JPH07501473A - プラスチック製中空本体と金属製閉塞部材とから成るゴルフクラブのヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 プラスデック製中空本体と金属製閉塞部材とから成るゴルフクラブのヘッド 本発明は、新しい構造のゴルフクラブのヘッド、とりわけ「ウッド」型のヘッド 、ならびにこの種のヘッドの製法に関する。

各ホールの出発点で使用されるゴルフクラブは一般に「ドライバー」と呼ばれて おり、通常、閉鎖された内方凹部な画定する、相互に溶接された複数の金属製部 材の集合からなる、中空で厚さの薄い金属製ヘッドを含む。

アメリカ合衆国特許第４．４３８．９３１号、第５．０２４．４３７号明細書ま たは日本国特許出願第６１−３３９７３号明細書に記載されているこの種の構造 で得られるクラブは、ヘッドの臨界質量と材料の等方性により、ある限界を越え ると許容度が改善できない、事実、クラブの均衡が正しく保たれなくなる限界質 量を越えないでカウンターバランスを付加することが一般に可能ではなく、質量 の配分は、ヘッドの形態自体に密接に関連している。この種のヘッドの別の欠点 は、情報をプレーヤーに直接伝達することができる代わりに、衝撃時に不愉快な 感覚と音を与える衝撃面の材料の性質に関係している。

底部を除いて、全面的に複合材料で作製しであるヘッドが数年前から出現してい る。このように提示されている構造物は、質量の配分を特に考慮することなく、 圧縮成形法により、大抵、単一部材として形成しであるので、プロゴルファ−が プレーに使用することは殆どない。

米国特許第４．９８８．１０４号はクラブヘッドとその製造方法に関するもので 、このクラブヘッドは後方から前方へ向けて軸方向に延在する複数個の中空部材 を有する内部要素と、この内部要素を閉じ込める発泡材料製の芯部とを含む、複 合材料あるいは金属材料からなる打撃板はこの芯部に対して取り付けられ、さら に、合成樹脂の外被を低圧射出によって該発泡材料製芯部の耐久面に固定する。

この発明の目的は、基本的には、打球による反響音が在来の木製ヘッドの反響音 に近いヘッドを得ることにある。

本発明の目的は、上述の欠点を排除する新しい構造のゴルフクラブのヘッドを提 案することにある。すなわち一方では、プレーヤーが打球時に感知する感触を改 善するとともに、プレーヤーに対する情報の直接伝達を維持することを可能にし 、他方では、ヘッドの慣性モーメントを増加させることによってヘッドの許容性 をより一層高めるために質量の配分と集中の可能性を増加させるゴルフクラブの ヘッドを提案する１本発明の別の１目的は、このように配分し、かつ集中させた 質量のエネルギーが打球面に直接向かうようその伝達を改善することにある０本 発明はまた５選択した各種の材料、各種の技術によって実施できる長所も有する 。

この目的のために、本発明は、一方では、前方へ向けて開いており、かつ上部壁 と、周囲壁すなわち帯状部と、場合によって下部壁とから成る単一の部材ででき ている中空本体と： また、他方では、耐衝撃性があり、かつ内部空間を画定するよう上記中空本体に 取り付けられて該本体と共働する打撃面を構成する前部壁を含む金属製の閉塞部 材とを含み、上記本体が熱可塑性材料を鋳造成形したものであり、かつその周囲 を高密度材料の付加質量体によって占められる少なくともｌの周辺凹部を含むこ と、および上記閉塞部材が、クラブシャフトを嵌め込むための首部を形成する、 該閉塞部材を伸び出させる管状の上部分を含むことを特徴とするゴルフクラブの ヘッドに関するものである。更に、この本体は、異なる凹部からなる該内部空間 を分離するｌ　（または複数個）の補強用内壁を含む。

