JPH075027B2 - 自動車用燃料注入ホースおよびその製造方法 - Google Patents
自動車用燃料注入ホースおよびその製造方法Info
- Publication number
- JPH075027B2 JPH075027B2 JP6297489A JP6297489A JPH075027B2 JP H075027 B2 JPH075027 B2 JP H075027B2 JP 6297489 A JP6297489 A JP 6297489A JP 6297489 A JP6297489 A JP 6297489A JP H075027 B2 JPH075027 B2 JP H075027B2
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- JP
- Japan
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- hole
- resin
- flange portion
- mouthpiece
- lock sleeve
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は，自動車用燃料注入ホースおよびその製造方
法に関するものである。
法に関するものである。
最近，強度面等を考慮して，従来のゴム製のものに代わ
って樹脂製の自動車用燃料注入ホース（以下燃料ホース
という）が出現し始めている。ところが，このような樹
脂製の燃料ホースであっても，その注入口側端部は給油
ガンに対する強度等も必要とあって金属で構成する必要
がある。このため，従来と同様，金属製の口金を接続す
るのであるが，樹脂と金属はその性質が違っているた
め，効果的に接続するのはなかなか難しかった。例え
ば，ネジによる嵌合等ではシール性が不十分であるし，
強度，操作性にも問題がある。そこで，両者を互いに挿
嵌接合する他，両者の外周に亘って溶融状態の樹脂材を
射出し，これが冷却して緊縮嵌着したものをロックスリ
ーブとするオーバーインゼクション方式がよく用いられ
ている。
って樹脂製の自動車用燃料注入ホース（以下燃料ホース
という）が出現し始めている。ところが，このような樹
脂製の燃料ホースであっても，その注入口側端部は給油
ガンに対する強度等も必要とあって金属で構成する必要
がある。このため，従来と同様，金属製の口金を接続す
るのであるが，樹脂と金属はその性質が違っているた
め，効果的に接続するのはなかなか難しかった。例え
ば，ネジによる嵌合等ではシール性が不十分であるし，
強度，操作性にも問題がある。そこで，両者を互いに挿
嵌接合する他，両者の外周に亘って溶融状態の樹脂材を
射出し，これが冷却して緊縮嵌着したものをロックスリ
ーブとするオーバーインゼクション方式がよく用いられ
ている。
この発明者等が先に提案した特願昭63−75546号もこの
オーバーインゼクション方式によって注油口パイプと口
金とを接続したものであるが，ロックスリーブの抜け防
止のため，注入口パイプおよび口金の外周につばを設け
たりする必要があった。このため，強度的に弱くなった
り，コストが高くなったりする欠点があった。
オーバーインゼクション方式によって注油口パイプと口
金とを接続したものであるが，ロックスリーブの抜け防
止のため，注入口パイプおよび口金の外周につばを設け
たりする必要があった。このため，強度的に弱くなった
り，コストが高くなったりする欠点があった。
そこで，この発明は， ．口金を挿嵌接合した樹脂製の注油口パイプのフラン
ジ部に貫通孔を形成し，樹脂製のロックスリーブをこの
貫通孔を通して前記フランジ部の表裏に連続させた状態
で前記注入口パイプおよび口金のそれぞれ外周に緊嵌さ
せてなる自動車用燃料注入ホース。
ジ部に貫通孔を形成し，樹脂製のロックスリーブをこの
貫通孔を通して前記フランジ部の表裏に連続させた状態
で前記注入口パイプおよび口金のそれぞれ外周に緊嵌さ
せてなる自動車用燃料注入ホース。
．フランジ部に貫通孔を形成した樹脂製の注油口パイ
プに口金を挿嵌接合するとともに，前記注油口パイプお
よび口金の外周に加熱溶融させた樹脂製のロックスリー
ブをオーバーインゼクションし，このロックスリーブを
前記貫通孔を通して前記フランジ部の表裏に連続させた
状態で冷却固結させてなる自動車用燃料注入ホースの製
造方法。を提供することで，前記した課題を解決したの
である。
プに口金を挿嵌接合するとともに，前記注油口パイプお
よび口金の外周に加熱溶融させた樹脂製のロックスリー
ブをオーバーインゼクションし，このロックスリーブを
前記貫通孔を通して前記フランジ部の表裏に連続させた
状態で冷却固結させてなる自動車用燃料注入ホースの製
造方法。を提供することで，前記した課題を解決したの
である。
これにより，ロックスリーブは貫通孔を通してフランジ
部の表裏に連続しているから，これと注油口パイプの抜
け外れは完全に防止される。したがって，ロックスリー
ブと口金の挿嵌面に凹凸等を設けておけば，注油口パイ
プと口金は抜け外れなく接続される。また，フランジ部
に設けられた貫通孔はこれが存するフランジ部の強度を
弱くするから，強力な外力が働いたときの優先破壊個所
となる。
部の表裏に連続しているから，これと注油口パイプの抜
け外れは完全に防止される。したがって，ロックスリー
ブと口金の挿嵌面に凹凸等を設けておけば，注油口パイ
プと口金は抜け外れなく接続される。また，フランジ部
に設けられた貫通孔はこれが存するフランジ部の強度を
弱くするから，強力な外力が働いたときの優先破壊個所
となる。
以下，この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第１図は注油口パイプと口金の接続状態を示す断面図，
第２図はその方法を示すための断面図，第３図は第１図
のIII矢視図，第４図は第３図のIV−IV断面図である。
第２図はその方法を示すための断面図，第３図は第１図
のIII矢視図，第４図は第３図のIV−IV断面図である。
燃料ホースの注油口側は，注油口パイプ１に対して口金
２が接続されているものである。ここで，注油口パイプ
１はポリアセタール系等の樹脂成形品で構成され，この
部分の強度メンバーをなすものである。そして，その形
状は円筒状であり，外端近くにフランジ部３が形成さ
れ，このフランジ部３に固定用のネジ孔４等が形成され
ている。また，このフランジ部３の根元部には表裏に貫
通する小径の貫通孔５が４〜16個程度，等分布，かつ，
同芯に形成されている。なお，注油口パイプ１には燃料
タンクの空気抜きのため，燃料タンク（図示省略）と連
通している空気抜きパイプ６が合流している。
２が接続されているものである。ここで，注油口パイプ
１はポリアセタール系等の樹脂成形品で構成され，この
部分の強度メンバーをなすものである。そして，その形
状は円筒状であり，外端近くにフランジ部３が形成さ
れ，このフランジ部３に固定用のネジ孔４等が形成され
ている。また，このフランジ部３の根元部には表裏に貫
通する小径の貫通孔５が４〜16個程度，等分布，かつ，
同芯に形成されている。なお，注油口パイプ１には燃料
タンクの空気抜きのため，燃料タンク（図示省略）と連
通している空気抜きパイプ６が合流している。
口金２は外周にネジ螺旋や凹凸が形成されている金属製
の円筒体であり，キャップの締め付けや給油ガンを挿入
するための強度補強材として用いられるものである。
の円筒体であり，キャップの締め付けや給油ガンを挿入
するための強度補強材として用いられるものである。
以上の注油口パイプ１と口金２を接続するための構造で
あるが，注油口パイプ１に対して口金２の内嵌し，この
両者1,2の外周に亘って樹脂材をオーバーインゼクショ
ンし，これが冷却して緊縮嵌着したものをロックスリー
ブ７とするのである。すなわち，ロックスリーブ７とし
て充填する部分を型空間８とした金型９をこれら注油口
パイプ１と口金２の外周に被せ，溶融状態の樹脂をその
注入口10から型空間８内に導けば，この樹脂が冷却する
際の緊縮力でロックスリーブ７は注油口パイプ１および
口金２に対して緊嵌状態となるのである。なお，このと
き，型空間８をフランジ部３の貫通孔５を含んでその表
裏に亘るようにしておけば，溶融状態の樹脂は貫通孔５
を通ってフランジ部３の表裏に連続するから，ロックス
リーブ７は注油口パイプ１に対しては絶対に抜けない構
造となる。したがって，口金２の外周に種々の凹凸等を
形成し，ロックスリーブ７に対して抜けない構造のもの
にすれば，注油口パイプ１と口金２は強固に接続される
ことになる。
あるが，注油口パイプ１に対して口金２の内嵌し，この
両者1,2の外周に亘って樹脂材をオーバーインゼクショ
ンし，これが冷却して緊縮嵌着したものをロックスリー
ブ７とするのである。すなわち，ロックスリーブ７とし
て充填する部分を型空間８とした金型９をこれら注油口
パイプ１と口金２の外周に被せ，溶融状態の樹脂をその
注入口10から型空間８内に導けば，この樹脂が冷却する
際の緊縮力でロックスリーブ７は注油口パイプ１および
口金２に対して緊嵌状態となるのである。なお，このと
き，型空間８をフランジ部３の貫通孔５を含んでその表
裏に亘るようにしておけば，溶融状態の樹脂は貫通孔５
を通ってフランジ部３の表裏に連続するから，ロックス
リーブ７は注油口パイプ１に対しては絶対に抜けない構
造となる。したがって，口金２の外周に種々の凹凸等を
形成し，ロックスリーブ７に対して抜けない構造のもの
にすれば，注油口パイプ１と口金２は強固に接続される
ことになる。
なお，注油口パイプ１の反対側の端部はベローズ形状の
燃料ホース本体と接続されており，さらに，この燃料ホ
ース本体の他端は燃料タンクに機械的に接続されている
ものであるが，これらの構造は通常のものであるから，
