JPH0750432Y2 - 金属部と樹脂部とからなる水栓本体 - Google Patents

金属部と樹脂部とからなる水栓本体

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JPH0750432Y2
JPH0750432Y2 JP4482090U JP4482090U JPH0750432Y2 JP H0750432 Y2 JPH0750432 Y2 JP H0750432Y2 JP 4482090 U JP4482090 U JP 4482090U JP 4482090 U JP4482090 U JP 4482090U JP H0750432 Y2 JPH0750432 Y2 JP H0750432Y2
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faucet body
faucet
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mixing chamber
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兼太郎 増岡
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、樹脂材料と金属材料とで分離して形成するよ
うにした湯水混合水栓の水栓本体に関するものである。
〔従来の技術〕
湯水混合水栓にあっては、操作ハンドルが一つのものと
二つのものとがあり、一つのものはシングルレバー式と
呼ばれ、二つのものはツーハンドル式と呼ばれている。
本願考案は、シングルレバー式の湯水混合水栓に関する
ものである。
従来のシングルレバー式の湯水混合水栓は、これを示せ
ば、第5図の部分断面正面図及び第6図の部分断面側面
図の通りである。同図に示す如く、従来のこの種の湯水
混合水栓1は、底板2とカバー3とより成る基部外殻体
4の中央部に、筒状のピン部材5a,5bを介して水栓本体
6を立設している。前記底板2とカバー3とは、図示し
ない螺子部材により連結されている。水栓本体6は、第
7図の斜視図に示す通りであり、前記外殻体4へ嵌合装
着される取付基部6aと、湯と水との混合室7を形成する
混合室形成部6bと、湯,水の流量を制御する弁機構8が
取り付けられる耐圧部6cとから形成されている。従来で
は、このような水栓本体6は、一つの棒材から削り出し
て製作している。而して、水栓本体6の取り付けは、底
板2の下面側から筒状のピン部材5a,5bを貫通して水栓
本体6へ螺子部材8a,8bを螺着することで、水栓本体6
を底板2へ固定している。
前記水栓本体6の下部側外周面には、吐水口9を備えた
吐水口部10が回動自在に外嵌装着されている。一方、水
栓本体6の上部側の外周面には、キャップ11が螺子込み
により外嵌装着されている。また水栓本体6の上面側に
は、固定ディスク12と可動ディスク13との二枚のディス
ク弁体より成る弁機構8が配設されている。キャップ11
の頭部を貫通するシングルレバー15で、前記可動ディス
ク13を操作することにより、湯と水の流量(混合割合)
を制御することが可能である。これにより、吐水口9か
ら吐出される温水の温度を所望する値へ調節することが
できる。
而して、底板2の両端側には、湯水混合水栓1の取り付
けと、湯,水の流入路とを兼用する脚部16及び17が取り
付けられている。この脚部16と17とは、基部外殻体4内
に配設された導管18及び19を介して水栓本体6の湯,水
の流入口20,21へ接続されている。通常は、この導管18
及び19の両端側は、それぞれ鑞付けにより前記水栓本体
6及び脚部16,17へ接続されている。この導管18及び19
の各接続部は、L字状に折曲された部位18a,18bと、19
a,19bとを有している。
なお、第5図及び第6図において、22は底板2の下面側
に配設されたゴムパッキン、23は洗面化粧台のカウンタ
ー又は洗面器等の湯水混合水栓1を取り付ける相手方部
材である。また第6図及び第7図において、24は水栓本
体6に形成された温水の流出口である。
〔考案が解決しようとする課題〕
而して、このように構成された従来の湯水混合水栓1に
あっては、水栓本体6を一つの棒材から削り出して製作
している。そのため、複雑な形状を高精度に仕上げなけ
ればならず、その作業が極めて面倒で生産効率も悪いと
いう欠点があった。また水栓本体6の耐圧部6cは、JIS
H 5111で規定されるように、BC6(青銅鋳物),BC6Cの材
料であることが必要である。このような青銅鋳物の材料
は、極めて高価である。従って、高価な青銅引抜の棒材
を削り出して水栓本体6を形成すると、切除する切粉の
占める割合が大きくなり、製造費用が嵩むという欠点が
あった。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、従来の前記課題に鑑みてこれを改良除去した
ものであって、簡単な方法で水栓本体を取り付けること
のできる水栓本体を提供せんとするものである。
而して、前記課題を解決するために本考案が採用した手
段は、湯,水の流入口側へ接続される取付基部と、湯,
水の混合室が形成される混合室形成部と、湯,水の流量
を制御する弁機構が取り付けられる耐圧部とより成る湯
水混合水栓の水栓本体において、前記基部と混合室形成
部とを樹脂材料で一体成形し、耐圧部を金属材料で成形
し、樹脂材料成形体と金属材料成形体とを分離したこと
を特徴とする金属部と樹脂部とからなる水栓本体であ
る。
〔作用〕
本考案の水栓本体は、取付基部と混合室形成部とが樹脂
材料により一体成形されている。そして、耐圧部は、JI
S H 5111で規定されたBC6の青銅で形成されている。
従って、水栓本体を製造する場合は、取付基部と混合室
形成部とは、成形型により一度の工程で成形することが
可能であり、その後の削り出し等の後加工は不要であ
る。青銅の棒材を削り出して製作する必要のあるもの
は、耐圧部のみであり、削り出す部分が少なく、コスト
的にも有利である。しかも機械加工する耐圧部の形状が
比較的単純であるので、簡単な加工作業となり、製作が
容易である。
〔実施例〕
以下に、本考案の構成を図面に示す実施例に基づいて説
明すると次の通りである。なお、従来の場合と同一符号
は同一部材である。
第1図及び第2図は本考案の第1の実施例に係るもので
あり、第1図は湯水混合水栓31の部分断面正面図、第2
図は水栓本体32の全体を示す分解側面図である。同図に
示すように、この湯水混合水栓31にあっては、水栓本体
32の取付基部32aと混合室形成部32bとを樹脂材料で一体
成形している。そして、耐圧部32cをJIS H 5111で規定
されるところのBC6(青銅)で成形されている。このよ
うに第1の実施例にあっては、水栓本体32を樹脂材料
と、青銅とで二つの部品に分離して別々に成形するよう
にしている。これにより、水栓本体32の成形作業が極め
て簡単になり、また高価な青銅を多く必要としないので
コスト的にも有利である。
前記水栓本体32の底面側には、円柱状の凹部33が形成さ
れている。そして、この凹部33と底板2との間に、導管
18及び19の折曲部18a,19aを抱きかかえることのできる
ホルダー34を配設している。ホルダー34は、この実施例
では前後に二分割される二つの分割片(図面では片方の
みを示す)より成っている。各分割片の接合面には、前
記導管18及び19の折曲部18a,19aを両側から抱きかかえ
て挟持するためのL字状に穿設された断面半円状の凹溝
37,38が設けられている。またホルダー34は、円柱状部3
9と角柱体部40とを有しており、円柱状部39は前記水栓
本体32の下面に設けられた凹部33へ嵌合装着されるよう
になっている。
ホルダー34の円柱状部39を水栓本体32の凹部33へ装着し
た状態で、ホルダー34の底面側を底板2上へ載置し、然
る後にカバー3を水栓本体32へ外嵌装着すると、ホルダ
ー34の位置決めが自然的に行われる。すなわち、水栓本
体32とホルダー34との位置決めは、ホルダー34の円柱状
部39を水栓本体32の凹部33へ装着することで行われ、ま
た底板2及びカバー3と、ホルダー34との位置決めは、
カバー3をホルダー34へ被せることで、ホルダー34の角
柱体部40とカバー3の内周側面とが接合して行われる。
このホルダー34の位置決めにより、底板2の螺子孔と、
ホルダー34の貫通孔と、水栓本体32の螺子孔とが一直線
状に整列されることになる。然る後に、底板2の下面側
からホルダー34の螺子孔を貫通して螺子部材41等を水栓
本体32の耐圧部32cへ螺着することにより、底板2とホ
ルダー34と水栓本体32の全体とを一体化することが可能
である。この作業は、前述した如く、ホルダー34が自然
的に位置決めされることから、極めて容易である。これ
により、ホルダー34のL字状の凹溝37及び38に挟持固定
された導管18及び19も、これらの部材と一体化されるこ
とになる。それ故、導管18及び19は、水栓本体32に対し
て従来のように鑞付けする必要はなく、単に嵌め合い関
係にしてシール42を施せばよい。
また、この実施例にあっては、導管18及び19の脚部43,4
4との接続部位である折曲部18b,19bにも、同じように二
分割されるホルダー45,46を配設している。尚、図面で
は各ホルダー45,46の片方のみを示している。これらの
ホルダー45,46は、それぞれ分割片を合せた状態で、そ
の基部47が底板2から外部へ突出するようになってい
る。基部47の外周側は先端側に雄螺子48が刻設されてお
り、それに続く根元側には多角形部49が形成されてい
る。この多角形部49は、底板2に設けられた多角形孔50
と係合し、それぞれのホルダー45,46の廻り止めを行う
ようにしている。すなわち、ホルダー45,46に抱きかか
えられて挟持された導管18,19の廻り止めを行うように
している。また基部47の雄螺子48には、各脚部43,44の
雌螺子51が螺着されて取り付けられるようになってい
る。そして、導管18及び19の先端部を該脚部43,44の流
入路52へ嵌合装着し、流入路52と導管18及び19との間に
シール部材53を配設することにより、導管18及び19と各
脚部43,44との鑞付けを省略するようにしている。
要するに、このようなホルダー45,46を用いた導管18,19
と、脚部43,44との取付構造とすることにより、導管18
及び19の鑞付けの省略と、脚部43,44の姿勢の維持と、
導管18及び19の廻り止めとを行うことが可能である。導
管18及び19の廻り止めは、湯水混合水栓31を洗面カウン
ター等の相手方部材23へ取り付ける場合の対策である。
すなわち、脚部43,44へナット54を螺着するときに、廻
り止め対策が施されていないと、導管18及び19が軟質で
あることから捩れるようになるので、これを防止するた
めのものである。
第3図は、本考案の第2の実施例に係る水栓本体55を示
す部分縦断面側面図である。この実施例では、水栓本体
55の上部側から二つ目のフランジ部へ至るまでをJIS H
5111で規定されたBC6(青銅)の材料で形成し、二つ目
のフランジ部から下方の混合室形成部55b及び取付基部5
5aの残り全部を樹脂材料で一体成形している。同図にお
いて、56は水栓本体55の各部材55a乃至55cを一体的に連
結するための螺子部材である。
第4図は、本考案の第3の実施例に係る水栓本体57を示
す斜視図である。この実施例は、水栓本体57の上部側か
ら二つの目のフランジ部を含む部分までの耐圧部57cをJ
IS H 5111で規定されたBC6の青銅で成形し、残りの混合
室形成部57bと取付基部57aとを樹脂材料で一体成形して
いる。そして、前記耐圧部57cの一部に凹部58を設け、
該凹部58へ混合室形成部57bを延長して樹脂材料で成形
した凸部59を嵌合させるようにしている。このように金
属材料で成形された耐圧部57cと、樹脂材料で成形され
た混合室形成部57bとの間において、凹部58と凸部59と
の嵌合方式を採用した理由は、第1図に示す割りリング
60を装着するだけで、前記耐圧部57cと混合室形成部57b
及び取付基部57aの連結が可能であり、水栓本体57の取
付作業を簡略化できるからである。
ところで、本考案は上述した実施例に限定されるもので
はなく、水栓本体の形状,大きさ,取付方法等は適宜の
変更が可能である。重要なことは、耐圧部を金属材料で
成形し、その他の部分を樹脂材料で一体成形するという
ことである。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案にあっては、水栓本体の耐圧
部をJISで規定されたBC6の金属材料で成形し、その他の
部分を樹脂材料で一体成形するようにしたから、従来の
場合に比較して高価な金属材料の部分を大幅に低減する
ことができ、コスト的に有利である。また樹脂材料の部
分は、型成形で成形することができ、複雑且つ高精度の
機械加工を省略できるので、大幅な製造作業の簡略化を
図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例に係るものであ
り、第1図は湯水混合水栓の部分断面正面図、第2図は
水栓本体の分解側面図、第3図は本考案の第2の実施例
に係る水栓本体の部分断面側面図、第4図は本考案の第
3の実施例に係る水栓本体の分解斜視図、第5図乃至第
7図は従来技術に係るもので、第5図は湯水混合水栓の
部分断面正面図、第6図は同部分断面側面図、第7図は
水栓本体の斜視図である。 31……湯水混合水栓、32,55,57……水栓本体 32a,55a,57a……取付基部 32b,55b,57b……混合室形成部 32c,55c,57c……耐圧部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯,水の流入口側へ接続される取付基部
    と、湯,水の混合室が形成される混合室形成部と、湯,
    水の流量を制御する弁機構が取り付けられる耐圧部とよ
    り成る湯水混合水栓の水栓本体において、前記基部と混
    合室形成部とを樹脂材料で一体成形し、耐圧部を金属材
    料で成形し、樹脂材料成形体と金属材料成形体とを分離
    したことを特徴とする金属部と樹脂部とからなる水栓本
    体。
JP4482090U 1990-04-25 1990-04-25 金属部と樹脂部とからなる水栓本体 Expired - Lifetime JPH0750432Y2 (ja)

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JPH044956U JPH044956U (ja) 1992-01-17
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