JPH07501258A - 陶器様人形頭部およびその製法と製造装置 - Google Patents

陶器様人形頭部およびその製法と製造装置

Info

Publication number
JPH07501258A
JPH07501258A JP6508561A JP50856194A JPH07501258A JP H07501258 A JPH07501258 A JP H07501258A JP 6508561 A JP6508561 A JP 6508561A JP 50856194 A JP50856194 A JP 50856194A JP H07501258 A JPH07501258 A JP H07501258A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
doll
female mold
mold
cold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6508561A
Other languages
English (en)
Inventor
ヘルヒャー,クリストフ
Original Assignee
バルダーク、ホールディング、アクチエンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by バルダーク、ホールディング、アクチエンゲゼルシャフト filed Critical バルダーク、ホールディング、アクチエンゲゼルシャフト
Publication of JPH07501258A publication Critical patent/JPH07501258A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H9/00Special methods or compositions for the manufacture of dolls, toy animals, toy figures, or parts thereof

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 陶器様人形頭部およびその製法と製造装置純正陶器人形頭部はコスト高で製造困 難な非常に貴重な製品である。従来の陶器組成物は重量%で50%のカオリン、 25%の長石および25%の石英から成る。この材料で中空人形頭部を製造する ためには、この材料が鋳造用陶器材料とし−C再処理される。このような陶器材 料で陶器人形頭部を製造するには長時間の複雑な工程が必要であり、相当の経験 を必要とし、また常に製造中の陶器人形頭部の陥没または破断、あるいは鋳造中 、型抜き中、空気乾燥中または焼成中のその他の破損の危険を伴なう。一般にゴ ムバンドによって一体的に保持された少なくとも2つの部分から成る人形頭部用 プラスター雌型が使用される。最初に時間をかけて準備された液状陶器材料かプ ラスター雌型の中に、人形頭部の頂点または首部分から注入される。中空人形頭 部の壁体の所望の厚さに対応して、余分の陶器材料が約2乃至10分後に鋳型か ら排出される。この間に、雌型のプラスターは注入された鋳造用陶器材料の上層 から多量の水を吸収する事ができたので、鋳型に隣接する陶器の薄い上層が皮革 のように堅くなる。このような中空の陶器人形頭部を数時間静置して、雌型を除 去できる程度に硬化させる。しかしこの粗鋳造物は圧力に対してきわめて敏感で ある。これを雌型から非常に慎重に取り出さなければならなず、人形頭部の開口 部分の陶器材料を除去しなければならない。
これはメスによって慎重に実施される。例えば目の形状は特殊技術によって切削 され、この場合、不慣れな人が頭部を破損する危険性がある。頭部の内部からガ ラスの眼球を正確に挿入するように眼球取付はソケットを考案しなければならな い。この場合、次の焼成に際して頭部が約15%乃至20%収縮する事を考慮し なければならない。メス作業が終わった時、頭部をその壁体の厚さに対応して1 乃至7日間静置して乾燥させなければならない。次に、鋳型の半型の衝合線にそ って生じる条痕を切断しまたはヤスリがけし、また頭部の上縁においてさらに修 正作業を実施する。この段階において、次の処理に対する十分な強度を得るため 、800乃至1000℃で数時間継続する素焼を実施する。このため適当な焼成 炉が必要である。この焼成後に、凹凸部分が見えるようになり、また突出した小 さな粒子が見られる。従って頭部のすべての縁部分に微細にヤスリがけし、この 作業のためにはダスト防護マスクを着用しなければならない。
これらの作業後に、粗鋳造物は再び数時間、1200乃至1300℃で焼成され る。この焼成工程全体は多大の経験を必要とする。焼成時間が炉の型に依存し、 また焼成時間曲線が炉の装入炭に依存するからである。焼成後に、再び頭部に微 細ヤスリがけして、陶器塗料による塗装の準備をする。塗装された後に頭部は再 び600乃至800℃の温度で2乃至4時間焼成される。この段階においてはじ めて頭部の内部からワックスを使用してガラス眼球を挿入し、ガラス眼球はプラ スターによって眼球ソケットの中に固定される。これは非常に微妙な作業である 。最後に、頭部の頂部を厚紙またはコルクのフタで密封し、カッ子をつける。
前記の説明から明かなように、陶器の人形頭部の製造は従来からきわめてコスト と時間のかかる微妙な作業であり、多大の経験を必要としまた適当な装置を必要 とする。従って、このようにして製造された陶器の人形頭部は相応に高価である 。陶器の人形頭部がこのような貴重な品物であるが故に、これは宮廷の愛好者お よびファンを惹きつける。
先行技術の陶器人形頭部の製造法は技術的見地から下記のような欠点を有する。
第1に、粗鋳造物の品質について高度の要求が成されるならば、通常のプラスタ ー鋳型は原則として約40回しか使用できない。この使用回数後に、素鋳造物の 品質が徐々に低下するので、その仕上げ作業が急激に増大する。1つの鋳型によ って最高100個の人形頭部を製造する事ができる。
第2に、先行技術の製造工程全体は非常に時間がかかる。塗装される粗鋳造物を 製造するだけで数日を要する。
第3に、先行技術の製造工程においては不慣れな人に固有な多くのリスクがある 。これは、この作業が複雑で、最小限度のエラーまたは不注意によって人形頭部 が修復できない程度に破損し、このようにして多くの作業時間が失われるからで ある。
第4に、従来の技術によって個人用の人形頭部を製造するには適当な装置が必要 であるが、これはプラスター鋳型と焼成炉とを含み、相当の投資となる。従って 多くのハンディワーカはこのようなコストを分は合うために作業グループを結成 する。また従来のガラス眼球は各種あって非常に高価であり、またその挿入のた めに高度の技術を必要とする。
本発明の基本的課題は、前記のような問題点を避ける事のできる陶器様人形頭部 の製造法および製造装置を提供するにある。また本発明の目的は、前記の方法に よって製造され純正陶器に非常に類似してこれと間違えるような外観を有する陶 器様人形頭部にある。
本発明の前記の課題は、人形頭部を製造するための少なくとも2半型から成る雌 型の中に水と混合された粉末状の急速硬化型冷間注入材料を充填し、この際に前 記雌型の内部において、雌型内部のすべての面から近似的に同一間隔に保持され て鋳造操作に際して中子として作用する形状の少し小型の人形頭部の形状を有す る頭部中子を配置し、この頭部中子が前記冷間注入材料によって近似的に均一に 被覆されるようにする段階と、冷間注入材料が硬化し雌型が除去された後に、こ のようにして製造された人形頭部を僅かに修正する段階とを含む事を特徴とする 請求項1または2のいずれかに記載の陶器様人形頭部の製造法によって解決され る。
さらに、本発明は、相互にピッタリと堅く閉鎖される手段を備えた少なくとも2 半型から成る人形頭部製造用雌型と、頭部中子であってこの頭部中子回りに閉鎖 された雌型がこの頭部中子から近似的に同等間隔に保持されるように近似的に放 射方向に延在する複数のスタッドまたはピンを有する頭部中子と、組立てられた 雌型の中に人形頭部の首部分または後部に配置された注入開口と、鋳造された人 形頭部の上に接着されるガラスまたはプラスチックのレンズ伏皿セグメントから 成る予形成眼球とを含む事を特徴とする前記の方法を実施する装置によって実施 される。
最後に本発明は、硬化された陶器様の冷間注入材料の近似的に均一厚さの層によ って被覆される頭部中子と、外側から接着されたガラスまたはプラスチックのレ ンズ伏皿セグメントから成る眼球とを有する事を特徴とする陶器様人形頭部に関 するものである。また他の実施態様において本発明は、硬化された陶器様の冷間 注入材料の近似的に均一厚さの層から成り薄いワックス内側被覆を有する中空頭 部と、内側から挿入された球形ガラス眼球とを有する事を特徴とする陶器様人形 頭部に関するものである。
本発明は純正陶器人形頭部と間違うほどに類似した外観を有する陶器様人形頭部 の製造を簡単にする。先行技術と比較して製造時間が短縮される。さらに本発明 の製造技術は焼成炉を必要としないので、失敗のリスクが最小限となる。さらに 、本発明の技術によれば、雌型は必要な回数使用する事ができ、少なくともその 1つの実施態様においては、球形のガラス眼球の複雑な取付は挿入作業が必要な い。本発明によれば、非常に広範なユーザサークルが陶器人形頭部のイミテーシ ョンとしての陶器様人形頭部を製造する事が可能となる。その製造はきわめて迅 速、確実、簡単また廉価だからである。このようにして本発明の方法によって制 作される陶器様人形頭部はあらゆる人にアクセスされる。
以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明するが本発明はこれに限定 されるものではない。
第1図は透明プラスチックから成る雌型の2半型とこれらの半型の閉鎖前の頭部 中子とを示す本発明の装置の斜視図である。
第2図はネジ山を有するボルトとちょうナツトとを使用して閉鎖された第1図の 雌型の断面図である。
第3図は鋳型の中に急速硬化冷間注入材料を注入する段階を示す断面図である。
第4図は適当な眼球を接着されている本発明の方法による陶器様人形頭部の部分 断面を示す側面図である。
第5図は鋳型の2半型を相互に圧着するネジクランプによって閉鎖された雌型の 平面図である。また、第6図は頭部の後部側から充填されている雌型の断面図で ある。
陶器様の人形頭部の形の物品およびその製法、並びにこの製法を実施する装置を 含む本発明全体を説明するため、まず製造装置について説明する。この装置は第 1図に図示されている。この装置は、人形頭部を製造するための鋳造鋳型として の2部分1.2から成る雌型を含む。
この雌型は好ましくは透明プラスチック、例えばマクロロンから成り、通常の射 出成形プロセスによって製造される。そのため、当業者および人形メーカによっ て一般に実施されているように、人形頭部が最初にオリジナル雄型として使用さ れなければならない。
この頭部モデルを使用して公知技術によりプラスチック射出成形を製造する。こ の場合、透明雌型1の内部輪郭3は製造される人形頭部の前側表面に正確に対応 し、透明雌型2の内側輪郭4は人形頭部の対応の後側表面に正確に対応する。中 空鋳型のキャビティは首部分5を通して外部に開く。本発明による陶器様人形頭 部を製造するために鋳型と共に重要な部品は人形頭部モデル6であって、この頭 部モデル6は製造される人形頭部より少し小サイズの発泡材料から成、る事が好 ましい。1つの実施態様においてこの人形頭部中子6は望ましくはスチロボール から成り、その表面上に近似的に放射方向に突出した小スタッド7を分布されて いる。これらのスタッド7は図示の実施態様においては、スチロポールそのもの の一部を成す。これらの細いスタッド7は中子6の表面から約1乃至4ミリメー トル突出し、丸い先端を有し、スチロポール中子6が雌型1.2の中に包囲され た時に間隙を保持するのに役立つ。このようにして、スタッド7は、スチロボー ル中子6を雌型1.2の中に定心させまた中子6の表面と雌型1.2の内部輪郭 3.4との間に全体に一定間隔の間隙を保持するのに役立つ。この場合、スチロ ポール中子6は、安定するように背面上に配置された大きな画鋲の形の台座8の 上に配置されている。このような中子6の姿勢において、雌型の2半型1.2が その回りに容易に閉鎖される。しかしこのスチロボール中子6を鋳型の横たわっ ている半型2の中に埋め込み、次に他の半型1をその上に閉鎖する事ができる。
いずれにせよ、人形頭部の輪郭を成すキャビティ3.4の縁が相互に完全に整合 する事が重要である。そのため、雌型の半型1.2は正確な通し穴9乃至12を 貫設され、これらの通し穴を通してネジボルトが正確に嵌合される。
両方の半型1.2を正確に嵌合させる追加手段として、対応面は相互に係合する 適当な凹部と突起を備える事ができる。図示の実施態様において、鋳型の半型2 は水平方向にクサビ状グループ13と垂直方向に同様のクサビ状グループ14を 備える。これらのグループ13.14に対応して、半型1の対応面上に、それぞ れ水平方向および垂直方向にクサビ状突起15.16が配置されていて、これら の突起15.16が対向グループ13.14に正確に係合する。このようにして 、鋳型の各部が相互に整列する。もちろん前記以外の定心手段、例えば対応の円 錐形凹部に嵌合する円錐形突起を使用する事ができる。雌型1.2がスチロポー ル頭部6を内部に包囲して組立てられボルト締めされた後に、この雌型を上下転 倒して、その首部分5を上方に配置させる。この場合、前記の画鋲形台座8がフ タを成して、一時的にダストその他の粒子が注入開口の中に入らないようにする 。
第2図はその内部に人形頭部中子6を包囲して組立てられた雌型を示す。鋳型の 組立てるため、末端にネジ山を備えたボルト30を精密通し穴9乃至12に正確 に嵌合させて押し通す。両方の半型1.2を対応のちょうナツト20によって相 互に締め付ける。ネジボルト30の回転を防止するため、鋳型の半型1はネジヘ ッド31を受けるための六角形凹部32を有し、ネジヘッドはこの凹部32の中 に保持されて回転する事ができない。
第3図において、組立てられた雌型が注入操作しやすうように、上下逆転され、 その首部分5が上方にある。
フタ乃至は台座8が除去され、冷たい注入材料18が雌型の内側輪郭とスチロボ ール頭部6の表面との間のスペース17の中に注入されている。雌型が透明であ るので、注入材料18を注入するに従って包囲されたスチロボール頭部6が見え る。注入材料は全体に均等に沈澱して、徐々にスチロボール頭部6と雌型の内側 輪郭との間のスペースを満たす。雌型の透明性の故に、この注入操作は注入者に よって連続的に観察される。必要ならば、泡の形成を防止するため、雌型を少し 傾斜させ、またはゆるく振とうする事ができる。
雌型の注入中のあぶれを防止するため、首部分5は少し長く設計され、また雌型 に注入材料18を満たす限界を示すマークを備える事ができる。頭部6全体はそ の頂点からその首部分5まで一体部品として鋳造される。この実施態様において は、頭部カバーによって密封されなければならない通常の中空陶器頭部と相違し 、頭部6の内部は注入操作の終了時点において、もはやアクセスできない中実材 料である。すなわち頭部中子として作動する包囲されたスチロポール頭部6であ る。使用される冷間注入材料18は、粉末状で水と混合され特殊精製された市販 の型のプラスターから成る。このプラスターは、最大限の表面固さと共に特に高 い強度を特徴とする特許のような特性を得るため、冷間注入材料のメーカには公 知のように、プラスターに対して適当なプラスチックが添加される。本発明にお いてこのようなプラスチック補強された冷間注入材料を使用するため、伝統的な 陶器人形頭部の代表的な肉色ピンクを生じるように、あるいはその他の皮膚色を 生じるように特殊の顔料を添加する事ができる。代表的には、このような人形頭 部鋳造物は注入材料を固化させるため数分間だけ静置される。次に雌型を開き、 組形成された鋳造物を鋳型から除去する事ができる。本発明の工程によって製造 された粗鋳造物は通常の仕上がり陶器人形頭部の表面と同程度の非常になめらか な表面を有する。これより平滑な表面を得るための加工を必要としない。必要な ら、雌型の継目において粗鋳造物上に形成された僅かの条痕を除去する事ができ る。
第4図は本発明の方法によって製造された本発明の人形頭部の仕上がり粗鋳造物 を示す。この人形頭部はスチロボール頭部6の仕上がり状態を示し、硬化した冷 間注入材料18によって完全に被覆され、この硬化した冷間注入材料18の表面 は使用された雌型の内側面輪郭によって微細に鋳造されている。スタッド7がこ の内側輪郭と接触する箇所に薄いスポットが形成される。もしスタッドが実際に 内側面輪郭に接触していれば、そこに僅かの斑点または小さな欠陥が形成される 可能性がある。従って、スタッドは、このような不規則箇所が目だだないような スチロポール頭部6上の場所、または塗装して隠す事のできる場所に配置される 。例えば、口の回り、目の後ろ、首の回り、額の装線の後ろ、分岐点、耳の後ろ 、首の中に配置される。また頭部中子6を製造する発泡スチロボール材料が冷間 注入材料18と同一色の顔料を含有すれば効果的である。
スタッド7を同一のスチロボール材料で形成するのでなく、ピン19の形のスタ ッドを使用する事もできる。
第4図に図示のように、この場合スタッドはピン19のヘッド21から成り、対 応のピン部分22はピン19をスチロポール頭部6の中に固定するのに役立つ。
1つの実施態様として、このピンヘッド21を人形頭部の鋳造に使用されたもの と同一の冷間注入材料18によって製造する事ができる。このようにして、仕上 がり頭部上においてスタッドの存在する箇所で色の変化が生じない。
従って鋳造工程に際して、これらのスタッドとして作用するピンヘッド21は冷 間注入材料18によって完全に包囲され、もはや仕上がり粗鋳造物上には見えな い。修正工程に際して、仕上がり粗鋳造物上の条痕が除去されるが、この鋳造物 は使用される雌型の非常に平滑な内側面輪郭の故に最初から微細な陶器様表面を 有する。
従来から陶器の人形に魅力を与える非常に重要な要素は眼球である。本発明によ る陶器様人形頭部は球形のガラスの眼球を与える事ができないので、ガラスの眼 球の代わりにガラスまたはプラスチックから成る特に製造されたレンズ伏皿セグ メント23を使用し、この皿状セグメントは通常のガラス眼球と同様に加工され またこれによって同様の効果を達成する事ができる。このようなレンズ状眼球は 平坦な接合面を有し、ガラスまたはプラスチックから鋳造工程によって特別に製 造して着色する事ができる。またこの種の眼球はガラス吹き工程によって、比較 的厚い壁体のガラス球体を製造しこれをセグメント状に切断する事によって製造 する事ができる。セグメントの後側面は平坦にヤスリかけされ、これに塗装しま たは印刷する。中空の陶器頭部の場合には両方の目を絶対正確に相互に整列させ るように丸い眼球を挿入する困難な作業が必要であるが、本発明の人形頭部の場 合、この工程ははるかに簡単に実施する事ができ、レンズ状セグメントの形に予 め製造されたガラスまたはプラスチックの眼球23を準備された凹部24の中に 配置し接着すればよい。横目の状態とするには、このレンズ状眼球に適当に塗装 する。
この人形頭部の顔面は従来の中空陶器人形頭部の塗装と同様に塗装される。しか し陶器塗料ではなくいわゆる冷間固化塗料が使用される。本発明の方法によって 製造された人形頭部は焼成されずまた実際に焼成する事ができないので、塗料は 焼成される事な(、塗装する事によって密着固定され、汚れを生じる事なく滑ら かな卵の殻状の艶を生じる。またこのような塗装の密封作用は人形頭部は外部の 汚れおよび湿気の作用から防護する。
第5図は鋳造位置にある他の雌型の実施態様の平面図である。この雌型の両方の 半型1.2が頭部中子6を包囲して閉鎖された時に相互に正確に嵌合されるよう に、これらの半型の境界面に、相互にぴったりと合うクサビ状突起16と凹部1 4とを備える。この境界面の水平方向に前記の突起15または凹部13と同様の 突起および四部13を配置する。この鋳型の両方の半型1.2を組み立てる際に 、突起15.16と凹部13.14が相互に係合するのでこれらの半型は相互に 正確に配置され、またこれらの半型1,2の内側輪郭3.4の縁が相互に完全に 整列する。原則として、両方の半型1.2を相互に保持するためには、組立られ た雌型の周囲に数本の協力なゴムバンドを配置すればよい。しかし図示の実施例 においては、2つの半型1.2を包囲するフレーム25を備え、このフレームに より半型はその位置に確実に保持される。フレームの一方の側面33は対応の半 型1に対して固着されるが、他方の半型はフレーム25から離間される。このフ レーム25の反対側面にネジ26を貫通させ、このネジは回転自在の脚27を備 え、この脚がチョウナツト28によって締め付けられる。このようにしてちょう ネジクランプ25が形成され、これによって半型1.2が相互に完全に整列され ると共に相互に軽く圧迫される。またこの第5図において、鋳造位置にある雌型 1.2の頂点に注入間口17が見られる。またこの雌型によって包囲されたスチ ロポール頭部の形の頭部中子6も認められよ・う。
第6図に図示の雌型の他の実施態様においては、半型1.2は鋳造位置において 相互に横方向に隣接する事な(上下に配置される。この場合、冷間注入材料18 は首の部分から注入されず、この図において頂点にある頭部背後から注入される 。このようにして冷間鋳造材料によって完全に包囲された人形頭部が鋳造される 。透明な雌型1.2の故に、鋳造操作は図示のように外側から観察できる。冷間 注入材料18が数分後に固化した後、雌型の2つの半型1.2を慎重に分離する 。最後に注入間口29によって形成された頭部背後の余分の材料を掻き落とし、 次にこのスポットを他の部分と同一水準にヤスリがけする。
他の実施態様において、頭部中子は、簡単に溶融する材料、例えば特殊ワックス で製造する事ができる。この場合、頭部中子が鋳造され固化した後に、この中子 が溶けて頭部の内部から流出できる程度に加熱する事ができる。また人形頭部中 子は、他の液体を加えられた時に溶解して液状となる材料で製造し、この溶けた 材料を仕上がり中空頭部から流出する事ができる。このようにして中空人形頭部 が得られ、通常の陶器頭部に対するその類似性は一層優れている。この実施態様 は、球形眼球の通常の挿入法に固執する職人にとって魅力があるかもしれない。
実際にこのような眼球は多くの種類があって永く市販されている。この眼球挿入 操作は通常のように、頭部中子が溶融した直後に実施する事ができ、または眼球 の凹部が切削された直後に実施する事ができる。内側ワックス被覆の厚さは溶融 操作の実施程度によって決定され、このワックス被覆は球形眼球を整列させ挿入 するための基板として役立つ。
本発明の雌型は、実際上摩耗されず破断されないので、数千回も使用する事がで きる。新規な人形頭部を製造するたびに新規な頭部中子6が必要であるが、この 中子は安く製造し販売できる。本発明の方法の最大の投資は職人の必要とする雌 型であろう。この雌型により職人は、外観上実際的に同一の鋳造物を非常に安( 、また従来の陶器人形頭部の場合よりはるかに迅速に製造する事が可能となる。
国際調査報告 orvzru Qt/11n047

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.硬化された陶器様の冷間注入材料(18)の近似的に均一厚さの層によって 被覆される頭部中子(6)と、外側から接着されたガラスまたはプラスチックの レンズ状皿セグメントから成る眼球(23)とを有する事を特徴とする陶器様人 形頭部。 2.硬化された陶器様の冷間注入材料(18)の近似的に均一厚さの層から成る 中空頭部と、内側から挿入された球形ガラス眼球とを有する事を特徴とする陶器 様人形頭部。 3.人形頭部を製造するための少なくとも2半型から成る雌型(1、2)の中に 水と混合された粉末状の急速硬化型冷間注入材料を充填し、この際に前記雌型の 内部において、雌型内部のすべての面から近似的に同一間隔に保持されて鋳造操 作に際して中子として作用する形状の少し小型の人形頭部の形状を有する頭部中 子(6)を配置し、この頭部中子(6)が冷間注入材料(18)によって近似的 に均一に被覆されるようにする段階と、冷間注入材料(18)が硬化し雌型(1 、2)が除去された後に、このようにして製造された人形頭部を僅かに修正する 段階とを含む事を特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の陶器様人形頭 部の製造法。 4. (a)雌型(1、2)を頭部中子(6)回りにピッタリと堅く閉じる段階と、 (b)鋳造操作のために、雌型(1、2)を人形頭部の首部分または後部が頂点 になる位置に配置する段階と、 (c)雌型(1、2)と内部の頭部中子(6)の間の中空スペースを、頭部の首 区域(5)または後部から急速硬化冷間注入材料(18)によって充填する段階 と、 (d)冷間注入材料(18)を硬化させるために、鋳型を数分間静置する段階と 、 (e)雌型(1、2)を除去する段階と、(f)頭部中子(6)を含む鋳造され た陶器様人形頭部の表面にある条痕を除去する事によって少し修正し、ガラスま たはプラスチックのレンズ状皿セグメントから成る予形成眼球(23)を、その ために備えられた凹部の中に挿入し接着する段階とを含む事を特徴とする請求項 3に記載の方法。 5, (a)容易に溶融しまたは液体中に溶解される材料から成る頭部中子(6)の回 りに雌型(1、2)をピッタリと堅く閉じる段階と、 (b)鋳造操作のために、雌型(1、2)を鋳造される人形頭部の首部分または 後部が頂点になる位置に配置する段階と、 (c)雌型(1、2)と内部の頭部中子(6)の間の中空スペースを、頭部の首 区域(5)または後部から急速硬化冷間注入材料(18)によって充填する段階 と、 (d)冷間注入材料(18)を硬化させるために、鋳型を数分間静置する段階と 、 (e)雌型(1、2)を除去する段階と、(f)頭部中子(6)を溶融させて鋳 造された陶器様人形頭部から流出させ事のできる温度に前記人形頭部を加熱し、 あるいは前記頭部中子を液体中に溶解させて流出させる段階と、 (g)鋳造された陶器様人形頭部の表面にある条痕を除去する事によって少し修 正し、目の区域を切削し、予形成された丸い眼球を内部から挿入して接着する段 階 とを含む事を特徴とする請求項3に記載の方法。 6.相互にピッタリと堅く閉鎖される手段を備えた少なくとも2半型から成る人 形頭部製造用雌型(1,2)と、頭部中子(6)であってこの頭部中子(6)回 りに閉鎖された雌型がこの頭部中子(6)から近似的に同等間隔に保持されるよ うに近似的に放射方向に延在する複数のスタッド(7)またはピン(19)を有 する頭部中子(6)と、組立てられた雌型(1、2)の中に人形頭部の首部分ま たは後部に配置された注入開口(17)と、鋳造された人形頭部の上に接着され るガラスまたはプラスチックのレンズ状皿セグメントから成る予形成眼球(23 )とを含む事を特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の方法を実施する装 置。 7.雌型(1、2)は透明プラスチックから成り、前記頭部中子(6)は発泡材 料、特にスチロポール、または容易に溶融する材料、特にワックス、または特定 液体中に溶解される材料から製造され、また前記頭部中子(6)は同一材料から 成り近似的に放射方向に突出した複数のスタッド(7)を表面上に形成され、ま たは前記頭部中子(6)はスタッドとして作用する頭部(21)を有する複数の ピン(19)をその中に近似的に放射方向に挿入されている事を特徴とする請求 項6に記載の装置。 8.雌型の両半型(1、2)の対向面は相互にピッタリ嵌合する突起(15、1 6)と凹部(13、14)とを備え、雌型の両半型(1、2)が閉鎖されて相互 に圧着される時にこれらの半型(1、2)が相互にピッタリ嵌合させられ、また 雌型は対向面に対して垂直に通し穴(9−12)を貫設され、末端にネジ山を備 えた金属ネジ(30)がこれらの通し穴(9−12)の中に正確に嵌合させられ てネジ込みボルトとして作用する事ができ、また前記金属ネジ(30)はちょう ナット(20)を備え、このちょうナット(20)によって雌型の両半型(1、 2)が相互にピッタリと堅く締め付けられる事を特徴とする請求項6または7の いずれかに記載の装置。 9.雌型の両半型(1、2)の対向面は相互にピッタリ嵌合する突起(15、1 6)と凹部(13、14)とを備え、雌型の両半型(1、2)が閉鎖されて相互 に圧着される時に、これらの半型(1、2)が相互にピッタリ嵌合させられ、ま た前記のピッタリ堅く閉鎖する手段は少なくとも1つのちょうネジクランプ(2 5)を含み、このちょうネジクランプ(25)の一方の側面(33)が雌型の一 方の半型(1)に剛性的に連結されている事を特徴とする請求項6または7のい ずれかに記載の装置。 10.陶器様人形頭部の製造のために、プラスターから成り場合によってはプラ スチックによって補強され顔料を含有する水と混合された粉末状冷間注入材料を 使用する方法。
JP6508561A 1992-09-30 1993-02-19 陶器様人形頭部およびその製法と製造装置 Pending JPH07501258A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH3059/92-3 1992-09-30
CH305992A CH686493A5 (de) 1992-09-30 1992-09-30 Porzellan-ohnlicher Puppenkopf sowie Verfahren, Vorrichtung und Verwendung einer Giessmasse zu dessen Herstellung.
PCT/CH1993/000042 WO1994007580A1 (de) 1992-09-30 1993-02-19 Porzellan-ähnlicher puppenkopf sowie verfahren und vorrichtung zu dessen herstellung

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07501258A true JPH07501258A (ja) 1995-02-09

Family

ID=4247696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6508561A Pending JPH07501258A (ja) 1992-09-30 1993-02-19 陶器様人形頭部およびその製法と製造装置

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP0592356B1 (ja)
JP (1) JPH07501258A (ja)
AT (1) ATE115880T1 (ja)
AU (1) AU673818B2 (ja)
CA (1) CA2124557A1 (ja)
CH (1) CH686493A5 (ja)
DE (1) DE59300042D1 (ja)
WO (1) WO1994007580A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE9204233U1 (ja) * 1991-05-18 1992-08-27 Teske, Geb. Wermelinger, Maria Magdalena, 5000 Koeln, De
US5516314A (en) * 1993-12-20 1996-05-14 Anderson; S. Catherine Self-supporting figure
CN101138682B (zh) * 2006-09-07 2010-11-03 王人运 人偶头部快速成型方法及由此方法制作的人偶头部
DE102012220327A1 (de) * 2012-11-08 2014-05-08 Mederer Gmbh Gieß-Form
CN110027092B (zh) * 2019-04-18 2020-11-03 荆门千年健医疗保健科技有限公司 一种石膏容器及其制备方法

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR494645A (fr) * 1916-08-03 1919-09-13 Maurice Pontio Tetes et corps de poupées imitant la porcelaine et leur procédé de fabrication
DE375211C (de) * 1921-10-21 1923-05-08 Alexander Staege J Verfahren zur Herstellung kunstkeramischer oder marmoraehnlicher Gegenstaende mittels ringfoermiger, geschlossener Glasformen
FR544252A (fr) * 1921-12-06 1922-09-19 Pièces anatomiques incassables ayant l'aspect de la chair et destinées aux mannequins d'exposition
DE382590C (de) * 1922-11-08 1923-10-04 Max Seeber Herstellung von Puppen und Puppenteilen
FR574277A (fr) * 1923-12-10 1924-07-09 Siegel Sa Des Ets Nouveau mode de fabrication des mannequins d'étalage, bustes, etc.
US1534155A (en) * 1924-02-09 1925-04-21 Butler William Bernard Mold for pottery work
US1520849A (en) * 1924-08-07 1924-12-30 Ray M Birnbach Monument mold
US1650468A (en) * 1927-03-04 1927-11-22 Isaac A Rommer Doll's rubber head
FR737958A (fr) * 1931-09-26 1932-12-19 Nobel Francaise Soc Poupée et son procédé de fabrication
FR847442A (fr) * 1938-06-13 1939-10-10 Pierre Imans Soc Procédé et moule perfectionnés pour la fabrication par moulage et coulée de têtes, bras et corps de mannequins et d'articles similaires présentant de la contre-dépouille
FR991735A (fr) * 1944-05-04 1951-10-09 Moule pour la fabrcation d'objets moulés contenant un noyau solide
US2466586A (en) * 1946-03-15 1949-04-05 Evans Clarence Agustus Method and apparatus for molding doll heads
GB698537A (en) * 1952-03-25 1953-10-14 Vulco Chemical Company Ltd Improvements in or relating to hollow dolls' heads
FR2109111A5 (ja) * 1970-10-01 1972-05-26 Perrier Maurice
DE3021716A1 (de) * 1980-06-10 1981-12-17 Iduso Gmbh Hohlkoerper aus beton oder keramik

Also Published As

Publication number Publication date
ATE115880T1 (de) 1995-01-15
DE59300042D1 (de) 1995-02-02
WO1994007580A1 (de) 1994-04-14
EP0592356B1 (de) 1994-12-21
CH686493A5 (de) 1996-04-15
AU3490393A (en) 1994-04-26
AU673818B2 (en) 1996-11-28
EP0592356A1 (de) 1994-04-13
CA2124557A1 (en) 1994-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4116439A (en) Pool ball
US2473723A (en) Method of making prosthesis
US5390932A (en) Method for making like-new golf balls from reclaimed golf balls
US2271454A (en) Method of forming a reproducting of an article
JPS59193748A (ja) 金属ダイカストおよびプラスチツク射出成形用の型の製法
US6060011A (en) Method for enclosing an object with a transparent encapsulation
US2491147A (en) Method of making denture base parts and applying artificial teeth thereto
JPH07501258A (ja) 陶器様人形頭部およびその製法と製造装置
CA2125152A1 (en) Process for producing cast and set pieces of jewellery
US4642209A (en) Taxidermy mold with means for holding eye within mold during formation of taxidermy form, and method
US1813583A (en) Method for the production of dentures
US5735895A (en) Artificial animal eye with nictitating membrane
US2363213A (en) Mold
US2653328A (en) Fabrication of artificial eyes
US2514075A (en) Artificial tooth
US6663812B1 (en) Method for moulding a component for design verification
US7754115B2 (en) Ceramic dental prosthesis, method and device for making same
US2200449A (en) Casting
US3308223A (en) Method of making molds for elastomeric articles having surface details
US1688417A (en) Molding apparatus
US4723904A (en) Apparatus for use in centrifugal moulding
EP0163499A2 (en) Injection or transfer moulding
JP3589018B2 (ja) 樹脂モデルの製造方法および型製造用治具
US1209118A (en) Process of making doll-heads.
US2362136A (en) Casting