本発明のその他の特徴と利点は、限定的でない諸実施例に関連する以下の記述お よび該記述の構成要素をなす添付図から明らかとなろう。

一１図は、「ウッド」型ヘッド、とりわけ本発明のヘッドの正面図である。

一２図は、１図の本発明によるヘッドのＡ−Ａ’線に沿って見た断面図である。

一３図は、ヘッドを構成する諸部材を組み立てる前の該ヘッドを示す斜視図であ る。

−４図は、３図の一変形態様によるヘッド本体を示す図である。

一５図は、２図の一変形態様のＡ−Ａ’線に沿って見た断面図である。

一６図は、他の変形実施態様による、本発明のヘッドのＡ−Ａ’線に沿って見た 断面図である。

−７図および８図は、他の２の変形態様によるヘッドのＡ−Ａ’線に沿って見た 断面図である。

−９図および１０図は、他の２の変形態様によるヘッドのＡ−Ａ°線に沿って見 た断面図である。

−１１図は、本発明による「アイアン」型ヘッドの断面図である。

１図には、とりわけ「ウッド」型の本発明によるゴルフクラブのヘッドの正面図 を示した。ヘッドは、衝撃面１を構成する前部分ＡＶ、正確に言えば「本体２」 となる主要部分、底部３となる下部分、ならびに首部すなわち「ホーゼル」とな る、本体から上方へ向けて伸びる上部分を有する０本体は、その上部２０となる 上方副部分と本体のベルト部２１となる下方側部分の２副部分に任意に再区分で きる。

２図に示すように、本発明によるクラブヘッドは複数個の部材を組み立てて作っ たものである０本体２は中空で、前方（ＡＶ）へ向けて開いており、かつ熱可塑 性材料を鋳造成形した単一の部材からなる。

この本体は、例えばポリアミド、ＡＢＳ、ポリアミドをベースにした共重合体の ような熱可塑性材料を鋳造成形して作製する。

シェル２の材料の基準寸法と厚さは、正常な利用条件におけるボールの衝撃で作 用する圧縮力に耐えられるのに十分でなければならない、３図がより詳細に示す ように、本体の剛性を高めるために、内壁または補強用リブ５を含むことを予定 する。

本体２と補強用内壁５は、射出成形した単一部材で作製するのが好ましい。

本体２の周縁壁部と補強用隔壁の平均厚さくｅ）は、約１．５ないし３■ｌとす ることができる０本体を例えばガラスまたは炭素の短繊維の添加で強化すること を考えてもよい。

内部空間６は、それだけでヘッドの打撃面ｌを構成する閉塞用部材７と本体２と の連結により画定される。該空間６は、場合によって、例えばポリウレタンのよ うな極く低密度の発泡材料で部分的にまたは全体的に占有することができる。

閉塞用部材７は、約４５から６５ｇまでの間の質量があり、好ましくは鋼、チタ ン、アルミニウムまたはアルミニウム合金などの金属製である。この閉塞用部材 ７は。

打球時の衝撃に耐える働きをするので、十分な厚さがなければならない、鋼製の 場合、その厚さは約２．５から３−までである、チタン製の場合、厚さは約３か ら４■ｌまでである。最後に、アルミニウム製の場合、厚さは約４から５ＩＩＩ Ｉまでである。

該部材は、とりわけ鋼を使用する場合、ロストワックス法または鍛造で製造でき る。アルミニウムの場合には、注入または重力成形で製造できる。

３図に示すように、閉塞用部材７は打撃面ｌを構成する前部壁７０を含み、この 前部壁は、クラブの柄を受けるための首部を形成する管状の上部分７１を介して 、打撃面の側方において上方へ伸び出ている。上部分７１は打撃面に対して後方 へすらセであり、これはネックの軸Ｉ−Ｉ’自体を打撃面の後方にずらせてあり 、かつその延長部が衝撃面と交差しないことを意味する。閉塞用部材７の管状上 部分７１を別個に製作し５次いで該閉塞用部材に溶接してもよい。

閉塞用部材について２述したこの特別な構造の長所は、ボールとの衝撃時の情報 をプレーヤーの手に直接伝達することにある。

この閉塞部材７を本体２に一体連結するには、貼着、ねじ留め、リベット留めな ど、適宜な方法で行えばよい。

２図および３図に示すように、本体２は、その周縁部に位置するｌ　（または複 数）の収納凹部８を含む、各収納凹部８は、高密度の材料で製作した付加質量体 ９によって占められ、がっ補強用内壁５を介して面を構成する閉塞用部材に連結 される。したがって、本体のいがなる変形も阻止され、かっこの質量体９のエネ ルギーは、シェルの周縁壁部に分散されることなく打撃面に直接伝達される。

付加質量体９は、例えば鉛、ニッケル、銅等のような重金属でできた部材からな る。使用材料の密度は７以上が好ましい、この付加質量体は、収納凹部内に強制 的に取り付けるか、ねじ込むか、あるいはまた接着することができる。

例として、静止モーメントｄｏ（クラブの上端部から１４インチ、すなわち３５ ５．６謬蓄のところで測定）において、全長が４３．５インチ（すなわち１１０ ４．９ｍｓ＋）のクラブの均衡をとるため、Ｊ３よび「ウッド」型ヘッドのため に実現できる質量の配分を提示することができる。

シャフトは、質量がｌｌＧｇのｒＤＹＮＡＭＩＣＧＯＬＤＳ　３００Ｊという商 品名のものである。グリップの質量は５０ｇである。

均衡上、ヘッドの質量は１９７ｇを限度とする。

ヘッドを構成する要素別の質量配分は次の通りである。

−閉塞用部材７の質量＝５４±ｌＯｇ 一本体２の質量＝３６±１０ｇ −発泡材料＝約ｌｏｇ −カウンターバランス抜きのヘッドの質量合計＝１００±２０ｇ したがって、ヘッドのカウンターバランスの添加を実現するために自由に使用で きる質量の利得は、ヘッドの諸部材を作製するために用いる材料の剛性と密度に 主として依ａする、２８ｇと８１１ｇの限界値の中間値である約９７ｇである。

２図および３図の例では、本体２は、各種凹部６ｏ、ｆ＋１．６２．６３．６４ で内部空間６を分離する補強用内壁５を備えている。各内壁５内に、隣接する凹 部な互いに連通可能にする１（または複数の）オリフィスを作ることを考えても よい、このようにして、内部空間６内に充填する材料を発泡さセる際１発泡材料 の配分を正常に行うことができる。

４図に示すように、内部空間６を発泡材料で充填するのを容易に１゛るため、補 強用隔壁の代わりに単なるリブ５を設けてもよい。

５図は、付加質量体１０．　１１が閉塞用部材７と一体で、かつ、その目的のた めに設けられた、該閉塞用部材７の面上に形成された収納凹部７０１．７０２内 に配設される、本発明の一変形実施態様を示す。

このような構造は、重心の位置とヘッドの慣性軸の位置を近似さセることを可能 にするという利点を有する。

６図は、閉塞用部材７を長さ１に互って伸び出さゼる該閉塞用部材の内側部分７ ３にカウンターバランス１３を一体連結する点で、前例と同一目的を有する他の 一変形例を示す。

例えば、該部分７３は、溶接、はんだ付け、ねじ留め等のような何らかの手段で 質量体１３を固定する、中空の管体でよい、一定の距ｌｉｄとなって現れる、面 ｌの中心０に対する該カウンターバランスの長平方向位置は、管体７３の内部で カウンターバランスを移動させることによって容易に調節でき、かつヘッドの重 心位置に直接影響を及ぼす。

前記した諸態様におけると同じく、６図の場合では、■（または複数）の付加質 量体９を内蔵する１（または複数）の収納凹部８は、例λば閉塞用部材７の前部 壁７０の周縁部に近接するようにして、本体２の周縁壁土の任意の箇所に作製で きる。

７図は、−変形例を示す、この例において、閉塞部材７は、厳密に言えばヘッド の底部を構成する下部分７２を含む、この場合、底部の耐磨耗性を改善すること ができる。

８図は、閉塞部材の前部壁７０が外側凹部７０３を含む一変形例を示す、この外 側凹部内には、複合材料、セラミック、あるいはプラスチックでできている挿入 部材７０４が、打球の際にプレーヤーの感触を改善するとともに打撃面の剛性と 強度とを十分に保ち続けるよう、配設される。

９図は、該閉塞部材７が内側凹部６を横切る中央シャフト７４によって伸び出る とともに、ねじ２２を介して中空本体２に接続される、−変形態様を示す、この ねじはニッケル、銅などの高密度材料より選ぶことができ、付加質量体となる。

この実施態様は、本体２に閉塞部材７を固定する方法のうちで、簡単かつ有効な 解決をもたら１０図は、本体２が中空の中央シャフト２３を有する、可能な一変 形態様を示し、この中央シャフト内には、長さがより長く２本体の円形肩部２５ に当接するねじ２４４が導かれて、本体２を閉塞部材７に連結する。

本発明は、また、１１図に示すような「アイアン」型のクラブヘッドにも適用可 能である０本体２と閉塞部材７を組み立てて画定した内部空間６は、　「ウッド 」型のクラブヘッドの場合におけるよりも大きくはないが、構成の原理は先に述 べた各種変形態様の各々について全く同一である。

もちろん、本発明は、例として記載し１図示した諸実施態様に限定されるもので はなく、同等の技術ならびにそれらの組み合わせをもすべて含むものとする。

国際層審−牛 。＋ｌ　ｍｌ＋、ＰＣＴ／ＦＲ９３１００１９６

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. １．一方では、前方へ向けて閧いており、かつ上部壁（２０）と、周囲壁（２１ ）すなわち帯状部と、場合によって下部壁（３）とから成る単一の部材でできて いる中空本体（２）と； また、他方では、耐衝撃性があり、かつ内部空間（６）を画定するよう前記本体 に取り付けられて該本体と共働する打撃面（１）を構成する前部壁（１７０）を 含む金属製の閉塞部材（７）とを含み、前記本体（２）は熱可塑性材料を鋳造成 形したものであり、かつその周囲を高密度材料製の付加質量体（９）によって占 められる少なくとも１の周辺凹部（８）を合むこと、および前記閉塞部材（７） は、クラブシャフトを嵌め込むための首部を形成する、該閉塞部材を伸び出させ る管状の上部分（７１）を含むことを特徴とするゴルフクラブのヘッド。
2. ２．前記本体（２）が１または複数個の補強用内部壁（５）を含むことを特徴と する請求項１によるゴルフクラブのヘッド。
3. ３．前記本体（２）の厚みが１．５ないし４ｍｍであることを特徴とする請求項 １または２によるゴルフクラブのヘッド。
4. ４．前記閉塞部材が鋳造成形または鍛造によって作られることを特徴とする請求 項１．２または３によるゴルフクラブのヘッド。
5. ５．前記閉塞部材（７）が、金属材料を鋳造成形、または重力鋳造、あるいは射 出成形して作られることを特徴とする請求項１．２または３によるゴルフクラブ のヘッド。
6. ６．前記閉塞部材がアルミニウムまたはアルミニウム合金製であることを特徴と する請求項５によるゴルフクラブのヘッド。
7. ７．前記閉塞部材（７）の厚みが４ないし５ｍｍであることを特徴とする請求項 ６によるゴルフクラブのヘッド。
8. ８．前記閉塞部材（７）が鋼製であることを特徴とする請求項４によるゴルフク ラブのヘッド。
9. ９．前記閉塞部材（１７）の厚みが２．５ないし３ｍｍであることを特徴とする 請求項８によるゴルフクラブのヘッド。
10. １０．バランスウエイト（１３）を前記閉塞部材（７）の内側部分（７３）に一 体連結して、該閉塞部材を長さ（１）に亙って伸び出させることを特徴とする請 求項１ないし９のいずれか１によるゴルフクラブのヘッド。
11. １１．付加質量体（１０、１１）を前記閉塞部材（７）と一体達結し、かつ前部 壁（７０）の凹部（７０１、７０２）内に配設することを特徴とする請求項１な いし１０のいずれか１によるゴルフクラブのヘッド。
12. １２．前記閉塞部材（７）が、ヘッドの底部（３）を構成する下部（７２）を含 むことを特徴とする請求項１ないし１１のいずれか１によるゴルフクラブのヘッ ド。
13. １３．前記閉塞部材（７）の前部壁が、複合材料、セラミック、またはプラスチ ック製の挿入部材（７０４）を配設する外側凹部（７０３）を含むことを特徴と する請求項１ないし１１のいずれか１によるゴルフクラブのヘッド。
14. １４．「ウッド」型であることを特徴とする請求項１ないし１３のいずれか１に よるゴルフクラブのヘッド。
15. １５．「アイアン」型であることを特徴とする請求項１ないし１３のいずれか１ によるゴルフクラブのヘッド。