JPH07503699A - Zsm‐48型ゼオライトの合成方法 - Google Patents

Zsm‐48型ゼオライトの合成方法

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JPH07503699A JP6513858A JP51385894A JPH07503699A JP H07503699 A JPH07503699 A JP H07503699A JP 6513858 A JP6513858 A JP 6513858A JP 51385894 A JP51385894 A JP 51385894A JP H07503699 A JPH07503699 A JP H07503699A
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ジョルダーノ、ジローラモ
ファジュラ、フランソワ
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ソシエテ・ナシオナル・エルフ・アキテーヌ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ZSM−48型ゼオライトの合成方法並びに当該ゼオライトの選択的 親有機性吸着剤及び触媒としての用途に関する。
ゼオライトZSM−48の推定構造は1985年に5chlenkerとその共 同研究者らによって提案された(Ziolites、5,355.1985)。
それは、10個の四面体を含む複数の環で仕切られた0、53X0.56nmの 孔路を一次元的に有し、斜方晶系又は擬餌方晶系の対称性(a=1.424.b =2.014. c=o、840 nm)をもつゼオライトであるというもので ある。
ZSM−48型の(・ボロジーと一致する構造のゼオライトとしてこれまで知ら れているのはEU−2、EU−11及びZBM−30である(P、Jacobs 及びJ、Martensの”5ynthesis of High Silic aAluminosilicate Zeolites”、5tud、5urf 。
Sci、Catal、、33,275.1987)。これらは炭化水素や有機化 合物の接触変換並びに吸着に有効な固体である。
ZSM−48型ゼオライトの合成は多数の特許及び科学文献に記載されており、 その代表的なものを表1にまとめた。ZSM〜48型のゼオライトは反応性に富 むアルカリ性アルミノケイ酸塩又はケイ酸塩ゲルの水熱結晶化によって製造され ている。これらの合成はアルキルアミン類やジアミン類や第三・第四及びビス第 四アルキルアンモニウム類やピロリジンのような1種又は多数の窒素系有機試薬 の存在下で行われている。ある文献(Stud、5urf、Sci、Catal 、。
49A、291.1989)でHuo Qishengと共同研究者らは、臭化 テトラメチルアンモニウム(TMABr)存在下及び/又はエチレングリコール とn−ブタノールの混合物を溶媒とする非水媒液中でのシリカソーダライト覆結 晶の存在下での、ZSM−48の合成について記載している。合成後も有機試薬 はゼオライトの細孔内に捕捉されており、ゼオライトのミクロ孔内の空間を空に するために必要な有機試薬の除去を一般に500℃よりも高い温度で酸化焼成す ることによって行う。この焼成段階には幾つかの欠点がある。すなわち、焼成は 、そのエネルギーコストの他にも、結晶構造の劣化をもたらす可能性があり、し かも窒素酸化物の放出を伴うので環境対策上の処理を要する。さらに、上記有機 試薬は一般に製造上置も費用の高い成分であるので、合成コストが増大する。H u。
Qishengらの上記文献に記載された種結晶の使用は非常に大量の存機溶媒 (SiO2/エチレングリコール/ブタノール=1/10/6)を必要とし、し かもかつ】80℃で50日という合成期間を要するので、経済的な合成法とはい えない。
今回、窒素系有機試薬を使用せずに、しかも予め調製した結晶の添加も必要とし ない水性媒液中でのZSM−48型ゼオライトの合成方法を見出だした。
このゼオライトの前駆体は、焼成しな(でも、簡単で温和な加熱処理でゼオライ トに変換することができる。この処理は結晶構造の劣化をもたらさない。得られ るゼオライトは卓越した熱及び化学的安定性を有する。
本発明によるZSM−48型ゼオライトの合成方法は、四価ケイ素源と水酸化物 イオンと水と一般式HO((CH2)、−0)、H(式中、n=2.3又は4で あり、m=4.2又は3である)のグリコール(G)とからなる反応混合液を調 製することを特徴とする。この混合液を、当該溶液の蒸気圧に等しいかそれ以上 の圧力下で80℃よりも高い温度に、セオライI・前駆体が反応混合液から結晶 化するのに十分な時間維持する。ゼオライト前駆体は、次いで、細孔内に残った グリコールと水を除去することにより、ゼオライトへと変換される。
ある特定の理論的解釈に束縛されることを望むわけではないが、結晶化ゲル中で のソリ力の溶解度を変化させるのに適した量のグリコールの使用が、このタイプ の構造に特に適した過飽和度を与えることで合成を可能にするものと考えられる 。
反応i=aは任意成分として三価アルミニウム源を含んでいCもよい。
水酸化物イオンは式M(OH)、、の化合物から得られる(ただし1、Mは原イ 価11のカチオンであり、nは1又は2に等しい)。Mは一般に元素周期表の第 1A族のアルカリ金属、又はアルカリ土類金属、又は第四アンモニウムのような 有機化合物である。
ZSM−48型ゼオライトの結晶化を可能にする反応混合液中の反応体のモル比 を表2に示す。
広い範囲 好ましい範囲 特に好ましい範囲A I (Iff)/S i O, O〜l)、05 0〜0.01 0へ−0,005(M/n)/5i02 0− 20 0.01−4 0.02〜IG/Si0. 0.05〜200 1〜10 0 2〜200H’/’S io、 0.005〜2 0.01〜1 0.02 〜0.5H,O/S io2 3−200 5−100 5〜30上記反応混合 液の調製に使用することのできる四価ケイ素源としては、ヒドロゲルもしくはエ ーロゲルもしくはコロイダル懸濁液の形の微細固体シリカ、又(よアルカリ金属 ケイ酸塩のような水溶性ケイ酸塩、又は式S i (OR)4 (式中、Rはメ チルやエチルのようなC1〜C4アルキルを表す)のテトラアルキルオルトケイ ケイ素源は、水溶性ケイ酸塩の場合には真の水溶液の形で用いられ、その他、微 細ケイ酸塩粒子の場合にはコロイド状の水溶液であってもよ0。
ケイ素源に微量のアルミニウムが存在していても結晶化を妨害しな%s0さら( こ、アルミニウムは、アルミニラl、の硫酸塩・硝酸塩・塩化物・)・フ化物・ 酢酸塩・酸化物及び水酸化物のようなアルミニウム塩の形、又はアルミン酸塩( 特にアルカリ金属アルミン酸塩)の形、又は式At(OR)、(式中、Rはメチ ノシ、エチル、プロピル又はブチルのようなCI−C4アルキル基を表す)のア ルミニウムトリアルコキシドのようなアルミニウムエステルの形で、合成時に意 図的に配合してもよい。
反応混合液の構成成分の混合は如何なる順序で行ってもよい。
好適には、最初に、水に強塩基を溶解してアルカリ溶液を調製する。強塩基(よ 一般に水酸化カリウム又は水酸化ナトリウムのペレットである・このアルカリ性 溶液に、グリコール、次にケイ素源を加える。これら2つの操作は一般に室温で 行う。
全混合液をオートクレーブに移す。この混合液を自己発生的圧力下でゼオライト の結晶化が完了するまで加熱する。反応時間は一般に10〜150時間である。
温度は80℃から200℃までの間である。
反応混合液に種結晶を添加すると合成期間を短縮することができる。種結晶はZ SM−48型ゼオライトを粉砕して得られる。種結晶の不存在下において、反応 混合液の全体又は一部を結晶化温度よりも低い温度で熟成させることも同様に有 益である。
結晶の粒度及び形態など最終固体の性質の幾つかは、これらの変更によって影響 されるが、結晶構造及び吸着特性は変化を受けない。
