JPH0750479Y2 - トンネル内搬送装置 - Google Patents
トンネル内搬送装置Info
- Publication number
- JPH0750479Y2 JPH0750479Y2 JP1990013777U JP1377790U JPH0750479Y2 JP H0750479 Y2 JPH0750479 Y2 JP H0750479Y2 JP 1990013777 U JP1990013777 U JP 1990013777U JP 1377790 U JP1377790 U JP 1377790U JP H0750479 Y2 JPH0750479 Y2 JP H0750479Y2
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- Japan
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- carriage
- tunnel
- carrier
- arms
- vehicle
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は,道路,鉄道,下水道等の布設トンネルの施工
時及びメンテナンス時に排出スリや資材をトンネル内に
搬送するトンネル内搬送装置に関するものである。
時及びメンテナンス時に排出スリや資材をトンネル内に
搬送するトンネル内搬送装置に関するものである。
(従来の技術) 従来,シールドトンネルを施工する際には,シールド掘
削機の掘進に伴ってその後方からシールド掘削機に向か
い仮設床を延伸させ,この仮設床上に単線の走行レール
を敷設し,この走行レール上に搬送台車を往復動させ
て,排出スリや資材を搬送している。
削機の掘進に伴ってその後方からシールド掘削機に向か
い仮設床を延伸させ,この仮設床上に単線の走行レール
を敷設し,この走行レール上に搬送台車を往復動させ
て,排出スリや資材を搬送している。
(考案が解決しようとする課題) 従来は前記のようにシールド掘削機後方のトンネル内に
単線の走行レールを敷設し,この走行レール上に搬送台
車を往復動させて,排出スリや資材を搬送しており,シ
ールド掘削機の掘進長さが長くなればなる程,搬送台車
の往復距離が長くなって,搬送効率が低下する。この搬
送効率の低下は,走行レールを複線化すれば,向上でき
るが,この場合には,コストを高する上に,広い水平ス
ペースを必要として,径の小さいトンネルには,適用で
きないという問題があった。
単線の走行レールを敷設し,この走行レール上に搬送台
車を往復動させて,排出スリや資材を搬送しており,シ
ールド掘削機の掘進長さが長くなればなる程,搬送台車
の往復距離が長くなって,搬送効率が低下する。この搬
送効率の低下は,走行レールを複線化すれば,向上でき
るが,この場合には,コストを高する上に,広い水平ス
ペースを必要として,径の小さいトンネルには,適用で
きないという問題があった。
本考案は前記の問題点に鑑み提案するものであり,その
目的とする処は,走行レールを複線化しなくても,搬送
効率を向上できるトンネル内搬送装置を提供しようとす
る点にある。
目的とする処は,走行レールを複線化しなくても,搬送
効率を向上できるトンネル内搬送装置を提供しようとす
る点にある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために,本考案のトンネル内搬送
装置は,トンネル内を走行可能な台車と、同台車に下端
部を中心とした上下方向への揺動を可能に取付けた左右
のアームと、同各アームを揺動させるための左右のアー
ム昇降ギヤツキと、上記各アームの上端部に取付けた左
右の搬送台車把持用アームと、上記台車と立坑との間の
トンネル内を走行可能な搬送台車とを具えている。
装置は,トンネル内を走行可能な台車と、同台車に下端
部を中心とした上下方向への揺動を可能に取付けた左右
のアームと、同各アームを揺動させるための左右のアー
ム昇降ギヤツキと、上記各アームの上端部に取付けた左
右の搬送台車把持用アームと、上記台車と立坑との間の
トンネル内を走行可能な搬送台車とを具えている。
(作用) 本考案のトンネル内搬送装置は前記のように構成されて
おり、搬送台車がトンネル内を立坑下部から台車に向か
い走行して、同台車内に進入すると、搬送台車を減速し
た後、台車内に停止させ、次いで左右の搬送台車把持用
アームを把持方向に作動して、搬送台車を把持し、次い
で左右のアーム昇降ジヤツキを縮み方向に作動し、左右
のアームをその下端部を中心に上方に揺動させて、搬送
台車を台車の上方位置まで持ち上げ、次いで搬送台車を
台車内を通過させて、立坑下部へ走行させる。そして搬
送台車が台車内を通過すると、左右のアーム昇降ジヤツ
キを伸長方向に作動し、左右のアームをその下端部を中
心に揺動させて、搬送台車を台車内内へ下降させ、次い
で左右の搬送台車把持用アームを解放方向に作動し、搬
送台車を解放して、搬送台車を再度同じ方向に走行させ
る。
おり、搬送台車がトンネル内を立坑下部から台車に向か
い走行して、同台車内に進入すると、搬送台車を減速し
た後、台車内に停止させ、次いで左右の搬送台車把持用
アームを把持方向に作動して、搬送台車を把持し、次い
で左右のアーム昇降ジヤツキを縮み方向に作動し、左右
のアームをその下端部を中心に上方に揺動させて、搬送
台車を台車の上方位置まで持ち上げ、次いで搬送台車を
台車内を通過させて、立坑下部へ走行させる。そして搬
送台車が台車内を通過すると、左右のアーム昇降ジヤツ
キを伸長方向に作動し、左右のアームをその下端部を中
心に揺動させて、搬送台車を台車内内へ下降させ、次い
で左右の搬送台車把持用アームを解放方向に作動し、搬
送台車を解放して、搬送台車を再度同じ方向に走行させ
る。
(実施例) 次に本考案のトンネル内搬送装置を第1図乃至第4図に
示す一実施例により説明すると,(1)がトンネル管
渠,(2)が同トンネル管渠(1)内を走行可能な台
車,(4)(4)が同台車(2)のフレームに下端部を
中心とした上下方向への揺動を可能に取付けた左右のア
ーム,(3)が同各アーム(4)を揺動させためのアー
ム昇降用ジヤツキ,(5)(5)が上記各アーム(4)
の上端部に取付けた左右の搬送台車把持用アーム,
(6)が上記台車(2)の走行車輪,(7)(8)が立
坑側との間のトンネル管渠(1)内を走行可能な搬送台
車で,同搬送台車(7)(8)が上記台車(2)内を通
過可能に構成されている。また(9)が搬送台車(7)
の動きを示す矢印,(10)が搬送台車(8)の動きを示
す矢印,(11)が立坑,(12)が上記台車(2)の前後
部に設けた検知センサである。
示す一実施例により説明すると,(1)がトンネル管
渠,(2)が同トンネル管渠(1)内を走行可能な台
車,(4)(4)が同台車(2)のフレームに下端部を
中心とした上下方向への揺動を可能に取付けた左右のア
ーム,(3)が同各アーム(4)を揺動させためのアー
ム昇降用ジヤツキ,(5)(5)が上記各アーム(4)
の上端部に取付けた左右の搬送台車把持用アーム,
(6)が上記台車(2)の走行車輪,(7)(8)が立
坑側との間のトンネル管渠(1)内を走行可能な搬送台
車で,同搬送台車(7)(8)が上記台車(2)内を通
過可能に構成されている。また(9)が搬送台車(7)
の動きを示す矢印,(10)が搬送台車(8)の動きを示
す矢印,(11)が立坑,(12)が上記台車(2)の前後
部に設けた検知センサである。
次に前記第1図乃至第4図に示すトンネル内搬送装置の
作用を具体的に説明する。第3図に示すように搬送台車
(7)がトンネル管渠(1)内を立坑(11)下部から台
車(2)に向かい走行して,同台車(2)内に進入する
と,検知センサ(12)により台車(7)の進入を検知
し,そのとき得られる検知信号を搬送台車(7)の走行
駆動装置へ送って,搬送台車(7)を減速後,台車
(2)内に停止させ,次いで左右の搬送台車把持用アー
ム(5)を把持方向に作動して,搬送台車(7)を把持
し,次いで左右のアーム昇降用ジヤツキ(3)を縮み方
向に作動し,左右のアーム(4)をその下端部を中心に
上方に揺動させて,搬送台車(7)を台車(2)の上方
位置まで持ち上げ((7′)参照),次いで第2図に示
すように搬送台車(8)を台車(2)内を通過させて,
立坑(11)下部へ走行させる。そしてこの搬送台車
(8)が台車(2)内を通過すると,検知センサ(12)
により搬送台車(8)の通過を検知し,そのとき得られ
る検知信号を左右のアーム昇降用ジヤツキ(3)へ送
り,このアーム昇降用ジヤツキ(3)を伸長方向へ作動
し,左右のアーム(4)をその下端部を中心に下方に揺
動させて,搬送台車(7)を台車(2)内へ下降させ,
次いで左右の搬送台車把持用アーム(5)を解放方向に
作動し,搬送台車(7)を解放して,搬送台車(7)を
再度同じ方向に走行させる。上記トンネル内搬送装置の
自動交差手順を第4図に示す。同第4図において,台車
(A)は,搬送台車(7)に相当し,台車(B)は,搬
送台車(8)に相当している。
作用を具体的に説明する。第3図に示すように搬送台車
(7)がトンネル管渠(1)内を立坑(11)下部から台
車(2)に向かい走行して,同台車(2)内に進入する
と,検知センサ(12)により台車(7)の進入を検知
し,そのとき得られる検知信号を搬送台車(7)の走行
駆動装置へ送って,搬送台車(7)を減速後,台車
(2)内に停止させ,次いで左右の搬送台車把持用アー
ム(5)を把持方向に作動して,搬送台車(7)を把持
し,次いで左右のアーム昇降用ジヤツキ(3)を縮み方
向に作動し,左右のアーム(4)をその下端部を中心に
上方に揺動させて,搬送台車(7)を台車(2)の上方
位置まで持ち上げ((7′)参照),次いで第2図に示
すように搬送台車(8)を台車(2)内を通過させて,
立坑(11)下部へ走行させる。そしてこの搬送台車
(8)が台車(2)内を通過すると,検知センサ(12)
により搬送台車(8)の通過を検知し,そのとき得られ
る検知信号を左右のアーム昇降用ジヤツキ(3)へ送
り,このアーム昇降用ジヤツキ(3)を伸長方向へ作動
し,左右のアーム(4)をその下端部を中心に下方に揺
動させて,搬送台車(7)を台車(2)内へ下降させ,
次いで左右の搬送台車把持用アーム(5)を解放方向に
作動し,搬送台車(7)を解放して,搬送台車(7)を
再度同じ方向に走行させる。上記トンネル内搬送装置の
自動交差手順を第4図に示す。同第4図において,台車
(A)は,搬送台車(7)に相当し,台車(B)は,搬
送台車(8)に相当している。
(考案の効果) 本考案のトンネル内搬送装置は前記のように搬送台車が
トンネル内を立坑下部から台車に向かい走行して、同台
車内に進入すると、搬送台車を減速した後、台車内に停
止させ、次いで左右の搬送台車把持用アームを把持方向
に作動して、搬送台車を把持し、次いで左右のアーム昇
降ジヤツキを縮み方向に作動し、左右のアームをその下
端部を中心に上方に揺動させて、搬送台車を台車の上方
位置まで持ち上げ、次いで搬送台車を台車内を通過させ
て、立坑下部へ走行させる。そして搬送台車が台車内を
通過すると、左右のアーム昇降ジヤツキを伸長方向に作
動し、左右のアームをその下端部を中心に揺動させて、
搬送台車を台車内内へ下降させ、次いで左右の搬送台車
把持用アームを解放方向に作動し、搬送台車を解放し
て、搬送台車を再度同じ方向に走行させるので、走行レ
ールを複線化しなくても、トンネル内搬送装置の搬送効
率を向上できる。
トンネル内を立坑下部から台車に向かい走行して、同台
車内に進入すると、搬送台車を減速した後、台車内に停
止させ、次いで左右の搬送台車把持用アームを把持方向
に作動して、搬送台車を把持し、次いで左右のアーム昇
降ジヤツキを縮み方向に作動し、左右のアームをその下
端部を中心に上方に揺動させて、搬送台車を台車の上方
位置まで持ち上げ、次いで搬送台車を台車内を通過させ
て、立坑下部へ走行させる。そして搬送台車が台車内を
通過すると、左右のアーム昇降ジヤツキを伸長方向に作
動し、左右のアームをその下端部を中心に揺動させて、
搬送台車を台車内内へ下降させ、次いで左右の搬送台車
把持用アームを解放方向に作動し、搬送台車を解放し
て、搬送台車を再度同じ方向に走行させるので、走行レ
ールを複線化しなくても、トンネル内搬送装置の搬送効
率を向上できる。
第1図(I)は本考案に係わるトンネル内搬送装置の一
実施例を示す側面図,第1図(II)はその正面図,第2,
3図はその作用説明図,第4図はその自動交差手順を示
す説明図である。 (1)……トンネル管渠、(2)……台車、(3)……
アーム昇降ジヤツキ、(4)……アーム、(5)……搬
送台車把持用アーム、(7)(8)……搬送台車、(1
1)……立坑。
実施例を示す側面図,第1図(II)はその正面図,第2,
3図はその作用説明図,第4図はその自動交差手順を示
