JPH07505698A - 改良した回転プレート式締付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 改良した回転プレート式締付は装置 本発明は、少なくとも１つはその表面に垂直な軸のまわりを回転移動する際に駆 動させてもよい実質的に平行な２枚のプレートと、これらプレートの少なくとも １つに前記軸から距離を置いて掘設した複数の案内キャビティと、前記キャビテ ィ内に挿−人され前記２枚のプレート間に把持された対応する複数のボールとが ら構成され、前記各案内キャビティはカムを形成し、そして、最大深さの部分か ら前記プレートの表面まで前記回転移動の非ゼロ角を網羅して単調に上昇する支 承面を提供している締付は装置に関する。

この型式の装置は、従来技術では周知であり、例えば米国特許第３．６３８，７ ６３号に示すように、自動車におけるハンドブレーキの締付は操作のために使用 されている。

これらの装置に通常生じる問題は、案内キャビティ内のボールのできる限り最短 の変位に対応してプレートを相対回転する上で、この回転を得るに要する負荷を できる限り最低の値に限定して、できる限り最高の締付は力を如何にして得るが ということである。

この目的のために、例えば欧州特許出願第０．２０９．２７１号からは、これら 案内キャビティの形状が如何に介在しているか、また殊にこれらキャビティの勾 配が該キャビティの最大深さの区域から該キャビティが掘設されているプレート の表面近傍まで如何に減少しているかを知ることができる。

しかしながら、公知の装置が任意の複雑な形状のため比較的重大な製造問題を生 じていることの池に、公知装置は移動量と締付は装置の作用負荷と締付は装置に よって生じる力との間の比率を全体的に最適化するような形状を何も採用してい ない。

従って、本発明は、この事実が発覚したことに基づいて、この最適化に至るよう 提唱するものである。

この目的のために、本発明による装置は本質的に、案内キャビティの最大深さの 部分が対応するボールを単一の所定位置に保持する該ボールのためのハウジング を形成していること、そしてこのキャビティは深さが小さい部分では前記ハウジ ングを複数の交点内で遮断している傾斜路から成り、一方において前記交点の直 近傍では前記ボールが前記ハウジングと共に第１の勾配接線を形成し、他方にお いて前記交点の近傍では前記傾斜路が前記第１勾配よりも実質的に浅い第２の勾 配を有していて、前記交点は勾配上を断続的に位置していることを特徴としてい る。

従って、そして案内キャビティの勾配変化が最大深さの区域から距離を置いた処 だけに介在し及び／又はこの区域から連続的かつ漸進的な態様で唯生じている従 来装置に反して、本発明による装置は、機械的間隙全部をその操作の開始から調 節できるようにすると共に、同じ入力及び同じ移動量でも、公知装置によって許 容される締付は力よりも実質的に大きな締付は力を生じている。

本発明の他の特徴及利点は、添付図面を参照し、−例としてしかも限定の意味を 含めずに以下に記載した説明から明らかになるであろう。

図１は、回転プレート式締付は装置の分解斜視図である。

図２は、回転プレート、対応するボール及び該ボールを収容した公知形状を有す る案内キャビティの概略断面図で、キャビティの縦軸を通って切断した図である 。

図３は、図２の内容に対し本発明による案内キャビティの形状を重畳させて、本 発明と従来技術との差異を説明する図である。

図４は、回転プレート、対応するボール及び本発明の第１実施例による案内キャ ビティの拡大概略断面図で、ボールの縦軸を通って切断した図である。

図５は、図４に類似した断面図であるが、本発明の第２実施例に関するものであ る。

図１は、回転プレート式締付は装置の概略図である。

この種の装置は、相互に実質的に平行な第１及び第２のプレート１及び２から構 成されていて、第１及び第２プレートはそれらの対面する面１ａ及び２　ａ−（ 図中見えない）の間に３，４及び５のようなボールを把持している。

これらのプレートは、これらプレートの少なくとも１つをその表面に垂直な軸６ のまわりに回転駆動することによって相対的な回転を受けることができる。

また、ボール３．４及び５は、少なくとも第１プレート１に掘設した１３．１４ 及び１５のような同一の案内キャビティの中に収容されている。

これらのキャビティは、伸長した形を有し、それぞれは回転軸６上に心出しした 一般に円形の縦軸を有している。しかしながら、これらのキャビティは、異なる 形や異なる配置を有している場合でも、回転移動の非ゼロ角を網羅してそれらの 長さの方向に延在しているので、この種の移動によってボールはキャビティ内を 前方に移動することができる。

従来技術の例を開示する図２に示すように、１３のような各キャビティはカムの 役割を果し、３のような対応するボールに対して、最大深さの部分７ａからプレ ートの表面１ａまで単調に上昇する支承面７を与えている。

換言すれば、支承面７は、区域７ａからプレートの表面１ａまで支承面がこの表 面に接近するのに役立つ方向に常に移動しているが、この移動は図２から図５に 示すように多少迅速なものでもよい。

このように、プレート１及び２は、ボールが７ａのような最大深さの部分に静止 する位置から、適切な回転方向に相対的な回転を受けた時、ボールは対応するキ ャビティ内部を移動し、そして軸６の方向に指向した対向する力をプレート１及 び２に加えることによって、これらプレートを相互に離れるように押圧している 。

本発明によれば（図３で実線：図４及び図５）、最深部分７ａは、対応するボー ル３を単一の所定位置に保持する該ポール用のハウジングを形成しており、案内 キャビティは、このハウシングの外では、同ハウジングを複数の交点例えば７ｃ （図４及び図５参照）内で遮断している傾斜路７ｂから成り、一方において交点 の近傍ではハウジング内定位置にあるボールがハウジングと共に第１の勾配に沿 って配向された接線８を形成し、他方において交点の近傍では傾斜路７ｂが第１ 勾配よりも浅い第２の勾配を有していて、７Ｃのような交点は勾配上を断続的に 位置している。

険しい或いは浅い勾配について既に説明した概念は、ゼロと考えられるプレート の表面１ａの勾配を基準に利用している。

換言すれば、傾斜路７ｂの勾配は、接線８の勾配よりも表面１ａの勾配に非常に 近いものであり、７Ｃのような交点は、１つの勾配から他の勾配にはっきりと移 行する処に位置決めしである。

図２ないし図５は全て概略図としであるが、はっきりさせるために案内キャビテ ィ及びハウジング７ａの深さを強調した図３では、本発明による締付は装置が従 来技術の結果よりもより良い結果を生み出している理由を理解することが可能で ある。

事実、従来技術（図３で破線）では、キャビティ１３の支承面７の勾配が最大深 さの区域７ａからある距離の処まで連続して展開しているので、この支承面７の 勾配は、少な（ともこの距離までは、本発明の装置の傾斜路７ｂの勾配よりも必 然的に大きいものとなっている。

しかしながら、一方において、ボールが位置している点における支承面の勾配が 浅くなればなるほど、２枚のプレートを相互に接近させるのに役立つ所定の締付 は力に打ち勝つために加えるべき回転負荷は小さく、また他方において、本発明 の装置を実施応用する場合に、ボールが支える案内キャビティの点が深（なれば なるほど、必要な水平化や間隙調整によってプレートの相対回転に対抗する力は 小さくなるのである。

ボールが案内キャビティ内の最深点にある位置に直接隣接したボールの位置（即 ち、ボールが交点７Ｃ上で支えている位置）について全ての間隙を調整すること によって、本発明の装置は、所望の長さの案内キャビティについて、該装置によ って生じる締付は負荷とプレートを相対回転に駆動するに要する負荷との間の比 率を増大させることが可能である。

図４及び図５に示すように、ハウジング７ａは、必然的に、所定の特殊な形を採 用しなければならないことはない。

従って、ボールの半径よりも大きいが、非常に類似した半径を有する球体の一部 分（図４参照）、円錐形（図５参照）又は截頭円錐形を特に採用することができ る。

−１１．１〜　ＰＣＴ／ＦＲ９３１００２３３フロントページの続き （７２）発明者　メリ　ジャン　クロードウフランス国パヴイヨン　スー　ポワ ９３３２０　リュ　エミーユ　シラ　６１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １少なくとも１つはその表面に垂直な軸（６）のまわりを回転移動する際に駆動 させてもよい実質的に平行な２枚のプレート（１，２）と、これらプレートの少 なくとも１つに前記軸から距離を置いて掘設した複数の案内キャビティ（１３， １４，１５）と、前記キャビティ内に挿入され、前記２枚のプレート間に把持さ れた対応する複数のボール（３，４，５）とから構成され、前記各案内キャビテ ィはカムを形成し、そして最大深さの部分（７ａ）から前記プレートの表面（１ ａ）まで前記回転移動の非ゼロ角を網羅して単調に上昇する支承面を提供してい る締付け装置において、このキャビティの最大深さの部分（７ａ）が対応するボ ールを単一の所定位置に保持する該ボール用のハウジングを形成していること、 そしてこのキャビティは深さが小さい部分では前記ハウジングを複数の交点（７ ｃ）内で遮断している傾斜路（７ｂ）から成り、一方において前記交点の直近傍 では前記ボールが前記ハウジングと共に第１の勾配接線を形成し、他方において 前記交点の近傍では前記傾斜路が前記第１勾配よりも実質的に浅い第２の勾配を 有していて、前記交点は勾配上を断続的に位置していることを特徴とする締付け 装置。 ２請求項１記載の締付け装置において、前記ハウジングが前記ボールの半径に類 似した半径を有する球体の一部分の形を採用したことを特徴とする締付け装置。 ３請求項１記載の締付け装置において、前記ハウジングの形が少なくとも部分的 に円錐状であることを特徴とする締付け装置。