得られる結晶は、ゼオライトの細孔及び空洞の内部に水和水とカチオンとグリコ ールとが取り残されたゼオライト前駆体である。これらの結晶は反応混合液から 濾過によって分離され、蒸留水又は脱イオン水により中性pHの洗浄液が得られ るまで洗浄される。
洗浄された結晶を次に室温から90℃までの範囲内の温度、好ましくは70℃付 近で乾燥する。
上記ゼオライト前駆体の、酸化物のモル数で表した化学量論組成は下記の通りで ある。
8M2,、O’ bA1203” S 102” CH20” dG式中、Mは 原子価nのカチオンであって、一般に、元素周期表の第1A族のアルカリ金属又 はアルカリ土類金属又は第四アンモニウムである。Gはグリコール分子である。
ただし、 aは0〜0.1であり、 bは0〜0.1であり、 CはO〜1であり、 dは0〜1である。
ゼオライトZSM−48の前駆体のX線回折図は表3に示す通りである。
このX線回折図は、銅のKa線及び検出器/増幅器を用いた従来法で得られたも のである。シグナル強度は、2θ(θはブラッグ角)で表されるシグナル位置の 関数として記録した。これらのデータから、結晶構造に特有の相対強度とナノメ ートルで表される格子間隔d (nm)とが導かれる。その値は、結晶の大きさ とその水和状態の関数として僅かに変動するが、一般則として、X線回折パター ンはその構造特有の性質である。
ZSM−48型ゼオライトの前駆体のX線回折図d(nm) I/I、、え 1、171 0.3 1.014 0.15 0、715 0.05 0、606 0.07 0、582 0.13 0、520 0.10 0.463 0.05 0、418 0.8 0、387 1.0 0、361 0.15 0、337 0.05 0、307 0.06 0.283 0.14 0、271 0.02 0.262 0.03 0.247 0.03 0、242 0.03 0、238 0.03 0、234 0.03 0.209 0.02 0、206 0.05 ゼオライトは、前駆体の細孔及び空洞を空にすることによって得られる。
従来技術の方法で合成されたZSM−48型のゼオライトの場合、その細孔及び 空洞には窒素系有機塩基が含まれている。その細孔は構造剤分子の熱分解による 焼成によってのみ空にすることができる。
本発明の方法で製造されたゼオライトZSM−48の細孔は温和な温度処理によ って空にすることができ、かかる温和な温度処理は水及びグリコール分子を離脱 させるに十分である。空気中での簡単な乾燥で足りる。
エチレングリコールを使用すると、200℃未満の温度の乾燥で除去することが できるので、特に好適である。
熱論、エチレングリコールの代りにジエチレングリコールやトリエチレングリコ ールのような揮発性の低い有機試薬を用いると、ゼオライトの細孔を空にするの にもっと高い温度にする必要がある。
上述の二段階乾燥法を一段階乾燥法で都合よく置き換えることもでき、一段階乾 燥法では洗浄結晶から最終ゼオライトが直接得られる。
このようにして得られるゼオライトは、低角度ピークの強度に若干の変化が見ら れることを除いては、前駆体のX線回折パターンと実質的に同一のX線回折ノ( ターンを有する。
ゼオライトの結晶化度及び吸着容量は水熱処理及び熱処理を長時間行った後でも 或いは酸性又は塩基性溶液で処理した後でも保持される。使用前にゼオライトを 、存在する可能性のある痕跡量のカチオン(通常はアルカリ金属カチオン)の除 去を目的とした処理に付してもよい。
本発明にしたがって得られるゼオライトは親有機性吸着剤として適しており、そ れを用いて水から有機分子を分離することができる。
本発明にしたがって得られるゼオライトは、そのプロトン化形で、或いはカチオ ン交換した後に、炭化水素化合物の接触変換反応用の触媒又は触媒成分として使 用することができる。
以下の実施例で本発明を例示するが、それらは本発明を限定するものではない。
実施例1 この実施例では、本発明にしたがってZSM−48型ゼオライトを製造するため の一般的方法並びにその吸着剤としての使用を例示する。
31m1の脱イオン水の入った500m1ステンレス鋼製オートクレーブに2、 38 gの水酸化カリウム(KOH,Carlo Erba RLE社製)を溶 解し、154gのエチレングリコール(Labosi社製1分析社製1冫析用試 薬。次いで、激しく撹拌しながら、42重量%のシリカを含有するシリカゾル( Ludox AS−40,Dupont de Nemours社製)50gを 加えた。このシリカ源に痕跡量(0,014を量%)のアルミニウムが存在して いたことを考慮に入れると、上記結晶化用ゲルの化学量論比は以下の通りである 。
0.06に、0・0.00038Al□0.・5in2・9.4H,0・7 C 2H60□撹拌を1時間30分続けた後、オートクレーブを密閉して、撹拌速度 を30Orpm(分当りの回転数)に維持して温度を150℃に上げた。48時 間後に、ゼオライト結晶を濾過により回収し、水洗し、空気中70℃の乾燥機中 で12時間乾燥した。
固体は、表3に示すX線回折パターンと一致したX線回折パターンを有していた 。
この合成で回収された、70℃で乾燥した固体の重量は19.8gであり、この 回収量は、没入シリカ量に対し、91%の収率に相当する。
77にでの窒素吸着法による容積分析から、350℃で固体を脱ガスした後の比 表面積は130m2/gと算出された。
このゼオライトは0,1重量%の水(5torr、25℃)及び4.7重量%の メタノール(15torr、25℃)を吸着した。
850℃の空気気流下で10時間焼成した後のゼオライトは、その結晶化度(X 線回折法で評価)を保持しており、窒素に対する比表面積は120m2/gであ った。
これらのデータは、運動直径の小さい有機分子に対する本発明のゼオライトの選 択性並びに本発明のゼオライトの卓越した熱安定性を示している。
実施例2 この実施例では、アルカリ性度のより高い媒液から結晶化の際に撹拌を行わずに 、本発明にしたがってゼオライトを合成する方法を例示する。
16m1の脱イオン水の入った120m1ステンレス鋼製オートクレーブに1. 6gの水酸化カリウム(KOH,Carlo Erba RLE社製)を溶解し 、77gのエチレングリコール(Labosi社製1分析社製1冫析用試薬。
次いで、激しく撹拌しながら、42重量%のシリカを含有するシリカゾル(Lu dox AS−40、Dupont de Nemours社製)25gを加え た。このシリカ源に痕跡量(0,014重量%)のアルミニウムが存在していた ことを考慮に入れると、得られた結晶化用ゲルの組成は以下の通りである。
0.08に20・0.00038AhO,・5in2・9.4H20・7 C, H4(OH)2撹拌を1時間30分続けた後、オートクレーブを密閉し、予め1 70℃に設定しておいた加熱炉に移した。7日後に、ゼオライト結晶を濾過によ り回収し、水洗し、空気中70℃の乾燥機中で12時間乾燥した。
固体は、表3に示すX線回折パターンと一致したX線回折パターンを存していた 。この合成で回収された、70℃で乾燥した固体の重量は7.6gであり、この 量は、没入シリカ量に対し、72%の収率に相当する。
実施例3 この実施例では、本発明によるゼオライトの合成例を例示するが、この合成例で は、出発ゲル中のエチレングリコール含量及び結晶化温度を下げた。
50m1の脱イオン水の入った500m1ステンレス鋼製オートクレーブに3、 76 gの水酸化カリウム(KOH,Carlo Erba RLE社製)を溶 解り、105gのエチレングリコール(Labosi社製1分析社製1冫析用試 薬。次に、激しく撹拌しながら、42重量%のシリカを含有するシリカゾル(L udox AS−40,Dupont de Nemours社製)80gを加 えた。このシリカ源に痕跡量(0,014重量%)のアルミニウムが存在してい たことを考慮に入れると、上記結晶化用ゲルの化学量論比は以下の通りである。
0、06 K2O・0.00038AI20s・SiO□・9.4 H,o・3 CzH60x撹拌を1時間30分続けた後、オートクレーブを密閉して、撹拌速 度を30Orpmに維持して温度を140℃に上げた。4日後に、ゼオライト結 晶を濾過により回収し、水洗し、空気中70℃の乾燥機中で12時間乾燥した。
固体は、表3に示すX線回折パターンに一致したX線回折パターンを有していた 。
この合成で回収された、70℃で乾燥した固体の重量は27.4gであり、この 量は、投入シリカ量に対し、89%の収率に相当する。
ライトを合成する方法を例示する。
41m1の脱イオン水の入った200m1ステンレス鋼製オートクレーブに2. 76gの水酸化カリウム(KOH,Carlo Erba RLE社製)及び0 、12 gの水酸化アルミニウム(A I (OHh、 M e r k社製) を溶解し、66gのエチレングリコール(Labosi社製2分析社製2冫析用 試薬。次に、激しく撹拌しながら、9.2gのシリカ(Si02.Aerosi l 5erva社製)を加えた。得られた結晶化用ゲルの組成は以下の通りであ る。
0、L6に20’0.005A1201”SfO□・15H20・7C2H4( OH)2撹拌を2時間続けた後、オートクレーブを密閉し、予め170℃に設定 した加熱炉に移した。6日後に、ゼオライト結晶を濾過により回収し、水洗し、 空気中70℃の乾燥機中で12時間乾燥した。
固体は、表3に示すX線回折パターンに一致したX線回折パターンを有していた 。この合成で回収された、70℃で乾燥した固体の重量は8.0gであり、この 量は、投入シリカ量に対し、87%の収率に相当する。
実施例5 この実施例では、エチレングリコールの代りにジエチレングリコールを用いた媒 液から、結晶化の際に撹拌を行わずに、本発明にしたがってゼオライトを合成す る方法を例示する。
11m1の脱イオン水を入れた1 20m lステンレス鋼製オートクレーブに 0.37gの水酸化ナトリウム(NaOH,Prolabo Normapur 社製)を溶解し、93gのジエチレングリコール(Aldrich社製)を加え た。
次に、激しく撹拌しつつ、シリカ含有量42重量%のシリカゾル(LudoxA S−40,Dupont de Nemours社製)17.6gを加えた。こ のシリカ源に痕跡量(0,014重量%)のアルミニウムが存在していたことを 考慮に入れると、得られた結晶化用ゲルの組成は以下の通りである。
0、 O4Nm20 @ o、 00038A 1201” S i 02’  9.4Hz0 ・7C4HI003撹拌を1時間30分続けた後、オートクレー ブを密閉し、予め170℃に設定しておいた加熱炉に移した。5日後に、ゼオラ イト結晶を濾過により回収し、水洗し、空気中70℃の乾燥機中で12時間乾燥 した。
固体は、表3に示すX線回折パターンと一致したX線回折パターンを有していた 。この合成で回収された、70℃で乾燥した固体の重量は6.0gであり、この 量は、投入シリカ量に対し、81%の収率に相当する。
実施例に の実施例では、エチレングリコールの代りにトリエチレングリコールを用いた媒 液から、本発明にしたがってゼオライトを合成する方法を例示する。
6.2mlの水の入ったステンレス鋼製オートクレーブに0.20 gの水酸化 ナトリウム(NaOH,Prolabo Normapur社製)を溶解し、7 4gのトリエチレングリコール(Aldrich社製)を加えた。次に、激しく 撹拌しながら、42重量%のシリカを含有するシリカゾル(Ludo:c AS −40、Dupont de Nemours社製)10gを加えた。このシリ カ源に痕跡量(0,014重量%)のアルミニウムが存在していたことを考慮に 入れると、得られた結晶化用ゲルの組成は以下の通りである。
0.04Na20’0.00038A1203・510i”9.4H20’7C 6H+404撹拌を1時間30分続けた後、オートクレーブを密閉し、170℃ に設定した加熱炉に移した。5日後に、ゼオライト結晶を濾過により回収し、水 洗し、空気中70℃の乾燥機中で12時間乾燥した。
固体は、表3に示すX線回折パターンと一致したX線回折パターンを有していた 。この合成で回収された、70℃で乾燥した固体の重量は2.88gであり、こ の量は、投入シリカ量に対し、64%の収率に相当する。
実施例7 本発明のゼオライトの触媒活性を、MAT(Micro ActivityTe stの略)触媒試験用マイクロ装置中で、ECAT(Equi librium Catalystの略)の略語で知られているFCC工業触媒の新鮮添加剤とし て評価した。
実施例3で得られた添加剤を5重量%及び10重量%の割合で、ECAT触媒と 機械的に混合した。次に、以下の条件下で各触媒(ECAT、ECAT+5%Z SM−48添加剤、 及びECAT+10%ZSM−48添加剤)の重質炭化水 素原料の変換活性をめた。
触媒量=3g 触媒/原料の重量比=C10=6 注入時間=20秒 WH3V=30h−’ 温度=530℃ 使用した炭化水素原料は以下の特徴をもつものであった。
密度(15℃)=0.9226 S(重量%)=2.460 コンラドソン炭素(重量%)=0.29屈折率(20℃)=1.5099 模擬蒸留 (℃) 初留 272 10%容積 370 50%容積 442 70%容積 491 90%容積 517 触媒性能の対比 工業用分解触媒ECAT並びにZSM−48系添加剤を含む2種類の触媒で得ら れた結果を以下の表4にまとめる。
触媒 ECAT ECAT+5重量 ECAT410重%ZSM−48量%ZS M−48 転化率 74.64 76.45 77.52LPG 17.28 21.08  26.54総ガス 19.24 23.08 29.87ガソリン 59.4 3 47.73 41.82LCO17,1116,6316,00残油 8. 25 6.90 6.46 二≧ムー 4.91−m−」」旦−5,亜−−H,0,080,050,06 CI+C21,882,653,27 飽和c31.30 1.55 2.52不飽和C34,666,588,54 飽和C46,226,959,60 不飽和C45,106,015,89 これらの結果は、本発明で製造したZSM−48系の新鮮添加剤を含をする触媒 によって、従来のECAT分解触媒に比べてかなり高い転化率及び格段に向上し た収率を得ることができることを示している。特に、プロピレン及びC4の収率 が向上する。ガソリン、ガスオイル(L CO)及び重質留分(残油)の収率は 低0゜このような選択性の変化はガソリンのオクタン価の向上に有利であり、本 発明のZSM−48型添加剤の工業用接触分解触媒への添加の有効性を実証する ものである。
フロントページの続き (72)発明者 ジョルダーノ、ジローラモイタリー国、89123 レジーオ ・ディ・カラブリア、ピアル・アーメンドーラ 3/イー (72)発明者 ファジュラ、フランソワフランス国、エフ−34100モンペ リエ、リュ・ドウ・レグロング、82 (72)発明者 シュルツ、フィリップフランス国、エフ−69110サントウ ・フォア・し・リヨン、リュ・デュ・ブリュレ、5 (72)発明者 アングレロ、ディプイエフランス国、エフ−64140ロンス 、シュマン・サリエ、6ビス

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ZSM−48型ゼオライトの合成方法にして、四価ケイ素源と水酸化物イオ ンと水と一般式HO((CH2)nO)mH(式中、n=2、3又は4、m=1 、2又は3である)のグリコール(G)とからなる反応混合液を調製し、この混 合液を、ゼオライト前駆体が上記反応混合液から結晶化するのに十分な時間、当 該溶液の蒸気圧以上の圧力下において80℃よりも高い温度に維持し、グリコー ルと水を除去することを特徴とする方法。 2.請求項1記載の方法において、前記反応混合液が三価アルミニウム源を含ん でいることを特徴とする方法。 3.請求項1又は請求項2記載の方法において、前記水酸化物イオンが、式M( OH)n(式中、nは1又は2に等しい)の化合物から得られることを特徴とす る方法。 4.請求項3記載の方法において、Mがアルカリ金属又はアルカリ土類金属又は 第四アンモニウムのような有離化合物であることを特徴とする方法。 5.請求項4記載の方法において、Mがナトリウム又はカリウムであることを特 徴とする方法。 6.請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の方法において、前記反応混合液 が三価アルミニウム源を含んでいることを特徴とする方法。 7.請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の方法において、前記反応混合液 中の反応体のモル比が下記の通りであることを特徴とする方法。              広い範囲     好ましい範囲 特に好ましい範 囲Al(III)/SiO2 0〜0.05   0〜0.01 0〜0.00 5(M/n)/SiO2   0〜20     0.01〜4 0.02〜1 G/SiO2       0.05〜200 1〜100  2〜200H− /SiO2     0.005〜2  0.01〜1 0.02〜0.5H2 O/SiO2     3〜200    5〜100  5〜308.請求項 1乃至請求項7のいずれか1項記載の方法において、四価ケイ素源が、ヒドロゲ ルもしくはエーロゲルもしくはコロイド懸濁液の形の固体シリカ、又はケイ酸ナ トリウムなどのアルカリ金属ケイ酸塩のような水溶性ケイ酸塩、又は式Si(O R)4(式中、Rはメチル又はエチルのようなC1〜C4アルキルを表す)のテ トラアルキルオルトケイ酸塩のような加水分解性ケイ素エステルであることを特 徴とする方法。 9.請求項6記載の方法において、三価アルミニウム源が、硫酸アルミニウム、 硝酸アルミニウム、塩化アルミニウム、フッ化アルミニウム、酢酸アルミニウム 、酸化アルミニウム及び水酸化アルミニウムのようなアルミニウム塩、又はアル ミン酸塩、特にアルカリ金属アルミン酸塩、又は式Al(OR)3(式中、Rは C1〜C4アルキルを表す)のアルミニウムトリアルコキシドのようなアルミニ ウムエステルであることを特徴とする方法。 10.請求項1乃至請求項9のいずれか1項記載の方法において、前記反応混合 液を80〜200℃の間の温度に10〜150時間維持することを特徴とする方 法。 11.ZSM−48型ゼオライトの前駆体にして、酸化物のモル数で表されるそ の化学量論組成が下記の通りであること、aM2/nO・bAl2O3・SiO 2・cH2O・dG式中、Mは原子価nのカチオンであり、nは1又は2に等し く、Gはグリコール分子HO((CH2)nO)mH(式中、n=2、3又は4 であり、m=1、2又は3である)であり、 aは0〜0.1であり、 bは0〜0.1であり、 cは0〜1であり、 dは0〜1である 並びにそのX線回折図が下記の表に示す通りであることを特徴とするZSM−4 8型ゼオライトの前駆体。 d(nm) I/Imax 1.171 0.3 1.014 0.15 0.715 0.05 0.606 0.07 0.582 0.13 0.520 0.10 0.463 0.05 0.418 0.08 0.387 1.00 0.361 0.15 0.337 0.05 0.307 0.06 0.283 0.14 0.271 0.02 0.262 0.03 0.247 0.03 0.242 0.03 0.238 0.03 0.234 0.03 0.209 0.02 0.206 0.05 12.請求項1乃至請求項10のいずれか1項記載の方法によって得られるゼオ ライトの親有機性吸着剤としての用途。 13.請求項1乃至請求項10のいずれか1項記載の方法によって得られるゼオ ライトの、プロトン化形又はカチオン交換後における、炭化水素化合物の変換用 触媒としての用途。
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