JPH0750136Y2 - 玉摺機 - Google Patents
玉摺機Info
- Publication number
- JPH0750136Y2 JPH0750136Y2 JP1988078440U JP7844088U JPH0750136Y2 JP H0750136 Y2 JPH0750136 Y2 JP H0750136Y2 JP 1988078440 U JP1988078440 U JP 1988078440U JP 7844088 U JP7844088 U JP 7844088U JP H0750136 Y2 JPH0750136 Y2 JP H0750136Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- template
- warning
- carriage
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Machine Tool Copy Controls (AREA)
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、眼鏡の生地レンズを眼鏡フレームのレンズ枠
に一致するように研削する玉摺機に関するものである。
に一致するように研削する玉摺機に関するものである。
(従来の技術) 従来、眼鏡フレームのレンズ枠に合わせてレンズを研削
する玉摺機には、眼鏡用の生地レンズを研削する回転砥
石に対して、生地レンズをその光軸中心に回転可能に保
持する一対の挟持部材を進退動可能に配設し、この一対
の挟持部材の回転軸上に、眼鏡のレンズ枠形状を有し且
つ眼鏡使用者の瞳の光軸中心に合わせて回転させる型板
を設け、生地レンズの回転中に、この型板を回転砥石を
保持する筐体側に設けた支承部材に当接させることによ
り、生地レンズをレンズ枠形状に研削するものが知られ
ている。
する玉摺機には、眼鏡用の生地レンズを研削する回転砥
石に対して、生地レンズをその光軸中心に回転可能に保
持する一対の挟持部材を進退動可能に配設し、この一対
の挟持部材の回転軸上に、眼鏡のレンズ枠形状を有し且
つ眼鏡使用者の瞳の光軸中心に合わせて回転させる型板
を設け、生地レンズの回転中に、この型板を回転砥石を
保持する筐体側に設けた支承部材に当接させることによ
り、生地レンズをレンズ枠形状に研削するものが知られ
ている。
そして、眼鏡の左右レンズを研削する場合には、例えば
左側のレンズを研削した後に、型板の表裏を交換し、改
めて型板の回転中心が一対の挟持部材の回転中心に一致
するようにセットされるようになっている。
左側のレンズを研削した後に、型板の表裏を交換し、改
めて型板の回転中心が一対の挟持部材の回転中心に一致
するようにセットされるようになっている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、眼鏡店舗等において多数の玉摺機を同時
使用して大量の生地レンズ研削加工を行う場合に、従来
の玉摺機には型板取付けのチェック機能がないので、型
板を取付けない状態でレンズ研削加工が開始されても警
告がなされず、レンズ研削加工が失敗し、生地レンズを
無駄にしてしまうという問題があった。又、この型板の
取付けチェックを操作者の視認により行う場合には、チ
ェックに手間がかかり効率的な研削作業が出来ないとい
う問題があった。
使用して大量の生地レンズ研削加工を行う場合に、従来
の玉摺機には型板取付けのチェック機能がないので、型
板を取付けない状態でレンズ研削加工が開始されても警
告がなされず、レンズ研削加工が失敗し、生地レンズを
無駄にしてしまうという問題があった。又、この型板の
取付けチェックを操作者の視認により行う場合には、チ
ェックに手間がかかり効率的な研削作業が出来ないとい
う問題があった。
(考案の課題) 本考案は、かかる問題点に着目してなされたものであ
り、生地レンズを研削する前に、型板の存否を確認し型
板がない場合には警告を発してレンズの研削ミスを防止
し、これによって生地レンズの無駄をなくして効率的な
レンズ研削が可能な玉摺機を提供することを課題として
いる。
り、生地レンズを研削する前に、型板の存否を確認し型
板がない場合には警告を発してレンズの研削ミスを防止
し、これによって生地レンズの無駄をなくして効率的な
レンズ研削が可能な玉摺機を提供することを課題として
いる。
(課題を達成するための手段) 上記課題を達成するために、本願考案にかかる玉摺機
は、眼鏡用の生地レンズを研削する回転砥石と、この回
転砥石に対して上下動可能なキャリッジと、前記生地レ
ンズを両側面から挟持し且つ軸回りに回転可能に前記キ
ャリッジに設けた軸状の挟持部材と、眼鏡のレンズ枠形
状を有し前記挟持部材の他端部に取り付ける型板と、前
記挟持部材の他端部および前記型板の下方に設けた上下
動可能な支承部材とを備え、前記支承部材を所定の高さ
位置に固定するとともに前記キャリッジを移動させて型
板を前記支承部材に当接させ、型板とともに生地レンズ
を回転させて生地レンズをレンズ枠形状に前記回転砥石
で研削していく玉摺機において、 生地レンズを前記挟持部材に挟持させ、該生地レンズを
研削する前に前記キャリッジを型板の有無の検査位置ま
で下降させた際に、 前記型板が当接する前記支承部材を前記型板または前記
挟持部材の他端部に当接するまで上昇させる駆動手段
と、 前記支承部材の上昇移動量を測定する測定手段と、 前記支承部材が前記型板または前記挟持部材の他端部に
当接したとき検知信号を出力する検知手段と この検知手段が検知信号を出力することによって前記支
承部材の上昇が停止したとき、前記測定手段が測定した
その停止位置までの上昇移動量と予め設定した基準値と
を比較し、上昇移動量が基準値を越えた際に警告信号を
出力する比較手段と、 前記警告信号により警告を発する警告手段とを備えてい
ることを特徴とする。
は、眼鏡用の生地レンズを研削する回転砥石と、この回
転砥石に対して上下動可能なキャリッジと、前記生地レ
ンズを両側面から挟持し且つ軸回りに回転可能に前記キ
ャリッジに設けた軸状の挟持部材と、眼鏡のレンズ枠形
状を有し前記挟持部材の他端部に取り付ける型板と、前
記挟持部材の他端部および前記型板の下方に設けた上下
動可能な支承部材とを備え、前記支承部材を所定の高さ
位置に固定するとともに前記キャリッジを移動させて型
板を前記支承部材に当接させ、型板とともに生地レンズ
を回転させて生地レンズをレンズ枠形状に前記回転砥石
で研削していく玉摺機において、 生地レンズを前記挟持部材に挟持させ、該生地レンズを
研削する前に前記キャリッジを型板の有無の検査位置ま
で下降させた際に、 前記型板が当接する前記支承部材を前記型板または前記
挟持部材の他端部に当接するまで上昇させる駆動手段
と、 前記支承部材の上昇移動量を測定する測定手段と、 前記支承部材が前記型板または前記挟持部材の他端部に
当接したとき検知信号を出力する検知手段と この検知手段が検知信号を出力することによって前記支
承部材の上昇が停止したとき、前記測定手段が測定した
その停止位置までの上昇移動量と予め設定した基準値と
を比較し、上昇移動量が基準値を越えた際に警告信号を
出力する比較手段と、 前記警告信号により警告を発する警告手段とを備えてい
ることを特徴とする。
(作用) 本願考案にかかる玉摺機においては、生地レンズを挟持
部材に挟持させ、該生地レンズを研削する前にキャリッ
ジを型板の有無の検査位置まで下降させると、駆動手段
が型板または挟持部材の他端部に当接するまで支承部材
を上昇させ、測定手段が支承部材の上昇移動量を測定
し、この支承部材が型板または挟持部材の他端部に当接
したとき検知手段が検知信号を出力し、この検知手段が
検知信号を出力することにより前記支承部材の上昇が停
止したときに測定手段が測定したその停止位置までの上
昇移動量と予め設定した基準値とを比較して、その上昇
移動量が基準値を越えた際に警告信号を比較手段が出力
し、警告手段が警告信号により警告を発する。
部材に挟持させ、該生地レンズを研削する前にキャリッ
ジを型板の有無の検査位置まで下降させると、駆動手段
が型板または挟持部材の他端部に当接するまで支承部材
を上昇させ、測定手段が支承部材の上昇移動量を測定
し、この支承部材が型板または挟持部材の他端部に当接
したとき検知手段が検知信号を出力し、この検知手段が
検知信号を出力することにより前記支承部材の上昇が停
止したときに測定手段が測定したその停止位置までの上
昇移動量と予め設定した基準値とを比較して、その上昇
移動量が基準値を越えた際に警告信号を比較手段が出力
し、警告手段が警告信号により警告を発する。
つまり、型板が挟持部材に取り付けられている場合、比
較手段は支承部材が型板に当接するのまでの上昇量と基
準値とを比較し、基準値がその上昇量より高く設定して
おくことにより、比較手段は警告信号を出力せず、した
がって警告手段は警告を発しない。しかし、型板が取り
付けられていない場合には、比較手段は支承部材が挟持
部材の他端部に当接するまでの上昇量と基準値とを比較
し、基準値がその上昇量より低く設定しておくことによ
り、比較手段は警告信号を出力し、警告手段は警告を発
する。
較手段は支承部材が型板に当接するのまでの上昇量と基
準値とを比較し、基準値がその上昇量より高く設定して
おくことにより、比較手段は警告信号を出力せず、した
がって警告手段は警告を発しない。しかし、型板が取り
付けられていない場合には、比較手段は支承部材が挟持
部材の他端部に当接するまでの上昇量と基準値とを比較
し、基準値がその上昇量より低く設定しておくことによ
り、比較手段は警告信号を出力し、警告手段は警告を発
する。
(実施例) 以下、本考案にかかる玉摺機の実施例を図面に基づいて
説明する。
説明する。
第1図は、本実施例にかかる玉摺機の概略構成を示して
おり、図中10は玉摺機である。玉摺機10は、円柱状の回
転砥石20を回転可能に保持する筐体30と、眼鏡フレーム
のレンズ枠(図示せず)に装着されるレンズの生地レン
ズ40を挟持する一対のレンズ保持軸50a,50b(一対の挟
持部材)と、この一対のレンズ保持軸50a,50bを回転可
能に保持するキャリッジ60と、レンズ保持軸50a,50bと
一体に回転するカム板(型板)70と、筐体30に固定され
る支承部材80とを有している。
おり、図中10は玉摺機である。玉摺機10は、円柱状の回
転砥石20を回転可能に保持する筐体30と、眼鏡フレーム
のレンズ枠(図示せず)に装着されるレンズの生地レン
ズ40を挟持する一対のレンズ保持軸50a,50b(一対の挟
持部材)と、この一対のレンズ保持軸50a,50bを回転可
能に保持するキャリッジ60と、レンズ保持軸50a,50bと
一体に回転するカム板(型板)70と、筐体30に固定され
る支承部材80とを有している。
回転砥石20は、生地レンズ40の外周を概略研削する荒砥
石21と、生地レンズ40の外周に眼鏡フレームのレンズ枠
に嵌合させるV字型の突起を形成するV溝砥石22とで構
成され、筐体30内の砥石用モーター(図示省略)により
回転される。この砥石用モーターは加工制御回路90に接
続され、この加工制御回路90からの命令により回転、回
転停止の制御が行われる。
石21と、生地レンズ40の外周に眼鏡フレームのレンズ枠
に嵌合させるV字型の突起を形成するV溝砥石22とで構
成され、筐体30内の砥石用モーター(図示省略)により
回転される。この砥石用モーターは加工制御回路90に接
続され、この加工制御回路90からの命令により回転、回
転停止の制御が行われる。
一対のレンズ保持軸50a,50bは、キャリッジ60のアーム6
1a、61bに夫々回転可能に保持されている。キャリッジ6
0は、筐体30の側部に設けられた変位装置30aにより、キ
ャリッジ60自身を回転砥石20の回転中心軸線方向に進退
動可能とされている。又、キャリッジ60は、キャリッジ
60自身を回転砥石20に向かって接近、離反させるキャリ
ジ上下動用モーター(図示せず)及び一対のレンズ保持
軸50a,50bを回転させるためのレンズ軸回転モーター62
を内蔵している。これらの変位装置30a、キャリジ上下
動用モーター、レンズ軸回転モーター62は、それぞれ加
工制御回路90に接続され、加工制御回路90からの制御信
号により、作動状態が制御されるようになっている。な
お、30bは変位装置30aから延びる軸30cの軸受である。
1a、61bに夫々回転可能に保持されている。キャリッジ6
0は、筐体30の側部に設けられた変位装置30aにより、キ
ャリッジ60自身を回転砥石20の回転中心軸線方向に進退
動可能とされている。又、キャリッジ60は、キャリッジ
60自身を回転砥石20に向かって接近、離反させるキャリ
ジ上下動用モーター(図示せず)及び一対のレンズ保持
軸50a,50bを回転させるためのレンズ軸回転モーター62
を内蔵している。これらの変位装置30a、キャリジ上下
動用モーター、レンズ軸回転モーター62は、それぞれ加
工制御回路90に接続され、加工制御回路90からの制御信
号により、作動状態が制御されるようになっている。な
お、30bは変位装置30aから延びる軸30cの軸受である。
一対のレンズ保持軸50a,50bは、モーター62により駆動
されるギア51を備えた回転軸52のプーリ52a,52bによ
り、ベルト53a,53bを介して駆動される。レンズ保持軸5
0aの一端部には円形の生地レンズ40のレンズ光軸近傍部
分を保持するレンズ保持部54aが備えられている。レン
ズ保持軸50aの他端部はキャリジ60のアーム61aを貫通し
ており、レンズ保持軸50aの他端部にはカム板70が着脱
可能に取付けられている。レンズ保持軸50bの一端部は
生地レンズ40のレンズ光軸近傍部分を保持するレンズ保
持部54bが設けられている。レンズ保持軸50bの他端部は
アーム61bを貫通しており、調節摘み55の回転操作によ
りレンズ保持軸50a,50bの保持部54a,54b同士が接近、離
反されるようになっている。このレンズ保持軸50a,50b
の離反、接近は、例えば、保持部54a,54bに圧力センサ
を設けることによりレンズの交換信号として出力され、
このレンズの交換信号は加工制御回路90に入力される。
されるギア51を備えた回転軸52のプーリ52a,52bによ
り、ベルト53a,53bを介して駆動される。レンズ保持軸5
0aの一端部には円形の生地レンズ40のレンズ光軸近傍部
分を保持するレンズ保持部54aが備えられている。レン
ズ保持軸50aの他端部はキャリジ60のアーム61aを貫通し
ており、レンズ保持軸50aの他端部にはカム板70が着脱
可能に取付けられている。レンズ保持軸50bの一端部は
生地レンズ40のレンズ光軸近傍部分を保持するレンズ保
持部54bが設けられている。レンズ保持軸50bの他端部は
アーム61bを貫通しており、調節摘み55の回転操作によ
りレンズ保持軸50a,50bの保持部54a,54b同士が接近、離
反されるようになっている。このレンズ保持軸50a,50b
の離反、接近は、例えば、保持部54a,54bに圧力センサ
を設けることによりレンズの交換信号として出力され、
このレンズの交換信号は加工制御回路90に入力される。
カム板70は、本実施例では透光性樹脂で形成され、レン
ズ保持軸50aの他端部に突設されたフランジ50cに保持さ
れている。カム板70には、フランジ50cの3個の突起50
d,,に係合する3個の係合穴70a,,(第2図参照)が開口
され、突起50dが係合穴70a,,に係合することによりカム
板70の位置決めがなされる。カム板70は、回転中心Cが
設定されており、回転中心Cは眼鏡フレームのレンズ枠
内において眼鏡使用者の瞳の中心を通る光軸の位置と略
一致するように設定されている。この回転中心Cはカム
板70に開口した取付孔70bの中心に設定され、この取付
孔70bにはフランジ50cの中央に設けられた軸部(挟持部
の他端部)50eが嵌着される。一対のレンズ軸50a,50bが
回転すると、カム板70が同時に回転する。そして、カム
板70が支承部材80に支承されて回転中心Cが上下動する
ため、キャリジ60が上下動する。この場合、支承部材80
は所定の高さ位置に固定しておくものである。
ズ保持軸50aの他端部に突設されたフランジ50cに保持さ
れている。カム板70には、フランジ50cの3個の突起50
d,,に係合する3個の係合穴70a,,(第2図参照)が開口
され、突起50dが係合穴70a,,に係合することによりカム
板70の位置決めがなされる。カム板70は、回転中心Cが
設定されており、回転中心Cは眼鏡フレームのレンズ枠
内において眼鏡使用者の瞳の中心を通る光軸の位置と略
一致するように設定されている。この回転中心Cはカム
板70に開口した取付孔70bの中心に設定され、この取付
孔70bにはフランジ50cの中央に設けられた軸部(挟持部
の他端部)50eが嵌着される。一対のレンズ軸50a,50bが
回転すると、カム板70が同時に回転する。そして、カム
板70が支承部材80に支承されて回転中心Cが上下動する
ため、キャリジ60が上下動する。この場合、支承部材80
は所定の高さ位置に固定しておくものである。
カム板70の側部にはカム板70の横移動を規制する位置決
めアーム64が配設されている。位置決めアーム64はキャ
リジ60のアーム61aに回動可能に設けられている。位置
決めアーム64の回動端部にはレンズ保持軸50aの他端に
突設された軸部50eに当接してこの軸部50eを保持可能な
保持穴64aが形成されている。
めアーム64が配設されている。位置決めアーム64はキャ
リジ60のアーム61aに回動可能に設けられている。位置
決めアーム64の回動端部にはレンズ保持軸50aの他端に
突設された軸部50eに当接してこの軸部50eを保持可能な
保持穴64aが形成されている。
支承部材80は筐体30の一部としての変位装置30a上に、
且つ、カム板70および軸部50eの下方位置に上下動可能
に設けられ、支承部材80のカム板70との当接面80aの頂
点はV溝砥石22の研削面と同じ高さに支承部材80を固定
して研削していくものである。支承部材80には圧力セン
サ81(検知手段)が設けられており、又、支承部材80は
モーター82によりギア機構82aを介して上下動するよう
になっていて、レンズ研削加工開始前に一度支承部材80
を軸部50eに向けて上下動してカム板70の取付けを確認
する。この際には、生地レンズ40をレンズ保持軸50a,50
bおよびレンズ保持部54a,54bによって挟持させるととも
に、型板の有無の検査位置までキャリッジ60を下降させ
ておく。検査位置は生地レンズ40が回転砥石20に当接し
ない位置に設定されている。支承部材80がカム板70と当
接して停止する当接面80aの高さは、モーター82の回転
量を測定する測定装置83により測定される。この測定装
置83は変位装置30a内に配設されている。測定装置83は
モーター82の回転量に基づいて支承部材80の上昇変位量
(上昇移動量)αを検出している。測定装置83と圧力セ
ンサ81には比較器100が接続されている。この比較器100
には、測定装置83から送信される支承部材80の上昇変位
量αと圧力センサ81からの検知信号が入力する。
且つ、カム板70および軸部50eの下方位置に上下動可能
に設けられ、支承部材80のカム板70との当接面80aの頂
点はV溝砥石22の研削面と同じ高さに支承部材80を固定
して研削していくものである。支承部材80には圧力セン
サ81(検知手段)が設けられており、又、支承部材80は
モーター82によりギア機構82aを介して上下動するよう
になっていて、レンズ研削加工開始前に一度支承部材80
を軸部50eに向けて上下動してカム板70の取付けを確認
する。この際には、生地レンズ40をレンズ保持軸50a,50
bおよびレンズ保持部54a,54bによって挟持させるととも
に、型板の有無の検査位置までキャリッジ60を下降させ
ておく。検査位置は生地レンズ40が回転砥石20に当接し
ない位置に設定されている。支承部材80がカム板70と当
接して停止する当接面80aの高さは、モーター82の回転
量を測定する測定装置83により測定される。この測定装
置83は変位装置30a内に配設されている。測定装置83は
モーター82の回転量に基づいて支承部材80の上昇変位量
(上昇移動量)αを検出している。測定装置83と圧力セ
ンサ81には比較器100が接続されている。この比較器100
には、測定装置83から送信される支承部材80の上昇変位
量αと圧力センサ81からの検知信号が入力する。
比較器100においては、支承部材80がフランジ50cの回転
領域に達したときの限界上昇変位量α0が警告値(基準
値)として予め設定されている。比較器100には、圧力
センサ81からの検知信号と、支承部材80の上下動中の上
昇変位量αとが入力される。上昇変位量αは、支承部材
80が停止したとき、すなわち圧力センサ81が検知信号を
出力したとき上昇停止変位量α1(第3図参照)として
決定され、この上昇停止変位量α1は限界上昇変位量α
0と比較される。本実施例では、上昇停止変位量α1が
限界上昇変位量α0より大きいと、比較器100は警告信
号を出力する。カム板70の確認工程は、玉摺機10のメイ
ンスイッチ(図示せず)オンにより開始され、支承部材
80の上昇、停止、比較器100での比較により終了し、上
昇停止変位量α1が限界上昇変位量α0より小さいとき
は、加工制御回路90の制御によりレンズ研削工程に入
る。又、上昇停止変位量α1が限界上昇変位量α0より
大きいときは、比較器100が警告信号を出力した後支承
部材80は元の位置Bに下降する。
領域に達したときの限界上昇変位量α0が警告値(基準
値)として予め設定されている。比較器100には、圧力
センサ81からの検知信号と、支承部材80の上下動中の上
昇変位量αとが入力される。上昇変位量αは、支承部材
80が停止したとき、すなわち圧力センサ81が検知信号を
出力したとき上昇停止変位量α1(第3図参照)として
決定され、この上昇停止変位量α1は限界上昇変位量α
0と比較される。本実施例では、上昇停止変位量α1が
限界上昇変位量α0より大きいと、比較器100は警告信
号を出力する。カム板70の確認工程は、玉摺機10のメイ
ンスイッチ(図示せず)オンにより開始され、支承部材
80の上昇、停止、比較器100での比較により終了し、上
昇停止変位量α1が限界上昇変位量α0より小さいとき
は、加工制御回路90の制御によりレンズ研削工程に入
る。又、上昇停止変位量α1が限界上昇変位量α0より
大きいときは、比較器100が警告信号を出力した後支承
部材80は元の位置Bに下降する。
限界上昇変位量α0は、本実施例では、支承部材80がカ
ム板70に当接したときの当接面80aの位置Aとカム板70
の装着前に支承部材80が位置する上昇開始位置Bとの間
の距離を表している(第2図参照)。上昇変位量αは、
支承部材80が型板70若しくは軸部50eに当接して圧力セ
ンサ81が検知信号を発生ときに決定され、支承部材80が
上昇を停止したとき上昇停止変位量α1が決定される。
なお、支承部材80の上昇は圧力センサ81の検知信号によ
り停止される。この上昇停止変位量α1は、上昇開始位
置Bから支承部材80が停止したときの当接面80aまでの
間隔を示している。
ム板70に当接したときの当接面80aの位置Aとカム板70
の装着前に支承部材80が位置する上昇開始位置Bとの間
の距離を表している(第2図参照)。上昇変位量αは、
支承部材80が型板70若しくは軸部50eに当接して圧力セ
ンサ81が検知信号を発生ときに決定され、支承部材80が
上昇を停止したとき上昇停止変位量α1が決定される。
なお、支承部材80の上昇は圧力センサ81の検知信号によ
り停止される。この上昇停止変位量α1は、上昇開始位
置Bから支承部材80が停止したときの当接面80aまでの
間隔を示している。
この上昇変位量αの比較は、上昇停止変位量α1及び限
界上昇変位量α0を電圧に変換して両者の電位差を比較
することにより行う。従って、カム板70が軸部50eに装
着されているときには、上昇停止変位量α1が限界上昇
変位量α0より小さくなり、両者の電位差は例えばプラ
スの電位差が生じるので、警告信号は発生しない。レン
ズ研削加工開始前に、カム板70が軸部50eに装着されて
いないと、上昇停止変位量α1が限界上昇変位量α0よ
り大きくなり、両者にマイナスの電位差が生じ、警告信
号が発生する。この警告信号は、比較器100に接続され
た警告表示装置110及び加工制御回路90に入力される。
警告表示装置110は、本実施例では、玉摺機10に内蔵し
た音声発生装置と光の点滅装置により構成されている。
警告信号の入力により、音声の発生若しくは光の点滅が
なされると共に、キャリジ60の上下動が停止される。と
ころで、カム板70が軸部50eに装着されていないとき、
警告表示手装置110が音声や光により警告を発するので
レンズの研削ミスを未然に防止することができ、これに
より生地レンズを無駄にしてしまうこが防止され、効率
的なレンズ研削を行うことができる。
界上昇変位量α0を電圧に変換して両者の電位差を比較
することにより行う。従って、カム板70が軸部50eに装
着されているときには、上昇停止変位量α1が限界上昇
変位量α0より小さくなり、両者の電位差は例えばプラ
スの電位差が生じるので、警告信号は発生しない。レン
ズ研削加工開始前に、カム板70が軸部50eに装着されて
いないと、上昇停止変位量α1が限界上昇変位量α0よ
り大きくなり、両者にマイナスの電位差が生じ、警告信
号が発生する。この警告信号は、比較器100に接続され
た警告表示装置110及び加工制御回路90に入力される。
警告表示装置110は、本実施例では、玉摺機10に内蔵し
た音声発生装置と光の点滅装置により構成されている。
警告信号の入力により、音声の発生若しくは光の点滅が
なされると共に、キャリジ60の上下動が停止される。と
ころで、カム板70が軸部50eに装着されていないとき、
警告表示手装置110が音声や光により警告を発するので
レンズの研削ミスを未然に防止することができ、これに
より生地レンズを無駄にしてしまうこが防止され、効率
的なレンズ研削を行うことができる。
なお、警告値としての限界上昇変位量α0の設定は、自
重により下降するキャリジ60の揺動角度の変化でとらえ
ても良い。この場合、キャリジ60の傾斜角度の測定装置
を設け、この測定装置からの出力を比較器100に入力
し、カム板70がないと、キャリジ60が下がりすぎてキャ
リジ60の水平面に対する傾斜角が大きくなると、警告信
号を発生するように構成する。
重により下降するキャリジ60の揺動角度の変化でとらえ
ても良い。この場合、キャリジ60の傾斜角度の測定装置
を設け、この測定装置からの出力を比較器100に入力
し、カム板70がないと、キャリジ60が下がりすぎてキャ
リジ60の水平面に対する傾斜角が大きくなると、警告信
号を発生するように構成する。
(考案の効果) 本考案にかかる玉摺機は、以上説明したように構成した
ので、生地レンズを研削する前に、型板が未装着状態の
とき警告表示手段が警告を発するので、レンズの研削ミ
スを未然に防止することができ、これにより生地レンズ
の無駄をなくすことができ、効率的なレンズ研削を行う
ことができる。
ので、生地レンズを研削する前に、型板が未装着状態の
とき警告表示手段が警告を発するので、レンズの研削ミ
スを未然に防止することができ、これにより生地レンズ
の無駄をなくすことができ、効率的なレンズ研削を行う
ことができる。
第1図は本考案の実施例にかかる玉摺機の主要構成部の
全体構成図、 第2図は第1図の支承部材を示す説明図、 第3図は第1図の支承部材と型板との離間状態の説明図
である。 10……玉摺機 20……回転砥石 30……筐体 40……生地レンズ 50a,50b……一対のレンズ保持軸(一対の挟持部材) 60……キャリジ 70……カム板(型板) 80……支承部材 81……圧力センサ(検知手段) 82……モーター(駆動装置) 83……測定装置 90……加工制御装置 100……比較器 110……警告表示装置 α……上昇変位量 α0……限界上昇変位量(警告値) α1……上昇停止変位量
全体構成図、 第2図は第1図の支承部材を示す説明図、 第3図は第1図の支承部材と型板との離間状態の説明図
である。 10……玉摺機 20……回転砥石 30……筐体 40……生地レンズ 50a,50b……一対のレンズ保持軸(一対の挟持部材) 60……キャリジ 70……カム板(型板) 80……支承部材 81……圧力センサ(検知手段) 82……モーター(駆動装置) 83……測定装置 90……加工制御装置 100……比較器 110……警告表示装置 α……上昇変位量 α0……限界上昇変位量(警告値) α1……上昇停止変位量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 波田野 義行 東京都板橋区蓮沼町75番1号 東京光学機 械株式会社内 (72)考案者 宇野 伸二 東京都板橋区蓮沼町75番1号 東京光学機 械株式会社内 (72)考案者 渡辺 孝浩 東京都板橋区蓮沼町75番1号 東京光学機 械株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−274862(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】眼鏡用の生地レンズを研削する回転砥石
と、この回転砥石に対して上下動可能なキャリッジと、
前記生地レンズを両側面から挟持し且つ軸回りに回転可
能に前記キャリッジに設けた軸状の挟持部材と、眼鏡の
レンズ枠形状を有し前記挟持部材の他端部に取り付ける
型板と、前記挟持部材の他端部および前記型板の下方に
設けた上下動可能な支承部材とを備え、前記支承部材を
所定の高さ位置に固定するとともに前記キャリッジを移
動させて型板を前記支承部材に当接させ、型板とともに
生地レンズを回転させて生地レンズをレンズ枠形状に前
記回転砥石で研削していく玉摺機において、 生地レンズを前記挟持部材に挟持させ、該生地レンズを
研削する前に前記キャリッジを型板の有無の検査位置ま
で下降させた際に、 前記型板が当接する前記支承部材を前記型板または前記
挟持部材の他端部に当接するまで上昇させる駆動手段
と、 前記支承部材の上昇移動量を測定する測定手段と、 前記支承部材が前記型板または前記挟持部材の他端部に
当接したとき検知信号を出力する検知手段と この検知手段が検知信号を出力することによって前記支
承部材の上昇が停止したとき、前記測定手段が測定した
その停止位置までの上昇移動量と予め設定した基準値と
を比較し、上昇移動量が基準値を越えた際に警告信号を
出力する比較手段と、 前記警告信号により警告を発する警告手段とを備えてい
ることを特徴とする玉摺機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988078440U JPH0750136Y2 (ja) | 1988-06-14 | 1988-06-14 | 玉摺機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988078440U JPH0750136Y2 (ja) | 1988-06-14 | 1988-06-14 | 玉摺機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH023362U JPH023362U (ja) | 1990-01-10 |
JPH0750136Y2 true JPH0750136Y2 (ja) | 1995-11-15 |
Family
ID=31303363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988078440U Expired - Lifetime JPH0750136Y2 (ja) | 1988-06-14 | 1988-06-14 | 玉摺機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0750136Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0736980B2 (ja) * | 1985-05-28 | 1995-04-26 | 株式会社トプコン | レンズ研削装置 |
-
1988
- 1988-06-14 JP JP1988078440U patent/JPH0750136Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH023362U (ja) | 1990-01-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0960690B1 (en) | Eyeglass lens grinding apparatus | |
JPH0541386B2 (ja) | ||
JPH10138109A (ja) | 眼鏡レンズ研削加工機及び眼鏡レンズ研削加工方法 | |
JP2001277086A (ja) | レンズ周縁加工装置 | |
US6328635B1 (en) | Device for the display of engravement shape of eyeglass lens and method and apparatus for machining lens peripheral edge using the display device | |
JPH0750136Y2 (ja) | 玉摺機 | |
JP2002283202A (ja) | カップ取付け装置 | |
KR100492424B1 (ko) | 렌즈가공장치 | |
JP3953960B2 (ja) | 被加工レンズの挟持方法及びその装置 | |
JP2771547B2 (ja) | 眼鏡レンズ周縁部面取装置 | |
JPH07299717A (ja) | 球体の研磨装置 | |
JPH07186027A (ja) | レンズ研削加工システム | |
KR20050100159A (ko) | 정밀 구심 연마장치 | |
JPH04315563A (ja) | レンズ研削装置 | |
JPH0736980B2 (ja) | レンズ研削装置 | |
JPH0634924Y2 (ja) | レンズ研削装置 | |
JPH0366557A (ja) | 自動玉摺機の制御装置 | |
JP2512234Y2 (ja) | メガネフレ―ム支持装置 | |
JPH07186025A (ja) | レンズ面取装置 | |
JPH0611468B2 (ja) | 眼鏡レンズの研削方法及びその装置 | |
JPH0239727Y2 (ja) | ||
JPH07116948A (ja) | 玉摺機 | |
JP2013107188A (ja) | レンズ芯取機の芯出し方法及び装置 | |
JP2547933Y2 (ja) | レンズ枠形状測定装置 | |
JP2869715B2 (ja) | レンズ枠形状測定装置 |