す説明図である。 (1)……トンネル管渠、(2)……台車、(3)……
アーム昇降ジヤツキ、(4)……アーム、(5)……搬
送台車把持用アーム、(7)(8)……搬送台車、(1
1)……立坑。
フロントページの続き (72)考案者 松本 隆夫 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)考案者 杉山 雅彦 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (56)参考文献 実開 昭60−96500(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】トンネル内を走行可能な台車と、同台車に
下端部を中心とした上下方向への揺動を可能に取付けた
左右のアームと、同各アームを揺動させるための左右の
アーム昇降ギヤツキと、上記各アームの上端部に取付け
た左右の搬送台車把持用アームと、上記台車と立坑との
間のトンネル内を走行可能な搬送台車とを具えているこ
とを特徴としたトンネル内搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990013777U JPH0750479Y2 (ja) | 1990-02-16 | 1990-02-16 | トンネル内搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990013777U JPH0750479Y2 (ja) | 1990-02-16 | 1990-02-16 | トンネル内搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03115200U JPH03115200U (ja) | 1991-11-27 |
JPH0750479Y2 true JPH0750479Y2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=31517171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990013777U Expired - Fee Related JPH0750479Y2 (ja) | 1990-02-16 | 1990-02-16 | トンネル内搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0750479Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3305376B2 (ja) * | 1992-10-09 | 2002-07-22 | 嘉司 松本 | シールド掘進機の後続台車および後続設備 |
US9221289B2 (en) | 2012-07-27 | 2015-12-29 | Apple Inc. | Sapphire window |
US9232672B2 (en) | 2013-01-10 | 2016-01-05 | Apple Inc. | Ceramic insert control mechanism |
US9154678B2 (en) | 2013-12-11 | 2015-10-06 | Apple Inc. | Cover glass arrangement for an electronic device |
US9225056B2 (en) | 2014-02-12 | 2015-12-29 | Apple Inc. | Antenna on sapphire structure |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6096500U (ja) * | 1983-12-01 | 1985-07-01 | 石川島播磨重工業株式会社 | トロツコの退避装置 |
-
1990
- 1990-02-16 JP JP1990013777U patent/JPH0750479Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03115200U (ja) | 1991-11-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |