JP4996411B2 - 閉ループ型光干渉角速度計 - Google Patents

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Description

この発明はフィードバック信号としてランプ状波形を利用する閉ループ型の光干渉角速度計に関する。
図6はこの種の閉ループ型光干渉角速度計の従来構成例を示したものであり、図中、1は光源を示し、2は光カプラを示す。また、3は光分岐結合器4及び位相変調器5,6が集積化された光学素子(光IC)を示す。
この閉ループ型光干渉角速度計は、フィードバック信号として階段状の位相偏移を付与するディジタルフェーズランプ方式と呼ばれているもので、一般の階段状の幅は光学路としての光ファイバコイル7を通過する光の伝播時間τに設定されている。
光源1から出射した光は光カプラ2を経て光学素子3の光分岐結合器4に入射し、光分岐結合器4で分岐されて光ファイバコイル7の両端に入射する。光ファイバコイル7の両端に入射した左右両回り光(CCW光,CW光)は光ファイバコイル7を周回前、もしくは周回後に光ファイバコイル7の一端側に配置されている第1の位相変調器5により位相変調が付与され、再び光分岐結合器4に回帰し、回帰した左右両回り光は光分岐結合器4で結合干渉する。
この干渉光は光カプラ2において分岐され、一部は受光器8に入射して光電変換される。光電変換されて生成されたアナログの電気信号はA/D変換器9に入力され、ディジタルワードに変換される。このディジタルワードは演算処理装置10の同期検波回路11において入力角速度に対応した信号に検波される。位相変調器5に印加される位相変調信号を発生する位相変調駆動回路22と同期検波回路11はタイミング信号発生回路16のタイミング信号により同期して動作するものとされる。
同期検波回路11で検波された信号は光ファイバコイル7の左右両回り光間の位相差に対応した出力信号であり、次段の積分器12に入力される。積分器12の出力はフィードバック信号である階段状鋸歯状波信号を発生するフィードバック信号発生部13に入力される。フィードバック信号発生部13から出力された階段状鋸歯状波信号はディジタルワードであり、D/A変換器21に入力されてアナログの階段状鋸歯状波信号に変換されてから、第2の位相変調器6に印加される。
同期検波回路11には次式により示される出力Vが現れる。
=KsinΔφ …(1)
Δφ=Δφ+Δφ …(2)
但し、 K:利得
Δφ: 左右両回り光間の位相差
Δφ:サニャック位相差
Δφ:フィードバック位相差
ここで、光ファイバコイル7に入力角速度が印加されると、光ファイバコイル7を周回している左右両回り光間にサニャック位相差Δφが発生する。その結果、同期検波回路11にはその位相差に対応した出力が現れ、この出力は積分器12に供給される。同期検波回路11の出力は積分器12で累積加算され、次段のフィードバック信号発生部13に供給され、ここで累積加算値に比例した繰り返し周期を有する階段状鋸歯状波のフィードバック信号が生成される。フィードバック信号発生部13は積分器14と、2πリセット信号を積分器14に出力するレベル比較部15とによって構成されている。
フィードバック信号は積分器12の入力、即ち同期検波回路11の出力を零にする負帰還とされているので、式(1)及び式(2)よりフィードバックによる位相差Δφと角速度印加により生じたサニャック位相差Δφは極性が反対で絶対値は等しい値として現れる。従って、フィードバック位相差Δφと比例関係にある階段状鋸歯状波の繰り返し周波数fを測定すれば、サニャック位相差Δφと比例関係にある入力角速度を知ることができる。なお、積分器12の出力は入力角速度に対応した信号であって、この例では積分器12の出力が角速度出力生成部17に入力され、角速度出力生成部17でスケーリングされることによって角速度出力が得られるものとなっている。
階段状鋸歯状波の繰り返し周波数fと入力角速度Ωの関係は次式で示される。
f=(2R/nmλ)Ω …(3)
但し、R:光ファイバコイルの半径
n:光ファイバコア部の屈折率
λ:光源波長
図7は階段状鋸歯状波のフィードバック信号(ディジタルフェーズランプ)と位相差との関係を模式的に示したものであり、図7Aはフィードバック信号を示す。1段の階段の幅は光ファイバコイル7における光の伝播時間τに等しくされている。図7Aにおいて実線で描かれている位相変調をCW光とすると、CCW光はτ時間前に位相変調を受けたことになるので、点線で描かれた通りになる。従って、このフィードバック信号による左右両回り光間の位相差は図7Bに示される通りになる。即ち、階段状鋸歯状波がフライバックするポイント以外は、階段状鋸歯状波の1段の階段の高さがフィードバック位相差Δφと等しい値を示す。
一方、階段状鋸歯状波がフライバックするポイントは、階段状鋸歯状波が光の位相でちょうど2mπ(m:整数)を超えたところで、超えた値から光の位相でちょうど2mπ(m:整数)だけフライバックされるので、光干渉角速度計の両光間の位相差と干渉強度間の周期性によって干渉光強度はフライバックポイント以外の値と同一となり、継続的なフィードバック制御をすることができる。なお、階段状鋸歯状波の切り替わり時にスパイク状位相差ノイズが発生するが、この部分はA/D変換しないので出力エラーとなることはない(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2002−62137号公報 特許第3211187号公報
上述したように、閉ループ型光干渉角速度計はサニャック干渉系がベースになっている。このサニャック干渉系の基本特性は光学素子3上の位相変調器5での入力信号f(t)に対し、出力が、
f(t)−f(t−τ)
となることである。τは光ファイバコイル7を光が伝播する時間であり、ここで上記干渉系出力f(t)−f(t−τ)の意味について説明する。
光源周波数をω、サニャック位相差をΔφとし、光学素子3の光分岐結合器4への入射光の電界強度をEとすると、右回り/左回り両光の電界強度E,Eは、
=Eexp{j[ω(t−τ)+f(t−τ)+(Δφ/2)]}
=Eexp{j[ω(t−τ)+f(t)−(Δφ/2)]}
で表される。従って、受光器8での光強度(=干渉系出力)Iは、
I=|E+E/2
=E+Ecos[f(t−τ)−f(t)+Δφ
となり、サニャック位相差Δφ(及びcos)を無視すると、干渉系出力は、
f(t−τ)−f(t)
に比例することになる。
ここで、f(t)=cos(ωt)とすると、
f(t−τ)−f(t)=2sin(ωτ/2)cos(ω(t−τ/2))
となり、即ちω=π/τの時(周波数1/(2τ)Hzの時)、f(t−τ)−f(t)は最大振幅となる。このような理由により、従来においては位相変調信号の周波数を1/(2τ)Hz、フィードバック信号の更新周期をτとしている。なお、光の伝播時間τ及びサニャック係数Kは、
τ=nL/c …(4)
=4πRL/cλ …(5)
但し、n:光ファイバコア部の屈折率
L:光ファイバコイルの光ファイバ長
c:光速
R:光ファイバコイルの半径
λ:光源波長
と表され、サニャック位相差Δφは、
Δφ=KΩ …(6)
但し、Ω:入力角速度
と表される。
上述したように、従来においてはフィードバック信号(ディジタルフェーズランプ)は時間τ毎に更新され、演算処理装置10における演算処理は全て時間τで実行されるものとなっていた。これは、サニャック干渉系が帯域通過フィルタとも言える特性を有するためであって、フィードバック信号の更新周期を例えば10τなどのように、τに比べて長くすると、干渉系からはフィードバック信号による位相差が出力されなくなってしまう。
図8〜11はこのような状況を入力角速度を一定とし、更新周期がτの場合と10τの場合とについて示したものであり、図8は周期τでデータ更新されているフィードバック信号と、そのフィードバック信号による位相差(サニャック干渉系出力)をシミュレーションにより求めた結果を示したものであり、図9はそれらの関係を模式的に示したものである。また、図10は周期10τでデータ更新されているフィードバック信号と、そのフィードバック信号による位相差をシミュレーションにより求めた結果を示したものであり、図11はそれらの関係を模式的に示したものである。
図8,9より更新周期がτの場合にはフィードバック信号の増分に対応した干渉系出力(フィードバック信号による位相差)が一定出力で現れていることがわかる。一方、更新周期が10τの場合には図10,11に示したように、フィードバック信号が変化した直後だけ(時間τの間)、干渉系出力が現れるが、すぐ零になってしまう。従って、入力角速度に対応して発生するサニャック位相差を打ち消すことができず、光干渉角速度計の閉ループを構成することができないものとなる。
ここで、光の伝播時間τを例えば光ファイバコイル7の光ファイバ長Lを200mとして求めると、光速c=2.998×10m/s、光ファイバコア部の屈折率n=1.45より式(4)から約1μ秒となり、つまり演算処理装置10における演算周期は約1μ秒となる。
従来においてはこのような高速な演算を実行するため、演算処理装置10として例えばFPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)等のような高価な演算処理装置を用いており、その分閉ルーブ型光干渉角速度計が高価となり、低価格化を阻害する大きな要因となっていた。
なお、例えば車載用やモータ制御用等のCPUは安価で、かつA/D変換器を一般に内蔵するなど魅力的な存在であるが、せいぜい数10μ秒から数100μ秒程度の演算周期しか得られず、このような安価な演算処理装置を用いることはできなかった。
この発明の目的はこのような状況に鑑み、安価な演算処理装置の使用を可能とし、閉ループ型光干渉角速度計の低価格化を実現することにある。
請求項1の発明によれば、光源と、光ファイバコイルと、光源からの光を光ファイバコイルの両端に分岐入射させると共に光ファイバコイルを伝播して回帰した左右両回り光を結合干渉させる光分岐結合器と、その光分岐結合器と光ファイバコイルとの間に設けられて左右両回り光間に位相差を与える第1の位相変調器と、光分岐結合器より得られる干渉光の強度を電気信号に変換する受光器と、その受光器から出力される電気信号を演算処理する演算処理装置と、その演算処理装置が出力するタイミング信号に基づいて位相変調信号を生成し、第1の位相変調器に出力する位相変調駆動回路と、D/A変換器と、光分岐結合器と光ファイバコイルとの間に設けられた第2の位相変調器とを備え、演算処理装置からの階段状鋸歯状波の出力信号がD/A変換器でD/A変換されて第2の位相変調器に印加され、左右両回り光の位相差が常に零になるように制御される閉ループ型光干渉角速度計において、演算処理装置が、前記タイミング信号を生成するタイミング信号発生回路と、受光器からの電気信号をA/D変換するA/D変換器と、そのA/D変換器の出力を同期検波する同期検波回路と、その同期検波回路の出力を積分する積分器と、その積分器の出力から角速度出力を生成する角速度出力生成部と、積分器の出力から階段状鋸歯状波のフィードバック信号を生成するフィードバック信号発生部と、積分器の出力から変調信号を生成する変調信号生成部と、その変調信号生成部が生成した変調信号と前記フィードバック信号とを加算して前記階段状鋸歯状波の出力信号を生成する加算器とを具備し、変調信号生成部及び加算器の演算周期が光ファイバコイルを伝播する光の伝播時間τとされ、変調信号は階段幅がτとされた微小階段状鋸歯状波とされ、A/D変換器、同期検波回路、積分器及びフィードバック信号発生部の演算周期がτの2以上の整数倍とされる。
請求項2の発明では請求項1の発明において、変調信号生成部が、積分器の出力を、変調信号生成部と積分器との演算周期の比で除算する除算器と、その除算器の出力を累積加算して前記変調信号を生成する累積加算部と、積分器の出力と前記変調信号とを比較して累積加算部の累積加算値を零にするリセット信号を累積加算部に出力する比較部とを備えるものとされる。
請求項3の発明では請求項1の発明において、変調信号生成部が、固定値を発生する固定値発生回路と、前記固定値を累積加算して前記変調信号を生成する累積加算部と、積分器の出力と前記変調信号とを比較して累積加算部の累積加算値を零にするリセット信号を累積加算部に出力する比較部とを備えるものとされる。
この発明によれば、演算周期がτの高速動作を必要する箇所を局在化させ、最小限とすることができ、演算処理装置における変調信号重畳部分以外は低速動作が可能となる。従って、演算処理装置として従来のようにFPGA等の高価な演算処理装置を用いなくて済み、例えば車載用やモータ制御用等の安価なCPUを用いることができるため、閉ループ型光干渉角速度計の低価格化を図ることができる。
この発明の実施形態を図面を参照して実施例により説明する。
図1はこの発明による閉ループ型光干渉角速度計の一実施例の構成を示したものであり、図6と対応する部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
この例では図6に示した従来の閉ループ型光干渉角速度計に対し、変調信号生成部18と加算器19とが追加されたものとなっており、演算処理装置10’はタイミング信号発生回路16と、受光器8からの電気信号をA/D変換するA/D変換器9と、A/D変換器9の出力を同期検波する同期検波回路11と、同期検波回路11の出力を積分する積分器12と、積分器12の出力から角速度出力を生成する角速度出力生成部17と、積分器12の出力から階段状鋸歯状波のフィードバック信号を生成するフィードバック信号発生部13と、変調信号生成部18と、加算器19とを具備するものとなっている。
変調信号生成部18には積分器12の出力(フィードバック信号発生部13への入力信号)及びタイミング信号発生回路16からタイミング信号が入力され、変調信号生成部18は積分器12の出力から時間τ毎に、つまり1段の階段の幅をτとして擬似的な微小階段状鋸歯状波の変調信号を生成する。加算器19はこの変調信号とフィードバック信号発生部13から出力されるフィードバック信号(階段状鋸歯状波信号)とを加算して、位相変調器6に印加する階段状鋸歯状波の出力信号を生成する。つまり、この例ではフィードバック信号のデータ更新周期はτである必要はなく、τより長く設定することができるものとなっている。
図2A,Bはデータ更新周期を10τとした場合のフィードバック信号発生部13から出力されるフィードバック信号及び加算器19から出力される出力信号を示したものである。また、図3A,Bは図2Bの加算器19の出力信号(変調信号加算後フィードバック信号)がD/A変換器21を介して位相変調器6に印加された場合の、その変調信号加算後フィードバック信号と、変調信号加算後フィードバック信号によるサニャック干渉系出力(フィードバック位相差)を、入力角速度を一定とし、シミュレーションにより求めた結果を示したものである。
これら図2,3よりフィードバック信号発生部13から出力されるフィードバック信号そのもののデータ更新周期は10τであっても、変調信号を重畳したことによりサニャック干渉系からは常時、位相差が発生していることがわかる。よって、この例によれば、光干渉角速度計の閉ループ動作が可能となる。
以上を整理すると、この例では時間τに依存した高速動作が必要な部分は図1中に一点鎖線で囲んで示したように変調信号生成部18、加算器19及びD/A変換器21のみであって、他の部分は時間τに依存した高速動作は必要ではなく、上述した例のようにτの10倍といった低速動作でよいことになる。
つまり、図6に示した従来の閉ループ型光干渉角速度計では図6中、一点鎖線で囲んで示したように、時間τに依存した高速動作はA/D変換器9、D/A変換器21及び演算処理装置10の大部分(同期検波回路11、積分器12、フィードバック信号発生部13、タイミング信号発生回路16)において必要であったのに対し、この例ではD/A変換器21及び演算処理装置10’のごく一部(変調信号生成部18、加算器19)においてのみ必要とされ、よってこの例では演算処理装置10’として従来のような高価なFPGAを用いる必要はなく、例えば車載用やモータ制御用等の安価なCPUを用いることが可能となる。なお、図1ではA/D変換器を内蔵する車載用やモータ制御用のCPUを演算処理装置10’に用いるものとして、演算処理装置10’内に受光器8からの電気信号をA/D変換するA/D変換器9を含めている。
上述した例では演算処理装置10’における変調信号生成部18及び加算器19の演算周期τに対し、A/D変換器9、同期検波回路11、積分器12及びフィードバック信号発生部13の演算周期は10τとしているが、これらA/D変換器9、同期検波回路11、積分器12及びフィードバック信号発生部13の演算周期は10τに限らず、Nτ(N:2以上の整数)とすることができる。但し、時間Nτの間にフィードバック信号(ディジタルフェーズランプ)のリセット条件が発生すると、系が成立しなくなるため、実用上、Nの上限は100程度と考えられる。
図4はNτ毎にデータ更新を行う場合の変調信号生成部18の具体的構成例を示したものであり、変調信号生成部18は積分器12の出力を変調信号生成部18と積分器12との演算周期の比(=N)で除算する除算器18と、除算器18の出力を累積加算して変調信号を生成する累積加算部18と、積分器12の出力と累積加算部18の出力(変調信号)とを比較し、累積加算部出力≧積分器出力となった場合、累積加算部18の累積加算値を零にするリセット信号を累積加算部18に出力する比較部18とによって構成することができる。
また、図4の構成に替え、変調信号生成部18を図5に示したような構成とすることもできる。図5では固定値を発生する固定値発生回路18と、その固定値発生回路18から出力される固定値を累積加算して変調信号を生成する累積加算部18と、積分器12の出力と累積加算部18の出力(変調信号)とを比較し、図4の構成の場合と同様に累積加算部18の累積加算値を零にするリセット信号を累積加算部18に出力する比較部18とによって変調信号生成部18が構成されている。
