JPH0750059Y2 - スポット溶接ガン - Google Patents

スポット溶接ガン

Info

Publication number
JPH0750059Y2
JPH0750059Y2 JP1990005976U JP597690U JPH0750059Y2 JP H0750059 Y2 JPH0750059 Y2 JP H0750059Y2 JP 1990005976 U JP1990005976 U JP 1990005976U JP 597690 U JP597690 U JP 597690U JP H0750059 Y2 JPH0750059 Y2 JP H0750059Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air cylinder
tip
spot welding
cylinder
welding gun
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990005976U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03101371U (ja
Inventor
俊隆 永野
Original Assignee
日産車体株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日産車体株式会社 filed Critical 日産車体株式会社
Priority to JP1990005976U priority Critical patent/JPH0750059Y2/ja
Publication of JPH03101371U publication Critical patent/JPH03101371U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0750059Y2 publication Critical patent/JPH0750059Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、スポット溶接ガンに関するものである。
従来の技術 スポット溶接ガンの中には、例えば第6図に示すよう
に、並列に配置された一対のエアシリンダ1の各シリン
ダロッド2に、ホルダ3を介してチップ4が取り付けら
れたスタッドタイプのものが知られている。
この種の溶接ガンにあっては、各エアシリンダ1のシリ
ンダロッド2を別個に伸縮させて一方のチップ4から他
方のチップ4へ電流を流し、インダイレクトスポット溶
接が行われる。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来のスポット溶接ガンにあって
は、溶接部位が、手前側にあるパネル材等で部分的に陰
になっているような場合に、いづれかのエアシリンダ1
が邪魔になり、溶接作業を行うことができないという問
題があった。
そこで、この考案は、パネル材等の陰になっている部分
でもある程度は溶接可能なスポット溶接ガンを提供する
ものである。
課題を解決するための手段 ガン本体に第1エアシリンダが取り付けられ、第1エア
シリンダのシリンダロッドに、この第1エアシリンダと
直列で、かつガン本体に設けられたレールにスライド可
能に支持された第2エアシリンダが取り付けられ、第2
エアシリンダのシリンダロッドには第2チップを保持す
るホルダが固定され、第2エアシリンダのケーシングに
は、第1チップを保持するホルダが第2チップと並列
に、かつ第1エアシリンダと第2エアシリンダの軸線に
対してオフセットして固定されている。
作用 ロボット等によってスポット溶接ガンを把持し、第1チ
ップを溶接部位に当接する。このとき、溶接部位が前方
に位置するパネル材等で陰になっても各エアシリンダの
軸線に対して第1チップとそれを保持するホルダはオフ
セットしているため第1チップは溶接部位に当接するこ
とが可能となる。
次いで、第1エアシリンダ及び第2エアシリンダによっ
て、上記第1チップと共に第2チップを加圧点に達する
まで延出し、被溶接材に当接させ、電源から電流を供給
して溶接部位を第1チップによってスポット溶接する。
被溶接材の第1チップと第2チップによる2つの印加部
が同一平面上に無い場合には、第2エアシリンダのシリ
ンダロッドを適宜進退動作させることによって両チップ
を所望の部位に当接させる。
実施例 以下、この考案の一実施例を図面と共に説明する。
第1図に示すように、スポット溶接ガンは、ガン本体5
に第1エアシリンダ6が取り付けられ、第1エアシリン
ダ6のシリンダロッド7に、第1エアシリンダ6と直列
に第2エアシリンダ8が取り付けられたものである。
第2エアシリンダ8のケーシング8Aには下側と前側とに
渡りスライドブラケット9が取り付けられ、このスライ
ドブラケット9は、ガン本体5に取り付けられたレール
10にスライド部材11を介して摺動可能に支持されてい
る。
そして、上記スライドブラケット9の前側部9Aが上方に
延出して、ここにホルダ12が固定され、このホルダ12に
第1チップ13が取り付けられている。
一方、第2エアシリンダ8のシリンダロッド8Bには、ホ
ルダ14を介して上記第1チップ13と平行に第2チップ15
が、第1エアシリンダ6と第2エアシリンダ8の軸より
もやや第1チップ13寄りにオフセットして取り付けられ
ている。
尚、16は連絡用ブロック、17は第2エアシリンダ8の支
持ブロック、18は絶縁チューブを各々示している。
そして、ガン本体5にはブラケット19を介して溶接トラ
ンス20が固定され、溶接トランス20に接続されたオンス
銅板21が第1チップ13と第2チップ15の各ケーブル端子
22に接続されている。
ところで、上記第1エアシリンダ6と第2エアシリンダ
8とを駆動させる空圧回路を第2図によって説明する。
第1エアシリンダ6の伸び側圧力室6aと縮み側圧力室6b
及び第2エアシリンダ8の伸び側圧力室8aと縮み側圧力
室8bは各々切換弁23,24に接続されており、各通路25に
は逆止弁26を並設した流量調整弁27が介装されている。
そして、第1エアシリンダ6に接続された切換弁23はリ
リーフ弁28を介して空圧源29に接続され、第2エアシリ
ンダ8に接続された切換弁24は他のリリーフ弁30に接続
され、このリリーフ弁30は上記切換弁23とリリーフ弁28
とを結ぶ通路31に接続されている。
ここで、前述したスポット溶接ガンによって溶接される
車体部位について説明する。第1図及び第3〜5図に示
すように自動車Mのホイルハウスインナパネル32にはホ
イルハウスアウタパネル33が接合されてホイルアーチ部
が形成され、ホイルハウスアウタパネル33の下縁には車
体外板34が接合されている。
上記ホイルハウスインナパネル32はフロアパネル35の側
縁に接合され、フロアパネル35の下側にはリヤサイドメ
ンバ36が取り付けられている(第5図参照)。また、ホ
イルハイス寄りでは上記ホイルハウスインナパネル32の
下縁にリヤサイドメンバ36の外側縁が接合され、フロア
パネル35の側縁部はリヤサイドメンバ36に接合されてい
る(第4図参照)。
そして、上記ホイルハウスインナパネル32の下縁と、リ
ヤサイドメンバ36の外側縁あるいはフロアパネル35の側
縁をスポット溶接するのである。
ここで、上記スポット溶接部分は第3図に示すようにホ
イルアーチ部を横切って存在するが、外側から見える部
分とホイルアーチ部の下縁37の陰になっている部分の両
方が存在することとなる。
上記実施例構造によれば、先ずスポット溶接ガンのロボ
ット手首取付面Rをロボット等にて把持し、第1チップ
13を溶接部位に位置決めする。このとき、溶接部位が第
1図に示すようにホイルアーチ部の下縁37よりも上位に
あるが、第1エアシリンダ6と第2エアシリンダ8とが
直列に配置され、かつ第1チップ13が第1エアシリンダ
6と第2エアシリンダ8との軸線に対して上方にオフセ
ットしているため、第2エアシリンダ8等がホイルアー
チ部の下縁37に干渉することなく第1チップ13を溶接部
位に位置決めすることができる。
次いで、第1エアシリンダ6と第2エアシリンダ8の各
シリンダロッド7,8Bを、第2チップ15が加圧点に達する
まで延出する。
このとき、第2エアシリンダ8を支持するスライドブラ
ケット9が、スライド部材11によってガン本体5のレー
ル10に沿ってスムーズに移動するため第1チップ13と第
2チップ15の延出動作はスムーズになされる。
これによって、第1チップ13と第2チップ15は共に加圧
された状態となり、溶接トランス20から電流を供給し、
第1チップ13によって溶接部位の溶接作業を行う。
ここで、リヤサイドメンバ36は車幅方向に湾曲している
ため、第1チップ13と第2チップ15との相対的位置関係
が変化するが、予めティーチングによってリヤサイドメ
ンバ36による車幅方向での湾曲形状に伴う第1チップ13
に対する第2チップ15の位置を設定しているため、スム
ーズに溶接することができる。
また第1チップ13が溶接部位を加圧する際の曲げ方向の
反力はホルダ12,スライドブラケット9を介して第1エ
アシリンダ6が受けるので、ホルダ12を大型化する等の
必要がなく、したがって第1チップ13まわりの軽量化が
図れ、ロボットにかかる負荷も軽減することができる。
尚、この実施例では、溶接トランス20を内蔵したため、
2次ケーブルが必要となり、2次ケーブル交換作業を必
要としない利点がある。
考案の効果 以上説明してきたようにこの考案によれば、第1エアシ
リンダと第2エアシリンダとが直列に配置され、第1チ
ップを保持するホルダが第2チップと並列に、かつ第1
エアシリンダと第2エアシリンダの軸線に対してオフセ
ットして固定されているため、溶接部位が手前側にある
部材で陰になる部分であっても各エアシリンダが手前側
の部材に干渉することなく溶接作業を行うことができる
という効果がある。さらに、第2チップは、第2エアシ
リンダのシリンダロッドによって第1チップと独立して
進退動作が可能であるため、被溶接材上の2つの印加部
位が同一平面上に無くても両チップを確実に所望の部位
に当接させることができるという効果もある。
また、第1チップによって溶接部位が加圧されたときの
曲げ方向の反力は第2エアシリンダが受けるため、溶接
ガンの先端部分、即ちホルダ等の軽量化を図ることがで
き、したがってロボットを用いる場合にはロボットにか
かる負荷を軽減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの考案の実施例を示し、第1図は後面説
明図、第2図は空圧回路図、第3図は自動車の車体の側
面図、第4図は第3図のIV−IV線に沿う断面図、第5図
は第3図のV−V線に沿う断面図、第6図は従来技術の
後面図である。 5…ガン本体、6…第1エアシリンダ、7…シリンダロ
ッド、10…レール、8…第2エアシリンダ、8A…ケーシ
ング、8B…シリンダロッド、12,14…ホルダ、13…第1
チップ、15…第2チップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガン本体に第1エアシリンダが取り付けら
    れ、第1エアシリンダのシリンダロッドに、この第1エ
    アシリンダと直列で、かつガン本体に設けられたレール
    にスライド可能に支持された第2エアシリンダが取り付
    けられ、第2エアシリンダのシリンダロッドには第2チ
    ップを保持するホルダが固定され、第2エアシリンダの
    ケーシングには、第1チップを保持するホルダが、第2
    チップと並列に、かつ第1エアシリンダと第2エアシリ
    ンダの軸線に対してオフセットして固定されていること
    を特徴とするスポット溶接ガン。
JP1990005976U 1990-01-25 1990-01-25 スポット溶接ガン Expired - Lifetime JPH0750059Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990005976U JPH0750059Y2 (ja) 1990-01-25 1990-01-25 スポット溶接ガン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990005976U JPH0750059Y2 (ja) 1990-01-25 1990-01-25 スポット溶接ガン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03101371U JPH03101371U (ja) 1991-10-22
JPH0750059Y2 true JPH0750059Y2 (ja) 1995-11-15

