JPH0750263B2 - プロジェクタ装置 - Google Patents

プロジェクタ装置

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JPH0750263B2
JPH0750263B2 JP4351563A JP35156392A JPH0750263B2 JP H0750263 B2 JPH0750263 B2 JP H0750263B2 JP 4351563 A JP4351563 A JP 4351563A JP 35156392 A JP35156392 A JP 35156392A JP H0750263 B2 JPH0750263 B2 JP H0750263B2
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JP
Japan
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screen
light
image
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polarizing plate
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JP4351563A
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徹 中楠
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明はプロジェクタ装置に関す
る。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来、光源からの光を液晶表
示パネル等の画像作成部に照射し、この画像作成部に表
示された画像を光学系を介してアクリル等のスクリーン
に投影し、このスクリーンを通して投影された画像を見
ることのできる液晶プロジェクタ装置が知られている。
この種の液晶プロジェクタ装置においては、光源からの
光が画像作成部を透過して光学系を介してスクリーンに
投影される際、スクリーンに照射される光の全光量のう
ち、数%が反射光としてスクリーンの入射側に反射され
てしまう。このような反射光は光学系や画像作成部等で
再度反射されて、再びスクリーンに照射されるため、ス
クリーンに投影された画像のコントラストが低下すると
いう問題がある。また、このような問題を解消するため
に、スクリーンの表面に干渉膜を形成して無反射状態に
することも考えられるが、干渉膜は蒸着等によりアクリ
ルのスクリーンに形成されるため、アクリルが蒸着等の
熱に耐えられない。そのため、干渉膜を容易に形成する
ことができないという問題がある。
【0003】
【発明の目的】この発明は上述した事情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、蒸着等の特殊な処
理により形成される干渉膜等を用いず、簡単な構造で、
スクリーンへの反射光の再照射を確実に防ぎ、スクリー
ン上における画像のコントラストを高め、鮮明な投影画
像を得ることのできるプロジェクタ装置を提供すること
にある。
【0004】
【発明の要点】この発明は上述した目的を達成するため
に、画像作成部で作成された画像を光学系を介して投影
されるスクリーンの入射光面側に、前記光学系側からの
入射光を一方向の直線偏光成分のみを透過する偏光板を
設けるとともに、この偏光板と前記スクリーンとの間
に、前記偏光板を透過した光の位相に対して前記スクリ
ーンで反射された反射光の位相を変える波長板を設けた
ものである。
【0005】
【実施例】以下、図1を参照して、この発明を液晶プロ
ジェクタ装置に適用した場合の一実施例につき説明す
る。図1はスクリーン一体型の液晶プロジェクタ装置を
示す全体構成図である。この液晶プロジェクタ装置はス
クリーンが背面透射型のものであり、装置本体1内にプ
ロジェクタ部2を備え、このプロジェクタ部2で作成さ
れた画像を光学系3により装置本体1に設けられた透射
型のスクリーン4に拡大投影し、このスクリーン4に投
影された画像を装置本体1の外部から見えるように構成
されている。
【0006】プロジェクタ部2は光を発生する光源部5
と画像を表示する液晶表示パネル(画像作成部)6とか
らなっている。光源部5は光源7で発生した光を直接お
よびリフレクタ8で平行光線として液晶表示パネル6に
照射する。液晶表示パネル6は画像を電気光学的に表示
する透過型のものであり、表示される画像は白黒画像で
あってもよく、またカラー画像であってもよい。
【0007】光学系3は液晶表示パネル6に表示された
画像をスクリーン4に拡大投影するものであり、2つの
全反射ミラー9、10からなり、この全反射ミラー9、
10で順次拡大して投影する。
【0008】スクリーン4は液晶表示パネル6に表示さ
れた画像が拡大投影される透射型のものであり、アクリ
ル等からなり、投影された画像が外部から見るようにな
っており、その裏面つまり入射面側には波長板11と偏
光板12とが順次設けられている。偏光板12は光学系
3側から照射される光を一方向の直線偏光に変えるもの
であり、その透過軸は液晶表示パネル6の出射側の透過
軸と同じ方向になっている。波長板11は透過する光の
位相を変えるものであり、λ/4波長板よりなり、偏光
板12とスクリーン4との間に設けられ、偏光板12を
透過した光(一方向の直線偏光)の位相に対してスクリ
ーン4で反射された反射光の位相を変える。すなわち、
この波長板11は偏光板12を透過した光をλ/4位相
を変えてスクリーン4に照射し、また照射した一部の光
の反射光をさらにλ/4位相を変えて偏光板12に照射
させることにより、光学系3側から偏光板12を透過し
た光の位相に対して、スクリーン4側からの反射光の位
相をλ/2ずらして照射させる。そのため、偏光板12
は反射光を遮断して光学系3側への透過を防ぐ。
