動する。
【0078】図11の処理1103すなわち図16の処
理1301と処理1302はプログラムが起動しシーケ
ンスがメインルーチンを通るたびに実行され設定データ
の受渡しや機構部の自動移動データ及びティーチングデ
ータさらには処理1304にて測定データの通信が随時
行われる。
【0079】図9における操作台913、すなわち図1
0の操作盤1011の示すスイッチ状態及び設定状態は
変換ユニット1018と操作盤i/F1023を通して
制御コンピュータにて読み取られる。またデータ処理用
コンピュータでは操作盤などの設定データはメインフロ
ーの1602と1603で制御コンピュータと通信し、
その他の機構部の移動データやティーチングデータ及び
測定データなどはそれぞれの処理ルーチンでデータの受
渡しが行われる。
【0080】図24,25のシーケンスにおいて判断1
605でYesを選択し設定パラメータ変更処理ルーチ
ン1606の図41へ行く。ここで測定に使用するチャ
ートデータがファイルに登録していない場合は判断25
05でYesを選択しチャートデータ設定処理2506
へ行く。
【0081】図52,53のチャートデータ設定処理ル
ーチンにおいて、処理2901で既に登録されているチ
ャート名をファイルから読み出し処理2902でモニタ
ーに登録チャート名の一覧表が表示される。新規のチャ
ートを登録する場合は判断2903でNoを選択し更に
判断2905でYesを選択してチャート名を入力し処
理2906でチャートデータの初期値がセットされる。
【0082】登録済みのチャートデータを変更する場合
は処理2902でモニターに表示されているチャート名
からチャートを選択し処理2904でファイルから選択
したチャート名のデータを読み込む。初期値がセットさ
れたチャートデータ及びファイルから読み込まれたチャ
ートデータは処理2907でモニターに表示される。こ
こでスリット位置座標を変更したい場合は判断2908
でYesを選択して処理2909でスリット位置座標の
変更処理を行う。
【0083】同様にスリット幅データの変更をしたい場
合は判断2910でYesを選択して処理2911でス
リットの幅の変更を行う。ファイルにデータを保存する
場合は判断2912でYesを選択すれば処理2913
にてチャートデータのファイル書き込みが行われる。デ
ータの変更を繰り返すときは判断2914でNoを選択
すれば各種変更処理を繰り返すことができる。
【0084】データの変更を終了するときは判断291
4でYesを選択する。別のチャートデータを変更ある
いは別のチャートデータを新規に登録する場合は判断2
915でNoを選択すればチャートデータ設定ルーチン
を繰り返すことができる。チャートデータ設定ルーチン
を終了するときは判断2915でYesを選択する。判
断2915でYesを選択するとシーケンスは図41の
設定パラメータ変更処理ルーチンに戻る。
【0085】次に図41の設定パラメータ変更処理ルー
チンにおいて判断2501でYesを選択し固定パラメ
ータ変更処理ルーチン2502の図45,46,47へ
行く。
【0086】図45,46,47の固定パラメータ変更
処理ルーチンでは、ファイル名入力判断処理2701で
Yesを選択しファイル名入力処理ルーチン2702で
自動測定時に測定結果をファイルに記録する際、データ
の区別をつけるためのファイル名を入力する。被検光学
系パラメータ入力判断処理2703でYesを選択し被
検光学系パラメータ入力処理ルーチン2704で被検光
学系の焦点距離や明るさを始めとする被測定物の固有デ
ータを入力する。この被検光学系の固有データは測定デ
ータと共に測定結果ファイルに書き込まれる。
【0087】次にサンプリング時間入力判断処理270
5でYesを選択しサンプリング時間入力処理ルーチン
2706でサンプリング時間の入力を行う。サンプリン
グ時間を変えると測定線像波形を取り込むサンプリング
エリアの大きさが変わるので、波形がサンプリングエリ
ア内に充分入るように設定する。
【0088】次にサンプリング分割数入力判断処理27
07でYesを選択しサンプリング分割数入力ルーチン
2708でサンプリング分割数の入力を行う。
【0089】次にサンプリング回数入力判断処理270
9でYesを選択しサンプリング回数入力処理ルーチン
2710でサンプリング回数の入力を行う。
【0090】次に測定最大周波数の入力判断処理271
1でYesを選択し測定最大周波数入力処理ルーチン2
712で測定最大周波数の入力を行う。ここに設定した
空間周波数までのMTF(OTF)計算を行うことにな
る。
【0091】次に測定倍率入力判断処理2713でYe
sを選択し測定倍率の入力処理ルーチン2714で測定
する倍率の入力を行う。処理2714の処理で倍率が入
力されると続いて処理2715が実行されて現在選択さ
れているチャートのスリット位置座標データと処理27
14で入力した測定倍率からチャートを実際に投影した
ときの各スリット投影像位置が計算される。さらに処理
2715で計算された各チャートの投影位置座標を処理
2716で受光部のティーチング初期位置データとして
メモリーに記憶される。
【0092】次にチャート選択判断処理でYesを選択
すると処理2718が実行されチャートデータ保存ファ
イルより図52,53のチャートデータ設定ルーチンで
登録したチャート名を読み出し、処理2719でチャー
ト名の一覧表がモニターに表示される。
【0093】処理2719でモニターに表示されたチャ
ート名から測定に使用するチャートを選択すると処理2
720でファイルからチャートデータを読み出し、処理
2721で現在の設定倍率と読み出したチャートのスリ
ット位置座標から投影時のスリット座標を計算する。さ
らに処理2722で処理2721において計算した投影
時のスリット座標を受光部のティーチング初期座標位置
として記憶される。
【0094】固定パラメータの変更処理を繰り返すとき
は判断2723でNoを選択する。処理2723でYe
sを選択すると固定パラメータ変更処理ルーチンを抜け
て図41の設定パラメータ変更処理ルーチンに戻る。
