JPH07503364A - ソーセージ製造用スタッファー充填管にケーシングを移し替えるための可撓性シース - Google Patents
ソーセージ製造用スタッファー充填管にケーシングを移し替えるための可撓性シースInfo
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ソーセージ製造用スタッファ−充填管にケーシングを移し替えるための可撓性シ
ース
「技術分野」
本発明は、ソーセージ製造のために肉屋で使用されるスタッファ−充填管の外周
にケーシングを移し替えるための可撓性シースに関するものである。
「背景技術」
肉屋で使われるケーシングは、通常は羊、豚又は牛などの天然ケーシングである
。これらは、単独、並置、或いは重ねる等、いずれの形態でも使用される。これ
らのケーシングは、通常は可撓性シース又は剛性管状部材上に予じめ装着された
形で配達され、その後、スタッファ−充填管の外周上に移し替えられる。
従来より、肉屋ではプラスチック製の種々のタイプの可撓性シースがケーシング
をスタッファ−充填管に移し替えるのに使われており、特にフランス特許第24
62871号に述べられているシースは、シースに設けられた切り取り線に沿っ
て引き裂くことによりスタッファ−充填管から取り去ることが可能である。
しかしながら、このようなシースには欠点がないわけではない。 現実に、切り
取り線には不均一なミシン目によって生じる抵抗力の大きい領域が存在すること
があり、これはシース除去の挙動を不連続にする原因となるだけでなく、部分的
なケーシングの裂けや重なり合いを生じる原因にもなる。 更に、シースが二重
の切り取り線(シースの製造を容易にするため)を有する場合、二重切り取り線
の同時破断がプラスチックの舌片を形成することがあり、取扱いを誤った場合に
はケーシングに損傷を与えるか、或いは封塞時にソーセージ自白に持ち込まれる
おそれさえある。 最後に、このシースは再使用できない。
「発明の開示」
以上のように、幾つかの欠点を改善することが必要であった。本発明は、プラス
チック包装袋の密封用として知られている閉鎖エレメントが思い掛けずもケーシ
ングの移し替えに好適に利用できるという知見に基づいている。 閉鎖の確実性
で知られる係る閉鎖エレメントは、ケーシングをスタッファ−充填管上へ移し替
えるための可撓性シースを容易且つ制御されたやり方で開離可能とする。
従って本発明は、長平方向に沿って開離させることができ、スタッファ−充填管
上へケーシングを移し替えるための可撓性シースを提供するものであり、この可
撓性シー又は一枚以上の細長い形状の可撓性帯板(1)がらなり、該帯板は長平
方向の両側縁部が真直で、各側縁部には、複数回の開閉が可能な長平方向の圧着
閉鎖部(4)の相補的な雌形および雌形エレメントを形成する突出リブ(2)ま
たは中空溝(3)がそれぞれ設けられている。
相補的な雌形エレメント(2)と雌形エレメント(3)による圧着閉鎖部が本発
明によるシースの形状を維持し、一方、この圧着閉鎖部を開離することで、ケー
シングがスタッファ−充填管上に移し替えられ後にシースを容易に除去可能とす
るものである。
圧着閉鎖部を形成するこのような雌形のリブ(2)と雌形の溝(3)は、例えば
フランス特許第1492413号、同第1504276号まタハ同第15175
31号などの先行文献に述べられている。
好適には、本発明による可撓性シースは、合成ポリマー、特別にはポリエチレン
製の少なくとも一枚の帯板(1)からなるものである。 さらに、複数回の開閉
が可能な長手方向の圧着閉鎖部(4)はシースの再利用を可能とし、一旦開離さ
れた閉鎖部(4)は、新たなケーシングの移し替えに使用可能なシースを再び形
成するように再度閉鎖することができる。 控え目に言っても予期されなかった
本発明のこのような付加的な特徴は述べるまでもなく重要であり、と言うのはこ
れが同時にシースの使用コストを下げ、しばしばリサイクル困難な合成樹脂材料
を再利用することで環境を保全し、さらにソーセージ製造に必要な原材料の絶え
間のない価格上昇の流れから製品を遮ることができるからである。
前記可撓性シー又は、互いに相補的な閉鎖エレメント(2,3)を有する両側縁
部同士を継ぎ合わせることにより閉じられる単一の可撓性帯板(1)、または各
可撓性帯板(1)の長手方向の両側縁部にそれぞれ設けられた長手方向閉鎖エレ
メント(2,3)の相補形状によって並列状に継ぎ合わされる複数の可撓性帯板
(1)により構成可能である。
本発明の前記可撓性シースは、互いに等しい数の長平方向閉鎖部(4)とシース
形成用可撓性帯板(1)を有する。 細長い帯板(1)は一般に矩形または台形
状である。 可撓性シースの両側縁部の相補的な雌形(2)または雌形(3)の
各閉鎖エレメントは互いに平行である必要はない。 実際には、その直線性が重
要なだけであり、それによって両閉鎖エレメント(2,3)の間の相補性を確実
にし、ケーシングをスタッファ−充填管上に移し替えたときには簡単に開離して
取り去ることができるようになる。 この目的のために台形の可撓性帯板を用い