【0009】したがって、上述したように構成された液
晶プロジェクタ装置によれば、光源部5の光源7からの
光が液晶表示パネル6に照射され、この液晶表示パネル
6に表示された画像が光学系3の各全反射ミラー9、1
0で順次反射されてスクリーン4に拡大投影される。こ
のように画像がスクリーン4に拡大投影される際には、
光学系3側から入射する光は、偏光板12で一方向の直
線偏光に偏光され、この光線が波長板11を透過する際
にλ/4位相が変えられてスクリーン4に照射される。
このように照射された光のうち、数%の光はスクリーン
4で反射されるが、その反射光は波長板11を透過する
際にさらにλ/4位相が変えられるので、偏光板12に
照射される際には光学系3側から偏光板12を透過した
光(一方向に直線偏光)に対してλ/2位相がずれて直
交する直線偏光となる。そのため、このように直交する
方向の直線偏光は偏光板12を透過することがなく、そ
の場で遮断される。この結果、スクリーン4で反射した
反射光が光学系3や液晶表示パネル6に照射され、しか
もこれらによって再びスクリーン4に反射されることが
ないので、スクリーン4に投影された画像はコントラス
トが良く、装置本体1の外部から鮮明な画像として見る
ことができる。
【0010】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れることなく、種々変形応用が可能である。例えば、波
長板11は必ずしもλ/4波長板である必要はなく、光
学系3側から偏光板12を透過した光の位相に対してス
クリーン4で反射された反射光の位相を変え偏光板12
で遮断され得るものであれば、どのようなものであって
もよい。また、画像作成部は1枚の液晶表示パネル6で
白黒画像やカラー画像等を形成するものに限らず、赤、
緑、青の各色用の液晶表示パネルを用意し、これらに各
色波長の光をそれぞれ照射し、得られた各色ごとの画像
をカラー画像として合成投影するようにしてもよく、し
かも必ずしも液晶表示パネルを用いる必要はなく、他の
電気光学的表示素子を用いてもよい。さらに、光学系3
は必ずしも全反射ミラー9、10である必要はなく、レ
ンズを用いて拡大投影するようにしてもよい。
【0011】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
プロジェクタ装置によれば、スクリーンの入射光面側に
前記光学系側からの入射光を一方向の直線偏光成分のみ
を透過する偏光板を設けるとともに、この偏光板と前記
スクリーンとの間に、前記偏光板を透過した光の位相に
対して前記スクリーンで反射された反射光の位相を変え
る波長板を設けたので、従来のような蒸着等の特殊な処
理により形成される干渉膜を用いず、簡単な構造で、ス
クリーンへの反射光の照射を確実に防ぐことができ、こ
れによりスクリーンに投影される画像のコントラスト等
を高めることができ、鮮明な投影画像を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を液晶プロジェクタ装置に適用した場
合の全体構成を示す図である。
【符号の説明】
3 光学系 4 スクリーン 6 液晶表示パネル 7 光源 11 波長板 12 偏光板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を画像作成部に照射し、こ
    の画像作成部に表示された画像を光学系を介してスクリ
    ーンに投影するプロジェクタ装置において、 前記スクリーンの入射光面側に前記光学系側からの入射
    光を一方向の直線偏光成分のみを透過する偏光板を設け
    るとともに、この偏光板と前記スクリーンとの間に、前
    記偏光板を透過した光の位相に対して前記スクリーンで
    反射された反射光の位相を変える波長板を設けたことを
    特徴とするプロジェクタ装置。
JP4351563A 1992-12-09 1992-12-09 プロジェクタ装置 Expired - Lifetime JPH0750263B2 (ja)

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JP4351563A JPH0750263B2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 プロジェクタ装置

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JP4351563A JPH0750263B2 (ja) 1992-12-09 1992-12-09 プロジェクタ装置

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JPH0618818A JPH0618818A (ja) 1994-01-28
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JP2002139799A (ja) * 2000-10-31 2002-05-17 Seiko Epson Corp 背面投影用スクリーン及びその製造方法
JP5239915B2 (ja) * 2009-02-02 2013-07-17 ソニー株式会社 投射型表示装置
JP5899884B2 (ja) 2011-12-12 2016-04-06 セイコーエプソン株式会社 偏光変換装置及びプロジェクターシステム
WO2016143236A1 (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 株式会社Jvcケンウッド 表示装置
JP2020170113A (ja) * 2019-04-04 2020-10-15 マクセル株式会社 情報表示システムとそれを利用した車両用情報表示システム

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