JPH07503250A - 義歯安定化組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は接着剤における改良、特に改良された義歯接着剤に関する。

発明の背景 通常の取外しできる義歯、歯科プレート等は適切なプレート又はベースに取り付 けられた歯からなる。義歯は喪失歯の代用品として機能し、口腔で通常みられる 歯の全部又は一部代替品として役立つ。義歯は通常巧みに製造されるが、普通そ れらは完全には合わない。更に、たとえいかに最初満足できたとしても、しばら くすると義歯の適合性は自然収縮と歯肉、粘液組織等における変化のせいでゆる んで不完全になる。ゆるんで不完全に適合した義歯は通常補正され、義歯接着剤 の使用で安定化される。義歯接着剤は義歯と歯肉又は組織との隙間を満たすため に用いられる。口腔内に義歯をいれる前に義歯接着剤が義歯プレート表面に適用 されるが、これは完全な適合のために歯肉及び粘液組織と均一に接触するべきで ある。義歯接着剤はその接着性のためだけではなく、義歯と歯肉又は組織との間 でクッション又はガスケットを設けるためにも処方され、それにより口腔内に義 歯を確実に位置決めさせる。

満足できる義歯接着組成物に関する要求及び特徴は多く、多数のファクターで示 される。望ましくは、このような組成物の毎日１回の適用で義歯を覆ってクッシ ョン化し、確実に位置決めする上で有効な手段として機能すべきである。組成物 は高温及び多湿のような様々な気候条件下で貯蔵中に典型的な粉末及びクリーム 形態でその特徴及び性質を留め；義歯表面に簡便かつ容易に適用でき；ユーザー にとり刺激的又は不快でな（；安全かつ無毒性であり；不快な臭気又は色を有さ ず：口に合わない味を有さず；場合により口内で通常みられる生物の増殖を防止 又は阻止する防腐及び殺菌性質を示し；義歯の下又は近くに留まる食品又は分泌 物の腐敗防止又は悪臭分解用の物質として機能するべきである。接着剤は義歯を 攻撃又は損傷すべきでない。加えて、接着剤は口腔でみられる細菌、カビ及び酵 素系に対して安定で、口内粘膜に無刺激であるｐＨを有するべきである。接着塊 の機械的強度は、それがゲル又はコロイドであろうと、正常使用下で義歯の位置 を確実に維持できるほど十分大きくなければならないが、義歯取外しを所望時に 困難にしたり、あるいは取外し時に歯肉、組織又は義歯に損傷又は障害を与える ほど大きくてはならない。

改良された義歯接着剤を開発するため長年にわたり著しい努力が続けられた。合 成及び天然双方のポリマー及びガムが単独で、組合せて及び様々な添加剤と組合 せて用いられてきた。

１１／１７／８２に公開されたＤｈａｂｈａｒ及び５ｃｈ１ｄｌの欧州特許第６ ４，６７２号明細書は、親水性ビヒクル中にＣＭＣ及びポリ（エチレンオキシド ）からなる接着性ポリマーフラクションを含む親水性義歯接着剤に関する。

７／３１／８４に出願されたＡ、Ｊ、Ｄｅｓａ＋ａｒｌｓの欧州特許出願箱１４ ０．４８６号明細書は、疎水性に改質された水溶性ポリマーを単独で又はＣＭＣ のアルカリ金属塩と混合して含有した義歯接着組成物に関する。疎水性改質ヒド ロキシアルキルセルロースとエチレンオキシド及び長鎖エポキシアルカンのコポ リマーが組成物で使用上好ましい。

１９８９年１１月２８日付で出願されたｔ（ｔｔｏｓｈｌＭａｔｓｕｍｏｔｏの 日本特許出願第平１−３０８２３４号明細書は、未硬化シリコーンビヒクル中に 分散された無機および有機粉末からなる義歯安定剤組成物に関する。

（７／２８／８１に発行された）　Ｄｈａｂｈａｒ、Ｈｅｙｄ及びＳｃｈｍｌｄ ｔの米国特許第４，２８０，９３６号明細書は、鉱油ベース中に特定比率のＣＭ Ｃ及びポリ（エチレンオキシド）を含有した改良義歯接着剤に関する。

（１０／２／８４に発行された）　Ｄｈａｂｈａｒ及びＳｃｈｍｌｄｔの米国特 許第４，４７４，９０２号明細書は、親水性ビヒクル中にカラヤガムを含有した 改良義歯接着剤に関する。更に、低級アルキルビニルエーテル無水マレイン酸タ イプコポリマーの部分塩とＣＭＣ又はポリ（エチレンオキシド）の混合物からな る接着性ポリマーフラクションを含有した改良義歯接着剤とＣＭＣ及びポリ（エ チレンオキシド）を含有した義歯接着剤に各々関する、これらの同発明者らの米 国特許第４，５１４，５２８号（４／３０／８５発行）及び米国特許第４，５１ ８．７２１号（５／２１／８５発行）明細書参照。更に、あるポリエチレングリ コールからなる親水性ビヒクル中に唯一の接着成分としてポリ（エチレンオキシ ド）を含有した改良義歯接着剤に関するＤｈａｂｈａｒ及び５ｃｈｓｌｄｔの米 国特許第４，５２２，９５６号（６／１１／８５発行）明細書参照。

他の義歯接着剤は米国特許第４，５３０．９４２号（７／２３／’８５発行）； 第４，５４２．１６８号（９／１７／８５発行）；第４，５６９，９５５号（２ ／１１／８６発行）明細書で記載されている。

１（、Ｇ、Ｐ、Ｖｉｅｎｅｃｋｅの米国特許第４，５２９，７４８号（７／１６ ／８５発行）明細書は、様々なセルロース誘導体、アクリレートポリマー、メタ クリレートポリマー及び他の皮膜形成物質のような皮膜形成物質から形成される 歯科補綴接着剤に関する。

Ｇａｒｆａｒの米国特許第４，１３８．４７７号（２／６／７９発行）明細書は 、カルボン、スルホン及び／又はホスホン酸基を含むアニオン系ポリマーと反応 させて亜鉛から形成される亜鉛−ポリマー組合せを含有した口臭をコントロール する口内組成物について開示している。

多くの異なるアプローチが義歯接着剤を処方するために行われてきたが、うまく 保持できてかつ更に美観上快い接着剤を開発する必要性がなおも存在している。

しかも、上記特徴を発揮して、重要であるが義歯の確実な適合を維持できる義歯 接着剤に関するサーチが続いている。

本発明によれば、改良された美的特徴は、親水性接着粉末と可剥性固体物に硬化 する液体ビヒクルを用いることにより、義歯接着組成物で得られる。

本発明の目的は、製造が容易で、口腔内で長期間にわたり安定であり、しかも要 求時に義歯を容易に取り外せる、改良された義歯接着剤を提供することである。

本発明のもう１つの目的は、ユーザーにとって義歯から接着剤をもっと容易に除 ける義歯接着組成物を提供することである。

もう１つの目的は、毒物学上許容される口に合う物質を用いてこのような接着剤 を提供することである。

本発明におけるもう１つの目的は、水分の存在下、特に唾液、汗及び血液のよう な体液の存在下でうまく機能する接着剤を提供することである。

これらの及び他の目的は、以下で開示された方法で本発明により実現される。

他で指摘されないかぎり、本明細書におけるすべてのパーセンテージ及び比率は 重量により、すべての測定は２５℃で行われる。

発明の要旨 本発明は、親水性接着粉末と可剥性固体物に硬化する液体ビヒクルを含んだ接着 組成物に関する。

発明の詳細な説明 本発明は、口腔内で反応して、優れた美的特徴を有した可剥性固体物様製品を形 成する、義歯接着組成物に関する。

組成物は２種の必須成分からなる。

第一は（低級アルキルビニルエーテル／無水マレイン酸コポリマーの塩、カルボ キシメチルセルロースナトリウム、ポリエチレンオキシド、カラヤガム、ポリエ チレングリコール、ポリアミン、ポリビニルピロリドン、グアーガム、アルギン 酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、多糖類、ヒドロキシエチルセルロース、 キトサン、ポリアクリル酸塩、カルボポール及び／又はボリクア・ソトのような ）親水性接着粉末フラクションである。第二は可剥性固体物に硬化する（１又は ２バート室温加硫物（ＲＴＶ）　、シリコーンＲＴＶ、ポリビニルシロキサン、 ポリエーテル、ポリエテン、ポリスルフィド及び／又はエポキシのような）液体 ビヒクルである。

親水性接着フラクションに関して、低級アルキルビニルエーテル−無水マレイン 酸タイプコポリマーの混合部分塩、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポ リエチレンオキシドホモポリマー、ポリエチレングリコールホモポリマー及びカ ラヤガムは周知であり、義歯を固定するための接着剤としてこれまで用いられて きた。

Ｋ、１ｌｏｌｅｖａらに発行された１９９１年１２月１７日付の米国特許第５， ０７３，６０４号明細書（参考のため本明細書に組み込まれる）では、低級アル キルビニルエーテル−無水マレイン酸タイプコポリマーの混合部分塩を含んだあ る親水性物質が記載されている。これらの部分塩は、親水性接着フラクションの 全部又は一部として利用することができる。

このような塩の製造は米国特許第５，０７３，６０４号明細書の例Ｉで記載され 、そこではメチルビニルエーテル／無水マレイン酸（ＭＶＥ／ＭＡ）コポリマー がカルシウムイオンで４７．５９６及び亜鉛イオンで１７，５％まで中和される 。同様に、例ＩＩては６８％Ｃａ／２％Ｚｎ、５０％Ｃａ／２０％Ｚｎ、５０％ Ｃａ　／　２０％Ｚｎ１５％Ｎａ及び４４％Ｃａ／１９％Ｚｎ／６％Ｎａの製造 について記載している。例ＶはＣａ　／　Ｚ　ｎ％Ｃａ／　Ｚ　ｎ　／　Ｎ　ａ 塩、カラヤガム、ＣＭＣナトリウム、ホウ酸ナトリウム、アルギン酸ナトリウム 、ｐｖｐ及びガントレズ（Ｇａｎｔｒｅｚ）酸を用いた様々な接着粉末の製造に ついて記載している。これらのような組成物は本発明の親水性フラクションとし て使用できる。

その塩を作る上で使用に適した市販ＭＶＥ／ＭＡコポリマーとしては、ＧＡＦ　 （“ガントレグ１シリーズ）及びダイセル（Ｄａｉｃｅｌ　Ｉ）から供給される ものがある。

カルボキシメチルセルロースナトリウムガムは、＋Ｃｈｅｍｉｃａｌ　ａｎｄ　 Ｐｈｙｓｉｃａｌ　Ｐｒｏｐｅｒｔｉｅｓ：　Ｃｅ１ｌｕｌｏｓｅ　Ｇｕｍｓ− 。

１９７８、ＨｅｒｅｕｌｅＳ、１ｎｅＯｒｐＯｒａｔｅｄ、ＣＯａｔｌｎｇＳ　 ａｎｄ　５ｐｅｃｉａｌｔｙＰｒｏｄｕｃｔｓ　Ｄｅｐａｒｔｒａｅｎｔ発行、 ９１０　Ｍａｒｋｅｔ　５ｔｒｅｅｔ。

Ｗｌ！ｍｉｎｇｔｏｎ、Ｄｅｌ、１９８９　（参考のため本明細書に組み込まれ る）で更に詳細に記載されている。

本発明で使用に適した市販カルボキシメチルセルロースナトリウムガムの例には 、タイプ４Ｈ１，７Ｈ，９Ｈ４，７Ｈ３Ｓ、７ＨＯＦ及び７Ｈ４としてプラウエ ア州。

ウィルミントン、バーキュリーズ社（Ｈｅｒｃｕｌｅｓ、　１ｎｃｏｒｐｏｒａ ｔｅｄ）から販売されるものがある。タイプ７Ｈ３Ｓが本発明で使用上好ましい 。

本発明の組成物で使用できるエチレンオキシドホモポリマーは、約１００，００ ０〜約５，０００，０００の分子量を有する水溶性ノニオン系ポリエチレンオキ シド（ＰＥＯ）ホモポリマーである。これらのポリマーは白色粉末であって、水 で湿潤されたときに水和して、接着性質のあるゼラチン状塊を形成する。

このタイプのポリ（エチレンオキシド）ホモポリマーは、テクニカル・ブレチン （Ｔｅｃｈｎｉｃａｌ　Ｂｕｌｌｅｔｉｎ）Ｆ−４４０２９Ｂとして”Ｐｏ１ｙ ｏｘ”、Ｌ９７８．Ｕｎｌｏｎ　Ｃａｒｂｉｄｅ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ発行 、２７０　Ｐａｒｋ　Ａｖｅｎｕｅ、Ｎｅｗ　Ｙｏｒｋ、Ｎ、Ｙ、ｌ００１７（ 参考のため本明細書に組み込まれる）で更に詳細に記載されている。

本発明で使用に適した市販粉末ポリ（エチレンオキシド）ホモポリマーの例は、 グレードＶＳＩ？　Ｎ−１０、ＷＳＲＮ−８０゜ＶＳＲＮ−７５０、ＶＳＲＮ− ３０００、ＷＳＲ−２０５、ＷＳＲ−１１０５及びＷＳＲ−３０１として商標名 ポリオックス（ＰＯＬＹＯＸ）でユニオン・カーバイド社（Ｕｎｌｏｎ　Ｃａｒ ｂｉｄｅ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）から販売されるポリマーである。