Family

ID=31509660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990005976U Expired - Lifetime JPH0750059Y2 (ja) 1990-01-25 1990-01-25 スポット溶接ガン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0750059Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60244485A (ja) * 1984-05-17 1985-12-04 Nissan Shatai Co Ltd 自動スポツト溶接装置
JPS63224881A (ja) * 1987-03-12 1988-09-19 Dengensha Mfg Co Ltd スポツト溶接用シリンダ・ガン

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03101371U (ja) 1991-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2315967A1 (en) Apparatus for assembling vehicle body
KR20120051557A (ko) 피치 가변형 트윈 스폿 용접장치
JPH0647559A (ja) スポット溶接装置
JPH0750059Y2 (ja) スポット溶接ガン
US6713707B2 (en) Welding material and method without carrier
JP3328891B2 (ja) 自動車車体の組立方法及び組立装置
JPH0947880A (ja) 溶接装置
US4844326A (en) Method of and system for assembling vehicle bodies
EP1347857B1 (en) Welding assembly with nestable conductive ends
JP2684685B2 (ja) 車体の組立て方法
JPH04228272A (ja) 自動車のフロアメイン組立方法
JP2000254784A (ja) 溶接用ロボット
JPH11170061A (ja) 溶接装置
JPH0732155A (ja) 溶接装置
JP5025112B2 (ja) 片側溶接用の抵抗溶接装置
US6849820B2 (en) Preliminary assembly system and assembly method for vehicle body component parts
JP3341630B2 (ja) パネル溶接治具
JP2762236B2 (ja) スポット溶接用補助ガン装置
JPH0655294A (ja) 自動車の車体組立装置
JP2755074B2 (ja) 溶接ガン
JP4263307B2 (ja) スポット溶接装置
JP2715577B2 (ja) 車体フロアパネルのスポット溶接装置
EP1280630A1 (en) Single sided resistance welding
JP2587273B2 (ja) 溶接装置
JP2005271130A (ja) 車体組立工法