JPH0749892B2 - ヒートポンプ式空気調和機 - Google Patents

ヒートポンプ式空気調和機

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JPH0749892B2
JPH0749892B2 JP26440687A JP26440687A JPH0749892B2 JP H0749892 B2 JPH0749892 B2 JP H0749892B2 JP 26440687 A JP26440687 A JP 26440687A JP 26440687 A JP26440687 A JP 26440687A JP H0749892 B2 JPH0749892 B2 JP H0749892B2
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heat exchanger
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幸男 渡辺
寿夫 若林
宏治 室園
恒彦 轟
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はヒートポンプ式空気調和機に関するものであ
る。
従来の技術 以下図面を参照しながら説明する。第4図は従来のヒー
トポンプ式空気調和機の冷凍サイクル図である。
第4図において、31は圧縮器、32は室内側熱交換器、33
は減圧機構、34は室外側熱交換器、35は四方弁である。
従来の冷凍サイクルは上記31〜35の各構成要素を順次、
環状に配管接続し冷媒を循環させる構成が基本である。
一方、近年、吸着・脱着反応熱を利用したいわゆるケミ
カルヒートポンプの研究が進んでおり、第4図の冷凍サ
イクルと組み合わせて性能向上を図る試みが成されてき
ている。第5図に示す特開昭60−16280号公報によれ
ば、冷蔵庫40に於て、41は圧縮機、42は凝縮器、43は減
圧機構、44は蒸発器である。これらにより構成される主
回路の圧縮機41の周囲に吸着剤45を充填した反応容器46
を置き、副回路凝縮器47、吸着媒体(吸着剤に吸着され
る物質)48を貯めるタンク49、副回路蒸発器50を環状に
接続した構成とし、吸着剤45に吸着媒体48を吸着させた
時に副回路蒸発器50における吸着媒体の蒸発熱(吸熱)
によって冷却し、主回路の蒸発器44による冷却の補助を
するものである。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来のヒートポンプ式空気調和機は以下
のような問題があった。すなわち、第4図の最も一般的
な構成では、除霜運転中は、室外側熱交換器に付着した
霜を融解するために、例えば四方弁35を切り替えて行う
と、室内熱交換器の温度が低下するのでこの間暖房が中
断するという問題があった。
又近年四方弁を切り替えずにバイパス回路等を設けて暖
房を続けながら除霜運転するものも提案され、商品化さ
れているが、それでも除霜時の熱源はその間圧縮機で発
生する冷媒熱であり、基本的に熱源不足のため暖房能力
が大きく取れないという問題があった。
又暖房立ち上がり時も、これと同様のことが言え、機器
が十分に冷えているため、その熱容量が大きく、さらに
は冷媒が途中で凝縮して十分な循環量が得られない等の
理由により、温風が出るまでの時間、あるいは部屋が十
分に暖まるまでに長い時間を要していた。
これらの改善には冷凍サイクル上の工夫がなされてきて
いるがまだ充分ではない。更にケミカルヒートポンプと
の組み合わせが考えられるが、第5図に示した従来例で
は冷房補助に使用したものであり上記の暖房時の除霜特
性の改善への応用については適用できない。又同様の理
由で、暖房立ち上がり時の特性改善への応用についても
適用できない。
本発明は上記問題点を鑑み、より良好な除霜特性及びよ
り良好な立ち上がり特性を有したヒートポンプ式空気調
和機を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明のヒートポンプ式
空気調和機は、圧縮機、室内側熱交換器、減圧機構、室
外側熱交換器を環状に接続して冷媒を循環させる主回路
を構成し、前記冷媒と反応することにより可逆的な吸熱
・発熱を示す吸着剤を充填した反応容器を前記圧縮機出
口から前記室内側熱交換器までの配管の一部に並列に設
け、更に、前記反応容器と前記主回路の低圧部を配管接
続したものである。
作用 本発明は、例えば暖房を継続しながら行う除霜運転中の
数分間は反応容器内で吸着剤と冷媒を反応させることに
より発生する熱を用いて冷媒を加熱して暖房能力を補
い、除霜運転中の暖房能力を向上する。また、例えば始
動時主回路が十分な暖房能力を発生するまでの数分間は
反応容器内で吸着剤冷媒を反応させることにより発生す
る熱を用いて冷媒を加熱して、暖房能力を補い始動時の
暖房能力を向上する。そして、吸着剤より冷媒を脱着さ
せる再生時においては反応容器内を主回路の低圧部と接
続することにより減圧して再生効率を向上させ、暖房立
ち上がり性能の向上、及び除霜特性の改善を図るもので
ある。
実施例 以下、本発明の一実施例について第1図を用いて説明す
る。
第1図において、1は圧縮機、2は室内熱交換器、3は
可変減圧機構、4は室外熱交換器、5は吸着剤としてシ
リカゲル、6は反応容器、7,8は共に三方弁、9はバイ
パス回路、10はリターン回路、11は電磁弁、12は四方弁
で、又冷媒としてはフロン系冷媒R22(図示せず)であ
る。
上記圧縮機1、四方弁12、室内熱交換器2、可変減圧機
構3、室外熱交換器4を順次配管接続した主回路13にお
いて、三方弁7は、四方弁12と室内熱交換器2との間に
設けられ、三方弁8は三方弁7と室内熱交換器2との間
に設けられている。バイパス回路9は、三方弁7と三方
弁8を結ぶ配管と並列に設けられている。さらにバイパ
ス回路9はその途中に反応容器6を備えており、前記反
応容器6にはシリカゲル5が図示しないフィルター等に
より、主回路13への流出を防止するように充填されてい
る。リターン回路10は、室外熱交換器4と四方弁12とを
結ぶ配管と反応容器6を結んでいる。さらにリターン回
路10はその途中に電磁弁11を備えている。
次にこの構成になるヒートポンプ式空気調和機の動作を
第1図、第2図及び第3図を用いて説明する。
暖房運転時は三方弁7、8はそれぞれ主回路13側へ切り
換えられており、電磁弁11は閉じた状態で、冷媒R−22
は圧縮機1、四方弁12、三方弁7、三方弁8、室内熱交
換器2、可変減圧機構3、室外熱交換器4、四方弁12を
順次流れ圧縮機1にもどる。この様子をモリエル線図上
で示したものが第2図である。この際、可変減圧機構3
は所定状態まで絞られた状態である。
図示しない除霜制御装置により着霜を検出すると、四方
弁12はそのままの状態で可変減圧機構3を全開状態とし
て暖房を続けながら除霜運転に入る。
除霜運転が開始すると同時に三方弁7,8がそれぞれバイ
パス回路9側へ切り替わり、圧縮機7を出た冷媒R−22
は四方弁12、三方弁7、反応容器6、三方弁8、室内熱
交換器2、可変減圧機構3、室外熱交換器4、四方弁12
を順次流れ圧縮機1へもどる回路を流れるようになる。
反応容器6内を冷媒R−22が流れる際、冷媒R−22の一
部が乾燥状態にあるシリカゲル5に吸着され、数十キロ
カロリーの反応熱を発生し冷媒R−22に与えられる。
この様子をモリエル線図上で示したものが第3図であ
る。第3図において、b−cの部分が吸着反応により冷
媒R−22の得たエンタルピーである。反応容器6を出た
冷媒R−22は室内熱交換器2でそのエンタルピーの一
部、第3図におけるc−dの部分を暖房エネルギーとし
て使用し、開いた状態の可変減圧機構3を経て、室外熱
交換器4へ至り、除霜の熱源としての残りのエンタルピ
ー、第5図におけるe−aの部分を使用する。
即ち、除霜運転中は室外熱交換器4に付着した霜を融解
するための熱源としてシリカゲル5とフレオン系冷媒R
−22の反応熱を利用することにより、室内熱交換器2に
流れる冷媒の温度を高く維持して暖房を連続できる。従
ってより良好な除霜特性が得られる。
次に図示しない除霜制御装置により除霜終了を検出する
と、可変減圧機構3は所定状態まで絞られ三方弁7,8は
それぞれ主回路13側へ切り替わり、又、電磁弁11を開い
て、反応容器6内でシリカゲル5から冷媒R−22が脱着
する再生過程が開始する。即ち、この再生過程は減圧を
利用するもので、反応容器6内は除霜運転中の高圧状態
から、低圧状態に変化する。するとそれまでシリカゲル
5に吸着されていた冷媒R−22はリターン回路10、電磁
弁11を経て、主回路13へもどる。この再生過程は十数分
で平衝に達し、再生は殆ど終了する。一定再生時間終了
後、あるいは運転終了時には電磁弁11を閉じて、シリカ
ゲル5は減圧乾燥された状態を維持するようにする。
暖房立ち上がり時についても、可変減圧機構3を所定の
絞り状態とする以外、上述した除霜時と同様であり、反
応熱を利用して立ち上がり時間を短縮するもので、説明
を省略する。
又、冷房運転は、三方弁7、8も主回路13側へ切り替
え、電磁弁11は閉じ、可変減圧機構3は所定状態まで絞
り、四方弁12を切り替えるだけで従来通りの冷房が行な
えるので、説明を省略する。
上記の実施例においては、三方弁7を四方弁12と室内熱
交換器2との間に、又三方弁8を三方弁7と室内熱交換
器2の間に設け、反応容器6を三方弁7,8を結ぶ配管と
並列に設けたが、三方弁7は圧縮機1出口と四方弁12の
間、又三方弁8は三方弁7と四方弁12の間に設け反応容
器6を三方弁7,8を結ぶ配管と並列に設けてもよい。
又、リターン回路10は、室内熱交換器2と四方弁12とを
結ぶ配管と反応容器6を結んでいたが、可変減圧機構3
と室外熱交換器4とを結ぶ配管と反応容器6を結んでも
よい。又、四方弁12と圧縮機1とを結ぶ配管と反応容器
6を結んでもよい。反応容器6と主回路13の低圧部を結
べばよい。
又、冷媒としてフロン系冷媒R−22を用いたが、この外
フロン系冷媒R−12、R−13B1等の冷媒でもよい。又吸
着剤としてシリカゲルを用いたが、ゼオライト(沸石)
や活性炭等でもよい。
発明の効果 以上のように、本発明は発熱・吸熱を伴う可逆反応を行
なう反応容器を、従来の冷凍サイクルに組み合わせ、主
回路の圧力差を効果的に利用することにより可逆反応の
再生過程を効率よく行うことが出来、除霜運転時及び暖
房起動時に主回路が十分な暖房能力を発生できない間、
化学反応により熱を発生させその熱により暖房能力を補
い、快適な暖房を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す冷凍サイクル図、第2
図は従来例のモリエル線図、第3図は本発明のモリエル
線図、第4図及び第5図はそれぞれ従来例を示す冷凍サ
イクル図である。 1……圧縮機、2……室内熱交換器、3……可変減圧機
構、4……室外熱交換器、5……吸着剤(シリカゲ
ル)、6……反応容器、7,8……三方弁、9……バイパ
ス回路、10……リターン回路、11……電磁弁、12……四
方弁、13……主回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 轟 恒彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−129657(JP,A) 特開 昭63−143468(JP,A) 特開 昭63−161369(JP,A) 特開 昭64−3467(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機、室内側熱交換器、減圧機構、室外
    側熱交換器を環状に接続して冷媒を循環させる主回路を
    構成し、前記冷媒と反応することにより可逆的な吸熱・
    発熱を示す吸着剤を充填した反応容器を前記圧縮機出口
    から前記室内側熱交換器までの配管の一部に並列に設
    け、更に、前記反応容器と前記主回路の低圧部を配管接
    続したヒートポンプ式空気調和機。
JP26440687A 1987-10-20 1987-10-20 ヒートポンプ式空気調和機 Expired - Fee Related JPH0749892B2 (ja)

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