親水性粉末成分に関して、カラヤガムも周知であり、市販されている。カラヤガ ムは、微粉末として容易に入手できて、義歯を固定するためにこれまで用いられ てきた接着性天然ガムである。それは、ゼラチン状又は粘液状塊を形成するため に水を加えたときに、その原容量を何倍にも膨張させる能力を有している。

本発明の組成物において、接着成分は（ｉ）低級アルキルビニルエーテル−無水 マレイン酸タイプコポリマーの混合部分塩、（Ｉｔ）ＣＭＣ，（８１）ＰＥＯ及 び／又は（ｉｖ）カラヤガムの混合物を有効接着量で含むことが好ましい。

（可剥性固体物に硬化する）液体ビヒクル成分に関して、有用とわかった１つの 物質はＲＴＶである。１又は２パートＲＴＶはいくつかの産業で常用されている 。産業上、それらは歯科印象物質として用いられている。医療グレードＲＴＶは 、心臓患者用のペースメーカーを収納するのに、また、カテーテルを被覆するた めに用いられている。電気及び電子産業において、ＲＴＶは精密な回路部品を保 護する対人材として用いられている。自動車産業での適用には、フロントガラス 取付は及びＲＴＶ自動ガスケット形成操作に関するＲＴＶシーラントの使用があ る。組立て上、ＲＴＶシーラントはグレージング（ｇｌａｚｉｎｇ）　、シーリ ング及びコーキング向けに用いられている。

本発明において、これらのＲＴＶは口内で可剥性固体物に硬化する液体ビヒクル として用いられる。これは従来の義歯接着クリーム及び液体に伴う滲出、砂状性 と不快な質感及び口内感を消す。しかも、これは剥離することで製品をきれいに 除きやすくする。これらの液体ビヒクルは、化学的架橋で液体から可剥性固体物 に硬化するシリコーン、ポリエーテル、ポリスルフィド又はエポキシである。

一方、これらの液体は、沸騰水中で粘稠液になり、３５℃以下で冷却されると弾 性ゲルに固化する、寒天ベースエラストマーのような可逆性親水性コロイドであ ってもよい。

−Ｔｈｅ　Ｅｎｃｙｃｌｏｐｅｄｉａ　ｏｆ’　Ｃｈｅｍｉｃａｌ　Ｔｅｃｈｎ ｏｌｏｇｙ−、Ｋｌｒｋ−Ｏｔｈｍｅｒ、Ｔｈ１ｒｄ　ｅｄｉｔｉｏｎ、Ｊｏｈ ｎｗｉｌｅｙ　＆　５ｏｎｓ、１９７ｇ　（参考のため本明細書に組み込まれる ）では、あるシリコーン、ポリエーテル、ポリスルフィド及びエポキシＲＴＶと 寒天ベース可逆性親水性コロイドが記載されている。これらの組成物は本発明で （可剥性固体物に硬化する）液体ビヒクルとして利用してよい。

”５ｉｌｉｃｏｎ　Ｃｏｍｐｏｕｎｄｓ　Ｒｅｇｉｓｔｅｒ　ａｎｄ　Ｒｅｖｉ ｅｖ”、ＰｅｔｒａｒｃｈＳｙｓｔｅｍｓ、１９８７（参考のため本明細書に組 み込まれる）では、あるシリコーンＲＴＶとこれらのＲＴＶを構成するポリマー 成分が記載されている。それらの組成物も本発明で液体ビヒクルとして利用して よい。

ＲＴＶではないシリコーン液、ゴム、グリース及び樹脂も場合により含有させる ことができる。適切なシリコーン液はＧｒｏｔｅらの１９８８年５月３日付米国 特許第４．７４１，８５５号明細書で開示されている。この特許は参考のため本 明細書に組み込まれる。適切なシリコーン液は１９８９年１１月２８日付で出願 された１１ｉｔｏｓｈ］　ＭａｔｓｕｒＲｏｔｏの日本特許出願第平１−３０８ ２３４号明細書でも開示されている。この特許は参考のため本明細書に組み込ま れる。

市販シリコーンＲＴＶの例としては、カリフォルニアのマクガーン・ヌシル社（ ＭｃＧｈａｎ−Ｎｕｓｌｌ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）がら販売されるもの（グ レードＣＦ１５−２１８６　、ＣＦ１３−２１８６、ＣＦ２１−２１８８及びＭ ＥＤ　６３ｇ２）がある。適切なＲＴＶを形成するためにブレンドできる市販シ リコーンポリマー、触媒及びフィルターの例としては、ペンシルバニアのバイエ ル／マイルズ社（Ｂａｙｅｒ／旧１ｅｓ　Ｉｎｃ、）　（ベイシロン（Ｂａｙｓ ｉｌｏｎｅ）　Ｕポリマー、ベイシロンＵ架橋剤、ベイシロンＵ触媒Ｐｔ／６及 びベイシロン塩基性化合物〕、ニューシャーシーのフルズ・ペトラーチ・アメリ カ（ＨｕｌｌＳ／Ｐｅｔｒａｒｃｈ　Ａｍｅｒｉｃａ）　（触媒ＰＣＯ７５、ポ リ７−ＰＳ４４３、ＰＳ　１２３及びシリカ５ＳＯ２１Ｂ）　、ユニオン・カー バイド（ボ’Ｊ　７−　Ｙ１２１３３、Ｙ１２１３４、Ｙ１２１３５及びＹ１２ １３Ｂ）　、ゼネラル・エレクトリック社（Ｇｅｎｅｒａｌ　Ｅｌｅｃｔｒｉｃ 　ＣｏＩＤｐａｎｙ）、ダウ・コーニング社（Ｄｏｖ　Ｃｏｒｎｉｎｇ　Ｉｎｃ 、）、シアツ・ジャパン（Ｓｈｉａｔｓｕ　Ｊａｐａｎ）　、Ｏ−ヌ・ボーレン ・フランス・アンド・ワラカー・シリコーン液・ジャーマニー（Ｒｈｏｎｅ　− Ｐｏｕｌｅｎｃ　Ｆｒａｎｃｅ　ａｎｄ　Ｖａｃｋｅｒ　５ｉｌｉｃｏｎｅｓ　 Ｇｅｒｍａｎｙ）、デグッサＵＳＡ　（様々なグレードのシリカ）、キャボット 社（Ｃａｂｏｔ　Ｃｏｒｐ、）　（シリカ）及びクオーツウエルケ（Ｑｕａｒｚ ｗｅｒｋｅ）−ドイツ（クリストバライト）から販売されるものがある。

本発明の組成物はフレーバーを含めた感覚効果をユーザーに与える１種以上の成 分約０．０１〜約５％を場合により含有できる。適切な成分としてはメントール 、乳酸メンチル、ペパーミント油、スペアミント油、ペパーミント油、リーフア ルコールと、参考のため本明細書に組み込まれる１９７９年１月２３日付で発行 されたＷａｔｓｏｎらの米国特許第４，１３６，１６３号明細書で記載された（ ＷＳ−３のような）ウィルキンソンースウォード（ｌｌｌＩｌｋｉｎｓｏｎ−８ ｗｏｒｄ）から入手できるパラメンタンカルボキシアミド香味剤がある。

本発明の組成物は粉末、クリーム、軟膏、液体又はペーストのように当業者に知 られる業界認識法で製造される。このような処方の適切な例は双方ともＤｈａｂ ｈａｒらに１９８５年５月２１日付で発行された米国特許第４゜５１８．７２１ 号及び１９８５年４月３０日付で発行された米国特許第４．５１４，５２８号明 細書で開示されており、その双方とも参考のため本明細書に組み込まれる。

下記非制限例は必須及び任意双方の成分が組み合わされた本発明の態様について 説明している。これらの例は説明目的のみであって、本発明の範囲をそれに制限 するわけではないと理解されるべきである。

例Ｉ この例は、２バートをミックスすると可剥性固体物に硬化する、２バ一ト液体を 用いた義歯接着組成物の配合について示している。

２つの２００　ｃｃビーカー中に各々６５ｇのシリコーンＲＴＶバート１及びパ ート２（マクガーン・ヌシル超速硬化シリコーンエラストマーＣＰ１５−２１８ ８及び／又はＣＦ１３及び／又はＣＦ２１）を秤量して入れる。別の１００ｃｃ ガラスジヤーにＣａ　（４７，５）／Ｚｎ　（１７，５）ガントレズ塩４２ｇ及 びＣＭＣナトリウム（バーキュリーズのグレード７ＨａＳＸ８Ｆ）　２８　ｇを 加える。次いでこのジャーをよく振盪して、２粉末の完全なミキシングを確実に する。

この粉末ブレンド３５ｇをＲＴＶのパート１に、他に３５ｇをＲＴＶのパート２ に加える。次いでこれらの粉末添加物をスパチュラを用いてシリコーンＲＴＶ　 （別々にパート１及びパート２）中に配合する。このミキシングは滑らかで均一 な分散が得られるまで最低５分間続ける。

