JPH07500047A - 池から液体が蒸発し、蒸気のしずくによって運ばれる微粒子物質が環境中に拡散することを防止する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 池から液体が蒸発し、蒸気のしずくによって運ばれる微粒子物質が環境中に拡散 することを防止する方法本発明は、池から液体が蒸発し、蒸気のしずくによって 運ばれる微粒子物質が環境中に拡散することを防止する方法に関する。

非常に多くの地域において、製造業は、有毒な液体を有する蓋の開いた池や移送 路を用いる。また、そのような池において液体の忍度が高いことがよくあるので 、蒸発は広範囲にわたり、そして環境に有害である。陽極酸化、ニッケルめっき 、及び他の同様な工程において、重金属が有毒な雲の中の蒸気のしずくによって 環境中に拡散する。金属処理において、４酸ニツケルと硫酸ナトリウムが環境中 に広がり、それらの物質は健康に非常に危険である。池の上にｒｔｔかれたフー ドにより、実際の製造場所から蒸発気体を導《試みもなされたが、それにより問 題の気体はある場所から池の場所に移送されただけである。液体の表面にプラス チックの小球を浮かべて広げる対策も試みられたが、それらでさえ表面全体を覆 うことはできず、高温によりそれらは溶は去る。本発明の目的は、上記不利益を 無くすることにある。本発明による方法は、液体表面上に強いイオン場が得られ るように、液体表面上においてイオン生成点が用いられることを特徴としている 。

イオン生成により、液体表面上に形成され凝縮し上記微粒子を含むしずくは、表 面から上昇すると直ぐに、上記しずくが持つのと同じ極性を持つ電荷領域に到達 し、それによりしずくは直ぐに液体に戻る。このことは、液体が蒸発して蒸気の しずくによって運ばれる微粒子物質が環境中に拡散することを防止するのに役立 つ。それゆえ、池の液体の量はほとんど一定のままである。池の領域において、 マスクを使わずにきれいな空気を吸うことが可能になる。

本発明の一実施例は、イオン生成点から発するイオンが液体の表面の全体上を覆 うカバーを形成するように、イオン生成点が液体表面上にマトリックス状に備え られたことを特徴として本発明の他の実施例は、イオン生成点が吊るされたケー ブルの先端からなり、巻上げ装置により池中に部材を置き又は池か　一ら部材を 吊り上げるような他の作業段階が地上において実施されるときに、イオン生成点 が池の表面上からレールに沿って押出されるように、水平なレール上にイオン生 成点が☆１８えられていることを特徴としている。巻取り装置は、巻取り装置が 地上から移動してなくなるときに、イオン生成点を戻すいくつかの簡単な把持部 材をさらに備えてもよい。

また、本発明の一実施例は、イオン生成点が液体表面から１０乃至１５０ｃｍの 距離に備えられたこと、及び、４乃至ｌ６０ｋＶの電圧がイオン生成点に印加さ れることを特徴としている。電圧を上げるほど、イオン生成点を液体表面上にお いてより高くすることができる。

本発明は、添付図面を参照しつつ、実施例により以下に説明される。添付図面に おいて、 図１は、池の断面を示し、 図２は、池の縦断面を示し、 図３は、池のわきへのイオン生成点の移動を示し、図４は、池の平面を示し、 図５は、液体表面上のイオン生成点を示す。

この方法に用いられる装置は、池ｌの液体表面２上に吊るされたイオン生成点３ からなる。イオン生成点３により、イオン場が液体表面２上に形成される。イオ ン生成点３は、イオン生成点から発するイオンビームが液体の表面領域２の全体 を覆うように３列４行のマトリックス状をして液体表面２上に設置されている。

イオン生成点３は、下に向けて吊り下げられたケーブルの先端からなり、図３に おいて矢印５により示されるように、レール４に沿ってわきに押出されるように 水平に配置されたレール４に備えられている。全てのイオン生成点３は、ケーブ ル６により高電圧源７に接続されている。図５において、小さな矢印は、表面か ら蒸発した微小粒子がどのように上昇し、どのように電荷を獲得し、どのように 同じ極性のイオン場により液体に戻されるかを示している。池の大きさが、例え ば、２５ｍ　ｘ　１５ｍである金属処理工場では、液体表面２からほぼ１００〜 １５０ｃｍ離れた位置にイオン生成点が配置される。

この場合、１００〜１６０ｋＶの電圧がイオン生成点に印加される。

本発明による方法は、池から液体が蒸発し、蒸気のしずくとして微粒子物質が環 境中に拡散することを防止するいかなる産業にも適用できる。

国際調査報告

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. １．例えば、池（１）から液体が蒸発し、蒸気のしずくとなって微粒子物質が環 境中に拡散することを防止する方法であり、上記液体表面上に強いイオン場が得 られるように、上記液体表面（２）上においてイオン生成点（３）が用いられる ことを特徴とする方法。
2. ２．上記イオン生成点（３）から発するイオンが上記液体の表面領域（２）の全 体上を覆うカバーを形成するように、上記イオン生成点（３）が上記液体表面（ ２）上にマトリックス状に備えられたことを特徴とする請求項１記載の方法。
3. ３．上記イオン生成点（３）は、吊るされたケーブルの先端からなり、巻上げ装 置により上記池上に部材を置き又は上記池から部材を吊り上げるような他の作業 段階が上記池上において実施されるときに、上記イオン生成点が上記池の表面（ ２）上からレール（５）に沿って押出されるように、水平に配置されたレール（ ４）上に上記イオン生成点（３）が備えられていることを特徴とする請求項１又 は２に記載の方法。
4. ４．上記イオン生成点（３）は上記液体表面（２）から１０乃至１５０ｃｍの距 離に備えられたことを特徴とする上記請求項のいずれかに記載の方法。
5. ５．４乃至１６０ｋＶの電圧が上記イオン生成点（３）に印加されることを特徴 とする上記請求項のいずれかに記載の方法。