JPH0750749Y2 - 焼付機 - Google Patents

焼付機

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JPH0750749Y2
JPH0750749Y2 JP1989051487U JP5148789U JPH0750749Y2 JP H0750749 Y2 JPH0750749 Y2 JP H0750749Y2 JP 1989051487 U JP1989051487 U JP 1989051487U JP 5148789 U JP5148789 U JP 5148789U JP H0750749 Y2 JPH0750749 Y2 JP H0750749Y2
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幸一 藤井
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、殖版機や反復多面焼付機などの焼付機に関
し、特に、感光材料への絵柄の焼付けに際し、後の工程
のために各種管理用マーク、例えば見当合せ用のレジス
ターマーク、断裁用の断ちトンボ、色濃度管理用のカラ
ーパッチなどを感光材料の絵柄焼付け部の周辺部に形成
するための手段に関し、製版分野において利用されるも
のである。
〔従来の技術〕
第7図に示すように、例えばオフセット印刷において使
用される印刷版1上には、最終印刷物を得るのに必要な
絵柄部分2の他、その周辺部に、多色刷りを行なう場合
における見当合せのためのレジスターマーク3、紙の断
裁のための断ちトンボ4、印刷におけるインク濃度やカ
ラーバランスなどを管理するためのカラーパッチ5、印
刷機(本刷り)用の自動版見当合せ装置に用いるレジス
ターマーク(レジスターマーク3と区別するために、以
下では「ターゲット」と称する)6などの各種管理用マ
ークが形成されている。
殖版機を使用して感光材料(印刷版等)に絵柄を焼き付
ける工程において、感光材料面に上記各種管理用マーク
を形成する方法としては、絵柄を焼き付けるフィルム原
板とは別に、管理用マークが形成されたフィルム原板を
用意し、絵柄を焼付けの前又は後に、ピン穴を基準とし
て位置合せして管理用マークを感光材料面に焼き付ける
方法や、製版工程等で作成した管理用マークのフィルム
原板を、本来の絵柄を焼き付ける前又は後に、殖版機の
焼枠にセットし、絵柄と同一の機械基準で感光材料に焼
き付ける方法が知られている。また、特開昭61-201254
号公報に開示されているように、殖版機の原稿架にブラ
ケットを介してケーシングを上下動可能に取り付け、こ
のケーシングの下端に、レジスターマークを形成した原
板を取り付けるとともに、ケーシング内に、原板に光を
照射する光源を設け、絵柄の焼付けと同時に或いはそれ
と前後して印刷版に自動的にレジスターマークを形成し
得るようにした装置が提案されている。
また、殖版機により、第8図に示した焼付け用原板118
の絵柄2を、第7図に示すような反復パターンで感光材
料(例えばポジタイプの印刷版)に多面焼付けする場合
において、印刷版1面の、例えば区画2aに焼付けを行な
う際には、隣接する区画の絵柄に影響が出たりしないよ
うにするため、第9図に示すように焼付け用原板118の
斜線部分120を遮光する必要がある。また、122で示した
部分は遮光を行なっていないが、これは、ポジタイプの
PS版(ポジ原板を焼付けすることにより印刷画像を得る
もの)では、第7図における焼き付けられた絵柄以外の
周辺部に、印刷時にインキが付着しないようにするため
である(通常、この操作を焼きとばしと称する)。
このように焼付け用原板118の絵柄周縁部を遮光する手
段の1つに、第10図に示すような、いわゆる自動マスク
装置と称される装置が広く使用されている。この自動マ
スク装置は、詳述しないが、第10図に模式的に示したよ
うに、上下方向に移動自在の一対のマスク板124、126
と、左右方向に移動自在の一対のマスク板128、130とを
備え、設定されたマスク開閉量に対応する出力信号に基
づいて、各マスク板をそれぞれ駆動させ、所要の形状、
開口寸法のマスクを形成するものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
以上のように、絵柄原板の焼付けに際しては、少なくと
も管理用マークを形成しようとする部位は、適当な形状
の遮光マスクシートにより遮光して光が当たらないよう
にしておく必要があり、他方、管理用マークの原板焼付
けに際しては、同じく遮光マスクシートによって絵柄部
分を遮光する必要がある。しかし、殖版作業におけるよ
うに複雑な焼付け操作を行なう場合には、この遮光マス
クシートの作成は非常に煩わしく、さらに、上述した自
動マスク装置では、複雑な形状の遮光は現実的にできな
い。
また、レジスターマークや断ちトンボ等の管理用マーク
は、殖版工程で普通に取り扱う原板に比べると遥かに小
さく、ターゲットに至っては1個が0.3〜1mm程度の大き
さである。このため、遮光作業を含めて各種管理用マー
ク原板の取扱いは、普通の原板に比べて非常に煩わしい
作業である。
また、従来の方法及び装置では、感光材料面に管理用マ
ークを形成するのに、密着及び露光工程を経なければな
らないため、マークの形成に時間を要する。しかも、感
光材料がポジ型であるかネガ型であるかによって、マー
クを形成する原板をポジ型にするか、或いはネガ型にす
るかを選択してそれに合った原板を用意しなければなら
ず、そのための対応が面倒である。さらにまた、上記し
た遮光マスクシートの作成にも、時間と費用がかかる。
感光材料面に各種管理用マークを形成するための上記従
来方法及び装置には、上述したような問題点があり、こ
の考案は、それらの問題点を解決し、密着焼付け手段に
よらないで感光材料面に管理用マークを形成する新たな
手段を提供し、繁雑な遮光作業を無くすることを技術的
課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上記課題を達成するための手段として、焼
付機の原板架台にマーク形成ヘッドを設け、そのマーク
形成ヘッドに、現像時には除去される遮光性のインクを
感光材料面に付着させて各種管理用マークを描出するイ
ンク付着手段を備えたことを要旨とする。
上記インク付着手段としては、例えば熱転写プリンタや
印刷手段によるものなどが使用される。また、各種管理
用マークを感光材料面に描出させる場合に、ROMに記憶
された管理用マークのパターンデータ等に基づいてドッ
ト方式によりマークを形成するようにしてもよい。
〔作用〕
上記構成の焼付機においては、マーク形成ヘッドが原板
架台に設けられていて感光材料に対し相対的に移動する
ので、焼付機自体が有する高精度な位置決め機構を利用
することにより、マーク形成ヘッドを感光材料面の所定
位置に対向させて正確に位置決めすることができる。マ
ーク形成ヘッドが所定位置に位置決めされると、マーク
形成ヘッドに設けられたインク付着手段により、現像時
には除去される遮光性のインクを感光材料面に付着させ
て各種管理用マークが描出される。このインク付着によ
る管理用マークの形成は、密着焼付けによるマーク形成
に比べて、極めて短時間のうちに完了し、このインキの
付着により感材面が遮光される。
〔実施例〕
以下、この考案の好適な実施例について図面を参照しな
がら説明する。
第1図及び第2図は、この考案の1実施例を示し、第1
図は、殖版機に配設されるマーク形成ヘッドの概略構成
及びその制御系の構成を示す模式図、第2図は、マーク
形成ヘッドを、カバーと本体部とに分離した状態で示す
斜視図である。
最初に、この考案が適用される殖版機は、第3図にその
全体斜視図を示すように、基台10上に感材取付台12が固
定され、感材取付台12の上面には感光材料、例えば印刷
版14が水平状態に保持されている。また、基台10には、
その長手方向(X方向)に移動自在にY方向案内架台16
が設けられており、Y方向案内架台16には、それに案内
されて基台10の幅方向(Y方向)に移動自在に原板架台
18が設けられている。原板架台18の上部には光源20が配
設され、原板架台18の底面部には、第4図に示すように
原板ホルダー22が配設されていて、その原板ホルダー22
に原板24が水平状態に保持されている。そして、原板ホ
ルダー22は、焼付けに際して原板24を感光材料面に密着
させることができるように、原板架台18に上下動自在に
保持されている。尚、原板ホルダー22には、自動マスク
装置(図示せず)が付設されている。また、殖版機に
は、CRT28、キーボード30、フロッピーディスク挿入口3
2などを備えたNC制御装置26が併設されており、このNC
制御装置26により、Y方向案内架台16、原板架台18、光
源20などが駆動制御されて、感材取付台12上に固定され
た印刷版14の各所要位置に順次絵柄が自動的に焼き付け
られてゆく。
以上説明したような殖版機の構成は、従来のものと何ら
変わるところがなく、従ってさらに詳しい説明は省略す
る。尚、第3図に示した殖版機では、感材取付台12を固
定しておき、原板架台18をX方向及びY方向に移動可能
にして、感光材料に対する原板の位置決めを行なうよう
にしているが、例えば感材取付台をX方向に移動可能に
するとともに原板架台をY方向に移動可能にして、それ
ぞれを駆動制御することにより位置決めを行なうように
してもよいし、或いは、原板架台を固定し、感材取付台
をX方向及びY方向に移動可能に構成するようにしても
よい。
この殖版機は、第3図及び第4図に示すように、原板架
台18の側壁面にマーク形成ヘッド34を取着した点に特徴
を有する。マーク形成ヘッド34は、第1図及び第2図に
示すように、エアーシリンダ36のピストンロッド38の下
端部にインク付着ユニット40を固着して構成されてい
る。インク付着ユニット40は、この実施例では熱転写プ
リンタからなり、下端面が開口したケーシング42内に、
その下端開口面44に臨んで、発熱素子を配列したサーマ
ルヘッド46を配設するとともに、繰出しロール50から繰
り出されるインクリボン48をサーマルヘッド46の下端面
と摺接させるようにしてケーシング42の下端開口面44を
横切らせた後、リボン巻取り用モータ54によって巻取り
ロール52に巻き取るようにして構成されている。サーマ
ルヘッド46は、発熱素子をマトリックス状に配置し、各
種管理用マークのパターンデータに基づいて各素子に選
択的に通電することにより、ドット方式で任意のマーク
を描出できるようにすることが好ましいが、マークパタ
ーンを一定のものに限定して構成されたものであっても
よい。そして、サーマルヘッド46及び巻取り用モータ54
の駆動制御は、CPUを備えたNC制御装置58からの制御信
号を受けたコントローラ56によって行なわれるようにな
っている。第1図中、60はCRT、62はキーボード、64は
フロッピーディスク挿入口である。尚、マーク形成ヘッ
ド34の制御用のNC制御装置は、本体である殖版機の制御
用のNC制御装置26(第3図参照)内にそれを組み込ん
で、共通の1台のNC制御装置として構成することができ
る。
エアーシリンダ36は、第2図に示したように、ブラケッ
ト66により取付けベース68に固着されており、取付けベ
ース68が原板架台18に固定されている。取付けベース68
にはガイドレール70が形設されていて、このガイドレー
ル70に、インク付着ユニット40のケーシング42に固着さ
れた摺動子72が摺動自在に係合しており、ガイドレール
70に案内されてインク付着ユニット40が上下動するよう
になっている。インク付着ユニット40の上下方向の移動
距離は、例えば2〜3cm程度とされる。また、エアーシ
リンダ36のピストンロッド38には、引っ張りコイルばね
74が巻装されており、そのコイルバネ74によりインク付
着ユニット40は常に上向きに付勢されている。第2図
中、76はカバーである。エアーシリンダ36は、電磁弁78
を介してコンプレッサー80に流路接続されており、NC制
御装置58により電磁弁78を開閉制御してエアーシリンダ
36が駆動され、ピストンロッド38の下端部に固着された
インク付着ユニット40が上下動するようになっている。
次に、第1図及び第2図に示したマーク形成ヘッドの動
作について説明する。まず、オペレータは、NC制御装置
58に、通常の殖版プログラムと同様にして、管理用マー
クの形成のために必要なデータを入力する。このデータ
は、例えばマークの種類を示す「マーク番号」と、印刷
版面上におけるマーク形成位置を示す「X座標値」及び
「Y座標値」とからなり、そのようなデータを必要数だ
け入力する。尚、印刷版のサイズ、原板のサイズ、焼付
面数などを入力すると、予め設定されている条件に従っ
て自動的に必要な管理用マークが印刷版の所定位置に形
成されるようにしたデータ作成機能をCPUに持たせてお
いてもよい。
データの入力操作が終わると、殖版作業に先立って、管
理用マークの形成工程が行なわれる。すなわち、NC制御
装置58からの信号により、原板架台18をX、Y方向へ駆
動させて、原板架台18に取り付けられているマーク形成
ヘッド34を、感材取付台12上に固定された印刷版14の所
定位置へ移動させる。尚、この際、マーク形成ヘッド34
は原板架台18の側壁面に配設されているので、原板架台
18及びマーク形成ヘッド34の各中心間の距離分だけ、原
板架台18の駆動量を通常の殖版時における場合に対して
補正するようにする必要がある。
マーク形成ヘッド34が感材取付台12上の印刷版14の所定
位置に位置決めされ、その位置にマーク形成ヘッド34が
停止すると、NC制御装置58からの信号S1により電磁弁78
を駆動させ、コンプレッサー80からエアーシリンダ36に
圧縮空気を供給して、エアーシリンダ36を作動させ、コ
イルばね74の付勢力に抗してインク付着ユニット40を降
下させ、その下端開口面44を感材取付台12上の印刷版14
の表面に密着させる。インク付着ユニット40の下端開口
面44を通しインクリボン48を挾んでサーマルヘッド46が
印刷版14に密着すると、NC制御装置58からインク付着ユ
ニット40のコントローラ56へデータ信号S2が送られ、コ
ントローラ56からの信号S3によりサーマルヘッド46の各
発熱素子に選択的に加熱電流が流される。そして、サー
マルヘッド46によってインクリボン48の所定個所が加熱
され、インクリボン48面の特殊インクが印刷版14面へ転
写される。このようにして、管理用マークの形成が終了
すると、電磁弁78が操作され、コイルばね74の復元力に
よってインク付着ユニット40が上昇し、サーマルヘッド
46が印刷版14の表面から離間する。そして、コントロー
ラ56からリボン巻取り用モータ54へ信号S4が送られ、モ
ータ54を駆動させて巻取りロール52にインクリボン48を
一定量だけ巻き上げる。この時、コントローラ56は、イ
ンクリボン48を1回巻き上げるごとに計数信号S5をNC制
御装置58のCPUへ送り、その信号に基づいてCRT60等にイ
ンクリボンの残量表示が行なわれる。以上の動作を繰り
返すことにより、印刷版14面の必要個所に必要な管理用
マークの転写が全て終了すれば、自動マスク装置等を用
いた通常の殖版作業に移る。
尚、上記したエアーシリンダ36によるインク付着ユニッ
ト40の昇降動作やサーマルヘッド46への通電・遮断等の
タイミングは、NC制御装置58のCPU内に備えられたタイ
マー機能によってその制御が行なわれる。尚、リミット
スイッチなどを用いてそれらの動作を行なわせてもよ
い。
第5図は、マーク形成ヘッドの別の構成例を示す模式図
である。このマーク形成ヘッド82は、ケーシング84内に
エアーシリンダ86を内設し、そのエアーシリンダ86のピ
ストンロッド88の下端部に、凸版ヘッド90を下面に保持
した凸版保持ブロック92を固着して構成されている。凸
版保持ブロック92は、ピストンロッド88に巻装された引
っ張りコイルばね94によって常時上向きに付勢されてお
り、エアーシリンダ86を作動させることにより、図示し
ないガイドレールに沿って上下動するようになってい
る。また、ケーシング84内には、スタンプ台等からなる
インク供給部98を有するインク供給パレット96が内設さ
れている。このインク供給パレット96は、駆動モータ10
0、ピニオン102及びラック104からなる駆動機構によっ
て水平方向へ往復動されるようになっている。ケーシン
グ84及びインク供給パレット96には、所定個所にそれぞ
れ透孔106、108が形成されており、それらの透孔106、1
08を通して凸版ヘッド90がケーシング84の下面に近接し
て配置される印刷版面に印刷が行なわれるようになって
いる。
このマーク形成ヘッド82の動作について説明すると、マ
ーク形成ヘッド82が印刷版面の所定位置に位置決めされ
ると、まず、NC制御装置58からの駆動信号S6により駆動
モータ100が回転駆動されて、ピニオン102及びラック10
4を介しインク供給パレット96が第5図に示した位置か
ら第6図に示した位置まで移動させられる。インク供給
パレット96のインク供給部98が凸版ヘッド90の直下に位
置すると、エアーシリンダ86が作動して凸版ヘッド90が
下降し、第6図に示したような状態において凸版ヘッド
90にインク供給部98からインクが供給される。凸版ヘッ
ド90にインクが供給されると、凸版ヘッド90は再び元の
位置まで上昇するとともに、インク供給パレット96が駆
動機構によって左方へ移動させられ、第5図に示した状
態に戻る。そして、再びエアーシリンダ86が作動して凸
版ヘッド90が下降することにより、凸版ヘッド90が印刷
版面に当接し、印刷版面に所要の管理用マークが印刷さ
れる。
尚、凸版ヘッド90は合成樹脂材等によって形成され、印
刷版面に複数種類の管理用マークを形成する必要がある
場合には、マーク形成ヘッドに種類の異なる複数個の凸
版ヘッドを設けておいてそれらを切換え的に使用する構
成としたり、原板架台に複数個のマーク形成ヘッドを取
り付けておいてそれらを択一的に使用する構成にしたり
しておけばよい。また、第5図に示した例では、インク
供給パレット96を電動により駆動させているが、エアー
シリンダなどを用いて駆動させるようにしてもよい。ま
た、印刷手段としては、凸版に限らず、例えばパッド印
刷等の手段を用いることもできる。
最後に、上記マーク形成ヘッドにより管理用マークを形
成する場合において、使用されるインクの必要条件につ
いて説明する。例えば、ポジ原板(ポジ刷版)を使用し
て殖版前に管理用マークの形成を行なうときは、続いて
行なわれる殖版工程でマーク形成部分が感光したりする
ことがないよう、十分な遮光性を有するインクを使用す
ることが必要である。そして、刷版を現像する際に完全
に掻き落ちるものでなければならない。
以上のことを総合的に考えると、インクの条件は、遮光
性を有し、かつ現像時に除去されるものということであ
り、このようなインクであれば、管理用マークの形成時
点が殖版の前であるか後であるかを問わず使用すること
ができる。
この考案の焼付機は上記したような構成を有している
が、この考案の範囲は、上記説明並びに図面の内容によ
って限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で
種々の変形例を包含し得る。例えば、マーク形成ヘッド
に設けられるインク付着手段としては、上記した熱転写
プリンタや印刷手段によるもの以外にも、例えば、液状
のインクを特殊ノズルから噴射して感光材料面に付着さ
せるインクジェット方式によるものなどであってもよ
い。また、実施例では、通常の殖版作業(絵柄の焼付
け)に先立って管理用マークの形成を行なうようにして
いるが、殖版作業の最中において光源の点灯前にそのマ
ーク形成を行なってもよい。殖版作業に先立ってマーク
形成を行なう場合、凸版等の印刷手段を用いて管理用マ
ークの形成を行なうときは、インクが原板に付着しない
ように速乾性であることが必要である。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したように構成されかつ作用するの
で、この考案に係る焼付機によれば、繁雑な遮光作業を
行なわなくても、感光材料面に各種管理用マークを短時
間で形成することができ、また普通の原板に比べて著し
く小さな管理用マーク原板を取り扱う煩わしさから開放
される。また、従来の自動マスク装置を使用した殖版機
においても、焼きとばしが能率良く行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、この考案の1実施例を示し、第1
図は、殖版機に配設されるマーク形成ヘッドの概略構成
及びその制御系の構成を示す模式図、第2図は、マーク
形成ヘッドを、カバーと本体部とに分離した状態で示す
斜視図、第3図は、この考案が適用される殖版機の1例
を示す全体斜視図、第4図は、その殖版機の要部正面
図、第5図は、この考案の別の実施例に係るマーク形成
ヘッドの概略構成及びその制御系の構成を示す模式図、
第6図は、そのマーク形成ヘッドにおける動作を説明す
るための図であってマーク形成ヘッドの一部のみを示す
模式図、第7図は、一般の焼付機により印刷版上に形成
される絵柄や管理用マークの配置例を示す図、第8図
は、その場合に使用される、絵柄を有する焼付け用原板
の1例を示す図、第9図は、焼付け用原板の遮光状態を
説明するための図、第10図は、自動マスク装置の1例を
示す模式図である。 10……基台、12……感材取付台、14……感光材料、18…
…原板架台、20……光源、24……原板、34、82……マー
ク形成ヘッド、36、86……エアーシリンダ、40……イン
ク付着ユニット、46……サーマルヘッド、48……インク
リボン、58……NC制御装置、90……凸版ヘッド、92……
凸版保持ブロック、96……インク供給パレット、98……
インク供給部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】原板が保持された原板架台と上面に感光材
    料が保持された感材取付台とを、原板面と感光材料面と
    を互いに平行に保ちながら相対的にX-Y方向に駆動制御
    し、前記原板架台の上部に配設された光源により露光し
    て前記原板上の原画像を前記感光材料の複数位置に順次
    密着焼付けする焼付機において、現像時には除去される
    遮光性のインクを前記感光材料面に付着させて各種管理
    用マークを描出するインク付着手段を備えたマーク形成
    ヘッドを前記原板架台に設けたことを特徴とする焼付
    機。
  2. 【請求項2】各種管理用マークのパターンデータに基づ
    いてドット方式により管理用マークを感光材料面に描出
    する請求項1記載の焼付機。
JP1989051487U 1989-04-28 1989-04-28 焼付機 Expired - Lifetime JPH0750749Y2 (ja)

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