JPH07502464A - 耐摩耗性感熱記録素子 - Google Patents

耐摩耗性感熱記録素子

Info

Publication number
JPH07502464A
JPH07502464A JP5507812A JP50781293A JPH07502464A JP H07502464 A JPH07502464 A JP H07502464A JP 5507812 A JP5507812 A JP 5507812A JP 50781293 A JP50781293 A JP 50781293A JP H07502464 A JPH07502464 A JP H07502464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording element
electron
thermosensitive recording
dispersion
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5507812A
Other languages
English (en)
Inventor
スミス・アルバート・エイチ
Original Assignee
インターナショナル・ペーパー・カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by インターナショナル・ペーパー・カンパニー filed Critical インターナショナル・ペーパー・カンパニー
Publication of JPH07502464A publication Critical patent/JPH07502464A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/40Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
    • B41M5/42Intermediate, backcoat, or covering layers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/30Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、感熱記録素子、と(に耐摩耗にすぐれた感熱記録素子に関する。
また、この発明は、すぐれた耐摩耗性を有する感熱記録素子の調製方法に関する 。
発明の背景 感熱記録素子は印刷業界に広い用途がある。たとえば、感熱記録素子は、ファク シミリ、プリンター、コンピューターの感熱デバイス、建築および設計図面作製 デバイス、鉄道切符や荷札を発売する自動販売機および感熱ラベル印刷デバイス のような計測用記録計器に用いられている。通常の感熱記録素子は、概ね、支持 体およびその上に設けられる一つの感熱記録層を含んでいる。感熱記録層は、主 に、結合剤、実質的に無色の電子供与性染料前駆物質および顕色剤ともいう電子 受容性化合物を含イiする。サーマルヘッド、熱ペンまたはレーザ光線で加熱す ると、染料前駆物質は瞬時に、電子受容性化合6と反応して、記録像を生成する 。
感熱記録素子の像面に欠陥が容易にできる場合のあることが認められている。
たとえば、紙クリップ、指の爪やごみつぶのような硬いもので素子を軽く擦るか 、または素子を折り曲げる場合でさえも、像面に好ましくない痕跡を生じること がある。これは、ファクシミリ紙、建築設計図、荷札、感熱印刷ラベル等のよう な用途に対して障害となる。像面の欠陥は、また、調製段階中にも得られる。感 熱コーティングは、典型的には、ある染料前駆物質と顕色剤とを共に混合して、 単一のコーティング組成物とすることによって調製される。発色反応は室温で生 じ、未発色の背景部分に種々の程度の灰色を有するコーティングをもたらすこと ができる。
したがって、耐摩耗のすぐれた感熱記録素子に対する要望が存在する。この発明 によってもたらされる感熱記録素子は前記の欠点を克服して、耐摩耗性があり、 白さを増した、すなわちうすねずみ色の感熱記録素子をもたらし、また、使用前 のコーティング組成物の有効好命を延ばす。
発明の要約 この発明は、 (a)支持体。
(b)有機高分子結合剤および、実質的に無色の電子供与性染色前駆物質または 電子受容性化合物または両者の混合物を含む第1層、ならびに(c) (b)の 結合剤と相溶性がある有機高分子結合剤および、実質的に無色の電子供与性染料 前駆物質または電子受容性化合物を含む第2層を含んで成る耐摩耗性のすぐれた 感熱記録素子において、染料前駆物質と電子受容性化合物の両者が素子中に存在 し、かつ第1層が支持体と第2層との間に介在している感熱記録素子を提供する 。
この発明の別の態様においては、 (a)支持体を備え。
(b)有機高分子結合剤を含む水溶液、および実質的に無色の電子供与性染料前 駆物質の第1分散液を調製し。
(c)有機高分子結合剤を含む水溶液、および電子受容性化合物の第2分散液で 、結合剤が(b)の結合剤と相溶性がある分散液を調製し。
(d)第1または第2分散液もしくは両者の混合物を支持体上に適用し:(e) 第1に適用された分散液を乾燥して、支持体上に第1層を形成させ;m工程(e )で形成された層上に第1または第2分散液を適用し、さらに(g)第2に適用 された分散液を乾燥して、第2層を形成させる諸工程を含んで成る耐摩耗性にす ぐれた感熱記録素子の調製方法が提供される。
発明の詳細な説明 予期せずに、かつ意外なことに、電子供与性染料前駆物質と電子受容性化合物と を二つの別個の層に分けると(ただし最外層または第2層は、染料前駆物質およ び電子受容性化合物の両者を含まないものとする)、白色の、すなわち灰色でな い塗膜を有し、かつ耐摩耗性のすぐれた感熱記録素子を生成することが判明した 。
この発明の感熱記録素子は(a)支持体、(b)結合剤および、実質的に無色の 電子供与性染料前駆物質または電子受容性化合物または両者の混合物を含む第1 層、ならびに(c) (b)の結合剤と相溶性がある有機高分子結合剤および実 質的に無色の電子供与性染料前駆物質または電子受容性化合物を含む第2層を含 んで成る。第1層は支持体と第2層との間に介在する。両層中の結合剤は有機高 分子結合剤であって、両層が同じ結合剤を含むのが好ましい。さらに、染料前駆 物質および電子受容性化合物の両者か素子中に存在しなければらない。しかし、 耐摩耗性のある感熱素子を得るためには、第2層または最外層が染料前駆物質ま たは電子受容性化合物のいずれかを含み、その両者を含まないことが重要である 。
電子供与性染料前駆物質 この発明の感熱記録素子は、感熱記録素子の第1層または第2層中に存在する実 質的に無色の電子供与性染料前駆物質を含んでいる。「実質的に無色」という用 語は、背景の光学濃度がo、io以下であることを意味する。通常の感圧記録紙 、感熱記録紙等に用いられる電子供与性染料前駆物質が、この発明に有用である 。
適当な電子供与性染料前駆物質は、Kosakaらの米国特許第4.889,8 41号、−Kawakamiらの米国特許第4,885.271号およびKoi keの米国特許第4,467.336号に開示されている。具体例を挙げると下 記の通りである。
(1)トリアリールメタン化合物、たとえば3.3−ビス(p−ジメチルアミノ フェニル)−6−ジメチルアミノフタリド(クリスタルバイオレットラクトン) 、3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド、3− (p−ジメチ ルアミノフェニル)−3−(1,2−ジメチルインドール−3−イル)フタリド 、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−メチルインドール−3−イ ル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−フェニルイン ドール−3−イル)フタリド、3.3−ビス(1,2−ジメチルインドール−3 −イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(1,2−ジメチルイン ドール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、3.3−ビス(9−エチル カルバゾール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3.3−ビス(2− フェニルインドール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3−p−ジメ チルアミノフェニル−3−(l−メチルピロール−2−イル)−6−ジメチルア ミノフタリド等。
(2)ジフェニルメタン化合物、たとえば4,4′ −とスージメチルアミノベ ンズヒドリルベンジルエーテル、N−ハロフェニルロイコオーラミン、N−2, 4゜5−トリクロロフェニルロイコオーラミン等。
(3)キサンチン化合物、たとえばローダミンBアニリノラクタム、ローダミン Bp−クロロアニリノラクタム、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフ ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−オクチルアミノフルオラン、3−ジエチル アミノ−7−(3,4−ジクロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ− 7−(2−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7 −アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 、3−エチル−トリルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−エチ ル−トリルアミノ−6−メチル−7−フェニルフルオラン、3−ジエチルアミノ −7−(4−ニトロアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル− 7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−N−プロピル)アミノ−6−メチ ル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソプロピル)アミノ− 6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−テトラヒドロフ ルフリル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル− N−イソペンチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N− シクロへキシル−N−メチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミ ノ−6−メチルーフーアニリツフルオラン、3−(N−エチル−N−(3−エト キシ)プロピル)−アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジベン チルーアミノー6−メチル−7−アニリノフルオラン等:(4)チアジン化合物 、たとえば、ベンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニトロベンゾイルロイコメ チレンブルー等:および(5)スピロ化合物、たとえば3−メチル−スピロジナ フトピラン、3−エチル−スピロジナフトピラン、3. 3’−ジクロロスピロ ジナフトピラン、3−ベンジル−スピロジナフトピラン、3−メチルナフト−( 3−メトキシベンゾ)スピロピラン、3−プロピル−スピロジベンゾビラン等。
これら染料前駆物質の混合物も有用である。
この発明を実施するのに適切な好ましい電子供与性染料前駆物質は(i) 3゜ 3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、(i i) 3−(N−エチル−N−イソペンチル)−アミノー6−メチル−7−ア二 リッフルオランおよび(Iii)3−ジベンチルーアミノー6−メチル−7−ア ニリノフルオランである。
電子供与性染料前駆物質は、コーティング組成物の重量に対して、約1ないし1 5重量%、好ましくは約3ないし8重量%の量で用いることができる。
電子受容性化合物 この発明の感熱記録素子は第1層または第2層中に存在する電子受容性化合物を 含有する。電子受容性化合物は酸性顕色剤ともいう。適切な電子受容性化合物は 、電子供与性染料前駆物質との反応によって発色することができる。該化合物は 米国特許第4,889,841号、同第4,885,271号および同第4゜4 67.336すに開示されている。この発明を実施する上に好ましい特定電子受 容性化合物にはフェノール誘導体、芳香族カルボン酸誘導体、N、 N’ −ジ アリールチオ尿素誘導体および有機化合物の多価金属塩たとえば亜鉛塩がある。
とくに好ましい電子受容性化合物はフェノール誘導体である。具体的な例にはp −オクチルフェノール、p−第三ブチルフェノール、p−フェニルフェノール、 1、 1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)−プロパン、1,1−ビス(p−ヒ ドロキシフェニル)ペンタン、l、1−ビス(p−ヒドロキシフェニル)ヘキサ ン、2.2−ヒス(p−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、1.■−ビス(p−ヒ ドロキシフェニル)−2−エチルヘキサン、2.2−ビス(4′ −ヒドロキシ フェニル)プロパン、2.2−ヒス(4−ヒドロキシ−3−ジクロロフェニル) プロパン、p−オキシ安息香酸ベンジル、p−オキシ安息香酸エチル、p−オキ シ安息香酸ブチル、p、p’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、2.2’ − ジアリル−4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、および2.2′ −ジ メチル−4゜4′−ジヒドロキシジフェニルスルフィドがある。これら化合物の 混合物も使用することができる。
この発明を実施する場合に、好ましい電子受容性化合物は(i) 2. 2−ビ ス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパン、(ii)p−オキシ安息香酸ベンジ ル、および(iii) 2. 2’−ジアリル−4,4′ −ジヒドロキシジフ ェニルスルホンである。
電子受容性化合物は染料+iij駆物質の重量に対して、50ないし500重量 %、好ましくは100ないし200重量%の量で用いることができる。
結 合 剤 この発明の感熱素子は第1層および第2層の両方に結合剤を含有する。第2層ま たは最外層中の結合剤は第1層中の結合剤と相溶性のあることが重要である。
「結合剤との相溶性」という用語は、第2層中の結合剤が、第1層中の結合剤と 同一か、または類似の性質を有することを意味する。たとえば、両結合剤は相互 に混和可能であって、かつ両者は相互と化学的に反応しないということが重要で ある。
この発明の実施するのに適切な結合剤は、水に可溶で分子量が20,000ない し200,000の有機高分子結合剤である。実例には、デンプン類、ヒドロキ シエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、溶性コ ラーゲン、ゼラチン、カゼイン、ポリアクリルアミド、ポリビニルピロリドン、 ポリビニルアルコール、部分加水分解ポリビニルアルコールともいうビニルアル コール酢酸ビニル共重合物のようなポリビニルアルコールコポリマー、アルギン 酸ナトリウム、水に可溶なフェノールホルムアルデヒド樹脂、スチレン−無水マ レイン酸コポリマー、エチレン−無水マレイン酸コポリマー、エチレン酢酸ビニ ル、ポリマー等、ラテックス型の水に可溶な結合剤、たとえばスチレン−ブタジ ェンコポリマー、アクリロニトリル−ブタジェンコポリマー、アクリル酸メチル −ブタジェンコポリマー等、アクリル樹脂、たとえばポリ (メタクリル酸メチ ル7/アクリル酸エチル/アクリル酸)等がある。
有機高分子結合剤は、濃度が1ないし20重量%、好ましくは3ないし10重量 %の水溶液として存在する。濃度が1%未満であれば、分散粒子の安定性が劣り 、加熱段階の間に凝集が生じる。濃度が20%を−に1回ると、分散液の粘度が 著しく増大して、分散液を処理するのに大量のエネルギーが必要となる。
添 加 剤 染料前駆物質含有層および顕色剤含有層中に添加剤を存在させることができる。
この発明を実施するのに適切な添加剤には、顔料、ワックス、潤滑剤、活性化助 溶剤、高級脂肪酸金属塩、界面活性剤、防かび剤、分散剤、UV吸収剤、蛍光染 料、蛍光増白剤、消泡剤等がある。また、低温における感色性を良くするために 、染料01j駆物質または顕色剤の融点を低下させることができる熱易融物質も 有用である。ワックスおよび高級脂肪酸が最外層中にあって、感熱素子が記録デ バイスのサーマルヘッドに固着、またはサーマルヘッドを擦過しないようにする のを助けるのが好ましい。
有用な顔料には、けいそう土、タルク、カオリン、焼結カオリン、炭酸カルシウ ム、炭酸マグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ケイ素、水酸化アルミニウ ム、尿素ホルマリン樹脂等がある。
適切な熱易融物質には、β−ナフトールベンジルエーテル、p−ベンジルピフェ ニル、エチレングリコール、m−トリルエーテル、m−エーテルフェニル、ビス (1(4−メトキシ)フェノキシエチル)エーテル、ジベンジルオキサレート、 ジ(p−クロロベンジル)オキサレート、ジ(p−メチルベンジル)オキサレー トおよびジベンジルテレフタレートがある。これら熱易融物質は、染料前駆物質 のm!’itに対して25ないし500重量%、好ましくは50ないし200重 量%の量を用いることができる。
高級脂肪酸、金属塩の例は、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウムである 。有用なワックスにはパラフィン、酸化パラフィン、ポリエチレン、酸化ポリエ チレン、ステアリン酸アミド、およびカスドルワックスがある。ジオクチルスル ホコハク酸ナトリウム等のような分散剤、ベンゾフェノン型、ベンゾトリアゾー ル型等のUV吸収剤、および0−フェニル石炭酸ナトリウム四永和物等のような 防かび剤も有用な添加剤である。
支 持 体 この発明を実施するのに好ましい支持体は、紙、たとえば100%漂白硬質木材 クラフトおよび漂白軟質木材クラフト、木材を含まない木綿ベラム、ならびにバ ルブを加熱するか、または添加剤を加えて半透明にした木材含有紙、ポリエチレ ンテレフタレートのような透明フィルム、不織布、金属箔、およびこれらの混合 物のようなシート成形物質である。紙が好ましい支持体である。
分散液の調製および塗装 支持体ならびにその上に設けられる少な(とも二つの層を含んで成り、第1層が 結合剤および、実質的に無色の電子供与性染料前駆物質または電子受容性化合物 またはそれら混合物を含み、かつ第2層が結合剤および、染料前駆物質または電 子受容性化合物を含む感熱記録素子の調製方法が提供される。該感熱素子の調製 方法は、 (a)支持体を備え。
(b)実質的に無色の電子供与性染料前駆物質を含有する有機高分子結合剤水溶 液の第1分散液を調製し。
(c)電子受容性化合物を含有する有機高分子結合剤水溶液の第2分散液で、結 合剤が(b)の結合剤と相溶性がある分散液を調製し。
(d)第1または第2分散液または両者の混合物を支持体上に適用し。
(e)第1に適用した分散液を乾燥して、支持体上に第1層を形成させ;(f) 工程(e)で形成された第1層の上に第1分散液または第2分散液を適用し、さ らに (g)第2に適用した分散液を乾燥して、第2層を形成させる諸工程を含んで成 る。
染料前駆物質および電子受容性化合物の分散液は、通常、分散媒体として有機高 分子結合剤水溶液を用いて調製される。それぞれの分散液中の染料前駆物質およ び電子受容性化合物の粒径は約0.5ないし3μである。粒径が3μよりも大き い場合には、感熱素子の感熱レスポンスが概して不十分である。0.5μ未満の 粒径は曇りを生じるか、または分散を行うのに著しい量のエネルギーを要するこ とがある。
支持体に適用される第1分散液は、染料前駆物質または電子受容性化合物または 両者の混合物を含有する。染料前駆物質と電子受容性化合物の両者か存在する場 合には、この層中の染料前駆物質対電子受容性化合物の比は1 lないし101 の範囲にあり、21ないし4・lが好ましい。
染料前駆物質を含有する分散液は、ボールミル、水平サンドミルのようなサンド ミル、アトライター等のような練磨装置で、有機高分子結合剤水溶液とともに、 染料前駆物質および他の適切な添加剤を錬磨することによって調製される。ケイ 酸ジルコニウム媒体を含む水平サンドミルを用いるのが好ましい。分散液は、0 .5ないし3μ、好ましくは0.8ないし1μの平均粒径を得るまで、継続して 錬磨する。
電子受容性化合物を含有する分散液は、前記錬磨装置の一つで、0.5ないし3 μ、好ましくは0.8ないし1μの平均粒径が得られるまで、電子受容性化合物 、有機高分子結合剤水溶液および適切な添加剤を錬磨することによって調製され る。
染料前駆物質、または電子受容性化合物、または任意の他の添加剤を含有する単 独の分散液は、錬磨装置で、所望の平均粒径に達するまで、有機高分子結合剤水 溶液とともに個々の成分を錬磨することによって調製することができる。コーテ ィング分散液すなわち組成物は、次にコーティング分散液の総重量に対するパー セントとして、個々の成分の所望の重量パーセントを表わす割合に個々の分散液 を配合することによって調製することができる。
染料前駆物質または電子受容性化合物または両者の混合物を含有する分散液は支 持体、好ましくは紙の上に、通常のコーティング装置を用いて、適用、好ましく は塗装される。塗装支持体は、次に約25°ないし50℃、好ましくは456な いし50℃において、2ないし30分間、好ましくは2ないし5分間乾燥する。
被覆層中の染料前駆物質は、0.3 glrdないし1.6 g/lri、好ま しくは0.4g/イないし0.8g/mの量で存在する。乾燥後、第1に適用し て、乾燥した層上に、染料前駆物質含有分散液または電子受容性化合物、含有分 散液を、適用、好ましくは塗装し、続いて同じ条件で乾燥する。被覆層中の電子 受容性化合物は、0.2g/、、Iないし2.7g/m、好ましくは0.7g/ r+7ないし1.3g/nfの量で存在する。あるいはまた、電子受容性化合物 は、染料前駆物質の重量に対して、50ないし500ffiffi%、好ましく は100ないし200重量%に等しい量で存在する。
乾燥は、感熱記録素子の含水量が、記録素子の総重量に対して、約5重量%から 約9 m ffi %の範囲になるように行うのが好ましい。
前記乾燥記録素子に、種々の表面特性、たとえば光沢、平滑性、色調、無機もし くは有機溶剤に対する抵抗性、または補足的な耐摩耗性を与えるために、補足的 な層を適用することができる。二層を上回る素子の場合には、記録素子の最外層 が、染料前駆物質または電子受容性化合物のいずれかを含むことが好ましいが、 両者を含むのは好ましくない。最外層中に染料前駆物質と電子受容性化合物との 両名°が存在すると、素子があまりにも熱に敏感になりすぎて、像の後縁から「 像のブリード」または「スミア」を生じる場合があることが認められている。補 足的な層は、隣接層中の結合剤と相溶性がある有機高分子結合剤および、電子受 容性化合物または染料前駆物質を含む。各成分が少なくとも−っの層中に存在す れば、すなわち、染料前駆物質/顕色剤/染料前駆物質または顕色剤/染料前駆 物質/顕色剤のみならず前記の併用、たとえば染料前駆物質/染料前駆物質/顕 色剤、顕色剤/染料前駆物質/染料前駆物質、ならびに染料前駆物質−顕色剤/ 顕色剤/染料前駆物質および顕色剤/染料前駆物質−顕色剤/染料前駆物質等と いう「サンドイッチ」組成物が可能であれば、多重層は、染料前駆物質または電 子受容性化合物を含む第1適用層および顕色剤がまたは染料前駆物質を含有する 逐次層を含むことかできる。いずれの場合にも、このようにして生成した被覆素 子は、単一コーティング中に染料前駆物質および顕色剤の両者と含有する従来の 感熱記録素子に比べて、すぐれた爪摩擦抵抗性を示す。
最外層は、また、顔料、ワックス、高級脂肪酸金属塩、蛍光増白剤およびこれら の混合物のような添加剤を含むこともできる。組成物の金層中の電子受容性化合 物の累積量は、被覆物質中に用いられる染料前駆物質の総量に対して5oないし 500重量%、好ましくは100ないし200重量%の範囲になければならない 。
実 施 例 以下の実施例は、この発明をさらに説明するものであるが、この発明を限定する ものではない。と(に断らない限り、部およびパーセントは重量単位である。
平均粒径は、フロリダ州、St、 PetersburgのLeads & N orthrup Company製Micr−otrac Model 799 8 S PA Particle 5ize Analyzerを用いて測定し た。
分散液A−Eは、オハイオ州、AkronのUnion Process Co mpany製Union Pr−ocess is Attritor内で、粉 砕媒体として0.12インチ(0,3c+n)の鋼製散弾を用いて錬磨して調製 した。
分散液「A」 (染料前駆物質分散液)・3−(N−ジエチル)−アミノ−6− メチル−7−アニリツフルオラン(500グラム)および2000グラムの7重 量%ポリビニルアルコール水溶液を、外部冷却ジャケット付きアトライター内で 、25−37℃の温度で4時間錬磨した。
得られた分散液は、平均1.3ミクロンの粒径を有することが認められた。
分散液「B」 (増感剤または熱易融化合物分散液)・パラベンジルピフェニル (460グラム)および2040グラムの7%ポリビニルアルコール水溶液をア トライター内で、25−35℃の温度で6時間練磨して、平均粒径が1.45ミ クロンを示す分散液を生成させた。
分散液[℃」 (電子受容性化合物または顕色剤分子f!i液)p−オキシ安息 香酸ヘンシル(375グラム)および2125グラムの7%ポリビニルアルコー ル水溶液をアトライター内で、25−35℃の温度で、5時間錬磨して、平均粒 径か154ミクロンを示す分散液を生成させた。
分散液「D」 (色安定剤分散液−DH−43)1.1.3−トリス(2−メチ ル−4−ヒドロキシ−5−シクロへキシルフェニル)ブタン(465グラム)お よび2035グラムの7%ポリビニルアルコール溶液をアトライター内で、25 −35℃の温度で24時間錬磨して、平均粒径が25ミクロンを示す分散液を生 成させた。
分散液「E」 (顔料分散液) 炭酸カルシウム(500グラム)および2000グラムの7%ポリビニルアルコ ール溶液を共に、アトライター内で、25−35℃の温度で4時間錬磨して、平 均粒径が1.5ミクロンを示す分散液を生成させた。
Cowlesミキサー(カリフォルニア州、Los AngelcsのMoor ehousc IndustriesnW−24型)を用いて、下記の表示比率 の個々の成分の予備的スラリーをまず調製することによって下記分散液を調製し た。個々のスラリーは、次に、粒径が0、6 0.8 m11のケイ酸ジルコニ ウム粉砕媒体を用い、20リツトルの水平細砕機(ペンシルヘニア用、Rcad ingのRremier Mill Corporation製EPH−20型 5uper Mill)内で錬磨した。分析によって、各分散液の含有する粒子 の平均粒径か1−2ミクロンと判明するまで、各成分をこのミルで10分/リッ トルの滞留時間で、連続的に錬磨した。
分散液「F」 (染料前駆物質分散液)・3−(N−ジエチル)−アミノ−6− メチル−7−アニリツフルオラン(29kg)および116kgの7重量%ポリ ビニルアルコール水溶液を、分析によって、分散液の含有する粒子の平均粒径が 1.38μと判明するまで、Premier lli]1内で、1.26ff/ 分の流量で錬磨した。
分散液1G」 (熱易融物質)および 分散液「H」 (顕色剤) 分散液Fを調製するのに述べた方法を用いて、分散液G(バラベンジルビフェニ ル20重量%および7%ポイリビニルアルコール水溶液80重量%)ならびに分 散液(p−オキシ安息香酸ベンジル20重量%および7%ポリビニルアルコール 水溶液80重1it96)を調製した。粒径分析の結果、該分散液は、平均粒径 がそれぞれ1.1 tlおよび1.3μの粒子を含有することが判明した。
分散液「■」、r、bおよび「K」は下記に示す通りである。
分散液 組 成 商品名 製 造 業 者■ ステアリン酸亜鉛 11idor ine D−523ケンタラキー州、Elizabethtovn(31,5% 水溶液) のCytech Products Inc。
K Arkls DH−43Hidorine F−165ケンタラキー州、E lizabethtown(309g水溶液) のCytech Produc ts Inc。
分散液「L」 (染料前駆物質および熱易融物質)3−(N−ジエチル)−アミ ノ−6−メチル−7−アニリツフルオラン(58kg)、パラベンジルピフェニ ル(58kg)および230kgの7重量%ポリビニルアルコール水溶液をCo wles ミキサー内で混合し、得られたスラリーを、分析の結果、平均粒径が 1.89μと判明するまで、Premier Mill内で錬磨した。
分散液Fについて述べた方法により下記分散液を調製した。
分散液「M」 (電子受容性化合物)。
成分 重量% 2.2−ヒス(4′−ヒドロキシフェニル)プロパン(BPA) 20ポリビニ ルアルコール(7%水溶液)60水 20 錬磨後の平均粒径・1.35μ 分散液「N」 (電子受容性化合物)。
成分 重量% 1.−一 −H轡− ヒドロキシエチルセルロース(3%水溶液) 60水 20 錬磨後の平均粒径:1.50μ 分散液「0」 (染料前駆物質) 3−ジベンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 20ポリビニル アルコール(7%水溶液) 65水 15 分散液Fについて述べた方法によって、分散液「P」、rQj、rR」および1 SJを調製し、下記組成か得られた。
3−(N−ノエチルーγミノ)−6−メ子ルーフ アニリノフルオラン 6.2  − − −3−ノヘノチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン −  −−6,0バラベンジルピフエニル 6.2 −− −− 6.Op−オキシ 安息香酸ベンジル − 6.0 − −ビスフェノールA(BPA) −−−6 ,0−ポリビニルアルコール(7%水溶液) 73,3 79.3 70.4  80.0水 14.3 14,7 23.6 8.0実施例1 分散液Aをポリビニルアルコール水溶液で希釈してコーティング組成物を調製し た。該組成物の組成は下記の通りであった。
成分 重量% 分散液A8.3 ポリビニルアルコール(7%水溶i) 91.7Meyer Rodを使用して 、秤量81.6g/rr?の紙に、該コーティング組成物を用いて、塗装した。
コーティングは、次に27℃で30分風乾した。得られた塗膜は白色で、光沢が よく塗膜量は1.4g/r+7であることが判明した。
分散液Cをポリビニルアルコール水溶液で希釈して、第2のコーティング組成物 を調製した。該組成物の組成は下記の通りであった。
虜−分 2 重量% 分散液C33,2・ ポリビニルアルコール(7%水溶液) 66.8ふたたび、Meyer Rod を使用し、該コーティング組成物を用いて、すでに紙に塗装して、乾燥した染料 前駆物質含有層の上に第2層を適用し、次いで27℃で30分風乾した。得られ た被覆紙は2.9g/rr?の総桧膜量を有し、白色で、光沢に乏しく、爪の摩 擦による引掻抵抗かすぐれていた。爪で強く擦っても像は現われなかった。対照 的に、標準の感熱紙は、爪で軽く擦った場合でさえも容易に傷跡がついた。該被 覆紙を、反射率デンシトメトリーにより測定して、背景は0.050、D 単位 であることが判明し、さらにロードアイランド州、East Greenvic hのGulton Co、製Gulton S P 80型 ATSB I t hermal Pr1nterにより、吸光度が、0.670.D 単位の黒色 像が生成した。
実施例2 染料前駆物質含有層が下記組成である点は別として、実施例1に示したように感 熱記録素子を調製した。
成 分 重量% 分散液A I 6.5 分散液B 61.2 ポリビニルアルコール(7%水溶液) 22.3感熱素子は、平滑で、「クリー ム色」を呈し、光沢に乏しかった。実施例1の素子よりは引掻抵抗が若干劣るけ れども、標準の感熱コーティングよりは、はるかに耐摩耗性があった。被覆紙の 背景の吸光度は0.060.D、を示した。Gul−ton感熱プリンターで印 刷したとき、光学濃度が1.260.D、単位の黒色像を生成した。
実施例3 分散液F−Hを用いて、下記コーティング組成物を調製した。
コーティング組成物1 (染料n;j駆物質物質び熱易融物質)分散液F 30 .0 分散液6 30.0 ポリビニルアルコール(70δ水溶液) 32.0分散液H30,0 ポリビニルアルコール(7%水溶液) 56.0分散液F 30.0 分散液630.0 分散液14 30.0 ポリビニルアルコール(7%水溶液)10.0秤量89.6g/+r+’の漂白 クラフト紙の支持体に、下記のように前記コーティング組成物を使用した。
ノ4u− Meyer Rodを用いて、コーティング組成物lを支持体に適用した。コー ティングを外界温度で30分風乾した。塗膜は白色で塗膜量が2.28g/mで あった。
、組成物lを塗装して乾燥した層を含ffする試料に、Meyer Rodを使 用して、コーティング組成物2を第2コーテイングとして適用した。第2コーテ イングを前記のように風乾し、塗膜量は1.63g/m(合計塗膜量= 3.9  g/m)であることがヤ]明した5被覆試料は白色で、背景の反射濃度は0. 040.D、であった。被覆試料はすぐれた爪摩擦抵抗を示した。Gulton  Thermal Pr1nterで印刷すると、光学濃度か1.350.Dの 像が得られた。
秤量81.6 g/、、?の漂白クラフト紙の支持体に、コーティング組成物3 を用いて、単一コーティング層を適用した。コーティングを外界温度で30分風 乾した。
得られた被覆試料は青灰色で、反射デンシトメトリーによれば背景は0.150 . D。
であった。この試料の塗膜量は3.9g/rr?であった。被覆試料は爪で軽( 擦った場合でさえも容易に跡がついた。Gulton Pr1nterで印刷す ると、被覆試料は1,290、 D、単位の像を生成した。
実施例4 分散液F−Kを用いて、下記のようにコーティング組成物を調製した。
3−(N−ノエチル)−アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 6.0 パラベンジルビフエニル 6.0 ポリビニルアルコール(7%水溶液) 73.2p−オキシ安息香酸ベンジル  6.0 ポリビニルアルコール(7%水溶液) 79.3Arkls DH−43) 盛−分 重量% p−オキシ安息香酸ベンジル 6.0 ステアリン酸亜鉛(分散液Iより) 10.0パラフインワツクス(分散液Jよ り) l 0.0Arkls DH−43(分散液により)1.0ポリビニルア ルコール(7%水溶液1 25.4成分 重量% p−オキシ安息香酸ベンジル 5.0 炭酸カルシウム 12.9 Calcaf 1ourQ料 1.O Ca rbosc t■XL−113,5(アクリル酸/メタクリル酸コポリマ ー)オハイオ州、C1cvclandのB、 F、 Goodrich Co、 製ポリビニルアルコール(7%水溶?!り 25.4p−オキシ安息香酸ベンジ ル 5.0 パラベンジルビフエニル 1.7 炭酸カルシウム 9.3 ポリビニルアルコール(7%水溶液) 84. OMeyer Rodを使用し 、コーティング組成物4 (染料および熱易融物質)を用いて、秤量81.6g /mの紙に塗装した。コーティングを、ウェブ温度が58℃の空気炉で5分間乾 燥した。分析の結果塗膜量は1.79g1rdであった。
被覆紙に、さらに、コーティング組成物5 (顕色剤)を二工程で塗装した。第 1コーティング組成物5はMeyer Rodを用いて適用し、この塗装紙をウ ェブ温度48℃の空気炉で5分間乾燥した。分析の結果、この工程で1.15g /mの塗膜量か得られた。次に、Mey Rodを使用して、該紙に、さらにコ ーティング組成物5を塗装し、ふたたび、48℃のウェブ温度で5分間空気乾燥 した。分析の結果、この第3塗膜の塗膜量は1.46 g/rT?であった。
支持体および3つの塗膜層を含む生成感熱素子の総桧膜量は4.4g/mであっ た。該素子は白色で、背景の反射濃度は0.050.D であった。さらに、状 景fはすぐれた爪摩擦抵抗を示した。。この被覆試料にGulton Pr1n terで印刷すると、光沢濃度1.410.D の像が得られた。
最終コーティングをコーティング組成物50代りにコーティング組成物6で行っ た点を別にして、実施例4を繰返した。分析の結果は、3つのコーティングが、 それぞれ1.55 g/nl、 1.72 g/n?および1゜30g/n?の 量で存在することが判明した。得られた被覆素子は白色で、背景の光学濃度は0 .040.D、 であった。該素子は爪摩擦抵抗性があった。Gulton T hermal Pr1nterで印刷すると、この被覆素子は光学濃度が1.. 380.D の像を生成した。
実施例−」□ 乾燥コーティング組成物4に、コーティング組成物5の代りにコーティング組成 物7を適用した点は別にして、実施例4を繰返した。得られた被覆素子は、それ ぞれ1.30g/r+?、1.95g/mおよび1.59 g/イの量の塗膜を 含むことが判明した。被覆素子は白色で背景は0.060.D であった。該素 子は爪摩擦抵抗性がすぐれていた。Gulton Thermal Pr1nt erで印刷すると、該素子は光学濃度か1.320.D、 の像を生成した。
実施例7 種々の量の分散液A−Eを配合して、下記、表示重量パーセントの各成分を有す るコーティング組成物を調製した。
表 1 組成物番号: 8 9 10 11 12 13p−オキシ安息香酸ベンジル( C) −4,95,15,0−−バラベンジルピフェニル(B) −1,7−1 ,7−−ArklsDH−43(D) −−−−1,2−炭酸カルシウム 9. 3−9.2 9.2 − −ポリビニルアルコール 88.9 93,4 85 .7 84,1 97,2 98.3(7%水溶液) 表2に示すように、コーティング組成物No、 8ないし13を用いて、秤量5 7g/’rrlの紙試料に塗装した。それぞれの場合に、第1コーテイングの適 用後、塗装試料を室温において、強制空気乾燥条件下で30分間風乾した。次に 第2コーチインクを適用して、塗装素子をふたたび室温で30分風乾した。次に 、試料は、塗膜化爪摩擦抵抗、背景吸光度を測定し、さらにGulton Pr 1nterで印刷した。
結果を表2に示す。
表 2 材料番号 12345678 第1回適用の組成物番け 13 8 13 8 13 8 12 12第1回適 用の塗膜量(g/m2) 1.14 2,77 1,14 2.77 1.14  2,77 1,30 1.30第2回適用の組成物番け 9 9 10 10  11 11 9 11第2回適用の塗膜量(g/m2) 2,44 1.14  1.95 4,72 1.63 4,56 1,95 1.95背景のO,D 、 0.04 0.05 0.05 0.05 0.05 0.05 0.04  0.04像のO,D、 0.59 0.61 0.48 0,52 0.58  0.67 0.64 0.64耐パメj甘L +++ +++ + ++ +  十÷ 十++ ÷++耐摩耗性 +=良好、+神極めて良好、++十−優秀実 施例8 分散液A、1. J、 K、 M、、 Nおよび0を、適当な量で、共に配合し て、表3に示す表示用fflパーセントのコーティング組成物を調製することが できる。
表 3 組成物番号 14 15 16 17 18BPA −−−8,08,08,0 炭酸カルシウム 10.0 − − − −ステアリン酸亜鉛 −−8,08, 0−パラフィンワックス − −8,08,0−八rklsDH−431,01 ,01,0−−ポリビニルアルコール 83 93 75 64 92(7?6 水溶液) 実施例7で述べたように、表3に示すコーティング組成物を用いて、秤量57g  /’ rdの紙試料に塗装して、塗膜量、耐摩耗性および背景の吸光度を測定 した。
試料をGulton Pr1nterで印刷するときに得られる像の光学濃度を 測定することができる。該感熱記録素子は良好な耐摩耗性、背景の吸光度および 光学濃度を有すると思われる。
実施例9 分散液P、 Q、 RおよびSを用いて、次項を別として、実施例1に記載した ように下記感熱記録素子を調製した。
試料番号 −箱↓華□−箪ス屑 第3層1 分散液P 分散液Q − 2分散液P 分散液Q 分散液Q 3 分散液Q 分散液P − 4分散液Q 分散液P 分散液Q 5 (比較例) 分散液P十分散液Q−−6分散液P 分散液R− 7分散液R分散液P 分散液P 8 分散液R分散液P 分散液R 9(比較例) 分散液P十分散液R−−10分散液S 分散液R− 11分散液R分散液S − 12分散液R分散液S 分散液5 13(比較例) 分散液R十分散液S−一実施例7に述べるようにli、T−の 試験を行い、その結果を表4に示す。
表 4 1 ++ 0.14 1.31 ’l ++ 0.15 1.31 3 +++ 0.08 1.37 4 + 0.08 1.42 5 0 0.15 1.29 6 + 0.18 1.35 7 ++ 0.07 1.22 3 + 0.l O1,49 900,111,07 to ++ 0.08 1.06 11 +++0.08 0.98 12 +++ 0.08 0.75 13 0 0.07 1.10 補正書の翻訳文提出書 (特許法第184条の8) 平成 6年 4月スエ「

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.(a)支持体; (b)有機高分子結合剤および、実質的に無色の電子供与性染料前駆物質または 電子受容性化合物または両者の混合物を含む第1層;ならびに(c)(b)の結 合剤と相溶性がある有機高分子結合剤および、実質的に無色の電子供与性染料前 駆物質または電子受容性化合物を含む第2層を含んで成る耐摩耗性のすぐれた感 熱記録素子において、染料前駆物質および電子受容性化合物がいずれも素子中に 存在し、かつ第1層が支持体と第2層との間に介在することを特徴とする感熱記 録素子。
  2. 2.実質的に無色の電子供与性染料前駆物質が、トリアリールメタン化合物、ジ フェニルメタン化合物、キサンチン化合物、チアジン化合物およびスピロ化合物 より成る群から選ばれることを特徴とする請求項1の感熱記録素子。
  3. 3.実質的に無色の電子供与性染料前駆物質が、3,3−ビス(p−ジメチルア ミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリドであることを特徴とする請求項2 の感熱記録素子。
  4. 4.実質的に無色の電子供与性染料前駆物質が3−(N−エチル−N−イソペン チル)ーアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオランであることを特徴とする 請求項2の感熱記録素子。
  5. 5.実質的に無色の電子供与性染料前駆物質が3−ジベンチルーアミノ−6−メ チル−7−アニリノフルオランであることを特徴とする請求項2の感熱記録素子 。
  6. 6.実質的に無色の電子供与性染料前駆物質が、コーティング組成物の重量に対 して約1ないし15%の量で存在することを特徴とする請求項1または請求項2 の感熱記録素子。
  7. 7.実質的に無色の電子供与性染料前駆物質が、コーティング組成物の重量に対 して約3ないし8重量%の量で存在することを特徴とする請求項6の感熱記録素 子。
  8. 8.電子受容性化合物が、フェノール誘導体、芳香族カルボン酸誘導体、N,N ′ージアリールチオ尿素誘導体、および多価金属塩より成る群から選ばれること を特徴とする請求項1の感熱記録素子。
  9. 9.電子受容性化合物が2,2−ヒス(4′−ヒドロキシフェニル)プロバンで あることを特徴とする請求項8の感熱記録素子。
  10. 10.電子受容性化合物がp−オキシ安息香酸ベンジルであることを特徴とする 請求項8の感熱記録素子。
  11. 11.電子受容性化合物が2,2′−ジアリル−4,4′−ジヒドロキシジフェ ニルスルホンであることを特徴とする請求項8の感熱記録素子。
  12. 12.電子受容性化合物が、染料前駆物質の重量に対して約50ないし500重 量%の量で存在することを特徴とする請求項1または請求項8の感熱記録素子。
  13. 13.電子受容性化合物が、染料前駆物質の重量に対して約100ないし200 重量%の量で存在することを特徴とする請求項12の耐摩耗性感熱記録素子。
  14. 14.有機高分子結合剤が20,000ないし200,000の分子量を有する 水に可溶な結合剤であることを特徴とする請求項1の感熱記録素子。
  15. 15.有機高分子結合剤が、デンプン類、ヒドロキシエチルセルロース、メチル セルロース、カルボキシメチルセルロース、溶性コラーゲン、ゼラチン、カゼイ ン、ポリアクリルアミド、ポリヒニルビロリドン、ポリヒニルアルコール、ポリ ヒニルアルコールコポリマー、アルギン酸ナトリウム、水に可溶なフェノールホ ルムアルデヒド樹脂、スチレン−無水マレイン酸コポリマー、エチレン−無水マ レイン酸コポリマー、エチレン酢酸ヒニル、ポリマー、スチレン−ブタジエンコ ポリマー、アクリロニトリル−ブタジエンコポリマー、アクリル酸メチル−ブタ ジエンコポリマーおよびアクリル樹脂より成る群から選ばれることを特徴とする 請求項14の感熱記録素子。
  16. 16.有機高分子結合剤が、1ないし20重量%の濃度の水溶液として存在する ことを特徴とする請求項14の感熱記録素子。
  17. 17.有機高分子結合剤が3ないし10重量%の濃度の水溶液として存在するこ とを特徴とする請求項16の感熱記録素子。
  18. 18.さらに、ワックス、高級脂肪酸金属塩および熱易融物質より成る群から選 ばれる添加剤を含むことを特徴とする請求項1の感熱記録素子。
  19. 19.支持体がシート成形された物質であることを特徴とする請求項1の感熱記 録素子。
  20. 20.支持体が、紙、透明フィルム、不織布、金属箔およびこれらの混合物より 成る群から選ばれることを特徴とする請求項19の感熱記録素子。
  21. 21.第2層の上に少なくとも一つの補足的な層(d)が存在し、前記補足的層 が有機高分子結合剤および、実質的に無色の電子供与性染料前駆物質または電子 受容性化合物を含むことを特徴とする請求項1の感熱記録素子。
  22. 22.第2層および補足的層が有機高分子結合刑および電子受容性化合物を含む ことを特徴とする請求項21の感熱記録素子。
  23. 23.第2層および補足的層が有機高分子結合剤および実質的に無色の電子供与 性染料前駆物質を含むことを特徴とする請求項21の感熱記録素子。
  24. 24.補足的層が顔料、ワックス、高級脂肪酸金属塩、蛍光増白刑、およびこれ らの混合物より成る群から選ばれる化合物を含むことを特徴とする請求項21、 請求項22または請求項23の感熱記録素子。
  25. 25.すぐれた耐摩耗性を有する感熱記録素子の調製方法において、該方法が、 (a)支持体を備え; (b)有機高分子結合剤を含む水溶液および実質的に無色の電子供与性染料前駆 物質の第1分散液を調製し; (c)有機高分子結合刑を含む水溶液および電子受容性化合物の第2分散液であ って、結合剤が(b)の結合刑と相溶性がある分散液を調製し;(d)第1また は第2分散液または両者の混合物を支持体上に適用し;(e)第1に適用した分 散液を乾燥して、支持体上に第1層を形成させ;(f)工程(e)で形成された 層の上に第1または第2分散液を適用し;さらに (g)第2に適用した分散液を乾燥して、第2層を形成させる諸工程を含むこと を特徴とする方法。
  26. 26.染料前駆物質の粒径が約0.5ないし約3ミクロンであることを特徴とす る請求項25の方法。
  27. 27.電子受容性化合物の粒径が約0.5ないし約3ミクロンであることを特徴 とする請求項25の方法。
  28. 28.粒径が0.8ないし1ミクロンであることを特徴とする請求項26または 請求項27の方法。
  29. 29.染料前駆物質が約0.3g/m2ないし約1.6g/m2の量で存在する ことを特徴とする請求項25の方法。
  30. 30.染料前駆物質が約0.4g/m2ないし約0.8g/m2の量で存在する ことを特徴とする請求項29の方法。
  31. 31.電子受容性化合物が約0.2g/m2ないし約2.7g/m2の量で存在 することを特徴とする請求項25の方法。
  32. 32.電子受容性化合物が約0.7g/m2ないし約1.3g/m2の量で存在 することを特徴とする請求項31の方法。
  33. 33.感熱記録素子の第2層に少なくとも一つの補足的層を適用することを特徴 とする請求項25の方法。
  34. 34.補足的適用層を乾燥して、少なくとも三層を保持する支持体を有する感熱 記録素子を生成させることを特徴とする請求項33の方法。
JP5507812A 1991-10-22 1992-10-22 耐摩耗性感熱記録素子 Pending JPH07502464A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US78155791A 1991-10-22 1991-10-22
US781.557 1991-10-22
PCT/US1992/008821 WO1993008031A1 (en) 1991-10-22 1992-10-22 Abrasion resistant, thermosensitive recording element

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07502464A true JPH07502464A (ja) 1995-03-16

Family

ID=25123132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5507812A Pending JPH07502464A (ja) 1991-10-22 1992-10-22 耐摩耗性感熱記録素子

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5610118A (ja)
EP (1) EP0609378A1 (ja)
JP (1) JPH07502464A (ja)
WO (1) WO1993008031A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5851951A (en) * 1996-02-29 1998-12-22 Oji Paper Co., Ltd. Heat sensitive recording material
JP3945705B2 (ja) 2003-06-25 2007-07-18 三光株式会社 増感剤分散体の製造方法及び感熱記録体
JP4313249B2 (ja) * 2004-05-13 2009-08-12 東芝テック株式会社 感熱記録媒体の製造方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4020232A (en) * 1974-05-17 1977-04-26 Mitsubishi Paper Mills, Ltd. Heat-sensitive recording sheets
JPS57133094A (en) * 1981-02-12 1982-08-17 Ricoh Co Ltd Multi-color heat sensitive recording paper
GB2110399B (en) * 1981-11-18 1985-06-26 Dainippon Printing Co Ltd Thermosensitive recording material
US4401721A (en) * 1981-11-19 1983-08-30 Dai Nippon Insatsu Kabushiki Kaisha Thermosensitive recording materials
JPS6166687A (ja) * 1984-09-10 1986-04-05 Oji Paper Co Ltd 2色発色感熱記録体
JPS6174885A (ja) * 1984-09-19 1986-04-17 Oji Paper Co Ltd 2色発色型感熱記録紙
US5418206A (en) * 1991-10-22 1995-05-23 International Paper Company High gloss, abrasion resistant, thermosensitive recording element

Also Published As

Publication number Publication date
US5610118A (en) 1997-03-11
WO1993008031A1 (en) 1993-04-29
EP0609378A1 (en) 1994-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2601854B2 (ja) 感熱記録体
US4686546A (en) Heat-sensitive recording paper
US5451559A (en) Thermosensitive recording element having improved smoothness characteristics
JP2786892B2 (ja) 感熱記録体
US5380694A (en) Thermosensitive recording element
JP2584472B2 (ja) 感熱記録体
US5418206A (en) High gloss, abrasion resistant, thermosensitive recording element
JPH07502464A (ja) 耐摩耗性感熱記録素子
JPH0380438B2 (ja)
JPH04110188A (ja) 感熱記録体
US4889841A (en) Thermosensitive recording materials
JPS61139485A (ja) 感熱記録紙
JP2785057B2 (ja) 感熱記録紙
JP2786912B2 (ja) 感熱記録体
JPS618389A (ja) 感熱記録材料
JPH05177935A (ja) 感熱記録体及びその製造方法
JPH11198529A (ja) 感熱記録材料
JPH04219282A (ja) 感熱記録材料
JPH03256788A (ja) 感熱記録体
JPH05221141A (ja) 感熱記録材料
JPH05238137A (ja) 感熱記録材料
JPH04125182A (ja) 感熱記録体
JPH0986052A (ja) 感熱記録材料
JPH06255243A (ja) 感熱記録材料
JPH01123887A (ja) 感熱記録材料