JPH07506941A - 多数キャリアパワーダイオード - Google Patents

多数キャリアパワーダイオード

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 多数キャリアパワーダイオード 関連する出願 本願は1992年6月1日に提出した先行出願第077891.581号の継続 の一部であり、35U、S、C,120に基づきこの出願日の利益をここに請求 する。
発明の分野 本発明は一般的に導電チャンネルを有する多数キャリア(多数電荷キャリア)半 導体に関連し、特にソース、ドレイン、およびゲートを有する半導体であり、ア ノードおよびカソードを有する2端子整流素子として形成された装置に関連する 。
発明の背景 電力変換器において一時的にエネルギーを貯蔵するために使用されるインダクタ およびキャパシタの容量又は体積を縮小するためには、変換器を高周波で動作す ることが望まれ、それによって客員に対するパワーの比率が増加する。しかしな がら、変換器の動作し得る周波数は、p−シーnパワーダイオードのスイッチン グスピードによって制限される。高電圧パワーダイオードは各逆回復(リバース リカバリ)において一般に周波数と共に増加する大きな逆回復スイッチング遅延 と電力損失を示す。パワーダイオードは又、逆回復スイッチングの間に起こる重 大な電磁気的干渉(EMI)を変準回路に及ぼす傾向がある。
従来のp−シーnパワーダイオードは、高圧を遮るために軽くドープしたベース 府を使用し、そのために、この軽くドープしたベースにON状態での高導電度を 得るためのキャリアを注入することを必要とする。例えこのような装置が比較的 低い順方向電圧降下を有していたとしても、それらは注入されたキャリアの寿命 によるスイチングスピードによって制限される。
従来のp−シーnダイオードよりも1桁以上速い超高速回復(UFR)p−シー nダイオードが開発された。しかしながら、電力変換器のスイッチング周波数に 比例して増加するダイオードの逆回復によるスイッチング損失のため、いまだに UFRダイオードを使用する変換器のスイッチングスピードは100KHz以下 に制限されている。
ダイオードの逆回復は、ダイオードが順方向導通から逆方向阻止状態に急速に切 り換えられた時に起こる。ダイオードの定格電圧を増すため、接合部に非常に低 いコンダクタンスを有する高ドープベース領域が追加される。順方向導通の間、 比較的低いON電圧を達成することを可能とするため、少数キャリアはこのベー ス領域にダイオードのNおよびPの両側から注入される。ダイオードのベース領 域からの少数キャリアの除去が逆回復時間に行われる。この時間の間に、同時に 生ずる高い逆電圧と逆電流のため、大きな電力損失が生ずる。
逆回復電力損失はスイチング周波数および逆回復時間と共に増加する。
現在、100KHzを超える周波数で動作をさせるために、高電圧変換器に電力 用金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)を備えた同期整流器 が使用されている。
これらの装置におけるパワーMOSFETは、変換器の他のスイッチに同期して 通電するように形成される。MOS F ETは実質的に回復時間のない多数キ ャリア装置であるから、p−シーnダイオードよりも高効率化が可能である。そ れらの第1の不利益は価格と、変換器の他のスイッチに同期して動作することが できるようにするためのMOSFETのゲートの外部制御回路を設置するための 複雑さにより生ずる。
比較的低電圧(100Vより小)の電力変換のために、ショットキーダイオード がしばしば使用される。ショットキーダイオードは、多数キャリアによる電流転 送を提供するため、金属半導体接合を使用する。このように、MOSFETと同 様、ショットキーダイオードは観測し得る逆回復を示すことはない。しかしなが ら、高電圧動作のためには、ショットキーダイオードは幅の広い軽くドープした ベース領域によって構成されなければならず、このことは注入キャリアが比較的 短い寿命のp−シーnダイオードと同程度の水準に周波数応答を限定する。
ダイオードとして動作し、実質的に零ボルトのアノードφカソード間閾値電圧か ら導通が開始する半導体装置は、T。
サカイその他による日本の特許出願公開平成2年第091974号(1990) に開示されている。3つの異なる実施例により開示されたこの装置は、チャンネ ル形成領域を含んで構成される絶縁ゲート形電界効果トランジスタ(FET)を 有する。この装置は第1導電性半導体基板の第1の表面に形成された第2導電性 半導体基板を有する。第1のドレイン領域はチャンネル形成領域の内側に形成さ れ、第1の実施例では、第2の半導体基板の第1の表面に広がるように溝(グル ープ)がドレイン領域の内側に形成され、次にゲート絶縁膜およびゲート電極が 溝の内側に形成される。アノード電極がチャンネル形成領域、ドレイン領域、お よびゲート電極に電気的に結合される。ゲート絶縁膜の下のP影領域の不純物濃 度および絶縁膜の厚さの適切な選択により、FETの閾値電圧はおよそ零ボルト に設定される。もし閾値より大きい電圧がアノードに加えられた場合には(第1 導電性半導体基板の第2の表面を含むカソードに比較し)、Nチャンネルがゲー ト絶縁膜の下部の面を通して形成され、電流が装置を通って流れる。この電流は チャンネル電流およびダイオード基体電流の両方を含む。しかしながら、もしア ノードの電圧がカソード、チャンネルおよびダイオード基体より低い場合は電流 は流れない。このようにチャンネル導電効果を用いて、2端子装置は実質的に零 電圧閾値で整流を行う。しかしながら、この装置は比較的低電流の応用にのみ有 用である。はとんどの半導体装置のように、サカイその他によるFETの電流容 量又はコンダクタンスはある程度までそのサイズの関数である。しかし与えられ たサイズにおいて、他のより普通のそして容易に利用できる装置により同様の低 い順方向電圧降下整流器が低価格で提供され得る。
それ故、最小の逆回復を示し、100KHzを大きく超えた周波数、および実質 的に100Vより大きい電圧で動作可能であり、同じサイズの従来の整流素子に 比較しつる実質的電流を流すことが可能である半導体ダイオード装置が要求され ることが明白であろう。かかる装置は電力変換器、および高周波、大電力、高電 圧整流器に使用されるなど他の応用において大いに実用性を有するであろう。
発明の概要 本願発明の一形態によれば、多数キャリア半導体ダイオードはドレインとなる導 電性接触部を含むN形基板を有する。
P形物質がN形基板に適用され、基体を形成し、導電性接触部を有する。又、N 形物質が基体を含むP形物質に適用され、このN形物質はソースとなる導電性接 触部を有する。ダイオイード上のゲートは導電性接触部を備えたソースおよびド レインに隣接して配置された誘電性物質を含む。ゲートをバイアスするためのバ イアス手段が含まれ、Nチャンネルは負のドレイン・ソース電圧によりソースと ドレイン間に電流を導通させ、一方阻止電流が正のドレイン・ソース電圧により ソースおよびドレイン間に流れる。
バイアス手段は、基体に薄い反転層を作る閾値電圧より低いゲート・ソース電圧 を提供する。この反転層又はNチャンネルは、ドレインがソースよりより負でな ければ導電を行わない。一実施例において、バイアス手段はNチャンネルのコン ダクタンスを増加するために負帰還手段を含む。他の実施例においては、バイア ス手段はNチャンネルのコンダクタンスを増加するために正帰還手段を含む。最 後の実施例においては、正帰還手段はドレインがソースよりより負になった場合 ゲート・ソース電圧を閾値電圧を超えてバイアスし、もしドレインがソースより より正の場合にはゲート・ソース電圧を実質的に低い電圧にバイアスする手段を 含む。
さらに他の装置の構成においては、P十領域を有する基体を含むP形物質がソー スを含むN形物質に適用される。このP十領域はV およびVTMAx間で変動 するN形チャンネルを通してのコンダクタンスための閾値の変化を可能にし、N 形チャンネルの長さを減少する。その結果、負のドレイン・ソース電圧によって 、N形チャンネルを通してのコンダクタンスは閾値電圧V1より低いゲート・ソ ース電圧により生する。一度チヤンネルを通してのコンダクタンスが生ずると、 実質的に増加したN形チャンネルを通してのコンダクタンスが閾値電圧vTを超 えて増加するゲート・ソース電圧によりて実際的に可能となる。
この発明の他の形態は、上記Nチャンネル構成のそれぞれに対応した要素を有し 反対の極性を持つ半導体ダイオードのPチャンネル版である。
本願発明のさらに他の形態はMOSFETをチャンネルダイオードとして動作さ せるためのバイアス回路である。バイアス回路は、MOSFETのドレインおよ びソースを通して流れる電流、又はMOSFETのドレインおよびソース間の電 圧のいずれかを検知するコンダクタンス検出手段を含み、電流又は電圧を示す帰 還信号を生成する。バイアス手段は正の帰還信号を受けとり帰還信号に応じたバ イアス電圧を供給するためにコンダクタンス検出手段に結合される。バイアス電 圧はMOSFETのゲートに供給される。バイアス手段は、MOSFETを逆方 向のコンダクタンスにバイアスするために、しかしMOSFETの一部である基 体ダイオードを通しての順方向のコンダクタンスを充分に減少するために、必要 な閾値電圧より低くなるようにバイアス電圧を制御する。/くイアス回路はこの ようにMOSFETをチャンネルダイオードとして動作させる。一実施例におい て、検出手段は逆転のおよび非逆転の入力および出力を有する電圧比較手段を含 む。
入力抵抗はMOSFETのソースおよびドレインを電圧比較器の逆転のおよび非 逆転の人力に接続する。
バイアス回路の他の実施例は、2端子を有するダイオードを含み、その1つがソ ース又はドレインのいずれかに接続し、そして一端が電圧比較器の逆転又は非逆 転の入力のいずれかおよびMOSFETのソース又はドレインのいずれかに接続 する抵抗を含む。この抵抗の他端は入力抵抗およびダイオードの他の端子に接続 する。ダイオードを通して流れる電流はMOSFETの内部の基体ダイオードを 通して流れる電流に相当し、抵抗による電圧降下は内部の基体ダイオードを通し て流れる電流を示す。
さらにバイアス回路の他の実施例は、増加したコンダクタンスによりチャンネル ダイオードをダイナミ・ツク導通モードで動作するために、チャンネルダイオー ドを通る電流を検出し、予め定められた水準を超える電流の作用としてチャンネ ルダイオードのゲートに適用されるバイアス電圧を制御するための電流比較器手 段を含む。このバイアス回路は又チャンネルダイオードを通して流れるリーケー ジ電流を検出し、チヤンネルダイオードが静的モードで電流を流している場合に リーケージの変動を補償するためにチャンネルダイオードのゲートに適用される 電圧を制御するり一ケージ検出手段を含む。電流比較器手段の順方向電圧降下は 無視し得る。
装置を通して電流を順方向に導通させ、そして逆方向の電流の流れを阻止するた めの、多数キャリアをバイアスする方法は本願発明とは別の概念である。方法を 含む工程はこれまで論述した装置の素子によって与えられる機能に一般的に矛盾 しない。
望ましい実施例の詳細な記載 従来の金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)のソースとドレ イン間の電流の導通は通常装置のゲートに加えられる電圧によって制御される。
MOSFETは少数キャリアのいかなる導電性変調も存在しない多数キャリア装 置である。MOSFETに閾値VTより大きいゲート電圧が加えられた場合、M OSFETはそのドレインとソース間に発生するチャンネルを通して導通する。
パワーMO5FETの絶縁破壊電圧および電流密度を増加するために、図1(従 来技術)に示すような縦型構造が用いられる。この図では及びこの明細書におけ る他の事例では、a“十″は“N”(又はa P”)と共に用いられ比較的高い 割合いの負の(又は正の)キャリアかドープされた領域を表示するために使用さ れ、一方“N−” (又は“P−″)の記号は実質的に負(又は正)の少数のキ ャリアがほとんど無い領域を表示するために使用される。
図1に示されるMOSFET構造20は、基板(示されていない)上に形成され たN+ドレイン22およびその上部に適用されるN−ドレイン領域を含む。P− 基体領域26はN−ドレイン領域上に拡散又は別の方法で付着され、ゲート電極 32が適用される誘電体酸化物層33間に延びる。Nソース領域28はP−基体 ウェルに拡散又は付着され、ソース端子がNソース領域に適用される。MOSF ET構造20は一般には複数の近接したセル(示されていない)により繰り返え され、これらセルの異なる電極がゲートリード、ソースリード、ドレインリード 、又はその他の場合のためにパッドに又はMO3FE”17装置(リード又はパ ッドはいずれも示されていない)の基体リードに結合される。従来のMOSFE T装置の製造のための構造および方法は当業者には良く知られており、この明細 書において詳細に議論する必要はない。
図1に示される従来のMOSFET装置は、そのゲートを適切にバイアスするな らば、チャンネルダイオードとして動作させることができる。N−ドレイン24 はp−シーnダイオードのシベース領域と丁度同様の高電圧性能を備えているた め、高電圧整流用のダイオードとしてMOSFET装置を使用する効果がある。
しかしながら、MOSFET装置においては、p−シーnダイオードで使用され るような少数キャリアの注入は存在しない。
通常Nチャンネル縦型パワーMOSFET構造20において、ゲート・ソース電 圧ががおよそ閾値電圧■、に上昇した場合、ドレインからソースへ電流が流れる 。しかしながら、本願発明に対応してチャンネルダイオードとして動作する場合 、代りの電流はソース端子30からN+ドレイン22に流れる。その結果、Nチ ャンネルMO3FETのソースおよびドレイン端子は、対応するチャンネルダイ オードのアノードおよびカソードにそれぞれ対応する。
MOSFETをチャンネルダイオードとして動作させるために、ゲート・ソース 電圧■GSは閾値電圧VTより幾分低めに設定され、ゲート電位はP−基体領域 26に形成されるチャンネルに薄い反転層を発生させる。しかしながら、ソース 端子30とドレイン22の間にチャンネルがこのように薄く反転する限り、発生 する導通は無視し得る。その上、正のドレイン・ソース電圧VD8が適用された 場合、N−ドレイン領域24に近い反転は減少するか消滅する。しかしながら、 ドレイン・ソース電圧vDsが負になった場合には、ドレインおよびソース間に 、それを通して電流を容易に流す導電性チャンネルを提供する強い反転層がP− 基体領域26に形成される。この態様で動作させた場合には、MOSFETはチ ャンネルダイオードに該当する。
本願発明が図1に示されるような縦型構造に制限されるものでないことを図示す るため、横型構造多数キャリア装置を図2および図3の回路に示す。これら横型 構造多数キャリア装置を用いた回路において、P−基体領域36はソース電極4 0および参照番号44で示す電圧源vD8に電気的に接続される。2つの分離し た部分であるN領域38は拡散又は他の方法でP−基体領域36に形成され、こ れらN領域の1つはソース電極40に電気的に接続され、他はドレイン電極43 に接続される。ゲート電極42はソースおよびドレイン電極間に広がる下部の酸 化物誘電体層45に設けられる。回路34(図2)において、ゲート電極42は チャンネルダイオードの動作を行うため当然にバイアスされない。この多数キャ リア装置にとって、装置のP−基体領域36に形成されるチャンネルに強い反転 を発生させるには、負のドレイン・ソース電圧では不十分である。その代り、装 置のドレインから基体への内部経路は、チャンネル導通が生ずる前に、順方向バ イアスダイオードとなる。多数キャリアのこのドレイン−基体部分は“基体ダイ オード”に相当する。基体ダイオードが順方向バイアスとなった場合、図2にお いて垂直の矢印で示すように基体ダイオード電流が流れ始める。ダイオード46 は、これらの条件の下で電流を流しているP−基体領域36の基体ダイオードを 概略的に示す。
一方、多数キャリア装置をチャンネルダイオードとして動作させるためにバイア スする回路48を図3に示す。回路48の装置は、P−基体領域36に形成され たソースとドレイン間の反転層チャンネルを通して電流を導通ずる。このチャン ネルは、(a) ドレイン・ソース電圧が零より低い場合、および(b)ゲート ・ソース電圧(電源50により供給される)が丁度閾値電圧vTより低い大きさ を持つ場合に形成される。多数キャリア装置として動作する従来のMOSFET とこの装置のチャンネルダイオード動作との主要な相違点は、電流導通のチャン ネルダイオードモードのためのvDS’およびMOSFETのためのVGsによ って制御されP−基体領域36に形成されたチャンネルの反転の水準にあること に留意することが重要である。
図4において、多数キャリア装置の電流電圧特性図は3つの第3象限の導通モー ドを示す。VGs>VTである通常のゲートバイアス状態における、従来のMO SFETの電流電圧特性が線52によって示される。線54は、vGs−VDs くVTの場合に生ずる基体ダイオード状態の電流電圧特性に対応する。最後に、 vG8−VD8〉VTの場合に生ずるチャンネルダイオード導電の電流電圧特性 が、線56によって示されている。
チャンネルダイオード導電におけるI−V特性の原因チャンネルダイオードの電 流電圧特性はδ−デプレッション近似を用いて導くことができる。この近似にお けるデプレッション幅は、正のゲートバイアスによって半導体表面が反転し、そ して半導体装置のゲートの下のデプレッション幅が最大値をとるまで、増加する と仮定される。表面準位φ8は装置のP−基体領域のフェルミ準位の2倍に等し い。デプレッション領域の基体電荷の原因であるP−基体領域のアクセプタ準位 は完全にイオン化されていると仮定する。表面準位φSの何等かの増加は、ゲー トバイアスの増加によって生じ、半導体−酸化物境界面の非常に狭い部分に存在 する反転電荷を生成する。このように、反転電荷はシート電荷または図3の矢印 によって示されるようなソースとドレイン間の方向に延在するδ関数によって近 似的に表示することが可能である。
まず、反転層がP−基体領域36に形成され、チャンネル電流がドリフトによっ て流れる。図3のチャンネル電流の流れによって示される矢印の方向に延在する 電界εはチャンネル電圧VDsによって決定される。全ドレイン電流はチャンネ ルを通って流れなければならないから、ドレイン電流IDは断面積の全てについ て電流密度を積分することにより得られる。
MOSFETにおけるドレイン電流は によって決定される。
ここでそれぞれ、μは表面キャリア移動度であり、QI(V)は単位面積あたり の反転電荷であり、vD8はドレイン・ソースの電圧であり、そしてZとLはチ ャンネルの幅と長さである。
チャンネルダイオードの電流−電圧特性の原因はMOSFETの原因とこのよう に大いに相違し、チャンネル方向の電圧又は電位、voh!1lDe1および■  が負である状態のとST きのみ、下記の式となる。
式(2)において”DSTは反転のためのドレイン閾値電圧であり、これは半導 体表面が反転状態に入るための起因となるために印加されなければならないドレ イン電圧として定められる。
殆どのチャンネルダイオード構造において、P−基体ドーピングレベルNAは比 較的高く、10 ”c m−3の程度であり、電流−電圧特性の原因において重 要な要素であるバルクデプレッション電荷の原因となる。ドレイン電圧がより負 になった場合、バルクデプレッション幅Wは減少し、電荷が反転層に加えれれる 。このように負のドレイン電圧は反転層を増加させる傾向を示す。この効果は、 チャンネルダイオードの場合のように、ゲート電圧が低い場合特に重要である。
チャンネルバイアスが無い場合は、バルクデプレッション幅は下記のように表現 できる。
ここでQは電子の電荷であり、K、は半導体の誘電率であり、φ、、は基体のフ ェルミ準位であり、■8.はソース基体電圧である。
VDsがチャンネル間に加えられた場合、バルクデプレッションの幅は、チャン ネルの中の場所yの関数として、により決定される。
再び、MOSFETの動作と対照的に、”DSは負であり、そしてこのように、 ドレイン近傍のデプレッション電荷は減衰面における単位面積当たりの反転電荷 Q、(V)は、Ql(V) =−C0、(■o5− VFB−2φF、 −■( y))” qNAw(y) (5)によって表現される。
ここでW(y)はチャンネルに沿った実際のバルクデプレッション幅であり、■ □はフラットバンド電圧であり、Coxは単位面積当たりのゲート酸化物キャパ シタである。
従来のゲート閾値電圧vTはφF、に関連する。
反転電荷Q、(V)は下記の関係式により決定することがここで 7− (2Q KS NA )”2/Cox、V、、−Vcs。
そして■。、はゲート・ソース電圧である。
Q、(V)≦0の場合に式(7)の表現は有効である。ドレイン閾値電圧V は 式(7)においてQ、 EV) −0ST と設定することにより得られる。式(7)においてV (y)をV で置き換え ることにより次の式が得られる。
DST 應−■。5T(Y2+2(Vg、−2φF、))+((%−2φ、、)2−y2 (2!p、+VsB))=02次方程式(8)をvDsTについて解くことによ り、次の式が得られる。
電流電圧関係を得るため、式(7)を用いてチャンネルの長さに沿って、式(1 )を積分しなければならない。結果は式(10)はvD5≦vDsT≦0の場合 のみ有効である。
MOSFETにおいて、バルクデプレ・ソション電荷の存在番まチャンネルコン ダクタンスを減少させる傾向を有し、一方、チャンネルダイオード(又はチャン ネルダイオードとして動作するためにバイアスされたMOSFET)においては 、VDSが負であるために、バルクデプレッション電荷はチャンネルのコンダク タンスを増加させる傾向を有する。vDS”2φy p + V S Bの蜀、 ドレイン近傍でチャンネル端部のデプレッション電荷は消失する。
もし図1のような縦型構造多数キャリア装置がチャンネルダイオードとして使用 された場合、ドリフト領域のバルク抵抗R8はON抵抗の大きな部分をしめる。
一般的にかかる装置においては、ドリフト領域の長さは20μm程度であり、ド ーピングレベルは10”cm−”程度である。高電圧装置の場合は、ドリフト領 域のON抵抗は特に高くなる。それ故に、先に導いた電流−電圧の関係は、チャ ンネル間の電圧降下VDS LATERALを小さくするR1の効果を適応させ るため修正する必要があり、式(10)はvD8を下記に示すように、チャンネ ル間の電圧と縦型チャンネルダイオードのドリフト 。
領域を足した合計に等しくするように修正されなければならない。
■os、、、、 ” ’DSL、、、+IoRa (11)式(11)は式(1 0)共に、縦型チャンネルダイオード1−V特性の完全な記述である。チャンネ ルダイオードのI−V特性におけるゲートバイアスおよび基体バイアスの効果は 式(10)で示され、実験的に実証されている。対照的に、従来のダイオードの 特性はその製造において決定され、そしてその後の外部信号の適用によって修正 することができない。
例えば、チャンネルダイオードにおいて、負の基体バイアスは基体ダイオードの ターンオン電圧を増加させ、このようにして、動作チャンネルダイオード領域を 拡張する。しかしながら、負の基体バイアスは又、P−基体領域36に形成され たチャンネルのターンオン電圧を増加させ、そしてチャンネルダイオードの導電 率を減少させる。これら2つの効果を一緒に考慮することにより、チャンネルダ イオードの大抵の応用においてP−基体領域36に零バイアス電位を適用するの が望ましい。
例えMOSFETがチャンネルダイオードとして動作するためにバイアスできる としても、図1に示されるような従来のパワーMOSFET構造はチャンネルダ イオード動作にとって最適のものではない。パワーMO5FETにおいて、チャ ンネル幅(図1に示す断面図の平面を横切る方向に測定される)はゲートソース 間容量を最小とするために小さくされる。従来モードでの装置の動作におけるO N抵抗の重要な構成要素は、装置がチャンネルダイオードとして動作する場合に 形成されるP−基体領域36のチャンネル領域よりもむしろ、ドレインドリフト 領域によって示されるために、MOSFETにとってのこの設計上の考慮が可能 である。もしMOSFET装置がチャンネルダイオードとして使用された場合、 MOSFETのP−基体領域36のチャンネル領域に達することのできる反転が 比較的低レベルのために、チャンネル抵抗は全ON抵抗の重要な部分となる。そ れ故に、パワーMOSFET設計において採用されたセル(細胞)状の結合構造 は、チャンネルダイオードとして特別に機能するように予定されている構造をよ り最良に設計しようとする場合に、チャンネルコンダクタンスを増加するための 好ましい変更である。
図5は、“リンクド・セル”結合構造とここで呼ぶ、望ましいチャンネルダイオ ード構造の部分的平面図を示し、これはチャンネルダイオードの導通期間に生ず るチャンネル領域における比較的低いレベルの反転を補償するためにチャンネル 幅を増加するものである。チャンネルダイオード装置のコンダクタンスを増加す るための他の提案は、ゲート電極の下部にあり、パワーMOSFET構造におい てのおよそ100ナノメータの典型的な値から、チャンネルダイオードにおける およそ20ナノメータまでの、酸化物層の厚さく図1に示された酸化物層33に 対応する)を減少することである。この酸化物層の厚さの減少は5つの追加の要 因によってコンダクタンスを増加する。減少が可能な酸化物層の厚さの程度は、 もし酸化物層があまりにも薄くなった場合に生ずるホットエレクトロン注入の考 察によってのみ制限される。
図5に示され、減少された酸化物の厚さを有するリンクド・セル構造と同様のリ ンクド拳セル形状のチャンネルダイオードの重要なパラメータが、一般的なセル 構造のパワーMO3FETの対応するパラメータと、表1において比較される。
リンクド・セルチャンネルダイオードと従来のMOSFETの双方において、お よそ584.4μm2の面積および2μmのチャンネル長の典型的なユニ・ノド セルが仮定されて0る。
加えてこの比較における、従来のおよびリンクド・セル形状の双方において、両 装置とも同一のドレインコンダクタンスを与えるために、典型的なドレイン面積 325.5μm2が使用される。チャンネルダイオード装置におけるリンクド・ セル形状の使用は、実用上重要な影響を有することを期待されていなかったソー ス面積にわずかな損失をもたらす。実質的に高いゲートΦソースキャパシタンス が、従来のセル形状に比較してリンクド・セル形状に生ずるが、そのゲート電極 は直流バイアスなのでチャンネルダイオードの性能には影響がない。
表1 チャンネルダイオード装置の実際の組立てにおいて、最小の実際的なゲート酸化 物厚さ、チャンネル幅、およびドレイン面積が最適のコンダクタンスを達成する ために使用される。
チャンネル幅の何等かの増加は能動的なドレイン面積を犠牲にするから、チャン ネルコンダクタンスの最適の値はドレインとチャンネルコンダクタンス合計を最 小値に設定することによって得られる。チャンネル抵抗R6Hは下記の式で表現 される。
ここで、Lはチャンネル長、Aはチャンネル断面積、そしてvcHはチャンネル 間の電圧である。
ドリフト領域抵抗、 Rd、は装置の逆絶縁破壊電圧、VB。
に強く依存し、 で表される。
このように、1100nの酸化物層の厚さにとって、チャンネルとドレイン抵抗 の合計はチャンネル幅が130μmのとき最小である。同様に、20nmの厚さ の酸化物層にとって、これら2つの抵抗の合計はチャンネル幅が85μmのとき 生ずる。最小値を超えるチャンネル幅の追加の増加はドレイン領域を犠牲にして 生じ、ON抵抗の総合的な減少を提供しない。最適のチャンネル幅はこのように 目的とする応用によって定まる酸化物厚さの相違ユニットセルのサイズおよびチ ャンネルダイオードの絶縁破壊電圧により変化する。
チャンネル長の減少はチャンネルダイオード素子のドレインコンダクタンスの減 少なしにチャンネルコンダクタンスを大きく増加させる。はとんどのパワーMO 3FETは2μmのチャンネル長を有する。しかしながら、1μmチャンネル長 を有するパワーMO5FETを商業的に利用できるようになっている。2つの要 因によるチャンネル長の減少は2つの要因によるチャンネルコンダクタンスの増 加をもたらす。製造技術は進歩し続け、チャンネル長はさらに減少するであろう 。
実験により、チャンネルダイオードは比較的広い温度範囲を通して一定の低い順 方向電圧を維持するために調節することが可能であることをか示された。これら の実験はまた、ゲート・ソース電圧V。8の値を適切に調節することにより、実 質的に一定のI−V特性を一65℃から125℃の温度範囲を超えて維持するこ とが可能であることを示す。
チャンネルダイオードバイアス回路 本願発明に従って、多数キャリア装置はチャンネルダイオードとしての適切な動 作のために、適切なりCゲートバイアスを必要とする。もしゲートバイアス電圧 が十分でないとすると、多数キャリア装置においてチャンネルダイオード導電の 代わりに基体ダイオード導電が生ずる。他方、チャンネルダイオードのゲートは MO3FET導電を防止するため閾値電圧vTより低くバイアスされることが重 要である(図4参照)。理想的にはvGsバイアス電圧はできるだけVTに近づ けるべきである。チャンネルダイオードのターンオン電圧、vDsTはvGsと vT間の差に等しい。実際には、vDsTは信頼性上の余裕を得るために0.1 vより大きい値に設定される。
パワーMO3FETは能動的スイッチとして動作するとき、閾値電圧VTより約 7V高いIOVの、導電する間に加えられる典型的なゲートバイアスを持つ。こ れと比較すると、チャンネルダイオードは、■ をわずか10分の1の数倍ST だけ超えるvD3で典型的に動作する。その結果、チャンネルダイオードにおけ る反転の水準はパワーMO3FETの水準より極めて小さい。チャンネルダイオ ードの基体に形成されたチャンネルの反転が比較的低い水準の場合は、MOSF ETと比較してより低い導電率となり、順方向導電期間において大きい電圧降下 を有するチャンネルダイオードとなる原因となる。電流が高い水準にある場合、 チャンネルダイオードの順方向電圧降下は簡単に基体ダイオードのターンオン電 圧に達することができ、全電流のうちの大部分を流すために基体ダイオード導電 を生じさせる。しかしながら、多数キャリア装置の基体ダイオード導電モードは 従来のパワーダイオード(典型的には1μsの桁数である)よりより長い逆回復 時間を有するから、基体ダイオードとチャンネルの双方を流れる電流の並列の導 電は可能なかぎり避けなければならない。
この理由のため、電力変換応用において基体ダイオード導電を制限するために、 インピーダンスがチャンネルダイオードの基体端子と直列に適性に配置される。
比較的高電流水準において、この直列インピーダンスはチャンネルダイオードに 印加される負の基体バイアスを生じさせ、内部基体ダイオードが強い順方向バイ アスになることを防止する。しかしながら、負の基体バイアスは、式(10)に 示すように、チャンネルダイオードの導電性を減少させる。それ故に、チャンネ ルダイオードに使用されるなんらかのバイアス回路が負にバイアスされた基体ダ イオードの効果として説明されなければならない。最適の解は、基体ダイオード 導電を防止する間、最小の負の基体バイアスを有することである。
チャンネルダイオードの基体に直列にインピーダンスを接続することは、また絶 縁破壊の第2の原因を許すこととなる。
もし電流検出バイアス回路がチャンネルダイオードの制御に使用されるならば、 基体ダイオードの導電路より生ずるインピーダンスは最小のとき最適に維持され 、電圧降下をクランプするため、低電圧ンヨッI・キーダイオードをこのインピ ーダンスと並列に配置することができる。
チャンネルダイオード66により制御される準ダイナミックチャンネルダイオー ドバイアス回路64が図6に示される。
バイアス回路64の動作試験において、チャンネルダイオードとして特別に設計 された形式3N171小信号MO3F’ETが、多数キャリア装置の代わりに、 チャンネルダイオード66として使用された。(パワーMO3FETは分離して 基体接続をすることが一般にてきないので、この目的のために小信号MO3FE Tが選択された。)さらに、外部ダイオード74が基体ダイオード導電路として 基体接点68およびチャンネルダイオード66のために使用されたMOSFET のドレインリード76の間に接続された。しかしながら、前に論じたように最適 の構造を与えるチャンネルダイオード装置においては、内部基体ダイオード導電 がより容易に直接に検知され得るので、外部ダイオード74は使用されないであ ろうことを認識しておくべきである。
基体ダイオード電流を検知するために、抵抗72が基体接点68およびソースリ ード70間に設置される。基体ダイオードの電流を監視するために、抵抗72の 一端はNPN)ランリスタ80のゲートに接続される。NPNトランジスタ80 のエミッタは抵抗72の両端間の電圧降下を監視するために抵抗72とダイオー ド74の接点に戻って接続される。基体電流に応じて、トランジスタ84および 88を含むPNPカレントミラーは、これらのPNP )ランリスタのベースお よびPNP )ランリスタ84のコレクタに接続されたリード82を流れる電流 によって活性化される。トランジスタ84および88はリード90に戻って通じ る抵抗100に結合するエミッタを有し、この抵抗の他端はチャンネルダイオー ド66のゲートリード78および抵抗102の一端に接続される。リード90は またリード96を通じてPNP トランジスタ98のエミッタに接続されるエミ ッタを有するNPN )ランリスタ94のカソードに接続される。トランジスタ 94および98は、それらのベースがPNP トランジスタ88のカソードに配 線92を通して接続されるベースを有し、プッシュプル構造で接続される。トラ ンジスタ94および98の共通のエミッタはリード96を通じて抵抗100と1 02間のリード96を通じノード接点に接続される。PNP )ランリスタ98 のカソードはソースリード7oを通して抵抗102の一端およびリード96に接 続されたカソードを存するツェナーダイオード104のアノードに接続される。
ツェナーダイオード104はチャンネルダイオード66のために最大電圧V。8 を確定する。
抵抗72の両端間の電圧降下が基体電流が6ミリアンペアの水準(少なくともこ の特別の具体例のバイアス回路において)に達したことを示すとき、NPNトラ ンジスタ8oはターンオンし、PNPトランジスタ84および88を含むカレン トミラーは、抵抗100および102を備え最小値VGs。を超えてゲートバイ アス電圧を増加させる電圧分割器を流れる電流をさらに強くするために、プッシ ュプルトランジスタ94および98を駆動する。チャンネルダイオード66を流 れる導通がない場合、およびチャンネルダイオードのアノードおよびカソード( ソースおよびドレイン)端子間での導電中にVGsが最大値1.5vに達した場 合、ダイナミックバイアス回路64のこの実施例において、0.5Vの最小ゲー トバイアス電圧が維持される。
ダイナミックバイアス回路64のこの実施例において、ゲートバイアスは300 n sをわずかに超える間に1.5Vがら0.5Vに低下することが発見された 。ダイナミックバイアス回路64のこの比較的遅い応答は受け入れることができ 、最大ゲートバイアスはVTより低いままとなり、それによって逆方向における チャンネルダイオードの導通が妨げられる。
ダイナミックバイアス回路64の使用により、チャンネルダイオード66によっ て達成される電流の水準は、簡単な静的ゲートバイアス電圧を印加した場合のそ の動作に比較して、十分に増加する。しかしながら、ダイナミックバイアス回路 64は、チャンネルダイオードのゲート電圧が増加する前に、電流検知抵抗72 を横切って印加される最小0.6Vの電圧降下を必要とする。この要求は高い電 流水準において生ずる比較的高い順方向電圧降下の原因となる。
基体電流に対応するために差動増幅器を使用することによりさらにより感度の良 いダイナミックバイアス検知能力が得られる。基体ダイオードバイアスが比較的 低く保たれる一方でチャンネルダイオードの有効ゲート電圧は増加する。かかる 増幅器を用いた電圧検知を基礎とする適切な負帰還ダイナミックバイアス回路1 10が図7および図8に示され、電流検知差動負帰還バイアス回路132が示さ れる。
最初に電圧検知ダイナミックバイアス回路110(図7)を参照する、チャンネ ルダイオード66′はそのドレイン(カソード端子)が接続される抵抗112を 含み、抵抗112の他端子は差動増幅器114の反転入力に接続されている。
帰還抵抗116は反転入力のために差動増幅器114の出力と結合する。差動増 幅器114の非反転入力はソースリード124(チャンネルダイオードのアノー ド端子を含む)に接続され、それはまたPNPトランジスタ120のコレクタに 接続される。PNP トランジスタ120はプッシュプル構造を形成するために NPN トランジスタ122に接続して使用される。トランジスタ120および 122のエミッタはチャンネルダイオード66′のケートに接続され、そしてN PNトランジスタ122のコレクタはに電源にリード128を介して接続される 。たとえ外部電源が含まれ、そして実際にこの回路の試験において使用されたと しCも、実際には、バイアス回路はチャンネルダイオードと共に単一のモノリン ツク集積回路(IC)を含んで集積化され得ると予測される。さらに電圧V+は このICにおいてカソード電位から内部的に得られるであろう。
差動増幅器114はソースおよびドレイン間の差電圧降下を検知し、プッシュプ ルトランジスタ120および122をレイン・ソース電圧の作用としてチャンネ ルダイオード66′に加えられる電圧を制御する。チャンネルダイオードのゲー ト電圧は順方向バイアスの閾値において増加する。高電圧応用において使用する ために、差動増幅器114は最適電圧評価を特徴とする高電圧設計でなければな らない。ダイナミックバイアス回路110の試験によると、チャンネルダイオー ド66′のソースとドレイン間のコンダクタンスの電流波形は対応する電圧波形 に比較しおよそ25n s遅れることを示した。これらの試験において、チャン ネルダイオード66′が導通しない場合、IVの最小ゲート電圧V は維持SC され、そしてチャンネルダイオードが導通した場合はゲート電圧は差動増幅器1 14によって2.3Vに増加した。バイアス回路遅延または300n sの応答 時間が測定された。しかしながら、最大ゲート電圧はVTより低い値に制限され るので、この遅延はチャンネルダイオードによる逆導電を生じさせない。
図8のバイアス回路132において、回路の性能試験のために、外部UFR(型 式MUR806)ダイオード136はチャンネルダイオード66゛とじて使用さ れたパワーMO3FET (型式I RF 531)と平行に設置された。しか しながら、真のチャンネルダイオード装置は外部UFRダイオード136を必要 としないであろうこと、およびチャンネルダイオード66′に接続されて使用さ れたUFRダイオード1理解されるであろう。
チャンネルダイオード66−のソース端子はり−ド124(アノード端子)を通 して抵抗140の一端に接続されており、その抵抗の他端はダイイード136の カソードおよび抵抗138にに接続されている。抵抗138の他端は差動増幅器 114の反転入力に接続されている。帰還抵抗116は差動増幅器114の出力 からその反転入力に接続されている。
差動増幅器114の出力はまたトランジスタ120および122のベースに接続 され、これらは再びプッシュプル構造に接続され、NPNトランジスタ122の コレクタはリード128を通してV+ソースに接続され、PNP トランジスタ 120はチャンネルダイオード66″のソースリードおよび差動増幅器114の 非反転入力に接続されている。抵抗140はソースリードから基体ダイオード1 36のカソードに接続されており、抵抗140の両端間の電圧降下の作用として の差動増幅器114の基体電流の検知を可能にしている。チャンネルダイオード 66′の基体を通る電流に感応した差動増幅器114からの出力によりトランジ スタ120および122はチャンネルダイオード66′に印加されるゲート電圧 V68を制御する。
ダイナミックバイアス回路110および132の電流および電圧の双方の監視に おいて、それぞれ、チャンネルダイオード66′の両端間の順方向電圧降下は単 にそのONコンダクタンスと順方向電流水準の関数である。チャンネルダイオー ド66−の〇Nコンダクタンスは、最大ゲート電圧が■。
より小さくなければならないために制限される。チャンネルダイオードの比較的 低いONコンダクタンスは比較的低い電流レベルにおいて0.6Vを超える順方 向電圧降下を引き起こす。もし使用されるバイアス回路が不十分なゲート電圧を 供給するならば、またはもしチャンネルダイオードの順方向電流が高い場合は、 内部基体ダイオードは順方向電流の大部分を流すことになる。バイアス回路はチ ャンネルダイオードのゲートをより低い電圧で駆動するために設計されるから、 チャンネルのONコンダクタンスを減少させ、同じ順方向電流にとって高い順方 向電圧降下を引き起こす。
もしチャンネルダイオードを低電圧で動作させようとするならば、ゲートバイア ス回路は■ を低く維持するようST に、そしてまたチャンネルダイオードの温度係数を減少するように動作させなけ ればならない。しかしながら、チャンネルダイオード装置は単に2つの端子を持 つように、ゲートバイアス回路はチャンネルダイオードと一緒に完全に包装され ることを想起すべきである。その結果、バイアス回路として同一の温度の影響に 従うから、かかる集積化された包装の中のチャンネルダイオードは、比較的広い 温度範囲において容゛易に低い順方向電圧降下を維持することができる。
前に注目したように、基本的なチャンネルダイオードの欠点はその比較的低いO Nコンダクタンスにあり、それは高い順方向電圧効果および導電中の過度の損失 を引き起こす。加えて、高い電流水準において、チャンネルダイオードの高い順 方向電圧は並列の標準のパワーダイオードの逆回復よりもより長い逆回復を有す る基体ダイオードをターンオンさせる。
それ故に、チャンネルダイオードおよびその内部の基体ダイオードの並列の導通 は避けるべきであることがが明白である。
図5に示されており、上で論述したチャンネルダイオード装置の構造的配置は、 従来のMO3FET構造に比較してチャンネル幅を増加し酸化物の厚さを減少す ることによって、基体ダイオードのターンオンが起こる前に大きい順方向電流を 与え、チャンネルダイオードのONコンダクタンスを改善する。図7および8に 示される負帰還ダイナミックバイアス回路は、そのゲートを最小電圧に保持する ことにより、そして基体ダイオードのコンダクタンスを制御している間にチャン ネルダイオードのゲート電圧を制御するために、チャンネルダイオードのコンダ クタンスを増加するために、基体グイオード導電またはチャンネルダイオードの カソード・アノードバイアスのいずれかを検知することによりチャンネルダイオ ードの動作を改善する。ゲート電圧が閾値電圧VTを超えるのを防ぐために、負 帰還バイアス回路の設計における最大ゲート電圧はVTより小さい値に制限され る。さもなければ、チャンネルダイオードが逆方向に導通始めるようにvG8を VTより大にすべきである。ゲート電圧におけるこの制限のために、チャンネル ダイオードのコンダクタンスはパワーMO3FETよりも十分低いままとなり、 そしてより高い電流水準においても、基体ダイオードはまだ全ON電流の内の大 部分を流し得る。
パワーMO8FETのそれと同様にチャンネルダイオードのON−コンダクタン スを形成するために、チャンネルが開始されるときの導通においてチャンネルダ イオードのゲート電圧はvlを超えるよう調節されなければならない。しかしな から、チャンネルダイオードが逆方向にバイアスされた場合、■ より大きいゲ ート電圧、VGsは避けるべきである。
このように、高い状態と零状態の2つの状態のvGsが必要であり、そしてこれ ら2状態間の移動は最小の遅延で行われるべきである。
高い状態のVGsはチャンネルダイオードにパワーMO5FETと同程度のON −コンダクタンスを生じさせるゲート・ソース電圧として決定される。図9に示 す正帰還ダイナミックバイアス回路146はこれら2状態間のゲート・ソース電 圧の制御能力を有する。正チ、1還ダイナミックバイアス回路146において、 UFRダイオード156はさらにリード158を通してドレイン(カソード端子 )に接続されるが、このバイアス回路において、UFRダイオード156はチャ ンネルダイオードの内部基体ダイオードを表すつもりのものではない。チャンネ ルダイオード66−のソースはリード148(アノード端子)を通して抵抗15 2の一端に接続されており、その他端はり−ド154を通してUFRダイオード 156のアノードに接続されている。加えて、リード154は比較器150の反 転入力に接続されており、反転入力はり一ド148を通してチャンネルダイオー ド66′のソースに接続されている。比較器150の出力はり−ド160を通し てトランジスタ120および122のベースに接続されており、これらはさらに プッシュプル回路を形成し、これらのエミッタはリード126を通してチャンネ ルダイオード66゛のゲートに接続されている。リード128はさらNPN ト ランジスタ122のコレクタから電源(または、バイアス回路と一緒に集積化さ れた場合にはチャンネルダイオード装置のカソードリード)に結合する。
抵抗152はUFRダイオード156と並列に接続されており、UFRダイオー ド156が順方向バイアスされた場合(アノードおよびカソード端子間に加えら れた電位に比例して) 、UFRダイオード156を通る順方向電流は比較器1 50によって検出される抵抗152を横切って電圧降下を生ずる。比較器150 は、抵抗152の両端間の電圧降下に感応して、トランジスタ120および12 2を駆動する“高い状態”に対応する電源V十の比較的高い電圧水準で、出力信 号を発生させる。トランジスタ120および122は、比較的大きなチャンネル ダイオードのゲートキャパシタンスのために必要とされる。チャンネルダイオー ド66−が逆バイアスされた場合、UFRダイオード156を通る電流は停止し 、そして検知抵抗152の両端間の電圧降下は極性が変化し、キャパシタ150 の出力を低くシ、そしてチャンネルダイオード66゛のゲートを放電させる。正 すに還ダイナミックバイアス回路146はこのようにチャンネルダイオードのゲ ート電圧を十分vTを超えるように押し進め、チャンネルダイオードが順方向に バイアスされた場合に、チャンネルダイオードのONコンダクタンスを非常に高 くする。しかしながら、高い状態から低い状態へのVGsの変換におけるなんら かの遅延は逆導通を許容させることとなる。検出、比較器、およびバイアス回路 146のゲート充電部分において、いくらかの遅延は避は難い。もしこの遅延が UFRダイオードの逆回復時間より大きい場合には、チャンネルダイオード装置 は従来のUFRダイオードを超える何の利益も提供しない。
チャンネルダイオードのゲートキャパシタンスの充電および放電に関係する遅延 時間成分はチャンネルダイオード電流の大きさおよびトランジスタ120および 122を含むプッシュプル回路の利得の関数である。この遅延成分は約30nS の典型的な値を有する。もし高利得プッシュプル段を使用するならば、比較器は およそ10ns改善が期待できる。比較器150によって生ずる遅延成分は、M AXIM900ンリーズの内の1つのであるような8nsまたはそれ以下の典型 的応答時間を持つ高速比較器を使用することにより最小とすることができる。従 来のUFRダイオードによって必要とされる逆回復電流と比較して、チャンネル ダイオードのキャパシタンス充電電流は大きさは小さく期間は短い。典型的UF Rダイオードはチャンネルダイオードと比較して35n s小さい50nsの回 復時間を有す、る。例え、ショットキーダイオードは逆回復時間が観測されない としても、これらの電圧範囲は100vより低く制限されている。これに対し、 チャンネルダイオード装置は600Vを超える電圧で取り扱うことができる。
図9に示す正のダイナミック帰還バイアス回路146は、チャンネルダイオード それ自体になんらの構造的修正もせずに、ONコンダクタンスの改善を提供する 。このバイアス回路はそれ故にバイアス回路64.110、および132以上の 実質的改善を提供する。図3に示すリンクドセル構造を有するチャンネルダイオ ードは基本的チャンネルダイオードのONコンダクタンス(チャンネルダイオー ドとして動作させるためにバイアスされた従来のMO3FET構造に比較して) を大きく増加させるが、一方ゲートキャパシタンスは増加する。その結果、DC ゲートバイアスを有するリンクドセル構造のチャンネルダイオードは、DCゲー トバイアスを有する従来のMO3FET構造のチャンネルダイオードよりさらに 高い電流水準で動作することができる。しかしながら、リンクドセル構造のチャ ンネルダイオードの中の内部基体ダイオードの高い順方向電流状態での期間にお けるターンオンは低1、NONコンダクタンスのためにまだ可能である。チャン ネルダイオードが導通していない場合で、順方向バイアス状態の期間の高いON コンダクタンスのためにチャンネルダイオードゲートを高い電圧に駆動する場合 は、バイアス回路110、または電流検知、バイアス回路132のような、いず れかの電圧検知を利用した負帰還ダイナミックバイアス回路はチャンネルダイオ ードのゲートを最小電圧■ に保つ。これSC ら2つのバイアス回路の中で差動増幅器114は比較的低速のため、逆方向のチ ャンネルダイオードの導通を避けるため、ソース・ゲート電圧はvTより低く制 限されなけれがならない。この要求はチャンネルダイオードのONコンダクタン スについて最大値制限を設定し、高い電流水準において再び内部基体ダイオ−を ターンオンの危険にさらす。それ故に、これらの型のバイアス回路にとって、チ ャンネルダイオードのゲート電圧がvTより低く制限されるためリンクドセル構 造を使用することが重要である。
これに対し、正帰還ダイナミックバイアス回路146は比較器をチャンネルダイ オードの動作状態を示す電圧または電流のいずれかを検知するために使用し、順 方向状態においてはチャンネルダイオードのゲート電圧を十分■、を超えて駆動 し、そしてチャンネルダイオードが導通すべきてない場合に電流を阻止するため にゲートバイアス電圧をターンオフする。この効果は比較器150が差動増幅器 114よりも非常に速い応答時間を有するために達成される。
チャンネルダイオード66′のゲートは逆状態が生ずる前に放電しなければなら ない。正帰還ダイナミックバイアス回路146の動作において、低いゲートキャ パシタンスが要求され、そしてこのために、標準的パワーMO3FETの形状は 図5に示すリンクドセル形状よりも良い。3種類のチャンネルダイオードバイア ス回路の特性の概要を下の表2に示す。
表2 チャンネルダイオードバイアス回路の特性図10は静的チャンネルダイオード導 通の電流−電圧特性を第3象限の線170で、ダイナミックダイオード導通を第 3象限の線174で示す。正帰還ダイナミックバイアス回路146は、静的チャ ンネルダイオードの導通経路170に沿って最初のONコンダクタンスが与えら れ、線172によって示されるようにダイナミックチャンネルダイオードへの転 換がこれに続き、それによってチャンネルダイオードのONコンダクタンスが増 加する。ONコンダクタンスのこの増加は、ダイナミックバイアス回路によって vTより高い値にVGSが動的に調節されることによって達成される。ONコン ダクタンスの期間に(V、+ΔV)の値を超えるVGSの使用は導電チャンネル を強く反転させる。ダイナミックチャンネルダイオードの設計の目標は、線17 0で示される静的チャンネルダイオード導電特性と線174て示されるダイナミ ックチャンネルダイオード導電経路との間で経路172の長さで振れて表示され ているゲート電圧を減少させることである。換言すれば、静的およびダイナミッ ク導電状態間の離隔を、それらの間の変換が生ずる点において減少させることが 望ましい。
この目的を目指すチャンネルダイオードのための多数キャリア装置構造180が 図11に示されている。丁度初期の具体例のように、構造180において、高ド ープN+ドレイン領域182とよりわずかにドープされたN−領域184が準備 される。P−基体領域186がN−領域184に拡散されまたは他の方法が適用 され、そしてP−基体領域に狭い、高ドープの、正イオンP十領域188が形成 され、加えて、P+領域190と196が形成される。P+領域190はP+領 域196の両側に配置され、ゲート電極194の下に延びる。高ドープ負イオン N十領域192はソースを含む。P基体領域186は高い電圧性能を維持するた めに準備される。
しかしながら、追加のP+領域188および190は、それらが決定するチャン ネルに沿って変化可能な閾値電圧特性を有するために準備される。チャンネルダ イオード装置の最初の実施例には含まれていなかったP+領域190はソース近 傍で最大の閾値電圧、vTMAxを、そして他の場所で閾値電圧VTを有する。
構造180のオフ状態において、チャンネルダイオードゲート電圧、VGsはv TMAXに近く、VTより大きい。その結果、P十領域を除き、チャンネルの大 部分は反転し、そしてチャンネル長は効果的に減少し、高いONコンダクタンス を与える。図11に示す構造にダイナミックバイアス回路適用することによって 、静的および動的コンダクタンス状態間のゲート電圧の振れは減少し、一方高い ONコンダクタンスが維持される。
図12はN基体チャンネルダイオードにおける対応する構造を示し、ここでチャ ンネルダイオード構造の各領域は図11で示されるP基体チャンネルダイオード における領域と極性が反対である。図12の構造において、ドレインはアノード に対応し、ソースはカソードに対応する。
図11および12に示す構造は、この型の従来の装置以上に効果を有する、同期 整流器MO3FET (バイアス回路を必要としない)を形成することに応用す ることができる。同期MOSFETにおけるこれらの形状で示されるP−(また はN−)ウェルの中へのP+(またはN+)領域の追加は、装置のチャンネルに 沿って変化する閾値電圧を創設する。P+(またはN+)チャンネルにおける閾 値電圧はVTMAXであり、そして他の場所の閾値はvTである。従来の同期整 流器MO3FETにおいては、なんらかの不正確なターンオンの問題を避けるた めに、閾値電圧は比較的高く形成しなければからなかった。しかしながら、図1 1および12に示すような追加のP+(またはN+)領域を備えた同期整流器M O3FETにおいては、VTMAXO値は非常に小さく形成することができ、必 要とされる全体としてのゲート閾値ターンオン電圧は減少する。その結果、修正 された同期整流器MO3FETは対応する従来の装置よりも非常に効率が良い。
図13は、図11および12の多数キャリア構造におけるコンダクタンスの改善 を、図1に示す縦型構造に基づくチャンネルダイオード構造を使用することによ って得られた最初の実施例のそれと比較して示す。図13において、線220は 最初の構造(図1の構造と同様の)電流電圧特性を表示し、線222は図11お よび12で示される構造の電流電圧特性を表示する。図11および12の改善さ れた構造によってONコンダクタンスにおいておよそ40%の改善が達成された 。
同様に、図14において、線224は、図1のような縦構造における動作モード の静的から動的への変化の間に要求されるゲート電圧の振れを表示する。線22 6は図11および12の構造において要求される調節されたゲート電圧を示す。
線224において、ゲート電圧は8.2Vに調節されなければならないのに、線 226に対しては5.2Vのみが必要とされた。
図15および16において、図11および12の改善された構造を使用したチャ ンネルダイオードのターンオフ波形とショットキーダイオードのターンオフ波形 の比較がそれぞれ示されている。図15に示された改善された構造の順方向電圧 降下はほとんど0■であるが、一方シヨツトキーダイオードのそれはおおよそ0 .4vである。それ故に、改善されたONコンダクタンスは順方向電圧降下に関 し先行技術としてのショットキーダイオードと比較して同程度の基準が達成され たことが明白である。
図17において、さらにチャンネルダイオード242と一緒に使用されるバイア ス回路の他の具体例が参照番号240で一般的に示される。バイアス回路240 はチャンネルダイオードを流れる電流を直列抵抗を使用せずに監視するダイナミ ック正帰還バイアス回路であり、そのために比較的小さい順方向電圧降下を有す る静的および動的導電モード間のチャンネルダイオードのダイナミック制御が達 成される。図17のブロックダイアグラムに示すように、ダイナミックバイアス 回路の多数の部品の動作電位を供給するため電源244が外部V十入力電圧とし て供給される。しかしながら、バイアス回路240とチャンネルダイオード24 2を含む集積化されたモノリシックチャンネルダイオードICにおいて、電源2 44へのV十人カはカソード接点からチャンネルダイオード242へ導かれる。
電源244は適切な電圧をバイアス電流源246へ供給し、それはエンハンスト 電流比較器プロツり248とリーケージエラー増幅器ブロック254の双方にバ イアス電流を供給する。エンハンスト電流比較器ブロックはチャンネルダイオー ド242を通って流れる基体ダイオード電流を監視し、チャンネルダイオードを 通って流れる電流が予め定められた値例えば0. 5アンペアを超えた場合、ゲ ート充電ブロック250にチャンネルダイオード242のゲート電位を増加する ための出力信号を供給する。もし電流の水準が予め定められた値より下に低下し たならば、エンハンスト電流比較器248はチャンネルダイオード242のゲー ト電圧を減少させ、それを静的モードに戻すように切替えるためゲート放電ブロ ック252に信号を供給する。
加えて、リーケージエラー増幅器254はゲート充電ブロック250およびゲー ト放電ブロック252に接続され、そしてまたゲート閾値電圧を調節するが−し かしチャンネルダイオード242が静的モードで動作している場合のみである。
特に、リーケージエラー増幅器254は、温度変化を補償し、ゲート充電ブロッ ク250が適用されそしてゲート放電ブロック252により降下されることによ りゲート電圧を制御するために、カソード・アノードリーケージ電流を監視する ことによって、チャンネルダイオード242の特性、評価された仕様、および他 の変化の差を計算する。その結果、ダイナミックバイアス回路240はチャンネ ルダイオード242の最適の制御を準備し、そうすることによってそれは導電の 静的および動的モード間を切替えることにより最大のコンダクタンスで動作し、 そしてゲート電圧を制御するために必要とする順方向電圧降下を最小化し、一方 動作と安定性に影響を与えるであろうリーケージ電流の変化を補償する。
本願発明はバイアス回路とチャンネルダイオードの種々の構造についてのくつか の実施例に関して開示したが、下記に述べる請求項の範囲内で本願発明にさらな る改善なされ得ることは当業者にとって明白である。それ故、請求項の範囲はい かなる方法であっても実施例の記述によって制限されることを意図するものでは ない。
導電 図面の簡単な説明 前述の概念および本願発明に付随する多くの効果は、以下の詳細な記載を参照す ることにより理解されるようになると同様、添付の図面を共に用いることにより 、より容易に理解するようになるであろう。ここで、 図1(先行技術)は、従来のパワーMOSFET装置の構成の立面図を示す概略 の断面図であり:図2は、MOSFET装置を通る基体ダイオードの電流経路を 示す概略図であり; 図3は、本願発明においてp−4体チャンネルダイオードとして動作するために バイアスされたMOSFET装置の立面図を示す概略断面図であり; 図4は、閾値電圧に関して、異なるゲートおよびドレイン電圧におけるチャンネ ルダイオードの3つの動作状態の電流および電圧のグラフであり; 図5は、チャンネルダイオード装置を含むただ2つの複数のチャンネルダイオー ドセルを記載したリンクド・セル構造の平面図であり; 図6は、チャンネルダイオードとして動作するように多数キャリア装置を制御す るために使用するための準ダイナミックバイアス回路の電気的概略図であり;図 7は、異なる負の帰還バイアス回路を検知する電圧の電気的概略図であり; 図8は、異なる負の帰還バイアス回路を検知する電流の電気的概略図であり; 図9は、チャンネルダイオードのコンダクタンスを増加するダイナミックチャン ネルダイオードバイアス回路の電気的概略図であり; 図10は、その導通が静的からダイナミックモードに変化するチャンネルダイオ ードの電圧および電流コンダクタンスのグラフであり; 図11は、本願発明の他の実施例に対応するP−基体チャンネルダイオードの構 造を示す概略断面図による立面図であり; 図12は、図11の構造に他の状態が似ているN−基体チャンネルダイオードの 構造を示す概略断面図による立面図であり; 図13は、図5に示すリンクド・セルチャンネルダイオードの実施例のグラフと 共に図11および図12の実施例のコンダクタンスを含むグラフであり; 図14は、ゲート電圧特性を含むチャンネルダイオードの実施例の電流および電 圧特性のグラフであり;図15は、図11および図12に示すチャンネルダイオ ードの実施例の電流および電圧波形のグラフであり;図16は、従来(先行技術 )のショットキーダイオードに対する電流および電圧波形のグラフであり;図1 7は、チャンネルダイオードの動作を制御するのに使用するためのダイナミック バイアス回路のさらに他の実施例の概略ブロック図である。
フロントページの続き A、US、UZ、VN (72)発明者 イー、シンクレア・ニスアメリカ合衆国、ワシントン州 98 105、ド・アベニュー 4917

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.(a)導電性接触を有し、ドレインを形成するN形領域と; (b)導電性接触を有し、基体を形成するP形物質と; (c)P形物質に適用して基体を形成し、導電接触を有し、ソースを形成するN 形材質と;(d)ソースとドレインに近接して配置され、導電接触を有し、ゲー トを形成する誘電体物質と;そして(e)負のドレイン・ソース電圧においてソ ースとドレイン間を流れる電流のために導電性Nチャンネルを提供するためにゲ ートをバイアスし、一方正のドレイン・ソース電圧においてソースとドレイン間 を流れる電流を阻止するバイアス手段と; を有する多数キャリア半導体ダイオード。
  2. 2.バイアス手段は閾値電圧より小さいゲート・ソース電圧を供給し、ドレイン がソースより負でなければ基体に導電に寄与しない薄い反転層を発生させる、請 求項1の多数キャリア半導体ダイオード。
  3. 3.バイアス手段はNチャンネルのコンダクタンスを増加するために負帰還手段 を有する、 請求項1の多数キャリア半導体ダイオード。
  4. 4.バイアス手段はNチャンネルのコンダクタンスを増加するために正帰還手段 を有する、 請求項1の多数キャリア半導体ダイオード。
  5. 5.正帰還手段は、ドレインがソースより負の場合ゲート・ソース電圧を閾値電 圧の大きさを超えてバイアスし、ドレインがソースより正の場合ゲート・ソース 電圧を実質的に低い電圧にバイアスするための手段を有する、請求項4の多数キ ャリア半導体ダイオード。
  6. 6.P形物質はソースを有するN形物質がその上に適用されるP+領域を含む基 体を有し、前記P+領域はN形チャンネルを通るコンダクタンスのためにVTと VTMAXの間で変化する変動閾値を与えかつN形チャンネル長を減少し、かか る負のドレイン・ソース電圧のために;(a)N形チャンネルを通るコンダクタ ンスは閾値電圧VTより低いゲート・ソース電圧により生成し;そしてまず前記 コンダクタンスが生成し;そして(b)もしゲート・ソース電圧が閾値電圧VT を超えて増加した場合、実質的に増加したコンダクタンスがNチャンネルに生成 する; 請求項1の多数キャリア半導体ダイオード。
  7. 7.P+領域は少なくともゲートの一部分の下にあり、実質的に1.0μm厚さ より小である、 請求項6の多数キャリア半導体ダイオード。
  8. 8.(a)導電性接触を有し、ドレインを形成するP形領域と、 (b)導電性接触を有し、基体を形成するN形物質と、 (c)N形物質に適用して基体を形成し、導電性接触を有し、ソースを形成する P形材質と、(d)ソースとドレインに近接して配置され、導電性接触を有し、 ゲートを形成する誘電体物質と、(e)正のドレイン・ソース電圧においてソー スとドレイン間を流れる電流のために導電性Pチャンネルを提供するためにゲー トをバイアスし、一方負のドレイン・ソース電圧においてソースとドレイン間を 流れる電流を阻止するバイアス手段; を有する多数キャリア半導体ダイオード。
  9. 9.バイアス手段は閾値電圧より小さいゲート・ソース電圧を供給し、ドレイン がソースより正でない場合は基体に導電に寄与しない薄い反転層を発生させる、 請求項8の多数キャリア半導体ダイオード。
  10. 10.バイアス手段はPチャンネルのコンダクタンスを増加するために負帰還手 段を有する、 請求項8の多数キャリア半導体ダイオード。
  11. 11.バイアス手段はPチャンネルのコンダクタンスを増加するために正帰還手 段を有する、 請求項8の多数キャリア半導体ダイオード。
  12. 12.正帰還手段は、ドレインがソースより正の場合ゲート・ソース電圧を閾値 電圧の大きさを超えてバイアスし、ドレインがソースより負の場合ゲート・ソー ス電圧を実質的に低い電圧にバイアスするための手段を有する、請求項11の多 数キャリア半導体ダイオード。
  13. 13.N形物質はソースを有するP形物質がその上に適用されるN+領域を含む 基体を有し、前記N+領域はP形チャンネルを通るコンダクタンスのためにVT とVTMAXの間で変化する変動閾値を与えかつP形チャンネル長を減少し、か かる正のドレイン・ソース電圧のために;(a)N形チャンネルのコンダクタン スは閾値電圧VTより低い値を有するゲート・ソース電圧により生成し;そして 次ぎに、 (b)もしゲート・ソース電圧の値が閾値電圧VTを超えて増加した場合、実質 的に増加したコンダクタンスがPチャンネルに生成する; 請求項1の多数キャリア半導体ダイオード。
  14. 14.N+領域は少なくともゲートの一部分の下にあり、実質的に1.0μm厚 さより小である、請求項6の多数キャリア半導体ダイオード。
  15. 15.(a)下記の1つを検知するためのコンダクタンス監視手段と; (i)MOSFETのドレインとソースを通って流れる篭流、そして (ii)MOSFETのドレインとソース間の電圧、 前記コンダクタンス監視手段は電流および電圧の前記1つを表する帰還信号を発 生し;そして (b)帰還信号に感応してバイアス電圧を供給するために、帰還信号を受け取る ためコンダクタンス監視手段と結合するバイアス手段と、 ここで前記バイアス電圧はMOSFETのゲートに供給され、MOSFETをバ イアスするのに必要なバイアス電圧が閾値電圧より低くなるように、しかしMO SFETの一部である基体ダイオードを通る順方向のコンダクタンスを最小にす るには十分であるように、前記バイアス手段はバイアス電圧を制御し、 を含む、金属酸化物電界効果トランジスタ(MOSFET)のソースとドレイン 間に順方向では電流を導通するが、逆方向では導通しないダイオードとして、M OSFETを動作するためのバイアス回路。
  16. 16.監視手段は; (a)反転および非反転入力および出力を有する電圧比較器と; (b)MOSFETのソースおよびドレーンの1つと結合し、電圧比較器の反転 および非反転入力の1つへ結合する入力抵抗と、 ここで、ソースおよびドレーンの他方は反転および非反転入力の他方に結合し; (c)出力と電圧比較器の反転および非反転入力の1つの間に結合した帰還抵抗 と、 を含む請求項15のバイアス回路。
  17. 17.(a)1つの端子がソースおよびドレーンの1つと結合する2端子を有す るダイオードと;そして(b)一端が反転および非反転入力の1つおよびMOS FETソースおよびドレーンの1つに結合し、他端が入力抵抗とダイオードの他 の端子に結合する抵抗と、ここで、前記ダイオードを流れる篭流はMOSFET の内部基体ダイオードを通して流れる電流に相当し、そして抵抗の両端間の電圧 降下は内部基体ダイオードを通って流れる電流を示し、 をさらに含む請求項15のバイアス回路。
  18. 18.コンダクタンス監視装置は; (a)反転および非反転入力および1つの出力有する電圧比較器と; (b)2端子を有するダイオードと; (c)2つの端部を有する抵抗と; ここで、一端はMOSFETのソースおよびドレーンの1つおよび電圧比較器の 反転および非反転入力の1つに結合し、抵抗の他端はダイオードの1端子および 電圧比較器の反転および非反転入力の他方に結合し、ダイオードの他の端子はM OSFETソースおよびドレーンの他方に結合し、前記ダイオードを通って流れ る電流はMOSFETの内部基体ダイオードを通って流れる電流に相当し、そし て抵抗の両端間の電圧降下は内部基体ダイオードを通って流れる電流を示し、を 含む請求項15のバイアス回路。
  19. 19.バイアス手段は電源とMOSFETのドレーンおよびソースの1つに接続 されたプッシュプル回路を含む請求項15のバイアス回路。
  20. 20.基体、ゲート、ソース、およびドレインを有する多数キャリア装置を通し て順方向に電流を流し、逆方向において電流を阻止するために、多数キャリア装 置をバイアスするためのバイアス回路において、前記バイアスは、多数キャリア 装置のソースとドレイン間の電圧を検知し、電圧に応じて帰還信号を発生する手 段と;そして帰還電圧に感応して制御信号を発生する手段と;ここで、前記制御 信号は多数キャリア装置のゲートに接続し、前記手段は逆方向においてソースと ドレイン間の導通を可能とする閾値信号よりも小さくなるような、しかし多数キ ャリア装置の基体の中に形成されたチャンネルのソースとドレイン間にコンダク タンスを生成するような、制御信号の大きさに設定され、 を含むバイアス回路。
  21. 21.制御信号を生成する手段は、閾値電圧を超えるためにその大きさを増加し 、いったん多数キャリア装置のチャンネルにコンダクタンスを生成し、それによ ってソースとドレイン間の電流のコンダクタンスを増加する、請求項20のバイ アス回路。
  22. 22.多数キャリア装置を流れるリーケージ電流を監視し、多数キャリア装置を 流れるリーケージ電流の変化の作用として、前記装置のゲートに印加される電圧 を制御するために多数キャリア装置のソースとゲートに接続されたリーケージ電 流監視手段と、 ここで、静的導電モードは、ソースとゲート間に逆方向に電流の導電を引起こす 閾値電圧よりも小さい電圧がゲートに適用されている間、前記装置のソースとド レイン間に順方向に電流が流れることを可能とし;そして基体と多数キャリア装 置のドレインとの間の電流を検知するために多数キャリア装置に結合され、電流 に感応して前記装置のソースとドレイン間の導通を制御するために多数キャリア 装置のゲートに印加されるゲート電圧を制御する電流比較手段と、 ここで、前記電流比較器手段は、ソースとゲート間の順方向の電流がすでに静的 モードで開始され、電流は予め定められた水準を超えている導通の後、ダイナミ ックモードの導通を開始するためにゲートに閾値電圧より大きい電圧を印加し、 ダイナミックモードの装置のコンダクタンスは静的モードよりより大きい; を含む、基体、ゲート、ソースおよびドレインを有する多数キャリア装置に関し て、順方向に電流を導通するためにおよび逆方向では装置を通る電流の流れを阻 止するために多数キャリア装置をバイアスするためのバイアス回路。
  23. 23.電流比較器手段は実質的に零の順方向電圧降下有する請求項22のバイア ス回路。
  24. 24.(a)下記のうち1つのステップと;(i)MOSFETのドレインとソ ースを通って流れる電流を監視し、前記電流の示す帰還信号を生成し;そして (ii)MOSFETのドレインとソースの間の電圧を監視し、前記電流および 電圧の1つを示す帰還信号を生成し; (b)帰還信号に感応してMOSFETのゲートにバイアス電圧を供給し;そし て (c)逆方向において導通状態にMOSFETをバイアスするために必要な第1 の閾値電圧より小さく、しかしMOSFETの一部である基体ダイオードを通る 順方向の導通を可能にする第2の閾値より実質的大きくなるようにバイアス電圧 を制御する、 ステップを含むMOSFETをダイオードとして動作する方法。
  25. 25.(a)多数キャリア装置のソースとドレイン間の電圧および多数キャリア 装置を通る電流の1つを検知し、帰還信号を生成し;そして (b)帰還信号に感応して制御信号を発生し、ここで、前記制御信号は多数キャ リア装置のゲートに結合し、前記制御信号はソースとドレイン間の逆方向の導通 を可能とする閾値電圧VTよりも大きさが小さいが、しかし多数キャリア装置の チャンネルのソースとドレイン間の順方向の導通を引き起こすには十分である; ステップを含む、順方向に電流を導通するために、および装置を通る逆方向の電 流の流れを阻止するために、多数キャリア装置を動作する方法。
  26. 26.多数キャリア装置のソースとドレイン間の順方向の導通が一度開始されそ れによって多数キャリア装置の導通が増加するように閾値電圧を超えるための制 御信号を増大させるステップをさらに含む請求項25の方法。
  27. 27.検知するステップは負帰還信号を生成するステップを含む請求項25の方 法。
  28. 28.検知するステップは正帰還信号を生成するステップを含む請求項25の方 法。
  29. 29.多数キャリア装置は、導電接触を有しドレインを形成するN形領域;と N形領域に適用され導電接触を有し基体を形成するP形物質を有し;そして N形物質が基体を形成するP形物質に適用され、導電接触を有し、ゲートを形成 し、さらにドレインがソースより負でなければ導通を生じない多数キャリア装置 の基体に薄いN反転層チャンネルを生成するステップを含む、請求項25の方法 。
  30. 30.制御信号を発生するステップは、ドレインがソースより負のときはゲート ・ソース電圧を予め定められた大きさを超えてバイアスし、もしドレインがソー スより正のときは実質的に小さい大きさにゲート・ソース電圧をバイアスするス テップを含む請求項29の方法。
  31. 31.多数キャリア装置は導電接触を有するP形領域を含み、ドレインを形成し ;N形物質がP形領域に適用され導電接触を有し、基体を形成し;P形物質が基 体を形成するN形物質に適用され、導電接触を有し、ゲートを形成し、さらにド レインがソースより負でなければ導電をしない多数キャリア装置の基体に薄いP 反転層を形成するステップを含む請求項25の方法。
  32. 32.制御信号を発生するステップは、ドレインがソースより正の場合ゲート・ ソース電圧を予め定められた大きさを超えてバイアスし、もしドレインがソース より負のときは実質的に小さい大きさにゲート・ソース電圧をバイアスするステ ップを含む請求項31の方法。
  33. 33.少なくともゲートの一部の下にある多数キャリア装置にキャリア領域を備 え、前記キャリア領域はチャンネル領域に沿ってVTと大きな値の電圧であるV TMAX間で変化する閾値電圧を備え、チャンネルを通して高いコンダクタンス を得るためにチャンネル長を短くするステップをさらに含む請求項25の方法。
  34. 34.チャンネルが導通しない場合は、ゲート・ソース電圧は実質的にVTMA Xに等しく、ゲート近傍のキャリア領域の一部を除きチャンネルのほとんどを反 転するように、変動閾値電圧はソース近傍ではVTMAXであり他の場所ではV Tである請求項22の方法。
  35. 35.(a)導電接触を有し、ドレインを形成するN形領域と; (b)導電接触を有し、基体を形成するP形物質と; (c)基体を形成するP形物質に適用され、導電接触を有し、ソースを形成する N形物質と;(d)ソースおよびドレインに近接して配置され、導電接触を有し 、ゲートを形成する誘電体物質と、(e)ここで、P形物質は、そこにソースを 含むN形物質が適用されるP+領域を含む基体を有し、前記P+領域はN形チャ ンネルを通してのコンダクタンスのために変化する閾値を可能にする; を含む半導体装置。
  36. 36.(a)導電接触を有し、ドレインを形成するP形領域と; (b) 導電接触を有し、基体を形成するN形物質と; (c)基体を形成するN形物質に適用され、導電接触を有し、ソースを形成する P形物質と;(d)ソースおよびドレインに近接して配置され、導電接触を有し 、ゲートを形成する誘電体物質と、(e)ここで、N形物質は、そこにソースを 含むP形物質が適用されるN+領域を含む基体を有し、前記N+領域はN形チャ ンネルを通してのコンダクタンスのために変化する閾値を可能にする; を含む半導体装置。
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