JPH07503868A - 吸収性材料を含む少なくとも二つの平坦な可撓性体から構成される使い捨て吸収性物品，及びｓ字形の縁を有する物品パッケージ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ゛　むノ１ｔ（とも二つの・ム坦な口　からされる　い　て　０、びＳ′″′″ 多の　を　する−二二之二工 本発明は衛生ナプキン、パンツ保護具、おむつ又は失禁ガードの如き使い捨て吸 収性物品に関する。

かかる物品は通常平坦であり、即ち、この物品は二次元形状を有し、可撓性材料 から製造される。かかる物品の平坦な形状は製造技術面からは都合の良いもので あるが、平坦な物品は着用者の人体の形状と容易に一致するようにはならない。

多くの場合、物品が不十分にフィツトしていることにより漏洩が生じ、引続いて 着用者の肌着に染みを付けるので１着用者の人体の形状により良（適合する上記 種類の物品を提供するために様々な試みがなされている。例えば、平坦な物品は 製品に前もって引き伸ばされた弾性体が設けられ、この弾性体が二次元物品を収 縮時に三次元形状にする。この解決策による一つの利点は１弾性を与えることに より製造が更に複雑で高価になるが、物品が平坦な状態で包装できるという点で ある。

衛生ナプキン又は同様の物品に関して三次元形状を提供するための他の解決策は 、所望の形状を衛生ナプキンに製造過程で付与することである。この解決策の例 はＥＰ−Ａ２−０３０２５２３に記載されている。この解決策の一つの欠点は最 初から三次元である物品は製造するのに比較的高価であり、従って、かかる物品 の購入費用が比較的高いことである。

本発明の目的は使い捨て吸収性物品を提供することであり、この物品は平坦なパ ッケージ状態を有し、且つ使用時に三次元状態を有し、その使用状態に於て着用 者の体の形状に効果的に一致する。

この目的は本発明に従って上述の種類の使い捨て吸収性物品により達成され、ま たこの物品は以下のことを特徴とする、即ち、物品が吸収性材料を含む少なくと も二つの本質的に平坦な可撓性体から成り、これらの体がパッケージ状態で互い に対接して位置し、物品の着用時に着用者へ面する第１平坦側面を有することを 特徴とし；二つの隣接する物品の体が第１共通縁に沿って相互に結合され、この 第１共通縁は体をそのパッケージ状態からその周りに広げることができる折り畳 み線を形成し、且つこれらの体が物品のパッケージ状態で第１共通縁から体の第 ２対向縁へ見て凸状である弧状区分を含むことを特徴とする。この種の物品は従 来の平坦な物品と同じ態様で一般的に製造され、且つ物品の体の内面が互いに相 互に対接した状態で平坦に包装されることもできる。物品の吸収性体がそれらの パッケージ状態から体の対接面を相互に分離するように折り畳まれるとき、弧状 縁区分の区域内で着用者から離れる方向に凹面状になる部分を宵する三次元物品 が形成される。この凹面部分は簡単な手の移動によって全部又は一部外方向に凸 面形状に容易に形造ることができ、同時にこの手動湾曲部域内の物品は倒立■形 態の横断面形状を得る。このようにして作られた部分を有する衛生ナプキンはで ん部が触れる区域内で着用者の体にきぢんと合う。

本発明は好適実施例に関してまた添付図に関してもより詳細に述べられる。この 添付図に於て第１図は本発明の吸収性物品の側面図である； 第２図は上方から斜め下に見た斜面図で、第１図の物品を広げたときの状態を示 す； 第３図は第２図と同様の図であり、使用態勢にある物品を示す； 第４図は第２図と同様の図であり、物品の他の考えられる成形された形態を図示 する；及び、 第５図は第１図で示された物品の包装積層体を斜面図で示す。

第１図ないし第４図は本発明の好適実施例により形造られた衛生ナプキンを模式 的に図示する１図示されたナプキンは二つの、細長い、鏡対称の吸収体１．２か ら成り、第１図では吸収体ｌのみが見られる。

吸収体１．２はＳ字形縁３に沿って相互に結合され、この縁はナプキンの縦方向 に延びている。

吸収体１．２は従来の態様で好ましくは構成され、即ち、吸収性パッドが使用時 に着用者の肌の最も近くに位置する内部透液性ケーシングシートと外部不透液性 ケーシングシートとの間に包被される。但し、このパッドは均質な結合材料から も作ることができる。おむつ、衛生ナプキン又は失禁ガードのための平坦な吸収 性パッドを提供するのに通常使用される薄い弾性ケーシング材料に対比して、吸 収体１．２に含まれる外部ケーシングシートは弾性であることを必要としない遥 かに硬く、安価な材料からなることができる。しかしながら、この材料の硬さは 、材料が材料ロールに巻き付けられたり、材料ロールから解巻されたりすること を好ましくは妨げず、本発明により使用されている外部シート材料のウェブを、 平坦な使い捨て吸収性物品の製造に於て従来の態様で使用するのを可能にする。

疎水性不織材料又はプラスチックフィルム、例えばポリエチレンフィルム、は適 当な外部ケーシング材料である。

内部ケーシングシートは、不織材料又は同様の材料、例えば熱接着スパン接着材 料又はカード上がりの不織布、がら成ってもよい。

ケーシングシートの間に包被された吸収性パッドは繊維素ファイバ一体から成る ことができ、この繊維素ファイバ一体は所謂超吸収剤及び／又は熱ファイバーの 付加物を含んでも含まなくてもよい。しかしながら、吸収体１．２は薄（するほ うがよいので、超吸収性粒子と繊維素ファイバーとを混合することが好ましく、 吸収できる液体量を増加し、即ち、吸収性パッドに吸収される最大液体量を増加 する。かかる場合、絶縁層が内部ケーシングシートとファイバ一体との間に配置 するのが便利であり、一つには再湿潤の危険性を減らし、一つには着用者の体に 近接して在るナプキン部分の柔軟性を増す。

当然、吸収性パッドは本発明の範囲から逸脱することなく、他の方法で構成でき る。例えば、吸収性パッドの吸収性材料は適切な拡散層内又は拡散層間に配置さ れた超吸収剤だけから成ることができる。

第２図は第１図のナプキンが広げられている状態を示す第２図から見られるよう に、ナプキンが広げられたとき、Ｓ字形縁３の外方向に（図で下方向に）凸状の 部分の区域４内でナプキンにカップ状部分が形成される。物品がＳ字形縁の外方 向に凹状の部分の区域５内に■字形横断面を有しているのも見られるであろう。

第３図は使用態勢、即ち、着用者の体に置かれる前の状態のナプキンを示す、使 用状態のナプキンの形状は、専らナプキンを折り畳むことにより達成された形状 とは異なり、第１図及び第２図で見て、縁３の凹状部分の下方向に延びた端部分 は、第３図の形状では上方向に曲がり、またナプキンは横断面に於てナプキンの この区域内で逆Ｖ字形を有する。更に、区域５のすぐ続く部分内で、吸収体１． ２は殆ど全体的に広げられ、即ち、物品がこの区域内で本質的に平坦である。

上述の区域５の端部分で縁３を上方に曲げるには、単に手の移動により、即ち、 第２図の点Ｂに親指を位置させ、次いで人さし指で縁３の端６を７点線矢印で表 されるように上方に押すことにより達成できる。次いで区域５の端部分は第３図 で示される形状に自動的になり、これはこの形状がナプキンの幾何学的形状によ り可能な安定した形状の一つを構成するからである。第４図はナプキンの他の安 定した形状を示し、本来外方向に凹状であった縁３のこの部分全体が上方向に湾 曲している。区域５の端部分が第２図で示される形状を有するが、区域５の専ら 前方部分が上方向に湾曲する時、ナプキンに安定した形状を与えることも可能で ある。第３図に於て区域５の上方向に湾曲した端部分はＳ字形縁の外方向に凹状 の部分の曲率な変化させることにより適切な寸法が与えられることが判る。直線 部分を任意に含む相互に異なる湾曲区分の縁３の外方向に凹状の部分を構成する ことにより、多数の異なる安定した形状を与えることができる物品を提供できる ことも判る。それ故に以下の請求項で使用される“弧状”という言葉は制限され た解釈を与えるものではなく、縁３の外方向に凹状の部分の複合曲線形態を含む ものであると考えられる。

これに関連して、ナプキンの区域４内で縁３の外方向に凸状の形状は本発明の必 要な特徴ではないと云うこと及び、この縁区域は例えば直線形状の如き他の形状 を多分有することができると云うことを述べておく。しかしながら、図示の形状 は好ましく、これはナプキンの前方部分の得られたカップ形状が特に良好に体へ 適合するためである。

点Ｂがナプキンの区域５の上方向に湾曲した部分の前方に位置するのが第３図か ら見られるが、これは適切なことである。しかしながら、一般に見られるように 、このことは第３図で示されるナプキン形状を自動的に得るための必要条件では なく、縁３の端６が上方向に湾曲している。しかしながら、ナプキンの外部ケー シングシートの剛直性が物品が形状的に安定している限界に近づくとき、点Ｂは 所望の形状を得るために第３図の区域５の上方向に湾曲した部分の前方向に位置 しなければならない。更に、人さし指をナプキンの下側に点Ｂと反対方向に且つ 親指と反対方向に置き、次いで人さし指を後ろ及び上方向に移動させることが必 要である。同様の手の動きは第４図で示された形状を得ることに必要でもある。

本発明の既述実施例に於て、体の必要硬さは外部ケーシングシートにより得られ 、この外部ケーシングシートは吸収性パッド及び内部ケーシングシートを支持し 且つ複合体に形状安定性を与える。しかしながら、重要なのは、物品に含まれる 複合体の全体的な硬さ及び可撓性であることは理解されるであろう、それ故に、 例えば、本質的な剛直性が欠ける従来の種類の外部ケーシングシートを利用し、 ケーシング層間のサンドイッチ状の吸収性パッドに必要な剛性及び可撓性を与え ることが本発明の範囲内で可能であり、これを行うには、適当な挿入体又は同類 物を使用することによるか又は、これらの性質が固有であるような吸収性パッド を提供することによってさλも可能である。上記に於て、本発明は衛生ナプキン に関して述べられており、逆■字形態のナプキンの上方向に湾曲した端部分によ り物品が着用者のでん部の間の区域に合うように適合することが可能になる。し かしながら、本発明の原理が他の使い捨て吸収性物品に適用できることも理解さ れるであろう。例えば、第４図に示された形状は使い捨ておむつの股及び後部部 分に適している０本発明が衛生ナプキンよりも更に着用者の背中を上方に延びる おむつに適用されるとき、おむつの後部分は外方向に凹状の部分で終らない。第 ３図で示さｊたＶ字形がおむつの場合に得られることを確実にするために、おむ つには、おむつの凹状部分が第１図ないし第３図に関して述べられたものと同様 の態様で上方向に曲げられるどき、同時にピラミッド形を形成する二つの対向す る■字形区分を形成するように意図される部域で二つの順次外方向に凹状の区域 を設けるべきである。

しかして本発明は使い捨て吸収性物品を提供し、これは平坦な状態で製造及び包 装でき且つ三次元状態で使用できる一方、物品が着用者の体に合うように適合す ることを確実にする。全体的に考えると１本発明の物品のこれらの特性は、物品 が手ごろな費用で製造され、それにより手ごろな価格で小売されることを可能に する。

第５図で示される態様で並列に物品を配置すること、即ち、一つの物品の凸状区 分を他の物品の凹状区分に配置することによって、Ｓ字形状を形成する二つの弧 状区分が８字の両端を通る線に関して鏡対称であるとき、共通Ｓ字形縁を有する 二つの鏡対称部分からなり、第１図で示される形状を有する物品は、特に空間節 約態様で包装できる。第５図で示される物品の積層体は袋又は同様の包装媒体に 配置される。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．衛生ナプキン、パンツ保護具、おむつ又は失禁ガードの如き使い捨て吸収性 物品に於て、この物品は少なくとも二つの一般的に平坦な可撓性体（１，２）か らなり、これらの体は吸収性材料を含み包装状態で第１平坦側面で互しに対接し て位置することができ、この第１平坦側面は物品が使用されるとき着用者に面す るよう意図されたことを特徴とし．二つの隣接する物品の体（１，２）が第１共 通縁（３）に沿って相互に結合され、この第１共通縁（３）は体をそのパッケー ジ状態からその周りに完全に折り置むことができる折り置み線を形成し、且つ物 品のパッケージ状態で第１共通縁（３）から体（１，２）の第２対向縁方向に見 て凸状である凸状区分（５）を含むことを特徴とする使い捨て吸収性物品。
2. ２．物品の縦方向に鏡対称である一対の体（１，２）からなるこヒを特徴とする 第１項記載の物品。
3. ３．体（１，２）の相互に接合した縁（３）がＳ字形状であることを特徴とする 第１項又は第２項記載の物品。
4. ４．体（１，２）が外部不透液性ケーシング材料、物品が着用されるとき着用者 の体の最も近くに位置するよう意図された内部透液性ケーシング材料、及びケー シングシートの間に包被された吸収性パッドからなることを特徴とする第１項な いし第３項のいずれにも記載の物品。
5. ５．物品が共通のＳ字形縁（３）を有する二つの鏡対称体（１，２）からなるこ とを特徴とし、Ｓ字形状を成形する二つの弧状区分がこれらの区分の端を貫く線 に関して鏡対称であることを特徴とする前記各項のいずれにも記載の物品。
6. ６．二つの弧状区分、即ち凸状区分及び凹状区分、からなるＳ字形縁（３）を有 し、これらの区分がこれらの端を貫く線に対して鏡対称である物品パッケージに 於て、一つの物品の凸状区分が、隣接する物品の凹状区分と対接して配置される ように、一対の物品がＳ字形縁が相互対接した状態で互いに隣接して配置される ことを特徴とする物品パッケージ。