JPH0750145Y2 - ナット付きリング砥石 - Google Patents
ナット付きリング砥石Info
- Publication number
- JPH0750145Y2 JPH0750145Y2 JP1990059127U JP5912790U JPH0750145Y2 JP H0750145 Y2 JPH0750145 Y2 JP H0750145Y2 JP 1990059127 U JP1990059127 U JP 1990059127U JP 5912790 U JP5912790 U JP 5912790U JP H0750145 Y2 JPH0750145 Y2 JP H0750145Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- nut
- grindstone
- ring plate
- whetstone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ナット位置を正確に保持できると共に、砥
石のバランスのよいことを目的としたナット付きリング
砥石に関する。
石のバランスのよいことを目的としたナット付きリング
砥石に関する。
(従来の技術) 従来のリング砥石には、複数のナットを個別に埋設して
いた(実公昭53-1109号)。
いた(実公昭53-1109号)。
例えば第7図のように、リング砥石8の端面へ金具付ナ
ツト16を個別に埋設し、回転軸10のフランジ11と、デイ
スク板12とをボルト13で固定し、デイスク板12と、前記
ナツト16とをボルト14で固定していた。
ツト16を個別に埋設し、回転軸10のフランジ11と、デイ
スク板12とをボルト13で固定し、デイスク板12と、前記
ナツト16とをボルト14で固定していた。
(考案により解決すべき課題) 前記従来の技術によれば個々の金具にナットを固着し、
このナット付金具をリング砥石の端面に埋設しているの
で、焼成時に砥石の収縮により砥石の中へ埋め込んだナ
ットの位置がずれて、研削機の軸に取り付けたディスク
板に砥石を固定する事ができなくなる問題点があった。
また砥石の内径、外径を仕上げた状態と、研削機に取り
付けて使用する時の状態が、ねじのクリアランスによっ
て異なる為に砥石のバランスが変り異常音が発生し、砥
石の破損又は事故にもつながるおそれがあるなどの問題
点があった。
このナット付金具をリング砥石の端面に埋設しているの
で、焼成時に砥石の収縮により砥石の中へ埋め込んだナ
ットの位置がずれて、研削機の軸に取り付けたディスク
板に砥石を固定する事ができなくなる問題点があった。
また砥石の内径、外径を仕上げた状態と、研削機に取り
付けて使用する時の状態が、ねじのクリアランスによっ
て異なる為に砥石のバランスが変り異常音が発生し、砥
石の破損又は事故にもつながるおそれがあるなどの問題
点があった。
(課題を解決する為の手段) 然るにこの考案は、ナットをリング板に固定し、このリ
ング板を砥石に埋設したので、前記従来の問題点を解決
したのである。
ング板を砥石に埋設したので、前記従来の問題点を解決
したのである。
この考案はリング砥石の一側面に、ナット付リング板を
埋設し、該リング板にはボルト孔に対応する複数のナッ
トと、リング砥石の抜け落ち防止機構とを備えたことを
特徴とするナット付リング砥石である。またリング板は
その外面を露出してリング砥石に埋設しナットと抜け落
ち防止機構を砥石側に備えたものである。次に抜け落ち
防止機構はリング板の周縁部設けたを鈍角の屈曲部と複
数の切り欠き片とよりなることを特徴としたものであ
り、リング板の周縁部に複数の切り込みを設けたもので
ある。
埋設し、該リング板にはボルト孔に対応する複数のナッ
トと、リング砥石の抜け落ち防止機構とを備えたことを
特徴とするナット付リング砥石である。またリング板は
その外面を露出してリング砥石に埋設しナットと抜け落
ち防止機構を砥石側に備えたものである。次に抜け落ち
防止機構はリング板の周縁部設けたを鈍角の屈曲部と複
数の切り欠き片とよりなることを特徴としたものであ
り、リング板の周縁部に複数の切り込みを設けたもので
ある。
前記におけるナットの数は従来と同様であり、切り欠き
もナットの数とほゞ同様とする。また切り込みは、リン
グ周縁のひずみをとることを目的としており、数に、制
限はないが等間隔であって、ナットの数以上にあるのが
望ましい。またリング板の周縁を鈍角に屈曲するのは、
抜け落ち防止機構であって、角度に制約はないが通常12
0度乃至140度程度とする。
もナットの数とほゞ同様とする。また切り込みは、リン
グ周縁のひずみをとることを目的としており、数に、制
限はないが等間隔であって、ナットの数以上にあるのが
望ましい。またリング板の周縁を鈍角に屈曲するのは、
抜け落ち防止機構であって、角度に制約はないが通常12
0度乃至140度程度とする。
(作用) この考案は、リング板にナットを固定したので、砥石の
成形に際しナットの位置がずれたり、精度の低下を生じ
ることなく、高精度を保って所定位置にナットを保持で
きる。
成形に際しナットの位置がずれたり、精度の低下を生じ
ることなく、高精度を保って所定位置にナットを保持で
きる。
(実施例) 次にこの考案を実施例に基づいて説明する。
金属製のリング板1(外径305mm)の周縁部を巾ほゞ10m
m、角度120度前後に屈曲して、周縁屈曲部2を設け、前
記リング板1へ、6個のボルト孔3、3を等間隔に設け
ると共に、前記ボルト孔3、3に合わせてナット4、4
を夫々溶接固着する。またリング板1の各ボルト孔3、
3の中間部へ切り欠き5、5を設ける。この切り欠き
5、5は切り欠き片6の角度θを例えば30度位とする。
これにより砥石の抜け落ち防止の効果がある。前記周縁
屈曲部2には12個の切り込み7、7を等間隔に設ける。
この切り込み7、7の深さは、ほゞ屈曲部全巾に亘って
設ける。また切り込み7、7は、リング周縁のひずみを
取ることを目的としており、数に制限はないが等間隔で
あってナットの数以上にあるのが望ましい。
m、角度120度前後に屈曲して、周縁屈曲部2を設け、前
記リング板1へ、6個のボルト孔3、3を等間隔に設け
ると共に、前記ボルト孔3、3に合わせてナット4、4
を夫々溶接固着する。またリング板1の各ボルト孔3、
3の中間部へ切り欠き5、5を設ける。この切り欠き
5、5は切り欠き片6の角度θを例えば30度位とする。
これにより砥石の抜け落ち防止の効果がある。前記周縁
屈曲部2には12個の切り込み7、7を等間隔に設ける。
この切り込み7、7の深さは、ほゞ屈曲部全巾に亘って
設ける。また切り込み7、7は、リング周縁のひずみを
取ることを目的としており、数に制限はないが等間隔で
あってナットの数以上にあるのが望ましい。
前記ナット4付きのリング板1は、第3図のようにリン
グ砥石8の端面へ埋設固定する。例えばナット4付きの
リング板1を円筒型の底部に設置し、前記円筒型内へ砥
石の原料を充填し、脱型後焼成してナット付き砥石9と
する。
グ砥石8の端面へ埋設固定する。例えばナット4付きの
リング板1を円筒型の底部に設置し、前記円筒型内へ砥
石の原料を充填し、脱型後焼成してナット付き砥石9と
する。
前記ナツト付き砥石9を回転軸10へ固定するには、回転
軸端のフランジ11と、デイスク板12とをボルト13で固定
し、デイスク板12とナット付き砥石9とをボルト14で固
定する。
軸端のフランジ11と、デイスク板12とをボルト13で固定
し、デイスク板12とナット付き砥石9とをボルト14で固
定する。
前記におけるリング板1の内径公差を1/100とすれば、
回転軸10に取り付けたデイスク板12とのガタが少なくな
り、ナット付き砥石9を堅固に固定できる。
回転軸10に取り付けたデイスク板12とのガタが少なくな
り、ナット付き砥石9を堅固に固定できる。
図中15は位置決め用のピン孔であり、このピン孔に対応
するディスク板の凸部に嵌めることにより、ディスク板
へ砥石の取り付けが容易となる。
するディスク板の凸部に嵌めることにより、ディスク板
へ砥石の取り付けが容易となる。
(考案の効果) この考案は、リング板へナットを固着したので、砥石の
収縮によってナットのピツチが狂うおそれがなく、ボル
ト合せが容易となる効果がある。また芯のずれがなくな
り、振動、騒音の発生又は破損のおそれなどを未然に防
止し得る効果がある。
収縮によってナットのピツチが狂うおそれがなく、ボル
ト合せが容易となる効果がある。また芯のずれがなくな
り、振動、騒音の発生又は破損のおそれなどを未然に防
止し得る効果がある。
第1図はこの考案の実施例の側面図、第2図はこの考案
の砥石を固定するディスク板の側面図、第3図はこの考
案の実施例の取付状態における断面図、第4図はこの考
案のリング板の拡大側面図、第5図は同じく取付状態に
おけるナット部分の断面拡大図、第6図は同じく切り欠
き部の断面拡大図、第7図は従来例の取付状態の断面図
である。 1……リング板、2……周縁屈曲部、3……ボルト孔、
4……ナット 5……切り欠き、6……切り欠き片、7……切り込み、
8……リング砥石 9……ナット付き砥石
の砥石を固定するディスク板の側面図、第3図はこの考
案の実施例の取付状態における断面図、第4図はこの考
案のリング板の拡大側面図、第5図は同じく取付状態に
おけるナット部分の断面拡大図、第6図は同じく切り欠
き部の断面拡大図、第7図は従来例の取付状態の断面図
である。 1……リング板、2……周縁屈曲部、3……ボルト孔、
4……ナット 5……切り欠き、6……切り欠き片、7……切り込み、
8……リング砥石 9……ナット付き砥石
Claims (4)
- 【請求項1】リング砥石の一側面に、ナット付リング板
を埋設し、該リング板にはボルト孔に対応する複数のナ
ットと、リング砥石の抜け落ち防止機構とを備えたこと
を特徴とするナット付リング砥石。 - 【請求項2】リング板はその外面を露出してリング砥石
に埋設しナットと抜け落ち防止機構を砥石側に備えた請
求項1記載のナット付リング砥石。 - 【請求項3】抜け落ち防止機構はリング板の周縁部に設
けた鈍角の屈曲部と、複数の切き欠き片とよりなること
を特徴とした請求項1記載のナット付きリング砥石。 - 【請求項4】リング板の周縁部に複数の切り込みを設け
た請求項1記載のナット付きリング砥石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990059127U JPH0750145Y2 (ja) | 1990-06-04 | 1990-06-04 | ナット付きリング砥石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990059127U JPH0750145Y2 (ja) | 1990-06-04 | 1990-06-04 | ナット付きリング砥石 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0419764U JPH0419764U (ja) | 1992-02-19 |
JPH0750145Y2 true JPH0750145Y2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=31585356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990059127U Expired - Lifetime JPH0750145Y2 (ja) | 1990-06-04 | 1990-06-04 | ナット付きリング砥石 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0750145Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997027974A1 (fr) * | 1996-02-01 | 1997-08-07 | Yanase Kabushiki Kaisha | Dispositif de polissage rotatif |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0116270B2 (ja) * | 1981-12-22 | 1989-03-23 | Toray Industries |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0521321Y2 (ja) * | 1987-07-20 | 1993-06-01 |
-
1990
- 1990-06-04 JP JP1990059127U patent/JPH0750145Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0116270B2 (ja) * | 1981-12-22 | 1989-03-23 | Toray Industries |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0419764U (ja) | 1992-02-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |