JPH07506363A - 17αおよび17β−置換のエストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カルボン酸 - Google Patents
17αおよび17β−置換のエストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カルボン酸Info
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- JPH07506363A JPH07506363A JP5519367A JP51936793A JPH07506363A JP H07506363 A JPH07506363 A JP H07506363A JP 5519367 A JP5519367 A JP 5519367A JP 51936793 A JP51936793 A JP 51936793A JP H07506363 A JPH07506363 A JP H07506363A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
17αおよび17β−置換のエストラ−1,3,5(10) −トリエン−3−
カルボン酸
発明の分野
本発明は、ある種の新規17αおよび17β−置換アシル3−カルボキシ芳香族
A環ステロイド化合物、これらの化合物を含有する医薬組成物、およびステロイ
ド5−α−リダクターゼを抑制するためのこれらの化合物の使用法に関する。
また、これらの化合物の調製に有用な中間体および方法も開示する。
発明の背景
アンドロゲンとして知られるステロイドホルモンは、男女の肉体的特徴の違いの
原因となる。アンドロゲンを産生するいくつかの器官のうち、精巣がこれらのホ
ルモンを最も多く産生ずる。大脳中枢は、主に、アンドロゲン産生のレベルを調
製する。有効な調節が出来ない場合、アンドロゲンホルモン産生が過剰になり、
多くの肉体的徴候および症状が現われる。例えば、尋常性挫創、脂漏症、女性型
多毛症、男性型脱毛症および良性前立腺肥大などの前立腺の病気は高レベルのア
ンドロゲンと関連がある。更に、アンドロゲンレベルを減少させることは、前立
腺癌に治療効果がある。
テストステロンは精巣から分泌される主要なアンドロゲンであり、男性の血漿中
の主要なアンドロゲンステロイドである。現在、5−α−還元アンドロゲンは、
元アンドロゲン類似体であるジヒドロテストステロン(DHT)のプロホルモン
として作用するが、筋肉および精巣などの他の組織においては作用しない。ステ
ロイド5−α−リダクターゼは、テストステロンをDHTに変える還元型ニコチ
ンアミドアデニンリン酸ジヌクレオチド(NADPH)依存酵素である。この酵
素の男性の発育における重要性は、男性偽半陰陽者における遺伝的ステロイド5
−α−リダクターゼの欠失の発見により非常に強調された。イムペラトーマツク
ギンレイ・ジェイ(Imperato−McGinley、 J、 )ら、(1
979)、ジャーナル・オン・ステロイド・バイオケミストリー(J、5ter
oid Biochet) 11 二637−648゜
種々の病気における高いDHTレベルの重要性が認識され、この酵素の抑制物質
を合成する努力がなされてきた。現在まで確認されている最も有効な抑制物質に
は、3−カルボキシ−エストラ−1,3,5(10) トリエンステロイド誘導
体がある。
当業界において多くの5−α−リダクターゼ阻害化合物が知られている。例えば
、
1、エム・エイ・レビー(M、 A、 Levy)ら、ジャーナル・オンーステ
ロイド・バイオケミストリー(J、 5teroid Biochet ) 、
第34巻、No、1〜6,571〜575頁(1989)は、ラット前立腺ステ
ロイド5−αリダクターゼおよび3−カルボキシ−17β−置換ステロイド間の
相互作用機構を記載している:2、ディー・エイ・ホールト(D、 A、 Bo
lt)ら、ジャーナル・オン・メディシナル・ケミストリー(J、 Med、
Chew、 ) 、第33巻、937〜942頁(1990’)は新規ステロイ
ド種A環アリールカルボン酸を記載している:3、ビー・ダブリx’メトカルフ
(B、 W、 Metcalf)ら、TTPS (1989年12月)第10巻
、491〜495頁は、良性前立腺肥大、男性型脱毛症、および挫創におけるス
テロイド5−a−リダクターゼの抑制物質の効果を記載している;
4、ディー・エイ・ホールト(D、^、Ho1tら、 Sm1thK1ine
Beckmann)のヨーロッパ特許公開第0343954A3号は、有用な5
−α−リダクターゼ抑制物質としてのステロイド3−カルボン酸誘導体を記載し
ている。
しかし、前記文献はいずれも本発明の新規ステロイド17αまたは17β−置換
アシル−3−カルボキン−エストラ−1,3,5(10) l−リエン化合物が
有効なテストステロン5−α−リダクターゼ抑制物質として有用性があることを
記載していない。
発明の要約
本発明は、式I:
[式中、Zはαまたはβ
(式中、A環は存在しないかあるいは直鎖または分校、飽和または不飽和の1〜
12個の炭素原子を含有する炭化水素鎖として存在する;Rは置換アルキル、/
クロアルキルまたはアリールである、ここに、a)置換アルキルは、アリールオ
キシ、アルコキシ、アシルオキシ、アミへN−アンルアミへニトロ、シア人オキ
ソ、ノ翫ロアン、−C(0)OR’および−3(0)、R’からなる群から選択
される1以上の置換基で置換された1〜12個の炭素原子を含有する直鎖または
分枝、飽和または不飽和の炭化水素鎖であり、ここに、
R@は水素またはアルキル、
nはO〜2および
R5は水素、シクロアルキル、06〜CI!アリール、置換シクロアルキル、置
換C8〜CI2アリール、アルキルまたは、アルコキシ、アシルオキシ、アミノ
、N−アシルアミ人オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル
、アリールオキシ、−C(0)OR@、−3(0)、R7、ニトロ、ノア人ハロ
ゲン、C6〜C1□アリール、置換C6〜CI2アリールおよび保護されたー○
Hからなる群から選択される1以上の置換基で置換されたアルキル(ここに、R
6は水素またはアルキル、nはO〜2およびR7は水素またはアルキル):b)
シクロアルキルは、非芳香族、不飽和または飽和、環状または多環式の、C8〜
C12で、任意にIJ2を上のへテロ原子を含み、任意にアリールオキシ、アリ
ール、アルキル、アルコキシ、アシルオキシ、シクロアルキル、置換シクロアル
キル、アミ人N−アシルアミノ、ニトロ、シア八オキソ、ヒドロキシ、ノ\ロア
ン、−C(0)OR’、−3(0)、R’、保護された一OH,およびアルコキ
シ、アシルオキシ、c6〜C11アリール、置換されたC6〜C1,アリール、
アミ八N−アシルアミ人オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアル
キル、−C(○)OR6、−5(0)、R’、アリールオキシ、ニトロ、シア人
ハロゲンおよび保護されたーOHからなる群から選択される1以上の置換基で置
換されているアルキルからなる群より選択された1以上の置換基で置換されてお
り、ここに、R6は水素またはアルキル、
nは0〜2、
R7は水素またはアルキル、
R5は水素、シクロアルキル、06〜C3,アリール、置換シクロアルキル、置
換C6〜chiアリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、シクロ
アルキル、置換シクロアルキル、アリールオキシ、アミノ、N−アシルアミ人オ
キソ、ヒドロキシ、−〇(0)OR′、−3(0)、R’、ニトロ、シアノ、ノ
)ロアン、06〜CDアリール、置換C6〜C+Zアリールおよび保護されたー
OHからなる群から選択される1以上の置換基で置換されているアルキル(ここ
に%R’は水素またはアルキル、nは0〜2、R”は水素またはアルキル)。
C)アリールは、環状または多環式の、芳香族03〜C1!で、任意に1以上の
へテロ原子を含み、Cが3である場合、芳香族環は最低2個のへテロ原子を含み
、Cが4である場合、芳香族環は最低1個のへテロ原子を含み、任意にアリール
オキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルキル、C6〜C+iアリー
ル、アルコキン、アシルオキシ、置換C6〜COアリール、アミ人N−アシルア
ミノ、ニトロ、シアノ、ハロケン、t: トc:l−1”’、−C(0)OR’
、−5(0)、R’。
保護された一OH,およびアルコキン、アシルオキシ、C6〜chiアリール、
置換C6〜CI!アリール、アミへN−アシルアミ人オキ゛人ヒドロキシ、シク
ロアルキル、置換シクロアルキル、−C(0)OR−−8(0)、R”、アリー
ルオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護された一OHからなる群から選
択される1以上の置換基で置換されているアルキルで置換されており、ここに、
R7は水素またはアルキル、
Rsは水素、シクロアルキル、06〜CI2アリール、置換シクロアルキル、置
換C1〜Cl2アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アリー
ルオキシ、アミノ、N−アンルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、−C(0)OR’
、−5(0)、R7、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、
ハロゲン、C6〜C11アリール、置換C1〜chiアリールおよび保護された
一OHからなる群から選択される1以上の置換基で置換されているアルキル(こ
こに、R@は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は水門またはアルキル
)を意味する]で示される化合物ならびにその医薬上許容される塩、水和物、溶
媒和物およびエステルに関する。
本発明はまたヒトを含む哺乳動物における5−α−リダクターゼ活性を阻害する
方法であり、該方法は患者に有効量の本発明の5−α−リダクターゼ阻害化合物
を投与することからなる。本発明の別の態様において、本発明の5−α−リダク
ターゼ阻害化合物の調製において有用な新規中間体および新規方法を提供する。
医薬担体および本発明の方法において有用な化合物を含む医薬組成物も本発明に
含まれる。本発明の5−α−リダクターゼ阻害化合物を別の活性成分と共に同時
投与する方法も本発明に含まれる。
発明の詳細な記載
5−α−リダクターゼを阻害する本発明の化合物は、以下の式(I):[式中、
Zはαまたはβ
12個の炭素原子を含有する炭化水素鎖として存在する:Rは置換アルキル、シ
クロアルキルまたはアリールである、ここに、a)置換アルキルは、アリールオ
キシ、アルコキシ、アシルオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ
、オキソ、ハロゲン、−C(0)OR’および−8(0)、R5からなる群から
選択される1以上の置換基で置換された直鎖または分枝、飽和または不飽和の1
〜12個の炭素原子を含む炭化水素鎖であり、ここに、
R6は水素またはアルキル、
nは0〜2および
R5は水素、シクロアルキル、C6〜C+Zアリール、置換シクロアルキル、!
換C6〜C+Zアリール、アルキルまたは、アルコキシ、アシルオキシ、アミノ
、N−アンルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキ
ル、アリールオキシ、−C(0)OR’、−3(0)、R7、ニトロ、シアノ、
ハロケン、C0〜C1,アリール、置換C6〜C1!アリールおよび保護された
ーOHからなる群から選択される1以上の置換基で置換されたアルキル(ここに
、R@は水素またはアルキル、nはO〜2およびR7は水素またはアルキル)。
b)シクロアルキルは、非芳香族、不飽和または飽和、環状または多環式の、0
3〜C1□で、任意に1以上のへテロ原子を含み、任意にアリールオキシ、アリ
ール、アルキル、アルコキシ、アシルオキシ、シクロアルキル、置換シクロアル
キル、アミノ、N−アンルアミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロ
ゲン、−C(0)OR6、−3(○)。R5、保護された一〇H,およびアルコ
キシ、アシルオキシ、C6〜chiアリール、置換06〜CI!了り−ル、アミ
ノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアル
キル、−C(○)OR−−3(○)、R7、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、
ハロゲンおよび保護されたーOHからなる群から選択される1以上の置換基で置
換されているアルキルで置換されており、ここに、R6は水素またはアルキル、
nは0〜2、
R7は水素またはアルキル、
R5は水素、シクロアルキル、C6〜C1□アリール、置換シクロアルキル、置
換C6〜C1!アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、シクロ
アルキル、置換シクロアルキル、アリールオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、
オキ゛人ヒドロキシ、−C(0)OR8、−3(0)、R’、ニトロ、シアノ、
ハロゲン、C6〜C32アリール、置換C6〜CI 2アリールおよび保護され
たーOHからなる群から選択される1以上の置換基で置換されているアルキル(
ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は水素またはアルキ
ル):C)アリールは、環状または多環式の、芳香族03〜CI2で、任意に1
以上のへテロ原子を含み、Cが3である場合、芳香族環は最低2個のへテロ原子
を含み、Cが4である場合、芳香族環は最低1個のへテロ原子を含み、任意にア
リールオキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アルキル、C6〜C12
アリール、アルコキシ、アシルオキシ、置換06〜CI2アリール、アミノ、N
−アシルアミノ、ニトロ、ファン、ハロゲン、ヒドロキシ、−C(0)OR’、
−8(0)、R’。
保護された一OH,およびアルコキン、アシルオキシ、C6〜CI2アリール、
置換C8〜CI□アリール、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキソ、
シクロアルキル、置換シクロアルキル、−C(0)OR’、−3(0)、R’、
アリールオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護されたーOHからなる群
から選択される1以上の置換基で置換されているアルキルからなる群より選択さ
れる1以上の置換基で置換されており、ここに、
R6は水素またはアルキル、
nは0〜2、
R7は水素またはアルキル、
R5は水素、シクロアルキル、06〜CI4アリール、置換シクロアルキル、置
換C6〜CUアリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アリール
オキシ、アミノ、N−アンルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、−C(0)OR6、
−5(0)、R?、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ハ
ロゲン、C6〜C1,アリール、置換C5〜C12アリールおよび保護された一
OHからなる群から選択される1以上の置換基で置換されているアルキル(ここ
に、R@は水素またはアルキル、nはO〜2およびR7は水素またはアルキル)
を意味する]で示される化合物およびその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和
物およびエステルである。
本発明の化合物の中で好ましいものは、以下の式(I[)の化合物:[式中、A
環は存在しないかあるいは直鎖または分枝、飽和または不飽和の1〜12個の炭
素原子を含有する炭化水素鎖として存在する:およびRは置換アルキル、シクロ
アルキルまたはアリールである、ここに、a)置換アルキルは、アリールオキシ
、アルコキシ、アシルオキシ、アミン、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ、オ
キソ、ハロゲン、−C(0)OR@および−3(0)、R5からなる群から選択
される1またはそれ以上の置換基で置換されたilI鎖または分枝、飽和または
不飽和の1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素鎖であり、ここに、
R@は水素またはアルキル、
nはO〜2および
R3は水素、シクロアルキル、C6〜C+Zアリール、置換シクロアルキル、置
換C1〜C1!アリール、アルキルまたは、アルコキシ、アシルオキシ、アミノ
、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキ
ル、7 !J−ルオキシ、−C(0)OR’、−3(0)、R’、ニトロ、シア
ノ、ハロゲ:/、C6〜C1!アリール、置換C@〜C1!アリールおよび保護
されたーOHからなる群から選択される1以上の置換基で置換されたアルキル(
ここに、R@は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は水素またはアルキ
ル):b)シクロアルキルは、非芳香族、不飽和または飽和、環状または多環式
の03〜C11で、所望により1以上のへテロ原子を含んでいてもよく、所望に
よりアリールオキシ、アリール、アルキル、アルコキシ、アシルオキシ、シクロ
アルキル、置換シクロアルキル、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シア人オ
キソ、ヒドロキシ、ハロケン、−C(0)OR@、−3(0)、R’、保ll
サttターOHおよびアルコキシ、アシルオキシ、C,〜CDアリール、置換c
6〜CI!アリール、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロ
アルキル、置換シクロアルキル、−C(0)OR6、−3(0)、R7、アリー
ルオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護された一OHからなる群から選
択される1以上の置換基で置換されているアルキルからなる群より選択される1
またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい、ここに、
R・は水素またはアルキル、
nは0〜2、
R7は水素またはアルキル、
R4は水素、シクロアルキル、06〜Cl2アリール、置換C6〜CI!アリー
ル、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、シクロアルキル、置換シクロ
アルキル、アリールオキソ、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、
−C(0)OR’、−8(0)、R?、ニトロ、シアノ、ハロケン、C6〜c1
□アリール、置換C6〜CI2アリールおよび保護されたーOHからなる群から
選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているアルキル(ここに、R藝
は水素またはアルキル、n1tQ〜2、R?は水素またはアルキル);C)アリ
ールは、環状または多環式の、芳香族03〜CI2で、所望により1またはそれ
以上のへテロ原子を含み、Cが3である場合、芳香族環は少なくとも2個のへテ
ロ原子を含み、Cが4である場合、芳香族環は少なくとも1個のへテロ原子を含
んでいてもよ(、所望によりアリールオキシ、シクロアルキル、置換シクロアル
キル、アルキル、c、〜c1.アリール、アルコキシ、アシルオキシ、置換C@
〜C1!アリール、アミ八N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ、ハロゲン、ヒド
ロキシ、−C(0)OR’、−5(0)、R1,保護された一OH,およびアル
コキシ、アシルオキシ、C6〜c1□アリール、置換C6〜C11アリール、ア
ミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロア
ルキル、−CCO)OR”、−3(0)、R7,7!J−ルオキシ、ニトロ、シ
アノ、ハロゲンおよび保護されたーOHからなる群から選択される1またはそれ
以上の置換基で置換されているアルキルからなる群より選択される1またはそれ
以上の置換基で置換されていてもよい、ここに、
R6は水素またはアルキル、
nは0〜2、
R7は水素またはアルキル、
R5は水素、シクロアルキル、C6〜C+Zアリール、置換シクロアルキル、置
換06〜Cl2アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アリー
ルオキシ、アミ八N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、−C(0)OR’、
ン、06〜C11アリール、置換06〜Cl2アリールおよび保護された一OH
からなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているアルキル
(ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2、R?は水素またはアルキル
)を意味する〕
で示される化合物およびその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物およびエス
テルである。
本発明の式■の化合物のうち好ましい化合物は、Aは存在しないかあるいは直鎖
または分枝、飽和または不飽和の1〜6個の炭素原子を含有する炭化水素鎖とし
て存在し、Rは、
a) OCs〜C+zC4〜COアリール、 OCr 〜C4アルキル、ハロゲ
ンおよび−5(0)@R’からなる群から選択される1またはそれ以上の置換基
で置換された直鎖または分枝、飽和または不飽和の、1〜12個の炭素原子を含
有する炭化水素鎖(ここに、nはO〜2およびR7は水素または01〜C4アル
キル);b) QCs〜Cu7C4〜COアリール)、OH,−QC,〜C47
/l/キル、06〜Cl2アリール、CI”Caアルキル、トリフルオロメチル
、ハロゲン、−(CHり、C00H1−3(○)、R?および保護されたーOH
(ここに、mは0〜4、pは0〜3、nは0〜2およびR7は水素または01〜
C4アルキル)からなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で所望によ
り置換されてもよいC,−C,非芳香族、不飽和または飽和シクロアルキル;ま
たはC)所望により1またはそれ以上のへテロ原子を含んでいてもよいC4〜C
Oアリールである;ただし、Cが4である場合、芳香族環は少なくとも1個のへ
テロ原子を含み、所望により−OCS〜Cl2アリール、−(CHり、OH,C
,〜C1!アリール、01〜C4アルキル、−OC,〜C4アルキル、トリフル
オロメチル、ハロゲン、 (CHz)、C0OH,5(0)、Rフおよび保護さ
れたーOH(ここに、mは0〜4、pはO〜3、nは0〜2およびR7は水素ま
たは01〜c4アルキル)からなる群より選択される1またはそれ以上の置換基
で置換されていてもよい化合物およびその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和
物およびエステルである。
たは分枝、飽和または不飽和の1〜4個の炭素原子を含有する炭化水素鎖として
存在し、Rが、
a)ハロゲン、チオ、メチルスルホニル、メチルスルホキシル、メチルチオ、カ
ルボキン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、フェノキシおよびメトキシからな
る群から選択される1またはそれ以上の置換基で所望により置換されてもよいC
!〜C6非芳香族、飽和または不飽和シクロアルキル;またはb)所望により1
またはそれ以上のへテロ原子を含んでいてもよいc4〜cl!アリールである;
ただし、Cが4である場合、芳香族環は少な(とも1個のへテロ原子を含み、所
望によりハロゲン、チオ、メチルスルホニル、メチルスルホキシル、メチルチオ
、カルボキシ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、フェノキシおよびメトキシか
らなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されてもよい化合物お
よびその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物およびエステルある。
式■の化合物のうち特に好ましい化合物は、Aが存在しないかあるいは直鎖また
は分校、飽和または不飽和の1〜4個の炭素原子を含有する炭化水素鎖として存
在し、Rが、
a)C,〜C,シクロアルキル、またはb)所望により1またはそれ以上のへテ
ロ原子を含んでいてもよい04〜CI!アリールである;ただし、Cが4である
場合、芳香族環は少なくとも1個のへテロ原子を含み、所望によりハロゲン、チ
オ、メチルスルホニル、メチルスルホキシル、メチルチオ、カルボキシ、ヒドロ
キシ、トリフルオロメチル、フェノキシおよびメトキンからなる群から選択され
る1またはそれ以上の置換基で置換されてもよい化合物および医薬上許容される
塩、水和物、溶媒和物およびエステルである。
式■の化合物のうち特に好ましいものは以下のとおりである:17β−ペンゾイ
ルーエストフー1.3.5 (10) −)ジエン−3−カルボン酸;
ノー3−カルボン酸:
17β−(4−フルオロベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10) −)ジ
エン−3−カルボン酸:
17β−(ベンジルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −)ジエン
−3−カルボン酸。
17β−(1−ナフチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −1−
リエン−3−カルボン酸;
17β−(フェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −トリエ
ン−3−カルボン酸;
17β−(シクロヘキシルメチルカルボニル)−エストラ−1,3,,5(10
) −トリエン−3−カルボン酸;
17β−(シクロヘキシルエチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−3−カルボン酸;
17β−(4−ビフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −ト
リエン−3−カルボン酸; “
17β−(3−フェニルプロピルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−3−カルボン酸:
17β−(4−メトキシベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10) −トリ
エン−3−カルボン酸;
17β−(4−フェノキシベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10) −ト
リエン−3−カルボン酸:
17β−(4−トリフルオロメチルベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10
)−トリエン−3−カルボン酸:
17β−(4−メチルスルホニルベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−3−カルボン酸:
17β−(4−メチルチオベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10)−トリ
エン−3−カルボン酸;
17β−(3,5−ジフルオロベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10)−
トリエン−3−カルボン酸;
17β−(フェニルアセチレンカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−3−カルボン酸;
17β−(4−メトキシフェネチルカルボニル)−ニス)5−1.3.5 (1
0)−トリエン−3−カルボン酸。
17β−(3,4−メチレンジオキシベンゾイル)−エストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−3−カルボン酸:
17β−(4−ヒドロキシフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−3−カルボン酸;
17β−(4−カルボキシフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−3−カルボン酸:
17β−(E−シンナモイル)−エストラ−1,3,5(10)−)ジエン−3
−カルボン酸;
17β−(2−フラニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−トリエ
ン−3−カルボン酸:
17β−(4−フルオロフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10
)−トリエン−3−カルボン酸:
17β−(4−メチルチオフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−3−カルボン酸:
17β−(4−メチルスルホキシフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,
5(10)−トリエン−3−カルボン酸:17β−(4−メチルスルホニルフェ
ネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カルボン
酸:17β−(2−チオフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−3−カルボン酸:
17β−(3−ピリジルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −トリ
エン−3−カルボン酸;
ジエン−3−カルボン酸:
17β−(4−ピリジルメチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−
トリエン−3−カルボン酸;
17β−(2−ピリジルエチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−
トリエン−3−カルボン酸:およびその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物
およびエステル。
本明細書において用いられる「α」は、標準的化学用語にしたがって、下、即ち
対応する置換基が紙面の下側についていることを意味する。
本明細書において用いられる「β」は、標準的化学用語にしたがって、上、即ち
対応する置換基が紙面の上側についていることを意味する。
本明細書において用いる「保護されたヒドロキシ」または「保護された一0HJ
なる語は、[有機合成における保護基J (” Protective Gro
ups In OrganicSynthesis” Theodora 1.
Greene、filey−Interscience、1981. New
Yorkj
に記載されているような当業界で通常の保護基により保護できるアルコール性ま
たはカルボキシル性−〇H基を意味する。トリオルガノシリル基、例えばt−ブ
チルジメチルシリル、フェニルジメチルシリル、ジフェニルメチルシリルなどが
好ましい。
本明細書において用いるC8〜C2は、x−y個の炭素を有する基を意味する。
本明細書において用いる「アリール」なる語は、特に記載しないかぎり、所望に
より1またはそれ以上のへテロ原子を含んでいてもよい環状または多環式の芳香
族C1〜C1,である:ただし、Cが3である場合、芳香族環は少なくとも2個
のへテロ原子を含み、Cが4である場合、芳香族環は少なくとも1個のへテロ原
子を含み、所望によりアルキル、C6〜Cl2アリール、置換シクロアルキル、
置換C6〜C1□アリール、アシルオキシ、ヒドロキシ、アルコキン、シクロア
ルキル、アシルオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ、ハロゲン
、−C(0)OR@、−3(0)、R’、 保nさintニーOH,およUフル
コ+シ、アシルオキシ、C6〜chiアリール、置換C6〜CI2アリール、ア
ミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロア
ルキル、−C(0)OR6、−5(0)、R7、アリールオキシ、ニトロ、シア
ノ、ハロゲン、および保護されたー○H(ここに、R6は水素またはアルキル、
nは0〜2、R7は水素またはアルキル、R5は水素、シクロアルキル、C6〜
C+Zアリール、置換シクロアルキル、置換06〜CI2アリール、アルキルま
たは、アルコキシ、アシルオキシ、アリールオキシ、アミノ、N−アノルアミノ
、オキソ、ヒドロキシ、−C(0)OR6、−3(0)、R”、ニトロ、シアノ
、シクロアルキル、置換シクロアルキル、ハロゲン、C6〜CI2アリール、置
換C,〜C1!アリールおよび保護された一OHからなる群より選択される1ま
たはそれ以上の置換基で置換されたアルキル(ここに、R6は水素またはアルキ
ル、nはO〜2、R’は水素またはアルキル)からなる群より選択される1また
はそれ以上の置換基で置換されたアルキルからなる群から選択される1以上の置
換基で置換されていてもよい。
本明細書において用いるアリールおよび置換アリール置換基の例としては、フェ
ニル、ナフチル、フラニル、ビフェニル、ヒドロキシフェニル、ピリジル、フェ
ノキシフェニル、メトキシフェニル、トリフルオロメチルフェニル、カルボキシ
メチルフェニル、フェノキシフェニル、メチルスルホニルフェニル、メチルチオ
フェニル、ジフルオロフェニル、カルボキシフェニル、メチルスルホキシルフェ
ニルおよびチオフェニルが挙げられる。
本明細書において用いるアリールおよび置換アリール置換基の好ましい例として
は、フェニル、4−フルオロフェニル、1−ナフチル、4−ビフェニル、4−メ
トキンフェニル、4−フェノキシフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、
4−メチルスルホニルフェニル、4−メチルチオフェニル、3.5−ジフルオロ
フェニル、4−ヒドロキシフェニル、4−カルボキシフェニル、2−フラニル、
4−メチルスルホキシルフェニル、3−チオフェニル、2−ピリジル、3−ピリ
ジル、4−ピリジルおよび3,4−メチレンジオキシフェニルが挙げられる。
本明細書において用いるrca−C+zアリール」なる語は、特に記載しないか
ぎり、フェニル、ナフチル、3.4−メチレンジオキシフェニル、ピリジルまた
はビフェニルを意味する。
本明細書において用いる「置換された」という語は、特に記載しないかぎり、対
象となる基が、ヒドロキシアルキル、アルコキン、アシルオキシ、アルキル、ア
ミノ、N−アシルアミノ、ヒドロキシ、−(CH2)、C(0)OR’、5(0
)、R’、ニトロ、シアノ、ハロゲン、トリフルオロメチルおよび保護されたー
OHからなる群より選択される1以上の置換基を有する(ここに、gは0〜6、
Rφは水素またはアルキル、nはO〜2、R7は水素またはアルキルである)こ
とを意味す本明細書において用いる「アルコキシ」なる語は、−〇−アルキル(
ここにアルキルは本明細書において記載したとおりであり、−0CHsおよび−
OC(CHs ) ! CHsを含む)を意味する。
本明細書において用いる「シクロアルキル」なる語は、特記しないかぎり、芳香
族でない、不飽和または飽和、環状または多環式のC1〜C1,である。
本明細書において用いるシクロアルキルおよび置換されたシクロアルキル置換基
の例としては、シクロヘキシル、4−ヒドロキシ−シクロヘキシル、2−エチル
シクロヘキシル、プロピル4−メトキシシクロヘキシル、4−メトキシシクロヘ
キシル、4−カルボキシンクロヘキシルおよびシクロペンチルが挙げられる。
本明細書において用いる「アシルオキシ」なる語は、−0C(0)アルキル(こ
こに、アルキルは本明細書において記載したとおりである)を意味する。本明細
書において用いるアシルアミノ置換基の例としては、−QC(0)CH,、−−
QC(0)CH(CHs)aおよび−QC(OXCHz)scHjが挙げられる
。
本明細書において用いる「N−アシルアミノ」なる語は、−N(H)C(○)ア
ルキル(ここに、アルキルは本明細書において記載したとおりである)を意味す
る。
本明細書において用いるN−アシルアミノ置換基の例としては、−N(H)C(
0)CH3、−N(H)C(0)CH(CHs)zおよび−N(H)C(OXC
Ht)3CH1が挙げられる。
本明細書において用いる「アリールオキシ」なる語は、−OC,〜CI2アリー
ル(ここに、C1〜C1□アリールは、所望により、アルキル、ヒドロキシアル
キル、アルコキシ、トリフルオロメチル、アシルオキシ、アミ八N−アシルアミ
ノ、ヒドロキシ、 (CH2)−C(0)OR’、−3(0)、R’、ニトロ、
シフ/% ”ロアンおよび保護されたーOH(ここに、gは0〜6、Rεは水素
またはアルキル、nはO〜2、R7は水素またはアルキルである)からなる群よ
り選択される1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよいフェニル、ナフ
チル、3.4−メチレンジオキシフェニル、ピリジルまたはビフェニルである)
を意味する。
本明細書において用いる「ヘテロ原子」なる語は、酸素、窒素または硫黄を意味
する。
本明細書において用いる「ハロゲン」なる語は、臭素、ヨウ素、塩素およびフッ
素からなる群より選択される置換基を意味する。
本明細書において用いる「アルキル」なる語およびそれに類似した語は、1〜1
2個の炭素原子を有する直鎖または分枝、飽和または不飽和炭化水素鎖を意味す
る。本明細書において用いるアルキル置換基の例としては、−CHs、−CHt
CH,、−CHzCHxCHs、−CHz(CHs)*、−C(CHs)s、−
(CH* )s CHs、−CHzCH(CHs)iおよびCH(CH3)CH
2CH3、−CH= CH!が挙げられる。
本明細書において用いる「治療する」およびそれに類似した語は、予防的療法ま
たは治療法を意味する。
本明細書において用いる「金属触媒カップリング反応」なる語は、調製した3−
トリフルオロスルホニレートまたは3−フルオロフルホニレート化合物を適当な
有機溶媒、好ましくはトルエン、ジメチルホルムアミドまたはTHF中、塩基、
好ましくはトリエチルアミン、ピリジンまたはトリブチルアミンなど第三アミン
塩基、ビス(ジフェニルホスホノ)アルカン、好ましくは1.3−ビス(ジフェ
ニルホスホノ)プロパンまたはトリー〇−トリホスフィン、またはC1〜4al
kOH。
及び金属触媒、好ましくは酢酸パラジウム(■)、塩化パラジウム(n)および
ビス(トリフェニルホスフィン)酢酸パラジウム(n)などのパラジウム触媒、
およびカップリング剤と反応させることを意味する。
本明細書において用いる「カップリング剤」なる語は、アリール基と反応して、
カルボン酸置換基を形成できる化合物を意味する。−酸化炭素が好ましいカップ
リング剤で、本明細書において記載したように金属触媒カップリング反応に添加
すると、所望のカルボン酸基が得られる。
式(1)の化合物および式(V)の化合物は、本発明の医薬組成物中に含まれ、
本発明の方法において用いられる。−COOHまたは一〇H基が存在する場合、
医薬上許容されるエステル、たとえば、−COOHに関しては、メチル、エチル
、ピバロイルオキシメチルなど、−〇Hに関しては酢酸エステル、マレイン酸エ
ステルなど、および徐放性またはプロドラッグ処方物としての使用するために溶
解度または加水分解特性を修飾するための当業界で公知のエステルが用いられる
。
本明細書において用いる「α−受容体拮抗物質」なる語は、例えば、アメリカ合
衆国特許第4963547号(Laffertyら)に記載されているような、
糖尿病、心血管障害、良性前立腺肥大および眼圧亢進等の血管障害の治療に用い
られる公知のアルファーアドレナリン受容体拮抗化合物を意味する。
本発明の組成物および方法において用いられる好ましいアルファーアドレナリン
受容体拮抗物質としては、アムスロシン、チラシシン、ドキサゾシン、アルフシ
ジン、インドラミン、プラゾシンおよび7−クロロ−2−エチル−3,4,5゜
6−テトラヒドロ−4−メチルチェノ [4,3,2−エフ] [3]−ベンズ
アゼピンが挙げられる。
本明細書において用いる「アムスロシン」なる語は、式:の構造の化合物および
その塩、水和物および溶媒和物を意味する。
化学的には、アムスロシンは、(−)−(R)−5−[2−[[2−(0−エト
キシフェノキン)エチル]アミノコプロビルコー2−メトキシベンゼンスルホン
アミドと表わされる。
アムスロソンは、アメリカ合衆国特許第4703063号に開示され、アメリカ
合衆国特許第4987125号の特許請求の範囲において、下部尿路機能不全の
治療において有用であるとされる。
本明細書において用いる「チラシシン」なる語は、式・の構造の化合物およびそ
の塩、水和物および溶媒和物を意味する。
化学的には、チラシシンは、1−(4−アミノ−6,7−シメトキシー2−キナ
ゾリニル)−4−[(テトラヒドロ−2−フロイル)カルボニルコピペラジンと
表わされる。チラシシンは、アメリカ合衆国特許第4251532号に開示され
ている。
本明細書において用いる「ドキサゾシン」なる語は、式:の構造の化合物および
その塩、水和物および溶媒和物を意味する。
化学的には、ドキサゾシンは、1−(4−アミノ−6,7−シメトキシー2−キ
ナゾリニル)−4−[(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−2−イ
ル)カルボニルコピペラジンと表わされる。
ドキサゾシンは、アメリカ合衆国特許第4188390号に開示されている。
本明細書において用いる「アルフシジン」なる語は、式:の構造の化合物および
その塩、水和物および溶媒和物を意味する。
化学的には、アルフシジンは、N−[3−[(4−アミノ−6,7−シメトキシ
ー2−キナゾリニル)メチルアミ列プロピル]テトラヒドロ−2−フランカルボ
キサミドと表わされる。
アルフシジンは、アメリカ合衆国特許第4315007号に開示されている。
本明細書において用いる「インドラミン」なる語は、式:の構造の化合物および
その塩、水和物および溶媒和物を意味する。
化学的には、インドラミンは、N−[[1−[2−(IH−インドール−3−イ
ル)エチル]−4−ピペラジニル]ベンズアミンと表わされる。
本明細書において用いる「プラゾシン」なる語は、式:の構造の化合物およびそ
の塩、水和物および溶媒和物を意味する。
化学的には、プラゾシンは、1−(4−アミノ−6,7−ジフトキン−2−キナ
ゾリニル)−4−(2−フラニルカルボニル)ピペラジンと表わされる。
プラゾシンは、アメリカ合衆国特許第3511836号に開示されている。
本明細書において用いる「7−クロロ−2−エチル−3,4,5,6−テトラヒ
ドロ−4−メチルチェノ[4,3,2−エフ][3]−ベンズアゼピン」は、式
・の構造の化合物およびその塩、水和物および溶媒和物を意味する。
7−クロロ−2−エチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−4−メチルチェノ[
4,3,2−エフ][3]−ベンズアゼピンは、アメリカ合衆国特許第5006
521号に開示されている。さらに、アメリカ合衆国特許第5006521号に
おいてアルファーアドレナリン受容体拮抗物質として開示されている全ての化合
物は、本発明において用いる好ましいアルファーアドレナリン受容体拮抗物質で
ある。
当業者は本明細書において言及したちの以外の化合物がアルファーアドレナリン
受容体拮抗物質であるかどうかをラフエルティ・アイ(Lafferty 1.
)に記載されている検定を用いることにより容易に決定できる。従って、この
ような化合物は全て、本明細書において用いる「アルファーアドレナリン受容体
拮抗物質」なる語の範囲に含まれる。
本明細書において用いる「ミノキンジル」なる語は、式:の構造の化合物を意味
し、化学的には、ミノキシジルは、2.4−ピリミジンアシアミン−6−(1−
ピペリジニル)−3−オキシドと表わされる。ミノキシジルは・アップジョン社
(Upjohn Company、 KalaIlazoo、 Michiga
n)により育毛刺激用局所溶液として販売されているロガイン■(Rogain
e[F])の活性成分である。
本明細書において用いる「アロマターゼ抑制物質」は、アンドロゲンのエストロ
ゲンへの変換を防止する、ゴームリ−(Gormleyら、国際特許出願公開第
W。
92/18132号)に記載されているようなステロイド系および非ステロイド
系の公知化合物である。アロマターゼ抑制物質はゴームリーらにより、5−α−
リダクターゼ抑制物質と組み合わせて用いる場合、良性前立腺過形成の治療にお
いて有用性があると開示されている。
本発明の組成物および方法において用いるのに好ましいアロマターゼ抑制物質は
4−(5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ−[1,5−α]ピリジンー5−
イル)ベンゾニトリル(ファドラゾール)である。ファドラゾールはアメリカ合
衆国特許第4728645号に開示されている。さらに、ゴームリーら(国際特
許出願公開第W092/18132号)においてアロマターゼ抑制活性を有する
と開示されている全ての化合物は本明細書において用いられる好ましいアロマタ
ーゼ抑制物質である。
本明細書において用いるように、本明細書において記載されている5−α−リダ
クターゼおよび別の活性成分を一緒に用いた場合、前記5−α−リダクターゼ抑
制物質は、前記の別の活性成分と共に同時投与できる。
本明細書において用いる「同時投与」およびそれに類似する語は、本明細書にお
いて記載する5−α−リダクターゼ抑制物質、および尋常性挫創、脂漏、女性型
多毛症、男性型脱毛症、良性前立腺肥大または前立腺癌などの病状を治療するの
に公知の他の化合物または5−α−リダクターゼ抑制物質と組み合わせて用いた
場合有用であることが知られている化合物など他の活性成分を同時に投与するか
または別に連続投与することを意味する。好ましくは、投与が同時に行わなし)
場合、化合物を互いに接近した時間に投与する。更に、化合物を同じ投与形態で
投与するかどうかは関係ない。例えば、ある化合物を局所的に投与し、他の化合
物を経口投与してもよい。
式(n)の化合物は、スキーム■〜IV(式中、Aは式(If)において記載し
たとおりである)に示した様にして調製する。本明細書において用0る場合、R
@は、Rまtこはデレク・バートンおよびニー・ディー・オリス[Derek
Bar”onand U、 D、 01lis、 Comprehensive
Organic ChelIistry: The 5ynthesi刀@a
nd
されているような当業者に公知の化学反応により容易にR基に変換できる基であ
る。ただし、R龜はスキームI−TVのプロセスを操作できなくするような基は
除外する。以下の実施例に示すように、RaをRに変換する反応は、スキームI
〜IVの合成経路の生成物に関して行うか、またはそれが適当または好ましい場
合、これらの合成経路における特定の中間体に関して行う。例えば、メチルチオ
置換基は酸化によりメチルスルホニルに変換できる。メトキシ置換基は三臭化ホ
ウ素で処理することによりヒドロキシに変換できる。ヒドロキシ置換基は無水ト
リフルオロメタンスルホン酸などの無水トリハロアルキルスルホン酸と反応させ
、続いて金属触媒カップリング反応により、カルボキシに変換できる。
本発明の式(I[)の新規化合物は、以下のスキーム1〜4および実施例に概略
を示した方法により公知の容易に入手できる式:のエストロンまたは公知で容易
に入手可能なエストロンの17β−カルボン酸類似体から調製できる。
TC)
スキーム■に式■の化合物の形成の概要を示す。スキームIにおいて用いる場合
、化合物(b)は、ボールドウィンらの方法(Baldvin et al、、
J、ChetSoc。
(c) 、2283〜2289 (1968) )に従って化合物(a)から調
製される。
化合物(b)を次に適当な有機溶媒、好ましくはメタノール中、塩基、好ましく
は水酸化ナトリウムとともに撹拌し、次に酸性化して、化合物(C)を得る。
化合物(C)を次に以下に記載するように、適当な有機溶媒中、好ましくはテト
ラヒドロフランまたはジエチルエーテル溶媒中、好ましくは還流温度で、グリニ
ヤール試薬で処理し、式(d)の化合物を得る。
式(d)の化合物および塩基、好ましくは2.5−ジ−t−ブチル−3−メチル
ピリジンを適当な有機溶媒中、好ましくはジクロロメタン中、−20℃〜20℃
、好ましくは0℃に冷却し、無水トリハロアルキルスルホン酸、好ましくは無水
トリフルオロメタンスルホン酸と反応させて、化合物(e)を形成する。
式(f)の化合物は、式(e)の化合物を金属触媒カップリング反応において反
応させることにより調製する。好ましくは、式(e)の化合物をジメチルホルム
アミド(DMF)に溶解し、有機塩基、このましくはトリエチルアミン、ホスフ
ィン、このましくはビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、パラジウム(n)
化合物、好ましくは酢酸パラジウム(■)、およびC3−6アルキルアルコール
(C1−6alkOH)と反応させ、続いて一酸化炭素(Co)を添加する。化
合物(f)を次に適当な塩基、好ましくは炭酸カリウムと反応させ、酸性化して
、化合物(g)を得る。
スキーム■は式■の化合物の形成を要約したものである。スキーム■において用
いる場合、AおよびR8は式■において記載したとおりであり、R1はCF30
2SOまたはFO,SO−である。スキーム■のアルキル化プロセス(工程C)
において用いる場合、ピリジルチオエステルをLi−AR’またはXMgAR”
(X=CI、Br)グリニヤール試薬(以下に記載)、好ましくはシクロへキ
ンルマグネシウムクロリド、4−フルオロフェニルマグネシウムプロミド、フェ
ニルマグネシウムプロミド、フェネチルマグネシウムプロミド、1−ナフチルマ
グネシウムプロミド、4−ビフェニルマグネシウムプロミド、シクロヘキシルメ
チルマグエシウムブロミド、ンクロヘキシルエチルマグネシウムブロミド、ベン
ジルマグネシウムクロリド、3−フェニルプロビルマグネシウムプロミド、4−
メトキシフェニルマグネシウムプロミド、4−フェノキシフェニルマグネシウム
プロミド、4−トリフルオロメチルフェニルマグネシウムプロミド、4−メチル
チオフェニルマグネシウムプロミド、または4−メトキシフェネチルマグネシウ
ムプロミドと、好ましくはテトラヒドロフラン中で反応させて、所望エストラ−
1,3,5(10)−トリエン−3−カルボン酸、17β−ベンゾイル−エスト
ラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カルボン酸、エフβ−(フェネチルカ
ルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −トリエン−3−カルボン酸、1
7β−(1−ナフチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −トリエ
ン−3−カルボン酸、17β−(4−ビフェニルカルボニル)−エストラ−1,
3,5(10)−トリエン−3−カルボン酸、17β−(シクロヘキシルメチル
カルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カルボン酸、1
7β−(シクロヘキシルエチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−
トリエン−3−カルボン酸、17β−(ベンジルカルボニル)−エストラ−1,
3,5(10) −トリエン−3−カルボン酸、17β−(3−フェニルプロピ
ルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カルボン酸、
17β−(4−メトキシベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10)−トリエ
ン−3−カルボン酸、17β−(4−フェノキノベンゾイル)−エストラ−1,
3,5(10) −)ジエン−3−カルボン酸、17β−(4−トリフルオロメ
チルベンゾイル)−エストラ−1゜3.5(10)−トリエン−3−カルボン酸
、17β−(4−メチルチオベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10)−ト
リエン−3−カルボン酸または17β−(4−メトキノフェネチルカルボニル)
−エストラ−1,3,5(10) −トリエン−3−カルボン酸をそれぞれ1ま
たは2工程で得る。
ルート1において、3−ヒドロキシ基酸(i)を無水トリフルオロメチルスルホ
ニルまた無水フルオロスルホン酸およびアミン塩基、例えばピリジン、好ましく
は、2.5−ジ−t−ブチル−3−メチルピリジンで、適当な有機溶媒中、好ま
しくはジクロロメタン中、約−20”C〜20’C1好ましくは0℃で処理する
ことにより、(i)を3−トリフルオロメチルスルホニレートまたは3−フルオ
ロスルホニレート誘導体(Dに変換する(工程A)。
(j)を2.2−ジチオピリジルおよびトリフェニルホスフィンで、適当な有機
溶媒溶液、好ましくはテトラヒドロフラン/トルエン中室温で約8〜14時間処
理することにより、活性化エステル(k)を得る(工程B)。
(k)を以下に記載するグリニヤール試薬で、テトラヒドロフランまたはジエチ
ルエーテル溶媒中、約−50℃〜−70℃で1〜16時間処理して17−アシル
誘導体(1)を得る(工程C)。
(1)をカルボニル化条件下で、好ましくは(1)の適当な有機溶媒中、好まし
くは酢酸パラジウム触媒を含有するメタノール中溶液に一酸化炭素ガスを吹き込
むことにより、室温程度で1〜16時間、トリフェニルホスフィンおよび第三有
機アミン、好ましくはトリエチルアミンで処理して3−アルキルエステル(f)
を得る(工程p)。化合物(f)を次に適当な塩基、好ましくは炭酸カリウムと
反応させ、酸性にして、化合物(g)を得る。 ゛化合物(g)は、(1)を、
好ましくは、(1)の適当な非アルコール性溶媒、好ましくはパラジウム触媒、
好ましくは二酢酸パラジウム(I[)および1.1−ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)フェロセン(DPPF) 、および塩基、好ましくは酢酸カリウムを含有す
るDMSO中溶液に一酸化炭素を吹き込むことによるカルボニル化条件下で、好
ましくは高温下で処理することによっても調製できる(工程G)。
本明細書において用いる場合、R8がたとえばジメチル−t−ブチルシリルで保
護されたヒドロキシ基を含有するアロイルである場合、これは、適当な有機溶媒
、好ましくはテトラヒドロフラン中、少量の酢酸を添加して、0℃から還流温度
で1〜4時間、例えば工程Fを行う前にテトラブチルアンモニウムフルオリドで
処理することにより除去できる。
ルート2では、出発ステロイド酸(i)を前記工程Aにより、3−トリフルオし
、工程りにより(」)を(m)にカルボニル化し:工程Bにより活性化2−ピリ
ジルチオエステル(n)を形成し;工程Cにより17−アシル化合物(f)を得
、工程Fにより3−エステルを加水分解して3酸最終生成物(g)を得る。
ルート3では、出発酸(i)を前記工程Bにより活性化エステル(0)に変換し
: (0)を前記工程Cにより反応させて17−アシル化合物(d)を得; (
d)を前記工程Aにより3−トリフルオロメチルスルホニレートまたは3−フル
オロスルホニレート誘導体(1)に変換し; (1)を前記工程Gまた1ま前記
工程DI=続いて前記工程Fにより最終生成物(g)に変換する。
(S)
スキーム■は、式Hの化合物の形成を要約したものである。
スキーム■のアルキル化プロセス(式(S)の化合物の調製)で用いるように、
カルボキシアルデヒドをLi−AR’またはXMgAR” (x=01、Br)
グリニヤール試薬(以下に記載)、好ましくはベンジルマグネシウムクロリド、
3.4−メチレンジオキシフェニルマグネシウムプロミド、3.5−ジフルオロ
フェニルマグネシウムプロミド、2−フェニルエチニルマグネシウムプロミド、
E−2−フェニルビニルマグネシウムクロリド、2−フラニルリチウム、4−フ
ルオロフェネチルマグネシウムプロミド、2−チオフェニルリチウムまたは3−
ピリジルリチウムと、好ましくはテトラヒドロフラン中で反応させて所望の生成
物、好ましくは、17β−(ベンジルカルボニル)−エストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−3−カルボン酸、17β−(3,4−メチレンジオキシベンゾ
イル)−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カルボン酸、17β−
(3,5−ジフルオロベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10)−トリエン
−3−カルボン酸、17β−(フェニルアセチレンカルボニル)−エストラ−1
,3,5(10) −トリエン−3−カルボン酸、17β−(シンナモイル)−
エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カルボン酸、17β−(2−フ
ラニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−)ジエン−3−カルボン
酸、17βぺ4−フルオロフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−3−カルボン酸、17βぺ2−チオフェニルカルボニル)−エ
ストラ−1,3,5(10) −トリエン−3−カルボン酸、または17β−(
3−ピリジル力ルポニル)−エストラ−1,3,5(10) −トリエン−3−
カルボン酸をそれぞれ1または2工程で得る。
スキーム■の出発物質は、スキーム■で調製した式(C)の化合物である。
2.5−ジ−t−ブチル−3−メチルピリジンを適当な有機溶媒中、好ましくは
ジクロロメタン中、−20℃〜20℃、好ましくは0℃に冷却し、無水トリノ〜
ロアルキルスルホン酸、好ましくは無水トリフルオロメタンスルホン酸と反応さ
せて、化合物(p)を形成する。
式(q)の化合物は、式(p)の化合物を金属触媒カップリング反応において反
応させることにより調製する。好ましくは、式(p)の化合物をジメチルホルム
アミド(DMF)に溶解し、有機塩基、このましくはトリエチルアミン、ホスフ
ィン、このましくはビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、パラジウム(n)
化合物、好ましくは酢酸パラジウム(II)、およびC,〜、アルキルアルコー
ル(C+−5alkOH)と反応させ、続いて一酸化炭素(Co)を添加する。
式(q)の化合物を還元剤、好ましくはジイソブチルアルミニウムヒドリドと反
応させ、化合物(r)を得る。
式(S)の化合物は、式(r)の化合物をテトラヒドロフランまたはジエチルエ
ーテル溶媒中、約−50℃〜−70℃の温度で1〜16時間グリニヤール試薬(
スキーム■に記載)で処理することにより製造する。
式(g)の化合物は、式(S)の化合物の酸化により調製する。好ましくはこの
酸化はジョーンズ試薬またはテトラブロピルアンモニウムパールテナート続いて
塩化ナトリウムを用いる。
XMgAR’のタイプのグリニヤール試薬は全て本発明の範囲に含まれ、当業者
には入手可能であるかまたは容易にWlf!できる。
例えば、AR”がヒドロキシメチルである場合、これは適当なプロそフェノール
、例えばp−ブロモフェノールから出発し、フェノール性OHを通常の保護基、
例えばトリオルガノノリル、すなわちt−ブチルジメチルシリルで保護し、グリ
ニヤール反応を行い、次に例えば水性テトラブチルアンモニウムフルオリドの還
流を用いることにより脱保護することにより得られる。
AR”がヒドロキエチルフェニルである場合、同様の保護プロセスを同様に、適
当なヒドロキシアルキルブロモフェノール、たとえばp−ヒドロキシメチルブロ
モベンゼン、またはp−ヒドロキシメチルブロモベンゼン、またはp−ヒドロキ
シエチルブロモベンゼンから出発して同様に行うことができる。
AR’がカルボキンフェニルである場合、これは適当なヒドロキシメチルベンゼ
ン、たとえば前記のようにして形成したp−ブロモヒドロキシメチルベンゼンの
クロム酸酸化により得られる。
AR’がO−アルキルである場合、適当なブロモ−Oアルキルベンゼン、たとえ
ばp−メトキシブロモベンゼンをグリニヤール反応に用いる。
本発明において有用な適当なグリニヤール試薬を形成するための他の71口置換
ベンゼンは、この開示から当業者には自明である。
Zがα位にある式(1)化合物は対応するβ置換基を含む化合物から以下の一般
法により調製される。
一般法人
式(n)の置換17βステロイド性5α−リダクターゼ阻害化合物の適当な溶媒
、好ましくはエチレングリコールまたはジメチルスルホキシド中撹拌溶液に、水
酸化物またはアルコキシド塩基等の塩基、好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化
カリウムまたはナトリウムメトキシドを100℃以上の温度、好ましくは還流温
度で添加して、単離および仕上処理の後、対応するαエピマーを得る。 エピマ
ー化を行うのに適当な溶媒を決定する際、出発17β5αリダクタ一ゼ阻害ステ
ロイド化合物が、例えば核攻撃を受ける反応性置換基または反応性不飽和結合を
含む場合、ジメチルスルホキシドまたは他の非反応性高沸点溶媒が好ましく、あ
るいは出発17β5αリダクタ一ゼ阻害ステロイド化合物の置換基または不飽和
結合の反応性を考慮しない場合、エチレングリコールまたは他の反応性高沸点溶
媒を用いることができる。
式■の化合物のケトン還元生成物である、次式[式中、Yはαまたはβ
H
暖
C−A−R
(式中、Aは存在しないかあるいは直鎖または分枝、飽和または不飽和の1〜1
2個の炭素原子を含有する炭化水素鎖として存在する;Rは置換アルキル、シク
ロアルキルまたはアリールであり、ここに、a)置換アルキルは、アリールオキ
シ、アルコキシ、アシルオキシ、アミへN−アシルアミ人ニトロ、シアノ、オキ
ソ、ノ\ロアン、−C(0)OR’および−3(0)、Rsからなる群から選択
される1またはそれ以上の置換基で置換された1〜12個の炭素原子を含有する
直鎖または分枝、飽和または不飽和炭化水素鎖R6は水素またはアルキル、
nは0〜2および
R5は水素、シクロアルキル、C・〜CDアリール、置換シクロアルキル、置換
C2〜Cttアリール、アルキルまたは、アルコキシ、アシルオキシ、アミノ、
N−アシルアミ人オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、
アリールオキシ、−C(0)OR6、−3(0)、R’、ニトロ、シアノ、ハロ
ケン、06〜CI2アリール、置換C8〜COアリールおよび保護されたーOH
からなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されたアルキルであ
る(ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は水素またはア
ルキル):b)シクロアルキルは、非芳香族、不飽和または飽和、環状または多
環式のC1〜CI□で、所望により1またはそれ以上のへテロ原子を含んでいて
もよく、所望によりアリールオキシ、アリール、アルキル、アルコキシ、アシル
オキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アミノ、N−アシルアミノ、ニ
トロ、シフ/、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲン、−C(0)OR@、−3(0)
、R5,保護されたーOH1およびアルコキシ、アシルオキシ、C6〜C1!ア
リール、置換C6〜CI2アリール、アミ八N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロ
キシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、−C(0)OR’、−3(0)、
Rフ、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護された一OHから
なる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているアルキルから
なる群より選択される1またはそれ以上の1換基で置換されていてもよい、ここ
に、
R@は水素またはアルキル、
nは0〜2、
R7は水素またはアルキル、
R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置
換C・〜C1,アリール、アルキル、またはアルコキン、アシルオキシ、シクロ
アルキル、置換シクロアルキル、アリールオキシ、アミ八N−アシルアミノ、オ
キソ、ヒドロキシ、−C(0)OR’、−5(0)、R’、ニトロ、シアノ、ハ
ロケン、C6〜C1!了り−ル、置換06〜CI2アリールおよび保護されたー
OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているアル
キルであり、ここに、Rφは水素またはアルキル、nはO〜2、R7は水素また
はアルキル;C)アリールは、環状または多環式の芳香族03〜CI2で、所望
により1またはそれ以上のへテロ原子を含んでいてもよい、ただしCが3である
場合、芳香族環は少なくとも2個のへテロ原子を含み、Cが4である場合、芳香
族環は少なくとも1個のへテロ原子を含み、所望によりアリールオキシ、シクロ
アルキル、置換シクロアルキル、アルキル、06〜CI2アリール、アルコキノ
、アシルオキシ、置換06〜CI2アリール、アミノ、N−アンルアミノ、ニト
ロ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシ、−C(0)OR’、−3(0)、R’、
保Hされf:、OH,およUフルコキン、アシルオキシ、06〜C12アリール
、置換C1〜CI2アリール、アミノ、N−アンルアミノ、オキソ、ヒドロキシ
、シクロアルキル、置換シクロアルキル、−C(0)OR’、−5(0)、R’
、7 ’)−tLtオキシ、ニトロ、シアノ、ハ(lアンおよび保護された一O
Hからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているアルキ
ルからなる群より選択される1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい
、
ここに、
R6は水素またはアルキル、
nはO〜2、
R7は水素またはアルキル、
Rsは水素、シクロアルキル、Cφ〜C1!アリール、置換シクロアルキル、置
換C6〜C3!アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アリー
ルオキシ、アミ八N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、−C(0)OR@お
よび−8(0)、R’、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、置換シクロアルキル
、ノ唄アン、C6〜C1!アリール、置換C,〜Cl2アリールおよび保護され
たーOHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されている
アルキルであり、ここに、R・は水素またはアルキル、nは0〜2、R7は水素
またはアルキルを意味する)]
で示される第二級アルコールおよびその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物
およびエステルも本発明に含まれる。
前記の本発明のケトン還元生成物のうち特に好ましいものは、17H
C−A−R
置換基がβ位に結合している第二級アルコールである。
前記本発明のケトン還元生成物のうち特に好ましいものは、17β−(1−ヒド
ロキシ−2−フェニルエチル)−エストラ−1,3,5(10) −トリエン−
3−カルポン酸および17β−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−2−プロピニ