【0095】次に自動測定手順の設定を行う。図41の
設定パラメータ変更処理ルーチンにおいて、判断250
3でYesを選択して自動測定手順変更処理ルーチン2
504の図48,49,50,51へ行く。
【0096】自動測定手順変更処理ルーチン2504が
実行されるとまず処理2801の自動測定手順保存ファ
イルから自動測定手順データの読み込みが行われ、処理
2802によって自動測定手順の一覧表がモニターに表
示される。MTF画角特性の自動測定手順を変更すると
きは判断2803でYesを選択する。MTF画角特性
自動測定を行うかどうかの設定は判断2851でYes
を選択し処理2852で測定の“ON”“OFF”フラ
グを設定する。
【0097】チャート上のどのスリットを測定するかを
設定するときは判断2804でYesを選択してスリッ
ト測定フラグの変更処理2805を行う。ここでONに
したスリットのみティーチングと自動測定が選択的に行
われる。続いて判断2806でYesを選択し処理28
07において測定するフィルターの種類を設定する。
【0098】設定したMTF画角特性自動測定データを
保存するときは判断2808でYesを選択し処理28
09で自動測定手順保存ファイルに設定したMTF画角
特性自動測定手順データを保存する。判断2810でN
oを選択するとMTF画角特性自動測定手順の変更処理
を繰り返すことができる。倍率色収差特性の自動測定手
順を変更するときは判断2811でYesを選択する。
【0099】倍率色収差特性自動測定を行うかどうかの
設定は判断2853でYesを選択し処理2854で測
定の“ON”“OFF”フラグを設定する。判断281
2でYesを選択して処理2813にて測定するスリッ
トを設定し、判断2814でYesを選択して処理28
15にて測定するフィルターの種類を設定する。
【0100】設定した倍率色収差特性自動測定データを
保存するときは判断2816でYesを選択し処理28
17で自動測定手順保存ファイルに設定した倍率色収差
特性自動測定手順データを保存する。判断2818でN
oを選択すると倍率色収差特性自動測定手順の変更処理
を繰り返すことができる。デフォーカス特性の自動測定
手順を変更するときは判断2819でYesを選択す
る。デフォーカス特性自動測定を行うかどうかの設定は
判断2855でYesを選択し処理2856で測定の
“ON”“OFF”フラグを設定する。
【0101】判断2820でYesを選択して処理28
21においてチャートZ軸方向の初期位置すなわちデフ
ォーカス位置の初期値を入力する。さらに判断2822
でYesを選択して処理2823でチャートZ軸方向の
1ステップ移動量すなわちデフォーカスステップ量を入
力し、処理2825でチャートZ軸方向のステップ数す
なわちデフォーカスステップ数を入力する。そして判断
2826でYesを選択して処理2827において測定
に使用するフィルターの種類を設定する。
【0102】設定したデフォーカス特性自動測定手順デ
ータを保存するときは判断2828でYesを選択し処
理2829において自動測定手順保存ファイルに設定し
たデフォーカス特性自動測定手順データを保存する。判
断2830でNoを選択するとデフォーカス特性自動測
定手順の変更処理を繰り返すことができ、また判断28
31でNoを選択すると自動測定手順の変更処理を繰り
返すことができる。
【0103】自動測定手順変更処理を終了するときは判
断2831でYesを選択し、図41の設定パラメータ
変更処理ルーチンへ戻る。以上で自動測定のための設定
パラメータの設定が終る。設定パラメータデータは一度
ファイルに保存しておけば測定の度に設定し直す必要は
ない。自動測定のためのパラメータの設定すなわち固定
パラメータデータ、自動測定手順データ、チャートデー
タの設定が終ると実際に被測定光学系を用いてチャート
スリット像を映し、ティーチングを行う。
【0104】まず測定用のチャートと被測定光学系の装
着、そして被測定光学系及び投影部の受光部に対するア
ライメントを行う。測定用のチャートは図7のチャート
の701の様に取り付け、被測定光学系はマウント20
2に取り付ける。
【0105】図3における自走移動機構305を使って
投影機全体を動かし受光部と投影部即ち被測定光学系の
距離を測定したい任意の位置に移動し図4の様な状態に
する。このときある程度、受光部の左右及び上下の移動
面に対して被測定光学系の光軸が垂直に交わるように位
置出しをしておく。
【0106】次に図6の様に受光部にアライメント用の
ミラー604を取り付け、図7のアライメント用レーザ
203を発光させる。レーザ光をミラー604に当てレ
ーザ光が垂直に戻ってくるように、図7のステージ71
8を調整して左右のアライメントを、図3のハンドル3
03を回して上下方向の光軸のアライメントを行う。
【0107】光軸出しが終了したらレーザ203の電源
を切りミラー604を取り外す。次に測定倍率とチャー
トスリットの大きさから走査用スリット507において
必要なスリットエリア以外から迷光が入り込まないよう
に図59に図示したようなマスク506を選んでスリッ
ト507に取り付け迷光3502を遮断し正規のスリッ
ト像光3503のみ通過させる。
【0108】マスク506は遮蔽の効果を高める為とス
リット像がケラレて光量を落さないようにするために光
を透過させる範囲を変更したものをいくつか用意して測
定条件によって交換する。
【0109】次に光源電源BOX304のスイッチを入
れて所定電圧までランプ電圧を上げチャート701に光
を照射する。まず基準となるスリット投影像がスクリー
ン504に映るように操作盤を操作して受光部101と
スリットを照明する光源から導かれた光ファイバー70
2とを移動させる。スクリーン504上でスリット像を
観察したときピントずれがひどいときは粗動Z軸ステー
ジ713を移動させてだいたいのピント合わせをする。
ほぼピントがあったら基準スリット投影像が受光部のス
キャニング用ミラーに入射するように受光部を移動させ
る。
【0110】受光部のスキャニング用ミラー501を回
転させるとエンコーダ511からサンプリングタイミン
グ信号が出力されてリアルタイム表示器としてのオシロ
スコープ912に線像の波形が表示される。操作盤を操
作して光軸合わせ用フォトマルからの信号を取り込むよ
うにする。線像波形がだいたい見やすい大きさになるよ
うに光軸合わせ用フォトマルのゲインを合わせておいて
受光部101を左右に移動したりθ軸方向に回転させて
線像波形が一番大きくなるところへ持って行く。
【0111】図58に示すように光軸合わせ用フォトマ
ル509の前には間隔を適宜設けたスリット508が測
定用フォトマルの前のデータ取り込み用スリット507
とスキャニングミラー501の回転中心と一直線をなす
ように設置されており2枚のスリット508を抜けて線
像合わせ用フォトマル509にスリット像が入射したと
き測定状態において同じくスリット像が正しくデータ取
り込み走査用スリット507と測定用フォトマル510
に入射している。
【0112】さらに操作盤を操作して微動Z軸ステージ
709を移動させ精密なピント合わせを行う。以上でテ
ィーチング及び測定前のアライメントが完了する。
【0113】続いて操作盤のティーチングSWを押す。
すると操作盤SW取り組みルーチン1102で読み込ま
れたティーチングSWデータは設定データとしてデータ
通信1103を通ってデータ処理用コンピュータの設定
データ入力ルーチン1603にて渡され、設定データ処
理1604のルーチンに入り判断1701の判断がYe
sとなってティーチング処理ルーチンへフロー1702
が進む。
【0114】図27のティーチング処理ルーチンにおい
てまず処理1801でスリットNo.のカウンターを1
にリセットする。判断1802の測定フラグ判断では自
動測定手順データに従って[ON][OFF]を判定す
る。
【0115】測定フラグがONならば処理1803へ行
き、カウンターの示すスリットに対応する受光部101
及び光ファイバー702のティーチング初期位置座標デ
ータを設定データとして設定データ通信ルーチン130
1を通して制御コンピュータに送り、制御コンピュータ
の設定データ処理ルーチン1104の処理1402と処
理1404で受光部101を、さらに処理1406と処
理1408で光ファイバー702を自動的に移動する。
【0116】これは光源の光照射範囲がチャートのスリ
ットをすべてカバーできない場合複数の光源を用意する
ことなく図57に図示したようにひとつの光源を測定す
るスリットに合わせて移動させる機能である。
【0117】本実施例では図8の光源ランプ801から
802,803,804,805のコンデンサーレンズ
により光ファイバー702に光を入射させ光ファイバー
の入射とは反対側の図7の光ファイバー702をステー
ジ703と705によって移動しチャート701に対し
て図57のように光照射範囲が移動する。
【0118】この実施例ではスリットが複数個設けられ
たチャートに対して光照射範囲を移動させているがその
他の実施例として図60のようにファイバーの光照射口
に直接スリットを設けファイバーとスリットを同時に移
動させることも可能である。ここでティーチング前のア
ライメント時と同様に受光部101を操作盤より移動さ
せ軸合わせを行い光ファイバーの位置調整も行う。
【0119】このときステージの移動機構には、例えば
受光部が移動するステージである103と105の両端
のようにそれ以上移動して破損しないように自動的に移
動をストップさせるリミットスイッチが付いているが、
移動範囲が単純でないチャートスリット照明用ファイバ
ーの場合は図55の様にファイバーの周囲にセンサーを
設け、どの方向にも障害物があれば停止する機構が備え
られている。
【0120】図55はチャートスリットが円筒状のホル
ダーに取り付けられていてファイバーがその中に入る場
合を表している。
【0121】図56はファイバーを正面から見たところ
で、ファイバー702の周囲に非接触のセンサー例えば
光センサー3103を配置し矢印の方向にセンサーが反
応するようにして、障害物の接近を感知するようになっ
ている。もちろん光源の照射する範囲すなわち光ファイ
バーが照射する範囲内におさまるようなチャートの大き
さであれば光ファイバーを移動させる必要はなく、その
ときは障害物検知用のセンサーを障害物検知状態にして
おけば操作盤などの誤操作から不必要に光ファイバーが
動いてしまうことを防ぐことができる。
【0122】次に図54の様にサンプリングエリア内に
線像波形が入るようにサンプリング開始点を設定し、ま
たフォトマルのゲイン設定もこのとき行う。
【0123】以上の処理1804は手動にて設定するも
のである。現在のスリット位置でのティーチング設定が
完了したら操作盤にてティーチング完了SWを押す。シ
ーケンスは処理1807へ進み受光部位置やファイバー
位置及びサンプリング開始点等の設定値が制御用コンピ
ュータの設定データ出力ルーチン1302を通してデー
タ処理用コンピュータへ渡され記憶される。ティーチン
グ設定中にティーチング処理ルーチンを終了したいとき
は操作盤にてティーチング処理終了を指示すれば判断処
理1806でYesへ進みティーチング処理ルーチンか
らぬける。
【0124】一方処理1807でティーチング設定デー
タを読み込んだ後は処理1808でチャートスリットN
o.のカウンターをアップし、判断1809でチャート
のスリットが設定数まで終了したかどうか判断しYes
ならティーチング処理ルーチンを終了する。スリットN
o.が設定数に達してなく、判断1810で終了を選択
しないときはシーケンスは処理1802に戻る。
【0125】以上の処理を繰り返してティーチングを完
了しシーケンスもメインフローに戻る。これで自動測定
のための準備が全て完了する。後は操作盤の自動測定S
Wを押せば設定した通りの測定が自動的に行われる。
【0126】以下に自動的に進む自動測定のシーケンス
を説明する。
【0127】操作盤にて自動測定SWが押されると、制
御コンピュータが自動測定SWを読み取り処理1232
で自動測定フラグがセットされる。これが処理1302
を通してデータ処理用コンピュータの処理1603にて
受け取られ、設定データ処理ルーチン1604の判断1
705でYesへ分岐し自動測定処理1706へと進
む。
【0128】図30の自動測定処理ルーチンにおいてM
TF画角特性自動測定が設定されていればシーケンスは
MTF画角特性自動測定処理2002へ行く。
【0129】図31,32,33のMTF画角特性自動
測定処理ルーチンにおいて、まず処理2101において
測定データ書き込み用ファイルに対して今回のMTF画
角特性自動測定でファイルされるデータ量を計算し、デ
ータを書き込むのに必要充分なエリアをファイルに確保
する。
【0130】次にフィルターカウンターを1にリセット
し判断2111でフィルターが終了でないことを確認し
て判断2112で現在のフィルターカウンターが示すフ
ィルターで測定するかどうか判断する。Yesならば処
理2113でフィルターの切り替え指令データをデータ
処理用コンピュータから制御用コンピュータへ送り、処
理2114でチャートスリットNo.カウンターを1に
セットし、さらに現在のチャートスリットNo.で測定
するかしないかを判断2115で判断する。
【0131】Yesならば処理2116にて受光部位置
とファイバー位置のティーチング設定データを制御コン
ピュータの処理1301を通して送り、同様に処理21
17でサンプリング開始点やフォトマルゲインなどの設
定データも制御コンピュータへ送る。受光部位置データ
が制御コンピュータへ送られると図17,18,19,
20の判断1401及び判断1403がONとなり処理
1402及び処理1404にて受光部の移動処理が行わ
れる。
【0132】制御用コンピュータは図10の受光部用パ
ルス発生ボード1025にパルスを発生させ、受光部モ
ータードライバー1019によって受光部移動用のモー
ターを駆動し、指令値どうりの位置へ受光部を移動させ
る。
【0133】同様にファイバーの位置データも制御コン
ピュータへ送られると投影部用パルス発生ボード102
6のうちファイバー用に対してパルスを発生させ投影部
モータードライバー1020のうちファイバー移動用に
よりファイバーが駆動する。判断2118で今回は1回
目の測定なのでシーケンスは判断2122へ行き、自動
測定終了がNoならば判断2103に進みフォトマルオ
ートゲインが設定されていれば処理2104へ行き、制
御コンピュータの処理1428が実行されフォトマルの
ゲインが設定される。
【0134】次に測定データ取り込み開始フラグ出力処
理ルーチン2105へ行く。ここでは測定開始フラグが
データ処理用コンピュータから制御コンピュータへ通信
され制御コンピュータのデータ取り込み処理1426が
実行される。
【0135】図21,22,23に示すデータ取り込み
処理ルーチンでは、データの取り込みを繰り返したとき
に機械的な振動や電気的なノイズなどにより取り込む度
に波形の位置がずれて、積算した波形が元の波形に対し
て歪んでしまわないような取り込み処理を行うプログラ
ムフローである。
【0136】図21,22,23においてまず処理15
01でデータ取り込み回数をリセットする。処理150
2でフォトマルからの線像波形をデータ収集装置102
1とデータ収集装置インターフェイス1027を通して
予め設定されたサンプリング時間で、同じく予め設定さ
れたサンプリング開始点からミラーに直結されたアブソ
リュートエンコーダ511の信号により同期をとって制
御用コンピュータに1スキャン分取り込み、データ配列
Yi(m){m=1〜n}に記憶する。このときアブソ
リュートエンコーダ511の原点信号から線像波形まで
の角度信号も測定データと同様にデータ収集装置102
1によって制御用コンピュータに読み込まれ測定データ
をデータ処理用コンピュータに送るときに同時に通信さ
れる。
【0137】この角度信号はMTF(OTF)計算の画
角による補正計算に用いられる。次に処理1503で重
心計算用の配列Y’i(m)に配列Yi(m)をコピー
する。処理1504では配列Y’(m)をローパスフィ
ルターに通し、高周波成分をカットする。
【0138】これは高周波成分が多い状態で波形の位置
を合わせると、例えばピーク位置を揃えて積算したとき
にピークの位置が元波形より鋭く尖り反対にすそのは広
がった波形になってしまうのを防ぐためである。次に処
理1505においてデータ配列Y’i(m)の重心位置
Giを求め、判断1506でデータの取り込み回数が1
回目かどうか判断し、Yesなら重心位置をG1として
記憶しデータ積算用配列R(m)にコピーする。
【0139】データ取り込み回数が2回目以降の場合は
処理1509で1回目のとき記憶した重心位置G1とG
iとの差分を計算し、処理1510で差の分だけ波形を
ずらしてデータ積算用配列R(m)に足し込んでいく。
処理1511でデータ取り込み回数のカウンターをカウ
ントアップし、判断1512において取り込みが完了し
たかどうか判断する。
【0140】このとき波形をずらして積算用配列に足し
込んでいく配列は、高周波成分をカットしていない配列
Yi(m)である。高周波成分が全てノイズ成分ならば
高周波成分を除去した配列Y’i(m)をずらして足し
込んでも、或いはローパスフィルターを通すだけでも目
的を達成できる。しかし、図62の様に元波形にノイズ
ではない高周波成分が含まれている場合、図63の様に
この波形にノイズがのったものをローパスフィルターに
通すと図64の様に元波形に含まれているノイズではな
い高周波成分まで除去されてしまい正しい波形を得るこ
とができない。
【0141】そこで本発明の様に波形のずれ量を演算す
る配列は高周波成分をカットした配列Y’i(m)、積
算用配列に足し込む配列は高周波成分をカットしていな
い元の配列Yi(m)とすれば、図65の様に積算によ
る平均効果によってランダムなノイズ成分は除去され、
元波形に含まれているノイズではない高周波成分は足し
込む複数の波形毎に同一の特定箇所に存在するので残る
し、ずれ量の演算時にノイズによってずれ量に誤差が発
生することも、そのまま積算することによる波形の歪み
も起こることがない。
【0142】取り込みが完了していない場合は処理15
02に戻り以上の処理を繰り返し、取り込みが完了した
ならば処理1513のデータ転送用配列T(m)に積算
の終ったデータ配列R(m)をコピーして測定完了フラ
グを立ててデータ取り込み処理ルーチンを抜ける。
【0143】本実施例ではデータ配列の重心位置を計算
し、その位置を揃えて積算しているが重心位置を求める
代わりにピーク位置やハーフレベル位置を求める方法も
ある。
【0144】しかしこの場合は処理1504の様に高周
波成分を除去しないと積算することによって波形が歪む
可能性が重心位置を求める方法より高い。データ取り込
み処理が終了すると設定データ通信ルーチン1103に
おいて測定完了フラグがONになるので処理は処理13
04へ行き、同時にデータ処理用コンピュータのフロー
では判断2106がYesに分岐して処理2107にお
いて測定データが制御用コンピュータからデータ処理用
コンピュータに受け渡される。
【0145】測定データの受渡しが完了すると処理21
08でチャートスリットNo.のカウントアップをしス
リット終了判断とスリット測定フラグの判断をしてすぐ
に処理2116で次のスリットによる受光部及びファイ
バー位置データの通信、さらに処理2117の設定デー
タの通信を行う。制御コンピュータが受光部やファイバ
ーの位置決め及び設定データの実行を行っている間に処
理2119のMTF(OTF)計算処理と処理2120
の結果モニター表示と処理2121のデータ保存ファイ
ルへの結果書き込みが実行される。
【0146】このように本発明では機械系を駆動するコ
ンピュータとデータを処理するコンピュータが別なので
機械系を駆動しているときに計算処理ができ測定時間の
短縮が図れる。判断2122にて測定が終りかどうか判
断しYesなら自動測定ルーチンをぬける。Noならば
処理2103へ戻り測定を繰り返す。
【0147】判断2109でスリット終了がYesのと
きは処理2110でフィルターカウンターのカウントア
ップを行い判断2111で測定フィルターの完了を判断
してこれまでの測定処理を繰り返す。
【0148】この場合は制御用コンピュータが受光部及
びファイバー位置駆動と設定データ処理に加えてフィル
ターの変更処理を実行している間にMTF計算処理等を
行うことになる。測定フィルターが終了していればMT
F画角特性自動測定処理は完了となりシーケンスは図3
0の自動測定処理ルーチンに戻る。
【0149】次に図30の自動測定処理ルーチンにおい
て倍率色収差特性自動測定が設定されていればシーケン
スは倍率色収差特性自動測定処理2004へ行く。
【0150】図34,35,36の倍率色収差特性自動
測定処理ルーチンにおいて、まず処理2201において
測定データ書き込み用ファイルに対して今回の倍率色収
差特性自動測定でファイルされるデータ量を計算し、デ
ータを書き込むのに必要充分なエリアをファイルに確保
する。
【0151】次に処理2202でチャートスリットN
o.カウンターを1にセットし、判断2211でチャー
トスリットが終了していないことを確認して現在のチャ
ートスリットNo.で測定するかしないかを判断221
2で判断する。Yesならば処理2213にて受光部位
置とファイバー位置のティーチング設定データを制御コ
ンピュータの処理1301を通して送る。
【0152】受光部位置データが制御コンピュータへ送
られると図17の判断1401及び判断1403がON
となり処理1402及び処理1404にて受光部の移動
処理が行われる。制御用コンピュータは図10の受光部
用パルス発生ボード1025にパルスを発生させ、受光
部モータードライバー1019によって受光部移動用の
モーターを駆動し、指令値どうりの位置へ受光部を移動
させる。
【0153】同様にファイバーの位置データも制御コン
ピュータへ送られると投影部用パルス発生ボード102
6のうちファイバー用に対してパルスを発生させ投影部
モータードライバー1020のうちファイバー移動用に
よりファイバーが駆動する。つづいてフィルターカウン
ターを1にリセットし判断2215で現在のフィルター
カウンターが示すフィルターで測定するかどうか判断す
る。Yesならば処理2216でフィルターを切り替え
データを、処理2217でサンプリング開始点やフォト
マルゲインなどの設定データを制御コンピュータへ送
る。
【0154】判断2218で今回は1回目の測定なので
判断2222で自動測定が終了かどうか判断しNoなら
ばシーケンスは判断2203に進みフォトマルオートゲ
インが設定されていれば処理2204へ行き、制御コン
ピュータの処理1428が実行されフォトマルのゲイン
が設定される。次にシーケンスは測定データ取り込み指
令出力処理2205に行く。
【0155】倍率色収差特性自動測定処理におけるデー
タ取り込み処理はMTF画角特性自動測定処理のデータ
取り込み処理と同じである。測定データの取り込みが終
ると判断2206がYesに分岐し処理2207にて測
定データが制御用コンピュータからデータ処理用コンピ
ュータへ通信される。測定データの通信が完了するとフ
ィルター終了の判断2209、判断2215をへて処理
2216でフィルター変更データの出力さらに処理22
17で設定データの出力をデータ処理用コンピュータか
ら制御用コンピュータへ行い制御用コンピュータが各種
設定や受光部の移動などを行っている間に倍率色収差特
性計算処理2219を実行する。
【0156】図40の倍率色収差特性計算処理ルーチン
において、処理2401でまず測定線像波形の重心位置
を計算する。判断2402で色収差計算の基準となるフ
ィルターで測定したものかどうか判断しYesなら重心
位置の基準として記憶する。Noの場合は処理2403
で記憶した基準の重心位置との差分を処理2404にお
いて計算し、これが倍率色収差特性の測定結果データと
なる。
【0157】シーケンスは処理2220、2221と進
み、結果データをモニターに表示してさらに測定データ
保存用ファイルに出力する。処理2222にて測定が終
りかどうか判断しYesなら自動測定ルーチンをぬけ
る。Noならば判断2203へ戻り測定を繰り返す。
【0158】判断2209がYesのときはチャートス
リットNo.のカウントアップを行いチャートスリット
の完了を判断する。測定すべきチャートのスリットが残
っている場合は判断2212へ行きこれまでの処理を繰
り返す。
【0159】この場合制御用コンピュータがフィルター
変更と設定データ処理に加えて受光部及びファイバー位
置の駆動を実行している間にデータ処理用コンピュータ
は倍率色収差特性の計算処理等を行うことになる。チャ
ートスリットが終了していれば倍率色収差特性自動測定
処理は完了となりシーケンスは図30の自動測定処理ル
ーチンに戻る。
【0160】次に図30の自動測定処理ルーチンにおい
てデフォーカス特性自動測定が設定されていればシーケ
ンスはデフォーカス特性自動測定処理2006へ行く。
図37,38,39のデフォーカス特性自動測定処理ル
ーチンにおいて、まず処理2301において測定データ
書き込み用ファイルに対して今回のデフォーカス特性自
動測定でファイルされるデータ量を計算し、データを書
き込むのに必要充分なエリアをファイルに確保する。
【0161】次に受光部位置と光源用光ファイバー位置
をデフォーカス特性自動測定位置としてティーチングし
た設定データを処理2302にて送り受光部及びファイ
バーを設定値まで移動させ、処理2303においてサン
プリング開始点などの設定データも送る。処理2304
でチャートをフォーカス方向即ちZ軸方向のデフォーカ
ス特性自動測定初期位置データのデータ通信処理が行わ
れる。
【0162】チャートのZ軸位置がデータ処理用コンピ
ュータから制御用コンピュータへ送られると制御コンピ
ュータは図10の投影部パルス発生ボード1026のう
ちチャートZ軸用に対してパルスを発生させ、チャート
Z軸用ドライバーによってチャートZ軸が駆動される。
つづいて処理2314でフィルターカウンターを1にリ
セットし判断2315で現在のフィルターカウンターが
示すフィルターで測定するかどうか判断する。Yesな
らば処理2316でフィルターを切り替えデータを制御
用コンピュータへ通信する。測定が1回目なのでシーケ
ンスは判断2321に行きNoならば処理2305でフ
ォトマルのゲインが自動的に設定される。
【0163】次にシーケンスは測定データ取り込み開始
フラグ通信処理2306に行く。デフォーカス特性自動
測定処理におけるデータ取り込み処理はMTF画角特性
自動測定処理のデータ取り込み処理と同じである。判断
2307でデータの取り込みが完了すると処理2308
で測定データが制御用コンピュータからデータ処理用コ
ンピュータへ送られる。
【0164】測定データの通信が完了すると処理230
9でフィルター番号のカウントアップを実行し判断23
10と判断2315をへて処理2316でフィルターの
変更データを制御用コンピュータに出力した後今度は判
断2317をシーケンスは処理2318、処理231
9、処理2320へ行き、MTF(OTF)の計算と結
果のモニター表示とデータ保存用ファイルへの結果書き
込みが行われる。処理2321にて測定が終りかどうか
判断しYesなら自動測定ルーチンをぬける。Noなら
ば処理2305へ戻り測定を繰り返す。
【0165】判断2310でフィルター終了がYesな
らば処理2311にてチャートのZ軸ステップカウンタ
ーをカウントアップし判断2312がNoなら処理23
13でチャートZ軸ステップ移動量を制御用コンピュー
タに出力して処理2314のフィルターカウンターを1
にセットする処理に戻る。
【0166】この場合制御用コンピュータがフィルター
変更処理に加えチャートZ軸駆動を実行している間にデ
ータ処理用コンピュータはMTFの計算処理等を行うこ
とになる。
【0167】判断2312でチャートZ軸ステップが終
了していればデフォーカス特性自動測定処理は完了とな
りシーケンスは図30の自動測定処理ルーチンに戻る。
【0168】シーケンスは図26の設定データ処理ルー
チンへ行き、さらに図24,25のデータ処理用プログ
ラムメインフローに戻る。
【0169】以上で自動測定が全て完了する。ティーチ
ングデータ及び自動測定手順データが保存されている限
り、操作盤の自動測定スイッチを押すだけで以上の様な
複雑な測定が自動的に行われる。
【0170】次に自動測定によって保存された測定結果
データを読み出して表示する機能を説明する。
【0171】測定データのファイルからの読み出しはデ
ータ処理用コンピュータだけの操作で行えるのでMTF
測定器本体が必ずしも測定可能な状態になっている必要
はない。
【0172】図24,25のデータ処理用コンピュータ
プログラムメインフローにおいて測定データ編集処理判
断1607をYesに分岐し測定データ編集処理ルーチ
ン1608へ行く。
【0173】図42,43,44の測定データ編集処理
ルーチンではまず判断2601でMTF画角特性データ
の出力をするかしないか判断する。Yesを選択すると
測定データ保存ファイルよりMTF画角特性測定データ
のファイル名を選択的に読み出しモニターにMTF画角
特性測定データファイル名の一覧表が表示される。
【0174】処理2605で表示されたデータから出力
したい測定データを選択すると処理2606が実行され
外部表示器例えばプロッターなどにMTF画角特性のグ
ラフを表示することができる。
【0175】シーケンスは処理2603に戻り、何回で
も測定データの選択及びプロッター表示を繰り返すこと
ができる。MTF画角特性データの出力を終了するとき
は判断2604にてYesを選択する。
【0176】倍率色収差特性データ出力のシーケンスは
MTF画角特性データ出力とほぼ同様である。判断26
07で倍率色収差特性データの出力を選択すると測定デ
ータ保存ファイルより倍率色収差特性測定データのファ
イル名を選択的に読み出しモニターに倍率色収差特性測
定データファイル名の一覧表を表示する。
【0177】処理2611で表示されたデータから出力
したい測定データを選択すると処理2612が実行され
外部表示器例えばプロッターなどに倍率色収差特性のグ
ラフを表示する。シーケンスは処理2609に戻り、何
回でも測定データの選択及びプロッター表示を繰り返す
ことができる。
【0178】さらにデフォーカス特性データの出力も同
様である。判断2613でデフォーカス特性データの出
力を選択すると測定データ保存ファイルよりデフォーカ
ス特性測定データのファイル名を選択的に読み出しモニ
ターにデフォーカス特性測定データファイル名の一覧表
を表示する。処理2617で表示されたデータから出力
したい測定データを選択すると処理2618が実行され
外部表示器例えばプロッターなどにデフォーカス特性の
グラフを表示する。
【0179】シーケンスは処理2615に戻り、何回で
も測定データの選択及びプロッター表示を繰り返すこと
ができる。判断2619においてNoを選択すれば以上
の測定データ編集のルーチンを何回でも繰り返すことが
できる。判断2619でYesを選択すればシーケンス
は測定データ編集ルーチンをぬけて図24,25のメイ
ンフローに戻る。
【0180】以上が本発明によるMTF(OTF)測定
器の特徴である自動測定の実施例である。本MTF(O
TF)測定器は自動測定の他に1回毎にMTF(OT
F)測定を行える手動測定機能も兼ね備えている。
【0181】手動測定を行うにはまず自動測定手順のテ
ィーチング設定で説明したように被測定光学系と受光部
と投影部のアライメントをそれぞれ行い測定線像がリア
ルタイムモニター912に図54(A)のように表示さ
れるようにする。操作盤の手動モードスイッチを押すと
制御コンピュータから手動モードフラグが通信され、図
26の設定データ処理ルーチンにおいて判断1703か
ら手動測定処理1704へシーケンスが分岐する。
【0182】図28,29の手動測定処理ルーチンにお
いて操作盤の測定開始スイッチが押されると制御コンピ
ュータは測定データの取り込みを開始し、判断1902
でデータ取り込みの完了を待つ。制御コンピュータのデ
ータ取り込みが終ると処理1903でデータ処理用コン
ピュータに制御コンピュータからデータを通信し、MT
F(OTF)計算処理1904を実行して結果をモニタ
ーに表示する。判断1906で外部表示装置例えばプロ
ッターの出力を選択すると処理1907が実行され測定
した結果を表示することができる。
【0183】処理1909で測定データを複数データ出
力用メモリーに記憶しこれを何回か繰り返すと処理19
11の表示処理によりいくつかの測定データの変化を見
ることができる。手動測定モードをクリアすると判断1
912から手動測定処理ルーチンをぬけて図24,25
のメインフローに戻る。
【0184】
【発明の効果】
(2−1)本発明によれば前述の如く移動可能な光ファ
イバーを用いることにより、投影手段に設けた照明系か
らの光束で照明したテストパターンを測定光学系により
受光手段やスクリーン面等の所定面上に投影し、該所定
面上のテストパターン像を用いて該測定光学系の光学性
能を評価する際、テストパターンの面積が大きくなって
も装置全体の小型化を図りつつ、該テストパターンを効
率的に照明することのできる光学性能評価測定装置を達
成することができる。
【0185】特にチャートの照明に本発明に係る移動機
構を持った光ファイバーを用いれば大きなチャートを照
明するのに大がかりな集光光学系を用意することなく
N.Aが高く光量の多い照明が可能となる。また光ファ
イバーの移動に自動移動機能を持たせることで自動測定
機能を持った光学性能評価測定装置においてもその自動
測定機能を損なうことなくチャートの照明を行うことが
できるといった特長がある。
【0186】(2−2)本発明によれば以上のように、
チャート照明用の光ファイバーの周囲にリミットセンサ
ーを設けることにより光ファイバーを移動ステージの制
御範囲に関係なく移動リミットを設定することができ、
光ファイバーを狭い所や複数な空間に設定することがチ
ャートを効率良く照明することができる光学性能評価測
定装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 被測定光学系によって結像したスリット像
を取り込むための受光素子を搭載した受光部と受光部の
XY平面移動機構部全体の正面図
【図2】 被測定光学系によるチャートのスリット像
を投影させるための投影部全体の正面図
【図3】 図2における投影部全体の側面図
【図4】 測定状態における受光部及び受光移動部全
体と投影部全体の側面図
【図5】 測定光学系によって投影された像を走査し
て受光素子へ取り込む受光部の内部詳細正面図
【図6】 アライメント用ミラーを装着した受光部正
面図
【図7】 チャートステージと被測定光学系マウント
部とファイバー移動部を主な構成部品とする投影部主要
部側面図
【図8】 投影部の光源部詳細図
【図9】 制御系電装とデータ処理系の外観図
【図10】 制御系、データ処理系のシステムブロック
【図11】 制御用コンピュータプログラムのメインル
ーチン
【図12】 制御用コンピュータプログラムの操作盤ス
イッチ取り込み処理ルーチン
【図13】 制御用コンピュータプログラムの操作盤ス
イッチ取り込み処理ルーチン
【図14】 制御用コンピュータプログラムの操作盤ス
イッチ取り込み処理ルーチン
【図15】 制御用コンピュータプログラムの操作盤ス
イッチ取り込み処理ルーチン
【図16】 制御用コンピュータプログラムのデータ通
信ルーチン
【図17】 制御用コンピュータプログラムの設定デー
タ処理ルーチン
【図18】 制御用コンピュータプログラムの設定デー
タ処理ルーチン
【図19】 制御用コンピュータプログラムの設定デー
タ処理ルーチン
【図20】 制御用コンピュータプログラムの設定デー
タ処理ルーチン
【図21】 制御用コンピュータプログラムのデータ取
り込み処理ルーチン
【図22】 制御用コンピュータプログラムのデータ取
り込み処理ルーチン
【図23】 制御用コンピュータプログラムのデータ取
り込み処理ルーチン
【図24】 データ処理用コンピュータプログラムのメ
インルーチン
【図25】 データ処理用コンピュータプログラムのメ
インルーチン
【図26】 データ処理用コンピュータプログラムの設
定データ処理ルーチン
【図27】 データ処理用コンピュータプログラムのテ
ィーチング処理ルーチン