この発明による閉ループ型光干渉角速度計の一実施例の構成を示すブロック図。 データ更新周期を10τとした場合の図1における変調信号加算前及び変調信号加算後のフィードバック信号の一例を示す図。 データ更新周期を10τとした場合の図1におけるフィードバック信号(変調信号加算後)及び干渉系出力(位相差)の一例を示す図。 図1における変調信号生成部の構成例を示すブロック図。 図1における変調信号生成部の他の構成例を示すブロック図。 閉ループ型光干渉角速度計の従来構成例を示すブロック図。 Aはフィードバック信号による両光(CW光,CCW光)の位相偏移を説明するための図、Bは両光間のフィードバック位相差を説明するための図。 図6におけるデータ更新周期がτの場合のフィードバック信号及び干渉系出力(位相差)の一例を示す図。 図8におけるフィードバック信号と位相差の関係を模式的に示した図。 図6におけるデータ更新周期が10τの場合のフィードバック信号及び干渉系出力(位相差)の一例を示す図。 図10におけるフィードバック信号と位相差の関係を模式的に示した図。

Claims (3)

  1. 光源と、光ファイバコイルと、前記光源からの光を前記光ファイバコイルの両端に分岐入射させると共に前記光ファイバコイルを伝播して回帰した左右両回り光を結合干渉させる光分岐結合器と、その光分岐結合器と前記光ファイバコイルとの間に設けられて前記左右両回り光間に位相差を与える第1の位相変調器と、前記光分岐結合器より得られる干渉光の強度を電気信号に変換する受光器と、その受光器から出力される電気信号を演算処理する演算処理装置と、その演算処理装置が出力するタイミング信号に基づいて位相変調信号を生成し、前記第1の位相変調器に出力する位相変調駆動回路と、D/A変換器と、前記光分岐結合器と前記光ファイバコイルとの間に設けられた第2の位相変調器とを備え、
    前記演算処理装置からの階段状鋸歯状波の出力信号が前記D/A変換器でD/A変換されて前記第2の位相変調器に印加され、前記左右両回り光の位相差が常に零になるように制御される閉ループ型光干渉角速度計であって、
    前記演算処理装置が、
    前記タイミング信号を生成するタイミング信号発生回路と、
    前記受光器からの電気信号をA/D変換するA/D変換器と、
    そのA/D変換器の出力を同期検波する同期検波回路と、
    その同期検波回路の出力を積分する積分器と、
    その積分器の出力から角速度出力を生成する角速度出力生成部と、
    前記積分器の出力から階段状鋸歯状波のフィードバック信号を生成するフィードバック信号発生部と、
    前記積分器の出力から変調信号を生成する変調信号生成部と、
    その変調信号生成部が生成した変調信号と前記フィードバック信号とを加算して前記階段状鋸歯状波の出力信号を生成する加算器とを具備し、
    前記変調信号生成部及び前記加算器の演算周期が、前記光ファイバコイルを伝播する光の伝播時間τとされ、
    前記変調信号は階段幅が前記τとされた微小階段状鋸歯状波とされ、
    前記A/D変換器、前記同期検波回路、前記積分器及び前記フィードバック信号発生部の演算周期が前記τの2以上の整数倍とされていることを特徴とする閉ループ型光干渉角速度計。
  2. 請求項1記載の閉ループ型光干渉角速度計において、
    前記変調信号生成部が、
    前記積分器の出力を、前記変調信号生成部と前記積分器との演算周期の比で除算する除算器と、
    その除算器の出力を累積加算して前記変調信号を生成する累積加算部と、
    前記積分器の出力と前記変調信号とを比較して前記累積加算部の累積加算値を零にするリセット信号を前記累積加算部に出力する比較部とを備えることを特徴とする閉ループ型光干渉角速度計。
  3. 請求項1記載の閉ループ型光干渉角速度計において、
    前記変調信号生成部が、
    固定値を発生する固定値発生回路と、
    前記固定値を累積加算して前記変調信号を生成する累積加算部と、
    前記積分器の出力と前記変調信号とを比較して前記累積加算部の累積加算値を零にするリセット信号を前記累積加算部に出力する比較部とを備えることを特徴とする閉ループ型光干渉角速度計。
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