ル)−エストラ−1,3,5(10) −)ジエン−3−カルボン酸である。
これらの化合物は通常のAに結合したカルボニルの水素化ホウ素ナトリウム還元
法によりC17置換基のエピマー化をせずに、またはA環またはA芳香環のカル
ボニルの還元により調製できる。R置換基がカルボニル官能基を含有する場合、
これは選択的にブロックし、次に通常の方法により水素化ホウ素還元後に再生で
きる。
水素化ホウ素還元は、例えば水または水性メタノール中、室温から50℃の温度
で行い、生成物を次に通常の方法により単離精製する。化合物はまた5−アルフ
ァリダクターゼ抑制物質として活性である。
本明細書において用いる「高温」なる語は、25℃より高い温度、好ましくは還
流温度を意味する。
本明細書において用いる「溶媒」または「適当な溶媒」なる語は、塩化メチレン
、塩化エチレン、クロロホルム、エチレングリコール、四塩化炭素、テトラヒド
ロフラン(THF) 、エチルエーテル、トルエン、酢酸エチル、ヘキサン、ジ
メチルスルホキシド(DMSO) 、N、N−ジメチル−N、 N’−プロピレ
ン尿素、N−メチル−2−ピロリジノン、メタノール、イソプロピルアルコール
ルホルムアミド(DMF) 、水、ピリジン、キノリンまたはエタノールなどの
溶媒を意味する。
式(1)および式(V)の化合物の医薬上許容される塩、水和物および溶媒和物
は、適当ならば、当業者に公知の方法により形成される。
本発明の式(1)の化合物の調製において、以下の式(m)の新規中間体力犬合
成される:
[式中、R2は2−チオピリジルカルボニルであり、R3はC,−6アルコキシ
カルボニル
ホニルオキシである]。
また、本発明の式(1)の化合物の合成において、式(IV)の新規中間体力(
調製される
[式中、Aは式(II)において定義したとおりであり R8は式(II) l
こおし)て定義したRであるかまたはデレク・バートンおよびニー・ニス・オリ
ス(Derek Barton and U.S.011is, Compre
hensive Or anic Chemistry: T■■@Synth
esis and Reactions of Or anic Compou
nds. Pub: Pergamon Press (1X 7 9 )
において望ましいものなど公知の反応によりRに変換できる基、およびR4はト
リフルオロメチルスルホニルオキシ、フルオロスルホニルオキシまたはヒドロキ
シである]。
また、本発明の式(1)の化合物の合成において、式(Vl)の新規中間体も調
製される。
また、本発明の式(I)の化合物の合成において、式(■)の新規中間体も調製
される。
[式中、AおよびR8は式(TV)において記載したとおりである][式中、A
は存在しないかまたは1〜12個の炭素原子を含有する直鎖または分枝の、飽和
または不飽和炭化水素鎖として存在し:Rは前記式(II)において定義したと
おりである]
で示される化合物およびその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物およびエス
テルの好ましい調製法は、式:
[式中、Aは前記定義のとおり、R1は前記式(rV)において定義したとおり
である]
の化合物を無水フルオロスルホン酸および塩基、好ましくは、2.5−t−ブチ
ル−3−メチルピリジンと、溶媒中、好ましくはジクロロメタン中反応させて、
式。
[式中、AおよびR@は前記定義のとおりである]で示される化合物を形成し、
続いて前記化合物を金属触媒カップリング反応において、適当なカップリング剤
、好ましくは一酸化炭素の存在下に反応させ、続いて適当ならば任意に加水分解
し、任意に適当ならばR8をRに変換し、その後、任意にその医薬上許容される
塩、水和物または溶媒和物を形成することからなる。
本発明の薬理活性な化合物はステロイド5−α−リダクターゼ活性を阻害するの
で、DHT活性の減少により所望の治療効果が得られる病気および症状の治療に
有用である。このような病気および症状としては、尋常性挫創、脂漏症、女性の
多毛症、男性型脱毛症、良性前立腺肥大および前立腺癌などの前立腺疾患が挙げ
られる。
ヒト5−α−リダクターゼ酵素の阻害における効力を測定するために、以下の方
法を採用する:
組み換えステロイド5α−リダクターゼイソ酵素1源として用いる膜粒子の調製
発現された、組み換えヒトステロイド5α−リダクターゼイソ酵素1[アンダー
ソン・ニス、バーマン、ディー・エム、ジエンキンス イー・ビーおよびラッセ
ル・ディー・ダブリュー、ネイチャー(^ndersson、 S、 、 Be
rian、 D、 M、 、 Jenkins。
E、 P、 、およびRu5se11.D、W、 (1991) Nature
354 159−161) ]を含有するチャイニーズハムスター卵巣(CH
O)細胞を0.33Mシュークロース、1mMジチオトレイトールおよび5oμ
M NADPHを含有する20mMリン酸カリウム(pH6,5)緩衝液(緩衝
液A)中、Dounce glass−to−glass handhomog
enizer (Kontes Glass Co、、vineland、 N
J、)を用いて均質化する。膜粒子を遠心分離(100,000xg、4℃で6
0分)により単離し、20%グリセロール、1mMジチオトレイトール、および
5oμMNADPHを含有する20mMリン酸カリウム(pH6,5)(緩衝液
B)中に再懸濁する。懸濁した粒子溶液を一80℃で貯蔵する。
ステロイド5α−リダクターゼイソ酵素2源として用いる前立腺膜粒子の調製凍
結したヒト前立腺を解凍し、細かく刻んで小片にする(Brinkmann P
o1ytron (Sybron Carp、、 festbury、 New
York)) 。溶液を3〜5hand homogenizerで手動均質
化する。600または11000Xで20分間、140000Xgで60分間、
4℃で分別遠心分離することにより前立腺粒子を得る。140000xgでの遠
心分離によりえられたペレットを5〜10組織容積の前記緩衝液で洗浄し、14
0000xgで遠心分離する。得られたペレットを緩衝液B中に懸濁し、粒子懸
濁液を一80℃で貯蔵する。
組み換えステロイド5α−リダクターゼイソ酵素2源として用いる膜粒子の調製
発現された、組み換えヒトステロイド5−α−リダクターゼイソ酵素2を含有す
るチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞を0.33Mシュークロース、1
mMジチオトレイトールおよび50βM NADPHを含有する20mMリン酸
カリウム(pH6,5)緩衝液(緩衝液A)中、Dounce hand ho
mogenizerを用いて均質化する。組み換えヒト酵素を含有する膜粒子を
遠心分離(100,OOOXg、4℃で60分)により単離し、20%グリセロ
ール、1mMジチオトレイトール、および50βM NADPHを含有する20
mMリン酸カリウム(pH6,5)(緩衝液B)中に再懸濁する。懸濁した粒子
溶液を使用するまで一80℃で貯蔵する。
酵素活性および阻害効力に関する検定
一定量の[140]テストステロンのエタノール中溶液(50〜55mC1/ミ
リモル)および種々の量の有効な抑制物質のエタノール中溶液を試験管中に入れ
、真空下で濃縮乾固する。各試験管に緩衝液、10μL(組み換えイソ酵素1ま
たはイソ酵素2)または20μL(ヒト前立腺組織からのイソ酵素2)の10m
MNADPHおよびステロイド5α−リダクターゼ調製物のアリコートを添加し
て最終濃度を0.5mLにする。ヒトステロイド5α−リダクターゼイソ酵素1
に関する検定を、50mM燐酸緩衝液(pH7,5)中CHO細胞中に発現され
た組み換えタンパク質のサンプルに関して行い、一方、イソ酵素2の検定を、5
0mMクエン酸緩衝液(pH5,0)中CHO中に発現された組み換えタンパク
質のサンプルに関して行う。
溶液を37℃で20〜30分間培養した後、4mLの酢酸エチルおよびそれぞれ
0.25μモルのテストステロン、5α−ジヒドロテストステロン、アントロス
タンジオール、およびアンドスタンジオンを担体として添加することにより、反
応を停止する。有機層を別の試験管に移し、5peed Vac中で蒸発乾固さ
せる。
残さを40μLのクロロホルム中に溶解し、20X20cmのあらかじめ溝をつ
けたシリカゲルTLCプレート(Si 250F−PA、 BakerChem
ical)の各し一ン上にスポットし、アセトン:クロロホルム(1: 9)で
2回展開する。基質および生成物のバンド中の放射線化学含量をBIOSCAN
イメージングスキャナー(Bioscan Inc、 、 Tashingto
n、 D、 C,)で測定する。回収された生成物に変換された放射性標識の割
合を計算し、これから酵素活性をめる。培養は最高20%の基質(テストステロ
ン)が消費されるように行う。
実験的に得られたデーターを、種々の抑制物質濃度に対して酵素活性の逆数(1
/速度)をプロットすることにより、直線的関数にコンピューター処理する。
見かけ阻害定数(Ki、app)をディクソン分析(Dixon、 M、 (1
953) )によりめる。
阻害定数(Ki)の値を既知の方法により計算する[レビー、エム、バイオケミ
ストリー(Levy、II、、Biochemistry) 、29 : 28
15−2824 (1989))。
本発明の範囲に含まれる化合物は全て、これを必要とするヒトを含む哺乳動物に
おいてステロイド5−α−リダクターゼの阻害に有用である。
本発明の範囲に含まれる化合物は試験され、イソ酵素1に対して3Ki(nM)
〜110Ki (nM)の活性を示し、イソ酵素2に対してIKi (nM)
〜8Ki(nM)の活性を示すことが示されている。本発明の化合物および本発
明の医薬組成物および本発明の方法に用いられる化合物のうち特に好ましいもの
は、17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10) −トリエン−3−カ
ルボン酸;
17β−(ノクロヘキジル力ルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −ト
!Jエンー3−カルボン酸:
17β−(4−フルオロベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10) −トリ
エン−3−カルボン酸:
17β−(ベンジルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−
3−カルボン酸:
17β−(1−ナフチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −トリ
エン−3−カルボン酸。
17β−(フェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −1−リ
エンー3−カルボン酸;
17β−(シクロヘキシルメチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−3−カルボン酸;
17β−(シクロヘキシルエチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−3−カルボン酸;
17β−(4−ビフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−)ジ
エン−3−カルボン酸:
17β−(3−フェニルプロピルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−3−カルボン酸;
17β−(4−メトキシベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10)−トリエ
ン−3−カルボン酸:
17β−(4−フェノキシベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10)−トリ
エン−3−カルボン酸;
17β−(4−トリフルオロメチルベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10
)−トリエン−3−カルボン酸;
17β−(4−メチルスルホニルベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−3−カルボン酸;
17β−(4−メチルチオベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10) −ト
リエン−3−カルボン酸;
17β−(3,5−ジフルオロベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10)−
トリエン−3−カルボン酸;
17β−(フェニルアセチレンカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)
−)ジエン−3−カルボン酸;
17β−(4−メトキシフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10
)−トリエン−3−カルボン酸:
17β−(3,4−メチレンジオキシベンゾイル)−エストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−3−カルボン酸。
17β−(4−ヒドロキシフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−3−カルボン酸:
17β−(4−カルボキシフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−3−カルボン酸;
17β (E−シン+モイル) −二スト5−1.3.5 (10)−トリエア
ー3.−カルボン酸;
17β−(2−フラニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −トリ
エン−3−カルボン酸;
17β−(4−フルオロフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10
)−トリエンー3−カルボン酸:
17β−(4−メチルチオフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−3−カルボン酸:
17β−(4−メチルスルホキシルフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3
゜5(10)−トリエン−3−カルボン酸;17β−(4−メチルスルホニルフ
ェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カルボ
ン酸;17β−(2−チオフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10
) −トリエン−3−カルボン酸;
17β−(3−ピリジルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −トリ
エン−3−カルボン酸:
17β−(3−ピリジルメチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−
トリエン−3−カルボン酸:
17β−(4−ピリジルメチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10’)
−トリエン−3−カルボン酸:
17β−(2−ピリジルエチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−3−カルボン酸;
17β−(1−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)−エストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−3−カルボン酸:および
17β−(i−ヒドロキシ−3−フェニル−2−プロピニル)−エストラ−1゜
3.5 (10) −トリエン−3−カルボン酸である。
本発明の薬理活性な化合物は好ましくはカプセル、錠剤、または注射可能な調製
物等の通常の投与形態にされる。固体または液体医薬担体を用いる。固体担体と
しては、デンプン、ラクトース、硫酸カルシウムニ水和物、石膏、スクロース、
タルク、ゼラチン、寒天、ペクチン、アカシア、ステアリン酸マグネシウム、お
よびステアリン酸が挙げられる。液体担体としては、シロップ、ビーナツツ油、
オリーブ油、食塩水、および水が挙げられる。同様に、担体または希釈剤は例え
ばグリセリルモノステアラードまたはグリセリルジステアラードなどの徐放性物
質を、単独またはワックスと共に含んでもよい。固体担体の量は広範囲に及ぶが
、好ましくは単位投与量当たり約25mgから約1gである。液体担体を用いる
場合、調製物は、ンロツプ、エリキンル、乳剤、ソフトゼラチンカプセル、アン
プル等の滅菌注射液、または水性または非水性液体感S液などの形態であるのが
好ましい。
医薬調製物は、混合し、粒状化し、必要ならば錠剤の形態に関しては圧縮するか
、または適当に成分を混合し、充填し、溶解することなどによる薬剤師の通常の
技術にしたがってvRWされ、所望の経口または非経口生成物を得る。
本発明の薬理活性な化合物の前記医薬投与単位中の投与量は、活性化合物が0.
1〜1000mg/kg、好ましくは1〜100mg/kgの範囲から好ましく
は選択される有効かつ非毒性な量である。ステロイド5−α−リダクターゼ阻害
を必要とするヒト患者を治療する場合、選択された用量を好ましくは毎日1〜6
回、経口または非経口投与する。好ましい非経口投与の形態としては、局所的、
経直腸的、経皮的に、注射および連続して注入することによる。ヒトの投与に関
する経口投与単位は、好ましくは1〜500mgの活性化合物を含有する。
より低用量の経口投与が好ましい。しかし、患者にとって安全かつ好都合な場合
は、高用量の非経口投与を用いてもよい。
本発明のヒトを含む哺乳動物におけるステロイド5−α−リダクターゼ活性を阻
害する方法は、そのような阻害を必要とする患者に対してステロイド5−α−リ
ダクターゼ阻害の有効量の本発明の薬理活性化合物を投与することからなる。
本発明はまた式(1)の化合物または式(V)の化合物のステロイド5−α−リ
ダクターゼの阻害に使用する医薬の製造における用途を提供する。
本発明はまた、式(1)の化合物または式(V)の化合物および医薬上許容され
る担体を含む良性前立腺肥大の治療において用いる医薬組成物を提供する。
本発明はまた、式(1)の化合物または式(V)の化合物および医薬上許容され
る担体を含む前立腺癌の治療において用いる医薬組成物を提供する。
本発明はまた、式(1)の化合物または式(V)の化合物を医薬上許容される担
体または希釈剤と会合させることからなる、医薬上許容される担体または希釈剤
および式(1)の化合物または式(V)の化合物を含有する医薬組成物の調製法
を提供する。
本発明の化合物を本発明にしたがって投与した場合、許容できない毒性効果は起
こらないと考えられる。
さらに、本発明の医薬組成物は、尋常性挫創、脂漏症、女性型多毛症、男性型脱
毛症、良性前立腺肥大または前立腺癌等の病気を治療するのに知られている他の
化合物または5−α−リダクターゼ抑制物質と組合せて用いた場合に有用である
ことが知られている化合物などの別の活性成分と共に同時投与することができる
。本明細書において開示されている5−α−リダクターゼ抑制物質、および男性
型脱毛症の治療において用いられるミノキシジルを同時投与するのが特に好まし
い。本明細書において開示されている5−α−リダクターゼ抑制物質、および良
性前立腺肥大の治療において用いられるα−受容体拮抗物質を同時投与するのが
特に好ましい。本明細書において開示されている5−α−リダクターゼ抑制物質
、および良性前立腺肥大の治療において用いられるアロマターゼ抑制物質を同時
投与するのが好ましい。本明細書において開示されている5−α−リダクターゼ
抑制物質、および良性前立腺肥大の治療において用いられるα−受容体拮抗物質
およびアロマターゼ抑制物質を同時投与するのが好ましい。
当業者は前記載事項を用いて本発明を容易に最大限活用できると考えられる。
以下の実施例は単なる例示のためのものであって、本発明の範囲をなんら限定す
るものではない。
実施例1(スキーム■に対応した)
17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10) −)クエン−3−カルボ
ン酸(i)17β−シアノ−エストラ−1,3゜5 (10)−)ジエン−3−
メタンスルホナート
標記化合物は公知であり、ボールドウィンら、ジャーナル・オン・ケミカル・ソ
ザイエティ(Baldwin et al。、 J、Chem、Soc、 (C
) 、1968. 2283−2289)の方法にしたがってエストロンから調
製される。
(it)17β−ノアノーエストラ−1,3,5(10) −トリエン−3−オ
ール17β−ノアノーエストラ−1,3,5(1,0)−トリエン−3−メタン
スルホナート(Log)のメタノール(100mL)中懸濁液に、NaOH溶液
(MeOH/水(1・1)中20%溶142mL)を滴下する。得られた混合物
を40℃に24時間加熱し、次に混合物を0℃に冷却し、水(350mL)で希
釈し、希HCIで酸性にする。得られた白色沈殿を真空濾過により単離し、水で
洗浄し、真空乾燥する。アセトニトリルから再結晶して標記化合物を得る。融点
249〜250℃(分解)。
(iii)17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10) −トリエン−
3−オール
17β−ノアノーエストラ−1,3,5(10)−1−ジエン−3−オール(1
゜4g15ミリモル)を乾燥THF (20mL)中に溶解し、フェニルマグネ
シウムプロミドのTHF中溶液(13mL、LM、13ミリモル)に添加する。
得られた反応混合物を3時間還流温度に加熱し、その後周囲温度に冷却する。冷
却した反応混合物に次にHCI水溶液(25mL、6N)を添加し、得られた反
応混合物を還流温度172時間加熱する。周囲温度に冷却した後、反応混合物が
らTHFをロータリーエバポレーションにより減圧下に除去し、得られた残存混
合物を酢酸エチル(100mL)で希釈する。有機相を分離し、連続して水およ
び食塩水で洗浄し、Mg5O,で乾燥し、蒸発乾固させる。シリカゲル上クロマ
トグラフィー(溶離液・1:4EtOAc−ヘキサン)により、白色固体の標記
化合物を得る。融点210〜215℃。
(tv)17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−
トリフルオロメタンスルホナート
0℃の17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10) −トリエン−3−
オール(0,18g、 0.5ミリモル)のジクロロエタン(15mL)中溶液
を2゜5−ジ−t−ブチル−3−メチル−ピリジン(0,12g、、0.6ミリ
モル)で処理し、続いて10分後、無水トリフルオロメタンスルポン酸(0,3
4g、 1.2ミリモル)で処理する。得られた混合物を2時間撹拌し、次にジ
クロロメタンで希釈する。有機層を飽和NaHCOs水溶液および食塩水で洗浄
し、MgSO4で乾燥し、蒸発乾固させる。シリカゲル上クロマトグラフィー(
溶離液:1:19EtOAc−ヘキサン)により、白色固体の標記化合物を得る
。融点112〜114℃。
(v)17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カ
ルボン酸メチル
17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10) −トリエン−3−トリフ
ルオロメタンスルホナーh (0,2g50.4ミリモル)、1.3−ビス(ジ
フェニルホスフィノ)プロパン(10mg) 、二酢酸パラジウム(5,6mg
) 、トリエチルアミン(領11mL)、メタノール(0,8mL) 、DMS
O(1,25mL)および1.2−ジクロロエタン(0,425mL)の混合物
を、−酸化炭素雰囲気下、80℃で5時間加熱し、激しく撹拌する。周囲温度に
冷却した後、得られた混合物をジクロロメタンで希釈する。有機相をよく水で洗
浄し、乾燥しくMg S O4) 、蒸発乾固させる。シリカゲル上クロマトグ
ラフィー(溶離液、19 EtOAc−ヘキサン)により、白色泡状の標記化合
物を得る。
(vi)17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10) −トリエン−3
−カルボン酸
17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10) −1−ジエン−3−カル
ボン酸メチル(60mg、0.15ミリモル) 、K2CO3(60mg、0.