ねば、容易に取り去ることのできる円錐シースを得ることが可能である。
可撓性帯板(1)が互いに平行な圧着閉鎖部(4)を形成するようなエレメント
(2,3)を有する場合、有利にはこの帯板には、長さが10〜70cm、好ま
しくは20〜40qm、および長さ7幅比が2〜40、好ましくは10〜35の
矩形状の切込みが入れられる。
[図面の簡単な説明j
図1〜図3は、限定を意図しない本発明による可撓性シースの特別な三つの実施
例を示している。 これらの本発明の好適な実施例に関する以下の説明は、本発
明の可撓性シースの基本的な特徴を明らかにすることができよう。
「発明を実施するための最良の形態」
図1は、単一の可撓性帯板(1)から成る本発明による可撓性シースを示してい
る。 この可撓性シースは、その長平方向に沿った両側の二辺にそれぞれ圧着閉
鎖部(4)の相補的なエレメントを有しており、換言すれば、−辺には雌形エレ
メントの突出リブ(2)が、また他の一辺には雌形エレメントの中空溝(3)が
それぞれ設けられている。 この可撓性シースは、互いに相補的なエレメントを
有する二辺同士を継ぎ合わせることによって閉じられ、成形される。
図2及び図3は、複数の可撓性帯板(1)からなるシースの例を示している。
図2に示すシースは、二部の長平方向の圧着閉鎖部によって継ぎ合わされた二枚
の帯板(1)からなっている。 この特別な例では、一方の帯板(1)は各閉鎖
部(4)のための二部の雌形エレメント(2)を担持し、これに対して他方の帯
板(1)は、前記二部の二部の雌形エレメント(2)を継ぎ合わせて二部の長平
方向圧着閉鎖部(4)を形成するのに必要な二部の対応した相補的な雌形エレメ
ント(3)を担持している。 図1に示したような雌形エレメント(2)と雌形
エレメント(3)を担持する可撓性帯板(1)を二枚継ぎ合わせることによって
二部材で一つのシースを形成することも容易に考えられ、この場合のシー又は、
本発明によるシースを得るに必要な二部の長手方向圧着閉鎖部(4)を形成する
ように、一方の帯板(1)の雌形エレメント(2)を他方の帯板(1)の雌形エ
レメント(3)と継ぎ台わせて形成される。 図3は、図2に示したシースの変
形例であり、四枚の可撓性帯板(1)と四部の長手方向閉鎖部(4)で形成した
例である。
いずれの場合も、雌形エレメント(2)の全数と、シースを得るに必要な相補的
な雌形j−レメント(2)の全数とは、シースを形成する可撓性帯板の枚数に等
しいことに注意すべきである。
本発明による可撓性シースは、シースを単に引っ張ることによって長平方向に容
易に開離することができる。 この引っ張り操作によって、シースの引っ張られ
た端部から始まる雌形エレメント(2)と雌形エレメント(3)との分離により
、シースの長平方向圧着閉鎖部(4)の一つが開離されることになる。 相補的
な雌形エレメント(2)と雌形エレメント(3)は、単純な引っ張り操作で長平
方向圧着閉鎖部(4)の開離を促進するように、シースの同じ側の端部で予め分
離しておいてもよい。
図2および図3に示すように、複数の可撓性帯板(1)からなるシースの場合に
は、シースを形成する少なくとも一枚の帯板を引っ張って、シースの軸心方向に
沿って少なくとも二部の長平方向圧着閉鎖部(4)の雌形エレメント(2)がそ
れらの相補的な雌形エレメント(3)内でスライドするようにすることによって
開離することができる。
図4は、二枚の帯板(1)と二部の圧着閉鎖部(4)を備えた可撓性シースの例
を示し、このシースは、ケーシング(5)を支持していると共に、スタッファ−
充填管(6)の外周にぴったりかぶせられている。 この後に前記長手方向圧着
閉鎖部(4)を開くには、以下の通りの幾つかの方法がある。
1 二枚の可撓性帯板(1)を充填管(6)の軸心方向に沿って互いに逆方向に
引っ張り、一方を前記充填管の基部(7)の方に、他方を前記充填管の自由端(
8)の方に向かって引っ張って、各閉鎖部(4)の雌形エレメント(2)を対応
する相補形状の雌形エレメント(3)内でスライドさせる。 この第1の開離法
の変形例として、フックまたは手で一方の帯板(1)を充填管(6)上に保持し
、使方の帯板(1)を充填管(6)の軸心方向に沿って自由端(8)へ向けて引
っ張ることも可能である。
2 二枚の可撓性帯板(1)を充填管(6)の軸心方向に沿って基部(7)へ向
かって引っ張り、圧着閉鎖部(4)の雌形エレメント(2)及び対応する相補形
状の雌形エレメント(3)の間にガイドを通過させることにより少なくとも一方
の圧着閉鎖部(4)を開く。 このガイドには、充填管(6)またはその基部(
7)を利用してもよく、或いはその代替えとして基部(7)の近傍に直立して固
定した部材、特別には移動ボ/叶機構を使用したものを利用してもよい。
本発明によるシー又は、少なくとも一方の帯板(1)を、0.03N未満、好ま
しくは0.005N〜0.025Nの力で引っ張ることによって開離できるよう
に形成される。
本発明による可撓性シースの取扱いを容易にするために、シースを形成する帯板
(1)には種々の要素の付加、例えば把手、環またはフ・ツクなどの取り付け、
或いは帯板(1)の両端に単に穴を開けたりすることもできる。
更に、圧着閉鎖部には引つ張りとスライドによる開離との間に良好な協調関係が
必要であるが、特別な場合にはフランス特許第1492413号、同第1504
276号、同第1517531号および同第2024327号に示されたものの
中から運ぶなど、前記圧着閉鎖部(4)の雌形エレメント(2)及びその相補的
雌型エレメント(3)の理想的な形状を選択することは当業者にとって可能なこ
とである。
最後に1本発明は肉屋でソーセージの製造に使用するケーシング(5)をスタッ
ファ−充填管(6)上へ問直するための方法も述べており、この方法では、ケー
シング(5)を支持する本発明による前述の可撓性シースをスタ・ソファ−充填
管(6)の外周にかぶせ、その後、可撓性シースを形成する帯板(1)の少なく
とも一方に対して、充填管(6)の軸心にほぼ平行な引っ張り力で前記長手方向
圧着閉鎖部(4)の少なくとも一方を開くことにより、前記可撓性シースを取り
去るものである。
前述のように、シースの長手方向圧着閉鎖部(4)を開(のに要する力は小さく
、従ってシースを取り去るための丁寧で規則正しい操作によって充填管(6)上
へのケーシング(5)の移し替えを正しくコントロールすることができる。更に
、この移し替えの後にシースを再び閉じることができると共に、移し替えのたび
毎に同じ結果が繰り返されるような同一条件のもとに、前記シースを再使用する
ことが可能である。
抽丁婁の互1.f目]貢R立l tl中糞’+Jn!!、 !4’、願の請士σ
)節回の館林X(第7百)丁…」[言υノヂチL、/ Li1l16ハ又) 1
疋ロコ雷(特許法第184条の8)
平成06年05月25日
Claims (11)
- 1.ソーセージ製造用のスタッファー充填管の外周にケーシングを移し替えるた めの長手方向に開離可能な可撓性シースであって、一枚又は複数枚の細長い可撓 性帯板(1)を備え、該帯板は長手方向の両側縁部が真直で、各側縁部には、複 数回の開閉操作が可能な長手方向の圧着閉鎖部(4)の相補的な雄形および雌形 エレメントを形成する突出リブ(2)または中空溝(3)がそれぞれ設けられて いることを特徴とする可撓性シース。
- 2.両側縁部に前記相補的な閉鎖用エレメント(2、3)を有する単一の可撓性 帯板(1)をその前記両側縁部で継ぎ合わせることによって閉じるか、或いは複 数の可撓性帯板(1)を夫々の各長手方向の側部に設けられた長手方向圧着閉鎖 部(4)のエレメント(2、3)の相補的な形状によって互いに継ぎ合わせてな ることを特徴とする請求項1に記載の可撓性シース。
- 3.互いに同数の長手方向圧着閉鎖部(4)とシース形成用可撓性帯板(1)を 有することを特徴とする請求項1また2に記載の可撓性シース。
- 4.可撓性帯板(1)に長さ10〜70cm、好ましくは20〜40cm、長さ /幅比2〜40、好ましくは10〜35の矩形状の切込みが入れられていること を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の可撓性シース。
- 5.単一の可撓性帯板(1)からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか 1項に記載の可撓性シース。
- 6.複数の可撓性帯板(1)からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか 1項に記載の可撓性シース。
- 7.前記可撓性帯板(1)の雄形エレメント(2)が別の可撓性帯板(1)の雌 形エレメント(3)と圧着閉鎖部(4)を形成するように結合されることにより 複数の可撓性帯板が互いに継ぎ合わされていることを特徴とする請求項6に記載 の可撓性シース。
- 8.シースを単純に引っ張ることによって開離可能としたことを特徴とする請求 項1〜7のいずれか1項に記載の可撓性シース。
- 9.シースを形成する帯板(1)の少なくとも一つを引っ張ることによって開離 可能としたことを特徴とする請求項6または7に記載の可撓性シース。
- 10.少なくとも一つの帯板(1)に0.03N未満、好ましくは0.005N 〜0.025Nの引張り力が適用されることによって開離され得ることを特徴と する請求項1〜9のいずれか1項に記載の可撓性シース。
- 11.ソーセージの製造のために肉屋で使用されるケーシングをスタッファー充 填管(6)上に配置するための方法であって、前記ケーシングを担持した請求項 1〜10のいずれか1項に記載の可撓性シースをスタッファー充填管(6)の外 周にかぶせると共に、しかる後、可撓性シースを形成する帯板(1)の少なくと も一枚について、充填管(6)の軸心にほぼ平行な引っ張り力で前記長手方向圧 着閉鎖部(4)の少なくとも一つを開離させることにより、前記可撓性シースを 取り去ることを特徴とするケーシング(5)の配置方法。
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