JPH0750502Y2 - ガラス板の連結部材 - Google Patents

ガラス板の連結部材

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JPH0750502Y2
JPH0750502Y2 JP2140390U JP2140390U JPH0750502Y2 JP H0750502 Y2 JPH0750502 Y2 JP H0750502Y2 JP 2140390 U JP2140390 U JP 2140390U JP 2140390 U JP2140390 U JP 2140390U JP H0750502 Y2 JPH0750502 Y2 JP H0750502Y2
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久仁男 島村
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立山アルミニウム工業株式会社
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えばサンルームや温室の如きガラスで屋根
を葺く建物において、隣接するガラス板を連結するため
のガラス板連結部材に関するものである。
[従来の技術] 従来のこの種技術として、例えば実開昭62-126418号公
報に開示された考案がある。この考案は、両側壁より外
方に突出した突出部の上面に長さ方向にのびたパッキン
嵌止部を有し、中央部上面に長さ方向にのびた左右一対
の垂直壁からなるねじ嵌止部が形成された上壁、及び中
央部に欠円形のねじ止め部が上方に突出して形成された
下壁とからなるガラス板受け部材と、平坦部の内面両側
部に下方に突出して形成され、かつ長さ方向にのびたパ
ッキン嵌止部と、平坦部の端部に形成された端面カバー
とからなるガラス板押え部材とからなり、各パッキン嵌
止部にそれぞれパッキンを嵌め込んだものである。
そして、ガラス板受け部材とガラス板押え部材に取付け
たパッキンの間にそれぞれガラス板を挾み、ガラス板押
え部材の平坦部に設けた複数のねじ挿通孔に上から止め
ねじを挿通して、ガスラ板受け部材のねじ嵌止部に螺入
することによりこれらを一体に結合し、隣接するガラス
板を連結するようにしたものである。
[考案が解決しようとする課題] 上記のようなガラス板の連結部材は、構造が複雑であ
り、その上ガラス板押え部材に設けたねじ挿通孔に上か
ら止めねじを挿通し、ガラス板受け部材のねじ嵌止部に
螺入してこれらを一体に結合するようにしているので、
施工時には割れ易いガラス板からなる屋根に登ってねじ
止めしなければならない。このため作業が面倒であるば
かりでなく、終始危険が伴ない安全上も問題がある。
本考案は上記の課題を解決すべくなされたもので、構造
が簡単で、施工に際して危険性のないガラス連結部材を
得ることを目的としたものである。
[課題を解決するための手段] 本考案に係るガラス板の連結部材は、中央部上面に所定
の間隔で対向して立設されたほぼL字状の係止部を備
え、該係止部の間に長さ方向に所定の間隔で設けられた
ねじ挿通穴を有する平坦部と、該平坦部の両側端部に立
設され上端部にパッキン取付部を有する側壁とからなる
受け部材と、 中央部下面に所定の間隔で対向して垂下され外壁にそれ
ぞれ係止爪が形成されたのち内側に傾斜する斜面が設け
られ、両者の間にねじ螺入部が形成された縦壁を有する
平坦部と、該平坦部の両側端部から垂下し下端部にパッ
キン取付部を有する側壁とからなる押え部材とを備え、 前記受け部材に設けた係止部の先端部の間隔を、前記押
え部材に設けた縦壁の係止爪の先端部の間隔より僅かに
狭く形成したものである。また、 中央部上面に所定の間隔で対向して立設され内壁の上部
に内側に傾斜する斜面を有し、外壁の上部に係止爪が形
成された係止片を備え、該両係止片の間に長さ方向に所
定の間隔で設けられたねじ穴を有する平坦部と、該平坦
部の両側端部に立設され上端部にパッキン取付部を有す
る側壁とからなる受け部材と、 中央部下面に所定の間隔で対向して垂下されたほぼL字
状の係止部を有する平坦部と、該平坦部の両側端部から
垂下し下端部にパッキン取付部を有する側壁とからなる
押え部材とを備え、 前記受け部材に設けた係止片の係止爪の間隔を、前記押
え部材に設けた係止部の先端部の間隔とほぼ等しいか又
は僅かに広く形成したものである。
[作用] 受け部材のパッキン上にガラス板の縁部を載置し、押え
部材の縦壁を受け部材の溝部に嵌入して圧下する。押え
部材の係止爪が受け部材の端部を通過するとパッキンが
ガラス板の上面に当接し、停止する。この状態で受け部
材のねじ挿通穴に下からねじを挿通して押え部材のねじ
螺入部に螺入すれば、縦壁は若干外側に変形して係止爪
が係止部に係止すると共に、上下のパッキンはガラス板
に圧着され、受け部材、ガラス板及び押え部材は一体的
に結合される。
また、第2の考案においては、受け部材のパッキン上に
ガラス板の縁部を載置し、押え部材の溝部を受け部材の
係止片に嵌入して圧下する。押え部材の係止部が受け部
材の係止爪を通過するとパッキンがガラス板の上面に当
接し、停止する。この状態で受け部材のねじ穴に下から
ねじを螺入すると、ねじの先端部が係止片の斜面に当
り、係止片を外側に押し開き、係止爪が係止部に係止す
る。これと共に上下のパッキンはガラス板に圧着され、
受け部材、ガラス板及び押え部材は一体的に結合され
る。
[実施例] 第1図は本考案実施例の分解斜視図、第2図は同じくガ
ラス板を連結した状態を示す断面図である。図におい
て、(1)は例えばアルミニウム型材からなる長尺のガ
ラス板の受け部材で、平坦部(11)と、この平坦部(1
1)の両側端部から上方に延出された側壁(12),(12
a)と、側壁(12),(12a)の上端部内側に形成された
パッキン取付部(13),(13a)とが形成されており、
さらに平坦部(11)の中央部付近上面には幅方向に所定
の間隔を隔てて立設されたほぼ逆L字状の係止部(1
4),(14a)が設けられており、その先端部により溝部
(15)が形成されている。(16)は平坦部(11)の幅方
向のほぼ中央部に、長さ方向に所定の間隔で設けられた
複数のねじ挿通穴である。
(2)は例えばアルミニウム型材からなる長尺のガラス
板の押え部材で、平坦部(21)と、この平坦部(21)の
両側端部から下方に延出された側壁(22),(22a)
と、側壁(22),(22a)の下端部内側に形成されたパ
ッキン取付部(23),(23a)とが形成されており、さ
らに、平坦部(21)の下面中央部には垂直壁(24)が垂
下し、途中で2つの縦壁(25),(25a)に分けられ、
外壁の下部にそれぞれ段状の係止爪(26),(26a)が
形成されのち内側に向う傾斜面(27),(27a)が設け
られており、両縦壁(25),(25a)の間には溝状のね
じ螺入部(28)が形成されている。(4),(4a)は各
パッキン取付部(13),(13a)及び(23),(23a)に
取付けられたパッキン、(5)はねじ、(6),(6a)
は連結するガラス板である。なお、受け部材(1)に設
けた係止部(14),(14a)の端部で形成する溝部(1
5)の幅W1は、押え部材(2)の縦壁(25),(25a)に
設けた係止爪(26),(26a)の先端部の間隔W2より若
干狭く形成されている。
次に、上記のように構成した本考案に係る受け部材
(1)と押え部材(2)とにより、ガラス板(6),
(6a)を連結する手順を説明する。先ず、第2図に示す
ように、受け部材(1)のパッキン(4),(4)上に
ガラス板(6),(6a)の縁部を載置する。ついで、押
え部材(2)の縦壁(25),(25a)の先端部を受け部
材(1)の溝部(15)に嵌入し、そのまま圧下する。こ
のとき、縦壁(25),(25a)の傾斜面(27),(27a)
は係止部(14),(14a)の先端部に沿い、若干内側に
変形して前進し、係止爪(26),(26a)が係止部(1
4),(14a)の端部を通過したときパッキン(4a),
(4a)がガラス板(6),(6a)の上面に当接し、停止
する。この状態で受け部材(1)の挿通穴(16)に下か
らねじ(5)を挿通して押え部材(2)のねじ螺入部
(28)に螺入すれば、縦壁(25),(25a)は若干外側
に変形して係止爪(26),(26a)が係止部(14),(1
4a)に係止すると共に、上下のパッキン(4),(4a)
はガラス板(6),(6a)に圧着され、受け部材
(1)、ガラス板(6),(6a)及び押え部材(2)が
一体的に結合され、ガラス板(6),(6a)は連結され
る。
第3図は本考案の他の実施例の分解斜視図、第4図は同
じくガラス板を連結した状態を示す断面図である。な
お、第1図,第2図で示した実施例と同一又は相当部分
には同じ符号を付し説明を省略する。(17),(17a)
は受け部材(1)の平坦部(11)の上面の中央部付近
に、幅方向に所定の間隔を隔てて立設された係止片で、
上部内壁にはそれぞれ内側に傾斜する斜面(18),(18
a)が設けられており、また外壁の上端部から外側に傾
斜して係止爪(19),(19a)が形成されている。(16
a)は係止片(17),(17a)の間において長さ方向に所
定の間隔で設けられたねじ穴である。
一方、押え部材(2)の平坦部(21)の下面には所定の
間隔で垂下したほぼL字状の係止部(29),(29a)が
対向して設けられており、その先端部により溝部(30)
が形成されている。なお、受け部材(1)の係止片(1
7),(17a)に設けた係止爪(19),(19a)の間隔W3
と、押え部材(2)の係止部(29),(29a)で形成す
る溝部の幅W4とはW3≧W4の関係に選ばれている。
次に、上記のように構成した本実施例の作用を説明す
る。先ず、受け部材(1)のパッキン(4),(4)上
にガラス板(6),(6a)の縁部を載置する。ついで、
押え部材(2)の係止部(29),(29a)で形成した溝
部(30)を、受け部材(1)の係止片(17),(17a)
の先端部に嵌入し、圧下する。これにより、係止部(2
9),(29a)の先端部は係止片(17),(17a)の傾斜
面に沿って下降し、係止爪(19),(19a)を通過した
ときパッキン(4a),(4a)がガラス板(6),(6a)
に当接し、停止する。
この状態で受け部材(1)のねじ穴(16a)に下からね
じ(5a)を螺入すると、ねじ(5a)の先端部が係止片
(17),(17a)に設けた斜面(18),(18a)に当る。
さらにねじ(5a)を螺入すると、係止片(17),(17
a)はねじ(5a)の楔作用によってそれぞれ外側に押し
開かれ、これにより係止爪(19),(19a)は係止部(2
9),(29a)に係止すると共に、両パッキン(4),
(4a)はガラス板(6),(6a)に圧着され、受け部材
(1)、ガラス板(6),(6a)及び押え部材(2)は
一体的に結合され、隣接するガラス板(6),(6a)は
連結される。
上記の各実施例では、受け部材(1)と押え部材(2)
に中実のパッキン(4),(4a)を取付けた場合を示し
たが、中空のパッキンを使用してもよく、その形状も適
宜変更することができる。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案に係るガラス板
連結部材は、構造が簡単であるばかりでなく、屋根の下
からねじを螺入して受け部材、ガラス板及び押え部材を
一体的に結合して隣接するガラス板を連結するようにし
たので、ねじ止めのために屋根の上に登る必要がなく、
施工に際して安全である等、実用上の効果大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の分解斜視図、第2図はそのガラ
ス板を連結した状態を示す断面図、第3図は本考案の他
の実施例の分解斜視図、第4図はそのガラス板を連結し
た状態を示す断面図である。 (1):受け部材、(2):押え部材、(4),(4
a):パッキン、(5),(5a):ねじ、(11),(2
1):平坦部、(12),(12a),(22),(22a):側
壁、(13),(13a),(23),(23a):パッキン取付
部、(14),(14a),(29),(29a):係止部、(1
5),(30):溝部、(16):ねじ挿通穴、(16a):ね
じ穴、(17),(17a):係止片、(18),(18a),
(27),(27a):斜面、(19),(19a),(26),
(26a):係止爪、(25),(25a):縦壁、(28):ね
じ螺入部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部上面に所定の間隔で対向して立設さ
    れたほぼL字状の係止部を備え、該係止部の間に長さ方
    向に所定の間隔で設けられたねじ挿通穴を有する平坦部
    と、該平坦部の両側端部に立設され上端部にパッキン取
    付部を有する側壁とからなる受け部材と、 中央部下面に所定の間隔で対向して垂下され外壁にそれ
    ぞれ係止爪が形成されたのち内側に傾斜する斜面が設け
    られ、両者の間のねじ螺入部が形成された縦壁を有する
    平坦部と、該平坦部の両側端部から垂下し下端部にパッ
    キン取付部を有する側壁とからなる押え部材とを備え、 前記受け部材に設けた係止部の先端部の間隔を、前記押
    え部材に設けた縦壁の係止爪の先端部の間隔より僅かに
    狭く形成したことを特徴とするガラス板の連結部材。
  2. 【請求項2】中央部上面に所定の間隔で対向して立設さ
    れ内壁の上部に内側に傾斜する斜面を有し、外壁の上部
    に係止爪が形成された係止片を備え、該両係止片の間に
    長さ方向に所定の間隔で設けられたねじ穴を有する平坦
    部と、該平坦部の両側端部に立設され上端部にパッキン
    取付部を有する側壁とからなる受け部材と、 中央部下面に所定の間隔で対向して垂下されたほぼL字
    状の係止部を有する平坦部と、該平坦部の両側端部から
    垂下し下端部にパッキン取付部を有する側壁とからなる
    押え部材とを備え、 前記受け部材に設けた係止片の係止爪の間隔を、前記押
    え部材に設けた係止部の先端部の間隔とほぼ等しいか又
    は僅かに広く形成したことを特徴とするガラス板の連結
    部材。
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