44ミリモル)、水(1mL)およびメタ、ノール(9mL)の混合物を還流温
度に5時間加熱する。揮発成分を減圧下に除去し、残漬を水で希釈し、希HCI
水溶液で酸性にし、EtOAcで抽出する。有機抽出物を水および食塩水で洗浄
し、乾燥し、蒸発乾固させる。残さをアセトンおよびメタノールで摩砕して、白
色固体の標記化合物をえる。融点240〜243℃。
(i)17β−ノアノーエストラ−1,3,5(10)−1−ジエン−3−メタ
ンスルホナート
標記化合物は公知であり、ボールドウィンら、ンヤーナル・オン・ケミカル・ソ
ザイエテ、< (Baldwin et al、、J、Chem、Soc、(C
) 、1968. 2283 2289)の方法にしたがってエストロンから調
製される。
(ii)17β−ノアノーエストラ−]、、3.5 (10) −)クエン−3
−オール1フβ−ノアノーエストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−メタ
ンスルホナ−1−(10g)のメタノール(100ml、)中背濁液に、NaO
H溶液(MeOH/水(11)中20%溶液42mL)を滴下する。得られた混
合物を40℃に24時間加熱し、その後混△物を0℃に冷却し、水(350mL
)で希釈し、希HC1で酸性にする。得られた白色沈殿を真空濾過により単離し
、水で洗浄し、真空乾燥する。アセトニトリルから再結晶して標記化合物を得る
。融、点249〜250℃(分解)。
(m)17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10) −4リエンー3−
オール
17β−シアノ−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−オール(1゜
4g、5ミリモル)を乾燥THF (20mL)中に溶解し、フェニルマグネシ
ウムプロミドのTHF中溶液(13mL、IM、13ミリモル)に添加する。得
られた反応混合物を3時間還流温度に加熱し、その後周囲温度に冷却する。冷却
した反応混合物に次にHCI水溶液(25mL、6N)を添加し、得られた反応
混合物を再び還流温度に2時間加熱する。周囲温度に冷却した後、反応混合物が
らTHFをロータリーエバポレーションにより減圧下に除去し、得られた残存混
合物を酢酸エチル(100mL)で希釈する。有機相を分離し、連続して水およ
び食塩水で洗浄し、Mg5O,で乾燥し、蒸発乾固させる。シリカゲル上クロマ
トグラフィー(溶離液 1 : 4 EtOAc−ヘキサン)により、白色固体
の標記化合物を得る。融点210〜215℃。
(tv)17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10) −1−ジエン−
3−フルオロスルホナート
0℃の17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10) −1−ジエン−3
−オールのジクロロメタン中溶液を2.5−ジ−t−ブチル−3−メチル−ピリ
ジンで処理し、続いて10分後、無水フルオロスルホン酸で処理する。得られた
混合物を2時間撹拌し、次にジクロロメタンで希釈する。有機層を飽和NaHC
Os水溶液および食塩水で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、蒸発乾固させる。シ
リカゲル上クロマトグラフィーにより、標記化合物を得る。
(V)17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10) −1リエンー3−
カルボン酸メチル
17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−フルオロ
スルホチー1−11.3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、二酢酸パラ
ジウム、トリエチルアミン、メタノール、DMSOおよび1.2−ジクロロエタ
ンの混合物を、−酸化炭素雰囲気下、80℃で5時間加熱し、激しく撹拌する。
周囲温度に冷却した後、得られた混合物をジクロロメタンで希釈する。有機相を
水でよく洗浄し、乾燥しくMg S 04) 、蒸発乾固させる。シリカゲル上
クロマトグラフィーにより、標記化合物を得る。
(vi)17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10) −1−ジエン−
3−カルボン酸
17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10) −トリエン−3−カルボ
ン酸、KICOs、水、およびメタノールの混合物を還流温度に5時間加熱する
。揮発成分を減圧下に除去し、残さを水で希釈し、希HCI水溶液で酸性にし、
EtOAcで抽出する。有機抽出物を水および食塩水で洗浄し、乾燥し、蒸発乾
固させて、標記化合物を得る。
実施例3(スキーム■に対応)
17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10) −トリエン−3−カルボ
ン酸(+) 3−(トリフルオロメタンスルホニルオキシ)−エストラ−1,3
,5(10)トリエン−17β−カルボン酸3−ヒドロキシ−エストラ−1,3
,5(10)−17β−カルボン酸、2.6−ジーt−ブチル−4−メチルピリ
ジンおよび無水トリフルオロメタンスルホン酸の塩化メチレン中溶液を5℃で2
0時間撹拌する。有機溶媒を蒸発させ、残さを4−ジメチルアミノピリジンを含
有するテトラヒドロフラン/水(99,5:0.5)中に溶解し、これを塩酸で
酸性にし、続いて通常の仕上処理をして、標記化合物を得る。
(ii)S(2−ピリジル)−3−(1−リフルオロメタンスルホニルオキシ)
−エストラ−1,3,5(10) −1−クエン−1フβ−チオカルボキシレー
ト3−(トリフルオロメタンスルホニルオキシ)−エストラ−1,3,5(10
)−トリエン−17β−カルボン酸、トリフェニルホスフィンおよび2.2°−
ジピリジルジスルフィドのトルエン中溶液を窒素雰囲気下で20時間撹拌する。
反応混合物を濃縮し、残さを直接シリカゲルに通し、適当なフラクションを蒸発
させて、標記化合物を得る。
(ffi)17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,,5(10)−)リエンー
3−トリフルオロメタンスルホナート
約−50℃の5−(2−ピリジル)−3−(1−リフルオロメタンスルホニルオ
キシ)−エストラ−1,3,5(10)−)クエン−1フβ−チオカルボキシレ
ートのテトラヒドロフラン中溶液に、フェニルマグネシウムプロミドを添加する
。反応混合物を約−10℃に加温し、飽和塩化アンモニウム水溶液で希釈する。
通常の仕上処理をし、続いてカラムクロマトグラフィーにより単離して、標記化
合物を得る。
(汁)17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カ
ルボン酸メチル
17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−トリフル
オロメタンスルホナート、トリフェニルホスフィン、酢酸パラジウム(■)、ト
リエチルアミン、メタノールおよびジメチルホルムアミドの溶液を一酸化炭素雰
囲気下で20時間激しく撹拌する。通常の仕上処理をし、続いてカラムクロマト
グラフィーにより単離して、標記化合物を得る。
(v)17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10) −トリエン−3−
カルボン酸
17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カルボン
酸メチル、K2CO3、水およびメタノールの混合物を還流温度に約5時間加熱
する。酸性化し、続いて通常の仕上処理をして、標記化合物を得る。
実施例4(スキーム■に対応)
17β−シクロへキシルカルボニル−エストラ−1,3,5(10)−1−ジエ
ン−3−カルボン酸
(i)S−(2−ピリジル)−3−ヒドロキシ−エストラ−1,3,5(10)
)ジエン−1フβ−チオカルボキンレート3−ヒドロキシ−エストラ−1,3
,5(10)−トリ臣ンー17β−カルボン酸(0,11g、0.37ミリモル
)、2.2’−ジピリジルジスルフィド(0,163g、0.74ミリモル)、
トリフェニルホスフィン(0,19g、0.74ミリモル)およびジクロロメタ
ン(20mL)の混合物をアルゴン雰囲気下、周囲温度で4時間撹拌する。得ら
れた溶液を濃縮し、残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル、25%ヘキサン中
酢酸エチルで溶出)にかけて、0.13gの白色固体の標記化合物を得る。融点
195〜196℃(酢酸エチル/メタノールから再結晶)。
(ii)17β−7クロへキシルカルボニル−3−ヒドロキシ−エストラ−1゜
3.5(10)−トリエン
シクロへキシルマグネシウムクロリド(1,9mL ;ジエチルエーテル中2M
)を、5−(2−ピリジル)−3−ヒドロキシ−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−17β−チオカルボキンレート(0,5g、1.27ミリモル)の
テトラヒドロフラン(15mL)中溶液に一78℃でゆっくり添加する。1時間
後、混合物を飽和NH4Cl水溶液で急冷し、酢酸エチルで抽出する。有機抽出
物を食塩水で洗浄し、乾燥し、濃縮する。得られた残さをクロマトグラフィー(
シリカゲル、15%ヘキサン中酢酸エチル)にか広白色固体(0,3g)を得る
。
(jB)17β−シクロへキンル力ルポニルーエストラ−1,3,5(10)−
トリエン−3−スルホン酸トリフルオロメチル冷却した(0℃)、17β−シク
ロへキシルカルボニル−3−ヒドロキシ−エストラ−1,3,5(10)−トリ
エン(0,3g、0.82ミリモル)および2゜6−シーtert−ブチル−4
−メチルピリジン(0,2g、1ミリモル)のジクロロメタン(25mL)中溶
液に、無水トリフルオロメタンスルホン酸(0,3g。
1ミリモル)を添加する。得られた溶液を0℃で1時間撹拌し、次に周囲温度で
30分間撹拌する。追加の試薬、12gの塩基および1.2gのH,Oを添加し
、混合物を反応が完了するまで撹拌する。反応混合物を希HC1,水、希NaH
COs、食塩水で洗浄し、乾燥し、濃縮する。得られた残さをクロマトグラフィ
ー(シリカゲル、5%ヘキサン中サすサンエチルで溶出)に付して、0゜3gの
固体を得る。
(汁)17β−シクロへキシルカルボニル−エストラ−1,3,5(10) −
トリエン−3−カルボン酸メチル
17β−シクロへキシルカルボニル−エストラ−1,3,5(10) −)ジエ
ン−3−スルホン酸トリフルオロメチル(0,3g、 0.6ミリモル)、酢酸
パラジウム(I[)(8,4mg、0.037ミリモル)、1.3−ビス(ジフ
ェニルホスフィノ)プロパン(dppp、15.4mg、0.037ミリモル)
、トリエチルアミン(0,17mL) 、メタノール(12mL) 、1.2−
ジクロロエタン(0゜64mL)およびDMSO(1,9mL)の混合物をco
雰囲気下、70〜73℃で一夜加熱する。冷却した反応混合物を次にジクロロメ
タンで希釈し、水で数回洗浄し、乾燥し、濃縮する。残渣をクロマトグラフィー
(シリカゲル、5%ヘキサン中酢酸エチルで溶出)に付して、0.14 gの泡
状の標記化合物を得る。
(v)17β−シクロへキシルカルボニル−エストラ−1,3,5(10) −
トリエン−3−カルボン酸
17β−シクロへキシルカルボニル−エストラ−1,3,5(10) −トリエ
ン−3−カルボン酸メチル(0,14g、0.34ミリモル) 、KzCOs
(0,2g。
1.45ミリモル)、水(3,0mL)およびメタノール(30mL)の混合物
を還流温度に一夜加熱する。反応混合物を次に濃縮する。残渣を水で希釈し、希
HCIで酸性にし、酢酸エチルで抽出する。有機抽出物を食塩水で洗浄し、乾燥
し、1縮する。得られた固体をCH3CNで洗浄し、沸騰酢酸エチルから濾過に
より単離して、0、l1gの標記化合物を得る。融点280〜285℃(260
℃で軟化)。
実施例5(スキーム■に対応)
17β−(4−フルオロベンゾイル)−エストラ−1,3゜5(10)−トリエ
ン−3−カルボン酸
工程(il)において4−フルオロフェニルマグネシウムプロミドをシクロヘキ
シルマグネシウムクロリドに代えることにより、実施例4(i−”v)に従って
、標記化合物を調製する。融点251〜254℃。
実施例6(スキーム■に対応)
17β−(ベンジルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−
3−カルボン酸
工程(ii)においてベンジルマグネシウムプロミドをシクロヘキシルマグネシ
ウムクロリドに代えることにより、実施例4(i−v)に従って、標記化合物を
調製する。融点181〜185℃。
実施例7(スキーム■に対応)
17β−(4ビフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −トリ
エン−3−カルボン酸
(i)17β−(4−ビフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−3−スルホン酸トリフルオロメチル工1(ii)において4−ビ
フェニルマグネシウムプロミドをシクロへキシルマグネシウムクロリドに代える
ことにより、実施例4(i=fi)に従って、標記化合物を調製する。
(ii)17β−(4−ビフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10
) −トリエン−3−カルホン酸
17β−(4−ビフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −1
−リエンー3−トリフルオロメタンスルホナート(0,09g、0.158ミリ
モル)、酢酸カリウム(0,06g、0.63ミリモル)、二酢酸パラジウム(
n) (0゜0018g、0.008ミリモル)、1.1’−ビス(ジフェニル
ホスフィノ)フェロセン(dppf ;0.0175g、0.03ミリモル)の
DMSO(3mL)中混合物に、2分間−酸化炭素を吹き込み、Co気球下60
℃で一夜撹拌する。反応混合物を水で希釈し、0.5N塩酸で酸性にし、ジクロ
ロメタンで抽出する。
有機層を水で洗浄し、乾燥しくMg504) 、真空下に蒸発させる。残渣をク
ロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中25%酢酸エチル、1%酢酸で溶出
)に付して、メタノール/アセトニトリルで摩砕して固体を得る。収量0.’0
26g(35,6%)。融点268〜270℃(260℃で軟化)。
実施例8(スキーム■に対応)
17β−(1−ナフチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −トリ
エン−3−カルボン酸
(i)17β−(1−ナフチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−3−スルホン酸トリフルオロメチル工程(u)においてシクロへキ
シルマグネシウムクロリドを1−ナフチルマグネシウムブロミドに代えることに
より、実施例4(i=ifi)に従って、標記化合物を調製する。
(ii)17β−(l−ナフチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)
−1−ジエン−3−カルボン酸
17β−(4−ビフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−トリ
エン−3−トリフルオロメタンスルホナートを実施例8(1)で調製した、17
β−(1−ナフチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−
3−スルホン酸トリフルオロメチルに代えることにより、実施例7(u)に従っ
て、標記化合物を調製する。融点228℃(170℃で軟化)。
実施例9(スキーム■に対応)
(+)17βベフエネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−トl
)エン−3−スルホン酸トリフルオロメチル工程(it)においてシクロヘキシ
ルマグネ/ウムクロリドをフエネチルマグネシウムブロミドに代えることにより
、実施例4(i−ffl)lこ従って、yA:j己(ヒ合物を調製する。
(ij)17β−(フェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)
−)1ツエン−3−カルボン酸
17β−(4−ビフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−ト1
ツエンー計トリフルオロメタンスルホナートを実施例9(1)で調製した、17
β−(フェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −1−1ツエ
ン−3−スルホン酸トリフルオロメチルに代えることにより、実施例7 (ii
) lこ従って、標に己化合物を調製する。融点181〜183℃。
(i)17β−(シクロヘキシルメチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(
10)−)ジエン−3−スルホン酸トリフルオロメチル工程(it)においてシ
クロへキシルマグネシウムクロリドをシクロヘキシルメチルマグネシウムブロミ
ドに代えることにより、実施例4 < i−m) lこ従って、標記化合物を調
製する。
(ii)17β−(シクロヘキシルメチルカルボニル)−エストラ−1,3,5
(10)−トリエン−3−カルボン酸
17β−(4−ビフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −ト
リエン−3−トリフルオロメタンスルホナートを実施例10 (i)で調製した
、17β−(シクロヘキシルメチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10
) −トリエン−3−スルホン酸トリフルオロメチルに代えることにより、実施
例7 (n) lこ従って、標記化合物をI製する。融点239〜241℃。
(i)17β−(シクロヘキシルエチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(
10)−トリエン−3−スルホン酸トリフルオロメチル工程(1i)においてシ
クロヘキシルマグネシウムクロリドをシクロヘキシルエチルマグネシウムブロミ
ドに代えることにより、実施例4(i=伍)に従って、標記化合物を調製する。
(if)17β−(ノクロヘキシルエチルカルポニル)−エストラ−1,3,5
(10)−トリエン−3〜カルボン酸
17β−(4−ビフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −ト
リエン−3−トリフルオロメタンスルホナートを実施例11 (i)で調製した
、17β−(シクロヘキシルエチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10
) −)ジエン−3−スルホン酸トリフルオロメチルに代えることにより、実施
例7 (n)に従って、標記化合物を調製する。融点250〜253℃(247
℃で軟化)。
(i)3−(フルオロスルホニルオキシ)−エストラ−1,3,5(10) −
1−リエンー17β−カルボン酸
3−ヒドロキシ−エストラ−1,3,5(10)−17β−カルボン酸、2.6
−ジ−t−ブチル−4−メチルピリジンおよび無水フルオロスルホン酸の塩化メ
チレン中溶液を5℃で20時間撹拌する。反応混合物を塩酸水溶液および水で洗
浄する。有機相を濃縮し、得られた残渣をカラムクロマトグラフィーにより精製
して、標記化合物を得る。
(■)S−(2−ピリジル)−3−(フルオロスルホニルオキシ)−エストラ−
1゜3.5 (10) −1−ジエン−1フβ−チオカルボキシレート3−(フ
ルオロスルホニルオキシ)−エストラ−1,3,5(10) −トリエン−17
β−カルボン酸、トリフェニルホスフィンおよび2,2°−ジピリジルジスルフ
ィドのトルエン中溶液を窒素雰囲気下20時間撹拌する。反応混合物を濃縮し、
残渣を直接シリカゲルに通し、適当なフラクシヨンを蒸発させて標記化合物を得
る。
(ffi)17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10) −)ジエン−
3フルオロスルホネート
約−50℃の5−(2−ピリジル)−3−(フルオロスルホニルオキシ)−エス
トラ−1,3,5(10) −トリエン−17β−チオカルボキシレートのテト
ラヒドロフラン中溶液に、フェニルマグネシウムプロミドを添加する。反応混合
物を約−10℃に加温し、飽和塩化アンモニウム水溶液で希釈する。通常の仕上
処理に続いてカラムクロマトグラフィーで単離して、標記化合物を得る。
(tv)17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−
カルボン酸メチル
17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10) −トリエン−3−フルオ
ロスルホナート、トリフェニルホスフィン、酢酸パラジウム(Il)、)リエチ
ルアミン、メタノールおよびジメチルホルムアミドの溶液を一酸化炭素雰囲気下
に20時間激しく撹拌する。通常の仕上処理に続いてカラムクロマトグラフィー
で単離して、標記化合物を得る。
(v)17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10) −トリエン−3−
カルボン酸
17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カルボン
酸メチル、KtCO,、水およびメタノールの混合物を還流温度に約5時間加熱
する。酸性にし、続いて通常の仕上処理をして、標記化合物を得る。
実施例13(スキームmに対応)
17β−(3−フェニルプロピルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−3−カルボン酸
(i)17β−(3−フェニルプロピルカルボニル)−エストラ−1,3,5(
10)−トリエン−3−スルホン酸トリフルオロメチル工程(if)においてシ
クロヘキシルマグネシウムクロリドを3−フェニルプロビルマグネシウムプロミ
ドに代えることにより、実施例4(i=ffi)に従って、標記化合物を調製す
る。
(n)17β−(3−フェニルプロピルカルボニル)−エストラ−1,3,5(
10)−トリエン−3−カルボン酸
17β−(4−ビフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−トリ
エン−3−トリフルオロメタンスルホナートを、17β−(3−フェニルプロピ
ルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −)ジエン−3−スルホン酸
トリフルオロメチルに代えることにより、実施例7 (if)に従って、標記化
合物を調製する。融点183〜185℃。
実施例14(スキーム■に対応)
17β−(4−メトキシベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10)−トリエ
ン−3−カルボン酸
(i)17β−(4−メトキシベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10)−
トリエン−3−スルホン酸トリフルオロメチル工程(it)においてシクロヘキ
シルマグネシウムクロリドを4−メトキシフェニルマグネシウムプロミドに代え
ることにより、実施例4 (i=ffl)に従って、標記化合物を調製する。
(if)17β−(4−メトキシベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10)
−)クエン−3−カルボン酸
17β−(4−ビフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−)ジ
エン−3−トリフルオロメタンスルホナートを、17β−(4−メトキシベンゾ
イル)−エストラ−1,3,5(10) −1−ジエン−3−スルホン酸トリフ
ルオロメチルに代えることにより、実施例7 (it)に従って、標記化合物を
調製する。融点259〜263℃。
実施例15(スキーム■に対応)
二Jヨ1ニし込長俗ZZ上辷三螢二ョじ3.5吐辺二上臼之−3−カルボン酸
(i)17β−(4−フェノキシベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−3−スルホン酸トリフルオロメチル工程(d)においてシクロヘ
キシルマグネシウムクロリドを4−フェノキシフェニルマグネシウムプロミドに
代えることにより、実施例4(i−tti)に従って、標記化合物を調製する。
(if)17β−(4−フェノキシベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10
) トリエン−3−カルボン酸
17β−(4−ビフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) l−
ジエン−3−トリフルオロメタンスルホナートを、17β−(4−フェノキシベ
ンゾイル)−エストラ−1,3,5(10) トリエン−3−スルホン酸トリフ
ルオロメチルに代えることにより、実施例7 (it)に従って、標記化合物を
調製する。融点224〜225℃。
(i)トリフルオロメチル−17β−(4−トリフルオロメチルベンゾイル)−
エストラ−1,3,5(10) トリエン−3−スルホナート工程(it)にお
いてシクロヘキシルマグネシウムクロリドを4−トリフルオロメチルフェニルマ
グネシウムプロミドに代えることにより、実施例4(i Nff1)に従って、
標記化合物を調製する。
(fi)17β−(4−トリフルオロメチルベンゾイル)−エストラ−1,3,
5(10))クエン−3−カルボン酸
17β−(4−ビフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) l−
ジエン−3−トリフルオロメタンスルホナートを、17β−(4−トリフルオロ
メチルベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10))ジエン−3−スルホン酸
トリフルオロメチルに代えることにより、実施例7 (it)に従って、標記化
合物を調製する。融点300〜303℃。
実施例17(スキーム■に対応)
17β−(4−メチルチオベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10) トリ
エン−3−カルボン酸
(i)17β−(4−メチルチオベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−3−スルホン酸トリフルオロメチル工程(ム)においてシクロヘ
キシルマグネシウムクロリドを4−メチルチオフェニルマグネシウムプロミドに
代えることにより、実施例4 (i=ti)に従って、標記化合物を調製する。
(if)17β−(4−メチルチオベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10
) トリエン−3−カルボン酸
17β−(4−ビフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) トリ
エン−3−トリフルオロメタンスルホナートを、17β−(4−メチルチオベン
ゾイル)−エストラ−1,3,5(10) )ジエン−3−スルホン酸トリフル
オロメチルに代えることにより、実施例7 (ii)に従って、標記化合物を調
製する。融点255〜257℃。
実施例18(スキーム■に対応)
17β−(4−メトキシフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10
) −トリエン−3−カルボン酸
(1)トリフルオロメチル−17β−(4−メトキシフェネチルカルボニル)−
エストラ−1,3,5(10))クエン−3−スルホナート工[(ii)におい
てシクロへキシルマグネシウムクロリドを4−メトキシフェネチルマグネシウム
プロミドに代えることにより、実施例4(i=伍)に従って、標記化合物を調製
する。
(ji)17β−(4−メトキシフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,
5(10)トリエン−3−カルボン酸
17β−(4−ビフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−トリ
エン−3−トリフルオロメタンスルホナートを、17β−(4−メトキシフェネ
チルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −)ジエン−3−スルホン
酸トリフルオロメチルに代えることにより、実施例7(u)に従って、標記化合
物を調製する。融点178〜179℃。
実施例19(スキーム■に対応)
17β−ベンジルカルボニル−エストラ−1,3,5(10) −トリエン−3
−カ(i)17β−シアノ−エストラ−1,3,5(10))ジエン−3−トリ
フルオロンメタンスルホナート
17β−シアノ−エストラ−1,3,5(10) )ジエン−3−オール(4,
2g)および2,6−ジーt−ブチル−4−メチルビリド(3,6g)を50m
Lの塩化メチレンに溶解する。混合物を室温で30分間撹拌する。無水トリフル
オロメタンスルホン酸(4,2mL)を添加し、混合物をさらに40分間撹拌し
、50mLのCHtChで希釈し、濾過し、シリカゲル上クロマトグラフィーに
かける。20%ヘキサン中酢酸エチルで溶出して、5.3g(87%)の標記化
合物を得る。融点115〜117℃。
(if)17β−シアノ−エストラ−1,3,5(10) トリエン−3−カル
ボン酸メチル
17β−シアノ−エストラ−1,3,5(10))ジエン−3−オール(Log
)の77mLのDMSOおよび5QmLのMeOH中溶液に7mLのトリエチル
アミン、0.35gの酢酸パランラム、0.64gのビス(ジフェニルホスフィ
ノ)ブロバンオよび1,2−ジクロロエタン(26mL)を添加する。−酸化炭
素を溶液に吹き込み、反応混合物を次に75℃で一夜1気圧のGo(バルーン)
下で撹拌する。混合物をEtOAcで希釈し、水で洗浄しく3回)、乾燥し、濃
縮する。
残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル、10%ヘキサン中EtOAcで溶出)
にかけて、4.5gの標記化合物を得る。融点161〜163℃。
(fi) 3−ヒドロキシメチル−エストラ−1,3,5(10)−17β−カ
ルボ17β−シアノ−エストラ−1,3,5(10)−3−カルボン酸メチル(
0゜8g)を30mLのトルエン中に溶解し、DIBAL (6mL、IM)で
処理する。混合物を室温、アルゴン雰囲気下で2.5時間撹拌する。混合物を5
0mLの5%H2S O<中に注ぎ、混合物を1時間撹拌し、濾過し、乾燥し、
濃縮する。
残さをクロマトグラフィー(シリカゲル、20%ヘキサン中EtOAcで溶出)
に付して、424mgの標記化合物を得る。融点146〜150℃。
(tv) 3−ヒドロキシメチル−20−ヒドロキシ−21−フェニル−19−
ノルプレグナ−1,3,5(10) −)ジエン3−ヒドロキシメチル−エスト
ラ−1,3,5(10)−17β−カルボキシアルデヒド(3mLのTHF中1
49mg)をベンジルマグネシウムクロリド溶液(2,5mL、2.0M)にゆ
つくり添加する。混合物を室温で2時間撹拌する。
混合物を飽和NH,CI水溶液で急冷し、CH2Cl2で抽出する。宵機抽出物
を食塩水で洗浄し、乾燥し、濃縮する。得られた残渣をクロマトグラフィー(シ
リカゲル、30%ヘキサン中EtOAcで溶出)に付して、159mgの標記化
合物を得る。
(V)17β−ベンジルカルボニル−エストラ−1,3,5(10))ツエン−
3−カルボン酸
3−ヒドロキシメチル−20−ヒドロキシ−21−フェニル−19−ノルプレグ
ナ−1,3,5(10)−)リエン(159mg)をアセトン(5mL)中に溶
解し、ジョーンズ試薬で処理する。混合物を1時間撹拌し、2−プロパツールで
急冷し、CH2Cl□で抽出し、クロマトグラフィー(シリカゲル、0.5%H
OAeを含む30%ヘキサン中EtOAcで溶出)により精製して、137mg
の標記化合物を得る。融点]81〜185℃。
実施例20(スキーム■に対応)
17β−(3,5−)フルオロベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10)
トリエン−3−カルボン酸
工u (iv)においてベンジルマグネシウムクロリドを3.5−ジフルオロフ
ェニルマグネシウムブロミドに代えることにより、実施例19(1〜V)にした
がって、標記化合物を調製する。融点258〜261℃。
実施例21(スキーム■に対応)
工程(N)においてベンジルマグネ/ウムクロリドを2−フェニルエチニルマグ
ネシウムブロミドに代えることにより、実施例19(i=v)にしたがって、標
記化合物を調製する。融点174〜178℃。
工程(tv)においてベンジルマグネ/ウムクロリドをE−2−フェニルビニル
マグネシウムブロミドに代えることにより、実施例19(1〜V)にしたがって
、標記化合物を調製する。融点177〜181℃。
実施例23(スキーム■に対応)
17β−(2−フラニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) )ツエ
ン−3−カルボン酸
(1)3−ヒドロキシメチル−17β−(1−ヒドロキシ−1−(2−フラニル
)メチル)−1,3,5(10) −トリエン工程(iv)においてベンジルマ
グネシウムクロリドを2−フラニルリチウムに代えることにより、実施例19(
i−v)にしたがって、標記化合物をElil!!する。
(if)17β−(2−フラ二カルボニル)−エストラ−1,3,5(10)
トリエン−3−カルボン酸
工程(ii)において3−ヒドロキシメチル−20−ヒドロキシ−21−(3,
4−メチレンジオキシフェニル)−19−ノルプレグナ−1,3,5(10)−
トリエンを3−ヒドロキシメチル−17β−(1−ヒドロキシ−1−(2−フラ
ニル)メチル)−1,3,5(10)−1−リエンに代えることにより実施例2
7(ii〜迅)にしたがって標記化合物を調製する。
実施例24(スキーム■に対応)
17β−(4−フルオロフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10
) トリエン−3−カルボン酸
工程(汁)においてベンジルマグネシウムクロリドを4−フルオロフェネチルマ
グネシウムブロミドに代えることにより、実施例19 (i)〜(ν)にしたが
って、標記化合物を調製する。融点224〜227℃。
実施例25(スキーム■に対応)
17β−(2−チオフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) ト
リエン−3−カルボン酸
(1)3−ヒドロキシメチル−17β−(1−ヒドロキシ−1−(2−チオフェ
ニル)メチル)−1,3,5(10) −トリエン工程(煙)においてベンジル
マグネシウムクロリドを2−チオフェニルリチウムに代えることにより、実施例
19 (i)〜(v)にしたがワて、標記化合物を調製する。
(it)17β−(2−チオフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(1
0)トリエン−3−カルボン酸
工程(■)において3−ヒドロキシメチル−20−ヒドロキシ−21−(3,4
−メチレンジオキシフェニル)−19−ノルプレグナ−1,3,5(10) −
トリエンを3−ヒドロキシメチル−17β−(1−ヒドロキシ−1−(2−チオ
フェニル)メチル)−1,3,5(10)−1−リエンに代えることにより実施
例27(ii)〜(酌にしたがって標記化合物を調製する。融点177〜179
℃。
実施例26(スキーム■に対応)
17β−(3−ピリジルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) トリエ
ン−3−カルポン酸
(i)3−ヒドロキシメチル−17β−(1−ヒドロキシ−1−(3−ピリジル
)メチル)−1,3,5(10) −トリエン工程(汁)においてベンジルマグ
ネシウムクロリドを3−ピリジルリチウムに代えることにより、実施例19 (
i)〜Cv)にしたがって、標記化合物を調製する。
(it)17β−(3−ピリジルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−3−カルボン酸
工程(it)において3−ヒドロキシメチル−20−ヒドロキシ−21−(3,
4−メチレンジオキシフェニル)−19−ノルプレグナ−1,3,5(10)’
−トリエンを3−ヒドロキシメチル−17β−(1−ヒドロキシ−1−(3−ピ
リジル)メチル)−1,3,5(10)−1−リエンに代えることにより実施例
27(ii)〜(迅)にしたがって標記化合物を調製する。融点189〜192
℃。
実施例27(スキーム■に対応)
17β−(3,4−メチレンジオキシベンゾイル)−エストラ−1,3,5(1
0)−トリエン−3−カルボン酸
(i)3−ヒドロキシメチル−20−ヒドロキシ−21−(3,4−メチレンジ
オキシフェニル)−19−ノルプレグナ−1,3,5(10) −トリエンベン
ジルマグネシウムクロリドを3.4−メチレンジオキシフェニルマグネシウムプ
ロミドに代えることにより、実施例19(iv)の方法により、標記化合物を調
製する。
(ii)17β−(3,4−メチレンジオキシベンゾイル)−エストラ−1,3
,5(10)−トリエン−3−カルボキシアルデヒド3−ヒドロメチル−20−
ヒドロキシ−21−(3,4−メチレンジオキシフェニル)−19−ノルプレグ
ナ−1,3,5(10)−)リエン(100mg) 、4−メチルモルホリンN
−オキシド(88mg)、モレキュラシーブス(4A1活性化粉末、250mg
)およびCH2Cl2 (25mL)の混合物に、TPAP(テトラブロビルア
ンモニウムバールテナート、9mg)を一度に添加する。2時間アルゴン雰囲気
下で撹拌した後、反応混合物を濃縮し、クロマトグラフィー(シリカゲル、15
%ヘキサン中EtOAcで溶出)にかけて、50 m gの白色固体の標記化合
物を得る。
(ffl)17β−(3,4−メチレンジオキシベンゾイル)−エストラ−1,
3,5(10)−トリエン−3−カルボン酸
0℃の17β−(3,4−メチレンジオキシベンゾイル)−エストラ−1,3,
5(10)−トリエン−3−カルボキシアルデヒド(0,’041g、0.1ミ
リモル)、t−ブチルアルコール(1,05mL) 、2−メチル−2−ブテン
(THF中2M溶液4mL、 8ミリモル)の撹拌混合物に、NaC101(9
mg、o、1ミリモル)およびNaH*PO4・H2O(0,137g、0.1
ミリモル)のH2O(0,4mL)中溶液を添加し、周囲温度で2時間撹拌する
。酢酸(氷酢酸、0.8mL)および飽和NaCl溶液(1,3mL)を反応混
合物に添加し、これをEtOAcで抽出する。有機層をH2O、食塩水で洗浄し
、乾燥しくMg5O4)、濃縮し、トルエンと共沸する。得られた固体をCH3
CN−アセトンで摩砕し、濾過して、0.02g(47%)の白色固体の標記化
合物を得る。融点235〜237℃。
実施例28(スキーム■に対応)
17β−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]−エストラ−1,3
,5(10)−トリエン−3−カルボン酸
(i)17β−(4−メトキシフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5
(10)−トリエン−3−カルボン酸メチル工程(if)においてシクロヘキシ
ルマグネシウムクロリドを4−メトキシフェネチルマグネシウムプロミドに代え
ることにより、実施例4(i)〜(iv)の方法に従って、標記化合物を調製す
る。
(it)17β−[3−(4−ヒドロキシフェネチル)カルボニル]−エストラ
−1゜3.5 (10) −トリエン−3−カルボン酸メチル0℃の17β−(
4−メトキシフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−トリエ
ン−3−カルボン酸メチル(0,8g、1.74ミリモル)のCHzCh (1
20mL)中溶液に、三臭化ホウ素のCH,C1!溶1&(7,0mL。
IM17ミリモル)を添加する。得られた溶液を0℃で1時間、周囲温度で1゜
5時間撹拌する。0℃に冷却した後、メタノール(25mL)を慎重に添加し、
周囲温度で1時間撹拌する。揮発成分を蒸発させてえられた残渣を、EtOAc
中に再溶解し、H2O、食塩水で洗浄し、乾燥し、濃縮する。得られた残渣をク
ロマトグラフィー(シリカゲル)にかけ、25%ヘキサン中EtOAcで溶出し
て、黄色泡状物を得る(0.35g、45%)。
(ffl)17β−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]−エスト
ラ−1゜3.5 (10)−1リエンー3−カルボン酸17β−[3−(4−ヒ
ドロキシフェネチル)カルボニル]−エストラ−1,3,5(10)−1−クエ
ン−3−カルボン酸メチル(80mg、0.18ミリモル)、K*COs (0
,1g、0.7ミリモル) 、MeOH(9mL)およびH2O(1mL)をア
ルゴン雰囲気下で5時間還流する。メタノールを蒸発させ、残渣を希MCIで酸
性にする。EtOAcで抽出する。有機層をH2O,食塩水で洗浄し、乾燥し、
濃縮する。残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル)にかけ、1%HOAcを含
有する25%ヘキサン中EtoAcで溶出して、純粋な生成物を得る(泡状物)
。
CH3CNで摩砕して、36.8mg (47%)の白色固体を得る。融点19
7℃。
実施例29(スキーム■に対応)
17β−[3−(4−カルボキシフェニル)プロピオニル]−エストラ−1,3
,5(10)−トリエン−3−カルボン酸
(+)17β−[3−(4−トリフルオロメチルスルホニルオキシフェニル)プ
ロピオニルコーエストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カルボン酸メチ
ル無水トリフルオロメタンスルホン酸(0,25g、、 0.9ミリモル)を、
17β−[3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]−エストラ−1,3
,5(10)−トリエン−3−カルボン酸メチル(0,27g、0.6ミリモル
)(実施例28(it)にしたがって調製)、2.6−ジーt−ブチル−4−メ
チルピリジン(0゜15g、0.73ミリモル)およびCHzC1* (10m
L)の混合物に添加する。
周囲温度で4時間撹拌した後、反応混合物を連続して、氷/水、希HCI、水、
5%NaHCOs、食塩水で洗浄し、乾燥し、濃縮する。得られた残渣をクロマ
トグラフィー(シリカゲル)にかけ、10%ヘキサン中EtOAcで溶出して、
標記化合物を得る(0.23 g)。
(u)17β−[3−(4−カルボキシフェニル)プロピオニル]−エストラ−
1,3,5(10) −トリエン−3−カルボン酸メチル17β−[3−(4−
トリフルオロメチルスルホニルオキシフェニル)プロピオニル]−エストラ−1
,3,5(10)−トリエン−3−カルボン酸メチル(0,22g、0.38ミ
リモル)、酢酸カリウム(0,15g、1.58ミリモル)、酢酸パラジウム(
II) (4,5mg、 0502ミリモル) 、dppf (1,1’−ビス
(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、45mg、0.08ミリモル)およびD
MSO(15mL)の混合物をCO雰囲気下に一夜60℃に加熱する。反応がt
ic(1%HOACを含有する20%ヘキサン中EtOAc)によると不完全な
ので、さらに試薬(前記と同量)を添加し、反応を4時間続ける。反応混合物を
水で希釈し、希HCIで酸性にし、CH,C1!で抽出し、有機層を水で数回、
食塩水で洗浄し、乾燥し、濃縮する。残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル)
にかける(1%HOACを含有する20%ヘキサン中EtOAcで溶出する)。
生成物をCH3CNで摩砕して、0.053g (29%)を得る。
(iii)1.7β−[3−(4−カルボキンフェニル)プロピオニル〕−エス
トラ−1,3,5(10)−)ジエン−3−カルボン酸17β−[3−(4−カ
ルボキンフェニル)プロピオニル]−エストラ−1,3,5(10)−トリエン
−3−カルボン酸メチル(0,053g、領11ミリモル)、K2CO3(50
mg10.36ミリモル) 、MeOH(9mL)およびHIO(1mL)の混
合物をアルゴン雰囲気下で還流する。メタノールを蒸発させ、残渣を希HCIで
酸性にする。EtOAcで抽出する。有機層をH,01食塩水で洗浄し、乾燥し
、濃縮する。残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル)にかけ、1%HOACを
含有する1%CHjC1中MeOHで溶出して、白色固体の標記化合物を得る(
40mg、80%)。融点285〜290℃。
実施例3゛0(スキーム■に対応)
17β−(p−メチルスルホニルベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10)
−トリエン−3−カルボン酸
17β−(p−メチルチオベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10) −ト
リエン−3−カルボン酸(0,02g、0.046ミリモル)(実施例17 (
i)〜(it)にしたがって調製)の2mLの木酢酸中懸濁液を過酸化水素(3
0%の水中溶液2mL)で処理する。60℃で2時間撹拌した後、反応混合物を
濃縮し、トルエンと共沸する。得られた固体をMeOHとともに撹拌し、濾過し
て、8゜5mgの白色固体(40%)を得る。融点283〜286℃。
実施例31(スキーム■に対応)
17β−[1(R)−ヒドロキシ−2−フエネチルコーエストラ−1,3,5(
10)トリエン−3−カルボン酸および17β−[1(S)−ヒドロキシ−2−
フェネチ(i)実施例19 (i)〜(V)にしたがって調製した17β−ベン
ジルカルボキシル−エストラ−1,3,5(10) トリエン−3−カルボン酸
溶液(10mLのMeOHおよび1mLのIh0950mg)を2当量のLiB
H4で処理する。
混合物を40℃に加温し、−夜撹拌する。EtOAeを添加し、混合物を濾過し
、乾燥し、濃縮する。クロマトグラフィー(シリカゲル、0.5%HOAcを含
むヘキサン中30%EtOAcで溶出)により−20立体化学がわからない標記
化合物を得る。融点208〜213℃(主フラクション、最初に溶出)および2
07〜211℃(副フラクション、2番目に溶出)。
(U)純粋な(R)および(S)形態を当業者により容易に利用可能で公知の分
離法により得る。
実施例32(スキーム■に対応)
17β−[1−(R,S)−ヒドロキシ−3−フェニルプロピニル]−エストラ
−1゜3.5 (10) トリエン−3−カルボン酸(i)17β−ベンジルカ
ルボキシルーエストラ−1,3,5(10) l−ジエン−3−カルボン酸を1
7β−(フェニルアセチレンカルボニル)−エストラ−1゜3.5 (10)
l−ジエン−3−カルボン酸に代えることにより実施例31にしたがって標記化
合物を調製する。融点180〜183℃。
(il)純粋な(R)および(S)形態を当業者により容易に利用可能で公知の
分離法により得る。
実施例33(スキーム正に対応)
17β−(4−メチルチオフェネチルカルボニル)−エストラ−1,,3,5(
10)トリエン−3−カルボン酸
(1)トリフルオロメチル−17β−(4−メチルチオフェネチルカルボニル)
−エストラ−1,3,5(10) )リエンー3−スルホナート工程(u)にお
いてシクロへキシルマクネンウムクロリドを4−メチルチオフエネチルマグネシ
ウムブロミドに代えることにより実施例4(1)〜(ii)の方法にしたがって
標記化合物を調製する。
(if)17β−(4−メチルチオフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3
,5(10))ジエン−3−カルボン酸
17β−(4−ビフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) )リ
エンー3−トリフルオロメタンスルホナートを17β−(4−メチルチオフェネ
チルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) )ジエン−3−スルホン酸
トリフルオロメチルに代えることにより実施例7 (if)の方法にしたがって
標記化合物をrA製する。
実施例34(スキームmに対応)
17β−(p−メチルスルホニルフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,
5(10)l−ジエン−3−カルボン酸
17β−(p−メチルチオベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10) トリ
エン−3−カルボン酸を17β−(4−メチルチオフェネチルカルボニル)−エ
ストラ−1,3,5(10) I−ジエン−3−カルボン酸(実施例33 (i
)〜(it)において調製)に代えることにより実施例30にしたがって標記化
合物を調製する。
実施例35(スキーム■に対応)
17β−(4−メチルスルホキシルフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3
,5(10)トリエン−3−カルボン酸
(i)17β−(4−メチルチオフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,
5(10)−トリエン−3−カルボン酸
実施例33 (i)〜(ii)にしたがって標記化合物を調製する。
(if)17β−(4−メチルスルホキシルフェネチルカルボニル)−エストラ
−1,3,5(10) トリエン−3−カルボン酸酢酸および水中17β−(4
−メチルチオフェネチルカルボニル)−二ストラ−1,3,5(10) トリエ
ン−3−カルボン酸をKzSzOsで処理する。高温下で撹拌した後、反応混合
物を濃縮し、次にトルエンと共沸する。得られた固体をMeOHとともに撹拌し
、濾過して、標記化合物を得る。
実施例36(スキーム■に対応)
工程(i)において3−ピリジルリチウムを3−ピリジルメチルマグネシウムプ
ロミドに代えることにより実施例26 (i)〜(it)にしたがって標記化合
物を調製する。
工程(i)において3−ピリジルリチウムを4−ピリジルメチルマグネシウムプ
ロミドに代えることにより実施例26 (i)〜(it)にしたがつて標記化合
物を調製する。
実施例38(スキーム■に対応)
17β−(2−ピリジルエチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)
トリエン−3−カルボン酸
工程(i)において3−ピリジルリチウムを2−ピリジルエチルマグネシウムプ
ロミドに代えることにより実施例26 (i)〜(if)にしたがって標記化合
物を調製する。
250mLの三日丸底フラスコ中に、17β−ベンゾイル−エストラ−1,3゜
5 (10) トリエン−3−カルボン酸および過剰の水酸化ナトリウムを入れ
る。
フラスコに、溶媒としてジメチルスルホキシドを添加する。混合物を還流温度に
3時間加熱する。標準的仕上処理をし、続いて調製的HPLCにより単離して、
標記化合物を得る。
実施例40
式■の化合物または式Vの化合物を投与するための経口投与形態を、以下の第1
表に示す割合の成分をスクリーンし、混合し、ハードゼラチンカプセル中に充填
することにより製造する。
17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10) −50mgトリエン−3
−カルボン酸
ステアリン酸マグネシウム 5 mg
ラクトース 75 mg
実施例41
以下の第■表に示すシュークロース、硫酸カルシウムニ水和物および式(1)の
化合物または式(V)の化合物を10%ゼラチン溶液と共に示した割合で混合し
、粒状化する。湿潤顆粒を篩いにかけ、乾燥し、デンプン、タルクおよびステア
リン酸と混合し、篩いにかけ、圧縮して錠剤にする。
17β−ベンジルカルボニル−エストラ−1,3,5(10)−100mgトリ
エン−3−カルボン酸
硫酸カルシウムニ水和物 150mg
シュークロース 20mg
デンプン 10mg
タルク 5mg
ステアリン酸 3mg
17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10) −)ジエン−3−カルボ
ン酸(75mg)を25m1の標準食塩水中に分散して、注射可能な製剤を調製
する。
本発明の好ましい具体例を例示したが、本発明は本明細書に開示されたものに限
定されるのではな(、以下の請求の範囲内でのあらゆる修飾も含むものである。
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、PT、SE)
、0A(BF、BJ、CF、CG、CI、CM、GA、GN、ML、MR,NE
、SN。
TD、 TG)、 AT、 AU、 BB、 BG、 BR,CA。
CH,CZ、DE、DK、ES、FI、GB、HU、JP、KP、KR,KZ、
LK、LU、MG、MN、MW、NL、No、NZ、PL、PT、RO,RU、
SD。
SE、SK、UA、US、VN
(72)発明者 レヴイ、マーク・アランアメリカ合衆国ペンシルベニア州19
087、ウニイン、リバリー・ロード115番
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.式: ▲数式、化学式、表等があります▼(I)[式中、Zはαまたはβ ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここに、Aは存在しないかあるいは直鎖または分枝、飽和または不飽和の1〜 12個の炭素原子を含有する炭化水素鎖として存在し;およびRは置換アルキル 、シクロアルキルまたはアリールであり、ここに、a)置換アルキルは、アリー ルオキシ、アルコキシ、アシルオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シ アノ、オキソ、ハロゲン、−C(O)OR6および−S(O)nR5からなる群 から選択される1またはそれ以上の置換基で置換された直鎖または分枝、飽和ま たは不飽和の1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素鎖であり、ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2および R5は水素、シクロアルキル、C5〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C5〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アミノ 、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキ ル、アリールオキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されたアルキ ルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は水素ま たはアルキルであり;b)シクロアルキルは、非芳香族、不飽和または飽和、環 状または多環の、C3〜C12で、所望により1またはそれ以上のヘテロ原子を 含んでいてもよく、所望によりアリールオキシ、アリール、アルキル、アルコキ シ、アシルオキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アミノ、N−アシル アミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲン、−C(O)ORO6 、−S(O)nR5、保護された−OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、C 6〜C12アリール、置換C6〜C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、 オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、−C(O)OR6 、−S(O)nR7、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護さ れた−OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されてい るアルキルからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されてい てもよい、ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2、 R7は水素またはアルキル、および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、シクロ アルキル、置換シクロアルキル、アリールオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、 オキソ、ヒドロキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているア ルキルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2、R7は水素ま たはアルキルであって; c)アリールは、環状または多環式の、芳香族C3〜C12で、所望により1ま たはそれ以上のヘテロ原子を含んでいてもよい、ただしCが3である場合、芳香 族環は少なくとも2個のヘテロ原子を含み、Cが4である場合、芳香族環は少な くとも1個のヘテロ原子を含み、所望によりアリールオキシ、シクロアルキル、 置換シクロアルキル、アルキル、C6〜CI1アリール、アルコキシ、アシルオ キシ、置換C6〜C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ 、ハロゲン、ヒドロキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR5、保護された− OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、C6〜C12アリール、置換C6〜C 12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキ ル、置換シクロアルキル、−C(O)OR6、−S(O)nR7、アリールオキ シ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護された−OHからなる群から選択され る1またはそれ以上の置換基で置換されているアルキルからなる群から選択され る1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい、 ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2、 R7は水素またはアルキル、および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アリー ルオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、−C(O)OR6 、−S(0)nR7、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているア ルキルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は水 素またはアルキルを意味する)] で示される化合物あるいはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはエ ステル。 2.式: ▲数式、化学式、表等があります▼(II)[式中、Aは存在しないかあるいは 直鎖または分枝、飽和または不飽和の1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素 鎖として存在し;およびRは置換アルキル、シクロアルキルまたはアリールであ り、ここに、a)置換アルキルは、アリールオキシ、アルゴキシ、アシルオキシ 、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、ハロゲン、−C(O) OR6および−S(O)nR5からなる群から選択される1またはそれ以上の置 換基で置換された直鎖または分枝、飽和または不飽和の1〜12個の炭素原子を 含有する炭化水素領であり、 ここに、 R5は水素またはアルキル、 nは0〜2および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アミノ 、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキ ル、アリールオキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されたアルキ ルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2、R7は水素または アルキルであって;b)シクロアルキルは、非芳香族、不飽和または飽和、環状 または多環式のC3〜C12で、所望により1またはそれ以上のヘテロ原子を含 んでいてもよく、所望によりアリールオキシ、アリール、アルキル、アルコキシ 、アシルオキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アミノ、N−アシルア ミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲン、−C(O)OR6、− S(O)nR5、保護された−OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、C6〜 C12アリール、置換C6〜C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、オキ ソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、−C(O)OR6、− S(O)nR7、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているア ルキルからなる群より選択される1またはそれ以上の置換基で置換されていても よい、ここに、 R6は水素またはアルキレ、 nは0〜2、 R7は水素またはアルキル、 R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、シクロ アルキル、置換シクロアルキル、アリールオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、 オキソ、ヒドロキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているア ルキルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2、およびR7は 水素またはアルキルであり;および c)アリールは、環状または多環式の、芳香族C3〜C12で、所望により1ま たはそれ以上のヘテロ原子を含んでいてもよい、ただしCが3である場合、芳香 族環は少なくとも2個のヘテロ原子を含み、Cが4である場合、芳香族環は少な くとも1個のヘテロ原子を含み、所望によりアリールオキシ、シクロアルキル、 置換シクロアルキル、アルキル、C6〜C12アリール、アルコキシ、アシルオ キシ、置換C6〜C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ 、ハロゲン、ヒドロキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR5、保護された− OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、C6〜C12アリール、置換C6〜C 12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキ ル、置換シクロアルキル、−C(O)OR6、一S(O)nR7、アリールオキ シ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護された−OHからなる群から選択され る1またはそれ以上の置換基で置換されているアルキルからなる群より選択され る1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい、 ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2、 R7は水素またはアルキル、および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アリー ルオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、−C(O)OR6 、一S(O)nR7、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているア ルキルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は水 素またはアルキルを意味する] で示される化合物あるいはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはエ ステルである請求項1記載の化合物。 3.Aが存在しないかあるいは直鎖または分枝、飽和または不飽和の1〜6個の 炭素原子を含有する炭化水素鎖として存在し、およびRがa)−OC6〜C12 アリール、−OC1〜C4アルキル、ハロゲン、カルボキシおよび−S(O)n R7からなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換された直鎖また は分枝、飽和または不飽和の、1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素鎖であ り、ここに、nは0〜2およびR7は水素またはC1−4アルキルであり; b)所望により、−OC4〜C12アリール、−(CH2)nOH、−OC1〜 C4アルキル、C6〜C12アリール、C1〜C4アルキル、トリフルオロメチ ル、ハロゲン、−(CH2)pCOOH、−S(O)nR7および保護された− OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されてもよいC 3〜C■非芳香族、不飽和または飽和シクロアルキルであり、ここに、mは0〜 4、pは0〜3、nは0〜2およびR7は水素またはC1〜C4アルキルであり ;またはc)所望により1またはそれ以上のヘテロ原子を含んでいてもよいC4 〜C12アリールである;ただし、Cが4である場合、芳香族環は少なくとも1 個のヘテロ原子を含み、所望により−OC6〜C12アリール、−(CH2)m OH、C6〜C12アリール、C1〜C4アルキル、−OC1〜C4アルキル、 トリフルオロメチル、ハロゲン、−(CH2)pCOOH、−S(O)nR7お よび保護された−OHからなる群より選択される1またはそれ以上の置換基で置 換されていてもよく、ここに、mは0〜4、pは0〜3、nは0〜2およびR7 は水素またはC1〜C4アルキルである化合物あるいはその医薬上許容される塩 、水和物、溶媒和物またはエステルである請求項2記載の化合物。 4.Aが存在しないかあるいは直鎖または分枝、飽和または不飽和の1〜4個の 炭素原子を含有する炭化水素鎖であり、Rが、a)所望により、ハロゲン、チオ 、メチルスルホニル、メチルスルホキシル、メチルチオ、カルボキシ、ヒドロキ シ、トリフルオロメチル、フェノキシおよびメトキシからなる群から選択される 1またはそれ以上の置換基で置換されてもよいC3〜C6の非芳香族、飽和また は不飽和シクロアルキルであるか;またはb)所望により1またはそれ以上のヘ テロ原子を含有していてもよいC4〜C12アリールである、ただしCが4であ る場合、芳香族環は少なくとも1個のヘテロ原子を含み、所望によりハロゲン、 チオ、メチルスルホニル、メチルスルホキシル、メチルチオ、カルボキシ、ヒド ロキシ、トリフルオロメチル、フエノキシおよびメトキシからなる群よ選択され る1またはそれ以上の置換基で置されてもよい化合物あるいはその医薬上許容さ れる塩、水和物、溶媒和物またはエステルである請求項3記載の化合物。 5.Aが存在しないかあるいは直鎖または分枝、飽和または不飽和の1〜4個の 炭素原子を含有する炭化水素鎖であり、Rが、a)C5〜C7シクロアルキルで あるか、またはb)所望により1またはそれ以上のヘテロ原子を含有していても よいC1〜C12アリールである、ただしCが4である場合、芳香族環は少なく とも1個のヘテロ原子を含み、所望によりハロゲン、チオ、メチルスルホニル、 メチルスルホキシル、メチルチオ、カルボキシ、ヒドロキシ、トリフルオロメチ ル、フェノキシおよびメトキシからなる群より選択される1またはそれ以上の置 換基で置換されてもよい化合物あるいはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒 和物またはエステルである請求項4記載の化合物。 6.17β−ベンゾイル−エストラ−1,3,5(10)−トリエン−3−カル ボン酸である化合物。 7.17β−(シクロヘキシルカルボニル)−ストラ−1,3,5(10)−ト リエン−3−カルボン酸である化合物。 8.17β−(4−フルオロベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10)−ト リエン−3−カルボン酸である化合物。 9.17β−(ベンジルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−トリエ ン−3−カルボン酸である化合物。 10.17β−(1−ナフチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)− トリエン−3−カルボン酸である化合物。 11.17β−(フェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)−ト リエン−3−カルボン酸である化合物。 12.17β−(シクロヘキシルメチルカルボニル)−エストラ−1,3,5( 10)−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 13.17β−(シクロヘキシルエチルカルボニル)−エストラ−1,3,5( 10)−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 14.17β−(4−ビフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10) −トリエン−3−カルボン酸である化合物。 15.17β−(3−フェニルプロピルカルボニル)−エストラ−1,3,5( 10)−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 16.17β−(4−メトキシベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10)− トリエン−3−カルボン酸である化合物。 17.17β−(4−フェノキシベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10) −トリエン−3−カルボン酸である化合物。 18.17β−(4−トリフルオロメチルベンゾイル)−エストラ−1,3,5 (10)−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 19.17β−(4−メチルスルホニルベンゾイル)−エストラ−1,3,5( 10)−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 20.17β−(4−メチルチオベンゾイル)−エストラ−1,3,5(10) −トリエン−3−カルボン酸である化合物。 21.17β−(3,5−ジフルオロベンゾイル)−エストラ−1,3,5(1 0)−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 22.17β−(フェニルアセチレンカルボニル)−エストラ−1,3,5(1 0)−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 23.17β−(4−メトキシフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5 (10)−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 24.17β−(3,4−メチレンジオキシベンゾイル)−エストラ−1,3, 5(10)−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 25.17β−(4−ヒドロキシフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3, 5(10)−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 26.17β−(4−カルボキシフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3, 5(10)−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 27.17β−(E−シンナモイル)−エストラ−1,3,5(10)−トリエ ン−3−カルボン酸である化合物。 28.17β−(2−フラニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)− トリエン−3−カルボン酸である化合物。 29.17β−(4−フルオロフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3,5 (10)−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 30.17β−(4−メチルチオフェネチルカルボニル)−エストラ−1,3, 5(10)−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 31.17β−(4−メチルスルホキシルフェネチルカルボニル)−エストラ− 1,3,5(10)−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 32.17β−(4−メチルスルホニルフェネチルカルボニル)−エストラ−1 ,3,5(10)−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 33.17β−(2−チオフェニルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10 )−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 34.17β−(3−ピリジルカルボニル)−エストラ−1,3,5(10)− トリエン−3−カルボン酸である化合物。 35.17β−(3−ピリジルメチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(1 0)−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 36.17β−(4−ピリジルメチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(1 0)−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 37.17β−(2−ピリジルエチルカルボニル)−エストラ−1,3,5(1 0)−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 38.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Aは存在しないかあるいは直鎖または分枝、飽和または不飽和の1〜1 2個の炭素原子を含有する炭化水素鎖として存在し;およびRは置換アルキル、 シクロアルキルまたはアリールであり、ここに、a)置換アルキルは、アリール オキシ、アルコキシ、アシルオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シア ノ、オキソ、ハロゲン、−C(O)OR6および−S(O)nR5からなる群か ら選択される1またはそれ以上の置換基で置換された直鎖または分枝、飽和また は不飽和の1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素鎖であり、 ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アミノ 、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキ ル、アリールオキシ、−C(O)OR5、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されたアルキ ルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2、R7は水素または アルキルであって;b)シクロアルキルは、非芳香族、不飽和または飽和・環状 または多環式のC3〜C12で、所望により1またはそれ以上のヘテロ原子を含 んでいてもよく、所望によりアリールオキシ、アリール、アルキル、アルコキシ 、アシルオキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アミノ、N−アシルア ミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲン、−C(O)OR6、− S(O)nR5、保護された−OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、C6〜 C12アリール、置換C6〜C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、オキ ソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、−C(O)OR6、− S(O)nR7、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているア ルキルからなる群より選択される1またはそれ以上の置換基で置換されていても よい、ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2、 R7は水素またはアルキル、 R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、シクロ アルキル、置換シクロアルキル、アリールオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、 オキソ、ヒドロキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているア ルキルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2、およびR7は 水素またはアルキルであり;および c)アリールは、環状または多環式の、芳香族C3〜C12で、所望により1ま たはそれ以上のヘテロ原子を含んでいてもよい、ただしCが3である場合、芳香 族環は少なくとも2個のヘテロ原子を含み、Cが4である場合、芳香族環は少な くとも1個のヘテロ原子を含み、所望によりアリールオキシ、シクロアルキル、 置換シクロアルキル、アルキル、C6〜C12アリール、アルコキシ、アシルオ キシ、置換C6〜C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ 、ハロゲン、ヒドロキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR5、保護された− OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、C5〜C12アリール、置換C6〜C 12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキ ル、置換シクロアルキル、−C(O)OR6、−S(O)nR7、アリールオキ シ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護された−OHからなる群から選択され る1またはそれ以上の置換基で置換されているアルキルからなる群より選択され る1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい、 ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2、 R7は水素またはアルキル、および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アリー ルオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、−C(O)OR6 、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12はアリールおよび保護され た−OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されている アルキルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は 水素またはアルキルを意味する] で示される化合物あるいはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはエ ステルである請求項1記載の化合物。 39.式: ▲数式、化学式、表等があります▼[式中、Yはαまたはβ▲数式、化学式、表 等があります▼ (式中、Aは存在しないかあるいは直鎖または分枝、飽和または不飽和の1〜1 2個の炭素原子を含有する炭化水素鎖として存在し;およびRは置換アルキル、 シクロアルキルまたはアリールであり、ここに、a)置換アルキルは、アリール オキシ、アルコキシ、アシルオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シア ノ、オキソ、ハロゲン、−C(O)OR6および−S(O)nR5からなる群か ら選択される1またはそれ以上の置換基で置換された直鎖または分枝、飽和また は不飽和の1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素領であり、 ここに、 R6は水素またはアルキル、 Rは0〜2および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アミノ 、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキ ル、アリールオキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されたアルキ ルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は水素ま たはアルキルであり;b)シクロアルキルは、非芳香族、不飽和または飽和、環 状または多環式の、C3〜C12で、所望により1またはそれ以上のヘテロ原子 を含んでいてもよく、所望によりアリールオキシ、アリール、アルキル、アルコ キシ、アシルオキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アミノ、N−アシ ルアミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲン、−C(O)OR6 、−S(O)nR5、保護された−OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、C 6〜C12アリール、置換C6〜C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、 オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、−C(O)OR5 、−S(O)nR7、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護さ れた−OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されてい るアルキルからなる群より選択される1またはそれ以上の置換基で置換されてい てもよい、ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2、 R7は水素またはアルキル、および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、シクロ アルキル、置換シクロアルキル、アリールオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、 オキソ、ヒドロキシ、−C(O)OR5、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているア ルキルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2、およびR7は 水素またはアルキルであり; c)アリールは、環状または多環式の、芳香族C3〜C12で、所望により1ま たはそれ以上のヘテロ原子を含んでいてもよい、ただし、Cが3である場合、芳 香族環は少なくとも2個のヘテロ原子を含み、Cが4である場合、芳香族環は少 なくとも1個のヘテロ原子を含み、所望によりアリールオキシ、シクロアルキル 、置換シクロアルキル、アルキル、C6〜C12アリール、アルコキシ、アシル オキシ、置換C6〜C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シア ノ、ハロゲン、ヒドロキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR5、保障された −OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、C6〜C12アリール、置換C6〜 C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアル キル、置換シクロアルキル、−C(O)OR6、−S(O)nR7、アリールオ キシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護された−OHからなる群から選択さ れる1またはそれ以上の置換基で置換されているアルキルからなる群より選択さ れる1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい、 ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2、 R7は水素またはアルキル、および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アリー ルオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、−C(O)OR6 、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているア ルキルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は水 素またはアルキルを意味する)] で示される化合物あるいはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはエ ステル。 40.Yがβ−位にある請求項39記載の化合物。 41.Yがα−位にある請求項39記載の化合物。 42.17β−(1−ヒドロキシ−2−フェニルエチル)−エストラ−1,3, 5(10)−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 43.17β−(1−ヒドロキシ−3−フェニル−2−プロビニル)−エストラ −1,3,5(10)−トリエン−3−カルボン酸である化合物。 44.前記のいずれかの実施例について定義されているのと実質的に同じである 請求項1記載の化合物。 45.請求項1〜43のいずれかの化合物と医薬上許容される担体とからなる医 薬組成物。 46.治療において用いるための請求項1〜43のいずれか1つに記載の化合物 。 47.ステロイド5−α−リダクターゼ抑制物質として用いるための医薬の製造 における請求項1〜43のいずれか1つに記載の化合物。 48.前立腺の大きさを減少させる治療において用いるための医薬の製造におけ る請求項1〜43のいずれか1つに記載の化合物。 49.前立腺癌の治療において用いるための医薬の製造における請求項1〜43 のいずれか1つに記載の化合物。 50.(i)式(VII): ▲数式、化学式、表等があります▼(VII)[式中、Aは後記定義の通り、R 3は後記のRであるかまたは化学的にRに変換可能な基を意味する] で示される化合物の酸化;または (ii)式(VII): ▲数式、化学式、表等があります▼(VIII)[式中、Aは後記定義の通り、 R8は後記のRであるかまたは化学的にRに変換可能な基を意味する] で示される化合物を、金属触媒カップリング反応において、適当なカップリング 剤、好ましくは一酸化炭素の存在下に反応させ、続いて、適当ならば所望により 加水分解反応してもよく:または (iii)式(X): ▲数式、化学式、表等があります▼(X)[式中、Aは後記定義の通り、R8は 後記のRであるかまたは化学的にRに変換可能な基を意味する] で示される化合物を加水分解し、所望により、適当ならば、R8をRに変換して もよく、その後、所望により、その医薬上許容される塩、水和物または溶媒和物 を形成することを特徴とする、式(II):▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Aは存在しないかあるいは直鎖または分枝、飽和または不飽和の1〜1 2個の炭素原子を含有する炭化水素鎖として存在し;およびRは置換アルキル、 シクロアルキルまたはアリールであり、ここに、a)置換アルキルは、アリール オキシ、アルコキシ、アシルオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シア ノ、オキソ、ハロゲン、−C(O)OR6および−S(O)nR5からなる群か ら選択される1またはそれ以上の置換基で置換された直鎖または分枝、飽和また は不飽和の1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素鎖であり、 ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アミノ 、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキ ル、アリールオキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されたアルキ ルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は水素ま たはアルキルであり;b)シクロアルキルは、非芳香族、不飽和または飽和、環 状または多環式の、C3〜C12で、所望により1またはそれ以上のヘテロ原子 を含んでいてもよく、所望によりアリールオキシ、アリール、アルキル、アルコ キシ、アシルオキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アミノ、N−アシ ルアミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲン、−C(O)OR6 、−S(O)nR5、保護された−OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、C 6〜C12アリール、置換C6〜C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、 オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、−C(O)OR6 、−S(O)nR7、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護さ れた−OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されてい るアルキルからなる群より選択される1またはそれ以上の置換基で置換されてい てもよく、ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2、 R7は水素またはアルキル、および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、シクロ アルキル、置換シクロアルキル、アリールオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、 オキソ、ヒドロキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているア ルキルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2、およびR7は 水素またはアルキルであり;および c)アリールは、環状または多環式の、芳香族C3〜C12で、所望により1ま たはそれ以上のヘテロ原子を含んでいてもよい、ただしCが3である場合、芳香 族環は少なくとも2個のヘテロ原子を含み、Cが4である場合、芳香族環は少な くとも1個のヘテロ原子を含み、所望によりアリールオキシ、シクロアルキル、 置換シクロアルキル、アルキル、C6〜C12アリール、アルコキシ、アシルオ キシ、置換C6〜C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ 、ハロゲン、ヒドロキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR5、保護された− OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、C6〜C12アリール、置換C6〜C 12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキ ル、置換シクロアルキル、−C(O)OR6、−S(O)nR7、アリールオキ シ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護された−OHからなる群から選択され る1またはそれ以上の置換基で置換されているアルキルからなる群より選択され る1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよく、 ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2、 R7は水素またはアルキル、および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アリー ルオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、−C(O)OR6 、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているア ルキルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は水 素またはアルキルを意味する] で示される化合物あるいはその医薬上許容される塩,水和物、溶媒和物またはエ ステルの製法。 51.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Aは後記定義の通り、R8は後記のRであるかまたは化学的にRに変換 可能な基を意味する] で示される化合物を、溶媒、好ましくはジクロロメタン中、無水フルオロスルホ ン酸および塩基、好ましくは2,5−ジ−tert−3−メチル−ピリジンと反 応させて、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、AおよびR8は後記のとおり)で示される化合物を形成させ、その後、 該化合物を金属触媒力ップリング反応において、適当なカップリング剤、好まし くは一酸化炭素の存在下に反応させ、続いて、適当ならば、所望により加水分解 反応に付してもよく、所望により、適当ならば、R8をRに変換してもよく、そ の後所望によりその医薬上許容される塩、水和物または溶媒和物を形成すること を特徴とする、式:▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Aは存在しないかあるいは直鎖または分枝、飽和または不飽和の1〜1 2個の炭素原子を含有する炭化水素鎖として存在し;およびRは置換アルキル、 シクロアルキルまたはアリールであり、ここに、a)置換アルキルは、アリール オキシ、アルコキシ、アシルオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シア ノ、オキソ、ハロゲン、−C(O)OR6および−S(O)nR5からなる群か ら選択される1またはそれ以上の置換基で置換された直鎖または分枝、飽和また は不飽和の1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素鎖であり、 ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2お1よび R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アミノ 、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキ ル、アリールオキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されたアルキ ルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は水素ま たはアルキルであり;b)シクロアルキルは、非芳香族、不飽和または飽和、環 状または多環式の、C3〜C12で、所望により1またはそれ以上のヘテロ原子 を含んでいてもよく、所望によりアリールオキシ、アリール、アルキル、アルコ キシ、アシルオキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アミノ、N−アシ ルアミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲン、−C(O)OR6 、−S(O)nR5、保護された−OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、C 6〜C12アリール、置換C6〜C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、 オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、−C(O)OR6 、−S(O)nR7、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護さ れた−OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されてい るアルキルからなる群より選択される1またはそれ以上の置換基で置換されてい てもよく、ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2、 R7は水素またはアルキル、および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12ユアリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、シク ロアルキル、置換シクロアルキル、アリールオキシ、アミノ、N−アシルアミノ 、オキソ、ヒドロキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ 、ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護され た−OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されている アルキルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2、およびR7 は水素またはアルキルであり;および c)アリールは、環状または多環式の、芳香族C3〜C12で、所望により1ま たはそれ以上のヘテロ原子を含んでいてもよい、ただしCが3である場合、芳香 族環は少なくとも2個のヘテロ原子を含み、Cが4である場合、芳香族環は少な くとも1個のヘテロ原子を含み、所望によりアリールオキシ、シクロアルキル、 置換シクロアルキル、アルキル、C6〜C12アリール、アルコキシ、アシルオ キシ、置換C6〜C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ 、ハロゲン、ヒドロキシ、−C(O)OR6、−S(0)nR5、保護された− OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、C6〜C12アリール、置換C6〜C 12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキ ル、置換シクロアルキル、−C(O)OR6、−S(O)nR7、アリールオキ シ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護された−OHからなる群から選択され る1またはそれ以上の置換基で置換されているアルキルからなる群より選択され る1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよく、 ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2、 R7は水素またはアルキル、および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アリー ルオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、−C(O)OR6 、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているア ルキルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は水 素またはアルキルを意味する] で示されろ化合物あるいはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはエ ステルの製法。 52.式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、AおよびRは後記と同じ] で示される化合物をエピマー化し、その後、所望によりその医薬上許容される壇 、水和物または溶媒和物を形成させることを特徴とする、式(XI):▲数式、 化学式、表等があります▼(XI)[式中、Aは存在しないかあるいは直鎖また は分枝、飽和または不飽和の1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素鎖として 存在し;およびRは置換アルキル、シクロアルキルまたはアリールであり、ここ に、a)置換アルキルは、アリールオキシ、アルコキシ、アシルオキシ、アミノ 、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、ハロゲン、−C(O)OR6お よび−S(O)nR5からなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置 換された直鎖または分枝、飽和または不飽和の1〜12個の炭素原子を含有する 炭化水素鎖であり、 ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12ユアリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アミ ノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアル キル、アリールオキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ 、ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護され た−OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されたアル キルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は水素 またはアルキルであり;b)シクロアルキルは、非芳香族、不飽和または飽和、 環状または多環式の、C3〜C12で、所望により1またはそれ以上のヘテロ原 子を含んでいてもよく、所望によりアリールオキシ、アリール、アルキル、アル コキシ、アシルオキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アミノ、N−ア シルアミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲン、−C(O)OR 6、−S(O)nR5、保護された−OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、 C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ 、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、−C(O)OR 6、−S(O)nR7、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護 された−OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されて いるアルキルからなる辞より選択される1またはそれ以上の置換基で置換されて いてもよく、ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2、 R7は水素またはアルキル、および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、シクロ アルキル、置換シクロアルキル、アリールオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、 オキソ、ヒドロキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、 ハロゲン、C6〜Cロアリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された− OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているアル キルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2、およびR7は水 素またはアルキルであり;および c)アリールは、環状または多環式の、芳香族C3〜C12で、所望により1ま たはそれ以上のヘテロ原子を含んでいてもよい、ただしCが3である場合、芳香 族環は少なくとも2個のヘテロ原子を含み、Cが4である場合、芳香族環は少な くとも1個のヘテロ原子を含み、所望によりアリールオキシ、シクロアルキル、 置換シクロアルキル、アルキル、C6〜C12アリール、アルコキシ、アシルオ キシ、置換C6〜C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ 、ハロゲン、ヒドロキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR5、保護された− OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、C6〜C12アリール、置換C6〜C 12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキ ル、置換シクロアルキル、−C(O)OR5、−S(O)nR7、アリールオキ シ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護された−OHからなる群から選択され る1またはそれ以上の置換基で置換されているアルキルからなる群より選択され る1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよく、 ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2、 R7は水素またはアルキル、および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アリー ルオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、−C(O)OR6 、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C5〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているア ルキルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は水 素またはアルキルを意味する] で示される化合物あるいはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはエ ステルの製法。 53.医薬上許容される担体または希釈体および有効量の式(I):▲数式、化 学式、表等があります▼(I):[式中、Zはαまたはβ ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここに、Aは存在しないかあるいは直鎖または分枝、飽和または不飽和の1〜 12個の炭素原子を含有する炭化水素鎖として存在し;およびRは置換アルキル 、シクロアルキルまたはアリールであり、ここに、a)置換アルキルは、アリー ルオキシ、アルコキシ、アシルオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シ アノ、オキソ、ハロゲン、−C(O)OR6および−S(O)nR5からなる群 から選択される1またはそれ以上の置換基で置換された直鎖または分枝、飽和ま たは不飽和の1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素鎖であり、ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アミノ 、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキ ル、アリールオキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されたアルキ ルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は水素ま たはアルキルであり;b)シクロアルキルは、非芳香族、不飽和または飽和、環 状または多環の、C3〜C12で、所望により1またはそれ以上のヘテロ原子を 含んでいてもよく、所望によりアリールオキシ、アリール、アルキル、アルコキ シ、アシルオキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アミノ、N−アシル アミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲン、−C(O)OR6、 −S(O)nR5、保護された−OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、C6 〜C12アリール、置換C6〜C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、オ キソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、−C(O)OR6、 −S(O)nR7、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護され た−OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されている アルキルからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されていて もよい、ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2、 R7は水素またはアルキル、および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、シクロ アルキル、置換シクロアルキル、アリールオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、 ′オキソ、ヒドロキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ 、ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護され た−OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されている アルキルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2、R7は水素 またはアルキルであって; c)アリールは、環状または多環式の、芳香族C3〜C12で、所望により1ま たはそれ以上のヘテロ原子を含んでいてもよい、ただしCが3である場合、芳香 族環は少なくとも2個のヘテロ原子を含み、Cが4である場合、芳香族環は少な くとも1個のヘテロ原子を含み、所望によりアリールオキシ、シクロアルキル、 置換シクロアルキル、アルキル、C6〜C12アリール、アルコキシ、アシルオ キシ、置換C6〜C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ 、ハロゲン、ヒドロキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR5、保護された− OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、C6〜C12アリール、置換6〜C1 2アリール、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル 、置換シクロアルキル、−C(O)OR6、−S(O)nR7、アリールオキシ 、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護された−OHからなる群から選択される 1またはそれ以上の置換基で置換されているアルキルからなる群から選択される 1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよい、 ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2、 R7は水素またはアルキル、および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アリー ルオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、−C(O)OR6 、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、 ハロゲン、C6〜C12リール、置換C6〜C12アリールおよび保護された− OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているアル キルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は水素 またはアルキルを意味する)] で示される化合物あるいはその医薬上許容される塩、水和物、溶媒和物またはエ ステルを配合する医薬組成物の製法であって、式(I)の化合物を医薬上許容さ れる担体または希釈体と組み合わせてなる医薬組成物の製法。 54.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、 R2は2−チオピリジルカルボニルであり、R3はC1−5アルコキシカルボニ ル、トリフルオロメチルスルホニルオキシ、ヒドロキシまたはフルオロスルホニ ルオキシを意味する]で示される化合物。 55.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Aは存在しないかあるいは直鎖または分枝、飽和または不飽和の1〜1 2個の炭素原子を含有する炭化水素鎖として存在し;およびR8は置換アルキル 、シクロアルキルまたはアリールであり、ここに、a)置換アルキルは、アリー ルオキシ、アルコキシ、アシルオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シ アノ、オキソ、ハロゲン、−C(O)OR6および−S(O)nR5からなる群 から選択される1またはそれ以上の置換基で置換された直鎖または分枝、飽和ま たは不飽和の1〜12個の炭素原子を含有する炭化水素鎖であり、 ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アミノ 、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキ ル、アリールオキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されたアルキ ルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は水素ま たはアルキルであり;b)シクロアルキルは、非芳香族、不飽和または飽和、環 状または多環式のC3〜C12で、所望により1またはそれ以上のヘテロ原子を 含んでいてもよく、所望によりアリールオキシ、アリール、アルキル、アルコキ シ、アシルオキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アミノ、N−アシル アミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲン、−C(O)OR6、 −S(O)nR5、保護された−OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、C6 〜C12アリール、置換C6〜C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、オ キソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、−C(O)OR6、 −S(O)nR7、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護され た−OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されている アルキルからなる群より選択される1またはそれ以上の置換基で置換されていて もよい、ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2、 R7は水素またはアルキル、および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、シクロ アルキル、置換シクロアルキル、アリールオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、 オキソ、ヒドロキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているア ルキルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2、およびR7は 水素またはアルキルであり;および c)アリールは、環状または多環式の、芳香族C3〜C12で、所望により1ま たはそれ以上のヘテロ原子を含んでいてもよい、ただしCが3である場合、芳香 族環は少なくとも2個のヘテロ原子を含み、Cが4である場合、芳香族環は少な くとも1個のヘテロ原子を含み、所望によりアリールオキシ、シクロアルキル、 置換シクロアルキル、アルキル、C6〜C12ユアリール、アルコキシ、アシル オキシ、置換C6〜C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シア ノ、ハロゲン、ヒドロキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR5、保護された −OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、C6〜C12アリール、置換C6〜 C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアル キル、置換シクロアルキル、−C(O)OR6、−S(O)nR7、アリールオ キシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護された−OHからなる群から選択さ れる1またはそれ以上の置換基で置換されているアルキルからなる群より選択さ れる1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよく、 ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2、 R7は水素またはアルキル、および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アリー ルオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、−C(O)OR6 、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているア ルキルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は水 素またはアルキルであるか、または、化学的にa)、b)またはc)基に変換可 能な基であり;R4はトリフルオロメチルスルホニルオキシ、フルオロスルホニ ルオキシまたはヒドロキシを意味する] で示される化合物。 56.式(VI): ▲数式、化学式、表等があります▼(VI)で示される化合物。 57.式(VII): ▲数式、化学式、表等があります▼(VII)[式中、Aは存在しないかあるい は直鎖または分枝、飽和または不飽和の1〜12個の炭素原子を含有する炭化水 素鎖として存在し;およびR6は置換アルキル、シクロアルキルまたはアリール であり、ここに、a)置換アルキルは、アリールオキシ、アルコキシ、アシルオ キシ、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、ハロゲン、−C( O)OR6および−S(O)nR5からなる群から選択される1またはそれ以上 の置換基で置換された直鎖または分枝、飽和または不飽和の1〜12個の炭素原 子を含有する炭化水素鎖であり、 ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アミノ 、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキ ル、アリールオキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されたアルキ ルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2およびR7は水素ま たはアルキルであり;b)シクロアルキルは、非芳香族、不飽和または飽和、環 状または多環式のC3〜C12で、所望により1またはそれ以上のヘテロ原子を 含んでいてもよく、所望によりアリールオキシ、アリール、アルキル、アルコキ シ、アシルオキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、アミノ、N−アシル アミノ、ニトロ、シアノ、オキソ、ヒドロキシ、ハロゲン、−C(O)OR6、 −S(O)nR5、保護された−OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、C6 〜C12アリール、置換C6〜C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、オ キソ、ヒドロキシ、シクロアルキル、置換シクロアルキル、−C(O)OR6、 −S(O)nR7、アリールオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護され た−OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されている アルキルからなる群より選択される1またはそれ以上の置換基で置換されていて もよい、ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2、 R7は水素またはアルキル、および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、シクロ アルキル、置換シクロアルキル、アリールオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、 オキソ、ヒドロキシ、−C(O)OR5、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、 ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護された −OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されているア ルキルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2、およびR7は 水素またはアルキルであり;および c)アリールは、環状または多環式の、C3〜C12芳香族で、所望により1ま たはそれ以上のヘテロ原子を含んでいてもよい、ただし、Cが3である場合、芳 香族環は少なくとも2個のヘテロ原子を含み、Cが4である場合、芳香族環は少 なくとも1個のヘテロ原子を含み、所望によりアリールオキシ、シクロアルキル 、置換シクロアルキル、アルキル、C6〜C12アリール、アルコキシ、アシル オキシ、置換C6〜C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、ニトロ、シア ノ、ハロゲン、ヒドロキシ、−C(O)OR6、−S(O)nR5、保護された −OH、およびアルコキシ、アシルオキシ、C6〜C12アリール、置換C6〜 C12アリール、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、シクロアル キル、置換シクロアルキル、−C(O)OR6、−S(O)nR7、アリールオ キシ、ニトロ、シアノ、ハロゲンおよび保護された−OHからなる群から選択さ れる1またはそれ以上の置換基で置換されているアルキルからなる群より選択さ れる1またはそれ以上の置換基で置換されていてもよく、 ここに、 R6は水素またはアルキル、 nは0〜2、 R7は水素またはアルキル、および R5は水素、シクロアルキル、C6〜C12アリール、置換シクロアルキル、置 換C6〜C12アリール、アルキル、またはアルコキシ、アシルオキシ、アリー ルオキシ、アミノ、N−アシルアミノ、オキソ、ヒドロキシ、−C(O)OR6 、−S(O)nR7、ニトロ、シアノ、シクロアルキル、置換されたシクロアル キル、ハロゲン、C6〜C12アリール、置換C6〜C12アリールおよび保護 された−OHからなる群から選択される1またはそれ以上の置換基で置換されて いるアルキルであり、ここに、R6は水素またはアルキル、nは0〜2およびR 7は水素またはアルキルであるか; または、化学的にa)、b)またはc)基に変換可能な基を意味する]で示され る化合物。 58.請求項1〜43のいずれか1つに記載の化合物のステロイド5−α−レダ クターゼ阻害用医薬の製造における使用。 59.哺乳動物における5−α−レダクターゼの阻害方法であって、有効量の請 求項1〜43のいずれか1つに記載の化合物を、そのような阻害を必要とする哺 乳動物に投与することからなる阻害方法。 60.請求項1〜43のいずれか1つに記載の化合物および活性な治療物質とし てのアルファ受容体拮抗化合物の使用であって、請求項1〜43のいずれか1つ に記載の化合物およびアルファ受容体拮抗化合物を別々に連続してまたは同時に 投与することからなる使用。 61.請求項1〜43のいずれか1つに記載の化合物およびアルファ受容体拮抗 化合物の良性前立腺肥大の治療において用いるための医薬の製造における使用で あって、請求項1〜43のいずれか1つに記載の化合物およびアルファ受容体拮 抗化合物を別々に連続してまたは同時に投与することからなる使用。 62.請求項1〜43のいずれか1つに記載の化合物および活性な治療物質とし てのアロマターゼ阻害化合物の使用であって、請求項1〜43のいずれか1つに 記載の化合物およびアロマターゼ阻害化合物を別々に連続してまたは同時に投与 することからなる使用。 63.請求項1〜43のいずれか1つに記載の化合物およびアロマターゼ阻害化 合物の良性前立腺肥大の治療において用いるための医薬の製造における使用であ って、請求項1〜43のいずれか1つに記載の化合物およびアロマターゼ阻害化 合物を別々に連続してまたは同時に投与することからなる使用。 64.請求項1〜43のいずれか1つに記載の化合物および活性な治療物質とし てのミノキシジルの使用であって、請求項1〜43のいずれか1つに記載の化合 物およびミノキシジルを別々に連続してまたは同時に投与することからなる使用 。 65.請求項1〜43のいずれか1つに記載の化合物およびミノキシジルの男性 型禿頭症の治療において用いるための医薬の製造における使用であって、請求項 1〜43のいずれか1つに記載の化合物およびミノキシジルを別々に連続してま たは同時に投与することからなる使用。 66.請求項1〜43のいずれか1つに記載の化合物ならびに活性な治療物質と してのアロマターゼ阻害化合物およびアルファ受容体拮抗化合物の使用であって 、請求項1〜43のいずれか1つに記載の化合物ならびにアロマターゼ阻害化合 物およびアルファ受容体拮抗化合物を別々に連続してまたは同時に投与すること からなる使用。 67.請求項1〜43のいずれか1つに記載の化合物ならびにアロマターゼ阻害 化合物およびアルファ受容体拮抗化合物の良性前立腺肥大の治療において用いる ための医薬の製造における使用であって、請求項1〜43のいずれか1つに記載 の化合物ならびにアロマターゼ阻害化合物およびアルファ受容体拮抗化合物を別 々に連続してまたは同時に投与することからなる使用。
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