【図28】 データ処理用コンピュータプログラムの手
動測定処理ルーチン
【図29】 データ処理用コンピュータプログラムの手
動測定処理ルーチン
【図30】 データ処理用コンピュータプログラムの自
動測定処理ルーチン
【図31】 データ処理用コンピュータプログラムのM
TF画角特性自動測定処理ルーチン
【図32】 データ処理用コンピュータプログラムのM
TF画角特性自動測定処理ルーチン
【図33】 データ処理用コンピュータプログラムのM
TF画角特性自動測定処理ルーチン
【図34】 データ処理用コンピュータプログラムの倍
率色収差特性自動測定処理ルーチン
【図35】 データ処理用コンピュータプログラムの倍
率色収差特性自動測定処理ルーチン
【図36】 データ処理用コンピュータプログラムの倍
率色収差特性自動測定処理ルーチン
【図37】 データ処理用コンピュータプログラムのデ
フォーカス特性自動測定処理ルーチン
【図38】 データ処理用コンピュータプログラムのデ
フォーカス特性自動測定処理ルーチン
【図39】 データ処理用コンピュータプログラムのデ
フォーカス特性自動測定処理ルーチン
【図40】 データ処理用コンピュータプログラムの倍
率色収差計算処理ルーチン
【図41】 データ処理用コンピュータプログラムの設
定パラメータ変更処理ルーチン
【図42】 データ処理用コンピュータプログラムの測
定データ編集処理ルーチン
【図43】 データ処理用コンピュータプログラムの測
定データ編集処理ルーチン
【図44】 データ処理用コンピュータプログラムの測
定データ編集処理ルーチン
【図45】 データ処理用コンピュータプログラムの固
定パラメータ変更処理ルーチン
【図46】 データ処理用コンピュータプログラムの固
定パラメータ変更処理ルーチン
【図47】 データ処理用コンピュータプログラムの固
定パラメータ変更処理ルーチン
【図48】 データ処理用コンピュータプログラムの自
動測定手順変更処理ルーチン
【図49】 データ処理用コンピュータプログラムの自
動測定手順変更処理ルーチン
【図50】 データ処理用コンピュータプログラムの自
動測定手順変更処理ルーチン
【図51】 データ処理用コンピュータプログラムの自
動測定手順変更処理ルーチン
【図52】 データ処理用コンピュータプログラムのチ
ャートデータ設定変更ルーチン
【図53】 データ処理用コンピュータプログラムのチ
ャートデータ設定変更ルーチン
【図54】 線像波形のリアルタイムモニター画面
【図55】 円筒状チャートホルダーに装着されたチャ
ートと光源用光ファイバーの関係図
【図56】 光ファイバーと光センサーをチャート照明
側正面から見た図
【図57】 チャート上のスリットと光照射範囲の関係
【図58】 光軸合わせ用受光素子部と測定用受光素子
部と走査ミラーの関係図
【図59】 受光素子と走査用スリットと迷光遮蔽用マ
スクとの関係図
【図60】 光ファイバーによるスリット照明のその他
の実施例
【図61】 従来のチャート照明方法の説明図
【図62】 本発明に係る線像波形のリアルタイムモニ
タ画面
【図63】 本発明に係る線像波形のリアルタイムモニ
タ画面
【図64】 本発明に係る線像波形のリアルタイムモニ
タ画面
【図65】 本発明に係る線像波形のリアルタイムモニ
タ画面
【符号の説明】
100 受光手段 200 投影手段 101 受光部 203 レーザー 309 装着部 507,508 スリット 509,510 フォトマル 701 チャート 801 光源ランプ 802,803,804,805 コンデンサーレン
ズ 902 コンピュータ 906 表示装置 908 画面表示装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投影手段に設けたテストパターンを測定
    光学系により受光手段に投影し、該受光手段で得られた
    テストパターン像を利用して、演算手段により該測定光
    学系の光学性能を評価する際、該投影手段は光源からの
    光束を光ファイバーで導光し、該光ファイバーの射出面
    からの光束により該テストパターンの一部又は全部を照
    明する照明系を有していることを特徴とする光学性能評
    価測定装置。
  2. 【請求項2】 前記投影手段は前記光ファイバーの射出
    面が前記テストパターン面と平行な面内において移動可
    能となる移動機構を有していることを特徴とする請求項
    1の光学性能評価測定装置。
  3. 【請求項3】 前記移動機構は前記光ファイバーへ射出
    面が複数の位置に移動可能となる自動移動機構より成
    り、前記投影手段は該光ファイバーの射出面の複数の移
    動位置を記憶するティーチング機構と、該光ファイバー
    の射出面を該複数の移動位置に順に移動させる移動制御
    機構を有していることを特徴とする請求項2の光学性能
    評価測定装置。
  4. 【請求項4】 投影手段に設けたテストパターンを測定
    光学系により所定面上に投影し、該所定面上に投影した
    テストパターン像を用いて該測定光学系の光学性能を評
    価する際、該投影手段は光源からの光束を周囲に少なく
    とも1つのリミットセンサーを設けた光ファイバーで導
    光し、該光ファイバーの射出面からの光束により該テス
    トパターンの一部又は全部を照明する照明系と該光ファ
    イバーの射出面が該テストパターン面と平行な面内にお
    いて移動可能な移動機構とを有していることを特徴とす
    る光学性能評価測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102175958A (zh) * 2010-12-30 2011-09-07 中国科学院长春光学精密机械与物理研究所 星上定标光源led的筛选方法
CN104360292A (zh) * 2014-12-08 2015-02-18 昆山精讯电子技术有限公司 Led灯条光电性检测机构

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