JPH0749963B2 - 光干渉角速度計 - Google Patents

光干渉角速度計

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JPH0749963B2
JPH0749963B2 JP2406826A JP40682690A JPH0749963B2 JP H0749963 B2 JPH0749963 B2 JP H0749963B2 JP 2406826 A JP2406826 A JP 2406826A JP 40682690 A JP40682690 A JP 40682690A JP H0749963 B2 JPH0749963 B2 JP H0749963B2
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/58Turn-sensitive devices without moving masses
    • G01C19/64Gyrometers using the Sagnac effect, i.e. rotation-induced shifts between counter-rotating electromagnetic beams
    • G01C19/72Gyrometers using the Sagnac effect, i.e. rotation-induced shifts between counter-rotating electromagnetic beams with counter-rotating light beams in a passive ring, e.g. fibre laser gyrometers
    • G01C19/726Phase nulling gyrometers, i.e. compensating the Sagnac phase shift in a closed loop system

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はループ状光伝送路に右
回り光と左回り光とを伝搬させ、その光伝送路に入力さ
れる角速度に応じて発生する両光の位相差を打ち消すよ
うなステップのランプ位相を与えるランプ信号と、両光
に+π/2ラジアンと−π/2ラジンとの位相差を交互
に与えるバイアシング信号を作成し、そのランプ信号の
ステップの大きさ、またはランプ信号の周波数から入力
角速度を求めるデジタルフェイズランプ方式光干渉角速
度計に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に従来のデジタルフェイズランプ方
式光干渉角速度計を簡略に示す。レーザなどの光源11
からの光はビームスプリッタ12で2分され、その2つ
の光は、例えば偏波面保存光ファイバのコイルよりなる
ループ状光伝送路13にその両端から右回り光14と左
回り光15として入射される。光伝送路13を伝搬し、
その光伝送路13よりでた右回り光と左回り光とはビー
ムスプリッタ12で再結合して干渉する。その干渉光は
光電変換器16でその強度に応じた電気信号に変換さ
れ、その電気信号は交流増幅器17により増幅される。
ビームスプリッタ12と光伝送路13の一端との間に光
位相変調器18が挿入される。矩形波変調信号(デジタ
ルバイアシング信号)発生器19から、右回り光14と
左回り光15とが干渉したときの両光の位相差が、光源
11からの光が光伝送路13を伝搬するのに要する時間
τごとに交互に+π/2ラジアン、−π/2ラジアンと
成るべくデジタルバイアシング信号を発生する。このデ
ジタルバイアシング信号をD/A変換器21でアナログ
信号に変換して光位相変調器18へ印加する。この光の
位相シフトと同期してτごとに増幅器17の出力が同期
検波器22で同期検波される。
【0003】右回り光と左回り光が干渉したときの両光
の位相差Pと、増幅器17の出力レベルIとの関係は図
6の曲線23に示すようになる。光伝送路13にその軸
心回りの角速度が入力されていない状態では、光位相変
調器18による変調により、右回り光と左回り光との位
相差Pは図6の曲線24に示すように零位相を中心に
正、負に同量ずつ時間τごとに変化し、増幅器17の出
力レベルは線25のように一定となり、同期検波器22
の出力は零になる。
【0004】しかし、光伝送路13にその軸心回りの角
速度が入力されると、サニャック効果によりその入力角
速度の方向と大きさとに応じて、右回り光と左回り光と
の間に位相差φrが生じる。この位相差φrの影響によ
り右回り光と左回り光との位相差は、図6の曲線26に
示すように零位相からφrだけずれた位相を中心に正、
負に同量ずつ時間τごとに変化する。従ってそのときの
増幅器17の出力レベルは曲線27に示すように時間τ
ごとのレベル差と、デジタルバイアシング信号発生器1
9のデューティ50%のデジタルバイアシング信号に対
する位相(正相か逆相か)とが現れる。
【0005】増幅器17の出力の同期検波器22の出力
レベルと極性とが入力角速度の大きさと方向とに対応し
たものとなる。その同期検波出力をもとに同期検波器2
2の出力が零になるような負帰還信号(ステップ値信
号)をステップ値発生器28で発生させる。ステップ値
発生器28は同期検波器22の出力が供給されるPID
(比例、積分、微分)フィルタなどのアナログ演算器2
9と、その出力をデジタル信号に変換するA/D変換器
31とからなる。安定状態において、このステップ値信
号(φs)は、サニャック効果により右回り光と左回り
光との間に生じる位相差φrを相殺しうる大きさと極性
を持つため、このステップ値とその極性とから入力角速
度の大きさと方向とを知ることができる。
【0006】図7Aに示すようなステップ値と図7Bに
示すデジタルバイアシング信号とが加算器32で加算さ
れ、その加算されたものが累積加算器33で加算され、
その累積加算結果は図7Cの実線に示すような値とな
る。この累積加算器33の出力がデジタル/アナログ変
換器21でアナログ値に変換し、そのアナログ値出力が
光位相変調器18に変調信号として印加される。
【0007】この時ビームスプリッタ12に戻った右回
り光が図7Cの実線で示される位相変位を受けている
時、左回り光は図7Cの波線で示される位相変位を受け
たものとなる。これら両光間の位相差φは図7Dに示す
ようにステップ値信号とバイアシング信号とを足し合わ
せたものとなる。従って同期検波器22の出力が零とな
るようにステップ値φsを制御すると、このφsは入力
角速度で生じ。サニャック位相差φrと等しくなる。
【0008】φr=4πRLΩ/(λC) (1) ここでR:光伝送路13の半径、L:光伝送路(光ファ
イバ)13の長さ、λ:光源11の波長、C:真空中の
光速、Ω:入力角速度。従って Ω=φr・λC/(4πRL)=φs ・λC/(4πRL) (2) となり、光位相変調器18の電気信号と位相シフト量と
の関係から、ステップ値φs を求め、これを(2)式に
代入して入力角速度Ωを求めることができる。また累積
加算器33の出力の傾きの単位時間平均はステップ値φ
s であり、これはサニャック位相差φr と等しいから、
累積加算器33の出力の周波数fを計数しても同様に入
力角速度Ωを求めることができる。
【0009】この累積加算器33は、その累積加算結果
の絶対値があらかじめ決めた2mπラジアン(m=1、
2、3…)に対応するしきち値を越える場合はオーバー
フロー値をその累積加算結果として出力する。従って、
オーバーフローするまでの累積加算の回数をpとする
と、 pφs =2mπ、pτ=T という関係があるから、 φs =2mπ/p、p=T/τ 従って、φs =2mπτ/T=2mπτf (3) とな
る。この(3)式を(2)式に代入すると、 Ω=λC・mτf/2RL (4) となる。τ=nL/C(n:光伝送路(光ファイバ)1
3の屈折率)であるからこれを(4)式に代入すると、 Ω=λn・mf/2R (5) となり、累積加算器33のオーバーフローの周波数fを
計測すれば入力角速度Ωを求めることができる。
【0010】入力角速度が±π/2ラジアン以上の位相
シフトφrを引き起こすほど大きくなければ(|φs|
<π/2)、図8Aに示すようにオーバーフローが起こ
るのは、ステップ値が正の値をもち、かつバイアシング
信号が+π/2ラジアンのとき、または図8Bに示すよ
うにステップ値が負の値をもちかつバイアシング信号が
−π/2ラジアンのいずれかであり、そのときの右回り
光と左回り光との間の位相差は±(2mπ−π/2)+
φsとなる。安定状態において、φsの項はサニャック
位相シフト量φrとの間で相殺されるため、光電変換器
16で観測される干渉光強度は、両光間の位相差が±
(2mπ−π/2)ラジアン(図7のC、D 図はm=
1の場合)での強度となる(A、Bはオーバーフローが
ないときの観測点)。すなわち、安定状態ではオーバー
フローがあるなしにかかわらず、光電変換器16で観測
される干渉光強度は一定となる。
【0011】前述したように累積加算器33のしきい値
は、光位相変調器18での位相シフト量が2mπラジア
ンである値に対応するように初期設定されているが、光
位相変調器18の変換利得は温度等の外因により変化す
る。累積加算器33のしきい値が、光位相変調器18で
の位相シフト量が2mπラジアンである値からずれると
いうことは、すなわちmの値が変わることであるから例
えば(5)式からわかるように、正確な入力角速度Ωが
測定できなくなる。
【0012】光位相変調器18の変換利得が初期設定時
よりも小さくなった場合、オーバーフロー時の両光間の
位相差は、サニャック位相シフト量φrとの間で相殺さ
れるφsの項を差し引くと±(2mπ−π/2)ラジア
ンよりも小さくなり、例えば図9のA点(又はB点)か
らオーバーフローしてC点(又はD点)に移るべき所
を、光電変換器16で観測される干渉光強度は、E点
(又はF点)での強度となり、A点(又はB点)での干
渉光強度よりも小さくなる。
【0013】同様に、光位相変調器18の変換利得が初
期設定時よりも大きくなった場合、オーバーフロー時の
両光間の位相差は、サニャック位相シフト量φrとの間
で相殺されるφsの項を差し引くと±(2mπ−π/
2)ラジアンよりも大きくなり、光電変換器16で観測
される干渉光強度は、A点(又はB点)からG点(又は
H点)での強度となり、A点(又はB点)での干渉光強
度よりも大きくなる。
【0014】しきい値補正器35ではこれらの現象を利
用し、オーバーフロー前後での増幅器17の出力レベル
を比較して、オーバーフロー後の出力がオーバーフロー
前より小さかった場合はデジタル/アナログ変換器21
の変換利得を大きくし、オーバーフロー後の出力がオー
バーフロー前より大きかった場合は、デジタル/アナロ
グ変換器21の変換利得を小さくする。このようにする
ことにより常に累積加算器33のしきい値が光位相変調
器18での位相シフト量が2mπラジアンである値に対
応するように補正している。
【0015】デジタル/アナログ変換器21の変換利得
の補正法としては、例えばデジタル/アナログ変換器2
1として乗算型のデジタル/アナログ変換器を用い、こ
れにしきい値補正器35の出力を乗算信号として与えれ
ばよい。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述のデジタルフェイ
ズランプ方式光干渉角速度計において、+π/2(又は
−π/2)ラジアン以上の位相シフトを引き起すような
大きな角速度が入力されると、正のランプ信号でバイア
シング信号が−π/2(又は負のランプ信号でバイアシ
ング信号が+π/2)ラジアンの時にオーバーフローが
生じ、図9中でB点(又はA点)からサニャック位相シ
フト量φrとの間で相殺されるφsの項を差し引くと両
光の位相差が−5π/2(又は+5π/2)のJ点(又
はI点)に飛ぶことがある。つまり一般的にはオーバー
フローした時に±(2mπ+π/2)ラジアンの位相差
となることがある。
【0017】この場合において光位相変調器18の変換
利得が初期設定時より小さくなると、オーバーフロー時
の両光間の位相差が±(2mπ+π/2)ラジアンより
も小さくなり、光電変換器16で観測される干渉光強度
はL点(又はK点)での強度となり、B点(又はA点)
での干渉光強度より大きくなる。従ってオーバーフロー
後の出力がオーバーフロー前より大きくなるから従来の
制御法により、デジタル/アナログ変換器21の変換利
得を小さくすると、正帰還となり、オーバーフロー時の
位相差が±(2mπ+π/2)ラジアンより更に小さく
なってしまう。
【0018】同様に光位相変調器18の変換利得が初期
設定時より大きくなると、オーバーフロー時の両光間の
位相差が±(2mπ+π/2)ラジアンよりも大きくな
り、光電変換器16で観測される干渉光強度がN点(又
はM点)での強度となり、B点(又はA点)での強度よ
り小さくなり、オーバーフロー後の出力がオーバーフロ
ー前より小さくなり、デジタル/アナログ変換器21の
変換利得を大きくするようになり、正帰還がかかりオー
バーフロー時の位相差が±(2mπ+π/2)ラジアン
より更に大きくなってしまう。
【0019】つまり一般的には、±π/2ラジアン以上
の位相シフトを引き起す入力角速度が入力されると、オ
ーバーフロー時の両光間の位相差は、サニャック位相シ
フト量φrとの間で相殺されるφsの項を差し引いたと
き±(2mπ−π/2)ラジアンの値をとるのみなら
ず、±(2mπ+π/2)ラジアンの値をとることもあ
り、後者の場合は、光位相変調器18の変換利得の変動
に対する補正制御が正帰還となり、正しく角速度を検出
することができなかった。
【0020】また、デジタルランプ信号による光位相変
調と、バイアシング信号による光位相変調とを各別の光
位相変調器を用いて独立に行うと、オーバーフロー時の
両光の位相差が、サニャック位相シフト量φrとの間で
相殺されるφsの項を差し引いたとき±(2mπ−π/
2)ラジアンの値をとるのみならず、±(2mπ+π/
2)ラジアンの値をとることがあり、後者の場合は前述
と同様に光位相変調器18の変換利得の変動に対する補
正制御が行えなくなる。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれば
ステップ値とバイアシング信号とを加算したものをnτ
(nは正の奇数値)ごとに累積加算し、その累積加算値
の絶対値が2mπ(m=1、2、3…)と対応するしき
い値を越える場合はそのオーバーフロー値を累積加算結
果として累積加算手段から出力し、またそのオーバーフ
ローが生じたことを示すオーバーフロー信号とそのオー
バーフローの極性を表わすオーバーフロー符号信号とを
出力し、この累積加算結果をD/A変換器でアナログ信
号に変換して光位相変調器へ変調信号として出力し、ま
たバイアシング信号がnτごとに切替わる前後における
同期検波器の出力レベル差を誤差信号として検出し、そ
の誤差信号に、オーバーフロー信号が出力された時のオ
ーバーフロー符号信号と対応する符号を乗算し、その乗
算出力でD/A変換器の変換利得が制御されて光位相変
調器の変換利得の変動が保障される。
【0022】請求項3の発明によればステップ値を累積
加算し、その累積加算結果をD/A変換器でアナログ信
号に変換し、そのアナログ信号による光位相変調と、バ
イアシング信号による光位相変調とを独立した光位相変
調器で行い、累積加算手段はその累積加算結果の絶対値
が2mπ(mは正整数)と対応するしきい値を越える
と、そのオーバーフロー値を累積加算結果として出力す
ると共に、オーバーフローが生じたことを示すオーバー
フロー信号と、そのオーバーフローの極性を表わすオー
バーフロー符号信号とを出力する。バイアシング信号が
nτごとに切替わる前後における同期検波器の出力レベ
ル差を誤差信号として検出し、その誤差信号に、オーバ
ーフロー信号が出力された時のオーバーフロー符号信号
と対応する符号を乗算し、その乗算出力でD/A変換器
の変換利得を制御して、累積加算結果で変調する光位相
変調器の変換利得の変動を保障する。
【0023】請求項4の発明によればステップ値とバイ
アシング信号とを加算したものをnτごとに累積加算
し、その累積加算値の絶対値が2mπと対応するしきい
値を越える場合はそのオーバーフロー値を累積加算結果
として累積加算手段から出力し、またそのオーバーフロ
ーが生じたことを示すオーバーフロー信号と、そのオー
バーフローの極性を表わすオーバーフロー符号信号とを
出力し、この累積加算結果をD/A変換器でアナログ信
号に変換して光位相変調器へ変調信号として出力し、ま
たバイアシング信号がnτごとに切替わる前後における
同期検波器の出力レベルの大小を誤差信号として検出
し、その誤差信号と上記オーバーフロー符号信号と対応
する符号を乗算し、その乗算出力でアップダウンカウン
タをアップカウントかダウンカウントかに制御し、その
アップダウンカウンタでオーバーフロー信号を計数し、
そのアップダウンカウンタの計数値をアナログ信号に変
換して、D/A変換器の変換利得が制御されて光位相変
調器の変換利得の変動が保障される。
【0024】請求項2及び5の各発明はそれぞれ請求項
1及び4の各発明において、ステップ値のみが累積加算
手段で累積加算され、その累積加算結果に対し、バイア
シング信号が加算され、その加算出力がD/A変換器で
アナログ信号に変換される。請求項6の発明では請求項
3の発明と同様に二つの光位相変調器を用い、D/A変
換器の利得制御が請求項4の発明と同様に行われる。
【0025】
【実施例】この発明による実施例を図1に示し、図4と
対応する部分には同一符号を付けてある。なお図1にお
いては光源11、ビームスプリッタ12、光伝送路13
を省略して示している。累積加算器33は累積加算結果
の絶対値があらかじめ決めた2mπ(m=1、2、3
…)に対応するしきい値を越える場合はオーバーフロー
値をその累積加算結果として出力すると共にオーバーフ
ローが生じたことを示すオーバーフロー信号とそのオー
バーフローの極性を表わすオーバーフロー符号信号とを
出力するようにする。これらオーバーフロー信号及びオ
ーバーフロー符号信号は被乗算信号発生器36へ供給さ
れる。同期検波器22の出力は誤差信号検出手段37に
も供給される。誤差信号検出手段37は例えばバイアシ
ング信号が切り替わる直前にサンプルを行なうサンプル
ホールド器38と差動増幅器39とより成り、差動増幅
器39は現在のバイアス状態での同期検波器22の出力
と一つ前のバイアス状態での同期検波器22の出力との
差が出力される。この誤差信号検出手段37の出力は乗
算器41に供給される。被乗算信号発生器36では入力
されたオーバーフロー信号とオーバーフロー符号信号に
基ずいてオーバーフローがない場合は0を、正のオーバ
ーフローが発生した場合は−1を、負のオーバーフロー
が発生した場合は+1を乗算器41に供給する。乗算器
41では、誤差信号検出手段37の出力と被乗算信号発
生器36の出力とを乗算し、その乗算出力はアナログ積
分器42で積分され、その積分結果は乗算信号としてD
/A変換器21に供給されて、D/A変換器21の変化
利得が負帰還制御される。
【0026】次に図1におけるD/A変換器21に対す
る変換利得制御動作を説明する。交流増幅器17では直
流分が遮断されており、図9でA、B、C、D、I、J
の各点はゼロレベルとなっており、同期検波器28では
+π/2バイアシングの時+1が乗算され、−π/2バ
イアシングの時−1が乗算されて同期検波が行われてい
る。オーバーフローが発生しない状態では被乗算信号発
生器36からゼロが出力され、乗算器41の出力はゼロ
である。
【0027】正のデジタルランプ信号の状態で、オーバ
ーフローが発生し、A点から例えば光位相変調器18の
変換利得が小さく、オーバーフロー時の両光間の位相差
が−(2mπ−π/2)ラジアンよりも小さく、E点に
移ると、サンプルホールド器38の出力(オーバーフロ
ー前の出力)は例えばB点の出力であり、これと、オー
バーフロー後の出力はE点の出力(負の値)との差が差
動増幅器39から出力され、その出力は負の値となり、
正のオーバーフローであるため、乗算器41で−1が乗
算され、乗算出力は正の値となり、その積分出力でD/
A変換器21の変換利得が大きくされ、オーバーフロー
した時の両光間の位相差が−(2mπ−π/2)ラジア
ンになるように負帰還動作する。
【0028】正のデジタルランプ信号の状態でオーバー
フローが発生し、B点から、例えばL点に移ると、サン
プルホールド器38の出力(オーバーフロー前の出力)
は例えばA点の出力であり、これと、オーバーフロー後
の出力は同期検波器22でL点の強度に対し−1を乗算
した負の出力との差が差動増幅器39から出力され、そ
の出力は負の値となり、正のオーバーフローであるた
め、乗算器41で−1が乗算され、乗算出力は正の値と
なり、その積分出力でD/A変換器21の変化利得が大
きくされ、オーバーフローした時の両光間の位相差が−
(2mπ+π/2)ラジアンになるように負帰還動作す
る。
【0029】同様に正のデジタルランプ信号において、
オーバーフローでA点(又はB点)からG点(又はN
点)に移った時は、差動増幅器39の出力は正となり、
乗算器41で−1が乗算されて負となり、その積分出力
によりD/A変換器21の変換利得が小さくされる。負
のデジタルランプ信号において、オーバーフローでB点
からF点に移った場合は、同期検波器22の出力は正と
なり、差動増幅器39の出力は正となり、乗算器41の
出力は正でありD/A変換器21の変換利得を大きくす
るように動作し、オーバーフローした時の両光間の位相
差が+(2mπ−π/2)ラジアンになるようになる。
負のデジタルランプ信号において、オーバーフローでA
点からK点に移ると、差動増幅器39の出力は正とな
り、乗算器41の出力は正であり、D/A変換器21の
変換利得を大きくするように動作し、オーバーフローし
た時の両光間の位相差が+(2mπ+π/2)ラジアン
になるようになる。
【0030】同様に負のデジタルランプ信号において、
オーバーフローでB点(又はA点)からH点(又はM
点)に移った時は、差動増幅器39の出力は負となり、
乗算器41の出力も負となり、D/A変換器21の変換
利得が小さくされる。図2は請求項3の発明の実施例を
示し、2つの光位相変調器18と43とを設け、ステッ
プ値発生器28の出力ステップ値だけを累積加算器33
で累積加算しその累積加算出力をD/A変換器21でア
ナログ信号に変換し、その変換出力で光位相変調器18
を変調制御する。バイアシング信号発生器19ではnτ
ごとに+π/4ラジアンと−π/4ラジアンとの各位相
偏位を交互に与えるアナログのバイアシング信号を発生
し、このバイアシング信号で光位相変調器43を変調制
御する。光位相変調器43は、光位相変調器18と同一
側に設けてもよく、光伝送路15の他方の端とビームス
プリッタ12とのその間に設けてもよい。図3は交流増
幅器17の次段にA/D変換器44を設けることによ
り、図1に示した実施例におけるアナログ構成を同等の
機能を有するデジタル構成に置き換えたものであり、機
能的に対応する部分に同一符号の末尾にDを付けて示
す。デジタル積分器42Dの出力をD/A変換器45で
アナログ信号に変換し、そのアナログ信号でD/A変換
器21の利得を制御する。このようにすれば、A/D変
換器44の出力からD/A変換器21の両入力までをコ
ンピュータで構成することも可能である。
【0031】図4に請求項4、6の発明の実施例におけ
るD/A変換器21に対する利得制御部分だけを示す。
図4において図1、図3と対応する部分には同一符号を
付けてある。この例では同期検波器22の出力は第1、
第2低域通過濾波器46、47にも供給され、第1、第
2低域通過濾波器46、47の出力は比較器48の非反
転入力端、反転入力端へそれぞれ供給される。第1低域
通過濾波器46の遮断周波数は第2低域通過濾波器47
の遮断周波数より高くされてある。比較器48の出力は
論理回路49へ供給される。累積加算器33からのオー
バーフロー符号信号は論理回路49へ供給され、オーバ
ーフロー信号(パルス)がアップダウンカウンタ52で
計数され、アップダウンカウンタ52は論理回路49の
出力によりアップカウントかダウンカウントかに制御さ
れる。アップダウンカウンタ52の計数値がD/A変換
器45へ供給される。
【0032】同期検波器22は図1の動作の説明で述べ
た通り動作し、累積加算器33がオーバーフローしない
状態ではゼロレベル、あるいは正又は負の直流出力であ
るが、オーバーフローした時に、オーバーフロー前と後
とでレベルの変動があると正又は負のパルスを出力す
る。第1低域通過濾波器46の遮断周波数より第2低域
通過濾波器47の遮断周波数が低いため、第1低域通過
濾波器46の出力波形に対し、第2低域通過濾波器47
の出力波形が大きくなまり、絶対値で前者のピーク値
が、後者のピーク値より大きくなり、同期検波器22の
出力に正パルスが生じると、比較器48の出力は高レベ
ルHとなり、同期検波器22の出力に負パルスが生じる
と比較器28の出力は低レベルLとなる。比較器48は
オーバーフロー前後の同期検波器22の出力の大小を極
性を含めて検出していることになる。換言すればオーバ
ーフローした時に同期検波器22に生じる出力パルスの
極性を検出していることになる。
【0033】正のオーバーフローが発生した時に、比較
器48の出力が高レベルHの場合は、論理回路49はダ
ウンカウント指令を出し、比較器48の出力が低レベル
Lの場合は、論理回路49はアップカウント指令を出
す。従って、正のオーバーフローで図9のA点からE点
に移ると、比較器48の出力は低レベルLを出力し、カ
ウンタ52はアップカウントし、その計数値が増加し、
D/A変換器21の変換利得を大きくする。正のオーバ
ーフローでA点からG点に移ると、比較器48の出力は
高レベルHを出力し、論理回路49はダウンカウント指
令を出し、カウンタ52はダウンカウントし、その計数
値が減少し、D/A変換器21の変換利得を小さくす
る。正のオーバーフローでB点からL点(又はN点)に
移ると、同期検波器22で−1が乗算されているため、
比較器48の出力は低レベルL(又は高レベルH)を出
力し、論理回路49はアップカウント(又はダウンカウ
ント)指令を出し、カウンタ52はアップカウント(又
はダウンカウント)し、D/A変換器21の変換利得が
大きく(又は小さく)される。
【0034】負のオーバーフローで図9のB点からF点
(又はH点)に移ると、同期検波器22で−1が乗算さ
れるから、比較器48は高レベルH(又は低レベルL)
を出力し、論理回路49はアップカウント(又はダウン
カウント)指令を出し、カウンタ52は計数値が増加
(又は減少)し、D/A変換器21の変換利得が大(又
は小)とされる。負のオーバーフローで図9のA点から
K点(又はM点)に移ると、比較器48の出力は高レベ
ル(又は低レベル)を出力し、論理回路49はアップカ
ウント(又はダウンカウント)指令を出し、カウンタ5
2の計数値が増加(又は減少)し、D/A変換器21の
変換利得が大(又は小)となる。
【0035】要するに比較器48の出力は差動増幅器3
9Dの出力を1ビットとし、その1ビット出力に、論理
回路49で正のオーバーフローで−1を乗算しており、
低域通過濾波器46、47及び比較器48は誤差信号検
出手段を構成しており、論理回路49は被乗算信号発生
器36D及び乗算器41Dと対応し、カウンタ52は積
分器42Dと対応している。
【0036】図1、図3においてはステップ値とバイア
シング信号とを加算した後、時間nτごとに累積加算し
たが、ステップ値を累積加算した後、バイアシング信号
を加算してもよい。この場合のバイアシング信号は、n
τごとに+π/4ラジアンと−π/4ラジアンの位相偏
位を交互に与える信号とする。図4に示したD/A変換
器21の変換利得の制御は、図1のように光位相変調器
を1個用いる場合、図2のように光位相変調器を2個用
いる場合にも適用でき、前者においてステップ値を累積
加算した後にバイアシング信号を加算してもよい。図1
において、同期検波器22の出力をA/D変換した後
に、デジタルPIDフィルタなどのデジタル演算器でス
テップ値を生成してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明は累積
加算器にオーバーフローが生じたときのオーバーフロー
の極性を表わすオーバーフロー符号信号を用いてD/A
変換器21の変換利得を制御する帰還制御手段を有する
ことにより、入力角速度が±π/2ラジアン以上の位相
シフトを引き起こすほど大きい場合においてもD/A変
換器21の変換利得を正しく制御することが可能である
ので、±π/2ラジアン以上の位相シフトを引き起こす
入力角速度の計測が可能となる。また、2つの光位相変
調器を設け、バイアス信号とデジタルランプ信号をそれ
ぞれ独立に加えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施例を示すブロック図。
【図2】請求項3の発明の実施例を示すブロック図。
【図3】図1の実施例の大部分をデジタル化した例を示
すブロック図。
【図4】請求項4又は6の発明の実施例における要部を
示すブロック図。
【図5】従来のデジタルワイズランプ方式光干渉角速度
計を示すブロック図。
【図6】右回り光と左回り光との位相差φに対する光電
変換器16の出力特性23と、位相差φのバイアシング
による変化(サニャック位相シフトによる位相シフト量
が完全に相殺されている場合と相殺されていない場合)
に対する光電変換器16の出力変化の例を示す図。
【図7】Aはステップ値発生器28の出力、Bはデジタ
ルバイアシング信号、Cの実線は右回り光の受ける位相
シフト量、波線は左回り光の受ける位相シフト量、Dは
右回り光と左回り光との位相差φの各例を示す図。
【図8】Aは正のオーバーフローがある場合の累積加算
器33の出力とデジタルバイアシング信号の例を示し、
Bは負のオーバーフローがある場合の累積加算器33の
出力とデジタルバイアシング信号の例を示す図。
【図9】右回り光と左回り光との位相差φと光電変換器
16の出力で観測される干渉縞の位置を示す図。
【符号の説明】
11 光源 12 ビームスプリッタ 13 ループ状光伝送路 16 光電変換器 17 交流増幅器 18 光位相変調器 19 バイアシング信号発生器 21 D/A変換器 22 同期検波器 28 ステップ値発生器 32 加算器 33 累積加算器 36 被乗算信号発生器 37 誤差信号検出手段 38 サンプルホールド器 39 差動増幅器 41 乗算器 42 アナログ積分器 43 光位相変調器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、その光源よりの光を2分配する
    ビームスプリッターと、そのビームスプリッターよりの
    2つの光が右回り光及び左回り光として入射されるルー
    プ状の光伝送路と、その光伝送路から出射される右回り
    光と左回り光を干渉させる干渉手段と、その干渉手段で
    干渉された光が供給され、その強度に応じた電気信号を
    出力する光電変換器と、上記光伝送路の一端と上記ビー
    ムスプリッターとの間に挿入され、電気的に制御されて
    光の位相を偏位する光位相変調器と、上記光伝送路の伝
    搬時間τの奇数倍の時間nτ(n=1、3、5…)の2
    倍の周期を持ち、デューティが50%の方形波であって
    上記右回り光と左回り光との間にnτごとに+π/2ラ
    ジアンと−π/2ラジアンとの位相差を交互に与えるた
    めのデジタルバイアシング信号を発生するデジタルバイ
    アシング信号発生器と、上記光電変換器の出力を交流増
    幅する増幅器と、その増幅器の出力を上記バイアシング
    信号に従って同期検波する同期検波器と、その同期検波
    器の出力をもとに上記光伝送路に入力される角速度によ
    り生じる上記右回り光と左回り光とのサニャック位相差
    を打ち消す大きさと符号に対応するデジタルコードのス
    テップ値を発生するステップ値発生手段と、上記デジタ
    ルバイアシング信号と上記ステップ値とを加算出力する
    加算器と、その加算器の出力を時間nτ毎に累積加算し
    てその累積加算結果を出力し、その累積加算結果の絶対
    値があらかじめ決めた2mπ(m=1、2、3…)に対
    応するしきい値を越える場合はオーバーフロー値をその
    累積加算結果とし、上記オーバーフローが生じた時にオ
    ーバーフローが生じたことを示すオーバーフロー信号と
    そのオーバーフローの極性を表わすオーバーフロー符号
    信号とを出力する累積加算手段と、上記累積加算結果を
    アナログ信号に変換して上記光位相変調器へ駆動信号と
    して供給するD/A変換器と、上記デジタルバイアシン
    グ信号が上記時間nτごとに切り替わる前後の上記同期
    検波器の出力のレベル差を誤差信号として検出する誤差
    信号検出手段と、上記オーバーフロー信号が出力された
    場合、上記誤差信号に上記オーバーフロー符号信号に対
    応する符号を有する信号値を乗じた負帰還信号を発生す
    る負帰還信号発生手段と、その負帰還信号にもとずいて
    上記D/A変換器の変換利得を制御する帰還制御手段
    と、を有するデジタルフェイズランプ方式光干渉角速度
    計。
  2. 【請求項2】 光源と、その光源よりの光を2分配する
    ビームスプリッターと、そのビームスプリッターよりの
    2つの光が右回り光及び左回り光として入射されるルー
    プ状の光伝送路と、その光伝送路から出射される右回り
    光と左回り光を干渉させる干渉手段と、その干渉手段で
    干渉された光が供給され、その強度に応じた電気信号を
    出力する光電変換器と、上記光伝送路の一端と上記ビー
    ムスプリッターとの間に挿入され、電気的に制御されて
    光の位相を偏位する光位相変調器と、上記光伝送路の伝
    搬時間τの奇数倍の時間nτ(n=1、3、5…)の2
    倍の周期を持ち、デューティが50%の方形波であって
    上記右回り光と左回り光との間にnτごとに+π/2ラ
    ジアンと−π/2ラジアンとの位相差を交互に与えるた
    めのデジタルバイアシング信号を発生するデジタルバイ
    アシング信号発生器と、上記光電変換器の出力を交流増
    幅する増幅器と、その増幅器の出力を上記バイアシング
    信号に従って同期検波する同期検波器と、その同期検波
    器の出力をもとに上記光伝送路に入力される角速度によ
    り生じる上記右回り光と左回り光とのサニャック位相差
    を打ち消す大きさと符号に対応するデジタルコードのス
    テップ値を発生するステップ値発生手段と、そのステッ
    プ値を時間nτ毎に累積加算してその累積加算結果を出
    力し、その累積加算結果の絶対値があらかじめ決めた2
    mπ(m=1、2、3…)に対応するしきい値を越える
    場合はオーバーフロー値をその累積加算結果とし、上記
    オーバーフローが生じた時にオーバーフローが生じたこ
    とを示すオーバーフロー信号とそのオーバーフローの極
    性を表わすオーバーフロー符号信号とを出力する累積加
    算手段と、その累積加算結果と上記デジタルバイアシン
    グ信号とを加算する加算器と、その加算出力をアナログ
    信号に変換して上記光位相変調器へ駆動信号として供給
    するD/A変換器と、上記デジタルバイアシング信号が
    上記時間nτごとに切り替わる前後の上記同期検波器の
    出力のレベル差を誤差信号として検出する誤差信号検出
    手段と、上記オーバーフロー信号が出力された場合、上
    記誤差信号に上記オーバーフロー符号信号に対応する符
    号を有する信号値を乗じた負帰還信号を発生する負帰還
    信号発生手段と、その負帰還信号にもとずいて上記D/
    A変換器の変換利得を制御する帰還制御手段と、を有す
    るデジタルフェイズランプ方式光干渉角速度計。
  3. 【請求項3】 光源と、その光源よりの光を2分配する
    ビームスプリッターと、そのビームスプリッターよりの
    2つの光が右回り光及び左回り光として入射されるルー
    プ状の光伝送路と、その光伝送路から出射される右回り
    光と左回り光を干渉させる干渉手段と、その干渉手段で
    干渉された光が供給され、その強度に応じた電気信号を
    出力する光電変換器と、上記光伝送路の同一又は異なる
    一端と上記ビームスプリッターとの間にそれぞれ挿入さ
    れ、電気的に制御されて光の位相を偏位する第1,第2
    光位相変調器と、上記光伝送路の伝搬時間τの奇数倍の
    時間nτ(n=1、3、5…)の2倍の周期を持ち、デ
    ューティが50%の方形波であって上記右回り光と左回
    り光との間にnτごとに+π/2ラジアンと−π/2ラ
    ジアンとの位相差を交互に与えるために上記第1光位相
    変調器へ駆動信号として供給されるバイアシング信号を
    発生するバイアシング信号発生器と、上記光電変換器の
    出力を交流増幅する増幅器と、その増幅器の出力を上記
    バイアシング信号に従って同期検波する同期検波器と、
    その同期検波器の出力をもとに上記光伝送路に入力され
    る角速度により生じる上記右回り光と左回り光とのサニ
    ャック位相差を打ち消す大きさと符号に対応するデジタ
    ルコードのステップ値を発生するステップ値発生手段
    と、上記ステップ値を時間nτ毎に累積加算し、その累
    積加算結果を出力し、その累積加算結果の絶対値があら
    かじめ決めた2mπ(m=1、2、3…)に対応するし
    きい値を越える場合はオーバーフロー値をその累積加算
    結果とし、上記オーバーフローが生じた時にオーバーフ
    ローが生じたことを示すオーバーフロー信号とそのオー
    バーフローの極性を表わすオーバーフロー符号信号とを
    出力する累積加算手段と、その累積加算結果をアナログ
    信号に変換して上記第2光位相変調器へ駆動信号として
    供給するD/A変換器と、上記バイアシング信号が上記
    時間nτごとに切り替わる前後の上記同期検波器の出力
    のレベル差を誤差信号として検出する誤差信号検出手段
    と、上記オーバーフロー信号が出力された場合、上記誤
    差信号に上記オーバーフロー符号信号に対応する符号を
    有する信号値を乗じた負帰還信号を発生する負帰還信号
    発生手段と、その負帰還信号にもとずいて上記D/A変
    換器の変換利得を制御する帰還制御手段と、を有するデ
    ジタルフェイズランプ方式光干渉角速度計。
  4. 【請求項4】 光源と、その光源よりの光を2分配する
    ビームスプリッターと、そのビームスプリッターよりの
    2つの光が右回り光及び左回り光として入射されるルー
    プ状の光伝送路と、その光伝送路から出射される右回り
    光と左回り光を干渉させる干渉手段と、その干渉手段で
    干渉された光が供給され、その強度に応じた電気信号を
    出力する光電変換器と、上記光伝送路の一端と上記ビー
    ムスプリッターとの間に挿入され、電気的に制御されて
    光の位相を偏位する光位相変調器と、上記光伝送路の伝
    搬時間τの奇数倍の時間nτ(n=1、3、5…)の2
    倍の周期を持ち、デューティが50%の方形波であって
    上記右回り光と左回り光との間にnτごとに+π/2ラ
    ジアンと−π/2ラジアンとの位相差を交互に与えるた
    めのデジタルバイアシング信号を発生するデジタルバイ
    アシング信号発生器と、上記光電変換器の出力を交流増
    幅する増幅器と、その増幅器の出力を上記バイアシング
    信号に従って同期検波する同期検波器と、その同期検波
    器の出力をもとに上記光伝送路に入力される角速度によ
    り生じる上記右回り光と左回り光とのサニャック位相差
    を打ち消す大きさと符号に対応するデジタルコードのス
    テップ値を発生するステップ値発生手段と、上記デジタ
    ルバイアシング信号と上記ステップ値とを加算出力する
    加算器と、その加算器の出力を時間nτ毎に累積加算し
    てその累積加算結果を出力し、その累積加算結果の絶対
    値があらかじめ決めた2mπ(m=1、2、3…)に対
    応するしきい値を越える場合はオーバーフロー値をその
    累積加算結果とし、上記オーバーフローが生じた時にオ
    ーバーフローが生じたことを示すオーバーフロー信号と
    そのオーバーフローの極性を表わすオーバーフロー符号
    信号とを出力する累積加算手段と、上記累積加算結果を
    アナログ信号に変換して上記光位相変調器へ駆動信号と
    して供給するD/A変換器と、上記オーバーフロー発生
    時に生じる上記同期検波器の出力パルスの極性を検出す
    る手段と、そのパルスの極性と、上記オーバーフロー符
    号信号に対応する符号とに応じてアップカウント又はダ
    ウンカウント指令を出力する手段と、その指令に応じて
    上記オーバーフロー信号をアップカウント又はダウンカ
    ウントするアップダウンカウンタと、そのアップダウン
    カウンタの計数値をアナログ信号に変換し、その出力で
    上記D/A変換器の変換利得を制御するD/A変換手段
    と、を有するデジタルフェイズランプ方式光干渉角速度
    計。
  5. 【請求項5】 光源と、その光源よりの光を2分配する
    ビームスプリッターと、そのビームスプリッターよりの
    2つの光が右回り光及び左回り光として入射されるルー
    プ状の光伝送路と、その光伝送路から出射される右回り
    光と左回り光を干渉させる干渉手段と、その干渉手段で
    干渉された光が供給され、その強度に応じた電気信号を
    出力する光電変換器と、上記光伝送路の一端と上記ビー
    ムスプリッターとの間に挿入され、電気的に制御されて
    光の位相を偏位する光位相変調器と、上記光伝送路の伝
    搬時間τの奇数倍の時間nτ(n=1、3、5…)の2
    倍の周期を持ち、デューティが50%の方形波であって
    上記右回り光と左回り光との間にnτごとに+π/2ラ
    ジアンと−π/2ラジアンとの位相差を交互に与えるた
    めのデジタルバイアシング信号を発生するデジタルバイ
    アシング信号発生器と、上記光電変換器の出力を交流増
    幅する増幅器と、その増幅器の出力を上記バイアシング
    信号に従って同期検波する同期検波器と、その同期検波
    器の出力をもとに上記光伝送路に入力される角速度によ
    り生じる上記右回り光と左回り光とのサニャック位相差
    を打ち消す大きさと符号に対応するデジタルコードのス
    テップ値を発生するステップ値発生手段と、そのステッ
    プ値を時間nτ毎に累積加算してその累積加算結果を出
    力し、その累積加算結果の絶対値があらかじめ決めた2
    mπ(m=1、2、3…)に対応するしきい値を越える
    場合はオーバーフロー値をその累積加算結果とし、上記
    オーバーフローが生じた時にオーバーフローが生じたこ
    とを示すオーバーフロー信号とそのオーバーフローの極
    性を表わすオーバーフロー符号信号とを出力する累積加
    算手段と、その累積加算結果と上記デジタルバイアシン
    グ信号とを加算する加算器と、その加算出力をアナログ
    信号に変換して上記光位相変調器へ駆動信号として供給
    するD/A変換器と、上記オーバーフロー発生時に生じ
    る上記同期検波器の出力パルスの極性を検出する手段
    と、そのパルスの極性と、上記オーバーフロー符号信号
    に対応する符号とに応じてアップカウント又はダウンカ
    ウント指令を出力する手段と、その指令に応じて上記オ
    ーバーフロー信号をアップカウント又はダウンカウント
    するアップダウンカウンタと、そのアップダウンカウン
    タの計数値をアナログ信号に変換し、その出力で上記D
    /A変換器の変換利得を制御するD/A変換手段と、を
    有するデジタルフェイズランプ方式光干渉角速度計。
  6. 【請求項6】 光源と、その光源よりの光を2分配する
    ビームスプリッターと、そのビームスプリッターよりの
    2つの光が右回り光及び左回り光として入射されるルー
    プ状の光伝送路と、その光伝送路から出射される右回り
    光と左回り光を干渉させる干渉手段と、その干渉手段で
    干渉された光が供給され、その強度に応じた電気信号を
    出力する光電変換器と、上記光伝送路の同一又は異なる
    一端と上記ビームスプリッターとの間にそれぞれ挿入さ
    れ、電気的に制御されて光の位相を偏位する第1,第2
    光位相変調器と、上記光伝送路の伝搬時間τの奇数倍の
    時間nτ(n=1、3、5…)の2倍の周期を持ち、デ
    ューティが50%の方形波であって上記右回り光と左回
    り光との間にnτごとに+π/2ラジアンと−π/2ラ
    ジアンとの位相差を交互に与えるために上記第1光位相
    変調器へ駆動信号として供給されるバイアシング信号を
    発生するバイアシング信号発生器と、上記光電変換器の
    出力を交流増幅する増幅器と、その増幅器の出力を上記
    バイアシング信号に従って同期検波する同期検波器と、
    その同期検波器の出力をもとに上記光伝送路に入力され
    る角速度により生じる上記右回り光と左回り光とのサニ
    ャック位相差を打ち消す大きさと符号に対応するデジタ
    ルコードのステップ値を発生するステップ値発生手段
    と、上記ステップ値を時間nτ毎に累積加算し、その累
    積加算結果を出力し、その累積加算結果の絶対値があら
    かじめ決めた2mπ(m=1、2、3…)に対応するし
    きい値を越える場合はオーバーフロー値をその累積加算
    結果とし、上記オーバーフローが生じた時にオーバーフ
    ローが生じたことを示すオーバーフロー信号とそのオー
    バーフローの極性を表わすオーバーフロー符号信号とを
    出力する累積加算手段と、その累積加算結果をアナログ
    信号に変換して上記第2光位相変調器へ駆動信号として
    供給するD/A変換器と、上記オーバーフロー発生時に
    生じる上記同期検波器の出力パルスの極性を検出する手
    段と、そのパルスの極性と上記オーバーフロー符号信号
    に対応する符号とに応じてアップカウント又はダウンカ
    ウント指令を出力する手段と、その指令に応じて上記オ
    ーバーフロー信号をアップカウント又はダウンカウント
    するアップダウンカウンタと、そのアップダウンカウン
    タの計数値をアナログ信号に変換し、その出力で上記D
    /A変換器の変換利得を制御するD/A変換手段と、を
    有するデジタルフェイズランプ方式光干渉角速度計。
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