ここではその説明を省略する。
燃料ホース本体と接続されており，さらに，この燃料ホ
ース本体の他端は燃料タンクに機械的に接続されている
ものであるが，これらの構造は通常のものであるから，
ここではその説明を省略する。
以上，この発明は前記したものであるから，次のような
効果が期待できる。
効果が期待できる。
ａ）ロックスリーブ７は注油口パイプ１のフランジ部３
の貫通孔５を通ってその表裏に連続しているものである
から，これと注油口パイプ１の挿嵌の強力な抜け止め構
造となる。
の貫通孔５を通ってその表裏に連続しているものである
から，これと注油口パイプ１の挿嵌の強力な抜け止め構
造となる。
ｂ）このことは，相互の挿嵌面に抜け止め用の凹凸面等
を形成する必要がないから，コスト安く製作できる上に
余計な強度低下等を来さない。
を形成する必要がないから，コスト安く製作できる上に
余計な強度低下等を来さない。
ｃ）フランジ部３の貫通孔５が存在する円周部分は他の
部分に比べて強度的に弱くなるから，強力な外力が働い
たときに優先的に破断する。したがって，衝突等のと
き，油漏れのもっとも起こり難いこの個所が破断して燃
料ホースとして最適なものとなる。
部分に比べて強度的に弱くなるから，強力な外力が働い
たときに優先的に破断する。したがって，衝突等のと
き，油漏れのもっとも起こり難いこの個所が破断して燃
料ホースとして最適なものとなる。
第１図は注油口パイプと口金の接続状態を示す断面図，
第２図はその方法を示すための断面図，第３図は第１図
のIII矢視図，第４図は第３図のIV−IV断面図である。 （符号） １……注油口パイプ ２……口金 ３……注油口パイプのフランジ部 ５……注油口パイプの貫通孔 ７……ロックスリーブ
第２図はその方法を示すための断面図，第３図は第１図
のIII矢視図，第４図は第３図のIV−IV断面図である。 （符号） １……注油口パイプ ２……口金 ３……注油口パイプのフランジ部 ５……注油口パイプの貫通孔 ７……ロックスリーブ
Claims (2)
- 【請求項１】口金（２）を挿嵌接合した樹脂製の注油口
パイプ（１）のフランジ部（３）に貫通孔（５）を形成
し，樹脂製のロックスリーブ（７）をこの貫通孔（５）
を通して前記フランジ部（３）の表裏に連続させた状態
で前記注油口パイプ（１）および口金（２）のそれぞれ
外周に緊嵌させてなる自動車用燃料注入ホース。 - 【請求項２】フランジ部（３）に貫通孔（５）を形成し
た樹脂製の注油口パイプ（１）に口金（２）を挿嵌接合
するとともに，前記注油口パイプ（１）および口金
（２）の外周に加熱溶融させた樹脂製のロックスリーブ
（７）をオーバーインゼクションし，このロックスリー
ブ（７）を前記貫通孔（５）を通して前記フランジ部
（３）の表裏に連続させた状態で冷却固結させてなる自
動車用燃料注入ホースの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6297489A JPH075027B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 自動車用燃料注入ホースおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6297489A JPH075027B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 自動車用燃料注入ホースおよびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02241825A JPH02241825A (ja) | 1990-09-26 |
| JPH075027B2 true JPH075027B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=13215835
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6297489A Expired - Fee Related JPH075027B2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 自動車用燃料注入ホースおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH075027B2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-14 JP JP6297489A patent/JPH075027B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02241825A (ja) | 1990-09-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |