JPH07116948A - 玉摺機 - Google Patents

玉摺機

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JPH07116948A
JPH07116948A JP26900193A JP26900193A JPH07116948A JP H07116948 A JPH07116948 A JP H07116948A JP 26900193 A JP26900193 A JP 26900193A JP 26900193 A JP26900193 A JP 26900193A JP H07116948 A JPH07116948 A JP H07116948A
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JP
Japan
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lens
processed
carriage
frame
rotation axis
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JP26900193A
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English (en)
Inventor
Shinji Uno
伸二 宇野
Yasuo Suzuki
泰雄 鈴木
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Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
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Publication date
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】一つのフィーラーと一つの検出手段で被加工レ
ンズのコバ厚を測定でき、被加工レンズのコバ厚測定の
ための構成を安価に製作できる玉摺機を提供すること。 【構成】レンズ枠形状測定部46によるレンズ枠RF又は
LFの動径情報に応じたキャリッジの移動またはフィラー
の移動に伴って、ロータリーエンコーダ34で検出され
たフィラー66の移動量を基にして被加工レンズLのコ
バ中間軌跡を求め、砥石5により被加工レンズLを研削
加工制御するための演算制御回路100とを設けた玉摺
機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、生地レンズである被
加工レンズのレンズ枠形状に沿うコバ厚を求めて、この
求めたレンズ枠形状に沿うコバ厚の中間軌跡を基に被加
工レンズをレンズ枠形状に研削加工する玉摺機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ヤゲン砥石のV溝を利用して、被
加工レンズのコバ中間軌跡を読み取り、そのコバ中間軌
跡を基にして被加工レンズを研削加工する玉摺機が知ら
れている。
【0003】ところが、砥石のV溝の両傾斜面と被加工
レンズのコバ面との研削抵抗を利用するので、長時間使
用することでV溝の形状が摩耗して溝形状が変化した
り、両傾斜面の摩滅の度合が異なると研削能力に違いが
生じ、正確なコバ軌跡を描くことができない。
【0004】また、レンズのコバ中間軌跡の読み取りと
研削が同時であるため、レンズのコバ中間軌跡の修正が
できない。
【0005】この問題を解決するものとしては、2つの
接触子を被加工レンズの前屈折面及び後屈折面に当接さ
せ、この状態で2つの接触子を被加工レンズの半径方向
に移動させて、被加工レンズの光軸に沿う方向への2つ
の接触子の移動量を検出させることにより、2つの接触
子の間隔変化を検出するようにした玉摺機がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この玉摺機で
は、2つの接触子の間隔変化を検出するのに、被加工レ
ンズの光軸に沿う方向への2つの接触子の移動量を個々
の検出器でそれぞれ検出していたため、被加工レンズの
コバ厚を測定する構成にコストがかかるという問題があ
った。
【0007】また、接触子の移動のために設けた横長の
開口部を研削水から遮断するための装置が必要になり、
装置そのものが大型化するという問題があった。さら
に、レンズの近傍にセンサーを設置しなければならず、
センサーの防水や防塵のための装置を設けなければなら
ず、コストがかかるという問題があった。
【0008】そこで、この発明は、一つのフィーラーと
一つの検出手段で被加工レンズのコバ厚を測定できる玉
摺機を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明は、眼鏡枠のレンズ枠または該レンズ枠に
ならって形成された型板の動径情報を計測する枠形状計
測手段と、所定位置で高速回転されるレンズ研削用砥石
と、被加工レンズをレンズ回転軸回りに回転可能に保持
し、前記レンズ回転軸方向に沿って移動可能で、レンズ
回転軸と研削用砥石との軸間距離を変化可能に移動し得
るキャリッジと、前記キャリッジのレンズ回転軸方向に
沿った移動量を検出する検出手段と、前記レンズ回転軸
により挟持された前記被加工レンズの屈折面に当接する
ための少なくとも1つの接触子と、前記キャリッジのレ
ンズ回転軸方向に沿った移動に伴って前記接触子を前記
被加工レンズの前側または後側屈折面に当接させ、前記
枠形状測定手段による動径情報に応じた動径位置での前
記被加工レンズの厚さを前記検出手段からの出力から求
めて、前記研削用砥石により前記被加工レンズを研削加
工制御するための制御手段とを設けた玉摺機としたこと
を特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0011】<研削加工部>図7において、1は玉摺機
の筺体状の本体、2は本体1の前側上部に設けられた傾
斜面、3は傾斜面2の左側半分に設けられた液晶表示
部、4は傾斜面2の右側に設けられたキーボード部、4
a〜4c等はキーボード部4に設けられたスイッチであ
る。
【0012】また、本体1の中央及び左側部近傍の部分
には凹部1a,1bが設けられていて、凹部1aには本
体1に回転自在に保持された砥石5が配設されている。
この砥石5は、粗砥石6とV溝砥石7を備え、図1に示
したモータ8で回転駆動される様になっている。
【0013】本体1内には、図2に示したキャリッジ支
持用の支持台9が固定されている。この支持台9は、左
右の脚部9a,9bと、脚部9b側に偏らせて脚部9
a,9b間に配設した中間脚部9cと、脚部9a〜9c
の上端部を連設している取付板部9dを有する。
【0014】しかも、取付板部9dの両側部には軸取付
用のブラケット10,11が突設され、取付板部9dの
中間部には軸支持突起12が突設されている。このブラ
ケット10,11及び軸支持突起12は図7に示した平
面形状がコ字状のカバー13で覆われている。このブラ
ケット10,11には軸支持突起12を貫通する支持軸
14の両端部が固定されている。
【0015】<キャリッジ>本体1上にはキャリッジ1
5が配設されている。このキャリッジ15は、キャリッ
ジ本体15aと、このキャリッジ本体15aの両側に前
方に向けて一体に設けられた互いに平行なアーム部15
b,15cと、キャリッジ本体15aの両側に後方に向
けて突設された突起15d,15eを有する。
【0016】この突起15d,15eは、図2に示した
様に軸支持突起12を挟む位置に配設されていると共
に、支持軸14の軸線回りに回動可能に且つ支持軸14
の長手方向(左右)に移動自在に支持軸14に保持され
ている。これによりキャリッジ15の前端部が支持軸1
4を中心に上下回動できるようになっている。
【0017】このキャリッジ15のアーム部15bには
レンズ回転軸16が回転自在に保持され、キャリッジ1
5のアーム部15cにはレンズ回転軸16と同軸上に配
設されたレンズ回転軸17が回転自在に且つレンズ回転
軸16に対して進退調整可能に保持されていて、このレ
ンズ回転軸16,17の対向端間(一端部間)には被加
工レンズLが挟持される様になっている。また、レンズ
回転軸16の他端部には図示を省略した固定手段により
円板Tが着脱可能に取り付けられている。この固定手段
の構造は周知のものを用いている。
【0018】このレンズ回転軸16,17は軸回転駆動
装置(軸回転駆動手段)で回転駆動されるようになって
いる。この軸回転駆動装置は、キャリッジ本体15a内
に固定されたパルスモータ18と、パルスモータ18の
回転をレンズ回転軸16,17に伝達する動力伝達機構
(動力伝達手段)19を有する。
【0019】この動力伝達機構19は、レンズ回転軸1
6,17にそれぞれ取り付けられたプーリ20,20
と、キャリッジ本体15aに回転自在に保持された回転
軸21と、回転軸21の両端部にそれぞれ固定されたプ
ーリ22,22と、プーリ20,22に掛け渡されたタ
イミングベルト23と、回転軸21に固定されたギヤ2
4と、パルスモータ18の出力用のピニオン25等から
構成されている。
【0020】また、支持軸14には、本体1の凹部1a
に配設した支持アーム26の後部が左右動自在に保持さ
れている。この支持アーム26は、キャリッジ15に対
して相対回転自在に且つ左右方向には一体的に移動可能
に保持されている。尚、支持アーム26の中間部は本体
1に図示しない軸で左右動自在に保持されている。
【0021】この支持アーム26とブラケット10との
間には支持軸14に巻回したスプリング27が介装さ
れ、本体1とブラケット11との間にはスプリング28
が介装されている。そして、キャリッジ15はスプリン
グ27,28のバネ力がバランスする位置で停止し、こ
の停止位置ではレンズ回転軸16,17間に保持された
被加工レンズLが粗砥石6上に位置するようになってい
る。
【0022】<キャリッジ横移動手段>このキャリッジ
15はキャリッジ横移動手段29で左右に移動駆動可能
に設けられている。
【0023】このキャリッジ横移動手段29は、支持ア
ーム26の前面に固定されたコ字状のブラケット30
と、ブラケット30内に位置させて支持アーム26の前
面に固定されたバリアブルモータ31と、バリアブルモ
ータ31の支持アーム26を貫通する出力軸31aに固
定されたプーリ32と、支持台9の脚部9b,9c間に
両端が固定され且つプーリ32に捲回されたワイヤ33
を有する。
【0024】また、キャリッジ横移動手段29は、ブラ
ケット30に固定されたロータリーエンコーダ34(検
出手段)と、ロータリーエンコーダ34の回転軸34a
とバリアブルモータ31の出力軸31bとを連結するカ
ップリング35を有する。尚、バリアブルモータ31は
通電を停止させると、出力軸31bが自由回転し得る状
態となる。
【0025】<キャリッジ昇降手段>円板Tに対応する
位置の下方には図3に示した様にキャリッジ昇降手段3
6が配設されている。
【0026】このキャリッジ昇降手段36は、自由端部
が上下回動可能に基端部を枢軸37a,37aで支持ア
ーム26に回動自在に取り付けたリンク37,37と、
リンク37,37の自由端部に枢軸37b,37bで回
動自在に取り付けたリンク38と、リンク38に上方に
向けて突設した支持ロッド39と、支持ロッド39の上
端に設けられた板状の型受台40を有する。
【0027】また、キャリッジ昇降手段36は、支持ロ
ッド39とは直角に前側に向けて突設された軸部材41
と、キャリッジ15の移動方向に延びて軸部材41を支
持する軸受部材42と、軸受部材42と一体に設けられ
且つ周方向に回転不能且つ上下動可能に図示しない位置
で本体1に保持された雌ネジ筒43と、雌ネジ筒43に
螺合された雄ネジ44と、本体1に固定され且つ雄ネジ
44を回転駆動するパルスモータ45を有する。
【0028】<レンズ枠形状形状測定部(枠形状測定手
段)>レンズ枠形状測定部46は、パルスモータ47
と、パルスモータ47の出力軸47aに取り付けられた
回転アーム48と、回転アーム48に保持されたレール
49と、レール49に沿って長手方向に移動可能なフィ
ラー支持体50と、フィラー支持体50に装着されたフ
ィラー51(接触子)と、フィラー支持体51の移動量
を検出するエンコーダ52と、フィラー支持体51を一
方向に付勢しているスプリング53を有する。
【0029】なお、レンズ枠形状測定部46をレンズ加
工装置と一体に構成するか、これをレンズ加工装置と別
体に構成し両者を電気的に接続する代わりに、レンズ加
工装置と別体のレンズ枠形状測定装置により測定された
レンズ枠形状データをフロッピーディスクやICカードに
一旦入力し、レンズ加工装置にはこれら記憶媒体からデ
ータを読み取る読取装置を設けるように構成してもよい
し、眼鏡フレームメーカーからオンラインでレンズ枠形
状データをレンズ加工装置に入力できるように構成して
もよい。
【0030】<レンズコバ厚測定部>レンズコバ厚測定
部60は、本体1上に砥石5の左側部に対応して装着さ
れている。
【0031】このレンズコバ厚測定装置60は、図4に
示した様なコ字状に形成され且つ本体1上に取り付けら
れたブラケット61と、粗砥5の左側部上に対して進退
自在にブラケット61に保持されたフィラー軸62(測
定アーム)と、フィラー軸62に設けられたラック63
と、ブラケット61に固定されたパルスモータ64と、
パルスモータ64の出力軸64aに固定され且つラック
63に噛合するピニオン65と、フィラー軸61の一端
に一体に設けられた円板状のフィラー66と、フィラー
軸62の他端側に位置させて本体1上に固定されたマイ
クロスイッチ67を有する。
【0032】このマイクロスイッチ67は、フィラー6
6が被加工レンズLから外れた位置まで後退したとき
に、フィラー軸62の他端で押圧されてONする様になっ
ている。尚、図7中、68はブラケット61に取り付け
られた部品やマイクロスイッチ67等を覆うカバーであ
る。
【0033】<電装部>電装部Dの演算制御回路100
(制御手段)は、上述の研削加工部のモータ8,バリア
ブルモータ31,パルスモータ18,64等を駆動制御
するドライブコントローラ101と、フレームデータメ
モリ102と、フレームPD値FPDおよび装用者の瞳孔間
距離値PDとを入力するためのFPD/PD入力装置103
と、眼鏡フレームがセルフレームである旨を入力するフ
レーム材質入力装置104と、フレームの材質に応じて
予め定めた補正値Cを記憶している補正値メモリ105
と、レンズLを加工するための加工データ(Pi,Θi)を記
憶するための加工データメモリ106とが接続されてい
る。
【0034】また、演算制御部100には、マイクロス
イッチ67からの信号及びロータリーエンコーダ34の
出力が入力される。
【0035】FPD/PD入力装置103としてはテンキー
入力装置のような手入力装置でもよいし、検眼装置から
のオンライン入力や、フロッピーディスクやICカード等
の検眼データ記憶手段からの読取装置で構成してもよ
い。
【0036】しかも、演算制御部100でドライブコン
トローラ101を作動させることによりパルス発生器1
06から駆動パルスを発生させて、パルスモータ47を
作動させると、回転アーム48が回転させられる。これ
により、フィーラー66が眼鏡フレームF(眼鏡枠)の
レンズ枠RFまたはLFの内周に沿って移動させられる。
【0037】この際、上述したフィーラー66の移動量
はエンコーダ52で検出され動径長fρiとして電装部D
のフレームデータメモリ102に入力され、パルス発生
器106からパルスモータ47に供給されたと同じパル
スが回転アーム48の回転角すなわち動径角fθiとして
フレームデータメモリ102に入力され、レンズ枠(ま
たは型板)の動径データ(fρi,fθi)として記憶される
様になっている。
【0038】以下上記構成のレンズ加工装置の作用を説
明する。
【0039】(1)レンズ枠形状測定 まず、レンズ枠形状測定部46を作動させて、図5,図
6に示した様な眼鏡フレームFの右眼レンズ枠RFまたは
型板の形状を測定しレンズ枠(または型板)動径データ(f
ρi,fθi)(ここでi=1,2,3,………N)を求め、これ
をフレームデータメモリ102に記憶させる。
【0040】加工者は眼鏡フレームFがセルフレームで
ある場合、フレーム材質入力装置104でその旨を演算
制御回路100に入力する。
【0041】また、加工者はフレームPD値FPDおよび装
用者の瞳孔間距離値PDとをFPD/PD入力装置106で演算制
御回路100に入力する。演算制御回路100は入力さ
れたフレームPD値FPDと瞳孔間距離値PDおよび補正値メ
モリ105に記憶されている補正値Cとから、レンズ枠
入れ後の眼鏡フレームの変形による右眼レンズの光学中
心OLRのずれを見込んだ補正内寄せ量IN´を IN´={(FPD−PD)/2}−C/2 …………(1) として求め、フレームデータメモリ102に記憶されて
いるレンズ枠RFの幾何学中心に原点をもつレンズ枠(ま
たは型板)動径データ(fρi,fθi)の各サンプリングポ
イントQiについて、その動径データをx−y座標変換し を求め、このx座標値を前記補正内寄せ量IN´分x軸方向
(水平方向)に移動させ、新たな原点に基づく加工データ
(Pi,Θi)(ここでi=1,2,3,…………N)を として求め、これを加工データメモリ102に記憶させ
る。
【0042】ここで、補正値Cは眼鏡フレームFがアセテ
ート、アクリル、ナイロンやプロピオネート等の一般的
な材質の場合は0.3〜0.5mmが、エポキシ樹脂等の熱可塑
性に富んだ材質の場合は0.8〜1.0mmが選択される。この
ように複数種類のセルフレームに対応させるためにはフ
レーム材質入力装置107に複数の入力キーを設け、補正
値メモリ105に各々のフレーム材質入力に対応して複数
の補正値Cを記憶させておけばよい。
【0043】(2)レンズコバ厚測定 次に、(1)で求めた動径データ(fρi,fθi)に対応する
加工データ(Pi,Θi)に基づいて被加工レンズLのコバ
厚を求める。
【0044】即ち、キーボード部4を操作してコバ厚測
定モードにすると、演算制御部100はドライブコント
ローラ101を介してパルスモータ18駆動制御して、
このパルスモータ18の回転を動力伝達機構19を介し
てレンズ軸16,17に伝達させ、被加工レンズLの加
工データ(Pi,Θi)の内の初期加工データ(P1,Θ1)をフ
ィーラー66の当接位置に移動させる。
【0045】また、キーボード部4を操作して演算制御
部100によりバリアブルモータ31を作動、キ
ャリッジ15を図4中スプリング28のバネ力に抗して
左方に移動せる。この際、キャリッジ15の移動量
は、ロータリーエンコーダ34により検出されて、演算
制御回路100に入力される。
【0046】この後、演算制御回路100によりドライ
ブコントローラ101を作動させて、パルスモータ64
を駆動制御し、ピニオン65及びラック63を介してフ
ィラー軸62を砥石5上に移動させ、フィラー軸62の
フィーラー66を被加工レンズLの側方に移動させる。
【0047】この際、フィーラー軸62の移動にともな
い、フィーラー軸62がマイクロスイッチ67から離れ
て、マイクロスイッチ67がOFFすると、このOFF信号が
演算制御回路100に入力され、演算制御回路100は
このOFF開始時からのフィーラー軸62の移動量をパル
スモータ64への駆動パルス数から検出する。しかもフ
ィーラー66は、被加工レンズLの加工データ(Pi,Θ
i)の内の初期加工データ(P1,Θ1)の位置に対応する部
分まで移動させられる。
【0048】この状態で、バリアブルモータ31への通
電を停止させてバリアブルモータ31を自由回転状態と
すると、キャリッジ15及び支持アーム26がスプリン
グ28のバネ力で図4中右側に移動付勢され、レンズ回
転軸16,17間に保持された被加工レンズLの右側の
屈折面がフィーラー66に当接する。この際、当接位置
は、被加工レンズLの初期加工データ(P1,Θ1)の位置
になる。
【0049】そして、演算制御回路100は、フィーラ
ー66の初期当接位置からパルスモータ18及び64を
駆動制御して、フィーラー66の当接位置を加工データ
(Pi,Θi)[i=1,2,3,…………N]に基づいて順次移動
させ、この際のロータリーエンコーダ34の出力からキ
ャリッジ15の移動量を加工データ(Pi,Θi)に対応さ
せて加工データメモリ106に記憶させる。
【0050】また、同様にして、キーボード部4を操作
して演算制御部100によりバリアブルモータ31を作
動させて、キャリッジ15を図4中スプリング27のバ
ネ力に抗して右方に移動させた後、フィーラー66を被
加工レンズLの左側の屈折面に当接させて、フィーラー
66の当接位置を加工データ(Pi,Θi)[i=1,2,3,…
………N]に基づいて順次移動させ、加工データ(Pi,Θ
i)に対応するキャリッジ15の移動量をロータリーエン
コーダ34の出力から演算制御回路100により求めさ
せて、この移動量を加工データ(Pi,Θi)に対応させて
加工データメモリ106に記憶させる。
【0051】そして、演算制御回路100は、この様に
して求めたキャリッジ15の移動量から被加工レンズL
の左右の屈折面へのフィーラー66の当接位置が加工デ
ータ(Pi,Θi)に対応して求め、この加工データ(Pi,Θ
i)に対応する被加工レンズLの左右の屈折面へのフィー
ラー66の当接位置から被加工レンズLのコバ厚が加工
データ(Pi,Θi)に対応して求める。
【0052】(3)レンズ研削加工演算制御回路100
は、加工データ(Pi,Θi)を加工データメモリ102に
記憶させると、次ぎに、ドライブコントローラ101を
制御してモータ8を駆動し砥石5を回転させる。ドライ
ブコントローラ101は演算制御回路100の制御下で
パルス発生器51から加工データメモリ106に記憶さ
れている加工データ(Pi,Θi)に対応してパルスモータ
24,35にパルスを供給する。これにより、レンズ回
転軸22,23は加工動径角度Θi回転され、型受台3
3はレンズRLが加工動径Piまで砥石6で研削加工された
時、円板Tが型受台33に当接しそれ以上研削されない
位置に移動される。
【0053】この動作を加工データ(Pi,Θi)の全てに
ついて実行することにより、被加工レンズLを加工デー
タに基いて荒研削してレンズ枠RFと相似形状のレンズRL
に研削加工する。
【0054】砥石6で荒研削が完了すると、図示しない
公知のキャリッジ移動手段でレンズRLを移動しV溝砥石
7でヤゲン加工する。この際、演算制御回路100は、
(2)で求めた加工データ(Pi,Θi)に対応するコバ厚を基
に、レンズRLの周縁にヤゲン加工を行わせる。
【0055】なお、レンズRLはその光学中心OLRがレン
ズ回転軸2,2の回転軸と一致するようにレンズ回転軸2,2
にチャッキングされる。
【0056】左眼レンズLLについても上記と同様の動作
を実行させる。
【0057】これにより、レンズRF,LFがセルフレーム
に対応するために大きめに研削加工されても、フレーム
に枠入れたレンズRF,LFの各々の光学中心は、その眼鏡
装用時に装用者眼の光学中心(瞳孔中心)と一致するよう
に正しく枠入れすることができる。
【0058】
【効果】この発明は、以上説明したように構成したの
で、一つのフィーラーと一つの検出手段で被加工レンズ
のコバ厚を測定でき、被加工レンズのコバ厚測定のため
の構成をコンパクト且つ安価に製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる玉摺機の第1実施例を示す制
御回路図である。
【図2】図1に示したキャリッジ取付部の概略背面図で
ある。
【図3】図2に示したキャリッジのキャリッジ昇降手段
の部分の一部を破断してA−A方向から見た説明図であ
る。
【図4】図1〜図3に示したキャリッジとフィラーとの
関係を示した概略平面説明図である。
【図5】図1に示した被加工レンズとレンズ枠形状との
関係を示す説明図である。
【図6】図1に示したレンズ枠の幾何学中心からの内寄
せ量及び上寄せ量をしめす説明図である。
【図7】図1〜図4に示した構成を備える玉摺機の外観
図である。
【符号の説明】
5…砥石(レンズ研削用砥石) 15…キャリッジ 16,17…レンズ回転軸 34…ロータリーエンコーダ(検出手段) 46…レンズ枠形状測定部(枠形状測定手段) 66…フィーラー(接触子) 100…演算制御回路(制御手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼鏡枠のレンズ枠または該レンズ枠にな
    らって形成された型板の動径情報を計測する枠形状計測
    手段と、 所定位置で高速回転されるレンズ研削用砥石と、 被加工レンズをレンズ回転軸回りに回転可能に保持し、
    前記レンズ回転軸方向に沿って移動可能で、レンズ回転
    軸と研削用砥石との軸間距離を変化可能に移動し得るキ
    ャリッジと、 前記キャリッジのレンズ回転軸方向に沿った移動量を検
    出する検出手段と、 前記レンズ回転軸により挟持された前記被加工レンズの
    屈折面に当接するための少なくとも1つの接触子と、 前記キャリッジのレンズ回転軸方向に沿った移動に伴っ
    て前記接触子を前記被加工レンズの前側または後側屈折
    面に当接させ、前記枠形状測定手段による動径情報に応
    じた動径位置での前記被加工レンズの厚さを前記検出手
    段からの出力から求めて、前記研削用砥石により前記被
    加工レンズを研削加工制御するための制御手段とを設け
    たことを特徴とする玉摺機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6409574B1 (en) 1999-04-30 2002-06-25 Nidek Co., Ltd. Eyeglass-lens processing apparatus
KR100707950B1 (ko) * 2005-09-23 2007-04-16 한기출 옥습기의 헤드 무게 자동 조절장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6409574B1 (en) 1999-04-30 2002-06-25 Nidek Co., Ltd. Eyeglass-lens processing apparatus
KR100707950B1 (ko) * 2005-09-23 2007-04-16 한기출 옥습기의 헤드 무게 자동 조절장치

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