上記２バートの義歯接着液体は、−緒にミックスして義歯に塗布したとき、義歯 に付着し、口内組織に付着し、硬化して、可剥性固体物を形成する。この可剥性 固体物は滲出せず、食物を排除し、義歯及び口から（剥離することにより）きれ いに除くことが非常に容易である。

例１１ この例は、２パートをミックスすると可剥性固体物に硬化する、２バ一ト液体を 用いた義歯接着組成物の配合について示している。

２００ｃｃビーカー中にシリコーンＲＴＶのパート１（マクガーン・ヌシル　シ リコーンエラストマーＣＰ１５−２１８６及び／又はｃｐｔｇ−２ｉｇｅ及び／ 又はＣＦ２１−２１８８）６０　ｇを秤量して入れる。第二の２００ｃｃビーカ ー中にシリコ−：／ＲＴＶのバー）Ｂ１００ｇを秤量して入れる。

別の１００ｃｃガラスジヤーにＣａ　（４７，５）／Ｚｎ（１７，５）ガントレ ズ塩２４　ｇ及びＣＭＣナトリウム（バーキュリーズのグレード７１１３ＳＸ８ Ｆ）　１６　ｇを加える。

次いでこのジャーをよく振盪して、２粉末の完全なミキシングを確実にする。こ の粉末ブレンド４０ｇをシリコ−：／ＲＴＶ（７）パート１６０ｇに加え、スパ チュラを用いて配合する。このミキシングは滑らかで均一な分散が得られるまで 最低５分間続ける。

上記２パートの義歯接着液体は、−緒にミックスして義歯に塗布したとき、義歯 に付着し、口内組織に付着し、硬化して、可剥性固体物を形成する。この可剥性 固体物は滲出せず、食物を排除し、義歯及び口から（剥離することにより）きれ いに除くことが非常に容易である。

例ＩＩ＋ この例は、水分／唾液により活性化されて可剥性固体物を形成する、１パートＲ ＴＶを用いた義歯接着組成物の配合について示している。

２００ｃｃビーカー中に１パートのシリコーンＲＴＶ（ダウ・コーニング　シラ スティック医療接着剤Ｃａｔ、Ｎｏ。

８９１）８０ｇを秤量して入れる。これに例ＩのＣａ／Ｚｎガントレズ塩２０ｇ を加える。次いでこの粉末添加物をスパチュラを用いてＲＴＶ中に配合する。こ のミキシングは滑らかで均一な分散が得られるまで最低５分間続ける。

上記１バートの義歯接着剤は、義歯に塗布されたとき、義歯に付着し、口内組織 に付着し、唾液との接着で硬化して、可剥性固体物を形成する。この可剥性固体 物は滲出せず、食物を排除し、義歯及び口から（剥離することにより）きれいに 除くことが非常に容易である。

１慧 この例は、２パートＲＴＶ及びシリコーン油希釈剤を用いた義歯接着液体組成物 の配合について示している。

例１の操作を繰返すが、但し各々４０ｇのシリコーンＲＴＶバート１及びパート ２を希釈剤としてのシリコーン油（ダウ・コーニング２４５液）２５ｇと一緒に 用いる。

上記２バ一ト低粘度義歯接着液体は、−緒にミ・シラスして義歯に塗布したとき 、義歯に付着し、口内組織に付着し、硬化して、可剥性固体物を形成する。この 可剥性固体物は滲出せず、食物を排除し、義歯及び口から（剥離することにより ）きれいに除くことが非常に容易この例は、縮合硬化シリコーンＲＴＶを用いた 義歯接着組成物の配合について示している。

例ＩＶの同操作を繰返すが、但しＣａ　／　Ｚ　ｎガントレズ塩を２バ一ト縮合 硬化シリコーンＲＴＶ　（マクガーン・ヌシルのＭＥＤ　６３８２）の基本液体 に加える。このブレンドをスズ触媒に暴露させたとき、それは可剥性固体物に硬 化する。

上記２バ一ト義歯接着液体は、−緒にミックスして義歯に塗布したとき、義歯に 付着し、口内組織に付着し、硬化して、可剥性固体物を形成する。この可剥性固 体物は滲出せず、食物を排除し、義歯及び口から（剥離することにより）きれい に除くことが非常に容易である。

例Ｖ＋ 例Ｉ又は１１における配合操作を下記成分で繰返す：Ａ（％）Ｂ（％）Ｃ（％） ２パート付加硬化シ！Ｊ：７−ンＲＴＶ　６５　６５　６５Ｃａ／Ｚｎガントレ ズ塩　０３５０ ＣＭＣ３５０１４ Ｃａ／Ｎａガントレズ塩　００２１ 使用時、上記２バ一ト液体／クリームを乾燥又は湿潤義歯に塗布し、義歯を口内 に挿入し、適所に押込む。

例Ｖｌ１ 例Ｖにおける配合操作を下記成分で繰返す：Ａ（％）Ｂ（％）Ｃ（％） ２バ一ト縮合硬化シリコーンＲＴＶ　８５　６５　８５Ｃａ／Ｚｎガントレズ塩 　Ｏ３５０ ＣＭＣ３５０１４ Ｃａ／Ｎａガントレズ塩　００２１ 使用時、上記２パ一ト液体／クリームを乾燥又は湿潤義歯に塗布し、義歯を口内 に挿入し、適所に押込む。

例ｖ１１１ ２バート添加シリ：Ｉ−ンＲＴＶ　４０　４０　０Ｃａ／Ｚｎガントレズ塩　２ １　２１　３０ＣＭＣ１４１４２０ シリコーン油　２５　０　５０ ビニル末端封鎖ポリジメチルシロキサン　０２５０使用時、上記２バ一ト液体／ クリームを乾燥又は湿潤義歯に塗布し、義歯を口内に挿入し、適所に押込む。

例１ｘ この例は、ＲＴＶビヒクルを作るためにビニル末端ポリジメチルシロキサン、白 金触媒、シリカ及び５ｔ−Ｈ基をもつポリジメチルシロキサンを用いた義歯接着 組成物の配合について示している。

２００　ｃｃビーカー中にビニル末端ポリジメチルシロキサン（ベイシロンＵｌ ）３８．７４ｇ、シリカ〔シルボンド（Ｓｌｌｂａｎｄ）　ＲＳ　Ｔ及びエーロ ジル（Ａｅｒｏｓｉｌ）　Ｒｇ７４又はＳＳＭ）２１Ｂ３２６ｇ、白金−シリコ ーン錯体触媒（ＰＣＯ７５）０．２６ｇ及びＣａ　／　Ｚ　ｎガントレズ塩３５ ｇを秤量して入れる。これは滑らかで均一な分散が得られるまで最低５分間にわ たりスパチュラでミックスする。

第二の２００ｃｃビーカー中にベイシロンＵＩ３４゜５ｇ１シリ力２６ｇ１ベイ シロン４３０　４．５ｇ及びＣａ　／　Ｚ　ｎガントレズ塩３５ｇを秤量して入 れる。これは滑らかで均一な分散が得られるまで最低５分間にわたりスパチュラ でミックスする。

上記２パートの義歯接着液体／クリームは、−緒にミックスして義歯に塗布した とき、義歯に付着し、口内組織に付着し、硬化して、可剥性固体物を形成する。

この可剥性固体物は滲出せず、食物を排除し、義歯及び口から（剥離することに より）きれいに除くことが非常に容易である。

１□ｍ＋ｂ　”八Ｓ　９３１００１７９フロントページの続き （８１）指定図　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＥ、ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、ＰＴ、ＳＥ） 、０Ａ（ＢＦ、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、　ＣＩ、　ＣＭ、　ＧＡ、　ＧＮ、　ＭＬ、 　ＭＲ，ＳＮ、　ＴＤ。

ＴＧ）、　ＡＵ、　ＢＢ、　ＢＧ、　ＢＲ，ＣＡ、　ＣＺ、　ＦＩ。

ＨＵ、ＪＰ、ＫＰ、ＫＲ，ＬＫ、ＭＧ、ＭＮ、ＭＷ、Ｎｏ、ＮＺ、ＰＬ、ＲＯ， ＲＵ、ＳＤ、ＳＫ、ＵＡ（７２）発明者　マツケイ、ブルース　ジョンアメリカ 合衆国オハイオ州、シンシナチ、タナジャーウッズ、ドライブ、８７３４（７２ ）発明者　グラブス、デニス　ロパートメキシコ国アティザバン、パレスコンデ ィツト、バレ、ド、ラス、ペラス、斜

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. １．（ａ）有効接着量の親水性粉末又は液体又はそれらの混合物と （ｂ）２パートミキシング及び／又は唾液／水への暴露で硬化して可剥性固体物 を形成する液体ビヒクルの混合物を含んだ義歯接着組成物。
2. ２．成分（ａ）がアルキルビニルエーテル無水マレイン酸コポリマー（ＡＶＥ／ ＭＡ）の混合部分塩、カルボキシメチルセルロースナトリウム（ＣＭＣ）、ポリ エチレンオキシド（ＰＥＯ）、カラヤガム、ポリエチレングリコール（ＰＥＧ） 、アルギン酸ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース（ＨＥＣ）、キトサン、 グアーガム、ポリアクリル酸、アルキルビニルエーテル無水マレイン酸コポリマ ーの酸形、カルボポールポリマー、ポリビニルアルコール、ポリアミン、ポリ四 級化合物及びそれらの混合物からなる群より選択され、成分（ｂ）がポリシロキ サン、ポリエーテル、ポリスルフィド及びそれらの混合物からなる群より選択さ れる１又は２パート室温加硫（ＲＴＶ）組成物からなる群より選択される、請求 項１に記載の組成物。
3. ３．成分（ａ）がＡＶＥ／ＭＡの混合部分塩、ＣＭＣ、ＰＥＯ、カラヤガム及び ／又はＨＥＣを含み、成分（ｂ）が２パートミキシング及び／又は唾液／水への 暴露により硬化する１又は２パートシリコーンＲＴＶである、請求項１又は２に 記載の組成物。
4. ４．成分（ｂ）が付加硬化２パートシリコーンＲＴＶであって、その場合にパー ト１がビニル官能基シリコーンポリマー及び白金触媒及び／又はシリカ及び／又 は阻害剤のブレンドであり、パート２がビニル官能基シリコーンポリマー及び水 素化官能基シロキサン及び／又はシリカのブレンドである、請求項１〜３のいず れか一項に記載の組成物。
5. ５．成分（ｂ）が付加硬化２パートシリコーンＲＴＶであって、その場合にパー ト１がビニル末端ポリジメチルシロキサン及び白金−ジビニルテトラメチルジシ ロキサン錯体触媒及び／又はシリカのブレンドであり、パート２がビニル末端ポ リジメチルシロキサン及びＳｉ−Ｈ基をもつポリジメチルシロキサン及び／又は シリカのブレンドである、請求項１〜３のいずれか一項に記載の組成物。
6. ６．成分（ｂ）が２パート縮合硬化シリコーンＲＴＶであって、その場合にパー ト１がシラノール末端シリコーンポリマー及びアルコキシ官能基ケイ素化合物及 びシリカ及び／又はケイソウ土のブレンドであり、パート２がスズ及び／又は亜 鉛触媒である、請求項１〜３のいずれか一項に記載の組成物。
7. ７．成分（ｂ）が２パート縮合硬化シリコーンＲＴＶであって、その場合にパー ト１がシラノール末端シリコーンポリマー及び水素化官能基シロキサン及びシリ カ及び／又はケイソウ土のブレンドであり、パート２がスズ及び／又は亜鉛触媒 である、請求項１〜３のいずれか一項に記載の組成物。
8. ８．成分（ｂ）が、酸性副生成物を中和する塩基性添加剤を含有した又は含有し ない、唾液／水への暴露により硬化する１パートシリコーンＲＴＶである、請求 項１〜３のいずれか一項に記載の組成物。
9. ９．成分（ｂ）がマイクロカプセル化で１パート系に変換されている、請求項１ 〜８のいずれか一項に記載の組成物。
10. １０．（ｂ）がシリコーン液、グリース、ガム、樹脂又はそれらの混合物である 、請求項２に記載の組成物。
11. １１．（ｂ）がカルボキシル、ヒドロキシル及び／又はアミノ官能基を含むよう に変更された１又は２パートシリコーンＲＴＶ液である、請求項２に記載の組成 物。
12. １２．（ａ）（カルシウム、亜鉛、ナトリウム、ストロンチウム、鉄及び／又は マグネシウムで中和された）ＡＶＥ／ＭＡ、ＣＭＣ、ＰＥＯ、カラヤガム又はＨ ＥＣ及びそれらの混合物からなる群より選択される親水性粉末０〜９０％ （ｂ）（２パートミキシング及び／又は水分への暴露により）可剥性固体物に硬 化する１又は２パートシリコーンＲＴＶ１０〜１００％ の混合物からなる義歯接着組成物。
13. １３．（ａ）が（カルシウム、亜鉛及び／又はナトリウムで中和された）ＡＶＥ ／ＭＡコポリマーの混合部分塩及び／又はＣＭＣである、請求項１２に記載の組 成物。
14. １４．（ｂ）が２パートシリコーンＲＴＶである、請求項１２又は１３に記載の 組成物。